ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3528 悪いのは誰?
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ankoss
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『悪いのは誰?』 21KB
制裁 自業自得 妊娠 家族崩壊 赤ゆ ゲス 現代 20作品目。とうとうここまで来れました。
制裁 自業自得 妊娠 家族崩壊 赤ゆ ゲス 現代 20作品目。とうとうここまで来れました。
注意書きです。
1 一部のゆっくりがあまり酷い目に遭いません。
2 制裁分が若干薄めです。
2 制裁分が若干薄めです。
それでもOKという方のみ、どうぞ。
(しゅ~や……、しゅ~や……)
……そこは薄暗く、大人の人間の握り拳程の大きさの、巣穴のような場所。
……いや、巣穴と言うよりは、肉のような柔らかい壁に囲まれたと言うべきか。
そんなよく分からない穴の中で、一匹の赤れいむがすやすやと眠っていた。
ちなみに、赤れいむの周囲には、誰もいなかった。
(ゆ……)
すると、先程まで眠っていた赤れいむが目覚めた。
それと同時に、赤れいむの周りの肉の壁が、ウネウネと動き始めた。
肉の壁は徐々に狭まり、やがて穴の大きさはピンポン玉サイズの赤れいむと同じ位になった。
……そして、赤れいむの背後の肉の壁が、赤れいむを押すかのようにグイグイと動き出した。
(ゆ……!)
赤れいむの視線の先にある肉の壁には、先程までは無かった、何かを押しこむ為の小さな穴が開いていた。
それを見て、赤れいむは確信した。
……いや、巣穴と言うよりは、肉のような柔らかい壁に囲まれたと言うべきか。
そんなよく分からない穴の中で、一匹の赤れいむがすやすやと眠っていた。
ちなみに、赤れいむの周囲には、誰もいなかった。
(ゆ……)
すると、先程まで眠っていた赤れいむが目覚めた。
それと同時に、赤れいむの周りの肉の壁が、ウネウネと動き始めた。
肉の壁は徐々に狭まり、やがて穴の大きさはピンポン玉サイズの赤れいむと同じ位になった。
……そして、赤れいむの背後の肉の壁が、赤れいむを押すかのようにグイグイと動き出した。
(ゆ……!)
赤れいむの視線の先にある肉の壁には、先程までは無かった、何かを押しこむ為の小さな穴が開いていた。
それを見て、赤れいむは確信した。
(れいみゅ、ゆっくちうみゃれるよ……!)
……そう、この赤れいむがいた場所というのは、母親のゆっくりの腹の中だった。
赤れいむは胎生にんっしんっにより母親のゆっくりの腹の中に宿ったのだ。
最初はただの餡子だったが、ゆっくりと時間をかけ、赤ゆっくりの形となり、お下げや髪飾りを形成し、赤れいむへと成長した。
赤れいむが自我を持って目覚めたという事は、産まれる時が来たという合図だ。
赤れいむは背後の肉の壁に押され、目の前の小さな穴……、産道へと入った。
今度は背後の肉の壁の代わりに、産道がウネウネと動き出し、赤れいむを前へ前へと運んで行った。
……赤れいむの視線の先には、とても小さな光が見えていた。
その小さな光の場所が、産道の出口で、そこから赤れいむは外の世界へと出る事になる。
(れいみゅ、ゆっくちうみゃれたら、おとーしゃんとおきゃーしゃんにあいしゃつしゅるよ……)
赤れいむは産道を進んでいる間、そんな事を考えていた。
(おいちいたべもにょ、いっぱいむ~ちゃむ~ちゃしゅるよ……)
自分の知らない、外の世界。
(しょしたら、しゅきなだけ、しゅ~やしゅ~やしゅるよ……)
夢と希望に満ち溢れた、外の世界。
(おきゃーしゃんにおうたをおちえてもらっちぇ、いっぱいうちゃうよ……)
赤れいむはその世界に夢を膨らませる。
(しょして……、おおきくなっちゃら、まっちろなしゅぃーにのっちゃ、まりちゃがむかえにきちぇくれりゅよ……)
自分の幸せなゆん生を確信して。
……そう考えているうちに、赤れいむは産道の出口付近へ到達していた。
外からは、先程の小さな光とは比べ物にならない位、眩しい光が差し込んでいた。
その光を目の当たりにしている赤れいむの目は、輝いていた。
赤れいむは胎生にんっしんっにより母親のゆっくりの腹の中に宿ったのだ。
最初はただの餡子だったが、ゆっくりと時間をかけ、赤ゆっくりの形となり、お下げや髪飾りを形成し、赤れいむへと成長した。
赤れいむが自我を持って目覚めたという事は、産まれる時が来たという合図だ。
赤れいむは背後の肉の壁に押され、目の前の小さな穴……、産道へと入った。
今度は背後の肉の壁の代わりに、産道がウネウネと動き出し、赤れいむを前へ前へと運んで行った。
……赤れいむの視線の先には、とても小さな光が見えていた。
その小さな光の場所が、産道の出口で、そこから赤れいむは外の世界へと出る事になる。
(れいみゅ、ゆっくちうみゃれたら、おとーしゃんとおきゃーしゃんにあいしゃつしゅるよ……)
赤れいむは産道を進んでいる間、そんな事を考えていた。
(おいちいたべもにょ、いっぱいむ~ちゃむ~ちゃしゅるよ……)
自分の知らない、外の世界。
(しょしたら、しゅきなだけ、しゅ~やしゅ~やしゅるよ……)
夢と希望に満ち溢れた、外の世界。
(おきゃーしゃんにおうたをおちえてもらっちぇ、いっぱいうちゃうよ……)
赤れいむはその世界に夢を膨らませる。
(しょして……、おおきくなっちゃら、まっちろなしゅぃーにのっちゃ、まりちゃがむかえにきちぇくれりゅよ……)
自分の幸せなゆん生を確信して。
……そう考えているうちに、赤れいむは産道の出口付近へ到達していた。
外からは、先程の小さな光とは比べ物にならない位、眩しい光が差し込んでいた。
その光を目の当たりにしている赤れいむの目は、輝いていた。
(れいみゅ、ゆっくちうみゃれるよ……!)
夢と希望を抱き、赤れいむは産道から顔を覗かせ、外の世界への第一歩を踏み出した。
……数分前。
「……で?もう一回聞くけど、ここは誰の家だっけ?」
「ごべんなざいぃぃぃぃっ!!ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!」
「「「ごべんなじゃいぃぃぃぃっ!!」」」
……そこは、とある街中の、とある一軒家。
その一軒家の台所には、両手が餡子で染まっている二十歳位の青年と、薄汚い、腹部が膨れたゆっくりれいむと、三匹の子れいむがいた。
青年の足元には、顔面がひしゃげ、ピクリとも動かない、れいむ達と同じように薄汚い、ゆっくりまりさが倒れていた。
そして近くには何故か、錆びて先端が欠けているアイスピックが転がっている。
今現在、青年はニコリと笑いながら、れいむ達にそう尋ね、れいむ達は顔を涙でグジャグジャにしながら泣き叫び、命乞いをしていた。
「ここはお前らの家なんだっけ?俺が買い物から帰ってきたら、台所にいたお前らが俺にそう言ったんだよな?」
「「「「ごべんなざいぃぃぃぃっ!!」」」」
「で、俺がそれは違うって言ったら、そこに転がっているまりさが、帽子からそのアイスピックを取り出して、飛び掛かって来たんだよなぁ」
「「「「ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!」」」」
……このゆっくり達は街の野良ゆっくりで、今から三十分位前に、この青年の家の窓ガラスを石で割って、家の中へ侵入した。
誰もいない事を確認し、家族全員で高らかにお家宣言をしようとした時に、青年が帰ってきた。
……その結果が、これである。
「まぁ、それは別に良い。結局当たらなかったし。……俺がイラついてる理由は、別なんだよ」
「「「「じゃあなんなのおぉぉぉぉっ!?」」」」
「お前ら、後ろで『まりさ、頑張れー!』とか『お父さん、さっさとその糞ジジイを殺してね!』とか言ったよな?自分は何もしないでさ」
「「「「ゆうぅぅぅぅっ!?」」」」
「そんで、まりさがやられると、全員我先にと逃げ出そうとするし、捕まったらこうやって命乞いしてるし。……俺さぁ、れいむ種のそんな所がテラ嫌いなんだよ。殺意すら感じる」
青年はそう言うと、右手の骨をボキボキと鳴らし始めた。
「強いものに巻かれろ精神で、他のゆっくりに寄生してるような一生送って、そのくせやたらと役立たず呼ばわりしている、お前らみたいなでいぶを見ると、すげぇ殺したくなってくんのよ」
「お……、おねがいじまずうぅぅぅっ!!ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!でいぶには、とってもかわいいおぢびぢゃんがいるんでずうぅぅぅぅっ!!」
「いやだあぁぁぁぁっ!!れいむ、こんなにかわいいのに、しにたくないよおぉぉぉぉっ!!」
「おかーさんやおねーちゃんたちはころしていいから、れいむだけはたすけてねえぇぇぇぇっ!?」
「どぼぢでそんなごどいうのおぉぉぉぉっ!?」
青年に殺意を向けられたれいむ達の反応は、命乞いをしたり、家族を売ったりと様々だった。
「俺、まりさも嫌いだけど、れいむは生理的に嫌いなんだ。だから許す気は無いなぁ」
「ゆ……、ゆるじで……、ひっ!?ひぎいぃぃぃぃっ!?」
「「「ゆっ!?」」」
「あん?」
青年に許しを乞おうとしていた母れいむが、突然奇声を発した。
……見ると、母れいむの産道が、ミチミチと音を立てて徐々に広がっていた。
「何だ、産気づいたのかお前。丁度良いや、ガキ共々……」
青年は拳を上げたが、途中で少し考え込み、何故か振り上げた拳をスッと下ろした。
「そうだなぁ……。ガキに罪は無いからなぁ……。よし、お前ら、今から簡単な賭けをしようか」
「ぎぃ……、か、かけ……!?」
「いやなに、簡単だ、今から産まれてくるお前のガキによって、これから俺がやる事を決めるんだよ」
「「「ゆっ……!?」」」
「場合によっては、無罪放免で外に出してやるぞ?」
「や、やったよ……!れ、れいむ、たすかるんだね……!」
「ゆわ~い!やったー!」
「やっぱりかわいいれいむはたすかるんだね!」
「おかーさん、おねーちゃん、さっきいったこと、とりけしてくれるよね!」
れいむ達は自分が助かる可能性が出てきた事に心底喜んでいた。
「まず、『良い』赤まりさが産まれたら、全員飾り没収で外に出してやる」
「「「「ゆっ!?」」」」
青年の口から飾り没収という言葉が出てきた事に、れいむ達は驚きを隠せなかった。
「何だその目は。命と飾り、どっちが大事だ?」
「「「「い、いのち、です……」」」」
……まぁ、納得出来なくとも、それに同意しなければ即刻殺されるだけなのだが。
「次に、『悪い』赤まりさが出てきたら、全員ハゲ饅頭にして、外に出してやる」
「「「「ゆうぅぅぅぅっ!?」」」」
「あっそ、それが嫌なら今ここで「「「「それでいいですうぅぅぅぅっ!!」」」」そっか、良かった良かった」
青年はわざとらしく言いながら、言葉を続けた。
「そして、『良い』赤れいむが産まれたら、全員ハゲ饅頭にして、どちらか片方の目玉をくり抜いて、舌を抜いて、適当にボコボコにしてから外に出してやる」
「「「「……」」」」
れいむ達はもはや、言葉が出なかった。
……が、当然これで終わりではない。
「最後に、『悪い』赤れいむが産まれたら……。あぁ、これはもう言う必要も無いな」
「「「「……」」」」
青年が何を言おうとしているのか、既にれいむ達には分かっていた。
もし、産まれてくる娘(妹)が、自分と同じれいむ種だったら。
もし、それが自分達とは違って、性格の悪いれいむだとしたら。
もし、糞人間がそのれいむを『悪いれいむ』と決めつけたら。
……れいむ達がが考えている事は、全く同じだった。
「ゆ……、ぎ、ぎぃ……!う、うばれるぅ……!!」
「「「ゆっ!?」」」
……そして、母れいむの産道がさらに大きく広がり、中から一匹のふてぶてしい笑顔の赤ゆが顔を覗かせた。
その赤ゆは……。
「ごべんなざいぃぃぃぃっ!!ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!」
「「「ごべんなじゃいぃぃぃぃっ!!」」」
……そこは、とある街中の、とある一軒家。
その一軒家の台所には、両手が餡子で染まっている二十歳位の青年と、薄汚い、腹部が膨れたゆっくりれいむと、三匹の子れいむがいた。
青年の足元には、顔面がひしゃげ、ピクリとも動かない、れいむ達と同じように薄汚い、ゆっくりまりさが倒れていた。
そして近くには何故か、錆びて先端が欠けているアイスピックが転がっている。
今現在、青年はニコリと笑いながら、れいむ達にそう尋ね、れいむ達は顔を涙でグジャグジャにしながら泣き叫び、命乞いをしていた。
「ここはお前らの家なんだっけ?俺が買い物から帰ってきたら、台所にいたお前らが俺にそう言ったんだよな?」
「「「「ごべんなざいぃぃぃぃっ!!」」」」
「で、俺がそれは違うって言ったら、そこに転がっているまりさが、帽子からそのアイスピックを取り出して、飛び掛かって来たんだよなぁ」
「「「「ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!」」」」
……このゆっくり達は街の野良ゆっくりで、今から三十分位前に、この青年の家の窓ガラスを石で割って、家の中へ侵入した。
誰もいない事を確認し、家族全員で高らかにお家宣言をしようとした時に、青年が帰ってきた。
……その結果が、これである。
「まぁ、それは別に良い。結局当たらなかったし。……俺がイラついてる理由は、別なんだよ」
「「「「じゃあなんなのおぉぉぉぉっ!?」」」」
「お前ら、後ろで『まりさ、頑張れー!』とか『お父さん、さっさとその糞ジジイを殺してね!』とか言ったよな?自分は何もしないでさ」
「「「「ゆうぅぅぅぅっ!?」」」」
「そんで、まりさがやられると、全員我先にと逃げ出そうとするし、捕まったらこうやって命乞いしてるし。……俺さぁ、れいむ種のそんな所がテラ嫌いなんだよ。殺意すら感じる」
青年はそう言うと、右手の骨をボキボキと鳴らし始めた。
「強いものに巻かれろ精神で、他のゆっくりに寄生してるような一生送って、そのくせやたらと役立たず呼ばわりしている、お前らみたいなでいぶを見ると、すげぇ殺したくなってくんのよ」
「お……、おねがいじまずうぅぅぅっ!!ゆるじでぐだざいぃぃぃぃっ!!でいぶには、とってもかわいいおぢびぢゃんがいるんでずうぅぅぅぅっ!!」
「いやだあぁぁぁぁっ!!れいむ、こんなにかわいいのに、しにたくないよおぉぉぉぉっ!!」
「おかーさんやおねーちゃんたちはころしていいから、れいむだけはたすけてねえぇぇぇぇっ!?」
「どぼぢでそんなごどいうのおぉぉぉぉっ!?」
青年に殺意を向けられたれいむ達の反応は、命乞いをしたり、家族を売ったりと様々だった。
「俺、まりさも嫌いだけど、れいむは生理的に嫌いなんだ。だから許す気は無いなぁ」
「ゆ……、ゆるじで……、ひっ!?ひぎいぃぃぃぃっ!?」
「「「ゆっ!?」」」
「あん?」
青年に許しを乞おうとしていた母れいむが、突然奇声を発した。
……見ると、母れいむの産道が、ミチミチと音を立てて徐々に広がっていた。
「何だ、産気づいたのかお前。丁度良いや、ガキ共々……」
青年は拳を上げたが、途中で少し考え込み、何故か振り上げた拳をスッと下ろした。
「そうだなぁ……。ガキに罪は無いからなぁ……。よし、お前ら、今から簡単な賭けをしようか」
「ぎぃ……、か、かけ……!?」
「いやなに、簡単だ、今から産まれてくるお前のガキによって、これから俺がやる事を決めるんだよ」
「「「ゆっ……!?」」」
「場合によっては、無罪放免で外に出してやるぞ?」
「や、やったよ……!れ、れいむ、たすかるんだね……!」
「ゆわ~い!やったー!」
「やっぱりかわいいれいむはたすかるんだね!」
「おかーさん、おねーちゃん、さっきいったこと、とりけしてくれるよね!」
れいむ達は自分が助かる可能性が出てきた事に心底喜んでいた。
「まず、『良い』赤まりさが産まれたら、全員飾り没収で外に出してやる」
「「「「ゆっ!?」」」」
青年の口から飾り没収という言葉が出てきた事に、れいむ達は驚きを隠せなかった。
「何だその目は。命と飾り、どっちが大事だ?」
「「「「い、いのち、です……」」」」
……まぁ、納得出来なくとも、それに同意しなければ即刻殺されるだけなのだが。
「次に、『悪い』赤まりさが出てきたら、全員ハゲ饅頭にして、外に出してやる」
「「「「ゆうぅぅぅぅっ!?」」」」
「あっそ、それが嫌なら今ここで「「「「それでいいですうぅぅぅぅっ!!」」」」そっか、良かった良かった」
青年はわざとらしく言いながら、言葉を続けた。
「そして、『良い』赤れいむが産まれたら、全員ハゲ饅頭にして、どちらか片方の目玉をくり抜いて、舌を抜いて、適当にボコボコにしてから外に出してやる」
「「「「……」」」」
れいむ達はもはや、言葉が出なかった。
……が、当然これで終わりではない。
「最後に、『悪い』赤れいむが産まれたら……。あぁ、これはもう言う必要も無いな」
「「「「……」」」」
青年が何を言おうとしているのか、既にれいむ達には分かっていた。
もし、産まれてくる娘(妹)が、自分と同じれいむ種だったら。
もし、それが自分達とは違って、性格の悪いれいむだとしたら。
もし、糞人間がそのれいむを『悪いれいむ』と決めつけたら。
……れいむ達がが考えている事は、全く同じだった。
「ゆ……、ぎ、ぎぃ……!う、うばれるぅ……!!」
「「「ゆっ!?」」」
……そして、母れいむの産道がさらに大きく広がり、中から一匹のふてぶてしい笑顔の赤ゆが顔を覗かせた。
その赤ゆは……。
「お、おぢびぢゃあぁぁぁぁんっ!?う、うばれぢゃだべえぇぇぇぇっ!!」
「ゆわあぁぁぁぁっ!?れいむうぅぅぅぅっ!!もどってえぇぇぇぇっ!!」
「おねえちゃんのいうことをきいてえぇぇぇぇっ!!」
「うしろにまりさがいるなら、じゅんばんかわってえぇぇぇぇっ!!」
「ゆわあぁぁぁぁっ!?れいむうぅぅぅぅっ!!もどってえぇぇぇぇっ!!」
「おねえちゃんのいうことをきいてえぇぇぇぇっ!!」
「うしろにまりさがいるなら、じゅんばんかわってえぇぇぇぇっ!!」
……外の世界への第一歩を踏み出した赤れいむは、そんな声を聞いた。
が、赤れいむの頭の中には、その声は全く入ってこなかった。
(ゆうぅぅぅぅっ!!うみゃれるっ!れいみゅ、うみゃれるよぉっ!!)
何故なら、これから自分が外の世界へ出れる事の喜びで一杯だったから。
仮に聞こえていたとしても、それは赤れいむにとってただの雑音でしかなかった。
産道がミチミチと音を立て、赤れいむの体を少しずつ前へと押し出し、そして……。
が、赤れいむの頭の中には、その声は全く入ってこなかった。
(ゆうぅぅぅぅっ!!うみゃれるっ!れいみゅ、うみゃれるよぉっ!!)
何故なら、これから自分が外の世界へ出れる事の喜びで一杯だったから。
仮に聞こえていたとしても、それは赤れいむにとってただの雑音でしかなかった。
産道がミチミチと音を立て、赤れいむの体を少しずつ前へと押し出し、そして……。
スポン!
「ゆゆ~ん!!」
「「「「ゆわあぁぁぁぁっ!?」」」」
「ゆゆ~ん!!」
「「「「ゆわあぁぁぁぁっ!?」」」」
赤れいむは産道から勢いよく飛び出し、この世に産まれ落ちた。
「ゆっ!」
赤れいむは床に綺麗に着地すると、周りを見回した。
(ゆ……?)
そして、赤れいむは妙な違和感を感じる事になる。
目の前にいるのは、顔を真っ青にしている、自分の母親。
近くには、ガクガクと震えたり、しーしーを漏らしたりしている自分の姉。
そして、自分達ゆっくりとは違う、知らない生き物。
(にゃんで……?にゃんで、みんにゃ、れいみゅがうみゃれたことによろこばにゃいの……?)
赤れいむは、誰も自分に祝福の言葉をかけてくれない事に気付いた。
(ゆっ……!きっちょ、あんみゃりうれちしゅぎて、こえがでにゃいんだにぇ!)
赤れいむは周りの状況を、そう解釈した。
(ゆ!れいみゅ、とっちぇもゆっくちしちゃあいしゃつをしゅるよ!)
母親の腹の中にいた時から考えていた、とてもゆっくりとした挨拶をするべく、赤れいむは息を大きく吸い込み……。
「ゆっ!」
赤れいむは床に綺麗に着地すると、周りを見回した。
(ゆ……?)
そして、赤れいむは妙な違和感を感じる事になる。
目の前にいるのは、顔を真っ青にしている、自分の母親。
近くには、ガクガクと震えたり、しーしーを漏らしたりしている自分の姉。
そして、自分達ゆっくりとは違う、知らない生き物。
(にゃんで……?にゃんで、みんにゃ、れいみゅがうみゃれたことによろこばにゃいの……?)
赤れいむは、誰も自分に祝福の言葉をかけてくれない事に気付いた。
(ゆっ……!きっちょ、あんみゃりうれちしゅぎて、こえがでにゃいんだにぇ!)
赤れいむは周りの状況を、そう解釈した。
(ゆ!れいみゅ、とっちぇもゆっくちしちゃあいしゃつをしゅるよ!)
母親の腹の中にいた時から考えていた、とてもゆっくりとした挨拶をするべく、赤れいむは息を大きく吸い込み……。
「ゆゆ~ん!れいみゅ、とっちぇもぷりち~でごめ~んにぇ!!」
尻をプリッと振って、初々しさ(殺意)を表現しながら高らかに叫んだ。
(ゆゆ~ん!きまっちゃよ!きゃわいいれいみゅの、ぷりち~にゃあいしゃつが!)
赤れいむはニタニタと笑みを浮かべながら、自分の挨拶の出来に確信を持っていた。
可愛い自分が可愛い挨拶をすれば、場の雰囲気も変わると思っていた。
「「「「「……」」」」」
「……ゆ?」
……が、世間は厳しかった。
母親も、姉達も、知らない生き物も、誰も自分の姿をみて、歓喜の涙を流そうともしなかった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!にゃんでみんにゃ、れいみゅのことをむちしゅるの!?ばかにゃの!?ちぬにょ!?」
とうとう赤れいむは痺れを切らして、最強(笑)のぷく~をして皆を威嚇した。
「……まぁ、ゲスの子はゲスって事だな」
そんな中、口を開いたのは、知らない生き物……、青年ただ一人だった。
「ゆっ!?れいみゅ、げしゅじゃにゃいよ!?へんにゃこといわにゃいでにぇ!?しぇいっしゃいっしゅるよ!?」
「お、おちびちゃん!?に、にんげんさんにそんなこといわないでね!?」
「ゆ……?にんぎぇん……?」
母れいむのその言葉で、赤れいむは目の前の知らない生き物が、『にんげん』という名前の生き物らしいという事を理解した。
……が、何故そんなにこの『にんげん』とやらを恐れるのか、そこはさっぱり理解出来なかった。
「おきゃーしゃん!にゃにいっちぇるの!?わりゅいのはこいちゅだよ!?れいみゅ、げしゅじゃにゃいよ!ぴゅんぴゅん!」
「れ、れいむ!そんなこといわないでね!」
「そ、そうだよ!いますぐにんげんさんにあやまってね!」
「れいむ!おねーちゃんのいうことをきいてね!」
子れいむ達は必死になって青年に謝るよう言ったが、それが赤れいむの苛立ちを増加させる事になった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!にゃんにゃの!?にゃんでれいみゅがあやまんなきゃいけにゃいの!?みんにゃばかにゃの!?ちにゅの!?」
赤れいむは先程同様ぷく~をして、そう抗議した。
「……お前らよぉ、別に謝んなくていいよ。もう遅ぇし」
青年が顔を横に向けながら、半ば面倒くさそうにそう言った。
もう、話を聞く気は無い。
青年の言動は、会話の拒絶を意味していた。
「「「「……」」」」
青年のその言葉を聞いた、赤れいむを除くれいむ達は、顔を真っ青にして、ガクガクと震え始めた。
「ゆ?ゆ?にゃんにゃの?」
赤れいむだけが蚊帳の外で、場の状況を全く理解していなかった。
「……ね」
「ゆ?にゃんていっちゃの?」
母れいむが何かボソリと呟いたが、赤れいむには聞き取れなかった。
(ゆゆ~ん!きまっちゃよ!きゃわいいれいみゅの、ぷりち~にゃあいしゃつが!)
赤れいむはニタニタと笑みを浮かべながら、自分の挨拶の出来に確信を持っていた。
可愛い自分が可愛い挨拶をすれば、場の雰囲気も変わると思っていた。
「「「「「……」」」」」
「……ゆ?」
……が、世間は厳しかった。
母親も、姉達も、知らない生き物も、誰も自分の姿をみて、歓喜の涙を流そうともしなかった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!にゃんでみんにゃ、れいみゅのことをむちしゅるの!?ばかにゃの!?ちぬにょ!?」
とうとう赤れいむは痺れを切らして、最強(笑)のぷく~をして皆を威嚇した。
「……まぁ、ゲスの子はゲスって事だな」
そんな中、口を開いたのは、知らない生き物……、青年ただ一人だった。
「ゆっ!?れいみゅ、げしゅじゃにゃいよ!?へんにゃこといわにゃいでにぇ!?しぇいっしゃいっしゅるよ!?」
「お、おちびちゃん!?に、にんげんさんにそんなこといわないでね!?」
「ゆ……?にんぎぇん……?」
母れいむのその言葉で、赤れいむは目の前の知らない生き物が、『にんげん』という名前の生き物らしいという事を理解した。
……が、何故そんなにこの『にんげん』とやらを恐れるのか、そこはさっぱり理解出来なかった。
「おきゃーしゃん!にゃにいっちぇるの!?わりゅいのはこいちゅだよ!?れいみゅ、げしゅじゃにゃいよ!ぴゅんぴゅん!」
「れ、れいむ!そんなこといわないでね!」
「そ、そうだよ!いますぐにんげんさんにあやまってね!」
「れいむ!おねーちゃんのいうことをきいてね!」
子れいむ達は必死になって青年に謝るよう言ったが、それが赤れいむの苛立ちを増加させる事になった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!にゃんにゃの!?にゃんでれいみゅがあやまんなきゃいけにゃいの!?みんにゃばかにゃの!?ちにゅの!?」
赤れいむは先程同様ぷく~をして、そう抗議した。
「……お前らよぉ、別に謝んなくていいよ。もう遅ぇし」
青年が顔を横に向けながら、半ば面倒くさそうにそう言った。
もう、話を聞く気は無い。
青年の言動は、会話の拒絶を意味していた。
「「「「……」」」」
青年のその言葉を聞いた、赤れいむを除くれいむ達は、顔を真っ青にして、ガクガクと震え始めた。
「ゆ?ゆ?にゃんにゃの?」
赤れいむだけが蚊帳の外で、場の状況を全く理解していなかった。
「……ね」
「ゆ?にゃんていっちゃの?」
母れいむが何かボソリと呟いたが、赤れいむには聞き取れなかった。
「……しね……、……しねえぇぇぇぇっ!!おまえみたいなくそがきはしねえぇぇぇぇっ!!」
「ゆっ!?」
母親から向けられた突然の殺意に、赤れいむは思わず固まってしまった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!おまえみたいなげすのせいでえぇぇぇぇっ!!」
「なんでまりさじゃなかったのおぉぉぉぉっ!?まりさのほうがまだましだったよおぉぉぉぉっ!!」
「しねえぇぇぇぇっ!!げすはそっこくしねえぇぇぇぇっ!!」
母れいむに続いて、子れいむ達も赤れいむに対し憎悪と殺意を剥き出しにしてそう叫んだ。
「ゆ……?ゆ?ゆ……?」
赤れいむは、理解出来なかった。
どうして、自分が殺意を向けられなくてはいけないのか。
自分は何も、何も悪くないというのに。
「はいはい、見苦しいから止めろよ?」
青年はそう言うと、足元に転がっていた錆びたアイスピックを手にして、それを母れいむの脳天へ突き刺した。
「ぐぴゅいっ!?」
「「「おかーさあぁぁぁぁんっ!?」」」
「ゆぅっ!?」
頭上からアイスピックを刺された母れいむは白目をグリンと剥いた。
青年がアイスピックを左右に捻る度に、母れいむは『ぐびゅっ!?』だの『びぃっ!?』だの『ぺぎゃっ!?』だの、奇声を発していた。
「あぁ、こいつが終わったら、次はお前らだから」
「ゆ……、ゆんやあぁぁぁぁっ!!こわいよおぉぉぉぉっ!!」
「ゆわあぁぁぁぁっ!?いやだあぁぁぁぁっ!!」
「おねがいですうぅぅぅぅっ!!やめてくださいぃぃぃぃっ!!」
子れいむ達は必死に止めるよう懇願するものの、青年の手は休まる事はなかった。
(ゆっ……!にゃんだかわきゃらにゃいけど、くしょばばぁはくるちんでるにぇ!いいきみだにぇ!)
……そんな中、赤れいむは母れいむが苦しんでいる事に内心喜んでいた。
最も、母れいむを見てニヤついているので表情で分かるのだが。
「うーん……、なかなか中枢餡ってのに刺さらねぇな。……飽きた」
青年は母れいむの頭上にアイスピックを突き刺したまま、母れいむを解放した。
「ぴゅ……、ぴゅ、ぺ……」
母れいむは散々自分の餡子をかき回され、半ば精神が崩壊しているような有様だった。
「おかあさあぁぁぁぁんっ!?」
「ゆわあぁぁぁぁんっ!!おかあさんがしんじゃったあぁぁぁぁっ!!」
「ゆえぇぇぇぇんっ!!ゆえぇぇぇぇんっ!!」
子れいむ達は母れいむの痛々しい姿を見て泣き叫んだ。
……それは、決して母親が悲惨な目にあったからではなく、次は自分達の番だという事に対する恐怖からだった。
「ゆぴゅぴゅっ!!いいきみだにぇ!!」
赤れいむは内心隠しておく必要もないと思ったのか、子馬鹿にするように笑い出した。
「……さて、次はお前らの番だけど……、そうだな、普通に殺すのもつまんねぇな……。よし、お前ら、殺し合え」
「「「ゆっ!?」」」
「最後に生き残った奴だけ、助けてやる」
「ゆっ……!そ、そんなの……」
「ああなりたいか?」
青年は白目を剥いて痙攣している母れいむを指差した。
「し……、しねえぇぇぇぇっ!!」
「ゆびいぃぃぃぃっ!?」
「ゆうぅっ!?」
……子れいむ達の中で、一番後ろの子れいむが前にいた子れいむの背中を噛み千切ったのは、ほぼ同時だった。
自分の餡子を分けた姉妹の背中を噛み千切ったのは、最初に家族を売ろうとした子れいむだった。
「びゃあぁぁぁぁっ!!いだいぃぃぃぃっ!!いだいよおぉぉぉぉっ!!」
一方、背中を噛み千切られた方の子れいむは痛みのあまり、ゴロゴロと転がっていた。
それにより、一層傷口も餡子の流出も増えるのだが、そんな事は頭の中に入っていなかった。
「おねーちゃんたち!れいむはまだいきたいよ!だから、れいむのためにしんでね!」
「ゆっがあぁぁぁぁっ!!れいむをころそうとするげすはしねえぇぇぇぇっ!!」
「びゃあぁぁぁぁっ!!れいむのあんこがあぁぁぁぁっ!!」
……もはや、餡子を分けた姉妹同士による殺し合いは避けられなかった。
「……こうも簡単に、家族を殺そうとするなんてなぁ……」
青年は半ば呆れたようにそう言った。
「ゆぴゅぴゅぴゅっ!!ころちあいをしゅるにゃんて、ばかだにぇ~!!」
赤れいむは三流の見世物でも見るような感じでそう言った。
母親から向けられた突然の殺意に、赤れいむは思わず固まってしまった。
「ゆうぅぅぅぅっ!!おまえみたいなげすのせいでえぇぇぇぇっ!!」
「なんでまりさじゃなかったのおぉぉぉぉっ!?まりさのほうがまだましだったよおぉぉぉぉっ!!」
「しねえぇぇぇぇっ!!げすはそっこくしねえぇぇぇぇっ!!」
母れいむに続いて、子れいむ達も赤れいむに対し憎悪と殺意を剥き出しにしてそう叫んだ。
「ゆ……?ゆ?ゆ……?」
赤れいむは、理解出来なかった。
どうして、自分が殺意を向けられなくてはいけないのか。
自分は何も、何も悪くないというのに。
「はいはい、見苦しいから止めろよ?」
青年はそう言うと、足元に転がっていた錆びたアイスピックを手にして、それを母れいむの脳天へ突き刺した。
「ぐぴゅいっ!?」
「「「おかーさあぁぁぁぁんっ!?」」」
「ゆぅっ!?」
頭上からアイスピックを刺された母れいむは白目をグリンと剥いた。
青年がアイスピックを左右に捻る度に、母れいむは『ぐびゅっ!?』だの『びぃっ!?』だの『ぺぎゃっ!?』だの、奇声を発していた。
「あぁ、こいつが終わったら、次はお前らだから」
「ゆ……、ゆんやあぁぁぁぁっ!!こわいよおぉぉぉぉっ!!」
「ゆわあぁぁぁぁっ!?いやだあぁぁぁぁっ!!」
「おねがいですうぅぅぅぅっ!!やめてくださいぃぃぃぃっ!!」
子れいむ達は必死に止めるよう懇願するものの、青年の手は休まる事はなかった。
(ゆっ……!にゃんだかわきゃらにゃいけど、くしょばばぁはくるちんでるにぇ!いいきみだにぇ!)
……そんな中、赤れいむは母れいむが苦しんでいる事に内心喜んでいた。
最も、母れいむを見てニヤついているので表情で分かるのだが。
「うーん……、なかなか中枢餡ってのに刺さらねぇな。……飽きた」
青年は母れいむの頭上にアイスピックを突き刺したまま、母れいむを解放した。
「ぴゅ……、ぴゅ、ぺ……」
母れいむは散々自分の餡子をかき回され、半ば精神が崩壊しているような有様だった。
「おかあさあぁぁぁぁんっ!?」
「ゆわあぁぁぁぁんっ!!おかあさんがしんじゃったあぁぁぁぁっ!!」
「ゆえぇぇぇぇんっ!!ゆえぇぇぇぇんっ!!」
子れいむ達は母れいむの痛々しい姿を見て泣き叫んだ。
……それは、決して母親が悲惨な目にあったからではなく、次は自分達の番だという事に対する恐怖からだった。
「ゆぴゅぴゅっ!!いいきみだにぇ!!」
赤れいむは内心隠しておく必要もないと思ったのか、子馬鹿にするように笑い出した。
「……さて、次はお前らの番だけど……、そうだな、普通に殺すのもつまんねぇな……。よし、お前ら、殺し合え」
「「「ゆっ!?」」」
「最後に生き残った奴だけ、助けてやる」
「ゆっ……!そ、そんなの……」
「ああなりたいか?」
青年は白目を剥いて痙攣している母れいむを指差した。
「し……、しねえぇぇぇぇっ!!」
「ゆびいぃぃぃぃっ!?」
「ゆうぅっ!?」
……子れいむ達の中で、一番後ろの子れいむが前にいた子れいむの背中を噛み千切ったのは、ほぼ同時だった。
自分の餡子を分けた姉妹の背中を噛み千切ったのは、最初に家族を売ろうとした子れいむだった。
「びゃあぁぁぁぁっ!!いだいぃぃぃぃっ!!いだいよおぉぉぉぉっ!!」
一方、背中を噛み千切られた方の子れいむは痛みのあまり、ゴロゴロと転がっていた。
それにより、一層傷口も餡子の流出も増えるのだが、そんな事は頭の中に入っていなかった。
「おねーちゃんたち!れいむはまだいきたいよ!だから、れいむのためにしんでね!」
「ゆっがあぁぁぁぁっ!!れいむをころそうとするげすはしねえぇぇぇぇっ!!」
「びゃあぁぁぁぁっ!!れいむのあんこがあぁぁぁぁっ!!」
……もはや、餡子を分けた姉妹同士による殺し合いは避けられなかった。
「……こうも簡単に、家族を殺そうとするなんてなぁ……」
青年は半ば呆れたようにそう言った。
「ゆぴゅぴゅぴゅっ!!ころちあいをしゅるにゃんて、ばかだにぇ~!!」
赤れいむは三流の見世物でも見るような感じでそう言った。
……数分後。
「……」
「……」
「い……、いだい……、いだ、いぃ……」
餡子を分けた姉妹同志の殺し合いは、決着が着いた。
三匹の中で最後まで生き残ったのは、最初に背中を噛み千切られた子れいむだった。
「で、でいぶの、まっしろなほっぺがぁ……。きしょうかちのたかいもみあげさんがぁ……」
その子れいむは背中以外にも、頬や揉み上げ、頭部に髪飾りと、あちこちに噛まれ、食い千切られた痕があった。
傷跡からは、命の餡子がボタボタと床に流れ落ちていた。
……それでも、その子れいむは生きていた。
あちこちに、自分の姉妹の餡子や皮の残骸や、原型を留めていない髪飾りや目玉が転がっている中で、その子れいむだけが、立っていた。
「おーおー、良くやったよ、お前は。約束通り、お前だけは助けてやるよ」
青年は子れいむに軽く拍手をしながら、そう言った。
「ゆ……、ぎ、ぎぃ……」
……が、子れいむにとって、もはやそんな事は無意味に等しかった。
青年が約束を守ろうが破ろうが、子れいむの傷跡はかなり深く、今も命の餡子の流出は止まっていなかった。
もはや、子れいむの命は風前の灯火だった。
「まぁ、残り数分の命だから、今を大切に生きろよ?」
青年も、それを十分理解していたのだった。
「……」
「い……、いだい……、いだ、いぃ……」
餡子を分けた姉妹同志の殺し合いは、決着が着いた。
三匹の中で最後まで生き残ったのは、最初に背中を噛み千切られた子れいむだった。
「で、でいぶの、まっしろなほっぺがぁ……。きしょうかちのたかいもみあげさんがぁ……」
その子れいむは背中以外にも、頬や揉み上げ、頭部に髪飾りと、あちこちに噛まれ、食い千切られた痕があった。
傷跡からは、命の餡子がボタボタと床に流れ落ちていた。
……それでも、その子れいむは生きていた。
あちこちに、自分の姉妹の餡子や皮の残骸や、原型を留めていない髪飾りや目玉が転がっている中で、その子れいむだけが、立っていた。
「おーおー、良くやったよ、お前は。約束通り、お前だけは助けてやるよ」
青年は子れいむに軽く拍手をしながら、そう言った。
「ゆ……、ぎ、ぎぃ……」
……が、子れいむにとって、もはやそんな事は無意味に等しかった。
青年が約束を守ろうが破ろうが、子れいむの傷跡はかなり深く、今も命の餡子の流出は止まっていなかった。
もはや、子れいむの命は風前の灯火だった。
「まぁ、残り数分の命だから、今を大切に生きろよ?」
青年も、それを十分理解していたのだった。
「ゆぴゅぴゅぴゅっ!!じぇんじぇんゆっくちしてにゃいしゅがただにぇ~!いいきみだにぇ~!ゆぴゅぴゅぴゅっ!!」
……そして、そんな子れいむから少し離れた場所で、赤れいむが笑い声を上げていた。
「れいみゅのこちょをわりゅくいうから、こんにゃめに……、ゆっ!?おしょらをとんでりゅみちゃい!!」
赤れいむはさらに子れいむを罵倒しようとしたが、それは中断された。
何故なら、青年が赤れいむの頭を摘まんで持ち上げたからだ。
「……お前、こいつをどうしたい?」
青年は子れいむにそう尋ねた。
「ゆっ!?にゃんにゃの!?しゃっしゃとはなちてにぇ!れいみゅのぴゅきゅ~でしぇいしゃいしゅるよ!?」
赤れいむは揉み上げをワサワサ振って抗議したが、青年はそれを無視していた。
「……!!」
子れいむは言葉こそ発しなかったものの、赤れいむを見上げて、飴細工の歯をヒビが出来る位に噛みしめ、赤れいむを睨み付けていた。
……青年はニヤリと笑うと、赤れいむを手放した。
「ゆうっ!?いぢゃいぃっ!!れいみゅのかもちかのようにゃあんよしゃんがあぁっ!!」
赤れいむは底部を強打したらしく、痛みから、転げ回った。
……赤れいむが落ちた目の前には、怒りの形相で大口を開けている子れいむがいるにも関わらず。
「しねえぇぇぇぇっ!!」
子れいむはそう言って、赤れいむの底部をゴッソリと噛み千切った。
「……ゆ?」
赤れいむは自分の底部の違和感に気付き、転がるのを中断した。
……そして、その違和感は、何かの喪失感だと気付き、その喪失感はやがて痛みへと変わり……。
「……び……、びゃあぁぁぁぁっ!?いぢゃいぃぃぃぃっ!?れいみゅのあんよしゃんがあぁぁぁぁっ!?どこいっちゃのおぉぉぉぉっ!?」
先程底部を強打した時とは比べ物にならない痛みから、甲高い悲鳴を上げるのだった。
「れいみゅのあんよしゃあぁぁぁぁんっ!!もどっちぇにえぇぇぇぇっ!?」
「だまれえぇぇぇぇっ!!」
子れいむは叫び声を上げると、今度は赤れいむの頬に噛み付いた。
「ぴゃあぁぁぁぁっ!!はなちてぇっ!!はなちてえぇぇぇぇっ!!」
赤れいむは目から涙をボロボロ流しながらそう懇願したが、子れいむの頭の中には全く入っていなかった。
「ぐぎいぃぃぃぃっ!!」
……そして、子れいむは顎に力を込め、赤れいむの頬をブチリと思い切り噛み千切った。
「はぎゃぎゃあぁぁぁぁっ!?れいみゅのもちもちのほっぺしゃんがあぁぁぁぁっ!?」
「じねぇ……!!じねぇ……!!おばえみだいな……、げすのせいでえぇぇぇぇっ!!」
子れいむは痛みで悲鳴を上げている赤れいむに対し、殺意を剥き出しにしながらそう叫んだ。
体中の傷跡からの餡子の流出が早まっているものの、それに対して全く気付いていないようだった。
死なばもろとも……、子れいむの形相と雰囲気が、全てを語っていた。
「にゃんで……!?にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅがこんにゃめにあうのおぉぉぉぉっ!?」
赤れいむは少しでも子れいむから遠ざかろうと体をよじらせが、底部が完全に消失して餡子が漏れ出ている為、それは叶わなかった。
「れいみゅ、おいちいものをむちゃむちゃちて、しゅ~やしゅ~やちて、おうちゃをうちゃって、きゃっこいいまりちゃにむきゃえにきてもりゃうにょにいぃぃぃぃっ!?」
母親の腹の中にいた時から、夢見ていた幸せ。
外の世界に出れば、それら全てが叶う筈だった。
……なのに、これは一体何なのか。
どうして、自分がこんな目に?
どうして、誰も自分を助けてくれない?
「れいみゅのこちょをわりゅくいうから、こんにゃめに……、ゆっ!?おしょらをとんでりゅみちゃい!!」
赤れいむはさらに子れいむを罵倒しようとしたが、それは中断された。
何故なら、青年が赤れいむの頭を摘まんで持ち上げたからだ。
「……お前、こいつをどうしたい?」
青年は子れいむにそう尋ねた。
「ゆっ!?にゃんにゃの!?しゃっしゃとはなちてにぇ!れいみゅのぴゅきゅ~でしぇいしゃいしゅるよ!?」
赤れいむは揉み上げをワサワサ振って抗議したが、青年はそれを無視していた。
「……!!」
子れいむは言葉こそ発しなかったものの、赤れいむを見上げて、飴細工の歯をヒビが出来る位に噛みしめ、赤れいむを睨み付けていた。
……青年はニヤリと笑うと、赤れいむを手放した。
「ゆうっ!?いぢゃいぃっ!!れいみゅのかもちかのようにゃあんよしゃんがあぁっ!!」
赤れいむは底部を強打したらしく、痛みから、転げ回った。
……赤れいむが落ちた目の前には、怒りの形相で大口を開けている子れいむがいるにも関わらず。
「しねえぇぇぇぇっ!!」
子れいむはそう言って、赤れいむの底部をゴッソリと噛み千切った。
「……ゆ?」
赤れいむは自分の底部の違和感に気付き、転がるのを中断した。
……そして、その違和感は、何かの喪失感だと気付き、その喪失感はやがて痛みへと変わり……。
「……び……、びゃあぁぁぁぁっ!?いぢゃいぃぃぃぃっ!?れいみゅのあんよしゃんがあぁぁぁぁっ!?どこいっちゃのおぉぉぉぉっ!?」
先程底部を強打した時とは比べ物にならない痛みから、甲高い悲鳴を上げるのだった。
「れいみゅのあんよしゃあぁぁぁぁんっ!!もどっちぇにえぇぇぇぇっ!?」
「だまれえぇぇぇぇっ!!」
子れいむは叫び声を上げると、今度は赤れいむの頬に噛み付いた。
「ぴゃあぁぁぁぁっ!!はなちてぇっ!!はなちてえぇぇぇぇっ!!」
赤れいむは目から涙をボロボロ流しながらそう懇願したが、子れいむの頭の中には全く入っていなかった。
「ぐぎいぃぃぃぃっ!!」
……そして、子れいむは顎に力を込め、赤れいむの頬をブチリと思い切り噛み千切った。
「はぎゃぎゃあぁぁぁぁっ!?れいみゅのもちもちのほっぺしゃんがあぁぁぁぁっ!?」
「じねぇ……!!じねぇ……!!おばえみだいな……、げすのせいでえぇぇぇぇっ!!」
子れいむは痛みで悲鳴を上げている赤れいむに対し、殺意を剥き出しにしながらそう叫んだ。
体中の傷跡からの餡子の流出が早まっているものの、それに対して全く気付いていないようだった。
死なばもろとも……、子れいむの形相と雰囲気が、全てを語っていた。
「にゃんで……!?にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでれいみゅがこんにゃめにあうのおぉぉぉぉっ!?」
赤れいむは少しでも子れいむから遠ざかろうと体をよじらせが、底部が完全に消失して餡子が漏れ出ている為、それは叶わなかった。
「れいみゅ、おいちいものをむちゃむちゃちて、しゅ~やしゅ~やちて、おうちゃをうちゃって、きゃっこいいまりちゃにむきゃえにきてもりゃうにょにいぃぃぃぃっ!?」
母親の腹の中にいた時から、夢見ていた幸せ。
外の世界に出れば、それら全てが叶う筈だった。
……なのに、これは一体何なのか。
どうして、自分がこんな目に?
どうして、誰も自分を助けてくれない?
「なぁ、チビよ。そりゃあ、お前が幸せになれる訳がねぇだろ」
……そう叫んだ赤れいむを見て、青年がそう言った。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでにゃのおぉぉぉぉっ!?」
「何で?んなもん、決まってんじゃん」
青年は馬鹿を見るような眼差しで赤れいむを見て、こう言った。
「にゃんでえぇぇぇぇっ!?にゃんでにゃのおぉぉぉぉっ!?」
「何で?んなもん、決まってんじゃん」
青年は馬鹿を見るような眼差しで赤れいむを見て、こう言った。
「お前が、れいむだからだよ」
「……れいみゅが、れいみゅ、だから……?」
「あぁ。お前がれいむだからだ。せめてまりさだったら、少しはマシだったかもなぁ」
「……ちね」
「ん?」
「……ちにえぇぇぇぇっ!!れいみゅをまりちゃにうまなかったくちょばばあはちにえぇぇぇぇっ!!」
突然、赤れいむは白目を向いて痙攣している母れいむに向かってそう叫んだ。
「れいみゅをころしょうとしゅる、くじゅれいみゅはちにえぇぇぇぇっ!!」
目の前にいる姉に向かってそう叫んだ。
「れいみゅをちあわちぇにしゃせにゃいちあわちぇしゃんもちにえぇぇぇぇっ!!」
幸せという名の、形の無い存在に対してそう叫んだ。
「ちにえぇぇぇぇっ!!みんにゃっ!!みんにゃちにえぇぇぇぇっ!!みんにゃちんでしまえぇぇぇぇっ!!」
……自分以外の全ての存在に、殺意を剥き出しにして、そう叫んだ。
「あぁ。お前がれいむだからだ。せめてまりさだったら、少しはマシだったかもなぁ」
「……ちね」
「ん?」
「……ちにえぇぇぇぇっ!!れいみゅをまりちゃにうまなかったくちょばばあはちにえぇぇぇぇっ!!」
突然、赤れいむは白目を向いて痙攣している母れいむに向かってそう叫んだ。
「れいみゅをころしょうとしゅる、くじゅれいみゅはちにえぇぇぇぇっ!!」
目の前にいる姉に向かってそう叫んだ。
「れいみゅをちあわちぇにしゃせにゃいちあわちぇしゃんもちにえぇぇぇぇっ!!」
幸せという名の、形の無い存在に対してそう叫んだ。
「ちにえぇぇぇぇっ!!みんにゃっ!!みんにゃちにえぇぇぇぇっ!!みんにゃちんでしまえぇぇぇぇっ!!」
……自分以外の全ての存在に、殺意を剥き出しにして、そう叫んだ。
「……まぁ、その前にお前が死ぬけどな」
青年がそう言うのと、子れいむが赤れいむの顔面を噛み千切ったのは、ほぼ同時だった。
……何故、赤れいむのゆん生はこうも悲惨なものとなってしまったのか。
赤れいむの家族をここまで追い込んだ青年が悪かったのか。
あるいは、青年の家でお家宣言をしようとした家族が悪いのか。
または、赤れいむ自身が悪いのか。
それとも、赤れいむが産まれた世界自体が悪いのか。
……それは、誰にも分からない。
本当の答えは、誰にも分からない。
そもそも、本当の答え自体があるのかどうかも、分からない。
……しかし、一つだけ、はっきりとしている事があった。
(……もっちょ、ゆっくち、しちゃかったよ……)
……それは、この世界が赤れいむの幸せを拒絶した事だけだった。
END
あとがき
今回のSSで20作品目となりました。
私がここまで来れたのは、皆さんのおかげです。
これからも頑張って書きますので、どうかよろしくお願いします。
話は急に変わりますが、SSを書いている時に私が一番気にしている事は、タイトルについてです。
あれこれ考えて思いついたタイトルが、既に他の作者様のSSのタイトルだった時は軽くヘコみます。
考えれば考えるほど、かえってタイトルとSSの内容が結びつかなくなってくるので、結局シンプル・ザ・ベストなタイトルになります。
そしてSSを投下する時に悩むのは、タグについてです。
出来るだけ複数のタグを付けるか、それとも大雑把に一つ二つのタグを付けた方が良いのか悩みます(いつも複数のタグを付けているのですが)。
最近の自分のSSの内容が似たりよったりな感じがしてくる今日この頃です。
ご意見、御感想、お待ちしています。
私がここまで来れたのは、皆さんのおかげです。
これからも頑張って書きますので、どうかよろしくお願いします。
話は急に変わりますが、SSを書いている時に私が一番気にしている事は、タイトルについてです。
あれこれ考えて思いついたタイトルが、既に他の作者様のSSのタイトルだった時は軽くヘコみます。
考えれば考えるほど、かえってタイトルとSSの内容が結びつかなくなってくるので、結局シンプル・ザ・ベストなタイトルになります。
そしてSSを投下する時に悩むのは、タグについてです。
出来るだけ複数のタグを付けるか、それとも大雑把に一つ二つのタグを付けた方が良いのか悩みます(いつも複数のタグを付けているのですが)。
最近の自分のSSの内容が似たりよったりな感じがしてくる今日この頃です。
ご意見、御感想、お待ちしています。
作者:ぺけぽん
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今までに書いたSS
anko1656 クズとゲス
anko1671 うにゅほのカリスマ求道記
anko1767 あなたは、食べてもいい○○○○?
anko1788 そんなの常識ですよ?
anko1926~1928 二人はW ~Yは二度と帰らない~
anko2079 しんぐるまざー
anko2750 無意識だから
anko2786 ともだち
anko3189 おちびちゃんは大切だよ!
anko3210 バクユギャ
anko3221 根本的な間違い
anko3249 お兄さんは興味が無い
anko3261 それぞれの願い
anko3319 好みは人それぞれ
anko3330~3331 HENNTAI達の日常~メスブタの家出~
anko3343 HENNTAI達の日常~駄メイドの休日~
anko3360 可哀想なゆっくり
anko3419 優秀or無能
anko3469 たまたま
anko1671 うにゅほのカリスマ求道記
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