ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3120 ゆっくり闇鍋
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『ゆっくり闇鍋』 12KB
いじめ 調理 野良ゆ 希少種 都会 現代 独自設定 21作目 もっと寒いうちに書くべきだったかも
いじめ 調理 野良ゆ 希少種 都会 現代 独自設定 21作目 もっと寒いうちに書くべきだったかも
狭い一室の中央で鍋がことことと煮えている。
部屋の中央に置かれた炬燵、そこに乗せられたガスコンロの上には土鍋が載せられ中の具が火にかけられていた。
その蓋を取ると閉じ込められていた水蒸気が広がり顔に当たる。それを振り払って中の具を確認する。
部屋の中央に置かれた炬燵、そこに乗せられたガスコンロの上には土鍋が載せられ中の具が火にかけられていた。
その蓋を取ると閉じ込められていた水蒸気が広がり顔に当たる。それを振り払って中の具を確認する。
「こんな物かな?」
菜ばしで鶏肉・白菜とひっくり返してみて概ね煮えているのを確認すると、私は手元の摘みを捻りガスコンロを切った。
鍋の準備は――どちらかと言うと水炊きだが――整い、後はお客を待つだけである。
後で追加する野菜やタレ類、食器などを確認する、その時炊飯器が炊き上がりのメロディを奏でた。飯の準備も出来たようだ。
鍋の準備は――どちらかと言うと水炊きだが――整い、後はお客を待つだけである。
後で追加する野菜やタレ類、食器などを確認する、その時炊飯器が炊き上がりのメロディを奏でた。飯の準備も出来たようだ。
「そうだ酒の確認もしてこないと!」
火の元を確認し玄関に向う、扉を開いてアパートから出ると冬の冷たい風が私を襲った。
室内着で外に出てしまったので、出来るだけ早く済まそうと扉を開けたままにして物置へ向う。
野良ゆっくりが心配だが、入り口は一段高くなっている、飛び上がるのは難しいだろう。
室内着で外に出てしまったので、出来るだけ早く済まそうと扉を開けたままにして物置へ向う。
野良ゆっくりが心配だが、入り口は一段高くなっている、飛び上がるのは難しいだろう。
私が今こんな事をしているのは、友人と私の家で飲みをする為である、時期的なものも有り鍋をする事になっていたので用意しておいたが、後は酒を持ってくるだけである。
物置に有るのは缶ビールだけだがそれ以外とつまみは友人が持ってきてくれることになっている。
小走りで物置に向かい冷たくなった扉を開くと、入って直ぐ左側に缶ビールが1ケース置かれている、それを両手に抱えて苦労して物置の扉を閉めると急いで家の扉を目指した。
物置に有るのは缶ビールだけだがそれ以外とつまみは友人が持ってきてくれることになっている。
小走りで物置に向かい冷たくなった扉を開くと、入って直ぐ左側に缶ビールが1ケース置かれている、それを両手に抱えて苦労して物置の扉を閉めると急いで家の扉を目指した。
「まったくあいつも妙な事考えるよな……」
友人の提案で、今日の飲みにでは最後にちょっとしたイベントをする事にしていた。
そのイベントそれは――闇鍋である。
闇鍋その言葉は聞いた事のある人が多いだろうが、実際にやってみた人は少ないのでは無いだろうか。
偶々雑談の中でその話になり、今日のやってみようという事になったのだ。
アパートに入り足で扉を閉める、ビールのケースを足元に置くと靴を脱いで上がる。
闇鍋、私も言葉は知っていたがやってみようと思ったのは今回が初めてである。
調べてみると闇鍋には複数の方法が有るらしい、よく行われるものの1つは鍋を黒くしてしまう方法、イカ墨などを使って黒い鍋の汁を作りそこに具を入れて煮て食べる方法である。
もう1つは部屋を暗くして鍋に具を入れて煮、暗闇の中で具を皿に取り明るくしてから食べる方法。
私達が今回行おうとしているのは後者の方である、私と友人でそれぞれ具を持ち寄り、部屋の中を暗くして鍋に入れて煮、箸で取った物は必ず食べるというルールで明かりをつけて食べる。
それが今回の闇鍋の趣旨である、その為の具も既に用意してあるのだ。もっとも闇鍋はあくまで飲みの余興、食べられないものに成る可能性も考慮して、つまみとしての鍋は予め用意してあるのでそれで残った汁とを使って闇鍋をする事になっている。
炬燵の所まで戻った私は、ビールケースを部屋の隅に置居てくる、外に置かれていたため時期もあって冷蔵庫要らずで冷たいそれから手を離し。
冷たくなった手を炬燵で温めようと座り込み、私はその目を失った。
そのイベントそれは――闇鍋である。
闇鍋その言葉は聞いた事のある人が多いだろうが、実際にやってみた人は少ないのでは無いだろうか。
偶々雑談の中でその話になり、今日のやってみようという事になったのだ。
アパートに入り足で扉を閉める、ビールのケースを足元に置くと靴を脱いで上がる。
闇鍋、私も言葉は知っていたがやってみようと思ったのは今回が初めてである。
調べてみると闇鍋には複数の方法が有るらしい、よく行われるものの1つは鍋を黒くしてしまう方法、イカ墨などを使って黒い鍋の汁を作りそこに具を入れて煮て食べる方法である。
もう1つは部屋を暗くして鍋に具を入れて煮、暗闇の中で具を皿に取り明るくしてから食べる方法。
私達が今回行おうとしているのは後者の方である、私と友人でそれぞれ具を持ち寄り、部屋の中を暗くして鍋に入れて煮、箸で取った物は必ず食べるというルールで明かりをつけて食べる。
それが今回の闇鍋の趣旨である、その為の具も既に用意してあるのだ。もっとも闇鍋はあくまで飲みの余興、食べられないものに成る可能性も考慮して、つまみとしての鍋は予め用意してあるのでそれで残った汁とを使って闇鍋をする事になっている。
炬燵の所まで戻った私は、ビールケースを部屋の隅に置居てくる、外に置かれていたため時期もあって冷蔵庫要らずで冷たいそれから手を離し。
冷たくなった手を炬燵で温めようと座り込み、私はその目を失った。
友人が来るのに先んじて予め用意して煮て置いた筈の水炊き。それが少し目を離した隙に闇鍋へと姿を変えていたのだ。
外に出る前は鶏肉と葱、白菜が踊っていたはずの鍋は深い闇に包まれている。
おかしい、先に水炊きを食べてから闇鍋をするはずだったのに。そもそも今回やろうとしていた闇鍋は鍋が闇になるタイプではなく、部屋を暗くしてするタイプである。
外に出る前は鶏肉と葱、白菜が踊っていたはずの鍋は深い闇に包まれている。
おかしい、先に水炊きを食べてから闇鍋をするはずだったのに。そもそも今回やろうとしていた闇鍋は鍋が闇になるタイプではなく、部屋を暗くしてするタイプである。
「違う何だこりゃ!」
よく見ると鍋の中だけでは無い、鍋の上空までこんもりとまるで黒いドームが有るかのように闇に包まれている。
置いてあった菜ばしを手に取り恐る恐るつついて見る。
置いてあった菜ばしを手に取り恐る恐るつついて見る。
「……ナノダ……!」
ん、菜ばしで押すと闇が少し動く、押した感触は柔らかく何やらモゾモゾと蠢いている。
「なんなのだ~やめるのだ~!」
喋った!更に押すとぐるぐると動き出した闇が何と言葉を発したのだ。
ゆっくりと浮かび上がる闇――いや黒い球体というべきだろうか。
思わず炬燵から飛び出し菜ばしを構える、辺りを見回し何か武器になるものは無いかと探すが包丁は台所だし有るのはこれと皿と調味料くらいだ。
ゆっくりと浮かび上がる闇――いや黒い球体というべきだろうか。
思わず炬燵から飛び出し菜ばしを構える、辺りを見回し何か武器になるものは無いかと探すが包丁は台所だし有るのはこれと皿と調味料くらいだ。
「ん~なんなのだ~!」
闇の球体は鍋の上空30センチくらいに浮遊しくるくるとその場で回転している。
「お、お前……何だ!」
菜ばしを突きつけて叫ぶ、それに答える事無く回転していたそれはしばらくするとこちらに気が付いたかのように移動を開始した。
遅い、まるで風船でも漂ってくるかの様だが明らかにこちらに向ってくる。襲われる、手にした菜ばしも忘れて思わず逃げる。
遅い、まるで風船でも漂ってくるかの様だが明らかにこちらに向ってくる。襲われる、手にした菜ばしも忘れて思わず逃げる。
「こっちなのか~!」
ふわふわとこちらに向ってきた闇の球体はそのまま直進し。
「あうっ!」
べちんと部屋の壁にぶつかった。
ぼとんと地面に落ちたそれを、私は思わず落ちていた週刊誌で叩いてしまった。
ぼとんと地面に落ちたそれを、私は思わず落ちていた週刊誌で叩いてしまった。
「あうぅ~!」
その言葉を最後に静かになる、恐る恐る週刊誌を退けてみる。
「ゆっくり?」
そこには、金髪の生首――では無く見たことの無い金髪のゆっくりが目の中に渦巻きを浮かべて倒れていた。
「それでお腹が空いてどうしようも無かったと?」
「そうなのだ~♪」
「そうなのだ~♪」
あの後気絶していたゆっくりを叩き起こした私は、そのゆっくり――るーみあと言うらしい――を尋問していた。
話を聞くとるーみあはお腹を空かせてこの辺りを彷徨っていたらしく、美味しそうな匂いする場所を見つけて入り込んだらしい。
先ほど缶ビールを取りに行って扉を開けていた間に入られた事はまず間違いない。そして置いてあった御飯を食べていたとか。
話を聞くとるーみあはお腹を空かせてこの辺りを彷徨っていたらしく、美味しそうな匂いする場所を見つけて入り込んだらしい。
先ほど缶ビールを取りに行って扉を開けていた間に入られた事はまず間違いない。そして置いてあった御飯を食べていたとか。
「おいしかったのだ~♪」
ご機嫌そうにふよふよと浮き上がるるーみあを押さえ炬燵の上を見る、その被害は甚大だ追加用に用意しておいた白菜が全滅、最初に見たとき入っていたように煮ておいた水炊きが全て食べられていた。
それを確認してるーみあを睨む、しかしご機嫌そうな笑顔を返されてしまった。
しかしこれで残っているのは酒と飯だけである、後から来る友人がつまみと酒の追加を持ってくるがつまみの内容は乾き物だろう。
これで残る料理は闇鍋だけになってしまった、しかし闇鍋は――こいつを入れてやろうか、上機嫌なるーみあを掴みそんな事を考える。
それを確認してるーみあを睨む、しかしご機嫌そうな笑顔を返されてしまった。
しかしこれで残っているのは酒と飯だけである、後から来る友人がつまみと酒の追加を持ってくるがつまみの内容は乾き物だろう。
これで残る料理は闇鍋だけになってしまった、しかし闇鍋は――こいつを入れてやろうか、上機嫌なるーみあを掴みそんな事を考える。
「はなすのだ~!」
そう言って闇を纏おうとするが、左右に振ってやるとそれも霧散する。
「うわ~!」
その時玄関のドアが叩かれる、友人がやってきたようだ。
思わず掴んだるーみあを見るが、とりあえず立ち上がって何も入っていない天袋に叩き込み扉を閉めておいた。
思わず掴んだるーみあを見るが、とりあえず立ち上がって何も入っていない天袋に叩き込み扉を閉めておいた。
「それでゆっくりに鍋食われたって、笑えるなぁ!」
やってきた友人に鍋の顛末を話して第一声がそれだった。
笑えるでは無い、これで残っている食べ物はつまみとご飯だけである。
笑えるでは無い、これで残っている食べ物はつまみとご飯だけである。
「別に酒とつまみは有るんだろ?良いじゃんあとで闇鍋だけやろうぜ!」
「ちゃんと具は用意したぜ、お前も用意しただろうな!?」
「ちゃんと具は用意したぜ、お前も用意しただろうな!?」
確かにちゃんとした鍋は無くなってしまったが闇鍋だけなら簡単に出来るし、飲みの余興として闇鍋の具は用意して置いた。
しかし、食べ物が無いという話になったところで闇鍋が食べ物に入らないとは、自分もだがあいつも一体何を持ってきたのだろう。
とりあえずなべに簡単な出汁を張っておく、粉末出汁と昆布だが置いておけば暫くしてそれなりになるし醤油の味付けは万能だ。
しかし、食べ物が無いという話になったところで闇鍋が食べ物に入らないとは、自分もだがあいつも一体何を持ってきたのだろう。
とりあえずなべに簡単な出汁を張っておく、粉末出汁と昆布だが置いておけば暫くしてそれなりになるし醤油の味付けは万能だ。
「じゃあさっさと飲もうぜ、乾杯!」
こうして飲みが始まった、缶ビールを空けながら最近の愚痴などを言っていると早くもつまみは無くなってしまう。
「ほらほらじゃあ闇鍋やろうぜ!」
酔いも回ったし下らない事をやるのには丁度良いタイミングか、鍋も出汁も良い感じだ。
友人は炬燵の奥に置いたリュックサックから何やら袋を取り出している。
私も台所の隅に置いておいたコンビニ袋を取ってきた、既に静かになっている。
友人は炬燵の奥に置いたリュックサックから何やら袋を取り出している。
私も台所の隅に置いておいたコンビニ袋を取ってきた、既に静かになっている。
鍋の蓋を開けると、湯気が部屋の中に拡散する。一応醤油を入れて味を整え炬燵の上を簡単に片付けた。
「それじゃ良いか?」
既に顔を赤くした友人は顔をぶんぶんと振っている。
部屋の電気を消すと、暗闇の中カセットコンロの弱火から漏れる光がほのかに炬燵の辺りを照らしている。
部屋の電気を消すと、暗闇の中カセットコンロの弱火から漏れる光がほのかに炬燵の辺りを照らしている。
「えーとじゃあ具を入れれば良いのか?」
「そうだと思うけど……」
「そうだと思うけど……」
私だって始めての挑戦だ、暗闇の中少し戸惑ってしまう。
「じゃあ入れるぞ!」
ごそごそと友人が動き、手を鍋の上にかざす。
「ゆぴぃ~やめちぇねぇ!あちゅいのはゆっきゅりできにゃいよ!」
甲高い悲鳴と水音がし、私と友人の間に沈黙が訪れた。
「ほら、お前も入れろよ!」
私も袋からそれをつかみ出し鍋に放り込む。
「ゆぅ!お、おかあしゃーんたすけちぇえ!ゆびぃあちゅいあちゅいよぉ!」
「ゆぎなんなにょ!はにゃれてねまりちゃはにげりゅんだよ!」
「いびぃ!」
「ゆぎなんなにょ!はにゃれてねまりちゃはにげりゅんだよ!」
「いびぃ!」
投下した具が友人の投下した具とぶつかっているらしい、友人が新しい具を投下する。
「やめなさいこんなのとかいはじゃないわ!あ、あついぃ!このえすてはあつすぎるわぁ!」
「いやぁ、やめてぇ、あついおみずさんのながはいやぁ!ごぼごぼ……」
「いやぁ、やめてぇ、あついおみずさんのながはいやぁ!ごぼごぼ……」
一回り大きな具なのか鍋の中でばしゃばしゃいっている、とりあえず菜ばしで押さえておいた。
こちらも大きな具を投下する。あ、目が覚めていたのか逃げ出そうとする、強く握って鍋に落とし込む。
こちらも大きな具を投下する。あ、目が覚めていたのか逃げ出そうとする、強く握って鍋に落とし込む。
「にぎゃ、あ、あじゅいわがらないよー!」
「やめてちぇえ、ふみゃないで~!」
「やめてちぇえ、ふみゃないで~!」
びしゃびしゃと汁が飛んでいる、生きの良い具のようだこれも菜ばしで汁に押し込む。
「にゃごやめるぼるぅぶぐぶぐ……」
全ての具が入れられた様だ蓋をして火を中火にしてやる。
「なぁお前の持ってきた具って……」
「お前こそ……」
「お前こそ……」
私と友人の間に暗闇と沈黙が横たわった。
「にょごぎゃい!ぴぃ!うぎゃ!だしぇ!」
散々煩かった鍋だが暫く中火で煮込んでやると静かになった、火が通った様だ蓋を開けてやる。
手元にはお玉と取り皿既に用意してある。一つを渡して、
手元にはお玉と取り皿既に用意してある。一つを渡して、
「じゃあ良いな?交互に一掬いづつ取り皿に取って、取った物は必ず食べる!」
ルールを確認する。そしてお玉を渡すが
「な、なぁこれ食えるのかな……ウケ狙いであれ持ってきたんだけど……」
それはこっちも同じ気持ちだ……一応食べ物であるはずだし、生(なま)ものだが火を通したので加熱殺菌されているはずだ。
「なんか食え無そうないやな予感がするんだけど……」
「そうなのか~♪」
「そうなのか~♪」
この期に及んで怖気づく、ここまで用意させて言いだしっぺがこれとは!ん、なんかどこかで聞いた声が?
急いで部屋の電気を付けると、鍋の中には闇が広がっていた、いや違うこれは!
急いで部屋の電気を付けると、鍋の中には闇が広がっていた、いや違うこれは!
「るーみあ、またお前か!」
鍋に広がる闇を掴んで持ち上げると、鍋の中は半分くらいに成っていた。しかし、煮崩れたあれの残骸とか……薄茶色の汁が相まって非常に気持ち悪い……食べなくて良かった。
「こいつ!どうやって出てきた!」
「むぐ、むぐおいしいのだ~!」
「むぐ、むぐおいしいのだ~!」
暗闇の中でむっしゃらむっしゃら咀嚼していると思しきるーみあを怒鳴りつける。天袋を見ると……しまった家の天袋は引き戸だった。どうやら暫くしてから出てきたらしい。
「えーとそいつか鍋食ったゆっくりって?」
不思議そうな顔で指差す友人、私はるーみあを炬燵の上に置いて苦々しくも頷いた。
「ははっ、しかしこいつ希少種なんだぜ、運良かったんじゃないか?」
あの後、まだ友人が持って居たつまみで日本酒を痛飲すると少しはむしゃくしゃした物は収まった。
闇鍋の残りはまだ食欲を残していたるーみあがぺろりと平らげたため、私たちの口に入る事は無かったのが幸いだ。
酒が回った為機嫌が良くなり、ふよふよと浮いているるーみあも気にならなくなった、今ではつまみ代わりに話の種になっている。
闇鍋の残りはまだ食欲を残していたるーみあがぺろりと平らげたため、私たちの口に入る事は無かったのが幸いだ。
酒が回った為機嫌が良くなり、ふよふよと浮いているるーみあも気にならなくなった、今ではつまみ代わりに話の種になっている。
「そうなのか、こいつそんなに良いゆっくりなのか?」
「おぉ、希少種って言って野良には中々居ないな?買ったら結構高いんじゃ無いか?」
「そうなのか~?」
「お前も知らないのかよ!」
「おぉ、希少種って言って野良には中々居ないな?買ったら結構高いんじゃ無いか?」
「そうなのか~?」
「お前も知らないのかよ!」
突っ込みを入れると闇を纏ったるーみあが近づいてくる、置いてあったチーズ鱈を差し出してやると手に闇が近づいてくるどうもこの状態では良く見えないのか苦労してそれを口に入れた、手の周りを飛ばれるとくすぐったい。
「懐かれてるじゃないか、飼ってやったらどうだ!」
かなり酔いの回った友人が冗談交じりに言ってくる。
私もかなり酔いが回ったのか既にかなり眠い、るーみあは食べ終わったのか顔の横でふよふよと動いている。
そいつを突付いてやる、
私もかなり酔いが回ったのか既にかなり眠い、るーみあは食べ終わったのか顔の横でふよふよと動いている。
そいつを突付いてやる、
「ん~別にいいけどな~!」
その後も散々飲み、この日の飲みは中々楽しかった。
「おにいさん、そのてにもっているのはあまあまなのぜ?まりさによこすのぜ!」
「ゆふふあまあまはれいむがもらってあげるよ!」
「ゆふふあまあまはれいむがもらってあげるよ!」
帰り道で野良ゆっくりに絡まれた、こういう直接的に喧嘩売ってくる野良は最近珍しい。
「お前ら家来るか?」
その言葉に野良2匹は大喜びで騒ぎ出すがとりあえず煩いので纏めてビニール袋に入れる。
しばらく喚いていたが、なら捨てるぞと脅すと静かになった。
しばらく喚いていたが、なら捨てるぞと脅すと静かになった。
「ぐふふ、これでまりさもかいゆっくりなのぜ!」
「まりさ、あまあまいっぱいたべようね!」
「まりさ、あまあまいっぱいたべようね!」
何やら気持ち悪い笑い方をしているが重いので急いで家に帰る。
アパートの扉を開けると、汚れた室内が眼に入った。早く掃除しないとな、あの闇鍋をやった飲み会で荒らした後掃除はしたが完全に綺麗にはなっていない。
あの闇鍋を食ったるーみあだが酔って眠ってしまい、翌日朝目を覚ますと居なくなっていた。
アパートの扉を開けると、汚れた室内が眼に入った。早く掃除しないとな、あの闇鍋をやった飲み会で荒らした後掃除はしたが完全に綺麗にはなっていない。
あの闇鍋を食ったるーみあだが酔って眠ってしまい、翌日朝目を覚ますと居なくなっていた。
「ここがまりさたちのゆっくりプレイスなのぜ、まあそれなりーなのぜ!」
「まりさぁれいむはみえないよ、おにいさんはやくだしてね!」
「まりさぁれいむはみえないよ、おにいさんはやくだしてね!」
袋の中の野良2匹がうるさい、縦に2匹入れたのに下のれいむも元気だ。
買ってきたものを台所に置くと早速部屋の隅のダンボールに向う、
買ってきたものを台所に置くと早速部屋の隅のダンボールに向う、
「ほらここに入りな!」
「ゆぶっ、らんぼうなのぜ!まあゆるしてやるのぜ!」
「ゆぷぅ、おもかったよ……まあまあなおうちだね、でもくらいよ!」
「「ここをまりさ(れいむ)のゆっくりぷれいすにするよ!」」
「そうなのか~?」
「ゆぶっ、らんぼうなのぜ!まあゆるしてやるのぜ!」
「ゆぷぅ、おもかったよ……まあまあなおうちだね、でもくらいよ!」
「「ここをまりさ(れいむ)のゆっくりぷれいすにするよ!」」
「そうなのか~?」
ダンボールに野良2匹を入れると早速お家宣言を始めた、ダンボールの中が暗くなっていた事に疑問は感じなかったのだろうか。
訂正しよう、あのるーみあだが翌日の朝目を覚ますと居なくなっていた、しかしその夜夕食を摂ろうとしたら現れたのだ。
どうやら我が家の天袋で眠っていたらしい、追い出そうとすると「でも、かってくれくれるといっていたのだ~♪」と返された。
……言った気もする。お馬鹿っぽい言動の癖に記憶力は有るらしい。
こうしてるーみあは、なし崩し的に我が家に住み始めた。普段は部屋の隅に作ったダンボールの巣に住んでいるが、昼間など私の居ないときは天袋に潜んでいる事も有るようだ。
飼い始めてからネットで調べたのだが、一応捕食種のゆっくりらしい、普段は食事の余りなどをあげているが野良ゆっくりをあげたら美味そうに食べていた。
どうやら我が家の天袋で眠っていたらしい、追い出そうとすると「でも、かってくれくれるといっていたのだ~♪」と返された。
……言った気もする。お馬鹿っぽい言動の癖に記憶力は有るらしい。
こうしてるーみあは、なし崩し的に我が家に住み始めた。普段は部屋の隅に作ったダンボールの巣に住んでいるが、昼間など私の居ないときは天袋に潜んでいる事も有るようだ。
飼い始めてからネットで調べたのだが、一応捕食種のゆっくりらしい、普段は食事の余りなどをあげているが野良ゆっくりをあげたら美味そうに食べていた。
「ゆがっ、なんなのぜ?いだぁやめるのぜいだいのぜ!」
「まりさぁ!どうなってるのぉ、くらくてなんにもみえないよお!」
「うまいのだ~♪」
「まりさぁ!どうなってるのぉ、くらくてなんにもみえないよお!」
「うまいのだ~♪」
るーみあの食事は順調な様だ、でもきっと夕食は普通に食べるんだろうな。
ダンボールの中で暗闇が蠢くのを見て、私は今夜の献立を考え始めた。
ダンボールの中で暗闇が蠢くのを見て、私は今夜の献立を考え始めた。
公民あき
後書き
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こんな話を書いてますけど、闇鍋を実際にやった事はありません。
皆さんはどうでしょうか?
タグをいじめにするか愛でにするか悩みました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こんな話を書いてますけど、闇鍋を実際にやった事はありません。
皆さんはどうでしょうか?
タグをいじめにするか愛でにするか悩みました。