ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3214 れいむとけいっやく!
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『れいむとけいっやく!』 7KB
パロディ 日常模様 野良ゆ 現代 本当にゆっくりと向き合えますか?
パロディ 日常模様 野良ゆ 現代 本当にゆっくりと向き合えますか?
「にんげんさん!れいむとけいっやくしてね!いますぐでいいよ!!」
道を歩いていれば何処からか聞こえてくるゆっくりの『鳴き声』。
それが既に日常化している昨今では、誰もその声に反応する人はいない。
でも、少し珍しい『鳴き声』に僕はおもわず足を止めてしまった。
それが既に日常化している昨今では、誰もその声に反応する人はいない。
でも、少し珍しい『鳴き声』に僕はおもわず足を止めてしまった。
「やあ、れいむ。ゆっくりしていってね?」
「ゆ?にんげんさん、ゆっくりしていってね!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり。ところでれいむ、君が言っていた契約って何の事?」
「ゆ?にんげんさん、ゆっくりしていってね!!」
「はいはい、ゆっくりゆっくり。ところでれいむ、君が言っていた契約って何の事?」
僕が足を止めた理由、それはれいむの契約という言葉だった。
普通の野良であれば、『かいゆっくりにしてくださぃいいいーっ!』ってのが常套句なんだけど、このれいむは違った。
普通とは違う、知性ある言葉を用いた。それが僕の興味を惹いたのだ。
普通の野良であれば、『かいゆっくりにしてくださぃいいいーっ!』ってのが常套句なんだけど、このれいむは違った。
普通とは違う、知性ある言葉を用いた。それが僕の興味を惹いたのだ。
「ゆふん!にんげんさんはけいっやくのいみもしらないの?れいむみたいにちゃんとべんっきょうしないとだめだよ!」
「教える気がないなら、帰ってもいいんだけど?」
「ゆゆっ!?じょーくだよ!?れいむなりのおちゃめなじょーくだから、どこかにいかないでね!」
「教える気がないなら、帰ってもいいんだけど?」
「ゆゆっ!?じょーくだよ!?れいむなりのおちゃめなじょーくだから、どこかにいかないでね!」
契約を求める相手に偉く高圧的な態度をとるれいむに僕の足が動きかけた。所詮は路上で変わったパフォーマンスに目がいく程度の興味なのだ。
慌てて弁解するれいむだったけど、言葉と一緒にバチンッ!と投げ掛けられた下手糞なウィンクにはどう応えたものだろう。
とりあえず、話しを促してみるとしよう。
慌てて弁解するれいむだったけど、言葉と一緒にバチンッ!と投げ掛けられた下手糞なウィンクにはどう応えたものだろう。
とりあえず、話しを促してみるとしよう。
「しかたないね、にんげんさんにもわかるようにせつめいしてあげるよ!れいむのけいっやく、それはね……」
「れいむをにんげんさんのかいゆっくりにするっていうものだよ!!」
…………あー、何だ。
「ただのテンプレ鳴き声か。期待して損した……」
「ゆっふっふ。にんげんさん、はやとちりさんはやめてね」
「ゆっふっふ。にんげんさん、はやとちりさんはやめてね」
軽く落胆していると、野良れいむが何やら言っている。
まだ何か用なのだろうか?
まだ何か用なのだろうか?
「早とちりって?言っとくけど、君を飼う気なんて無いよ?」
「それがはやとちりさんなんだよ。れいむをかいゆっくりにするかどうかは、れいむのはなしをさいごまできいてからにしてね!」
「それがはやとちりさんなんだよ。れいむをかいゆっくりにするかどうかは、れいむのはなしをさいごまできいてからにしてね!」
少し驚いた。大抵のゆっくりは断られると喚き出すと言うのに。
僕はもう少しだけ、野良れいむの話を聞いてみる気になった。
僕はもう少しだけ、野良れいむの話を聞いてみる気になった。
「分かった、聞かせてくれ」
「ゆふっ、はなしのわかるにんげんさんだね!だからとくべつにはなしてあげるね!
れいむたちのらゆっくりは、みんなかいゆっくりにあこがれてるよ。
だからまいにちにんげんさんにかいゆっくりにしてもらえるように、おうたをうたったり、こえをかけたりしてがんばってるんだよ」
「ゆふっ、はなしのわかるにんげんさんだね!だからとくべつにはなしてあげるね!
れいむたちのらゆっくりは、みんなかいゆっくりにあこがれてるよ。
だからまいにちにんげんさんにかいゆっくりにしてもらえるように、おうたをうたったり、こえをかけたりしてがんばってるんだよ」
それは誰でも知っている。ついでにその頑張りのせいで命を捨てていることもね。
「でも、ほとんどのゆっくりがせいっこうしなかったよ……。
しゅんっそくのまりさも、とかいはありすも、けんじゃなぱちゅりーも、だれもかいゆっくりにはなれなかったよ……。
れいむはどうやったらかいゆっくりになれるか、たくっさんかんがえたよ。
そうしたら、れいむのずのうが、うるとらすーぱーでらっくすなかんがえにいたったんだよ!」
「ふーん。で、その考えって?」
「ゆふん!のらゆっくりはみんな、じぶんのゆっくりしかかんがえていなかったからかいゆっくりになれなかったんだよ!
だいじなのは、かいぬしのにんげんさんがゆっくりをかってゆっくりできるかっていうこと!つまり……、」
しゅんっそくのまりさも、とかいはありすも、けんじゃなぱちゅりーも、だれもかいゆっくりにはなれなかったよ……。
れいむはどうやったらかいゆっくりになれるか、たくっさんかんがえたよ。
そうしたら、れいむのずのうが、うるとらすーぱーでらっくすなかんがえにいたったんだよ!」
「ふーん。で、その考えって?」
「ゆふん!のらゆっくりはみんな、じぶんのゆっくりしかかんがえていなかったからかいゆっくりになれなかったんだよ!
だいじなのは、かいぬしのにんげんさんがゆっくりをかってゆっくりできるかっていうこと!つまり……、」
野良れいむは溜めを作りそのまま、
「ゆっくりがにんげんさんをゆっくりさせてあげれば、のらゆっくりはみんなかいゆっくりになれるんだよ!!」
自信満々の顔でそう言い切った。
僕はさっきよりも驚いていた。この野良れいむが言っていること、あながち間違いではない。
人々が野良ゆっくりを飼おうとしないのは衛生的な理由などもあるが、大概がゲスで、碌な目に遭わないからだ。
野良を飼う位なら、ゆっくりショップで金を払ってバッヂ付きを飼うと言う人がほとんどだろう。
しかし、もし野良が本当に人間をゆっくりさせるのなら?野良ゆっくりの状況は少なからず変わるはずだ。
僕はさっきよりも驚いていた。この野良れいむが言っていること、あながち間違いではない。
人々が野良ゆっくりを飼おうとしないのは衛生的な理由などもあるが、大概がゲスで、碌な目に遭わないからだ。
野良を飼う位なら、ゆっくりショップで金を払ってバッヂ付きを飼うと言う人がほとんどだろう。
しかし、もし野良が本当に人間をゆっくりさせるのなら?野良ゆっくりの状況は少なからず変わるはずだ。
まさかそこに野良、それもれいむが気付くとは思わなかった。
そんな僕の驚きの表情を見た野良れいむは、まるで鬼の首を取ったかのような顔と声で続ける。
そんな僕の驚きの表情を見た野良れいむは、まるで鬼の首を取ったかのような顔と声で続ける。
「れいむはもちろんゆっくりできるとうれしいよ!
でも、にんげんさんもいっしょにゆっくりしてくれればもっとうれしいよ!
それはとってもゆっくりできるなって、れいむはおもったんだよ!」
でも、にんげんさんもいっしょにゆっくりしてくれればもっとうれしいよ!
それはとってもゆっくりできるなって、れいむはおもったんだよ!」
本当にそう思っている顔で僕に告げる野良れいむ。
そして、次に言うであろう言葉が僕は何となく予想が着いた。
そして、次に言うであろう言葉が僕は何となく予想が着いた。
「だから、にんげんさんはれいむとけいっやくしてね!」
飼いゆっくりにする代わりに、僕をゆっくりさせる、か。
それは確かに普通の野良の物乞いのようなものとは違う。互いの利害を考えた上での提案、正に契約と行って差し支えないだろう。
だがしかし、ゆっくりに出来ることなんてたかが知れている。ましてや野良ゆっくりだ、僕が本当にゆっくりした思いになれるかも怪しい。
だから僕はれいむに言ってやるのだった。
それは確かに普通の野良の物乞いのようなものとは違う。互いの利害を考えた上での提案、正に契約と行って差し支えないだろう。
だがしかし、ゆっくりに出来ることなんてたかが知れている。ましてや野良ゆっくりだ、僕が本当にゆっくりした思いになれるかも怪しい。
だから僕はれいむに言ってやるのだった。
「いいよ、れいむ。僕と契約しよう」
「……ゆぅっ!?」
「……ゆぅっ!?」
まさか本当に僕が契約するとは思っていなかったんだろう、思わずといった感じに驚く野良もとい僕の飼いれいむ。
あの野良ゆっくりが人間に対等な条件を求めてきているのだ。面白いじゃないか、僕は乗るね。
あの野良ゆっくりが人間に対等な条件を求めてきているのだ。面白いじゃないか、僕は乗るね。
「に、にんげんさん。ほんとうにれいむと、けいっやくしてくれるの……?」
「あれだけ自信ありげに契約を迫った奴の言う台詞か?何度でも言うよ。僕は、れいむと、契約するよ」
「あれだけ自信ありげに契約を迫った奴の言う台詞か?何度でも言うよ。僕は、れいむと、契約するよ」
しっかりはっきりとれいむに言ってあげた。すると、れいむは身体を小刻みに揺らし始め、
「や、やったよぉおおおーっ!!れいむ、かいゆっくりになったんだよぉおおおおぉおおおおっ!!」
一気に喜びを爆発させた。うん、ウザい。
「最初に言っとくけど、僕の言う事はしっかり聞いて守るように」
「まっかせてね!れいむはかいっ!ゆっ!くりっ!だからね!おにいさんのいいつけはじゅんっしゅするよ!!」
「まっかせてね!れいむはかいっ!ゆっ!くりっ!だからね!おにいさんのいいつけはじゅんっしゅするよ!!」
そう力強く返事するれいむだけど、おそらく幸せの波に飲まれてすぐに忘れるだろう。僕も端から期待していない。
「かいゆっくりになったからには、れいむのいだいなけいっかく!をじっこうしなきゃね!
おいしいあまあまをおなかいっぱいむーしゃむーしゃして、ふわっふわくっしょんさんですーやすーやして、びゆっくりまりさとおちびちゃんをたくっさんつくるんだよ!
ゆーん!れいむ、しあわせすぎてごめんねぇえええーっ!かいゆっくりでごめんねぇええええぇえええええーっ!!」
おいしいあまあまをおなかいっぱいむーしゃむーしゃして、ふわっふわくっしょんさんですーやすーやして、びゆっくりまりさとおちびちゃんをたくっさんつくるんだよ!
ゆーん!れいむ、しあわせすぎてごめんねぇえええーっ!かいゆっくりでごめんねぇええええぇえええええーっ!!」
口から妄想が駄々漏れなれいむ。多分もうこいつの餡子脳の中には自分がゆっくりすることしかないんだろうなあ。
それだけ分かっているのにどうしてこのれいむを拾ったかって疑問に思う人もいるだろう。
れいむは既にゲス化の兆候もあって、僕をゆっくりさせることなんて万に一つもありえないだろうしね。
それだけ分かっているのにどうしてこのれいむを拾ったかって疑問に思う人もいるだろう。
れいむは既にゲス化の兆候もあって、僕をゆっくりさせることなんて万に一つもありえないだろうしね。
「おいおい、れいむ。僕もちゃんとゆっくりさせてくれよ?」
「わかってるよ!れいむはかいゆっくりだからね!けいっやくはしっかりまもるよ!」
「わかってるよ!れいむはかいゆっくりだからね!けいっやくはしっかりまもるよ!」
簡単なことだ。
れいむが僕をゆっくりさせてくれないのなら、れいむが僕をゆっくりさせるような状況を作ってしまえばいいんだ。
契約は絶対。もし破ろうとするのなら、ちょっとぐらい強硬な手段に出て抑止しても構わないはずだ。
れいむが僕をゆっくりさせてくれないのなら、れいむが僕をゆっくりさせるような状況を作ってしまえばいいんだ。
契約は絶対。もし破ろうとするのなら、ちょっとぐらい強硬な手段に出て抑止しても構わないはずだ。
「ゆ~ゆ~♪れいむはかいゆっくりっさ~♪」
さて、れいむ。今の君に後悔なんて、あるわけないよね?
れいむと僕の邂逅からちょうど一月が経った。れいむは望み通り、飼いゆっくり生活を満喫している。
『自分や他のゆっくりのうんうんを』お腹一杯食べ、
『小さな棘がびっしりと敷かれた』クッションに包まれながら眠り、
『れいぱーありすとの間に』たくさんの子供をつくる毎日を送っている。
でも、全然ゆっくりはしていない。
『自分や他のゆっくりのうんうんを』お腹一杯食べ、
『小さな棘がびっしりと敷かれた』クッションに包まれながら眠り、
『れいぱーありすとの間に』たくさんの子供をつくる毎日を送っている。
でも、全然ゆっくりはしていない。
僕はというと、
嗚咽を漏らしながら食事をするれいむに癒され、
声を上げながらころころとクッションの上を転げ回るれいむに和み、
涙を流しながら子供をつくり続けるれいむの母性(笑)に感動する毎日を送っている。
僕は確かにれいむにゆっくりさせられている。
嗚咽を漏らしながら食事をするれいむに癒され、
声を上げながらころころとクッションの上を転げ回るれいむに和み、
涙を流しながら子供をつくり続けるれいむの母性(笑)に感動する毎日を送っている。
僕は確かにれいむにゆっくりさせられている。
僕とれいむのゆっくりの間には、明らかに差が生じていた。
でも、僕とれいむの間で飼わされた契約には何の矛盾も違反も起きてはいない。
ただ、れいむは知らなかったんだ。
契約というものが決して対等に行われるものではないという事を……。
でも、僕とれいむの間で飼わされた契約には何の矛盾も違反も起きてはいない。
ただ、れいむは知らなかったんだ。
契約というものが決して対等に行われるものではないという事を……。
「ごんなのぜっだいおがじいよぉおおおおぉおおおおおっ!!!!」
ゆっくりって、ほんとバカ。
後書き
安易な契約は身を滅ぼします。現実には助けてくれるほむほむはいません、ご注意を。
さて、前回はパロネタが意外に好評だったので、即興でもう一つパロ作品をあげました。
ただ単に他に書いてた物が行き詰まったから、という理由もありますが……。
某魔法少女たちと野良ゆっくり、果たしてどちらがマシな境遇でしょうかね?
今回も駄文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
安易な契約は身を滅ぼします。現実には助けてくれるほむほむはいません、ご注意を。
さて、前回はパロネタが意外に好評だったので、即興でもう一つパロ作品をあげました。
ただ単に他に書いてた物が行き詰まったから、という理由もありますが……。
某魔法少女たちと野良ゆっくり、果たしてどちらがマシな境遇でしょうかね?
今回も駄文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
書いた物
anko3049 賢いのは……
anko3065 まりさのお家
anko3092 田舎に帰ってゲスと戯れてみた 前編
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anko3176 ゆっくりもこけーね
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