ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4040 ふぇいと(前)
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『ふぇいと(前)』 14KB
いじめ 後編は来月中にUP予定
いじめ 後編は来月中にUP予定
補足
・前編(テンプレ的導入パート。長くなりそうなので分けてみた。後編はもうしばらくお待ちください)
・いじめ(虐要素はありません。後編から本気出す。多分)
・前編(テンプレ的導入パート。長くなりそうなので分けてみた。後編はもうしばらくお待ちください)
・いじめ(虐要素はありません。後編から本気出す。多分)
ふぇいと(前)
「たっだいまぁ~。アンタら、いい子にお留守番してたぁ?」
「「ゆっくりおかえりなさい!おねーさん!」」
帰宅した女性を玄関で出迎える二匹の飼いゆっくり。
成体のゆっくりれいむとゆっくりまりさだ。
「おねーさん!ゆっくりおねがいがあるよ!」
「ぬわっ!?・・・・・・帰宅早々何?そんなアホ面並べて改まった顔して。まあ、詳しい話は夕飯の後にでもゆっくり聞こうじゃないの。とにかくボクぁお腹がペコペコなんよ」
突然の『お願い』とやらに訝しがりながらも、飼い主のお姉さんは夕飯の支度にとりかかった。
といってもスーパーで買ってきた半額弁当を温めて、ゆっくり達の餌皿にゆっくりフードを盛るだけなのだが。
「「ゆっくりおかえりなさい!おねーさん!」」
帰宅した女性を玄関で出迎える二匹の飼いゆっくり。
成体のゆっくりれいむとゆっくりまりさだ。
「おねーさん!ゆっくりおねがいがあるよ!」
「ぬわっ!?・・・・・・帰宅早々何?そんなアホ面並べて改まった顔して。まあ、詳しい話は夕飯の後にでもゆっくり聞こうじゃないの。とにかくボクぁお腹がペコペコなんよ」
突然の『お願い』とやらに訝しがりながらも、飼い主のお姉さんは夕飯の支度にとりかかった。
といってもスーパーで買ってきた半額弁当を温めて、ゆっくり達の餌皿にゆっくりフードを盛るだけなのだが。
「ぶっ!あ、あかちゃんが欲しい!?」
ゆっくり達の『お願い』を聞いたお姉さんは思わず食後のお茶を噴き出しそうになった。
「そうなんだぜ!まりさとれいむがふうふになってもうたっくさんたったのぜ!そろそろあかちゃんがほしいのぜ!」
「たっくさんってアンタら・・・・・・たった一カ月じゃないのさ・・・・・・」
「あかちゃんはゆっくりできるんだよぉ~!」
目をキラキラと輝かせながら赤ちゃんの魅力とやらを語るゆっくり達にお姉さんは思わず顔をしかめてしまう。
「・・・・・・れいむ、アンタが一匹で留守番してるのが寂しいって言うから番のまりさを買って上げたんじゃない。その時した約束、覚えてないの?」
「ゆ!?ゆ、ゆ、ゆぅ・・・・・・それは、その・・・・・・」
「番は買ってやるが、子供は作らないこと。それはまりさも購入時の契約内容にもあったはずだけど?」
「ゆ!?そ、それはぁ・・・・・・たしかにそうなんだぜがぁ・・・・・・」
動揺し始める二匹のゆっくり達。
一応、覚えてはいたようだ。
が、その約束がある上での『お願い』ということらしい。
「番がいるんだから、もう留守番してても寂しくはないでしょ?これ以上ゆっくりを飼うのはウチの経済的にも苦しいの」
「でもでも、やっぱりあかちゃんがいたほうがもっとおねーさんをゆっくりさせられるだろうし・・・・・・」
「そ、そうなのぜ!これはおねーさんのためなんだぜ!」
(嘘だな)
お姉さんは二匹が自分のゆっくりの為にあかちゃんを欲していることをあっさりと看破した。
所詮は銀バッチランク。食事やトイレの躾け等は出来ていても、ゆっくりとしての本能だけは捨てきれていない。
(あ~あ、こんなことなら去勢しとけばよかったかなぁ)
可哀想だと思って去勢の処置を免除していたのが裏目に出たようだ。
それでも勝手に子作りをせず飼い主の了承を得ようとしているだけマシなのかもしれないが。
「おねがいだよ!おねーさん!このとーり!」
「おねがいしますなんだぜぇぇぇぇ!!」
二匹のゆっくりが額を床に押し付けるように懇願している。
ゆっくり流の土下座のポーズである。
「・・・・・・はぁ、わかったわかった。だから頭を上げて。これじゃまるでボクが悪者みたいじゃないか」
「ゆっ!?そ、それじゃあ!」
「・・・・・・一匹だけ。それ以上は面倒見切れないからね」
お姉さんの了承を得ることができて二匹の表情がパァと華やいだ。
「ゆゆぅ~ん!ゆっくりありがとう!おねーさん!」
「さっすがおねーさん!はなしがわかるのぜぇ!そこにしびれる!ゆっくりしてるぅぅぅ!」
「お世辞はいいから今度こそ約束は守りなさい。いい?一匹だけだからね。そこんとこよーく理解しておくこと」
「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」
返事だけは一丁前な二匹にお姉さんは思わず苦笑いを浮かべるのであった。
ゆっくり達の『お願い』を聞いたお姉さんは思わず食後のお茶を噴き出しそうになった。
「そうなんだぜ!まりさとれいむがふうふになってもうたっくさんたったのぜ!そろそろあかちゃんがほしいのぜ!」
「たっくさんってアンタら・・・・・・たった一カ月じゃないのさ・・・・・・」
「あかちゃんはゆっくりできるんだよぉ~!」
目をキラキラと輝かせながら赤ちゃんの魅力とやらを語るゆっくり達にお姉さんは思わず顔をしかめてしまう。
「・・・・・・れいむ、アンタが一匹で留守番してるのが寂しいって言うから番のまりさを買って上げたんじゃない。その時した約束、覚えてないの?」
「ゆ!?ゆ、ゆ、ゆぅ・・・・・・それは、その・・・・・・」
「番は買ってやるが、子供は作らないこと。それはまりさも購入時の契約内容にもあったはずだけど?」
「ゆ!?そ、それはぁ・・・・・・たしかにそうなんだぜがぁ・・・・・・」
動揺し始める二匹のゆっくり達。
一応、覚えてはいたようだ。
が、その約束がある上での『お願い』ということらしい。
「番がいるんだから、もう留守番してても寂しくはないでしょ?これ以上ゆっくりを飼うのはウチの経済的にも苦しいの」
「でもでも、やっぱりあかちゃんがいたほうがもっとおねーさんをゆっくりさせられるだろうし・・・・・・」
「そ、そうなのぜ!これはおねーさんのためなんだぜ!」
(嘘だな)
お姉さんは二匹が自分のゆっくりの為にあかちゃんを欲していることをあっさりと看破した。
所詮は銀バッチランク。食事やトイレの躾け等は出来ていても、ゆっくりとしての本能だけは捨てきれていない。
(あ~あ、こんなことなら去勢しとけばよかったかなぁ)
可哀想だと思って去勢の処置を免除していたのが裏目に出たようだ。
それでも勝手に子作りをせず飼い主の了承を得ようとしているだけマシなのかもしれないが。
「おねがいだよ!おねーさん!このとーり!」
「おねがいしますなんだぜぇぇぇぇ!!」
二匹のゆっくりが額を床に押し付けるように懇願している。
ゆっくり流の土下座のポーズである。
「・・・・・・はぁ、わかったわかった。だから頭を上げて。これじゃまるでボクが悪者みたいじゃないか」
「ゆっ!?そ、それじゃあ!」
「・・・・・・一匹だけ。それ以上は面倒見切れないからね」
お姉さんの了承を得ることができて二匹の表情がパァと華やいだ。
「ゆゆぅ~ん!ゆっくりありがとう!おねーさん!」
「さっすがおねーさん!はなしがわかるのぜぇ!そこにしびれる!ゆっくりしてるぅぅぅ!」
「お世辞はいいから今度こそ約束は守りなさい。いい?一匹だけだからね。そこんとこよーく理解しておくこと」
「「ゆっくりりかいしたよ!!!」」
返事だけは一丁前な二匹にお姉さんは思わず苦笑いを浮かべるのであった。
翌日。
「「ゆっくりおかえりなさい!おねーさん!」」
「おー、れいむ。早速作ったのか」
仕事から帰ったお姉さんはれいむのお腹がポッコリ膨らんでいるのに気がついた。
「ゆふふ!そうなんだよ!まりさったらとってもじょうねつてきなあぷろーちさんをしてくるからぁ」
「れいむがかわいすぎるからしかたがないんだぜ!まりさはわきあがるりびどーさんをおさえきれなかったんだぜ!」
お互い頬を赤らめながらイチャイチャするゆっくり達。
以前からも仲は良かったが、子供を作ることを許可されたことで更に絆を深めたようだ。
さしずめ友達から恋人へランクアップしたといったところか。
「はいはい、玄関でイチャつかないの。さっさと夕飯にしよう。今日はお腹の赤ちゃんが元気に育つよう特製ゆっくりフードも買ってきてあるからねー」
「ゆわぁ~!!おねーさん!ゆっくりありがとー!!」
いつもより美味しいゆっくりフードを食べられ、子供もできて、何一つ不自由することが無い生活。
そんなしあわせに二匹はとてもゆっくりすることができた。
そして、お姉さんもそんな二匹の様子を笑顔で見守りながら、カップラーメンをズズズと啜るのであった。
「うまうま。やっぱカレー味こそがヌードルの至高だわ」
「「ゆっくりおかえりなさい!おねーさん!」」
「おー、れいむ。早速作ったのか」
仕事から帰ったお姉さんはれいむのお腹がポッコリ膨らんでいるのに気がついた。
「ゆふふ!そうなんだよ!まりさったらとってもじょうねつてきなあぷろーちさんをしてくるからぁ」
「れいむがかわいすぎるからしかたがないんだぜ!まりさはわきあがるりびどーさんをおさえきれなかったんだぜ!」
お互い頬を赤らめながらイチャイチャするゆっくり達。
以前からも仲は良かったが、子供を作ることを許可されたことで更に絆を深めたようだ。
さしずめ友達から恋人へランクアップしたといったところか。
「はいはい、玄関でイチャつかないの。さっさと夕飯にしよう。今日はお腹の赤ちゃんが元気に育つよう特製ゆっくりフードも買ってきてあるからねー」
「ゆわぁ~!!おねーさん!ゆっくりありがとー!!」
いつもより美味しいゆっくりフードを食べられ、子供もできて、何一つ不自由することが無い生活。
そんなしあわせに二匹はとてもゆっくりすることができた。
そして、お姉さんもそんな二匹の様子を笑顔で見守りながら、カップラーメンをズズズと啜るのであった。
「うまうま。やっぱカレー味こそがヌードルの至高だわ」
三日後。
「う、うまれるよ・・・・・・!!」
「ゆゆっ!?れいむしっかりするんだぜ!!」
いよいよれいむの出産の日がやってきた。
れいむは必死にまむまむに力を入れて出産の痛みに耐えている。
まりさも、いつ赤ちゃんが飛び出してもいいように帽子を構えてスタンバイする。
「ゆぐ、ゆぐぐぐ・・・・・・うばれるっ!うばれるよぉぉぉ!!」
ミチミチと音を立ててまむまむが『くぱぁ』と広がってゆく。
「ゆっくちうまれりゅよ!きゃわいいれいみゅがうまれりゅよ!」
「ゆゆぅ~ん!かわいいあかちゃんのおかおがみえるのぜぇ!!れいむ!がんばるんだぜぇ!あとすこしなんだぜぇ!」
スポーーン!!
「ゆっくちうまれちゃよ!!」
れいむのまむまむから勢いよく飛び出す赤ちゃんれいむ。
それをまりさがしっかりと帽子でキャッチする。
「やったのぜ!れいむ!うまれたんだぜ!れいむによくにたかわいいあかちゃんなんだぜぇ!・・・・・・れいむ?」
無事に子供が生まれたことに喜ぶまりさだったが、れいむの様子がおかし事に気がついた。
れいむの顔はまだ苦悶の表情のままなのだ。
「ど、どうしたんだぜ!?れいむ!!」
「ま、まだだよ・・・・・・!まだ・・・・・・うばれるよぉぉぉ!!」
スポーーン!!
再びれいむのまむまむから赤ちゃんゆっくりが飛び出した。
「ゆゆ!?またなのぜ!?」
不意を突かれたことで慌てるまりさであったが、何とか無事に第二子も帽子でキャッチすることに成功した。
「ゆっち!まりちゃはまりちゃなのじぇ!」
「ゆゆぅ~ん!こんどはまりさにのあかちゃんなのぜぇ!!とってもりりしいおかおのはんさむさんなのぜぇぇ!」
二匹の子供を産んだことでようやくれいむも落ち着いたようだ。
まりさに支えられながら、生まれた子供達の顔を覗き込む。
「ゆ、ゆぅぅぅぅ!!かわいいよぉぉ!!とぉ~ってもゆっくりとしたあかちゃんだよぉ~ん!!」
あまりの愛くるしさに涙を流して喜ぶれいむ。
「ゆゆ?おとーしゃんとおかーしゃん?ゆっち!ゆっち!れいみゅ!ごあいしゃつするのじぇ!」
「ゆっくち!そうじゃにぇ、まりちゃ!おかーしゃんとおとーしゃんにゆっくちとしたあいしゃつしゅるよ!」
二匹の赤ちゃんゆっくりはモソモソと両親の前に並ぶと、キリッ!とした表情を浮かべながらゆっくりお決まりの挨拶をする。
「「ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」」
「「ゆっくりしていってね!!!」」
両親もまた、歓喜にうちふるえながらその挨拶に応えるのであった。
「う、うまれるよ・・・・・・!!」
「ゆゆっ!?れいむしっかりするんだぜ!!」
いよいよれいむの出産の日がやってきた。
れいむは必死にまむまむに力を入れて出産の痛みに耐えている。
まりさも、いつ赤ちゃんが飛び出してもいいように帽子を構えてスタンバイする。
「ゆぐ、ゆぐぐぐ・・・・・・うばれるっ!うばれるよぉぉぉ!!」
ミチミチと音を立ててまむまむが『くぱぁ』と広がってゆく。
「ゆっくちうまれりゅよ!きゃわいいれいみゅがうまれりゅよ!」
「ゆゆぅ~ん!かわいいあかちゃんのおかおがみえるのぜぇ!!れいむ!がんばるんだぜぇ!あとすこしなんだぜぇ!」
スポーーン!!
「ゆっくちうまれちゃよ!!」
れいむのまむまむから勢いよく飛び出す赤ちゃんれいむ。
それをまりさがしっかりと帽子でキャッチする。
「やったのぜ!れいむ!うまれたんだぜ!れいむによくにたかわいいあかちゃんなんだぜぇ!・・・・・・れいむ?」
無事に子供が生まれたことに喜ぶまりさだったが、れいむの様子がおかし事に気がついた。
れいむの顔はまだ苦悶の表情のままなのだ。
「ど、どうしたんだぜ!?れいむ!!」
「ま、まだだよ・・・・・・!まだ・・・・・・うばれるよぉぉぉ!!」
スポーーン!!
再びれいむのまむまむから赤ちゃんゆっくりが飛び出した。
「ゆゆ!?またなのぜ!?」
不意を突かれたことで慌てるまりさであったが、何とか無事に第二子も帽子でキャッチすることに成功した。
「ゆっち!まりちゃはまりちゃなのじぇ!」
「ゆゆぅ~ん!こんどはまりさにのあかちゃんなのぜぇ!!とってもりりしいおかおのはんさむさんなのぜぇぇ!」
二匹の子供を産んだことでようやくれいむも落ち着いたようだ。
まりさに支えられながら、生まれた子供達の顔を覗き込む。
「ゆ、ゆぅぅぅぅ!!かわいいよぉぉ!!とぉ~ってもゆっくりとしたあかちゃんだよぉ~ん!!」
あまりの愛くるしさに涙を流して喜ぶれいむ。
「ゆゆ?おとーしゃんとおかーしゃん?ゆっち!ゆっち!れいみゅ!ごあいしゃつするのじぇ!」
「ゆっくち!そうじゃにぇ、まりちゃ!おかーしゃんとおとーしゃんにゆっくちとしたあいしゃつしゅるよ!」
二匹の赤ちゃんゆっくりはモソモソと両親の前に並ぶと、キリッ!とした表情を浮かべながらゆっくりお決まりの挨拶をする。
「「ゆっきゅちしちぇいっちぇにぇ!!!」」
「「ゆっくりしていってね!!!」」
両親もまた、歓喜にうちふるえながらその挨拶に応えるのであった。
「お、生まれたかー」
ちょうどそこへお姉さんもやってきた。
今日は仕事が休みのため、先ほどまで寝ていたようだ。
下着にYシャツ1枚だけのだらしない格好で寝ぐせのついたボサボサ頭をバリバリと掻いている。
「ゆゆ!おねーさんみてね!!とってもゆっくりとしたあかちゃんたちでしょ!!」
「おーおー、そろいもそろって親に似た能天気な顔してるねぇ。うんうん、可愛い可愛い。キモ可愛い」
お姉さんも寝ぼけ眼で二匹の誕生を祝福してくれた。
「これからみんなでゆっくりとしたかていをきずいていこうね!!」
「かわいいおちびちゃんなのぜ!おとーさんがぺーろぺーろしてあげるのぜ!」
「ゆっち!ゆっち!くすぐっちゃい!でもとってもしあわせー!なのじぇ!」
「じゅるいじゅるい!れいみゅもぺーろぺーろしちぇ!」
「ゆふふ、れいむのおちびちゃんはおかーさんがペーろペーろしてあげるよ?ぺーろぺーろ!」
「ゆっきゃ!ゆっきゃ!おきゃーしゃんだいしゅきー!!」
早速家族のスキンシップを楽しむゆっくり一家。
そんな幸せいっぱいの家族を欠伸をしながら見つめていたお姉さんは親ゆっくり達に質問した。
「・・・・・・んで、どっち育てんのー?」
「「ゆゆ?」」
ここで二匹はお姉さんとの約束をようやく思い出した。
ちょうどそこへお姉さんもやってきた。
今日は仕事が休みのため、先ほどまで寝ていたようだ。
下着にYシャツ1枚だけのだらしない格好で寝ぐせのついたボサボサ頭をバリバリと掻いている。
「ゆゆ!おねーさんみてね!!とってもゆっくりとしたあかちゃんたちでしょ!!」
「おーおー、そろいもそろって親に似た能天気な顔してるねぇ。うんうん、可愛い可愛い。キモ可愛い」
お姉さんも寝ぼけ眼で二匹の誕生を祝福してくれた。
「これからみんなでゆっくりとしたかていをきずいていこうね!!」
「かわいいおちびちゃんなのぜ!おとーさんがぺーろぺーろしてあげるのぜ!」
「ゆっち!ゆっち!くすぐっちゃい!でもとってもしあわせー!なのじぇ!」
「じゅるいじゅるい!れいみゅもぺーろぺーろしちぇ!」
「ゆふふ、れいむのおちびちゃんはおかーさんがペーろペーろしてあげるよ?ぺーろぺーろ!」
「ゆっきゃ!ゆっきゃ!おきゃーしゃんだいしゅきー!!」
早速家族のスキンシップを楽しむゆっくり一家。
そんな幸せいっぱいの家族を欠伸をしながら見つめていたお姉さんは親ゆっくり達に質問した。
「・・・・・・んで、どっち育てんのー?」
「「ゆゆ?」」
ここで二匹はお姉さんとの約束をようやく思い出した。
「おでがいだよぉ~!どっでもゆっぐりどじだあがじゃんなんだよぉ~!!」
「ばりざだぢにはどっぢがひとゆなんでえらべないのぜぇぇ!どっぢもだいっぜつなおてぃびじゃんなんだぜぇぇ!!」
二匹のゆっくりは涙を流しながら額を床に擦りつけるようにお姉さんに懇願している。
育てられる子供は一匹だけ。
それは予てよりの約束であったが、選ばれなかった方は加工所に引き取ってもらうと言うのだ。
流石に二匹もそれには黙っていられなかった。
加工所に引き取られるということは殺されることと同意義なのだ。
「とはいってもなぁ。可哀想だけど不要なゆっくりは殺処分か加工所送りが決まりだしねぇ。てゆーかさー、そもそもアンタ達が二匹も子供作るからいけないんじゃん。一匹だけだって言っておいたのにさー」
土下座するれいむの頬をつま先でチョンチョン突きながら責任を転嫁するお姉さん。
「ぞんなごどいっだっでじょうがないでしょぉぉぉ!?うばれでぐるあがじゃんのかずなんで、ちょうせつできるわけないぼぉぉん!!」
「ま、それはそうなんだけどさ。予め言っておけばなんとかなるかなぁ・・・・・・って思ってたけど、やっぱりだめだったか。不思議ナマモノのくせに変なところで融通きかないよね」
あっさりとれいむの主張を認めるお姉さん。
元よりゆっくりとは多産のナマモノであることは理解していた。
むしろ二匹だけで済んだ事の方が珍しいのだ。
「ん~~・・・・・・わかったわかった。こっちにも非があったってことで、何とか引き取って育ててくれる人を探してみるから。それで妥協しなさい」
「「あ、ありがとぉぉぉ!!」」
こうして何とか一命を取り留めた二匹の赤ゆっくり達。
だが、これから過酷な運命に翻弄されることになるとは、本ゆん達はまだ気付く訳もなく。
「「ゆっくちぃ~?」」
何故か涙を流し「よかったね!」と言いながらペーろペーろしてくる両親を不思議そうな瞳で見つめるのであった。
「ばりざだぢにはどっぢがひとゆなんでえらべないのぜぇぇ!どっぢもだいっぜつなおてぃびじゃんなんだぜぇぇ!!」
二匹のゆっくりは涙を流しながら額を床に擦りつけるようにお姉さんに懇願している。
育てられる子供は一匹だけ。
それは予てよりの約束であったが、選ばれなかった方は加工所に引き取ってもらうと言うのだ。
流石に二匹もそれには黙っていられなかった。
加工所に引き取られるということは殺されることと同意義なのだ。
「とはいってもなぁ。可哀想だけど不要なゆっくりは殺処分か加工所送りが決まりだしねぇ。てゆーかさー、そもそもアンタ達が二匹も子供作るからいけないんじゃん。一匹だけだって言っておいたのにさー」
土下座するれいむの頬をつま先でチョンチョン突きながら責任を転嫁するお姉さん。
「ぞんなごどいっだっでじょうがないでしょぉぉぉ!?うばれでぐるあがじゃんのかずなんで、ちょうせつできるわけないぼぉぉん!!」
「ま、それはそうなんだけどさ。予め言っておけばなんとかなるかなぁ・・・・・・って思ってたけど、やっぱりだめだったか。不思議ナマモノのくせに変なところで融通きかないよね」
あっさりとれいむの主張を認めるお姉さん。
元よりゆっくりとは多産のナマモノであることは理解していた。
むしろ二匹だけで済んだ事の方が珍しいのだ。
「ん~~・・・・・・わかったわかった。こっちにも非があったってことで、何とか引き取って育ててくれる人を探してみるから。それで妥協しなさい」
「「あ、ありがとぉぉぉ!!」」
こうして何とか一命を取り留めた二匹の赤ゆっくり達。
だが、これから過酷な運命に翻弄されることになるとは、本ゆん達はまだ気付く訳もなく。
「「ゆっくちぃ~?」」
何故か涙を流し「よかったね!」と言いながらペーろペーろしてくる両親を不思議そうな瞳で見つめるのであった。
一ヶ月後。
二匹の赤ゆっくりたちも子ゆっくりサイズに成長した頃、予てより探していた子ゆっくりの引き取り先が決定した。
いよいよ別れの時がやってきたのである。
「おちびちゃん、げんきでね!ゆっくりしていってね!」
「はなればなれになっても・・・・・・おとーさんもおかーさんもおちびちゃんのことはわすれないんだぜ!」
「ゆん!れいみゅも・・・・・・やさしいおとーしゃんとおきゃーしゃん、まりちゃのことはわすれにゃいよ!」
引き取られるのは子れいむとなった。
これは子れいむ本ゆんの希望でもあった。
「きゃわいいれいみゅならどこにいっちぇもきゃわいがっちぇくりぇるよ!れいみゅはれいみゅのきゃわいさをもっちょいりょんなにんげんしゃんにおしえて、ゆっくちさせちぇあげちゃいよ!」
他者をゆっくりさせてあげたいという崇高な意志に感動し、両親も子れいむを送り出すことに同意した。
それに可愛い子れいむなら引き取り先でも可愛がってもらえると確信していた。
だが、最期までゴネ続けたのは姉妹の子まりさであった。
「ゆびぇぇぇああ!!いやなのじぇぇぇぇ!!まりちゃ、れいみゅとおわかれしたくないのじぇぇぇ!!」
泣きながら子れいむにすがりつき、すーりすーりを繰り返している。
生まれてからずっと一緒に育った姉妹なのだ。別れが辛くなるのも当然であろう。
しかも、引き取られた後はもう二度と会うことが出来なくなるのだ。
これは引き取り先が出した条件であった。
最初はこの条件に親ゆっくり達も異議を唱えたのだが「それがダメなら加工所行きしかない」と言われては了承するしかなった。
「大丈夫だよ、まりちゃ。引き取ってくれるのは職場の先輩でね。ゆっくりを何匹も育ててきた凄腕のブリーダーでもあるから、むしろれいみゅの将来は安定しているようなもんだよ。まあ、成体になったらショップに引き取られることになるだろうから、今のうちに別れを済ませておいた方がいいって事なんだけどね」
「ゆわぁぁぁん!そりぇじぇもいやなのじぇ!いやなのじぇぇぇ!」
お姉さんもフォローを入れるが、それでも子まりさは泣きやまなかった。
両親も困り果てていると、子れいむが子まりさの涙に濡れた頬をぺーろぺーろと舐めはじめた。
「まりちゃ、かなしまにゃいでにぇ。はなればなれになっちぇも、れいみゅはいつでもまりちゃのそばにいりゅよ」
すると子れいむは自身の左揉み上げを束ねていたお飾りを外し、それを泣き続ける子まりさのおさげに付けてあげた。
「ゆゆ!?」
「お、おちびちゃん!?」
子れいむの思いもよらぬ行動に両親が驚きの声をあげる。
頭のリボンほどではないが、揉み上げのお飾りもれいむ種ゆっくりにとっては重要なものなのだ。
「まりちゃ。さびしくなっちゃら・・・・・・しょれをれいみゅだとおもっちぇゆっくりしちぇね!!」
「れ、れいみゅ・・・・・・。あ、ありがちょう、なのじぇ!そりぇなら、まりちゃも・・・・・・これ、あげるのじぇ!」
今度は子まりさが自身のおさげに付けていた白いリボンをれいむの揉み上げにつけてあげた。
「ゆわぁ、まりちゃのおりぼんしゃん!とってもきゃわいいにぇ!」
お互いのお飾りを交換し、姉妹は新しいお飾りを嬉しそうに見つめている。
そんな我が子達の様子をにこやかに見守る母れいむであったが、父まりさの方は少し心配そうな顔をお姉さんに向けた。
「ゆぅ、おちびちゃんたちがうれしそうなのはいいけど・・・・・・おねーさん、だいじょうぶなのぜ?」
「ん?ああ、お飾りね。いいんじゃない?人間はゆっくりほどお飾りには固執しないし、むしろまりさのりぼんをしたれいむなんて珍しくて重宝されるかもね」
お姉さんのお墨付きがとれて、ホッとする父まりさ。
そこに『ピンポーン!』と、呼び鈴の音が聞こえてきた。
「あっ!先輩きたかな。はいは~い!」
お姉さんは慌ただしくパタパタと玄関の方へと向かっていった。
「おちびちゃんたち。いよいよおわかれだね。・・・・・・もう、だいじょうぶ?」
「ゆっ!まりちゃはもうだいじょうぶなのじぇ!このおかざりしゃんがあればまりちゃはいつでもれいみゅといっしょなのじぇ!!」
「まりちゃ、れいみゅたち・・・・・・どんなにはなれていちぇもなかよししまいじゃよ!!」
二匹の子ゆっくりたちは最期の別れのすーりすーりをする。
そして子れいむは両親にもすーりすーりをする。
「ゆ、ゆぐっ!お、おちびちゃん!げんきで、ね!からだにはきをつけてね!ゆぐぅぅ!」
「おおおちびちゃんはっ!さいっこうにかわいい!まりさたちの!じまんのおちびちゃんなんだぜぇぇ!!」
思わずむせび泣きそうになるのを必死にこらえる両親たち。
子まりさが悲しみを乗り越えたのだ。親である自分達がここで泣く訳にはいかない。
二匹の赤ゆっくりたちも子ゆっくりサイズに成長した頃、予てより探していた子ゆっくりの引き取り先が決定した。
いよいよ別れの時がやってきたのである。
「おちびちゃん、げんきでね!ゆっくりしていってね!」
「はなればなれになっても・・・・・・おとーさんもおかーさんもおちびちゃんのことはわすれないんだぜ!」
「ゆん!れいみゅも・・・・・・やさしいおとーしゃんとおきゃーしゃん、まりちゃのことはわすれにゃいよ!」
引き取られるのは子れいむとなった。
これは子れいむ本ゆんの希望でもあった。
「きゃわいいれいみゅならどこにいっちぇもきゃわいがっちぇくりぇるよ!れいみゅはれいみゅのきゃわいさをもっちょいりょんなにんげんしゃんにおしえて、ゆっくちさせちぇあげちゃいよ!」
他者をゆっくりさせてあげたいという崇高な意志に感動し、両親も子れいむを送り出すことに同意した。
それに可愛い子れいむなら引き取り先でも可愛がってもらえると確信していた。
だが、最期までゴネ続けたのは姉妹の子まりさであった。
「ゆびぇぇぇああ!!いやなのじぇぇぇぇ!!まりちゃ、れいみゅとおわかれしたくないのじぇぇぇ!!」
泣きながら子れいむにすがりつき、すーりすーりを繰り返している。
生まれてからずっと一緒に育った姉妹なのだ。別れが辛くなるのも当然であろう。
しかも、引き取られた後はもう二度と会うことが出来なくなるのだ。
これは引き取り先が出した条件であった。
最初はこの条件に親ゆっくり達も異議を唱えたのだが「それがダメなら加工所行きしかない」と言われては了承するしかなった。
「大丈夫だよ、まりちゃ。引き取ってくれるのは職場の先輩でね。ゆっくりを何匹も育ててきた凄腕のブリーダーでもあるから、むしろれいみゅの将来は安定しているようなもんだよ。まあ、成体になったらショップに引き取られることになるだろうから、今のうちに別れを済ませておいた方がいいって事なんだけどね」
「ゆわぁぁぁん!そりぇじぇもいやなのじぇ!いやなのじぇぇぇ!」
お姉さんもフォローを入れるが、それでも子まりさは泣きやまなかった。
両親も困り果てていると、子れいむが子まりさの涙に濡れた頬をぺーろぺーろと舐めはじめた。
「まりちゃ、かなしまにゃいでにぇ。はなればなれになっちぇも、れいみゅはいつでもまりちゃのそばにいりゅよ」
すると子れいむは自身の左揉み上げを束ねていたお飾りを外し、それを泣き続ける子まりさのおさげに付けてあげた。
「ゆゆ!?」
「お、おちびちゃん!?」
子れいむの思いもよらぬ行動に両親が驚きの声をあげる。
頭のリボンほどではないが、揉み上げのお飾りもれいむ種ゆっくりにとっては重要なものなのだ。
「まりちゃ。さびしくなっちゃら・・・・・・しょれをれいみゅだとおもっちぇゆっくりしちぇね!!」
「れ、れいみゅ・・・・・・。あ、ありがちょう、なのじぇ!そりぇなら、まりちゃも・・・・・・これ、あげるのじぇ!」
今度は子まりさが自身のおさげに付けていた白いリボンをれいむの揉み上げにつけてあげた。
「ゆわぁ、まりちゃのおりぼんしゃん!とってもきゃわいいにぇ!」
お互いのお飾りを交換し、姉妹は新しいお飾りを嬉しそうに見つめている。
そんな我が子達の様子をにこやかに見守る母れいむであったが、父まりさの方は少し心配そうな顔をお姉さんに向けた。
「ゆぅ、おちびちゃんたちがうれしそうなのはいいけど・・・・・・おねーさん、だいじょうぶなのぜ?」
「ん?ああ、お飾りね。いいんじゃない?人間はゆっくりほどお飾りには固執しないし、むしろまりさのりぼんをしたれいむなんて珍しくて重宝されるかもね」
お姉さんのお墨付きがとれて、ホッとする父まりさ。
そこに『ピンポーン!』と、呼び鈴の音が聞こえてきた。
「あっ!先輩きたかな。はいは~い!」
お姉さんは慌ただしくパタパタと玄関の方へと向かっていった。
「おちびちゃんたち。いよいよおわかれだね。・・・・・・もう、だいじょうぶ?」
「ゆっ!まりちゃはもうだいじょうぶなのじぇ!このおかざりしゃんがあればまりちゃはいつでもれいみゅといっしょなのじぇ!!」
「まりちゃ、れいみゅたち・・・・・・どんなにはなれていちぇもなかよししまいじゃよ!!」
二匹の子ゆっくりたちは最期の別れのすーりすーりをする。
そして子れいむは両親にもすーりすーりをする。
「ゆ、ゆぐっ!お、おちびちゃん!げんきで、ね!からだにはきをつけてね!ゆぐぅぅ!」
「おおおちびちゃんはっ!さいっこうにかわいい!まりさたちの!じまんのおちびちゃんなんだぜぇぇ!!」
思わずむせび泣きそうになるのを必死にこらえる両親たち。
子まりさが悲しみを乗り越えたのだ。親である自分達がここで泣く訳にはいかない。
そこにお姉さんが、男性をつれて戻ってきた。
「アンタ達、こちらがれいみゅを引き取ってくれるお兄さんだよ。ちゃんとご挨拶しなさい」
「やあ、みんな!ゆっくりしていってね?」
お兄さんは爽やかな笑顔を見せながら挨拶をした。
「ゆっ!おにーさん!ゆっくりしていってね!これから、おちびちゃんをよろしくおねがいしますなんだぜ!!」
「ゆっくりしていってね!れいむのたいじなだいじなおちびちゃん!ゆっくりさせてあげてね!!」
「ああ、君達の大切なおちびちゃんは最高にゆっくりとしたゆっくりになるよう大切に育てさせてもらうよ」
ニッコリと笑顔で答えるお兄さんに、両親たちは人のよさそうな人間であることを感じ取り安心する。
「先輩。コレが引き取ってもらう子れいむッス」
「おにーしゃん!れいみゅはれいみゅだよ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」
子れいむも満面の笑みを浮かべながらお兄さんに挨拶をした。
そんな子れいむをお兄さんは値踏みをするかのように観察をする。
「うん、ゆっくりしていってね。ふむふむ、なかなか元気で健康的なれいむだ。・・・・・・んん?この子れいむのお飾りは?」
「ゆっくち!れいみゅとまりちゃ、しみゃいのきじゅなのあかしじゃよ!」
「ゆっち!あかしなのじぇ!」
子れいむと子まりさはドヤ顔で自身のお飾りをお兄さんに見せびらかしている。
「姉妹のまりちゃと交換したんス。これくらいなら構わないッスよね?」
「ああ、構わんよ。お飾りはそれほど重要じゃないしな。むしろそれで家族が納得してくれるなら大歓迎だ。それじゃれいみゅちゃん?これからよろしくね。ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」
こうして、子れいむはお兄さんに引き取られることとなった。
「おちびちゃぁぁぁん!ゆっくりしていってねぇぇぇぇ!!!」
「ゆっくり!ゆっくりぃぃぃぃ!していってねぇぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっち!ゆっち!」
子れいむを乗せて走り去ってゆくお兄さんの車を、残されたゆっくり一家はいつまでも見送り続けた。
子れいむがお兄さんの元でしあわせーなゆん生を送ることを強く信じて。
いつまでも、いつまでも・・・・・・。
「アンタ達、こちらがれいみゅを引き取ってくれるお兄さんだよ。ちゃんとご挨拶しなさい」
「やあ、みんな!ゆっくりしていってね?」
お兄さんは爽やかな笑顔を見せながら挨拶をした。
「ゆっ!おにーさん!ゆっくりしていってね!これから、おちびちゃんをよろしくおねがいしますなんだぜ!!」
「ゆっくりしていってね!れいむのたいじなだいじなおちびちゃん!ゆっくりさせてあげてね!!」
「ああ、君達の大切なおちびちゃんは最高にゆっくりとしたゆっくりになるよう大切に育てさせてもらうよ」
ニッコリと笑顔で答えるお兄さんに、両親たちは人のよさそうな人間であることを感じ取り安心する。
「先輩。コレが引き取ってもらう子れいむッス」
「おにーしゃん!れいみゅはれいみゅだよ!ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」
子れいむも満面の笑みを浮かべながらお兄さんに挨拶をした。
そんな子れいむをお兄さんは値踏みをするかのように観察をする。
「うん、ゆっくりしていってね。ふむふむ、なかなか元気で健康的なれいむだ。・・・・・・んん?この子れいむのお飾りは?」
「ゆっくち!れいみゅとまりちゃ、しみゃいのきじゅなのあかしじゃよ!」
「ゆっち!あかしなのじぇ!」
子れいむと子まりさはドヤ顔で自身のお飾りをお兄さんに見せびらかしている。
「姉妹のまりちゃと交換したんス。これくらいなら構わないッスよね?」
「ああ、構わんよ。お飾りはそれほど重要じゃないしな。むしろそれで家族が納得してくれるなら大歓迎だ。それじゃれいみゅちゃん?これからよろしくね。ゆっくりしていってね!」
「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!!!」
こうして、子れいむはお兄さんに引き取られることとなった。
「おちびちゃぁぁぁん!ゆっくりしていってねぇぇぇぇ!!!」
「ゆっくり!ゆっくりぃぃぃぃ!していってねぇぇぇぇぇぇ!!」
「ゆっち!ゆっち!」
子れいむを乗せて走り去ってゆくお兄さんの車を、残されたゆっくり一家はいつまでも見送り続けた。
子れいむがお兄さんの元でしあわせーなゆん生を送ることを強く信じて。
いつまでも、いつまでも・・・・・・。
<続>
前作:anko3988_良い夢、神気分