ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3230 裏目
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ankoss
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『裏目』 11KB
いじめ 現代 5作目
いじめ 現代 5作目
早朝の駅前の少し寂れた商店通りに一人の人間がややおぼつかない歩きかたをしていた。
「ちょっと飲みすぎたかなー、なんだか気分悪いわー……」
どうやら夜のお仕事からの帰りのようである。
始発の電車で自宅から最寄りの駅に降り、家路に着こうとしている。
茶髪の長髪に、ピンクのワンピースという派手な格好に香水とアルコールの匂いが
早朝の爽やかな空気とは対照的に映っていた。
始発の電車で自宅から最寄りの駅に降り、家路に着こうとしている。
茶髪の長髪に、ピンクのワンピースという派手な格好に香水とアルコールの匂いが
早朝の爽やかな空気とは対照的に映っていた。
「おねえさん!」
「ん?」
「ん?」
そんな空気をさらに混ぜっかえすように、開店前のシャッターが立ち並ぶ店側から声が聞こえた。
声のした方へと頭を下げると小奇麗な身なりをした黒帽子の生首がいた。
声のした方へと頭を下げると小奇麗な身なりをした黒帽子の生首がいた。
「おねえさん、だいじょうぶなのぜ? なんだかとってもふーらふーらしてるよー?」
「あー、これがゆっくりって奴ね、うん大丈夫よ、えーっと……」
「あー、これがゆっくりって奴ね、うん大丈夫よ、えーっと……」
この人間は仕事の時間帯の都合上、活動時間の夜前から早朝にかけては、外でゆっくりを見るのはほとんどなかった。
ましてや直接話したことは皆無であり、ゆっくりの知識はやや乏しいものであった。
ましてや直接話したことは皆無であり、ゆっくりの知識はやや乏しいものであった。
「まりさはまりさなのぜ! ゆっくりしていってね!」
「ああそう、まりさって言ったわね、ゆっくりしてねー」
「ああそう、まりさって言ったわね、ゆっくりしてねー」
まりさの目つきが一瞬値踏みをするかのような目に変わり、またすぐ無垢な笑顔を向けて言った。
「おねえさんがげんきなら まりさもげんきになるのぜ! きれーなおねえさんはげんきがいちっばん!なのぜ!」
「もー、お饅頭の癖に生意気な口聞くわねー、それにあたしもうお姉さんなんて歳じゃないわよー」
「もー、お饅頭の癖に生意気な口聞くわねー、それにあたしもうお姉さんなんて歳じゃないわよー」
人間は悪態を着くが笑いながら言うその様子はまんざらでもないようだ。
まりさの目つきは期待から確信したものに変わり、さらに続けた。
まりさの目つきは期待から確信したものに変わり、さらに続けた。
「おねえさん! まりさをかいゆっくりにしてほしいのぜ!」
「えー、野良をー?」
「えー、野良をー?」
この人間はゆっくりの知識は乏しいが、野良ゆっくりにおいての環境被害は全く知らない訳では無かった。
近年いつの間にか現れた謎の生物であるゆっくり。
現在も生態において謎は多いままだが、食料やペットなどとして人々に受け入れられている。
だが同時に町の至る所に野良ゆっくりがおり、景観を損ねたり、野生ゆっくりに農作物を荒らされるなど問題も多かった。
特にそういった問題が表面化してきた最近では、メディアはこぞって野良、野生ゆっくりによる問題を煽るように取り上げており、人々の野良ゆっくりに対する印象はよいものではなかった。
現在も生態において謎は多いままだが、食料やペットなどとして人々に受け入れられている。
だが同時に町の至る所に野良ゆっくりがおり、景観を損ねたり、野生ゆっくりに農作物を荒らされるなど問題も多かった。
特にそういった問題が表面化してきた最近では、メディアはこぞって野良、野生ゆっくりによる問題を煽るように取り上げており、人々の野良ゆっくりに対する印象はよいものではなかった。
この人間も仕事上、話題のネタとしてニュースで取り上げられる程度のことは知識として取っていた。
「おねがいなのぜ! おといれもきめられたところでするし、いうこともしっかりきくのぜ!」
「うーん、どうしよー、可愛いけど生き物を飼うってやっぱ面倒よねー」
「うーん、どうしよー、可愛いけど生き物を飼うってやっぱ面倒よねー」
この人間が見聞きした野良ゆっくりの知識は実体験に基づくものでなく、あくまでメディアによるものである。
TVで見た人の植えた植物、農作物を食い荒らし、人に暴言を吐くゆっくりと、目の前のこちらに笑みを向ける野良まりさとは結びつけられなかった。
TVで見た人の植えた植物、農作物を食い荒らし、人に暴言を吐くゆっくりと、目の前のこちらに笑みを向ける野良まりさとは結びつけられなかった。
「めんどうはかけないのぜ! がんばっておねえさんをゆっくりさせるよ!」
「やーん! もーちょーかわいー! いいわ、飼ってあげちゃう!」
「やーん! もーちょーかわいー! いいわ、飼ってあげちゃう!」
なので引っかかってしまった。いともあっさりと。
(ゆっへっへっへ! ちょろいもんなのぜー!)
なので見抜けなかった。このまりさが狡猾なゲスだと。
このまりさはゲスであり、ゆっくり基準ではそれなりに狡猾だった。
この大きい道(人間で言う大通り)にはたくさんの人が集まり、それに比例して
野良、捨てゆっくりが集まり、やれご飯を寄こせ、やれ飼ってくれ、と騒ぎたてるのだ。
このまりさはそうしたゆっくりを隠れて見てきており、一つの結論を出した。
ご飯をもらえ飼ってもらえたりするゆっくりには、それなりに法則がある、と。
この大きい道(人間で言う大通り)にはたくさんの人が集まり、それに比例して
野良、捨てゆっくりが集まり、やれご飯を寄こせ、やれ飼ってくれ、と騒ぎたてるのだ。
このまりさはそうしたゆっくりを隠れて見てきており、一つの結論を出した。
ご飯をもらえ飼ってもらえたりするゆっくりには、それなりに法則がある、と。
まず人間相手に挑発、暴言を吐いたりするゆっくり、これは論外である。
大体は無視されて、たまに道行く人に喧嘩を売って潰される。
そうでなくても、しばらくしたら加工所の人間を呼ばれて処分されるのでどうしようもない。
なのでこのまりさは自分のゲスな言葉遣いを矯正した。
長年染み付いた「だぜ、のぜ言葉」は消えなかったが、人間相手に意外とウケがいいことを知ってあえて直すことはやめている。
大体は無視されて、たまに道行く人に喧嘩を売って潰される。
そうでなくても、しばらくしたら加工所の人間を呼ばれて処分されるのでどうしようもない。
なのでこのまりさは自分のゲスな言葉遣いを矯正した。
長年染み付いた「だぜ、のぜ言葉」は消えなかったが、人間相手に意外とウケがいいことを知ってあえて直すことはやめている。
次に汚れたゆっくり、これも駄目である。
これは通りがかりの人に足などで潰される危険性が大幅に減るが、施しを受けてもらえたゆっくりもほぼいなかった。
それに汚い分、臭いがただようせいか、悪臭被害で加工所か保健所に通報されて処分される、
なのでまりさは普段から自分の体を丹念に綺麗にした。
人間に頼みこむ時にはゴミ捨て場から見つけた石鹸を使い、駅前にある小さい噴水施設で体を洗ってきているのだ。
これは通りがかりの人に足などで潰される危険性が大幅に減るが、施しを受けてもらえたゆっくりもほぼいなかった。
それに汚い分、臭いがただようせいか、悪臭被害で加工所か保健所に通報されて処分される、
なのでまりさは普段から自分の体を丹念に綺麗にした。
人間に頼みこむ時にはゴミ捨て場から見つけた石鹸を使い、駅前にある小さい噴水施設で体を洗ってきているのだ。
その次は、人の多い時間帯を避けた。
人が多い分、飼ってくれる人に巡り合える確率は多くなるようにも見えたが、その分危険も大きくなる。
それに前述したような、喧嘩を売るゆっくり、汚いゆっくりが往来に出てくるので、その巻き添えで駆除されたのではたまったものではない。
なのでまりさは早朝以外の時間帯は飼いゆっくりにしてもらうように頼み込むことを避けることにした。
ジョギングや朝帰りをしている人に声をかけ、いい返事が出なくとも粘らずに出勤ラッシュまでには帰るように心掛けている。
人が多い分、飼ってくれる人に巡り合える確率は多くなるようにも見えたが、その分危険も大きくなる。
それに前述したような、喧嘩を売るゆっくり、汚いゆっくりが往来に出てくるので、その巻き添えで駆除されたのではたまったものではない。
なのでまりさは早朝以外の時間帯は飼いゆっくりにしてもらうように頼み込むことを避けることにした。
ジョギングや朝帰りをしている人に声をかけ、いい返事が出なくとも粘らずに出勤ラッシュまでには帰るように心掛けている。
最後に頼み込む時は人間の女性相手を選ぶことにした。
まりさは長年観察して野良ゆっくりに施しを与えたりしてくれる人間は女性が多かったと結論づけた。
少なくとも潰そうとしてくる野蛮な輩は、圧倒的に男だったので殺されるリスクは減る。
なのでまりさは、なるべく人間の女性相手に声をかけるようにした。
実際に、モヒカンに肩パッドをした男性に声をかけるのをやめて隠れていたら、その男はたまたま通りがかったれいむを往来で虐待しはじめ、まりさはこの法則に確信を深めたのであった。
まりさは長年観察して野良ゆっくりに施しを与えたりしてくれる人間は女性が多かったと結論づけた。
少なくとも潰そうとしてくる野蛮な輩は、圧倒的に男だったので殺されるリスクは減る。
なのでまりさは、なるべく人間の女性相手に声をかけるようにした。
実際に、モヒカンに肩パッドをした男性に声をかけるのをやめて隠れていたら、その男はたまたま通りがかったれいむを往来で虐待しはじめ、まりさはこの法則に確信を深めたのであった。
実際は、それだけ準備をしても人は野良ゆっくりに遭遇した場合、大半は無視され、運が悪ければ潰されるのが普通である。
だがまりさはこの人間が好意を持って挨拶を返してくれたことに対し、今までにない好感触を感じ、飼ってくれとお願いしたら実際に成功したのだ。
調子にのりやすいゆっくりがこの事実に図にのらないわけがないのである。
だがまりさはこの人間が好意を持って挨拶を返してくれたことに対し、今までにない好感触を感じ、飼ってくれとお願いしたら実際に成功したのだ。
調子にのりやすいゆっくりがこの事実に図にのらないわけがないのである。
(ゆっへっへっへ! まりささまのかんっぺき!なさくせんで このよのすべてのあまあまと びゆっくりはまりささまのものなのぜ!)
まりさの思考はエスカレートしていく。
そもそもゆっくり出来ない人間ごときが、ゆっくりしたあまあまとお家を独占しているなんておかしいのだ。
力づくで奪いとってやってもいいが、いちいち労力を割くのも面倒である。
このゆっくり出来ない人間は、まりさの可愛さで魅了して骨抜きにしたところで奴隷にしてやるのだ。
そうして着々と奴隷を増やし、ゆくゆくは王様になりたくさんのあまあまと美ゆっくりに囲まれて暮らすのだ。
そもそもゆっくり出来ない人間ごときが、ゆっくりしたあまあまとお家を独占しているなんておかしいのだ。
力づくで奪いとってやってもいいが、いちいち労力を割くのも面倒である。
このゆっくり出来ない人間は、まりさの可愛さで魅了して骨抜きにしたところで奴隷にしてやるのだ。
そうして着々と奴隷を増やし、ゆくゆくは王様になりたくさんのあまあまと美ゆっくりに囲まれて暮らすのだ。
饅頭の都合のいい作戦などこんなものである。
そんなまりさの妄想は、目の前の人間が自分を持ち上げたことにより中断された。
そんなまりさの妄想は、目の前の人間が自分を持ち上げたことにより中断された。
「ゆゆっ、なにするのぜ?」
「いや、可愛いから頬ずりしちゃおーと思って」
「まりさのかわいさにめろめろなんだね! ゆっくりすーりすーりしていってね!」
「もー!ちょー可愛いー!」
「いや、可愛いから頬ずりしちゃおーと思って」
「まりさのかわいさにめろめろなんだね! ゆっくりすーりすーりしていってね!」
「もー!ちょー可愛いー!」
そのまま手に持ってるまりさを自分の顔に抱き寄せる。
そしてまりさは異変に気付いた。
そしてまりさは異変に気付いた。
「ゆ? なんだかチクチクするのz――」
「すーりすーり」
「ゆぎぃぃぃぃぃぃ!?」
「すーりすーり」
「ゆぎぃぃぃぃぃぃ!?」
女が頬ずりをした途端、まりさに激痛が襲う。
「すーりすーり」
「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃやべろぉぉぉぉぉぉ!!」
「すーりすーり」
「ゆぎょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「すーりすーり」
「やべでぐだざいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃやべろぉぉぉぉぉぉ!!」
「すーりすーり」
「ゆぎょおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「すーりすーり」
「やべでぐだざいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
ブチッ
「あら、もう生えてきちゃったのね、お仕事の前には剃ってきたのにー」
「どぼじでまりさの もぢはだほっぺさんがら あんこさんもれてるのぜぇぇぇぇ?!」
「どぼじでまりさの もぢはだほっぺさんがら あんこさんもれてるのぜぇぇぇぇ?!」
まりさの皮は悲鳴のBGMと共に大根おろしの要領で削られ、
その際に小気味よい音と共にまりさの饅頭皮が破けた。
その際に小気味よい音と共にまりさの饅頭皮が破けた。
「あー、なんだか頭振ったら余計気分悪くなったわー……」
「なんでなのぜぇぇぇぇ!? なんでじじいが ばばあのおかざりをつけているのぉぉぉぉ!!?」
「なんでなのぜぇぇぇぇ!? なんでじじいが ばばあのおかざりをつけているのぉぉぉぉ!!?」
ゆっくりの人間の判定基準の第一はお飾りである。まりさはこのお姉さん?のワンピースを見て女性と判断していたのだ。
「うぷっ、えー、ババアなんて言わないでようぷっ、あたしお姉さんなんて呼ばれたの超久しぶりでうぷっ」
「ごのぐぞじじばばあぁぁぁ! どぼじでぐれるのぜぇぇ!! しゃざいとあまあまをよーきゅーする――」
「あ、ごめんもう限界、ごめもうちょおげろろろろろろろろ」
「ゆばぼぼばぼぼぼぼばばぼぼぼ!!」
「ごのぐぞじじばばあぁぁぁ! どぼじでぐれるのぜぇぇ!! しゃざいとあまあまをよーきゅーする――」
「あ、ごめんもう限界、ごめもうちょおげろろろろろろろろ」
「ゆばぼぼばぼぼぼぼばばぼぼぼ!!」
吐瀉物をマウストゥマウスで直接流し込まれた。
「あーすっきりしたー、それにしてもゆっくりってやわねー、やっぱガサツな私じゃ飼えないわー」
「ぼぼびべぼぶばぼぼびぶぼー(どぼじでぞんなごどいうのー)!!?」
「ぼぼびべぼぶばぼぼびぶぼー(どぼじでぞんなごどいうのー)!!?」
出すものを出してすっきりとした様子のお姉さん?、
それに対してまりさは口と傷口を指でつまむように抑えられ、叫び、吐き出したくて苦しんでいる。
それに対してまりさは口と傷口を指でつまむように抑えられ、叫び、吐き出したくて苦しんでいる。
「えーっと、どうしようかしらこれ」
「びゅべ! ぶぼびびばばばー!!」
「あ、ゆっくりって何でも餡子に消化するんでしょ? えいっえいやっ」
「ゆべっ! ばぼっ!? ぶぶび!!」
「びゅべ! ぶぼびびばばばー!!」
「あ、ゆっくりって何でも餡子に消化するんでしょ? えいっえいやっ」
「ゆべっ! ばぼっ!? ぶぶび!!」
ブンブンとまりさの頭を吐瀉物の消化をうながすように振った。
吐瀉物と餡子で往来を汚さないようにまりさの口と傷口を抑えて。
そのせいで、まりさは気持ちの悪さで吐き出したい、でも吐けない、吐けずに余計気持ち悪くなる
と、負のスパイラルに陥り、苦悶の表情を色濃くしていく。
吐瀉物と餡子で往来を汚さないようにまりさの口と傷口を抑えて。
そのせいで、まりさは気持ちの悪さで吐き出したい、でも吐けない、吐けずに余計気持ち悪くなる
と、負のスパイラルに陥り、苦悶の表情を色濃くしていく。
「もういいかしら、はい地面に置くわよー」
「ゆげえええ、とってもきもぢわるいのぜぇぇぇ……」
「ゆげえええ、とってもきもぢわるいのぜぇぇぇ……」
数分後、口に含ませたのが人間の消化途中の物であったためか、まりさの餡子変換は割とすぐ終わった。
「じゃあもう行くわね、ってかよく考えたらウチのアパート、ペット禁止だったわー、ごめんねー! ばいばーい」
「ええええぇ! それはないのぜええぇぇ!? まりさをおいでぐなぁぁぁぁぁぁぁぁ!! このくそじじばばぁぁぁぁぁぁ!」
「ええええぇ! それはないのぜええぇぇ!? まりさをおいでぐなぁぁぁぁぁぁぁぁ!! このくそじじばばぁぁぁぁぁぁ!」
気分爽快になったお姉さん?はまりさはその場に残し、そのまま家路へと戻っていく。
「このくそじじばばぁぁああああ! おばえのぜいでばでぃざのかんっぺき!なけいかくがむちゃくちゃなのぜぇぇぇぇ!!」
そのまま歩き続けていたお姉さん?がピタリと止まり、声を少し張り上げないと聞こえない距離で、最後にまりさの方に振りかえり
「じゃあねまりさちゃん! 強くたくましく生き残ってね! あたしもこんなナリだけど精一杯頑張って生きてるからー!!」
と大声で言い残しその場を後にした。
「まづのぜぇぇぇぇ! までぇぇぇぇ! まっでぐだざいぃぃぃぃぃぃ! おねがいじまずぅぅぅぅ!! うごぐとあんこさんもれてうごげないんでずぅぅぅぅぅぅ!!」
まりさは偽お姉さんの姿が消えても助けを叫び続けるのであった。
既にまりさは己にとってとても理不尽な致命傷を負ったことにより、かんっぺき!な作戦など既に頭から消えていた。
その時ガララとシャッターの上がる音があがった。
既にまりさは己にとってとても理不尽な致命傷を負ったことにより、かんっぺき!な作戦など既に頭から消えていた。
その時ガララとシャッターの上がる音があがった。
「ちっ、うるせえと思ったらやっぱり野良か、誰かが痛めつけて俺の店に放置しやがったなクソが……」
「くそにんげん! まりさをかいゆっくりにするのぜ! そしたらこのけがをなおすのぜ!!」
「何が飼いゆっくりだ、害ゆっくりのゴミ饅頭のクセしてよ」
「までぃざはごみじゃな――おそらをとんでるみたい!」
「うし、ナイッシュー、さて店の前の掃除を始めねえとな」
「くそにんげん! まりさをかいゆっくりにするのぜ! そしたらこのけがをなおすのぜ!!」
「何が飼いゆっくりだ、害ゆっくりのゴミ饅頭のクセしてよ」
「までぃざはごみじゃな――おそらをとんでるみたい!」
「うし、ナイッシュー、さて店の前の掃除を始めねえとな」
まりさは自分の店のシャッターを開けに来た主人に、近くに置いてあるゴミ箱へと投げ捨てられた。
「なんで、なんでごんなごどにぃぃ……」
ゴミ箱に投げ捨てられてから数十分後、まりさはまだ生きていた。
とはいってもゴミ箱に体を強く打ちつけ、傷口が広がって先程より餡子が漏れだしている。
もはや動くことも大声をあげることも出来ず、このまりさの命運は尽きたといえた。
とはいってもゴミ箱に体を強く打ちつけ、傷口が広がって先程より餡子が漏れだしている。
もはや動くことも大声をあげることも出来ず、このまりさの命運は尽きたといえた。
「ど……ぢで」
薄れゆく意識の中で疑問がぐるぐると回っては霧散していく。
どうして
なぜこんなことになったのか
こんなのはぜったいにおかしい
かんっぺきなさくせんであったはずだ
なぜこんなことになったのか
こんなのはぜったいにおかしい
かんっぺきなさくせんであったはずだ
まりさはいくら考えても答えが出すことはできなかった。
完璧な作戦かどうかはともかく、このまりさはそれなりに安全策を取っていた(本当の安全策はそもそも人に関わらないことだが)
だが今回に限って、まりさの行動は全て裏目に出た。
だが今回に限って、まりさの行動は全て裏目に出た。
人間に媚びた口調で喋らなければ、お姉さん?の体調の悪さもあいまって無視されるだけですんだかもしれない。
自分の体を洗って綺麗にしてなければ、すーりすーりなどされなかったかもしれない。
そもそも早朝に行かなければ、お姉さん?に遭遇しなかったかもしれない。
それでも道を歩く人間を女性がどうか判断できていれば話しかけるのを見おくったたかもしれない。
ただ、同種でさえ飾りで判断するような饅頭に、性別の違いが(ゆっくり式に言えば)お飾りで隠れている人間を判断しろというのは酷かもしれないが。
自分の体を洗って綺麗にしてなければ、すーりすーりなどされなかったかもしれない。
そもそも早朝に行かなければ、お姉さん?に遭遇しなかったかもしれない。
それでも道を歩く人間を女性がどうか判断できていれば話しかけるのを見おくったたかもしれない。
ただ、同種でさえ飾りで判断するような饅頭に、性別の違いが(ゆっくり式に言えば)お飾りで隠れている人間を判断しろというのは酷かもしれないが。
まあ、いくつものたらればを繰り返し、野良なりにどれほど最善を尽くしても潰され、駆除されるのが野良ゆっくりである。
この野良まりさの死因は珍しいが、野良が理不尽に死ぬこと自体は珍しくも何ともないのだ。
この野良まりさの死因は珍しいが、野良が理不尽に死ぬこと自体は珍しくも何ともないのだ。
「もっと、ゆっく……た……」
朝、町が動き出す時間、お姉さん?が寝床はついた頃にはゴミ箱に捨てられたまりさのか細い断末魔があがった。
おわり
anko1413 なりっすまし
anko1492 行楽日和
anko3097 悲劇的ビフォーアフター
anko3124 悲劇的ビフォーアフター2
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挿絵: