ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4066 れいむのバレンタイン
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ankoss
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『れいむのバレンタイン』 43KB
愛で パロディ 愛情 戦闘 飼いゆ 野良ゆ ゲス 現代 バレンタインデーの出来事です
愛で パロディ 愛情 戦闘 飼いゆ 野良ゆ ゲス 現代 バレンタインデーの出来事です
かすがあきです。
注意
- 【anko4004 初詣の帰りに】の続きです。
- 「」はゆっくりの発言です。
- 『』は人間の発言です。
- 幸せなゆっくりが幸せなままです。
- 人間は虐待をしません。
- 人間の名前は適当です。
- ゆっくりがチート気味です。
- HENTAIさんっぽい人がでてきます。
- 無駄に長いです。
れいむのバレンタイン
スーツの青年が出社用のカバンに新聞を入れる。
通勤途中に読む予定の新聞で、日付は2月14日だ。
『それじゃぁ、いってくるよ。』
青年が れいむの頭を撫でながら、優しい口調で言う。
「ゆん!いってらっしゃいだよ!おにーさん。きをつけてね。」
撫でられたのが嬉しい れいむは笑顔で言う。
『ああ。それじゃぁな。』
青年は出社の為、部屋からでていく。
独身者向けの部屋には、胴付き金バッチのれいむ1匹だけが残った。
通勤途中に読む予定の新聞で、日付は2月14日だ。
『それじゃぁ、いってくるよ。』
青年が れいむの頭を撫でながら、優しい口調で言う。
「ゆん!いってらっしゃいだよ!おにーさん。きをつけてね。」
撫でられたのが嬉しい れいむは笑顔で言う。
『ああ。それじゃぁな。』
青年は出社の為、部屋からでていく。
独身者向けの部屋には、胴付き金バッチのれいむ1匹だけが残った。
1匹となった れいむはパジャマから洋服に着替える。
着替え終わった れいむは、2段ベットにへと向かい青年が使った枕から、枕カバーをとる。
「ゆーん。おにいさんの においがするよ。とっても ゆっくりできるよ。」
カバーを取る際、枕を抱きしめ、顔を埋める れいむ。これは れいむだけの秘密の日課である。
自分が使った枕からも枕カバーをとり、それらとパジャマを洗濯機にいれる。
着替え終わった れいむは、2段ベットにへと向かい青年が使った枕から、枕カバーをとる。
「ゆーん。おにいさんの においがするよ。とっても ゆっくりできるよ。」
カバーを取る際、枕を抱きしめ、顔を埋める れいむ。これは れいむだけの秘密の日課である。
自分が使った枕からも枕カバーをとり、それらとパジャマを洗濯機にいれる。
乾燥機能付き洗濯機で洗濯を始めるれいむ。
洗濯機の音を聞きながら、れいむはク○イックルワイパーで部屋の掃除を始める。
掃除と洗濯はれいむの仕事なのだ。(但し、水が扱えないため、風呂とトイレは別。)
洗濯機の音を聞きながら、れいむはク○イックルワイパーで部屋の掃除を始める。
掃除と洗濯はれいむの仕事なのだ。(但し、水が扱えないため、風呂とトイレは別。)
乾いた洗濯物をたたみ、所定の場所にしまう。
「ゆん!おせんたくさんが おわったよ。おへやも きれいきれいだよ。
ゆへへ…おにーさんが かえってきたら、また ほめて もらえるよ!ゆーん。とっても ゆっくりできるよ!」
誰もいない部屋で、控えめな胸をはるれいむ。その顔は充実している。
「ゆん!おせんたくさんが おわったよ。おへやも きれいきれいだよ。
ゆへへ…おにーさんが かえってきたら、また ほめて もらえるよ!ゆーん。とっても ゆっくりできるよ!」
誰もいない部屋で、控えめな胸をはるれいむ。その顔は充実している。
れいむは青年が用意してくれた昼食(本日はおにぎり)を、昼のワイドショーを見ながら頬張る。
「ゆっくり ごちそうさまだよ。おにーさん。とってもおいしかったよ。」
青年に感謝の言葉をいい、れいむは食器を洗い桶にいれる。
「ゆっくり ごちそうさまだよ。おにーさん。とってもおいしかったよ。」
青年に感謝の言葉をいい、れいむは食器を洗い桶にいれる。
昼食後、れいむは愛用のポシェットとオレンジジュースをいれた水筒を肩からかけて、外にでる。
「ゆっくりいってきますよだよ。」
玄関に鍵をかけ、ゆっくりとした足取りで歩くれいむ。
「ゆっくりいってきますよだよ。」
玄関に鍵をかけ、ゆっくりとした足取りで歩くれいむ。
『ママ~、れいみゅちゃんだ~。』
『ん?あら、ほんとうね。ゆうちゃんは れいむちゃんが好きね。』
『うん!れいみゅちゃん、ちゅきー。』
幼児がれいむを指差して母親に教える。
この親子は近所に住んでおり、れいむと顔見知りである。
「ゆっくり こんにちはだよ。」
れいむは大きくお辞儀をする。
『こんにちは、れいむちゃんも お散歩?』
「おかいものさんだよ。れいむ、どーしてもほしーものが あるんだ。」
『そうなんだ。あ、それって……』
れいむは親子と笑顔で話をする。
れいむがこの町の人間に受け入れられている証拠だ。
『ん?あら、ほんとうね。ゆうちゃんは れいむちゃんが好きね。』
『うん!れいみゅちゃん、ちゅきー。』
幼児がれいむを指差して母親に教える。
この親子は近所に住んでおり、れいむと顔見知りである。
「ゆっくり こんにちはだよ。」
れいむは大きくお辞儀をする。
『こんにちは、れいむちゃんも お散歩?』
「おかいものさんだよ。れいむ、どーしてもほしーものが あるんだ。」
『そうなんだ。あ、それって……』
れいむは親子と笑顔で話をする。
れいむがこの町の人間に受け入れられている証拠だ。
『それじゃぁね、れいむちゃん。素敵なのが買えるといいね。』
「ゆん!ありがとうだよ。」
『バイバイ!れいみゅちゃん!』
「ばいばいだよ。ゆうちゃん。」
「ゆん!ありがとうだよ。」
『バイバイ!れいみゅちゃん!』
「ばいばいだよ。ゆうちゃん。」
親子とわかれ、れいむは住宅街にある1件の駄菓子屋へとはいる。
この駄菓子屋は れいむが散歩の途中に よく寄る店だ。
れいむは月に400円の小遣いをもらっており、そのお金を自由に使うことができる。
しかし、コンビニやスーパーは基本ゆっくりだけでの買い物を断っている。
結果 れいむがお金を使える場所は少なく、自動販売機か、この駄菓子屋だけなのだ。
この駄菓子屋は れいむが散歩の途中に よく寄る店だ。
れいむは月に400円の小遣いをもらっており、そのお金を自由に使うことができる。
しかし、コンビニやスーパーは基本ゆっくりだけでの買い物を断っている。
結果 れいむがお金を使える場所は少なく、自動販売機か、この駄菓子屋だけなのだ。
「むきゅ。いらっしゃい、れいむ。」
店番をしてるぱちゅりーが言う。
「こんにちはだよ。ぱちゅりー。」
『おや、梶田さんとこの れいむちゃん。いらっしゃい。ひさしぶりだね。』
れいむを見て、どこの れいむかを判別する店主。
毎日多数のゆっくりを相手にしているからこそできる業だ。
「おばーさん。こんにちはだよ。おひさしぶりさんだよ。」
店番をしてるぱちゅりーが言う。
「こんにちはだよ。ぱちゅりー。」
『おや、梶田さんとこの れいむちゃん。いらっしゃい。ひさしぶりだね。』
れいむを見て、どこの れいむかを判別する店主。
毎日多数のゆっくりを相手にしているからこそできる業だ。
「おばーさん。こんにちはだよ。おひさしぶりさんだよ。」
この駄菓子屋は夕方は小学生が、それ以外の時間は飼いゆっくりがよく買い物をする。
駄菓子なので、安価だが、月400円では毎日の買い食いは難しい。
それなりの節制や、食べたいものを厳選したり、
また、他の飼いゆっくりと、この駄菓子屋でする会話も れいむの楽しみである。
ここは ある程度の自由意志を許された、
飼いゆっくりたち中でも特に恵まれた数少ない ゆっくりたちの憩いの場所になっているのだ。
駄菓子なので、安価だが、月400円では毎日の買い食いは難しい。
それなりの節制や、食べたいものを厳選したり、
また、他の飼いゆっくりと、この駄菓子屋でする会話も れいむの楽しみである。
ここは ある程度の自由意志を許された、
飼いゆっくりたち中でも特に恵まれた数少ない ゆっくりたちの憩いの場所になっているのだ。
「おばーさん。おねがいさんが あるんだよ。」
『ん?なんだい?』
れいむは財布からお金をとりだす。れいむの全財産で、1125円ある。
「この きゃっしゅさんで かえる はんいで、
いっちばん おいしい ちょこれーとさんを うってほしいよ。」
『チョコレートかい?そんなにあれば、うちで売っているチョコレートならどれでも買えるけど……
一番美味しいのね………あ、ひょっとして れいむちゃん、そのチョコレート、プレゼントするのかい?』
「ゆん………そ、そうだよ……きょうは ばれんたいんでーさん だから……」
れいむが頬を赤く染めて言う。
「むきゅ。おあいては、おにーさんかしら?」
「ゆ!ど、どうしてわかったの!!??」
れいむが ぱちゅりーにむかって叫ぶ。
「むっきゅきゅ。れいむを みていれば すぐにわかることよ。」
「ゆぅ………は、はずかしいよぉ……」
『ふふふ。れいむちゃんは可愛いわね。そうだ、ちょっと まっていてちょうだい。』
『ん?なんだい?』
れいむは財布からお金をとりだす。れいむの全財産で、1125円ある。
「この きゃっしゅさんで かえる はんいで、
いっちばん おいしい ちょこれーとさんを うってほしいよ。」
『チョコレートかい?そんなにあれば、うちで売っているチョコレートならどれでも買えるけど……
一番美味しいのね………あ、ひょっとして れいむちゃん、そのチョコレート、プレゼントするのかい?』
「ゆん………そ、そうだよ……きょうは ばれんたいんでーさん だから……」
れいむが頬を赤く染めて言う。
「むきゅ。おあいては、おにーさんかしら?」
「ゆ!ど、どうしてわかったの!!??」
れいむが ぱちゅりーにむかって叫ぶ。
「むっきゅきゅ。れいむを みていれば すぐにわかることよ。」
「ゆぅ………は、はずかしいよぉ……」
『ふふふ。れいむちゃんは可愛いわね。そうだ、ちょっと まっていてちょうだい。』
駄菓子屋の店主が電話をし、笑顔でれいむに話しかける。
『ちょっとまっててね。いま近所に住んでいる、孫娘にバレンタインデー用のチョコレートを買ってくるように言ったから。』
「ゆ?いいの?れいむ、きゃっしゅさん、これだけだよ?」
『大丈夫。ちゃんと予算は伝えてあるから。』
「ゆっくりありがとうだよ!」
『孫娘がくるまで、ゆっくりしていきなさい。そうそう、これは私からのプレゼント。ぱちゅりーもお食べ。』
店主は駄菓子を れいむと ぱちゅりーに渡す。
「ゆ!いいの?ありがとだよ!!」
「むきゅ。ありがとう、おばーさん。」
れいむは、ぱちゅりーと駄菓子を食べながら、お話をし、ゆっくりとした時間を過ごした。
『ちょっとまっててね。いま近所に住んでいる、孫娘にバレンタインデー用のチョコレートを買ってくるように言ったから。』
「ゆ?いいの?れいむ、きゃっしゅさん、これだけだよ?」
『大丈夫。ちゃんと予算は伝えてあるから。』
「ゆっくりありがとうだよ!」
『孫娘がくるまで、ゆっくりしていきなさい。そうそう、これは私からのプレゼント。ぱちゅりーもお食べ。』
店主は駄菓子を れいむと ぱちゅりーに渡す。
「ゆ!いいの?ありがとだよ!!」
「むきゅ。ありがとう、おばーさん。」
れいむは、ぱちゅりーと駄菓子を食べながら、お話をし、ゆっくりとした時間を過ごした。
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「ほんとうに ありがとだよ!!」
れいむは受け取ったチョコレートを抱きしめながら大きな声で言う。
『いえいえ、どういたしまして。それより、お兄さん、喜んでくれるといいね。』
「ゆん。だいじょうぶだよ。
おねーさんが かってきてくれた この ちょこれーとさんは とっても かわいくて ゆっくりしているよ。」
店主の孫娘は、れいむにわかりやすいように携帯で写真をとっており、どんなチョコレートかを見せてから渡した。
大きなハート型のチョコレートで、箱には可愛いラッピングを施された、バレンタインデーらしいチョコレートだ。
「おねーさん。これは おだいの きゃっしゅさんだよ。」
『はい。千円ね。ありがと。』
店主の孫娘はれいむから千円を受け取る。
れいむは受け取ったチョコレートを抱きしめながら大きな声で言う。
『いえいえ、どういたしまして。それより、お兄さん、喜んでくれるといいね。』
「ゆん。だいじょうぶだよ。
おねーさんが かってきてくれた この ちょこれーとさんは とっても かわいくて ゆっくりしているよ。」
店主の孫娘は、れいむにわかりやすいように携帯で写真をとっており、どんなチョコレートかを見せてから渡した。
大きなハート型のチョコレートで、箱には可愛いラッピングを施された、バレンタインデーらしいチョコレートだ。
「おねーさん。これは おだいの きゃっしゅさんだよ。」
『はい。千円ね。ありがと。』
店主の孫娘はれいむから千円を受け取る。
『れいむちゃん、夕方から雪がふるみたいだから、気をつけてかえるんだよ。』
「むきゅ。れいむ、がんばってね。」
『れいむちゃん、またね。』
「ありがとうだよ。それじゃ、またくるよ!」
れいむは駄菓子屋に礼をいい、帰路につく。
「むきゅ。れいむ、がんばってね。」
『れいむちゃん、またね。』
「ありがとうだよ。それじゃ、またくるよ!」
れいむは駄菓子屋に礼をいい、帰路につく。
「ゆぷぷ。この ちょこれーとさんを みたら、
おにーさん、きっと ゆっくりしてくれるよね。たっのしみだよー。」
大好きな飼い主のことを思い笑顔になる れいむ。
「ゆぅ……それにしても、さむいよ。かぜさん、ちょっとは ゆっくりしてほしいよ……」
れいむの心とは対照的に、気温は低い。
「ゆぅ………」
れいむは分かれ道で悩む。
右の道は家まで少し遠いが、人通りが多くて安全な道である。
左の道は家まで近いが、途中、空き地があり、また人通りのすくない道である。
れいむは少し悩んだ末、いつもとは違う、近道を選んだ。
いつもならば、遠回りで安全な道を選ぶが、寒いことと、雪が降るかもという考えからの選択である。
おにーさん、きっと ゆっくりしてくれるよね。たっのしみだよー。」
大好きな飼い主のことを思い笑顔になる れいむ。
「ゆぅ……それにしても、さむいよ。かぜさん、ちょっとは ゆっくりしてほしいよ……」
れいむの心とは対照的に、気温は低い。
「ゆぅ………」
れいむは分かれ道で悩む。
右の道は家まで少し遠いが、人通りが多くて安全な道である。
左の道は家まで近いが、途中、空き地があり、また人通りのすくない道である。
れいむは少し悩んだ末、いつもとは違う、近道を選んだ。
いつもならば、遠回りで安全な道を選ぶが、寒いことと、雪が降るかもという考えからの選択である。
「ゆっくりしていってね!!!」
しばらく歩き、人のいない空き地で、れいむは声をかけられた。
「ゆん?」
金バッチの称号は伊達ではなく、れいむは無条件で返事をすことはなかった。
しばらく歩き、人のいない空き地で、れいむは声をかけられた。
「ゆん?」
金バッチの称号は伊達ではなく、れいむは無条件で返事をすことはなかった。
「げらげらげらげら。まったく、あいさつも かえせないとは、ゆっくりしてないのぜ。」
「ゆぷぷ。ゆっくりしてない れいむだね。でいぶ、おなじ れいむと してはずかしいよ。」
「ゆっくししてない どうつき れいむなんだねー。わかるよー。」
「あいさつも かえせないなんて、いなかものね。」
「むきゅ。あたまの たりなさそうな れいむね。これならかんたんよ。」
5匹の野良ゆっくりが挨拶を返さなかった れいむをバカにする。
「なんのよう?れいむ いそいでいるから、もういくよ。」
バカにされたことを不快に思いながらも、れいむは5匹にそう言い、立ち去ろうとする。
「ゆぷぷ。ゆっくりしてない れいむだね。でいぶ、おなじ れいむと してはずかしいよ。」
「ゆっくししてない どうつき れいむなんだねー。わかるよー。」
「あいさつも かえせないなんて、いなかものね。」
「むきゅ。あたまの たりなさそうな れいむね。これならかんたんよ。」
5匹の野良ゆっくりが挨拶を返さなかった れいむをバカにする。
「なんのよう?れいむ いそいでいるから、もういくよ。」
バカにされたことを不快に思いながらも、れいむは5匹にそう言い、立ち去ろうとする。
「まつのぜ!このげすが!」
「む!れいむ、げす じゃないよ!きんばっちさん だもん!」
ゲスと言われ、怒るれいむ。
「きんばっちさん?つまり くそにんげんの どれいってことだね。
そんな どれいは ゆっくりできないよ!でいぶと ちがって けだかく ないもんね!このげす!」
「れいむは げす なんだねー。わかるよー。」
「やだやだ、いなかもののうえ げす なのね。」
「むーー。みんな ひどいよ。どうして れいむのことを げす だなんて いうの?」
「むきゅ。それは れいむが げす だからよ。もりの けんじゃである ぱちぇが いうのだから まちがいないわ。
ゆっくりりかいしなさい。この げす。」
「む!れいむ、げす じゃないよ!きんばっちさん だもん!」
ゲスと言われ、怒るれいむ。
「きんばっちさん?つまり くそにんげんの どれいってことだね。
そんな どれいは ゆっくりできないよ!でいぶと ちがって けだかく ないもんね!このげす!」
「れいむは げす なんだねー。わかるよー。」
「やだやだ、いなかもののうえ げす なのね。」
「むーー。みんな ひどいよ。どうして れいむのことを げす だなんて いうの?」
「むきゅ。それは れいむが げす だからよ。もりの けんじゃである ぱちぇが いうのだから まちがいないわ。
ゆっくりりかいしなさい。この げす。」
野良5匹にゲスだと言われ、泣きそうになる れいむ。
「むきゅ。げすの れいむに もりの けんじゃである ぱちぇが めいれいをするわ。
よくききなさい。あまあまさんを けんっじょうしなさい。」
「ゆ!だめだよ!これは おにーさんに あげる ちょこれーとさん なんだよ!ぜったいに だめだよ!」
甘味をもっていることを正直に話してしまう素直な れいむである。
「むきゅ。げすの れいむに もりの けんじゃである ぱちぇが めいれいをするわ。
よくききなさい。あまあまさんを けんっじょうしなさい。」
「ゆ!だめだよ!これは おにーさんに あげる ちょこれーとさん なんだよ!ぜったいに だめだよ!」
甘味をもっていることを正直に話してしまう素直な れいむである。
「はぁああ!!??ばかなの?しぬの?いい、でいぶたちは すっごく ゆっくりしているんだよ。
れいむは げすで くそにんげんの どれいで ゆっくりしていないでしょ!?
ゆっくりしてないくせに、ちょこれーとさんを ひとりじめする なんて げす だよ!せいっさいだよ!」
「いなかものの くせに、ちょこれーとさんを ひとりじめする なんて、ゆるせないわ!」
「せいさいなんだねー!わかれよー!」
「れいむ、さいっきょの まりささま あいてに かてると おもうのかぜ?
さっさと ちょこれーとさんを おいていくのぜ。そうすれば、いのちだけは たすけてやるのぜ。」
「ゆ、ゆぅ………」
れいむは げすで くそにんげんの どれいで ゆっくりしていないでしょ!?
ゆっくりしてないくせに、ちょこれーとさんを ひとりじめする なんて げす だよ!せいっさいだよ!」
「いなかものの くせに、ちょこれーとさんを ひとりじめする なんて、ゆるせないわ!」
「せいさいなんだねー!わかれよー!」
「れいむ、さいっきょの まりささま あいてに かてると おもうのかぜ?
さっさと ちょこれーとさんを おいていくのぜ。そうすれば、いのちだけは たすけてやるのぜ。」
「ゆ、ゆぅ………」
野良5匹に脅迫され、困る れいむ。
れいむは胴付きなので、野良ゆっくり相手に負けることはない。
過去にも、野良のゲスに襲われていた飼いゆっくりを力で助けたこともある。
また、SOSボタンをもっており、これを押して、セキュリー会社を呼ぶこともできる。
しかし、できることならば穏便に済ませたいと考え、どうするかを悩んでいるのだ。
れいむは胴付きなので、野良ゆっくり相手に負けることはない。
過去にも、野良のゲスに襲われていた飼いゆっくりを力で助けたこともある。
また、SOSボタンをもっており、これを押して、セキュリー会社を呼ぶこともできる。
しかし、できることならば穏便に済ませたいと考え、どうするかを悩んでいるのだ。
悩んでいる間に、5匹に包囲される れいむ。
「さっさと わたすんだよー。わかれよー!」
「このいなかもの、ゆっくりせずに さっさと ちょこれーとさんを わたしなさい。さもないと……」
5匹は枝を咥え、臨戦態勢をとる。
「ゆ、ゆぅ……これは こまったよ…………なんとかして ちょこれーとさんを まもらないと……」
走って逃げることも考えたが、その衝撃でチョコレートがわれるかも知れないと考え、それもできない れいむ。
「さっさと わたすんだよー。わかれよー!」
「このいなかもの、ゆっくりせずに さっさと ちょこれーとさんを わたしなさい。さもないと……」
5匹は枝を咥え、臨戦態勢をとる。
「ゆ、ゆぅ……これは こまったよ…………なんとかして ちょこれーとさんを まもらないと……」
走って逃げることも考えたが、その衝撃でチョコレートがわれるかも知れないと考え、それもできない れいむ。
-チリン チリン!!
突然、ベルがなり響く。
驚いた6匹は、音のほうを見る。
「まちなさい!!」
そこには補助輪付き自転車に乗った、胴付き ゆっくりがいた。
そのゆっくりは、金髪で、黒いとんがり帽を被り、鞄を襷がけでもっている。
驚いた6匹は、音のほうを見る。
「まちなさい!!」
そこには補助輪付き自転車に乗った、胴付き ゆっくりがいた。
そのゆっくりは、金髪で、黒いとんがり帽を被り、鞄を襷がけでもっている。
「ゆ!?なんなのぜ?おまえは?」
「かいゆっくりを きょうはくし、ちょこれーとさんを うばうのは やめなさい!」
まりさの質問を無視し、ゆっくりが叫ぶ。
「ゆぷぷ。まったく、これだから どうつきは ゆっくりしてないよ。
どうつきごときが、でいぶたちに めいっれい できると おもってるの?せいっさいするよ?
それが いや だったら、さっさと あまあまを もっておいで。すぐでいいよ!」
「かいゆっくりを きょうはくし、ちょこれーとさんを うばうのは やめなさい!」
まりさの質問を無視し、ゆっくりが叫ぶ。
「ゆぷぷ。まったく、これだから どうつきは ゆっくりしてないよ。
どうつきごときが、でいぶたちに めいっれい できると おもってるの?せいっさいするよ?
それが いや だったら、さっさと あまあまを もっておいで。すぐでいいよ!」
「くちで いっても わからないか。そこの きんばっちさんの れいむ、すぐに たすけてあげるから あんっしんしてね!」
自転車を降りた ゆっくりが れいむに微笑みながら言う。
「ゆ?あ、ありがとうだよ……」
「むっきゅきゅ。
たかが どうつき まりさ ひとり ふえた ところで、ぱちぇたちの しょうりは ゆるがないわ。」
5匹の野良ゆっくりは厭らしい笑顔になる。
対照的に、れいむは少し困った顔をしている。
「ゆぅ…あ、あんまり ぼうりょくてきなことは ゆっくりできないよ……
ゆ!ゆゆ?あの ゆっくりが こしにつけているのって、たしか……」
自転車を降りた ゆっくりが れいむに微笑みながら言う。
「ゆ?あ、ありがとうだよ……」
「むっきゅきゅ。
たかが どうつき まりさ ひとり ふえた ところで、ぱちぇたちの しょうりは ゆるがないわ。」
5匹の野良ゆっくりは厭らしい笑顔になる。
対照的に、れいむは少し困った顔をしている。
「ゆぅ…あ、あんまり ぼうりょくてきなことは ゆっくりできないよ……
ゆ!ゆゆ?あの ゆっくりが こしにつけているのって、たしか……」
胴付き ゆっくりの腰には、青いベルトがまきつけてある。
れいむは、このベルトに見覚えがあった。
毎週日曜日の朝、お兄さんと一緒に見ている特撮番組で主人公が使っているものと同じものだ。
ベルトには、オレンジ・青・黄・黒のスイッチが1つずつと、赤のスイッチが4つ、左側に大きなレバーがついている。
胴付きゆっくりは、赤いスイッチを1つずつ入れる。
れいむは、このベルトに見覚えがあった。
毎週日曜日の朝、お兄さんと一緒に見ている特撮番組で主人公が使っているものと同じものだ。
ベルトには、オレンジ・青・黄・黒のスイッチが1つずつと、赤のスイッチが4つ、左側に大きなレバーがついている。
胴付きゆっくりは、赤いスイッチを1つずつ入れる。
-キュィーン…キュィーン…キュィーン…キュィーン!
スイッチと連動して、電子音がなる。
全ての ゆっくりの注意が胴付きにあつまる。
全ての ゆっくりの注意が胴付きにあつまる。
-Three……Two……One……
ベルトから流れる電子音声の後、胴付きゆっくりはベルトについてあるレバーを動かしながら叫ぶ。
「へんしん!」
「へんしん!」
- ~~♪♪~~♪!!
ベルトから流れる電子音のメロディー。
「むきゅ。なにも おきないわ。まったく この もりのけんじゃである ぱちぇを だまそうなんて、3ねん はやいわ。」
ぱちゅりーの言う通り、何も変化はなかった。
それも当然で、このベルトは玩具である。男の子に大人気の玩具で、昨年末まで品薄だったものだ。
何もおきないことに、5匹は笑いだした。
ぱちゅりーの言う通り、何も変化はなかった。
それも当然で、このベルトは玩具である。男の子に大人気の玩具で、昨年末まで品薄だったものだ。
何もおきないことに、5匹は笑いだした。
5匹の笑いを無視して、胴付きゆっくりは体を屈める。
「うちゅう………きたーーーーー!!!!!」
そして、叫びながら、一気に伸びる。その際、黒いとんがり帽子をとる。
「うちゅう………きたーーーーー!!!!!」
そして、叫びながら、一気に伸びる。その際、黒いとんがり帽子をとる。
笑顔の5匹が固まる。
帽子の中からあわられたのは、金バッチと赤いリボンがついた白い帽子だ。
胴付き ゆっくりは、右手を前に突き出し、叫ぶ。
「か○ん らいだー ふぉー○!たいまん はさせて もらうぜ!!」
帽子の中からあわられたのは、金バッチと赤いリボンがついた白い帽子だ。
胴付き ゆっくりは、右手を前に突き出し、叫ぶ。
「か○ん らいだー ふぉー○!たいまん はさせて もらうぜ!!」
「ふ、ふふ、ふらんだぁぁぁっぁああああ!!!」×5
5匹は笑顔から一気に恐怖に引きつった顔になり、叫ぶ。
「どぼじでぇぇええ!!どぼじで、ばりざが ふらんになるのぉおおおおお!!!」×5
5匹は恐怖と混乱で硬直しており、逃げることができない。
基本的にゆっくりは個体の識別をおかざりだけで行う。
ふらんが まりさの帽子をかぶっていれば、殆どの ゆっくりは まりさと勘違いをする。
野良5匹から見れば、
バカにしていた胴付きまりさが、一瞬で恐怖の胴付きふらんに変わったように見えるのだ。
ちなみに、れいむは、まりさではないことは気づいていたが、
まさか、ふらんだとは思っていなかったようで、少し驚いている。
5匹は笑顔から一気に恐怖に引きつった顔になり、叫ぶ。
「どぼじでぇぇええ!!どぼじで、ばりざが ふらんになるのぉおおおおお!!!」×5
5匹は恐怖と混乱で硬直しており、逃げることができない。
基本的にゆっくりは個体の識別をおかざりだけで行う。
ふらんが まりさの帽子をかぶっていれば、殆どの ゆっくりは まりさと勘違いをする。
野良5匹から見れば、
バカにしていた胴付きまりさが、一瞬で恐怖の胴付きふらんに変わったように見えるのだ。
ちなみに、れいむは、まりさではないことは気づいていたが、
まさか、ふらんだとは思っていなかったようで、少し驚いている。
フランは跳躍し、距離を一気につめる。
着地の際、左足でアリスを踏みつける。
「っぐっべぇぇえぇえ!!!!ど、どげ…で…いながも………」
着地の際、左足でアリスを踏みつける。
「っぐっべぇぇえぇえ!!!!ど、どげ…で…いながも………」
-ッバッコォ!!
アリスを踏んでいた足をどけ、アリスを蹴り上げる。
「っゆっべぇええ!!…………お、おそらとんでるーー!!??」
宙に舞い、自然落下するアリス。
アリスを踏んでいた足をどけ、アリスを蹴り上げる。
「っゆっべぇええ!!…………お、おそらとんでるーー!!??」
宙に舞い、自然落下するアリス。
-ッドン!
落下途中のアリスを拳で思い切り殴るフラン。
殴られたアリスは空き地に置かれた土管にぶつかり、絶命した。
殴られたアリスは空き地に置かれた土管にぶつかり、絶命した。
「ふ、ふらん。いくらなんでも やりすぎだよ!」
フランに向かって叫ぶ れいむ。
れいむは、フランが金バッチをつけていること、自分を助けると言ってくれたことから、
危険がないことを認識しており、怯えることなく叫ぶことができた。
(とはいえ、相手は捕食種のため、少しだけ怖がっているが。)
「ゆ?なに いっているの?こいつらは れいむから たいせつなものを うばおうとしていた げすだよ。
のらで げすな やつは せいっさい しないと いけないんだよ!」
「で、でも、ゆっくりごろしは ゆっくり できないよ!」
「うーー!ふらんは ほしょくしゅ だから へいきなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」
「ゆ、ゆぅ………」
フランの言葉にれいむは反論ができなくなった。
フランに向かって叫ぶ れいむ。
れいむは、フランが金バッチをつけていること、自分を助けると言ってくれたことから、
危険がないことを認識しており、怯えることなく叫ぶことができた。
(とはいえ、相手は捕食種のため、少しだけ怖がっているが。)
「ゆ?なに いっているの?こいつらは れいむから たいせつなものを うばおうとしていた げすだよ。
のらで げすな やつは せいっさい しないと いけないんだよ!」
「で、でも、ゆっくりごろしは ゆっくり できないよ!」
「うーー!ふらんは ほしょくしゅ だから へいきなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」
「ゆ、ゆぅ………」
フランの言葉にれいむは反論ができなくなった。
「に、にげるんだねー!わかるよーー!!」
アリスの死を見て、硬直が解けた ちぇんが叫び、駆け出す。
「にがすか!ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりしていってね!!!」×4
野良の4匹は立ち止まり、大きな声で返事をする。
教育を受けていない ゆっくりなので、本能には逆らう術を知らない。
その本能が死期を早めるものだとしても、決して逆らわず、返事をするのだ。
当然、ちぇんも立ち止まっている。
アリスの死を見て、硬直が解けた ちぇんが叫び、駆け出す。
「にがすか!ゆっくりしていってね!!!」
「ゆっくりしていってね!!!」×4
野良の4匹は立ち止まり、大きな声で返事をする。
教育を受けていない ゆっくりなので、本能には逆らう術を知らない。
その本能が死期を早めるものだとしても、決して逆らわず、返事をするのだ。
当然、ちぇんも立ち止まっている。
ふらんは、青いスイッチをいれる。
-Launcher On ~♪
電子音が流れるが、玩具なので、実際には何もおきない。
代わりにフランは、鞄から水鉄砲を取り出し、屈んで撃つ。
本ゆんは、劇中のライダーのように、
足にセットされたランチャーからミサイルを撃っている気分である。
電子音が流れるが、玩具なので、実際には何もおきない。
代わりにフランは、鞄から水鉄砲を取り出し、屈んで撃つ。
本ゆんは、劇中のライダーのように、
足にセットされたランチャーからミサイルを撃っている気分である。
「!?つめたいんだよー!やめろよーー!!とけるんだよーー!!
ゆ?ゆゆ?う、うごきがにぶいよー!!わからないよーー!!うごけないんだよー!!」
水で足がふやけたため、ちぇんの動きが鈍くなる。
ゆ?ゆゆ?う、うごきがにぶいよー!!わからないよーー!!うごけないんだよー!!」
水で足がふやけたため、ちぇんの動きが鈍くなる。
「あたらしい すいっち!ためさせて もらうよ。」
歩きながら、鞄から橙色のスイッチをとりだし、ベルトにはめてある黒いスイッチと入れ替える。
歩きながら、鞄から橙色のスイッチをとりだし、ベルトにはめてある黒いスイッチと入れ替える。
-Hummer
セットしたことを表す電子音が流れたあと、新しくつけた橙色のスイッチをいれる。
セットしたことを表す電子音が流れたあと、新しくつけた橙色のスイッチをいれる。
-Hummer On ~♪
電子音が流れるが、やはり玩具なので、何もおきない。
代わりにフランは、鞄から小さな木槌を取り出し、左手でもつ。
「これが はんまーすいっちさん。いっくよ!」
「や、やめるんだよぉぉおおお!!わかれよぉぉおおお!!
っゆっぎゅぶぬん…………」
そして、そのハンマーで動けなくなった ちぇんを思いっきり殴る。
汚いチョコレートを地面にばら撒きペチャンコになる ちぇん。
電子音が流れるが、やはり玩具なので、何もおきない。
代わりにフランは、鞄から小さな木槌を取り出し、左手でもつ。
「これが はんまーすいっちさん。いっくよ!」
「や、やめるんだよぉぉおおお!!わかれよぉぉおおお!!
っゆっぎゅぶぬん…………」
そして、そのハンマーで動けなくなった ちぇんを思いっきり殴る。
汚いチョコレートを地面にばら撒きペチャンコになる ちぇん。
「…………む!っぎゅぅぅうう!!
ゆっげぼぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!
ぶぼっ!ぶぼぇっ!えげぇぇぇ!えげぼげぇぇぇええええええ!!!」
突然現れたフラン。殺された仲間。仲間の死臭。
ゲロ袋の渾名は伊達ではなく、パチュリーは生クリームを吐き出す。
そして、絶命した。流石はゲロ袋だ。
ゆっげぼぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!
ぶぼっ!ぶぼぇっ!えげぇぇぇ!えげぼげぇぇぇええええええ!!!」
突然現れたフラン。殺された仲間。仲間の死臭。
ゲロ袋の渾名は伊達ではなく、パチュリーは生クリームを吐き出す。
そして、絶命した。流石はゲロ袋だ。
「ば、ばりざぁぁああ!!な、なんどがじでぇぇえええ!!!」
「わわわわかっているのぜぜぜぜえぜ!!
ま、まりさは さいっきょう なのぜ!ふらんなんで、ごわぐないのぜ!!
まりさには、まだ ひっみつへいっきさんが あるのぜぇえぇええええ!!!!!」」
ガタガタ震えながらも、打開策があることを誇示する まりさ。
まりさは帽子から、カッターナイフを取り出し、舌で刃を露出させる。
「わわわわかっているのぜぜぜぜえぜ!!
ま、まりさは さいっきょう なのぜ!ふらんなんで、ごわぐないのぜ!!
まりさには、まだ ひっみつへいっきさんが あるのぜぇえぇええええ!!!!!」」
ガタガタ震えながらも、打開策があることを誇示する まりさ。
まりさは帽子から、カッターナイフを取り出し、舌で刃を露出させる。
「うー……やっかいなものをー」
カッターナイフを見たフランが立ち止まる。
バカと刃物は危険だと考えたのだ。
「ねぇ、ふらん。にんげんさんを よぼうか?」
れいむが尋ねると、フランは首をふる。
「うー。だいじょうぶだよ。こんなやつら、ふらん ひとりで かるく たおしてやるよ!」
カッターナイフを見たフランが立ち止まる。
バカと刃物は危険だと考えたのだ。
「ねぇ、ふらん。にんげんさんを よぼうか?」
れいむが尋ねると、フランは首をふる。
「うー。だいじょうぶだよ。こんなやつら、ふらん ひとりで かるく たおしてやるよ!」
「ゆっへん!!いっくら ふらんでも、この かったーないふさんの まえでは おちびも どうっぜんなのぜ!!」
「ゆーん!さっすが まりさだよ。さっすが でいぶの だーりんだよ!!」
「ゆへへ!!おい!そこの ふらんと、れいむ!!
このかったーないふさんの さびに なりたくなければ、あまあまを おいていくのぜ!!」
フランの動きが止まったことで、勝利を確信した まりさがドヤ顔で命令をする。
「うー。ことわるよ。」
「ゆ?な、なにをいっているのぜぇぇええええ!!!このかったーないふさんが めに はいらないのかぜ!?」
「ゆーん!さっすが まりさだよ。さっすが でいぶの だーりんだよ!!」
「ゆへへ!!おい!そこの ふらんと、れいむ!!
このかったーないふさんの さびに なりたくなければ、あまあまを おいていくのぜ!!」
フランの動きが止まったことで、勝利を確信した まりさがドヤ顔で命令をする。
「うー。ことわるよ。」
「ゆ?な、なにをいっているのぜぇぇええええ!!!このかったーないふさんが めに はいらないのかぜ!?」
フランは何もいわずに、オレンジ色と黄色のスイッチをいれる。
-Rocket On ~♪ Drill On ~♪
当然なんの意味もないが、
フランの中では、右手にロケット、左足にドリルが装着されたことになっている。
「っとう!」
フランが宙に舞う。自力で飛行しているが、本ゆんは、右手のロケットで飛んでいる気分だ。
-Rocket On ~♪ Drill On ~♪
当然なんの意味もないが、
フランの中では、右手にロケット、左足にドリルが装着されたことになっている。
「っとう!」
フランが宙に舞う。自力で飛行しているが、本ゆんは、右手のロケットで飛んでいる気分だ。
「ゆ!おそらを とぶとは ひきょうなのぜ!さっさと おりてくるのぜ!
さいっきょうの まりささまが せいっさいしていやるのぜ!!」
「いいよ。おりてあげる。」
フランはベルトのレバーを引く。
さいっきょうの まりささまが せいっさいしていやるのぜ!!」
「いいよ。おりてあげる。」
フランはベルトのレバーを引く。
-Rocket 、Drill 、Limit Break !!~♪
ベルトから流れる電子音。
「ライダーロケット ドリルキーーック!!!!」
フランは左足を伸ばし、肘をまげ、ポーズをつける。
正面からでは、カッターナイフが危ないので、背面にまわり、まりさの後頭部(?)めがけて急降下する。
「ゆ!ふらんがきえたのぜ!ゆっふん!!
さいっきょうの まりささまに おそれを なしたに ちがいないのっぜぇぇぇええええええ!!??」
まりさは、背後からフランに足で押され、悲鳴をあげる。
「ど、どぼじでぇぇぇええ!!どぼじで かべざんがぁぁああ!!!??っぐっべぇぇええええええ!!!」
そして、カッターナイフを咥えたまま、ブロックベイに顔面から激突する。
口内にカッターナイフがはいり、刃が口内で突き刺さる。
「っゆっぎゃぁぁあああああ!!!ば、ばりざの おぐじがぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!
が、がっだーないぶざんを、とりだっぐっっぎゃあぁぁぁlぁぁ!!い、いざいいぃいいいいいいいい!!!!」
カッターナイフを取り出そうと舌を動かすが、その動作により刃が口内を傷つけ、激痛に襲われ悲鳴をあげる。
ベルトから流れる電子音。
「ライダーロケット ドリルキーーック!!!!」
フランは左足を伸ばし、肘をまげ、ポーズをつける。
正面からでは、カッターナイフが危ないので、背面にまわり、まりさの後頭部(?)めがけて急降下する。
「ゆ!ふらんがきえたのぜ!ゆっふん!!
さいっきょうの まりささまに おそれを なしたに ちがいないのっぜぇぇぇええええええ!!??」
まりさは、背後からフランに足で押され、悲鳴をあげる。
「ど、どぼじでぇぇぇええ!!どぼじで かべざんがぁぁああ!!!??っぐっべぇぇええええええ!!!」
そして、カッターナイフを咥えたまま、ブロックベイに顔面から激突する。
口内にカッターナイフがはいり、刃が口内で突き刺さる。
「っゆっぎゃぁぁあああああ!!!ば、ばりざの おぐじがぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!
が、がっだーないぶざんを、とりだっぐっっぎゃあぁぁぁlぁぁ!!い、いざいいぃいいいいいいいい!!!!」
カッターナイフを取り出そうと舌を動かすが、その動作により刃が口内を傷つけ、激痛に襲われ悲鳴をあげる。
「うー!ゆっくりしね!ゆっくりしね!!!のらで げすな まりさは ゆっくりしね!!」
自分ではどうしようもない状態に陥ったまりさを、フランは踏みつける。
「ぶぶぶ!!???い、いざぃいいいいい!!!や、やべ、やべでぇぇぇえ!!げっぼ!!やべ!ぶっぼぉおおお!!!!」
フランの足がまりさを押さえつける度に、刃が口内を傷つけ、まりさは餡子と悲鳴をあげる。
「ゆべっ!だ、だずっげ!!ぼ、ぼっど……っがっぼ!!ゆっぐりじだ………がだ……」
カッターナイフが中枢餡を傷つけたことで、まりさは絶命した。
「うーー。りみっとぶれいくでも たおせないなんて、まだまだ ふらんは だめだよ。もっと れんしゅうしないと。」
自分ではどうしようもない状態に陥ったまりさを、フランは踏みつける。
「ぶぶぶ!!???い、いざぃいいいいい!!!や、やべ、やべでぇぇぇえ!!げっぼ!!やべ!ぶっぼぉおおお!!!!」
フランの足がまりさを押さえつける度に、刃が口内を傷つけ、まりさは餡子と悲鳴をあげる。
「ゆべっ!だ、だずっげ!!ぼ、ぼっど……っがっぼ!!ゆっぐりじだ………がだ……」
カッターナイフが中枢餡を傷つけたことで、まりさは絶命した。
「うーー。りみっとぶれいくでも たおせないなんて、まだまだ ふらんは だめだよ。もっと れんしゅうしないと。」
フランはゆっくりと でいぶのほうの方を見る。
「うー、つぎは どの すいっちさんを つかおうかな?なやむよ。」
「ぐるなぁぁぁああああああ!!ふらんは ぐるなぁぁああああ!!」
でいぶはガタガタ震え、上と下から砂糖水を垂れ流しながら叫ぶ。
「うーー。やだ!ゆっくりしね!」
ふらんは笑顔で言う。
「ど、どぼじでぇぇぇぇええ!!!ぼ、ぼういっばい、ゆっぐりごろじ じで、ゆっぐり できだでしょぉおおお!!!」
「ほしょくしゅでも ないくせに、ゆっくりごろしで ゆっくり できる なんていう でいぶは げすだね。
そんな げすは ゆっくりしね!!」
「やべでぇぇええ!!!ぐるなぁぁああ!!
で、でいぶは にんっしん しているんだよぉおおおお!!!やさしくしなくちゃいけないんだよぉおおおお!!!
だ、だがら、だがらだがら、だずげでぇぇぇぇぇええええええええぇぇぇぇええええええええええええええええええ!!!」
でいぶは有らん限りの大声で命乞いをする。
「うー、つぎは どの すいっちさんを つかおうかな?なやむよ。」
「ぐるなぁぁぁああああああ!!ふらんは ぐるなぁぁああああ!!」
でいぶはガタガタ震え、上と下から砂糖水を垂れ流しながら叫ぶ。
「うーー。やだ!ゆっくりしね!」
ふらんは笑顔で言う。
「ど、どぼじでぇぇぇぇええ!!!ぼ、ぼういっばい、ゆっぐりごろじ じで、ゆっぐり できだでしょぉおおお!!!」
「ほしょくしゅでも ないくせに、ゆっくりごろしで ゆっくり できる なんていう でいぶは げすだね。
そんな げすは ゆっくりしね!!」
「やべでぇぇええ!!!ぐるなぁぁああ!!
で、でいぶは にんっしん しているんだよぉおおおお!!!やさしくしなくちゃいけないんだよぉおおおお!!!
だ、だがら、だがらだがら、だずげでぇぇぇぇぇええええええええぇぇぇぇええええええええええええええええええ!!!」
でいぶは有らん限りの大声で命乞いをする。
------------------------------------
「うーー。ゆ?なんだ?れいむ、どうした?」
「ぐるなぁぁあ!!でいぶを ゆっぐりざぜろぉおお!!ゆ??」
れいむは、でいぶに背を向け、フランと でいぶの間に立つ。
「ふらん、もうやめてよ。でいぶ にんしん している そうだよ。
なんの つみも ない おちびちゃんまで えいえんに ゆっくりさせるのは さすがに かわいそすぎだよ!」
「そ、そうだよ!でいぶは にんっしん してるんだよ!やさしく しなくちゃ いけないんだよ!」
味方ができたことで、でいぶの顔が明るくなり、醜い笑顔になる。
「よくやったよ、どうつき。とくべつに ほめてやるよ!この でいぶさまの どれいにしてやるよ!かんしゃしてね!!
あと、あまあまを ちょうだいね!すぐでいいよ!!」
「ゆ?ゆゆ??」
でいぶの発言を聞き、れいむが驚きの表情で固まる。
「うー。でいぶって、どうして こんなに ばか ばっかり なんだろう?
れいむ、こんな やつを かばうこと なんてないよ。」
ふらんは でいぶのバカっぷりに思わず頭をおさえる。
「でいぶは ばかじゃないよ!!でいぶの あたまは すーぱこんぴゅーたけいさんのように かしこいんだよ!!」
「はいはい。そうですね そうですね。ほら、れいむ、そこをどいて。」
ふらんが れいむの両肩に両手をのせ、項垂れながら言う。
でいぶのバカさ加減に呆れているのだ。
「ぐるなぁぁあ!!でいぶを ゆっぐりざぜろぉおお!!ゆ??」
れいむは、でいぶに背を向け、フランと でいぶの間に立つ。
「ふらん、もうやめてよ。でいぶ にんしん している そうだよ。
なんの つみも ない おちびちゃんまで えいえんに ゆっくりさせるのは さすがに かわいそすぎだよ!」
「そ、そうだよ!でいぶは にんっしん してるんだよ!やさしく しなくちゃ いけないんだよ!」
味方ができたことで、でいぶの顔が明るくなり、醜い笑顔になる。
「よくやったよ、どうつき。とくべつに ほめてやるよ!この でいぶさまの どれいにしてやるよ!かんしゃしてね!!
あと、あまあまを ちょうだいね!すぐでいいよ!!」
「ゆ?ゆゆ??」
でいぶの発言を聞き、れいむが驚きの表情で固まる。
「うー。でいぶって、どうして こんなに ばか ばっかり なんだろう?
れいむ、こんな やつを かばうこと なんてないよ。」
ふらんは でいぶのバカっぷりに思わず頭をおさえる。
「でいぶは ばかじゃないよ!!でいぶの あたまは すーぱこんぴゅーたけいさんのように かしこいんだよ!!」
「はいはい。そうですね そうですね。ほら、れいむ、そこをどいて。」
ふらんが れいむの両肩に両手をのせ、項垂れながら言う。
でいぶのバカさ加減に呆れているのだ。
「で、でも、ふらん。やっぱり、おちびちゃんが かわいそうだよ……」
「うぅ~~。いい、れいむ。こんな げすな おやだったら、
むしろ うまれてこないほうが おちびちゃんの しあわせだよ。」
「ゆ?ゆゆ??」
れいむは、フランの言っていることの意味が理解できないでいる。
「うぅ~~。いい、れいむ。こんな げすな おやだったら、
むしろ うまれてこないほうが おちびちゃんの しあわせだよ。」
「ゆ?ゆゆ??」
れいむは、フランの言っていることの意味が理解できないでいる。
「うー、いいから みてて。」
ふらんは、れいむの横を通り、でいぶの前で屈む。
「ゆががぁぁぁぁぁあ!!ふ、ふらん だぁぁぁあああ!!!
ど、どれいぃいいいい!!!な、なにやっでるのぉおおおおお!!!ざっざど、だずげろぉおおお!!!」
でいぶが震えながら叫ぶ。
「うー、うるさい!さわいだら、ころすぞ!」
「っゆっぐ!!ぐぶ………ぐず……ぐび……」
フランがでいぶの頭を軽く叩く。
でいぶは涙を流し、震えながら揉み上げで口を必死で閉じる。
ふらんは、れいむの横を通り、でいぶの前で屈む。
「ゆががぁぁぁぁぁあ!!ふ、ふらん だぁぁぁあああ!!!
ど、どれいぃいいいい!!!な、なにやっでるのぉおおおおお!!!ざっざど、だずげろぉおおお!!!」
でいぶが震えながら叫ぶ。
「うー、うるさい!さわいだら、ころすぞ!」
「っゆっぐ!!ぐぶ………ぐず……ぐび……」
フランがでいぶの頭を軽く叩く。
でいぶは涙を流し、震えながら揉み上げで口を必死で閉じる。
「でいぶ、たすかりたいのか?」
フランの質問に、でいぶは全力で何度も頷く。
「それは おちびちゃんのためか?
つみのない おちびちゃんが うまれることもなく しぬのは かわいそうだから?
おやこで みのがしてほしい?」
でいぶが先程と同じように頷く。
「しんぐるまざーはゆっくりできないぞ。
いまここで おまえと おなかのこども、しんだほうが みんな ゆっくりできるだろ?」
「ぞんなごどありばぜんん!!!!!!
でいぶは、かわいいおちびちゃんざえ いれば、しんぐるまざーでぼ、ゆっぐりできばずぅうううう!!」
でいぶが涙を流しながら叫ぶ。
「うー、いいよ。みのがしてあげる。」
「ぼ、ぼんどうぅに!!??」
フランが笑顔で頷く。
「やったよ!さっすが でいぶだよ。ふらんを せっとくして たすかったよ!
でいぶったら ほんっとうに こうしょうじょうずだよ。ろーじゃー・すみすも まっさおだよ!
でいぶったら ゆうっしゅうで ごーめんねー!!」
どこが交渉だったのかは不明だが、自己肯定能力だけに長けている でいぶらしい発言だ。
助かったことで、恐怖心が一気になくなったのだろう、でいぶが笑顔になる。
フランの質問に、でいぶは全力で何度も頷く。
「それは おちびちゃんのためか?
つみのない おちびちゃんが うまれることもなく しぬのは かわいそうだから?
おやこで みのがしてほしい?」
でいぶが先程と同じように頷く。
「しんぐるまざーはゆっくりできないぞ。
いまここで おまえと おなかのこども、しんだほうが みんな ゆっくりできるだろ?」
「ぞんなごどありばぜんん!!!!!!
でいぶは、かわいいおちびちゃんざえ いれば、しんぐるまざーでぼ、ゆっぐりできばずぅうううう!!」
でいぶが涙を流しながら叫ぶ。
「うー、いいよ。みのがしてあげる。」
「ぼ、ぼんどうぅに!!??」
フランが笑顔で頷く。
「やったよ!さっすが でいぶだよ。ふらんを せっとくして たすかったよ!
でいぶったら ほんっとうに こうしょうじょうずだよ。ろーじゃー・すみすも まっさおだよ!
でいぶったら ゆうっしゅうで ごーめんねー!!」
どこが交渉だったのかは不明だが、自己肯定能力だけに長けている でいぶらしい発言だ。
助かったことで、恐怖心が一気になくなったのだろう、でいぶが笑顔になる。
「ところで、でいぶ。あまあま ほしいか?」
「ゆ!あまあま!?ほしいよ!ゆっくりしないで さっさと ちょうだいね。
でいぶさまに あまあまを けんっじょうする なんて、なかなか ゆうっしゅうな ふらんだね!ほめてやるよ!」
力関係を理解しているくせに、こういう態度をとれる でいぶを、ある意味尊敬しながら ふらんは続ける。
「うー、じぶんで だたいしたら あげるよ。」
「だたい?」
「そうだよ。おおきく とびはねて、おなかの おちびちゃんを ころすことだよ。
だたいがすめば、くっきーさんをあげるよ。」
「ゆ!あまあま!?ほしいよ!ゆっくりしないで さっさと ちょうだいね。
でいぶさまに あまあまを けんっじょうする なんて、なかなか ゆうっしゅうな ふらんだね!ほめてやるよ!」
力関係を理解しているくせに、こういう態度をとれる でいぶを、ある意味尊敬しながら ふらんは続ける。
「うー、じぶんで だたいしたら あげるよ。」
「だたい?」
「そうだよ。おおきく とびはねて、おなかの おちびちゃんを ころすことだよ。
だたいがすめば、くっきーさんをあげるよ。」
れいむは呆れた顔をする。
「ふらん、そんな じょうけんさんじゃ、でいぶは くっきーさんを たべれないよ?」
あげる気がないなら言わなければいいのに、と思いながら ふらんに言う。
「ふらん、そんな じょうけんさんじゃ、でいぶは くっきーさんを たべれないよ?」
あげる気がないなら言わなければいいのに、と思いながら ふらんに言う。
ふらんは でいぶのほうを指差す。
「ゆ??」
でいぶのほうを見ると、でいぶが宙に浮かんでいた。
「ゆ??」
でいぶのほうを見ると、でいぶが宙に浮かんでいた。
通常の跳ね方では届かないぐらいの高さだ。そして、地面に腹部から激突する。
「ゆっびぃぃいいいい!!い、いだいよ、で、でぼ、まだ くそちびは しんでないよ!
さっさと しんでね!でいぶの くっきーさんを じゃまする くそちびは さっさとしんでね!!」
「で、でいぶやめてよ。それいじょうしたら、おなかの おちびちゃんが しんじゃうよ!!」
堕胎をしようとする でいぶに対し、れいむが説得を試みる。
「うっるさいよ!!!じゃま するんじゃないよぉぉおおお!!!!
でいぶは くっきーさんを たべて ゆっくりするんだよ!!!
じゃまするなら、おまえも せいっさいだよ!!!」
でいぶはれいむを睨みながら叫ぶ。
「ゆ、ゆぅ………」
「れいむ、むだだよ。でいぶは おちびちゃんよりも くっきーさんのほうが だいじ なんだよ。」
でいぶの鬼気迫る迫力に圧倒された れいむの肩に手をおき、ふらんが言う。
「ゆっびぃぃいいいい!!い、いだいよ、で、でぼ、まだ くそちびは しんでないよ!
さっさと しんでね!でいぶの くっきーさんを じゃまする くそちびは さっさとしんでね!!」
「で、でいぶやめてよ。それいじょうしたら、おなかの おちびちゃんが しんじゃうよ!!」
堕胎をしようとする でいぶに対し、れいむが説得を試みる。
「うっるさいよ!!!じゃま するんじゃないよぉぉおおお!!!!
でいぶは くっきーさんを たべて ゆっくりするんだよ!!!
じゃまするなら、おまえも せいっさいだよ!!!」
でいぶはれいむを睨みながら叫ぶ。
「ゆ、ゆぅ………」
「れいむ、むだだよ。でいぶは おちびちゃんよりも くっきーさんのほうが だいじ なんだよ。」
でいぶの鬼気迫る迫力に圧倒された れいむの肩に手をおき、ふらんが言う。
「れいむ、よくきいてね。
じぶんのことを でいぶって いう やつは ぜったいに じぶん かってな げす なんだよ。
こんな げすの、しかも ぼしかていに うまれたら、おちびちゃんは ぜったいに ゆっくりできないよ。
ふこうな しを むかえるだけだよ。
うんよく いきのびても、こどもは あたらしい げすに なるだけだよ。
そして げすは ほかの ゆっくりを ゆっくりさせないよ。
げすは みんなを ふこうに するんだよ。
だから、こういう げすは ころすに かぎるんだよ。
ゆっくりりかいしてね!!」
じぶんのことを でいぶって いう やつは ぜったいに じぶん かってな げす なんだよ。
こんな げすの、しかも ぼしかていに うまれたら、おちびちゃんは ぜったいに ゆっくりできないよ。
ふこうな しを むかえるだけだよ。
うんよく いきのびても、こどもは あたらしい げすに なるだけだよ。
そして げすは ほかの ゆっくりを ゆっくりさせないよ。
げすは みんなを ふこうに するんだよ。
だから、こういう げすは ころすに かぎるんだよ。
ゆっくりりかいしてね!!」
ふらんの言葉を聞き、れいむは自分の母親である でいぶを思い出す。
確かにそうかもしれない。
幸い自分には優しい父親や姉妹がいてくれたから野良でも ゆっくりできた。
もし母親だけだったら、きっと野良生活を耐えられず すぐに死んだだろう。
母親である でいぶは、狩りや掃除といった生きるために必要なことは何もせず、
父である まりさに押し付けていたのだから。
優しい飼い主にめぐりあえたお陰で今は幸せな生活をしている。
これは、奇跡的だということも知っている。
もし でいぶを見逃したとしても、生まれてくる子供は不幸になるだけだろう。
自分のような奇跡はまず起きないのだから。
そう考えると、ふらんの言っていることが正しい気がしてきた。
確かにそうかもしれない。
幸い自分には優しい父親や姉妹がいてくれたから野良でも ゆっくりできた。
もし母親だけだったら、きっと野良生活を耐えられず すぐに死んだだろう。
母親である でいぶは、狩りや掃除といった生きるために必要なことは何もせず、
父である まりさに押し付けていたのだから。
優しい飼い主にめぐりあえたお陰で今は幸せな生活をしている。
これは、奇跡的だということも知っている。
もし でいぶを見逃したとしても、生まれてくる子供は不幸になるだけだろう。
自分のような奇跡はまず起きないのだから。
そう考えると、ふらんの言っていることが正しい気がしてきた。
「ゆっくりりかいしたよ………」
元気なく言うれいむ。
理解はできても、ゆっくりが、特に子供が死ぬのはイヤなのだ。
とはいえ、自分ではなにもできないことも理解している。
でいぶを、でいぶの子供を引き取ることなど、れいむには不可能なのだから。
そんなことをすれば、飼い主に迷惑をかけてしまう。
大好きなお兄さんを ゆっくりさせれないことは絶対にイヤなのだ。
元気なく言うれいむ。
理解はできても、ゆっくりが、特に子供が死ぬのはイヤなのだ。
とはいえ、自分ではなにもできないことも理解している。
でいぶを、でいぶの子供を引き取ることなど、れいむには不可能なのだから。
そんなことをすれば、飼い主に迷惑をかけてしまう。
大好きなお兄さんを ゆっくりさせれないことは絶対にイヤなのだ。
「っゆっぎぃいいいいいいいいいいいい!!!」
でいぶは何度も飛び跳ねるが、なかなか堕胎ができない。ただ悲鳴をあげるだけだ。
「ゆ!そうだ!ゆぷぷ。さっすが でいぶだよ。いいことを おもいついたよ!
こんくりーとの かべさんに おなかを ぶつければ、かんったんに だたいが できるよ!!
でいぶったら、かしこくって ごーめんねーー!!!」
でいぶはブロック壁に向かって跳ねだす。助走をつけ、ブロック塀に腹部をおもいきり ぶつける。
「ゆっぎゃぁあぁぁあああああああ!!!
い、いじゃいぃぃいいいいいいい!!!ゆっぎゃあぁぁああああ!!!!!!!
じじっっじっぬぅううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!」
これまで以上の激痛に、でいぶは悲鳴をあげながら、のたうちまわる。
のたうちまわっている でいぶの腹部に黒ずみができた。胎児(胎饅?)が死んだ証拠だ。
「ゆばぁ~ゆばぁ~。ふ、ふらん!みで、で、でいぶ、だたいを じだよ!
げすな ちびは しんだよ!さっさと くっきーさんを ちょうだいね!とくもりでいいよ!」」
でいぶが醜い笑顔で言う。
でいぶは何度も飛び跳ねるが、なかなか堕胎ができない。ただ悲鳴をあげるだけだ。
「ゆ!そうだ!ゆぷぷ。さっすが でいぶだよ。いいことを おもいついたよ!
こんくりーとの かべさんに おなかを ぶつければ、かんったんに だたいが できるよ!!
でいぶったら、かしこくって ごーめんねーー!!!」
でいぶはブロック壁に向かって跳ねだす。助走をつけ、ブロック塀に腹部をおもいきり ぶつける。
「ゆっぎゃぁあぁぁあああああああ!!!
い、いじゃいぃぃいいいいいいい!!!ゆっぎゃあぁぁああああ!!!!!!!
じじっっじっぬぅううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!」
これまで以上の激痛に、でいぶは悲鳴をあげながら、のたうちまわる。
のたうちまわっている でいぶの腹部に黒ずみができた。胎児(胎饅?)が死んだ証拠だ。
「ゆばぁ~ゆばぁ~。ふ、ふらん!みで、で、でいぶ、だたいを じだよ!
げすな ちびは しんだよ!さっさと くっきーさんを ちょうだいね!とくもりでいいよ!」」
でいぶが醜い笑顔で言う。
「やくそくだからね……はい、くっきーさん。」
ふらんはクッキーを地面に置く。
「むーしゃむーしゃ……しあわせー!!!
もっとちょうだいね!すぐでいいよ!とくもりだよ!
だたいして かわいそうな でいぶに
たっくさんの あまあまを けんっじょうするのは、とうぜんの ぎむだよ!さっさとしてね!」
クッキーを貪り喰うでいぶを、ふらんは汚物を見るような目で見る。
「うー……。さて、でいぶ。せいっさいしようか。」
「ゆ?はぁぁあああああ!!なにいってるのぉおおお!!??
たすけてくれるんでしょぉおおおお!!!??」
「うん。だから たすけたでしょ?
うまれてくる おちびちゃんの ために でいぶは たすけてあげたよ。
でも、もう おちびちゃんは いないからいいよね!」
「ゆ?」
「うー、おちびちゃんを ころしちゃうような げすを せいっさいするよ!ゆっくりりかいしてね!」
「りがいでぎるがぁぁああああ!!お、おい、どれぃいい!!
ざっざど、だずげろぉおおおおお!!!」
でいぶが れいむに命令をする。
「やだよ。くっきーさんの ために、おちびちゃんを ころす げす なんて、れいむ だいっきらいだよ!」
「うっがぁぁあああ!!ぞ、ぞれはふらんがぁぁああああ!!」
「ほんっとうに おちびちゃんが だいじだったら、あんな じょうけんさんを のまないよ!
ふらんからにげて、しんぐるまざーに なって、おちびちゃんを そだてる はずだよ。
でいぶは おちびちゃんよりも、くっきーさんの ほうが だいじなんでしょ!?」
れいむの目には涙が滲んでいる。産まれてくることができなかった子供のことを想っての涙だ。
「う、うるっざぁぁぁああいい!!いいがら、でいぶを だずげろっぉおおおお!!
あまあま もっでごいぃいいいい!!ゆっぐりざぜろぉおおおおおおおおおおお!!!
でいぶには ゆっぐりずる ぎむが あるんだぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!」
ふらんはクッキーを地面に置く。
「むーしゃむーしゃ……しあわせー!!!
もっとちょうだいね!すぐでいいよ!とくもりだよ!
だたいして かわいそうな でいぶに
たっくさんの あまあまを けんっじょうするのは、とうぜんの ぎむだよ!さっさとしてね!」
クッキーを貪り喰うでいぶを、ふらんは汚物を見るような目で見る。
「うー……。さて、でいぶ。せいっさいしようか。」
「ゆ?はぁぁあああああ!!なにいってるのぉおおお!!??
たすけてくれるんでしょぉおおおお!!!??」
「うん。だから たすけたでしょ?
うまれてくる おちびちゃんの ために でいぶは たすけてあげたよ。
でも、もう おちびちゃんは いないからいいよね!」
「ゆ?」
「うー、おちびちゃんを ころしちゃうような げすを せいっさいするよ!ゆっくりりかいしてね!」
「りがいでぎるがぁぁああああ!!お、おい、どれぃいい!!
ざっざど、だずげろぉおおおおお!!!」
でいぶが れいむに命令をする。
「やだよ。くっきーさんの ために、おちびちゃんを ころす げす なんて、れいむ だいっきらいだよ!」
「うっがぁぁあああ!!ぞ、ぞれはふらんがぁぁああああ!!」
「ほんっとうに おちびちゃんが だいじだったら、あんな じょうけんさんを のまないよ!
ふらんからにげて、しんぐるまざーに なって、おちびちゃんを そだてる はずだよ。
でいぶは おちびちゃんよりも、くっきーさんの ほうが だいじなんでしょ!?」
れいむの目には涙が滲んでいる。産まれてくることができなかった子供のことを想っての涙だ。
「う、うるっざぁぁぁああいい!!いいがら、でいぶを だずげろっぉおおおお!!
あまあま もっでごいぃいいいい!!ゆっぐりざぜろぉおおおおおおおおおおお!!!
でいぶには ゆっぐりずる ぎむが あるんだぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!」
喚くでいぶを無視して、ふらんが れいむに話しかける。
「でいぶを つぶけど、いいよね?」
れいむは黙って頷く。
「うー、でいぶ!!さぁ、おまえの つみを…かぞえろ」
ふらんは右腕を伸ばしながら言う。
「でいぶに づみなんで ないぃいいいいい!!!
でいぶは いっつも ただじいんだよぉおおおおお!!!
でいぶを ゆっぐり ざぜない やつが わるいんだぁぁぁあああああああ!!」
「ふらん、それ、ちがう らいだーさんだよ…」
フランの発言に、でいぶは怒鳴り、れいむは小さな声で言う。
「でいぶを つぶけど、いいよね?」
れいむは黙って頷く。
「うー、でいぶ!!さぁ、おまえの つみを…かぞえろ」
ふらんは右腕を伸ばしながら言う。
「でいぶに づみなんで ないぃいいいいい!!!
でいぶは いっつも ただじいんだよぉおおおおお!!!
でいぶを ゆっぐり ざぜない やつが わるいんだぁぁぁあああああああ!!」
「ふらん、それ、ちがう らいだーさんだよ…」
フランの発言に、でいぶは怒鳴り、れいむは小さな声で言う。
ふらんは跳躍し、レバーを動かす。
-Rocket 、Drill 、Limit Break !!~♪
ベルトから流れる電子音。
「ライダーロケット ドリルキーーック!!!!」
フランはポーズをつけ、れいむを頭上から一気に踏みつける。
「っゆっぎゃぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
ぼっど、ゆっぐじ……じだが………っだぁぁぁあああああああああああああああああ!!!」
ベルトから流れる電子音。
「ライダーロケット ドリルキーーック!!!!」
フランはポーズをつけ、れいむを頭上から一気に踏みつける。
「っゆっぎゃぁぁぁぁぁああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
ぼっど、ゆっぐじ……じだが………っだぁぁぁあああああああああああああああああ!!!」
まりさの時と違い、でいぶは無事絶命した。
「うー!やったよ!りみっとぶれいくで たおせたよ!!」
「うー!やったよ!りみっとぶれいくで たおせたよ!!」
必殺技が成功したことに喜ぶ ふらんに、れいむが青い顔をしながら頭を下げる。
「どうもありがとうだよ。ふらんの おかげで、ちょこれーとさんは ぶじだったよ。」
「うー。きにすること ないよ。ふらんも すきで やっていることだし。
それより、かおいろが わるいよ?
やっぱり、めのまえで ゆっくりが しぬところを みるのは、きぶんが わるくなる?」
「ゆん。ちょっとだけ。でも、しょうがないよ。でいぶたちは げす だったんだから。」
れいむは、頑張って笑顔をつくり、こたえる。
「うー。でも やっぱりわるかったよ。さっさと れいむだけ にがせばよかったよ。」
ふらんは申し訳なさそうに言う。
そんな ふらんの態度を見て、れいむは怖いはずの ふらんに親近感を覚えた。
「きにしなくっていいよ、ほんとうに。」
「うー。れいむ、おまえ いい ゆっくりだな。
おまえ みたいな いい ゆっくりと であえて うれしいよ。
よし!ふらんと ともだちに なれ!」
「ゆん。いいよ。てれびさんで やっていた やつだね。」
特撮番組での友情の印、互いの拳を数回打ち合わる行為をする2匹。
「これでれいむたち、おともだちさんだね!おにーさんに はなすことが ふえてうれしいよ!」
「ふらんも、おねーさんに はなすことが ふえてうれしいよ。」
互いの顔を見ながら微笑む2匹である。
「どうもありがとうだよ。ふらんの おかげで、ちょこれーとさんは ぶじだったよ。」
「うー。きにすること ないよ。ふらんも すきで やっていることだし。
それより、かおいろが わるいよ?
やっぱり、めのまえで ゆっくりが しぬところを みるのは、きぶんが わるくなる?」
「ゆん。ちょっとだけ。でも、しょうがないよ。でいぶたちは げす だったんだから。」
れいむは、頑張って笑顔をつくり、こたえる。
「うー。でも やっぱりわるかったよ。さっさと れいむだけ にがせばよかったよ。」
ふらんは申し訳なさそうに言う。
そんな ふらんの態度を見て、れいむは怖いはずの ふらんに親近感を覚えた。
「きにしなくっていいよ、ほんとうに。」
「うー。れいむ、おまえ いい ゆっくりだな。
おまえ みたいな いい ゆっくりと であえて うれしいよ。
よし!ふらんと ともだちに なれ!」
「ゆん。いいよ。てれびさんで やっていた やつだね。」
特撮番組での友情の印、互いの拳を数回打ち合わる行為をする2匹。
「これでれいむたち、おともだちさんだね!おにーさんに はなすことが ふえてうれしいよ!」
「ふらんも、おねーさんに はなすことが ふえてうれしいよ。」
互いの顔を見ながら微笑む2匹である。
「ふらん、もうすぐ ゆきさんが ふってくる そうだよ。はやく かえろうよ。」
「うー。れいむは さきに かえっていて。ふらんは、そうじを してから かえるよ。」
「おそうじさん?」
ふらんは でいぶの死骸を指差す。
「ゆぅ………ゆん!れいむも おてつだいさんを するよ!」
「うー?いいのか?ゆっくりの しがいだぞ?」
「ちょっとだけ くさくて いや だけど、ふたりで すれば すぐに おわるよ。
ゆっくりしすぎて、ゆきさんが ふってきて、ふらんが かぜさんを ひいたら たいっへんだもん!」
「うー。ありがとうだよ、れいむ。」
「ゆん!」
「うー。れいむは さきに かえっていて。ふらんは、そうじを してから かえるよ。」
「おそうじさん?」
ふらんは でいぶの死骸を指差す。
「ゆぅ………ゆん!れいむも おてつだいさんを するよ!」
「うー?いいのか?ゆっくりの しがいだぞ?」
「ちょっとだけ くさくて いや だけど、ふたりで すれば すぐに おわるよ。
ゆっくりしすぎて、ゆきさんが ふってきて、ふらんが かぜさんを ひいたら たいっへんだもん!」
「うー。ありがとうだよ、れいむ。」
「ゆん!」
2匹はゆっくりの死骸を、ふらん持参のゴミ袋に詰め、地面を同じくふらん持参の箒で軽く掃除をする。
【虐待の後は、する前よりも綺麗に!】
ふらんのポリシーである。
ちなみに、このゴミは ふらんが帰宅途中に ゆっくり専用のゴミ箱に捨てる予定である。
ふらんはゆっくりを食べるが、野良は汚く、またまずいので食べない。
ふらんは野良ゲスだけを趣味をかねて制裁しているだけなのだ。
【虐待の後は、する前よりも綺麗に!】
ふらんのポリシーである。
ちなみに、このゴミは ふらんが帰宅途中に ゆっくり専用のゴミ箱に捨てる予定である。
ふらんはゆっくりを食べるが、野良は汚く、またまずいので食べない。
ふらんは野良ゲスだけを趣味をかねて制裁しているだけなのだ。
「うー。ありがとうだよ。おかげで はやく かたづいたよ。」
「ううん。れいむこそ ありがとうだよ。たすけてくれて。」
「うー、またな。」
「ゆん!またね!」
2匹はそれぞれ帰路についた。
「ううん。れいむこそ ありがとうだよ。たすけてくれて。」
「うー、またな。」
「ゆん!またね!」
2匹はそれぞれ帰路についた。
れいむが家についた時、空から雪が降ってきた。
「ゆぅ……ゆきさんがふってきたよ。ゆきさんはきれいだけど、ゆっくりできなくなるよ…
おにーさん、ぶじにかえってこれるよね?」
れいむは、飼い主を心配しながら、家の中へと入った。
「ゆぅ……ゆきさんがふってきたよ。ゆきさんはきれいだけど、ゆっくりできなくなるよ…
おにーさん、ぶじにかえってこれるよね?」
れいむは、飼い主を心配しながら、家の中へと入った。
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夕方から降りはじめた雪は夜には止んだ。
少しだけ積もった雪だが、幸い電車は止まることも遅れることもなく、
俺はいつも通りの時間に無事帰宅することができた。
少しだけ積もった雪だが、幸い電車は止まることも遅れることもなく、
俺はいつも通りの時間に無事帰宅することができた。
『ただいまー。』
「お、おかえりだよ、おにーさん!よかったよ、ぶじに かえってきてくれて!さむかった?」
れいむが笑顔で出迎えてくれた。
帰宅の際に、誰かに迎え入れてもらえるのは嬉しいものだ。
それが、黒髪で笑顔の女の子なのだから、嬉しさも倍増だ。
(欲を言えば、巫女装飾だとなお嬉しいが一昨日がそうだったので、まぁ、仕方が無い。)
「お、おかえりだよ、おにーさん!よかったよ、ぶじに かえってきてくれて!さむかった?」
れいむが笑顔で出迎えてくれた。
帰宅の際に、誰かに迎え入れてもらえるのは嬉しいものだ。
それが、黒髪で笑顔の女の子なのだから、嬉しさも倍増だ。
(欲を言えば、巫女装飾だとなお嬉しいが一昨日がそうだったので、まぁ、仕方が無い。)
が、今日のれいむの笑顔はいつもと少し違う気がする。
なんだろう、どこかぎこちないような気がするが、雪で俺の心配をしていたせいだろうか?
『ああ、すっごく寒かったよ。ちょっとまってろよ、すぐに夕飯にするからな。』
「ゆ……ゆん!お、おにーさん、きょうの ばんごはんさんは なに?」
『おでんだよ。』
「ゆん!おでんさんは あたたかくて、ゆっくりできるよ!」
なんだろう、どこかぎこちないような気がするが、雪で俺の心配をしていたせいだろうか?
『ああ、すっごく寒かったよ。ちょっとまってろよ、すぐに夕飯にするからな。』
「ゆ……ゆん!お、おにーさん、きょうの ばんごはんさんは なに?」
『おでんだよ。』
「ゆん!おでんさんは あたたかくて、ゆっくりできるよ!」
「むーしゃむーしゃ……ごっくん……しあわせー!
むーしゃむーしゃ……」
胴付きで、金バッチのれいむは綺麗に箸でおでんを食べ、ちゃんと飲み込んでから味の感想を言う。
そして、再び食べ始めるれいむ。
おかしい。いつもならば、味の感想を言うし、
食事をしながら 今日起きたことを一生懸命話をしてくれる れいむが、今日はただ黙々と夕飯を食べている。
そんなに空腹だったのか?非常食(=おやつ)は冷蔵庫にも、戸棚にも常備してあるはずだが。
むーしゃむーしゃ……」
胴付きで、金バッチのれいむは綺麗に箸でおでんを食べ、ちゃんと飲み込んでから味の感想を言う。
そして、再び食べ始めるれいむ。
おかしい。いつもならば、味の感想を言うし、
食事をしながら 今日起きたことを一生懸命話をしてくれる れいむが、今日はただ黙々と夕飯を食べている。
そんなに空腹だったのか?非常食(=おやつ)は冷蔵庫にも、戸棚にも常備してあるはずだが。
『れいむ、どこか具合が悪いのか?』
いつもと違うれいむに、不安になり聞いてみる。
一度ゆっくり専門の医者につれていったほうがいいだろうか。
「だ、だいじょうぶだよ。ちょっと つかれただけだから。し、しんぱいしなくていいよ!」
『そうか……でも、もしどこか痛かったりしたら、すぐに言えよ、いいな?』
「ゆん!ゆっくりりかいしたよ。しんぱいさせてごめんだよ……」
いつもと違うれいむに、不安になり聞いてみる。
一度ゆっくり専門の医者につれていったほうがいいだろうか。
「だ、だいじょうぶだよ。ちょっと つかれただけだから。し、しんぱいしなくていいよ!」
『そうか……でも、もしどこか痛かったりしたら、すぐに言えよ、いいな?』
「ゆん!ゆっくりりかいしたよ。しんぱいさせてごめんだよ……」
食後、れいむは俺の指示に従い、先に風呂にはいる。
なお、俺が後なのは、入浴後、そのまま風呂掃除をするからであって、
決してHENTAIであるからではない。
一緒にはいらないのは、れいむが羞恥心から嫌がっているからであって、
俺がHENTAIにならないためではない。
一緒に入ったって別に俺は平気だ。絶対に、多分、きっと…。
なお、俺が後なのは、入浴後、そのまま風呂掃除をするからであって、
決してHENTAIであるからではない。
一緒にはいらないのは、れいむが羞恥心から嫌がっているからであって、
俺がHENTAIにならないためではない。
一緒に入ったって別に俺は平気だ。絶対に、多分、きっと…。
「ゆー。きもちよかったよー!」
カラスの行水を済ませた れいむが、脱衣場から出てくる。
『あれ?今日はその服で寝るの?』
れいむは胴つきになった際に一緒に生えた(?)巫女装飾(正確には少し形が違うが、俺的には許容範囲)を身に纏っていた。
常時この服を着てくれていると、嬉しいが、流石に洗濯や気温のことを考えると少し難しい。
「ゆん。おにーさんが いっちばん すきな ふくさんだよ。どう?ゆっくりできる?」
『ああ、ゆっくりできるよ。ありがとう。』
れいむの頭を撫でる。
シャンプーのいい香りが漂う。
部屋の中に、巫女装飾をまとった可愛い女の子がいる。
視覚と嗅覚と触覚からの情報で俺の鼓動が勝手に早くなる。
落ち着け、俺はHENTAIじゃない。
俺は深呼吸をし、落ち着かせてから、入浴をする。
カラスの行水を済ませた れいむが、脱衣場から出てくる。
『あれ?今日はその服で寝るの?』
れいむは胴つきになった際に一緒に生えた(?)巫女装飾(正確には少し形が違うが、俺的には許容範囲)を身に纏っていた。
常時この服を着てくれていると、嬉しいが、流石に洗濯や気温のことを考えると少し難しい。
「ゆん。おにーさんが いっちばん すきな ふくさんだよ。どう?ゆっくりできる?」
『ああ、ゆっくりできるよ。ありがとう。』
れいむの頭を撫でる。
シャンプーのいい香りが漂う。
部屋の中に、巫女装飾をまとった可愛い女の子がいる。
視覚と嗅覚と触覚からの情報で俺の鼓動が勝手に早くなる。
落ち着け、俺はHENTAIじゃない。
俺は深呼吸をし、落ち着かせてから、入浴をする。
パジャマに着替え、脱衣場からでると、れいむがコタツの前で正座をしていた。
『どうした?れいむ?』
「おにーさん。きょ、きょうは、ばれいんたいんでーさん、だよね?」
真っ赤な顔をした れいむが言う。
『ん?そうだな。ま、俺には縁のないイベントだがな。』
勤めている会社では義理チョコを禁止(環境型セクハラになるらしい)しているので、俺はチョコレートを1つも貰えなかった。
義理しか貰えないので、会社の判断は嬉しいが、何も貰えないのは、やっぱり寂しい気がする。
「ちがうよ!おにーさんにも えんが ある いべんとさんだよ!
だだだって、れ、れいむが!!こ、こここっこれ!!」
れいみは目を閉じて、俺に可愛くラッピングされた箱を両手で差し出す。
『これって、チョコレート?』
「ゆ、ゆん……うけとってほしいよ。ほ、ほんめいちょこさんだよ!」
『どうした?れいむ?』
「おにーさん。きょ、きょうは、ばれいんたいんでーさん、だよね?」
真っ赤な顔をした れいむが言う。
『ん?そうだな。ま、俺には縁のないイベントだがな。』
勤めている会社では義理チョコを禁止(環境型セクハラになるらしい)しているので、俺はチョコレートを1つも貰えなかった。
義理しか貰えないので、会社の判断は嬉しいが、何も貰えないのは、やっぱり寂しい気がする。
「ちがうよ!おにーさんにも えんが ある いべんとさんだよ!
だだだって、れ、れいむが!!こ、こここっこれ!!」
れいみは目を閉じて、俺に可愛くラッピングされた箱を両手で差し出す。
『これって、チョコレート?』
「ゆ、ゆん……うけとってほしいよ。ほ、ほんめいちょこさんだよ!」
れいむが俺にチョコレート!
黒髪の巫女さんが俺にチョコレート!
しかも、本命チョコレート!!!
いかんいかん、落ち着け、落ち着け。
れいむは確かに可愛いが、ゆっくりで、ペットで、妹みたいなもんだ。
妹が兄に親愛のチョコレートを渡す。当然のことじゃないか。
高鳴る鼓動を無理矢理押さえつけ、俺はチョコレートを受け取る。
黒髪の巫女さんが俺にチョコレート!
しかも、本命チョコレート!!!
いかんいかん、落ち着け、落ち着け。
れいむは確かに可愛いが、ゆっくりで、ペットで、妹みたいなもんだ。
妹が兄に親愛のチョコレートを渡す。当然のことじゃないか。
高鳴る鼓動を無理矢理押さえつけ、俺はチョコレートを受け取る。
『ありがとう。嬉しいよ。』
「………ゆん!よかったよー!!おにーさんがうけとってくれたよ!!よろこんでくれたよ!!ゆっくりしてくれたよ!!」
れいむが抱きついてきた。
甘い香りと柔らかい感触が心地よい。って、当たり前だ、れいむは ゆっくりで、饅頭だ!甘くて柔らかいのは当然だ!
「………ゆん!よかったよー!!おにーさんがうけとってくれたよ!!よろこんでくれたよ!!ゆっくりしてくれたよ!!」
れいむが抱きついてきた。
甘い香りと柔らかい感触が心地よい。って、当たり前だ、れいむは ゆっくりで、饅頭だ!甘くて柔らかいのは当然だ!
『れ、れいむ、苦しい……はなれろ。』
「ゆん!ごめんだよ。」
本当は苦しくなどないが、これ以上密着していると、一箇所が苦しくなるため、れいむをはなす。
『一緒に食べようか?』
「っゆ?その ちょこれーとさんは おにーさんのだよ。れいむは たべれないよ?」
『一緒に食べたほうが美味しいだろ?
それに、俺はれいむと一緒に食べたいしな。そっちのほうが ゆっくりできるだろ?』
「ゆん!」
俺はお茶を淹れ、可愛いラッピングをされた箱を開ける。
中から、バレンタインらしく、ハート型の大きなチョコレートがでてきた。
チョコレートには【すき】と大きく書かれていて、ちょっと照れてしまう。
れいむのほうを見ると、真っ赤になって俯いている。
「ゆん!ごめんだよ。」
本当は苦しくなどないが、これ以上密着していると、一箇所が苦しくなるため、れいむをはなす。
『一緒に食べようか?』
「っゆ?その ちょこれーとさんは おにーさんのだよ。れいむは たべれないよ?」
『一緒に食べたほうが美味しいだろ?
それに、俺はれいむと一緒に食べたいしな。そっちのほうが ゆっくりできるだろ?』
「ゆん!」
俺はお茶を淹れ、可愛いラッピングをされた箱を開ける。
中から、バレンタインらしく、ハート型の大きなチョコレートがでてきた。
チョコレートには【すき】と大きく書かれていて、ちょっと照れてしまう。
れいむのほうを見ると、真っ赤になって俯いている。
そんな可愛いれいむに対し、大きく深呼吸をして落ち着かせてから話しかける。
『あれ?れいむ、このチョコレート どこで買ったんだい?』
れいむだけで自由に買い物できる店は少ない。
というか、あの駄菓子屋しかないはずだ。
そして、駄菓子屋にこんなバレンタイン用のチョコがあるとは思えない。
どうやって手に入れたのか、少し気になる。(渡された時は、駄菓子屋で買った物に自分でラッピングしたと思った。)
「ゆ?そ、それはね、だがいしやさんの おばーさんの まごむすめさんの おねーさんが……」
れいむは一生懸命説明を始める。
なかなか要領をえないが、事情はわかった。
れいむのことは信じているが、不正をして手に入れた物ではないことの確認がとれて一安心した。
『あれ?れいむ、このチョコレート どこで買ったんだい?』
れいむだけで自由に買い物できる店は少ない。
というか、あの駄菓子屋しかないはずだ。
そして、駄菓子屋にこんなバレンタイン用のチョコがあるとは思えない。
どうやって手に入れたのか、少し気になる。(渡された時は、駄菓子屋で買った物に自分でラッピングしたと思った。)
「ゆ?そ、それはね、だがいしやさんの おばーさんの まごむすめさんの おねーさんが……」
れいむは一生懸命説明を始める。
なかなか要領をえないが、事情はわかった。
れいむのことは信じているが、不正をして手に入れた物ではないことの確認がとれて一安心した。
『そっか、よかったな。今度、一緒に駄菓子屋さんにお礼を言いにいこうな。』
「ゆん!」
『それにしても すごいな、れいむ。これ、高かっただろ?よくお金をもっていたな。』
「ゆぅ……おにーさんに よろこんで もらいたくて、がんばって ちょきんさんを したんだよ……」
『そっか、ありがとうな。』
れいむの小遣いは月400円だ。
千円のチョコらしいので、単純に3ヶ月は買い食いを我慢しないといけない。
よく我慢できたな。そう思うと、このチョコを食べるのがもったいない気になってきた。
「ゆん!」
『それにしても すごいな、れいむ。これ、高かっただろ?よくお金をもっていたな。』
「ゆぅ……おにーさんに よろこんで もらいたくて、がんばって ちょきんさんを したんだよ……」
『そっか、ありがとうな。』
れいむの小遣いは月400円だ。
千円のチョコらしいので、単純に3ヶ月は買い食いを我慢しないといけない。
よく我慢できたな。そう思うと、このチョコを食べるのがもったいない気になってきた。
「ゆぅ?おにーさん、はやく たべてほしーよ……」
頬を可愛く染めた れいむが言う。
チョコレートを半分に折り、れいむと分け合う。
『それじゃぁ、いただきます。…………うん!おいしいよ!』
「ほんとうに?」
『ああ、本当だ。れいむも食べてみろよ。』
「むーしゃむーしゃ……ごっくん……しあわせーー!!ゆん!ほんとうだね!とってもおいしいね!
れいむが実に美味しそうにチョコを食べる。
不思議なもので、野良が行う【しあわせー】と違い、
れいむが行う【しあわせー】は見ているこちらまで幸せになってくる。
最近はあの顔が見たくて料理をしている自分がいる。
よし、明日の朝は れいむの好きな甘い卵焼きを作ろう。
そんなことを思いながら、チョコレートを食べる。
『やっぱり、バレンタインデーに食べるチョコは最高だな。』
「やったーー!!おにーさんをゆっくりさせることができたよ!
よかったよ!ほんとうに よかったよ!!れいむ、すっごく うれしいよ!!」
ようやくいつもの笑顔のれいむになってくれた。
れいむは、いつもの笑顔で今日の出来事を、新しい友達であるふらんのことを、教えてくれた。
捕食種と友達になるとは、少し驚いたが、まぁ、先方も飼いゆっくりで金バッチ、それも胴付きなので、問題はないだろう。
頬を可愛く染めた れいむが言う。
チョコレートを半分に折り、れいむと分け合う。
『それじゃぁ、いただきます。…………うん!おいしいよ!』
「ほんとうに?」
『ああ、本当だ。れいむも食べてみろよ。』
「むーしゃむーしゃ……ごっくん……しあわせーー!!ゆん!ほんとうだね!とってもおいしいね!
れいむが実に美味しそうにチョコを食べる。
不思議なもので、野良が行う【しあわせー】と違い、
れいむが行う【しあわせー】は見ているこちらまで幸せになってくる。
最近はあの顔が見たくて料理をしている自分がいる。
よし、明日の朝は れいむの好きな甘い卵焼きを作ろう。
そんなことを思いながら、チョコレートを食べる。
『やっぱり、バレンタインデーに食べるチョコは最高だな。』
「やったーー!!おにーさんをゆっくりさせることができたよ!
よかったよ!ほんとうに よかったよ!!れいむ、すっごく うれしいよ!!」
ようやくいつもの笑顔のれいむになってくれた。
れいむは、いつもの笑顔で今日の出来事を、新しい友達であるふらんのことを、教えてくれた。
捕食種と友達になるとは、少し驚いたが、まぁ、先方も飼いゆっくりで金バッチ、それも胴付きなので、問題はないだろう。
楽しいおしゃべりを終え、歯を磨いていると、れいむが後ろから抱きついてきた。
早くなる鼓動を必死で押さえつけながら、
『どうした?』
と尋ねる。
「おにーさん。きょうは、ばれんたいんでーさんだよ。
だから、いっしょにねても……いい?」
『同じベットを使っているだろ?上と下で。』
「ゆぅ……おなじ べっとさんで、おなじ たかささんで ねむりたよ。だめ?」
ダメと言いたいが、れいむは一緒に寝るお願いだけは、異常に強情になので俺は早々に諦めた。
『わかったよ、特別だからな。』
「ゆん!ありがとうだよ、おにーさん!」
早くなる鼓動を必死で押さえつけながら、
『どうした?』
と尋ねる。
「おにーさん。きょうは、ばれんたいんでーさんだよ。
だから、いっしょにねても……いい?」
『同じベットを使っているだろ?上と下で。』
「ゆぅ……おなじ べっとさんで、おなじ たかささんで ねむりたよ。だめ?」
ダメと言いたいが、れいむは一緒に寝るお願いだけは、異常に強情になので俺は早々に諦めた。
『わかったよ、特別だからな。』
「ゆん!ありがとうだよ、おにーさん!」
照明を、蛍光灯からナツメ球に切り替える。
一人暮らしの時は、部屋を真っ暗にしていたが、
れいむが怖がるので、常夜灯をつけながら寝ているのだ。
一人暮らしの時は、部屋を真っ暗にしていたが、
れいむが怖がるので、常夜灯をつけながら寝ているのだ。
俺と れいむは一緒に2段ベットの1段目にはいる。
『おやすみ、れいむ。』
「ゆん。おやすみさんだよ、おにーさん。」
れいむはペット。れいむ妹同然。れいむは ゆっくり。れいむは饅頭。
心の中で必死に叫びながら、目を強く閉じる俺。
少しでも気を抜くと、HENTAIになってしまいそうで、怖い。
『おやすみ、れいむ。』
「ゆん。おやすみさんだよ、おにーさん。」
れいむはペット。れいむ妹同然。れいむは ゆっくり。れいむは饅頭。
心の中で必死に叫びながら、目を強く閉じる俺。
少しでも気を抜くと、HENTAIになってしまいそうで、怖い。
「おにーさん、もぅ、ねちゃった?」
『ん?まだだよ……』
「あのね、おにーさん、おねがいさんが あるんだよ。」
『な、なんだ?』
どうか俺の心を折るようなお願いでありませんように。
理性の神様(?)に強く祈りながら、れいむのお願いを聞く。
『ん?まだだよ……』
「あのね、おにーさん、おねがいさんが あるんだよ。」
『な、なんだ?』
どうか俺の心を折るようなお願いでありませんように。
理性の神様(?)に強く祈りながら、れいむのお願いを聞く。
「あのね、きょう、れいむ、ふらんに おしえて もらったんだよ。
じぶんのことを でいぶって いう ゆっくりは ぜったいに げす なんだって。
れいむの おかーさんも、そうだったよ。」
『まぁ、そうだな。』
よかった、抱きしめてとか、ちゅっちゅしてとかいうお願いじゃなくて。
ガッカリ…って、違う、安堵しながら、俺は れいむの言葉に耳を傾ける。
じぶんのことを でいぶって いう ゆっくりは ぜったいに げす なんだって。
れいむの おかーさんも、そうだったよ。」
『まぁ、そうだな。』
よかった、抱きしめてとか、ちゅっちゅしてとかいうお願いじゃなくて。
ガッカリ…って、違う、安堵しながら、俺は れいむの言葉に耳を傾ける。
「……れいむは おかーさんの むすめだよ。
でいぶの むすめの れいむだよ。いつか れいむも、れいむのことを でいぶって よぶかも しれないよ……」
元気のない声をだす れいむのほうに、俺は体を向ける。
「げすに なったらみんなに めいわくさんを かけちゃうよ。
ゆうちゃんや、ともだちの ゆっくりにも めいわくさんをかけちゃうよ。
おにーさんにも、きっと いっぱい いっぱい めいわくさんを かけちゃうよ。
そんなの やだよ。れいむ おにーさんに めいわくさんを かけたくないよ……
だから、おねがいさんだよ。もし、れいむが れいむのことを でいぶって よぶように なったら、
めいわくさんを かけるまえに、えいえんに ゆっくりさせてほしいよ。っゆ?」
俺はれいむの頭を撫でる。
『大丈夫だって。お前は でいぶになんてならによ。
チョコレートを買うために色々と我慢してきたんだろ?
誰かのために、何かを我慢することができる れいむは でいぶに ならないよ。』
「で、でぼ、れいぶは、おがーざんの むずめだよ……でいぶの むずめの れいぶなんだよ……」
れいむの声が涙まじりになってきた。
『大丈夫だって。第一、そういう心配ができるなら、お前は絶対に でいぶになんて ならないよ。安心しろ。』
「…………」
『昔、お前に言っただろ?新しいお前になれって。
お前は俺の言った通り、新しいお前になった。その証拠に、胴付きになった。
お前の母親である でいぶとの縁はもう きれるている。
毎日、洗濯と掃除をしてくれるおかげで、すっごく助かっていぜ。
新しいお前は、俺をゆっくりさせてくれる。誰かの為に、何をできるやつはゲスじゃない。
だから、お前は絶対にゲスになんてならない。
自分のことが信じられないのなら、俺の言うことを信じろ。な?』
「…………。
ゆっくりりかいしたよ。れいむは おにーさんの ことを、ゆっくり しんじるよ。
ごめんなさいだよ、へんなこと いっちゃって。」
れいむの声が元気になり、俺は安心する。
『気にするなって、家族だろ?』
「ゆん!おにーさん……」
『ん?』
「れいむ、しあわせさんだよ。
だいすきな おにーさんと いっしょに いれて、すっごく すっごく、ゆっくりできて、しあわせさんだよ。
ありがとさんだよ。ほんとうに ありがとさんだよ。れいむも おにーさんを ゆっくりさせてみせるよ!
それと、おやすみさんだよ。」
そう言って、れいむは俺の腕にしがみついてきた。このまま寝るつもりなのだろう。
『ああ、おやすみ。俺も幸せだよ。お前がいてくれて。
おかげで ゆっくりできるよ。ありがとう、れいむ。』
俺はれいむの頭を撫でて、眠りにつく努力をすることにした。
でいぶの むすめの れいむだよ。いつか れいむも、れいむのことを でいぶって よぶかも しれないよ……」
元気のない声をだす れいむのほうに、俺は体を向ける。
「げすに なったらみんなに めいわくさんを かけちゃうよ。
ゆうちゃんや、ともだちの ゆっくりにも めいわくさんをかけちゃうよ。
おにーさんにも、きっと いっぱい いっぱい めいわくさんを かけちゃうよ。
そんなの やだよ。れいむ おにーさんに めいわくさんを かけたくないよ……
だから、おねがいさんだよ。もし、れいむが れいむのことを でいぶって よぶように なったら、
めいわくさんを かけるまえに、えいえんに ゆっくりさせてほしいよ。っゆ?」
俺はれいむの頭を撫でる。
『大丈夫だって。お前は でいぶになんてならによ。
チョコレートを買うために色々と我慢してきたんだろ?
誰かのために、何かを我慢することができる れいむは でいぶに ならないよ。』
「で、でぼ、れいぶは、おがーざんの むずめだよ……でいぶの むずめの れいぶなんだよ……」
れいむの声が涙まじりになってきた。
『大丈夫だって。第一、そういう心配ができるなら、お前は絶対に でいぶになんて ならないよ。安心しろ。』
「…………」
『昔、お前に言っただろ?新しいお前になれって。
お前は俺の言った通り、新しいお前になった。その証拠に、胴付きになった。
お前の母親である でいぶとの縁はもう きれるている。
毎日、洗濯と掃除をしてくれるおかげで、すっごく助かっていぜ。
新しいお前は、俺をゆっくりさせてくれる。誰かの為に、何をできるやつはゲスじゃない。
だから、お前は絶対にゲスになんてならない。
自分のことが信じられないのなら、俺の言うことを信じろ。な?』
「…………。
ゆっくりりかいしたよ。れいむは おにーさんの ことを、ゆっくり しんじるよ。
ごめんなさいだよ、へんなこと いっちゃって。」
れいむの声が元気になり、俺は安心する。
『気にするなって、家族だろ?』
「ゆん!おにーさん……」
『ん?』
「れいむ、しあわせさんだよ。
だいすきな おにーさんと いっしょに いれて、すっごく すっごく、ゆっくりできて、しあわせさんだよ。
ありがとさんだよ。ほんとうに ありがとさんだよ。れいむも おにーさんを ゆっくりさせてみせるよ!
それと、おやすみさんだよ。」
そう言って、れいむは俺の腕にしがみついてきた。このまま寝るつもりなのだろう。
『ああ、おやすみ。俺も幸せだよ。お前がいてくれて。
おかげで ゆっくりできるよ。ありがとう、れいむ。』
俺はれいむの頭を撫でて、眠りにつく努力をすることにした。
ゆっくりは基本、愚かな生物(なまもの)だ。
都合のよいことだけを受け入れ、都合の悪いことはすぐに忘れる。
結果、まわりを不幸にする所謂ゲスに、れいむ種の場合は でいぶになる。
でいぶである母親のせいで、家族を失った れいむが でいぶになることを恐れるのはよく分かる。
だが、大丈夫だろう。
ゆっくりだけではなく、人間とも友達になれ、
俺の為に一生懸命できることをしようとする れいむならば、でいぶになることはないはずだ。
都合のよいことだけを受け入れ、都合の悪いことはすぐに忘れる。
結果、まわりを不幸にする所謂ゲスに、れいむ種の場合は でいぶになる。
でいぶである母親のせいで、家族を失った れいむが でいぶになることを恐れるのはよく分かる。
だが、大丈夫だろう。
ゆっくりだけではなく、人間とも友達になれ、
俺の為に一生懸命できることをしようとする れいむならば、でいぶになることはないはずだ。
俺はそう信じている。だが、それでも れいむは怖いのだろう。
でいぶになることに恐怖をもっているだけで、すでに でいぶになる心配はないというのに。
そんな れいむを俺は可愛いと思う。
そして、れいむを、これからも大事にしていこうと改めて思う。
でいぶになることに恐怖をもっているだけで、すでに でいぶになる心配はないというのに。
そんな れいむを俺は可愛いと思う。
そして、れいむを、これからも大事にしていこうと改めて思う。
「……ゆぴぃ~~ゆぴぃ~~……おにぃーさん……だいすきだよぉ……」
れいむは でいぶになることはない。
そして、俺も絶対にHENTAIにはならない。
れいむにとって最高の飼い主になることを、
可愛い寝顔のれいむを眺めながら、誓う俺である。
れいむは でいぶになることはない。
そして、俺も絶対にHENTAIにはならない。
れいむにとって最高の飼い主になることを、
可愛い寝顔のれいむを眺めながら、誓う俺である。
あとがき
虐待成分が薄くてすいませんでした。
薄いどころか、何をしているのかを上手に説明できていなくて、本当に申し訳ありませんでした。
その上、ふらんの口調がよくわからず、ご不快なおもいをされた方、申し分けませんでした。
もっと文章を短く、わかりやすくかけるようになりたいです。
虐待成分が薄くてすいませんでした。
薄いどころか、何をしているのかを上手に説明できていなくて、本当に申し訳ありませんでした。
その上、ふらんの口調がよくわからず、ご不快なおもいをされた方、申し分けませんでした。
もっと文章を短く、わかりやすくかけるようになりたいです。
賢いれいむには幸せな生活を続けてほしいです。
でいぶは地獄に落ちろ。
でいぶは地獄に落ちろ。
過去作品
anko3893 穏やかな日常、或いは嵐の前の静けさ
anko3901 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 前編
anko3902 穏やかな日常、少し増えた賑やかさ 後編
anko3903 孤独なぱちゅーが共に過ごすもの
anko3904 名物
anko3907 こなさん
anko3913 006受け入れた
anko3917 ゆっくりによる経済
anko3928 音楽隊
anko3939 赤いリボンのサンタさん
anko3951 新しいゆっくりプレイス
anko3957 お空のゆっくりプレイス
anko3963 安住の地
anko3967 おちびちゃんが欲しい 前編
anko3968 おちびちゃんが欲しい 後編
anko4004 初詣の帰りに
anko4013 ゴミ箱の中のゴミ
anko4034 チョコレートをください
anko4036 子れいむを拾ったよ
anko4045 たまには まりさを見逃そう
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anko4036 子れいむを拾ったよ
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