ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3205 春
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ankoss
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『春』 1KB
小ネタ はっるでっすよー
小ネタ はっるでっすよー
長らく山を覆っていた雪が融け、草花が咲き誇り、命があたりに溢れる。
緑を覆い隠す雪はまだいくらか残っているものの、それもすぐに雪融け水となり山を流れる川の一部となるだろう。
山の生き物たちも暖かさに目を覚まし、我慢できぬと言わんばかりに巣穴を突き破り、久方ぶりの日光を浴びている。
春である。
一遍の疑いもなく、春である。
重要なことなのでもう一度、春である。
緑を覆い隠す雪はまだいくらか残っているものの、それもすぐに雪融け水となり山を流れる川の一部となるだろう。
山の生き物たちも暖かさに目を覚まし、我慢できぬと言わんばかりに巣穴を突き破り、久方ぶりの日光を浴びている。
春である。
一遍の疑いもなく、春である。
重要なことなのでもう一度、春である。
「はるですよー」
ゆっくりりりーほわいとの一団が編隊を組んで飛びながら春を告げている。
やはり春である。
ゆっくりりりーほわいとの一団が編隊を組んで飛びながら春を告げている。
やはり春である。
しかし、とてつもなく重要な何かが足りない。
春である以上なくてはならない何かが足りない。
春である以上なくてはならない何かが足りない。
「なんで一匹もいないんだよぉぉぉ!!!」
ハイキングに来たと思われるモヒカン頭の男性も、何かが足りないことに気がついているようだ。
ハイキングに来たと思われるモヒカン頭の男性も、何かが足りないことに気がついているようだ。
やわらかそうな草原にも、日光がよく当たる温かな石の上にも、彼らはいなかった。
彼らがいなければ何も始まらない。
しかし彼らが現れることがないまま無情にも時は過ぎ、太陽が山の天辺にまで昇りきってしまった。
彼らがいなければ何も始まらない。
しかし彼らが現れることがないまま無情にも時は過ぎ、太陽が山の天辺にまで昇りきってしまった。
モヒカン頭が大きなため息をついて背負っていた火炎放射器を名残惜しそうに撫でたその時、彼らが現れた。
「ゆっくりしていってね!」
体の半分ほどもある大きさのリボン、ちょうど握って振り回して千切って遊ぶことができそうなもみ上げ。
ゆっくりれいむである。
すぐそばの木の洞から飛び出してきたのだろうか、虫食いだらけの落ち葉が数枚、くすんだ黒髪に張り付いている。
白玉そのものである目は春の日光を受けて輝き、口元も温かさに緩んでいる。
体の半分ほどもある大きさのリボン、ちょうど握って振り回して千切って遊ぶことができそうなもみ上げ。
ゆっくりれいむである。
すぐそばの木の洞から飛び出してきたのだろうか、虫食いだらけの落ち葉が数枚、くすんだ黒髪に張り付いている。
白玉そのものである目は春の日光を受けて輝き、口元も温かさに緩んでいる。
その緩んだ口がさらに緩み、間の抜けた声で、
「ゆゆっ!にんげんさんゆっくりしていっt」
「ゆっくりし過ぎなんだよこの自立行動型饅頭が!汚物は消毒だぁ!」
「ゆゆっ!にんげんさんゆっくりしていっt」
「ゆっくりし過ぎなんだよこの自立行動型饅頭が!汚物は消毒だぁ!」
のどかな春にそぐわない、耳を劈く饅頭の絶叫と、火炎放射器の轟音が野山に響き渡る。
後にはただ、春一番の風の音と鳥のさえずりが聞こえるだけであった。
後にはただ、春一番の風の音と鳥のさえずりが聞こえるだけであった。
彼らがいなければ春は始まらないが、彼らはなぜか春に多く殺される。
不思議なものである。
不思議なものである。
ステキあき
anko3116 美味しいピザ饅
anko3069 死んで花実が咲くものか
anko2931 ゲスって何?
anko3174 さとりん可愛いよさとりん
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