ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3770 ゆっくりお月見
最終更新:
ankoss
-
view
『ゆっくりお月見』 9KB
虐待 小ネタ 調理 赤ゆ 子ゆ 独自設定 ネタかぶりなどあるかもしれません。その際はご容赦願います。
虐待 小ネタ 調理 赤ゆ 子ゆ 独自設定 ネタかぶりなどあるかもしれません。その際はご容赦願います。
素晴らしき設定とネタを築き上げた先達に感謝を捧げます。
『ゆっくりお月見』
湯繰里(ゆっくり)市の市街地にある、一軒の和菓子屋の調理スペース。中秋の名月のこの日、早朝から店主以下、職人達がせっせとお菓子作りに精を出していた。
「どうしてこんなこんなことするのぉぉぉぉ!?ゆっぐり!ゆっぎりぃぃぃぃっ!」」
「やめてね!れいむはかわいいおうたがうたえる───ゆぎゃああああ!」
「まりさは!まりさはかけっこがいちばんはやい───ゆぴぃぃぃぃぃぃっ!」
そこはゆっくり共の阿鼻叫喚があふれる場と化していた。
職人たちにとって、ゆっくりが歌を歌おうが、足が速かろうが関係ない。重要なのは新鮮か否か、こし餡かつぶ餡か、白玉は採れるのか、それだけである。もちろん彼らも和菓子職人の端くれ、小豆から餡を作る方法、白玉の作り方だって、当然のごとく熟知している。
しかし、ここにはいくつかの道具を除き、ゆっくりを責め立てるための道具しかない。そう、この和菓子店では加工所産の食用ゆっくりを仕入れて『月見団子』と『月見饅頭』の量産中である。ちなみに彼らはゆっくりを『汚饅頭』とか『ゴミ饅頭』などとは決して言わない。饅頭は彼らがその腕と誇りを持って作り上げる菓子だからである。野良ゆっくりは『生ゴミ』と呼ぶ。
まず『月見饅頭』の作り方から見てみよう。
「どうしてこんなこんなことするのぉぉぉぉ!?ゆっぐり!ゆっぎりぃぃぃぃっ!」」
「やめてね!れいむはかわいいおうたがうたえる───ゆぎゃああああ!」
「まりさは!まりさはかけっこがいちばんはやい───ゆぴぃぃぃぃぃぃっ!」
そこはゆっくり共の阿鼻叫喚があふれる場と化していた。
職人たちにとって、ゆっくりが歌を歌おうが、足が速かろうが関係ない。重要なのは新鮮か否か、こし餡かつぶ餡か、白玉は採れるのか、それだけである。もちろん彼らも和菓子職人の端くれ、小豆から餡を作る方法、白玉の作り方だって、当然のごとく熟知している。
しかし、ここにはいくつかの道具を除き、ゆっくりを責め立てるための道具しかない。そう、この和菓子店では加工所産の食用ゆっくりを仕入れて『月見団子』と『月見饅頭』の量産中である。ちなみに彼らはゆっくりを『汚饅頭』とか『ゴミ饅頭』などとは決して言わない。饅頭は彼らがその腕と誇りを持って作り上げる菓子だからである。野良ゆっくりは『生ゴミ』と呼ぶ。
まず『月見饅頭』の作り方から見てみよう。
「や゛め゛て゛ぇ゛え゛ぇ゛!も゛う゛お゛ち゛ひ゛ち゛ゃ゛ん゛つ゛く゛り゛た゛く゛な゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛っ゛!!」
「ま゛り゛さ゛の゛!ま゛り゛さ゛の゛お゛ち゛び゛ち゛ゃ゛ん゛か゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!」
勘のいい方はもうお気づきであろう。母体となるゆっくりに足焼きをおこなって動きを封じた後、母体に加工所製精子餡(まりさ種・れいむ種)を注入して、成長促進剤(大層な名前がついているが、成長ホルモン剤ではなく業務用の濃縮オレンジジュースである)で次々、赤ゆっくりを産ませては、産まれたはしから奪っているだけである。もちろん胎生型ではなく、すぐに産まれ、数が稼げる植物型である。額にはすでに茎が10本ほど生え、産まれる大きさに達したものから次々と産まれ落ちてゆく。
産ませたものを売るだけなら子供にもできる事。商品にはならない。そこに和菓子職人ならではの技術があるのだ。たったいま産まれ落ちようとしている、まりちゃとれーみゅで、その過程をご覧いただこう。
「まりちゃが!まりちゃのひかりかがやくおうごんっのさくせすすとーりーさんが!いま!はじまりゅのぜぇぇぇっ!!まりちゃ、うまれりゅぅぅぅっ!」
「ゆゆ~ん!かわいいれーみゅがうまれりゅよ!せかいのすべてにしゅくっふくっされて、かわいいれーみゅがうまれりゅよぉぉぉっ!」
他にも数匹、大同小異のセリフを吐いてボールの底に敷かれた布巾の上に落ちる。
「ゆっくりちちぇいっちぇね!ゆゆ~んっ!」×2
例のまりちゃとれーみゅは、それぞれお下げともみあげをブンブンと振り、あるいはワサワサと揺らして、お決まりの声を上げた。そこで2匹のゆっくりとした時間は終了である。2匹は和菓子職人のひとりにさっと掴まれて、ステンレスのパッドの上に移される。
「ゆゆっ!?」
「ゆぅぅ!?」
2匹ともワケが分からないうちに、今度はお飾りを奪われた。読者諸兄はよく御存知の通り、ゆっくりにとってお飾りは命の次に大事なもの。この2匹も例外ではない。
「ゆぁぁぁぁっ!まいちゃの!まりちゃのかっきょいい、ちぇんにもとどく、ゆっくちしたおぼうちしゃん!かえちてね!」
「ゆんやぁぁぁ!れーみゅの!れーみゅのあかくかがやくゆうひしゃんよりもかぎゃやきゃしいおりぼんしゃん!かえちてぇぇぇx!」
その場でまりちゃとれーみゅはぴょんぴょんと飛び跳ねて抗議をするが、そんなものなんの効果もない。2匹は続いて、その職人の手にふたたび掴まれた。まずはまりちゃからである。今度は先ほどの掴み方と違い、まりちゃを左手で包むように持ちまりちゃと職人の顔が向かい合う。そして職人は片手に耳かきのような形の竹ベラを手にしていた。
「ゆ?まりちゃおそら───」
まりちゃはその言葉を言い終える事は無かった。その竹ベラが素早くまりちゃの右の眼窩に挿し込まれ、そして引き抜かれると同時にまりちゃの右目を崩す事無く抜き取っていた。アマギリである。続いて左目にも同じ事がおこなわれる。そのスピードはおよそ1秒強。熟練した職人ならではの技である。そして、職人はまりちゃを元のステンレスのパッドの上に戻す。
「ゆ?…ゆゆ?どうちて…まっくりゃなのじぇ…?たいようしゃん、ゆっくちちないででてきちぇね!でちぇこないと、まりちゃのおちょーしゃんにしぇいっしゃいっちてもりゃうよ!」
これはよくあるゆっくりの現実逃避ではない。あまりの早業にまりちゃの餡子脳はまったく現状を把握できなかったのである。
一方のれーみゅはと言うと、現状を理解してしまっていた。隣にいたまりちゃが居なくなったと思ったら、上から何かが落ちてきた。そして目の前にあるそれは、2つの目玉だったのだから…。
「ゆ…ゆぁぁぁぁぁっ!」
れーみゅは恐怖の声を上げるが、それも同じように遮られ、そしてまりちゃと同じ作業を施されたのだった。
「どおちて、まっくりゃなままなの…?おきゃーしゃん…おとーしゃん…どきょ…?」
「れーみゅのおめめ…ほしさんがきらきらかがやく、ゆっくちしたおめめ…」
産まれ落ちてわずか15秒足らずで、2匹はお飾りを奪われ、目玉を刳り貫かれ、パッドの上を力なく這いずり回るだけの存在と化していた。だが、これで終わりではない。
再び2匹は掴まれて運ばれる。周囲の見えない急な浮遊感は、2匹に恐怖心しかもたらさない。
「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁっ!!」×2
2匹はそろって悲鳴を上げ、大口を開ける。そこに、冷たい金属の棒が差し込まれ、中をぐるりと一周する。
「ゆびぃぃぃぃぃぃっ!!」
「ゆばぁぁぁぁぁぁっ!!」
すると、まだ形ばかりの歯が砕かれてすべて欠け落ちた。歯触り・喉越しを良くするために、砂糖細工の歯を除去したのである。この作業は2匹同時におこなわれ、およそ3秒で終了した。だが、まだ工程はあるのである。
続いて2匹はパッドごと隣りに移される。そこでは鮫肌のようなザラザラした表面の手袋を両手にはめた職人が待機している。この手袋はゆっくりを食品に加工する人ならば誰でも知っている『ゆっくり皮むき手袋』である。
まずはまりちゃが掴み上げられて、おにぎりを握るように、ギュッギュと両手で揉まれる。
「ゆ…ぴっ!」
両手の間から、まりちゃの悲鳴が一瞬上がる。そして別のステンレスのパッドの上に乗せられた時、そこには、微かに震えるこし餡の塊しかなかった。そう、すべての髪・皮を失っても、まりちゃは活動を停止せず『生きて』いたのだ!素人がやると、子ゆっくりならまだしも、生まれたての赤ゆっくりでは押し潰してしまうか、髪や皮をうまく除去できない。この絶妙な力加減が職人の技と経験である。
「まりちゃ…どきょ…?」
見えないながらも、近くに感じていたまりちゃの気配が消えた事に気付いたれーみゅ。そのれーみゅを3度目の浮遊感が襲った。
「ゆあぁぁぁぁっ!」
れーみゅは髪を引きちぎられ、もみあげを引き抜かれ、全身の皮を削り落とされて、まりちゃとは別のパッドに置かれる。そこには同じように皮を剥かれつぶ餡をさらけ出したれーみゅがずらりと並んでいる。無論、まりちゃの側も同じである。このまま2匹は全身を襲う激痛に苛まれながら3分間放置され、その後、別の職人の手によって最上質の小麦粉を溶いた液を全身に塗られて、蒸篭に移された。その先にあるのはもうもうと湯気を立てる蒸し器である。
「赤ゆの月見饅頭、できたてですよ~!」
店の前に立ち呼び込みの声を上げる見習いの声は明るく、その声に顔を向ける人々は笑顔を浮かべた。
「ま゛り゛さ゛の゛!ま゛り゛さ゛の゛お゛ち゛び゛ち゛ゃ゛ん゛か゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛っ゛!!」
勘のいい方はもうお気づきであろう。母体となるゆっくりに足焼きをおこなって動きを封じた後、母体に加工所製精子餡(まりさ種・れいむ種)を注入して、成長促進剤(大層な名前がついているが、成長ホルモン剤ではなく業務用の濃縮オレンジジュースである)で次々、赤ゆっくりを産ませては、産まれたはしから奪っているだけである。もちろん胎生型ではなく、すぐに産まれ、数が稼げる植物型である。額にはすでに茎が10本ほど生え、産まれる大きさに達したものから次々と産まれ落ちてゆく。
産ませたものを売るだけなら子供にもできる事。商品にはならない。そこに和菓子職人ならではの技術があるのだ。たったいま産まれ落ちようとしている、まりちゃとれーみゅで、その過程をご覧いただこう。
「まりちゃが!まりちゃのひかりかがやくおうごんっのさくせすすとーりーさんが!いま!はじまりゅのぜぇぇぇっ!!まりちゃ、うまれりゅぅぅぅっ!」
「ゆゆ~ん!かわいいれーみゅがうまれりゅよ!せかいのすべてにしゅくっふくっされて、かわいいれーみゅがうまれりゅよぉぉぉっ!」
他にも数匹、大同小異のセリフを吐いてボールの底に敷かれた布巾の上に落ちる。
「ゆっくりちちぇいっちぇね!ゆゆ~んっ!」×2
例のまりちゃとれーみゅは、それぞれお下げともみあげをブンブンと振り、あるいはワサワサと揺らして、お決まりの声を上げた。そこで2匹のゆっくりとした時間は終了である。2匹は和菓子職人のひとりにさっと掴まれて、ステンレスのパッドの上に移される。
「ゆゆっ!?」
「ゆぅぅ!?」
2匹ともワケが分からないうちに、今度はお飾りを奪われた。読者諸兄はよく御存知の通り、ゆっくりにとってお飾りは命の次に大事なもの。この2匹も例外ではない。
「ゆぁぁぁぁっ!まいちゃの!まりちゃのかっきょいい、ちぇんにもとどく、ゆっくちしたおぼうちしゃん!かえちてね!」
「ゆんやぁぁぁ!れーみゅの!れーみゅのあかくかがやくゆうひしゃんよりもかぎゃやきゃしいおりぼんしゃん!かえちてぇぇぇx!」
その場でまりちゃとれーみゅはぴょんぴょんと飛び跳ねて抗議をするが、そんなものなんの効果もない。2匹は続いて、その職人の手にふたたび掴まれた。まずはまりちゃからである。今度は先ほどの掴み方と違い、まりちゃを左手で包むように持ちまりちゃと職人の顔が向かい合う。そして職人は片手に耳かきのような形の竹ベラを手にしていた。
「ゆ?まりちゃおそら───」
まりちゃはその言葉を言い終える事は無かった。その竹ベラが素早くまりちゃの右の眼窩に挿し込まれ、そして引き抜かれると同時にまりちゃの右目を崩す事無く抜き取っていた。アマギリである。続いて左目にも同じ事がおこなわれる。そのスピードはおよそ1秒強。熟練した職人ならではの技である。そして、職人はまりちゃを元のステンレスのパッドの上に戻す。
「ゆ?…ゆゆ?どうちて…まっくりゃなのじぇ…?たいようしゃん、ゆっくちちないででてきちぇね!でちぇこないと、まりちゃのおちょーしゃんにしぇいっしゃいっちてもりゃうよ!」
これはよくあるゆっくりの現実逃避ではない。あまりの早業にまりちゃの餡子脳はまったく現状を把握できなかったのである。
一方のれーみゅはと言うと、現状を理解してしまっていた。隣にいたまりちゃが居なくなったと思ったら、上から何かが落ちてきた。そして目の前にあるそれは、2つの目玉だったのだから…。
「ゆ…ゆぁぁぁぁぁっ!」
れーみゅは恐怖の声を上げるが、それも同じように遮られ、そしてまりちゃと同じ作業を施されたのだった。
「どおちて、まっくりゃなままなの…?おきゃーしゃん…おとーしゃん…どきょ…?」
「れーみゅのおめめ…ほしさんがきらきらかがやく、ゆっくちしたおめめ…」
産まれ落ちてわずか15秒足らずで、2匹はお飾りを奪われ、目玉を刳り貫かれ、パッドの上を力なく這いずり回るだけの存在と化していた。だが、これで終わりではない。
再び2匹は掴まれて運ばれる。周囲の見えない急な浮遊感は、2匹に恐怖心しかもたらさない。
「ゆ、ゆんやぁぁぁぁぁぁっ!!」×2
2匹はそろって悲鳴を上げ、大口を開ける。そこに、冷たい金属の棒が差し込まれ、中をぐるりと一周する。
「ゆびぃぃぃぃぃぃっ!!」
「ゆばぁぁぁぁぁぁっ!!」
すると、まだ形ばかりの歯が砕かれてすべて欠け落ちた。歯触り・喉越しを良くするために、砂糖細工の歯を除去したのである。この作業は2匹同時におこなわれ、およそ3秒で終了した。だが、まだ工程はあるのである。
続いて2匹はパッドごと隣りに移される。そこでは鮫肌のようなザラザラした表面の手袋を両手にはめた職人が待機している。この手袋はゆっくりを食品に加工する人ならば誰でも知っている『ゆっくり皮むき手袋』である。
まずはまりちゃが掴み上げられて、おにぎりを握るように、ギュッギュと両手で揉まれる。
「ゆ…ぴっ!」
両手の間から、まりちゃの悲鳴が一瞬上がる。そして別のステンレスのパッドの上に乗せられた時、そこには、微かに震えるこし餡の塊しかなかった。そう、すべての髪・皮を失っても、まりちゃは活動を停止せず『生きて』いたのだ!素人がやると、子ゆっくりならまだしも、生まれたての赤ゆっくりでは押し潰してしまうか、髪や皮をうまく除去できない。この絶妙な力加減が職人の技と経験である。
「まりちゃ…どきょ…?」
見えないながらも、近くに感じていたまりちゃの気配が消えた事に気付いたれーみゅ。そのれーみゅを3度目の浮遊感が襲った。
「ゆあぁぁぁぁっ!」
れーみゅは髪を引きちぎられ、もみあげを引き抜かれ、全身の皮を削り落とされて、まりちゃとは別のパッドに置かれる。そこには同じように皮を剥かれつぶ餡をさらけ出したれーみゅがずらりと並んでいる。無論、まりちゃの側も同じである。このまま2匹は全身を襲う激痛に苛まれながら3分間放置され、その後、別の職人の手によって最上質の小麦粉を溶いた液を全身に塗られて、蒸篭に移された。その先にあるのはもうもうと湯気を立てる蒸し器である。
「赤ゆの月見饅頭、できたてですよ~!」
店の前に立ち呼び込みの声を上げる見習いの声は明るく、その声に顔を向ける人々は笑顔を浮かべた。
さて『月見団子』は白玉団子に限る、という方も多いであろう。湯繰里市においてもそうである。ゆっくりの目玉は白玉(地域によっては寒天)であるが、1匹につき2個しか採れないという欠点がある。目玉である以上仕方が無いと言えるかもしれないが、それをこの店では見事に解決した。さきほど『月見饅頭』の製造過程で出た赤ゆっくりの目玉を使うのである。
もちろん、このままでは利用できない。この目玉を成長期の子ゆっくりの体表に移植するのである。
「……ゅ……っ…!」
作業台の上にお飾りはおろか、髪をすべて無くし、足焼きされ、口を縫われた子ゆっくりがいる。ステンレスのパッドに乗せられたそれは何種か分からないが、子ゆっくりとは言っても大きめでソフトボールよりひとまわり大きい。
それに職人は直径1cm弱の細いステンレス製の筒を差し込むと、すぐに引き抜いた。当然、そこにはぽっかりと円いえぐれた穴が開く。
「……っ!……ゅ…ゅ…!」
ふるふると震える子ゆっくり。
職人は先ほどアマギられたまりちゃとれーみゅの『おめめ』、直径1cm弱しかない脆弱なそれをそっと菜箸でつまみ上げる。そして、穴にその『おめめ』を押し込んだ。正面を間違える事無く、瞳が外を向いている。職人は目の周囲を菜箸で整えると、同じ作業を繰り返していった。
すでにこの子ゆっくりには30あまりの『おめめ』が移植されており、それが機能している事を示すように、すべての目に砂糖水の涙が浮かんでいる。これは移植が成功しないと起こらない現象である。
やがて移植の余地が無くなると、職人は裏の別室にその目を移植されリアル蓮コラージュと化した子ゆっくりを運び出した。
その部屋では足焼きされ、口を縫われ、お飾りを奪われ、ハゲ饅頭となった同じ大きさの子ゆっくりが何匹か透明な箱に入って、無言のまま涙を流し続けている。職人は入れ替わりに新しい子ゆっくりを受け取り、移植済み子ゆっくりを別室に居る職人に渡す。
この別室に居る職人は、受け取った子ゆっくりに先端が鋭い針になった管を差し込み、管に付いたプラスチックのバルブを緩める。この管は成長促進剤こと業務用の濃縮オレンジジュースがたっぷり入ったタンクに繋がっており、その液が子ゆっくりに強制的に注入される。その効果によって、急激に子ゆっくりの身体は成長を始める。そして、その生長に合わせるように移植された赤ゆっくりの目玉も大きくなる。
通常ではあり得ない急激な生長に、子ゆっくりは身悶える。その苦痛が涙となって滴り落ちるが、それさえ集められて、みたらしの素材になるのである。およそ10分で子ゆっくりの身体は成体と同サイズになり『成熟』を迎える。そのような子ゆっくりが、何十とずらりと並んでいる。
後はいつもの手順である。ヘラで自前のものと移植された目玉をアマギり、それをパックにきれいに並べるだけである。みたらし、きな粉の入った小さなパックを付けて店先へ。
「すいませ~ん!団子ください。1パック」
「へい!300円です。毎度ご贔屓に、ありがとうございます」
「やっぱ月見団子は『甘霧団子』に限るぜ!ヒャッハー!!」
今年も中秋の名月に合わせて、この店の名物を買いにくる鬼威惨の姿は絶えることが無い。
もちろん、このままでは利用できない。この目玉を成長期の子ゆっくりの体表に移植するのである。
「……ゅ……っ…!」
作業台の上にお飾りはおろか、髪をすべて無くし、足焼きされ、口を縫われた子ゆっくりがいる。ステンレスのパッドに乗せられたそれは何種か分からないが、子ゆっくりとは言っても大きめでソフトボールよりひとまわり大きい。
それに職人は直径1cm弱の細いステンレス製の筒を差し込むと、すぐに引き抜いた。当然、そこにはぽっかりと円いえぐれた穴が開く。
「……っ!……ゅ…ゅ…!」
ふるふると震える子ゆっくり。
職人は先ほどアマギられたまりちゃとれーみゅの『おめめ』、直径1cm弱しかない脆弱なそれをそっと菜箸でつまみ上げる。そして、穴にその『おめめ』を押し込んだ。正面を間違える事無く、瞳が外を向いている。職人は目の周囲を菜箸で整えると、同じ作業を繰り返していった。
すでにこの子ゆっくりには30あまりの『おめめ』が移植されており、それが機能している事を示すように、すべての目に砂糖水の涙が浮かんでいる。これは移植が成功しないと起こらない現象である。
やがて移植の余地が無くなると、職人は裏の別室にその目を移植されリアル蓮コラージュと化した子ゆっくりを運び出した。
その部屋では足焼きされ、口を縫われ、お飾りを奪われ、ハゲ饅頭となった同じ大きさの子ゆっくりが何匹か透明な箱に入って、無言のまま涙を流し続けている。職人は入れ替わりに新しい子ゆっくりを受け取り、移植済み子ゆっくりを別室に居る職人に渡す。
この別室に居る職人は、受け取った子ゆっくりに先端が鋭い針になった管を差し込み、管に付いたプラスチックのバルブを緩める。この管は成長促進剤こと業務用の濃縮オレンジジュースがたっぷり入ったタンクに繋がっており、その液が子ゆっくりに強制的に注入される。その効果によって、急激に子ゆっくりの身体は成長を始める。そして、その生長に合わせるように移植された赤ゆっくりの目玉も大きくなる。
通常ではあり得ない急激な生長に、子ゆっくりは身悶える。その苦痛が涙となって滴り落ちるが、それさえ集められて、みたらしの素材になるのである。およそ10分で子ゆっくりの身体は成体と同サイズになり『成熟』を迎える。そのような子ゆっくりが、何十とずらりと並んでいる。
後はいつもの手順である。ヘラで自前のものと移植された目玉をアマギり、それをパックにきれいに並べるだけである。みたらし、きな粉の入った小さなパックを付けて店先へ。
「すいませ~ん!団子ください。1パック」
「へい!300円です。毎度ご贔屓に、ありがとうございます」
「やっぱ月見団子は『甘霧団子』に限るぜ!ヒャッハー!!」
今年も中秋の名月に合わせて、この店の名物を買いにくる鬼威惨の姿は絶えることが無い。
〈了〉