ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4074 プレゼント
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『プレゼント』 18KB
いじめ 制裁 差別・格差 飼いゆ 野良ゆ 都会 現代 おめでとうございます!
いじめ 制裁 差別・格差 飼いゆ 野良ゆ 都会 現代 おめでとうございます!
餡子さん、いつもお世話になっています。お誕生日おめでとうございます!12作目です。
10作をいつの間にか超えていたので、「無価値あき」と名乗らせていただきます。ゆっくりって無価値ですよね。
10作をいつの間にか超えていたので、「無価値あき」と名乗らせていただきます。ゆっくりって無価値ですよね。
「どぼじでええええええええ」
『いや、そう言われても・・・』
『いや、そう言われても・・・』
あるアパートの1室で金色のバッジをつけたれいむと男が向かい合っている。
「うぞづぎ!おにいざんのうぞづぎ!」
『だからさ、それだけはだめだよ』
「だっで、だっで、だっで、だっで・・・・・ゆううううう」
「うぞづぎ!おにいざんのうぞづぎ!」
『だからさ、それだけはだめだよ』
「だっで、だっで、だっで、だっで・・・・・ゆううううう」
『プレゼント』
昨日のこと
『ただいま~』
「ゆっ!おかえりなさい、おにいさん!れいむ、おなかすいたよ!」
『お~。悪い悪い。ちょっと遅くなってな。今餌やるからな。』
「ゆん!ゆっくりまつよ!」
『ただいま~』
「ゆっ!おかえりなさい、おにいさん!れいむ、おなかすいたよ!」
『お~。悪い悪い。ちょっと遅くなってな。今餌やるからな。』
「ゆん!ゆっくりまつよ!」
『そういえばさぁ、れいむ。』
「おにいさん、なあに?」
『お前明日誕生日だろ?』
「ゆっ!れいむのおたんじょうび、あしたなの?」
『そうだぞ。忘れたのか?ってゆっくりじゃしょうがないか。』
「ゆゆゆ!ばかにしないでね!れいむおぼえてるよ!おたんじょうびはとってもゆっくりできるんだよ!」
『そうそう、ゆっくりできるぞ。明日はちょうどバイト休みだし、何でも欲しい物考えときな。』
「ゆわあああい!れいむ、ゆっくりかんがえるよ!!」
「おにいさん、なあに?」
『お前明日誕生日だろ?』
「ゆっ!れいむのおたんじょうび、あしたなの?」
『そうだぞ。忘れたのか?ってゆっくりじゃしょうがないか。』
「ゆゆゆ!ばかにしないでね!れいむおぼえてるよ!おたんじょうびはとってもゆっくりできるんだよ!」
『そうそう、ゆっくりできるぞ。明日はちょうどバイト休みだし、何でも欲しい物考えときな。』
「ゆわあああい!れいむ、ゆっくりかんがえるよ!!」
次の日、つまり今日。
「おにいさん!おにいさん!あさだよ!おきてね!おきてね!おきてね!!」
『ん~、もう朝か・・・って今日休みじゃん。もう少し寝かせてくれよ。』
「ゆっ!おにいさん、ゆっくりおはよう!!れいむ、ゆっくりかんがえて、ゆっくりきまったよ!」
『ん~?なにが?・・・ってあぁ、誕生日か。決まったか。何が欲しい?』
「れいむはね、れいむはね!あのね、あのね・・・・おちびちゃんがほしいよ!!!」
『はい?』
「おちびちゃん!れいむのおちびちゃん!あのね、おにいさん、おちびちゃんはとってもゆっくりできるんだよ!」
『あ、あぁ。っておい!れいむ、子供は作らないって約束だろ?』
「ゆゆゆゆ・・・それはそうだけど・・・でも、きのうなんでもほしいもの、っていったよ!」
『そうだっけか。でもそれはだめだ。この狭い部屋にこれ以上ゆっくりは増やせないからな。
お前1匹でもけっこう場所とるんだぞ?他のにしてくれ、な。』
「おにいさん!おにいさん!あさだよ!おきてね!おきてね!おきてね!!」
『ん~、もう朝か・・・って今日休みじゃん。もう少し寝かせてくれよ。』
「ゆっ!おにいさん、ゆっくりおはよう!!れいむ、ゆっくりかんがえて、ゆっくりきまったよ!」
『ん~?なにが?・・・ってあぁ、誕生日か。決まったか。何が欲しい?』
「れいむはね、れいむはね!あのね、あのね・・・・おちびちゃんがほしいよ!!!」
『はい?』
「おちびちゃん!れいむのおちびちゃん!あのね、おにいさん、おちびちゃんはとってもゆっくりできるんだよ!」
『あ、あぁ。っておい!れいむ、子供は作らないって約束だろ?』
「ゆゆゆゆ・・・それはそうだけど・・・でも、きのうなんでもほしいもの、っていったよ!」
『そうだっけか。でもそれはだめだ。この狭い部屋にこれ以上ゆっくりは増やせないからな。
お前1匹でもけっこう場所とるんだぞ?他のにしてくれ、な。』
そして、冒頭に続く。
このれいむ、別に馬鹿ではない。金バッジを取れるくらいのゆっくりだし、飼い主の男にもよく懐いている。
もちろん、飼われるためのルールも叩き込まれている。普通なら子供が欲しいなどと言うことはないし、これまでも1度もそんなことは言わなかった。
だが、同時に飼い主の言葉はルールより重いことも教え込まれている。飼い主が良いと言ったことは例えルールと違っていても優先されるのだ。
このれいむ、別に馬鹿ではない。金バッジを取れるくらいのゆっくりだし、飼い主の男にもよく懐いている。
もちろん、飼われるためのルールも叩き込まれている。普通なら子供が欲しいなどと言うことはないし、これまでも1度もそんなことは言わなかった。
だが、同時に飼い主の言葉はルールより重いことも教え込まれている。飼い主が良いと言ったことは例えルールと違っていても優先されるのだ。
そして、いくら金バッジとはいっても所詮ゆっくりだ。本質はどのゆっくりも変わらない。
れいむとしては、一晩中、一生懸命考えて考えて出した結論が「おちびちゃん」だった。
飼い主のお兄さんは何でも欲しい物を言えと言っていたので、これはルール違反ではない。
れいむとしては、一晩中、一生懸命考えて考えて出した結論が「おちびちゃん」だった。
飼い主のお兄さんは何でも欲しい物を言えと言っていたので、これはルール違反ではない。
「ゆわああああん、ゆわああああん!おにいざんが、おにいざんがれいぶにうぞづいだぁぁぁぁ!」
『いや、だからさ・・・何でもって言っても出来ることと出来ないことがあるんだって!
この狭い部屋じゃ2匹以上飼うなんて無理なんだよ。分かってくれよ、な?』
『いや、だからさ・・・何でもって言っても出来ることと出来ないことがあるんだって!
この狭い部屋じゃ2匹以上飼うなんて無理なんだよ。分かってくれよ、な?』
「おにいざんの、おにいざんの、ばがあああああぁぁぁぁ!」
れいむはそう言って、れいむ専用の小さな扉から外に飛び出していった。
「はぁ、困ったな・・・」
男はぼんやりとその出入り口を見つめてため息をつく。
れいむが1匹で出かけるのは別に珍しいことではない。普段、男が留守にしている間にも
すぐそばの公園まで散歩に行ったりすることはよくある。
その公園は他の飼いゆっくりも訪れるから安全だし、1匹で部屋にいるのは寂しいだろうという男の配慮から、このれいむは1匹での外出を許可されていた。
れいむが1匹で出かけるのは別に珍しいことではない。普段、男が留守にしている間にも
すぐそばの公園まで散歩に行ったりすることはよくある。
その公園は他の飼いゆっくりも訪れるから安全だし、1匹で部屋にいるのは寂しいだろうという男の配慮から、このれいむは1匹での外出を許可されていた。
「う~ん、どうしよう。何か買ってくるかな。」
男はまさかれいむが子供を欲しいと言い出すとは思っていなかったし、あんなにだだをこねるのを見たのは初めてのことだった。
せめてれいむが帰って来たときのために、何か甘い物でも買ってこよう。きっと機嫌も直るだろう。
男はそう考え、出かけることにした。
男はまさかれいむが子供を欲しいと言い出すとは思っていなかったし、あんなにだだをこねるのを見たのは初めてのことだった。
せめてれいむが帰って来たときのために、何か甘い物でも買ってこよう。きっと機嫌も直るだろう。
男はそう考え、出かけることにした。
ある公園に、1匹のまりさが住んでいた。
この公園にはもともと、野良ゆっくりの群れがあった。
しかし、ゆっくりの飼い主たちのコミュニティとなっていくに従って、野良ゆっくりとのトラブルも増え始めた。
主に野良側の嫉妬によるものだった。
そのため、飼い主側からの要望で、野良ゆっくりの一斉駆除が行われた。
自分達にはとても手が届かない「ゆっくり」を持つ飼いゆっくりが集まる上、近くには恐ろしい人間がたくさんいる。
その人間たちは元から居た群れを瞬時に駆除してしまった。
噂がひろまり、この公園に住みたいというゆっくりはもういない。
時々捨てられたばかりの野良が現れるくらいのものだ。
だが、このまりさは違った。
他のゆっくりと関わるのが苦手で、ずっと1匹で生きてきたこのまりさにとって、他の野良ゆっくりがいないこの公園は
とても住みやすいものだった。
公園の隅の目立たない茂みの中にあった、使い古された段ボールの家に住んでいた。
このまりさは、収集癖があった。
多くのまりさ種は収集癖を持つが、このまりさはそれが特に強かった。もともと、群れのゆっくりが一家で住んでいたのであろう、この段ボールはまりさにとっては広く、
その1/4ほどをあちこちで集めたガラクタが占拠してもまだまだ住むには余裕があった。
まりさは、飼いゆっくり達がゆっくりしている公園の隅で草を食べ、ガラクタを集めたりそれらを舐めたり眺めたりして過ごしていた。
他のゆっくりとの付き合いが苦手で、物を集めるのが好きなこのまりさは、いわゆるヲタク的な気質を持つ個体だったようだ。ヲタまりさと呼ぶことにしよう。
ヲタまりさにとっては自分の集めた「たからもの」だけが全てであり、公園の多くを占拠してゆっくりしている飼いゆっくりには特に興味はなかった。
あのれいむに出会うまでは。
この公園にはもともと、野良ゆっくりの群れがあった。
しかし、ゆっくりの飼い主たちのコミュニティとなっていくに従って、野良ゆっくりとのトラブルも増え始めた。
主に野良側の嫉妬によるものだった。
そのため、飼い主側からの要望で、野良ゆっくりの一斉駆除が行われた。
自分達にはとても手が届かない「ゆっくり」を持つ飼いゆっくりが集まる上、近くには恐ろしい人間がたくさんいる。
その人間たちは元から居た群れを瞬時に駆除してしまった。
噂がひろまり、この公園に住みたいというゆっくりはもういない。
時々捨てられたばかりの野良が現れるくらいのものだ。
だが、このまりさは違った。
他のゆっくりと関わるのが苦手で、ずっと1匹で生きてきたこのまりさにとって、他の野良ゆっくりがいないこの公園は
とても住みやすいものだった。
公園の隅の目立たない茂みの中にあった、使い古された段ボールの家に住んでいた。
このまりさは、収集癖があった。
多くのまりさ種は収集癖を持つが、このまりさはそれが特に強かった。もともと、群れのゆっくりが一家で住んでいたのであろう、この段ボールはまりさにとっては広く、
その1/4ほどをあちこちで集めたガラクタが占拠してもまだまだ住むには余裕があった。
まりさは、飼いゆっくり達がゆっくりしている公園の隅で草を食べ、ガラクタを集めたりそれらを舐めたり眺めたりして過ごしていた。
他のゆっくりとの付き合いが苦手で、物を集めるのが好きなこのまりさは、いわゆるヲタク的な気質を持つ個体だったようだ。ヲタまりさと呼ぶことにしよう。
ヲタまりさにとっては自分の集めた「たからもの」だけが全てであり、公園の多くを占拠してゆっくりしている飼いゆっくりには特に興味はなかった。
あのれいむに出会うまでは。
ある日のこと。
「ゆふふ、きょうもおひしゃまがきーらきーらしましゅよ、ゆふふ」
「まりしゃのたからものしゃん、ゆふふ、ゆっくりでてきてくだしゃいにぇ、ゆふふふ」
「ゆゆゆ!あれは・・・まつぼっくりしゃんですにぇ!これくしょんさんに、くわえましゅよ!ゆふふふ・・・」
「ゆふふ、きょうもおひしゃまがきーらきーらしましゅよ、ゆふふ」
「まりしゃのたからものしゃん、ゆふふ、ゆっくりでてきてくだしゃいにぇ、ゆふふふ」
「ゆゆゆ!あれは・・・まつぼっくりしゃんですにぇ!これくしょんさんに、くわえましゅよ!ゆふふふ・・・」
ヲタまりさがいつものように「たからさがし」をしていると、自分の家の近くにあるベンチで眠っているれいむを見つけた。
「ゆゆっ!かいゆっくりしゃんが、ねむっていましゅよ。ゆふふ」
「しかたないでしゅねぇ。おこしゃないように、しょろーりしょろーりいきましゅよ、ゆふふふ」
「しょろーり、しょろーり、しょろーり・・・・・・・・!!!!」
ヲタまりさはれいむが眠っているベンチの横を通過中、ふと上を見上げて戦慄した。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「しかたないでしゅねぇ。おこしゃないように、しょろーりしょろーりいきましゅよ、ゆふふふ」
「しょろーり、しょろーり、しょろーり・・・・・・・・!!!!」
ヲタまりさはれいむが眠っているベンチの横を通過中、ふと上を見上げて戦慄した。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
1時間ほどしたころ、れいむは目を覚まし、ヲタまりさと逆の方向に跳ねて行った。
「・・・どーきどーき・・・なんでしゅか、これは。ゆふふふ」
「お、おかおが、ぽーかぽーかしましゅ。ゆふふ、はぁ、はぁ・・・ぺ、ぺにぺにしゃんが、おおきくなってましゅ・・・ゆはぁ、ゆはぁ・・・」
「・・・どーきどーき・・・なんでしゅか、これは。ゆふふふ」
「お、おかおが、ぽーかぽーかしましゅ。ゆふふ、はぁ、はぁ・・・ぺ、ぺにぺにしゃんが、おおきくなってましゅ・・・ゆはぁ、ゆはぁ・・・」
早い話、一目惚れである。
ヲタまりさはこれまで、両親以外のゆっくりの顔をしっかり見たことがなかった。両親はもうずっと前に他界してしまった。
ずっとおどおどして、他ゆんと目を合わせることを避けながら生きてきたのだ。
だから、こんなに近くで他ゆんを・・・それも人に飼われている「美ゆっくり」を見たことはなかった。
その日から、ヲタまりさの日課に、「影かられいむを見つめること」が加わった。
れいむは日中、時々やってきては同じベンチでひなたぼっこをしたり、他の飼いゆっくりと話したりして過ごしていた。
れいむがひなたぼっこをしたベンチでは、日が暮れるとヲタまりさがベンチに乗って匂いを嗅いだりなめ回したり、
顎の下の小さな突起物を押しつけたりしていたが、れいむは知る由もなかった。
ヲタまりさはこれまで、両親以外のゆっくりの顔をしっかり見たことがなかった。両親はもうずっと前に他界してしまった。
ずっとおどおどして、他ゆんと目を合わせることを避けながら生きてきたのだ。
だから、こんなに近くで他ゆんを・・・それも人に飼われている「美ゆっくり」を見たことはなかった。
その日から、ヲタまりさの日課に、「影かられいむを見つめること」が加わった。
れいむは日中、時々やってきては同じベンチでひなたぼっこをしたり、他の飼いゆっくりと話したりして過ごしていた。
れいむがひなたぼっこをしたベンチでは、日が暮れるとヲタまりさがベンチに乗って匂いを嗅いだりなめ回したり、
顎の下の小さな突起物を押しつけたりしていたが、れいむは知る由もなかった。
ある日の朝、れいむが泣きながら公園にやってきた。
まだ早いので、他の飼いゆっくりは来ていなかった。
まだ早いので、他の飼いゆっくりは来ていなかった。
「ゆっぐ、ゆっぐ・・・おにいざんの、おにいざんの、うそづぎ・・・ばが・・・どぼじで・・・」
ヲタまりさがのそのそと家から這い出すと、れいむが泣いているのが見えた。
「れいむしゃん・・・?どうして、ないてるのでしゅか?」
「ゆう~、れいむしゃんをなかせるなんて、ゆるせないでしゅ」
「ゆゆっ?ほかのゆっくりしゃんたちは、きてないでしゅね、ゆふふ」
「どうしましょう、ゆふふ」
「・・・れいむしゃん・・・」
「ゆ!まりしゃ、いちだいけっしんをしましゅよ!」
「れいむしゃんに、はなしかけてみるでしゅ!ゆふふ」
「れいむしゃん・・・?どうして、ないてるのでしゅか?」
「ゆう~、れいむしゃんをなかせるなんて、ゆるせないでしゅ」
「ゆゆっ?ほかのゆっくりしゃんたちは、きてないでしゅね、ゆふふ」
「どうしましょう、ゆふふ」
「・・・れいむしゃん・・・」
「ゆ!まりしゃ、いちだいけっしんをしましゅよ!」
「れいむしゃんに、はなしかけてみるでしゅ!ゆふふ」
ブツブツと独り言を言いながら、ヲタまりさはのそのそとれいむに近づいていった。
「れ、れ、れ、れ・・・れいむしゃん!」
ヲタまりさは意を決してれいむに話しかけた。
「あ、あの、どうしたのでしゅか?」
緊張と久しぶりに出す大きな声で、声がうわずって、ときどき裏返っている。
ヲタまりさは意を決してれいむに話しかけた。
「あ、あの、どうしたのでしゅか?」
緊張と久しぶりに出す大きな声で、声がうわずって、ときどき裏返っている。
「ゆわっ!・・・ゆう~?なぁに?まりさ?」
れいむは突然後ろから声をかけられ、驚いて跳ねた後、ヲタまりさに返事をした。
「れいむびっくりしたよ・・・ゆう?かわったまりさだね。」
「ゆゆゆっ!まりしゃとしたこちょが・・・すいましぇん!そ、その・・・どうしたんでしゅか?ないていたみたいでしゅけど・・・?」
「それがね!おにいさんがひどいんだよ!きょうはれいむのたんじょうびなのに・・・」
「ゆひゅっ!た、たんじょうび?って、ゆふふ、なんでしゅか?」
「ゆゆゆっ!まりしゃとしたこちょが・・・すいましぇん!そ、その・・・どうしたんでしゅか?ないていたみたいでしゅけど・・・?」
「それがね!おにいさんがひどいんだよ!きょうはれいむのたんじょうびなのに・・・」
「ゆひゅっ!た、たんじょうび?って、ゆふふ、なんでしゅか?」
れいむは、誕生日にはプレゼントがもらえること。
お兄さんが約束をやぶったこと。
それがとても悲しいということを、長い時間かけてヲタまりさに話した。
お兄さんが約束をやぶったこと。
それがとても悲しいということを、長い時間かけてヲタまりさに話した。
飼いゆっくりが野良ゆっくりと話すのは、ルール違反だ。
しかし今朝のショックから立ち直れていないれいむにとっては、とにかく捌け口が欲しかった。誰かに話したかったのだ。
変態でヲタクだが根はやさしいヲタまりさは、れいむの悩みを真剣に、時には涙を流して親身になって聞いた。
しかし今朝のショックから立ち直れていないれいむにとっては、とにかく捌け口が欲しかった。誰かに話したかったのだ。
変態でヲタクだが根はやさしいヲタまりさは、れいむの悩みを真剣に、時には涙を流して親身になって聞いた。
「まりさは、ちょっとかわってるけど、やさしいね。きいてくれてありがとう!」
「ゆひょっ!ゆ、ゆふふ、そ、そうでしゅか?まりしゃ、うれしいでしゅ!」
「おいにさん、ひどいよね?」
「ゆ、ゆふふ、ひ、ひどいとおもいましゅ。」
「だよねぇ・・・ゆぅ、れいむ、かなしいよ」
「ゆ、ゆ・・・ゆふふ。あ、あの、れいむしゃん!」
「なあに?」
「そ、その・・・お、おた、おた、おたんじょうびしゃんの、ぷれぜんとしゃんを、そ、その、まりしゃが、あげましゅ!」
「ゆゆっ!ほんとう!?」
れいむの顔が輝く。
といって、もちろんこんな変なまりさとおちびちゃんをつくるつもりはない。
ただ優しさが嬉しかったのだ。
「よ、よ、よかったら、すぐしょこに、まりしゃのおうちしゃんがありましゅ。きてくだしゃい!」
「ゆっくりついていくよ!」
ヲタまりさは、のそのそと自分の家にれいむを案内する。
ぺにぺにがピンとしそうなのを必死で抑えて、前屈みのように体をくの字にまげながらのそのそ進んでいく。
「ゆひょっ!ゆ、ゆふふ、そ、そうでしゅか?まりしゃ、うれしいでしゅ!」
「おいにさん、ひどいよね?」
「ゆ、ゆふふ、ひ、ひどいとおもいましゅ。」
「だよねぇ・・・ゆぅ、れいむ、かなしいよ」
「ゆ、ゆ・・・ゆふふ。あ、あの、れいむしゃん!」
「なあに?」
「そ、その・・・お、おた、おた、おたんじょうびしゃんの、ぷれぜんとしゃんを、そ、その、まりしゃが、あげましゅ!」
「ゆゆっ!ほんとう!?」
れいむの顔が輝く。
といって、もちろんこんな変なまりさとおちびちゃんをつくるつもりはない。
ただ優しさが嬉しかったのだ。
「よ、よ、よかったら、すぐしょこに、まりしゃのおうちしゃんがありましゅ。きてくだしゃい!」
「ゆっくりついていくよ!」
ヲタまりさは、のそのそと自分の家にれいむを案内する。
ぺにぺにがピンとしそうなのを必死で抑えて、前屈みのように体をくの字にまげながらのそのそ進んでいく。
「こ、こ、ここが、まりしゃのおうちでしゅ!じまんじゃないでしゅが、けっこうひろいんでしゅよ!」
「ひろい?」
れいむは疑問に思った。
狭い狭いと嘆いているお兄さんのおうちの中にある、れいむのゆっくりぷれいすの半分以下しかない。
「ひろい?」
れいむは疑問に思った。
狭い狭いと嘆いているお兄さんのおうちの中にある、れいむのゆっくりぷれいすの半分以下しかない。
「ひ、ひろいでしゅよ!ゆっくりできましゅ!」
「ゆ、ゆん・・・ありがとう。ゆっくりするよ。」
だが、相手は野良ゆっくりだ。あまり言ってはかわいそうだと思い、れいむは話を合わせることにした。
れいむはヲタまりさの後に続いて段ボールに入っていく。
「ゆ゛っ・・・くさい・・・」
ヲタまりさの家の中は、何か餡子の奥底が不快感を覚える匂いが漂っていた。
死臭。
前に住んでいたゆっくりは、ここで死んだんだろう。
茂みに隠れて、半ば密閉されたような中だったので、死臭が残っていたようだ。
まがりなりにも野良を生きてきたヲタまりさは気付かない程度の死臭である。
「ゆ、ゆん・・・ありがとう。ゆっくりするよ。」
だが、相手は野良ゆっくりだ。あまり言ってはかわいそうだと思い、れいむは話を合わせることにした。
れいむはヲタまりさの後に続いて段ボールに入っていく。
「ゆ゛っ・・・くさい・・・」
ヲタまりさの家の中は、何か餡子の奥底が不快感を覚える匂いが漂っていた。
死臭。
前に住んでいたゆっくりは、ここで死んだんだろう。
茂みに隠れて、半ば密閉されたような中だったので、死臭が残っていたようだ。
まがりなりにも野良を生きてきたヲタまりさは気付かない程度の死臭である。
「ゆひょ!すこしだけ、がまんしてくだしゃい!かいゆっくりしゃんみたいに、きれいにできないんでしゅ!」
「ゆぅ、れいむこそごめんね。わるいこといって。」
「ゆぅ、れいむこそごめんね。わるいこといって。」
ヲタまりさは、自分が野良のせいで匂うんだと理解した。れいむは死臭を嗅いだことがないのでそれがそうだとは気付かず、そういうものかと思った。
「ゆゆっ!ねぇまりさ?」
「は、はい、れいむしゃん!なんでしゅか?」
「この・・・ごみさん?はなあに?」
れいむは不思議そうに、段ボールの片隅に積み上がっているガラクタをおさげで指して聞いた。
「は、はい、れいむしゃん!なんでしゅか?」
「この・・・ごみさん?はなあに?」
れいむは不思議そうに、段ボールの片隅に積み上がっているガラクタをおさげで指して聞いた。
「ゆ、ゆ、ゆ、ゆゆううううう!ごみしゃんじゃないでしゅよ!!まりしゃのだいじな、たからものしゃんでしゅ!
いくられいむしゃんでもそれはひどいでしゅ!
まりしゃが、まりしゃがゆっしょうけんめい、あつめたんでしゅよ!
このまつぼっくりしゃんはちょっとめずらしいいろをしてるんでしゅ!
こっちのきーらきーらしゃんは、なかなかみつからない、れあものしゃんでしゅよ!」
いくられいむしゃんでもそれはひどいでしゅ!
まりしゃが、まりしゃがゆっしょうけんめい、あつめたんでしゅよ!
このまつぼっくりしゃんはちょっとめずらしいいろをしてるんでしゅ!
こっちのきーらきーらしゃんは、なかなかみつからない、れあものしゃんでしゅよ!」
「ゆ、ご、ごめん・・・」
突然大きな声で早口でまくしたてるヲタまりさに、れいむはおどろいて固まってしまった。
「ゆゆう・・・まりしゃとしたこちょが・・・ついおおごえをだしてしまいましたでしゅ。
ゆふふ、れいむしゃん、ごめんなしゃい!」
「ゆゆ・・・もういいよ。それより、おたんじょうびは?なにをくれるの?」
「ゆ!そうだったでしゅ!これはとっておきでしゅよ!ゆふふ、みてくだしゃい!
このきーらきーらのひーらひーらしゃんでしゅ!あまあましゃんのにおいがして、
ぺーろぺーろすればほんのりあまいんでしゅよ!
このたいせつな、れあものしゃんをあげましゅ!いっしょにぺーろぺーろしましょう!ゆふふ!」
そう言って、ヲタまりさはボロボロになったアルミホイルのかたまりをお下げでれいむの方に寄せた。
どうやら板チョコか何かの包み紙だったらしい。
あちこちが破れ、ヲタまりさの唾液がこびりつき、そこに砂や木くずが張り付いている。
ゆふふ、れいむしゃん、ごめんなしゃい!」
「ゆゆ・・・もういいよ。それより、おたんじょうびは?なにをくれるの?」
「ゆ!そうだったでしゅ!これはとっておきでしゅよ!ゆふふ、みてくだしゃい!
このきーらきーらのひーらひーらしゃんでしゅ!あまあましゃんのにおいがして、
ぺーろぺーろすればほんのりあまいんでしゅよ!
このたいせつな、れあものしゃんをあげましゅ!いっしょにぺーろぺーろしましょう!ゆふふ!」
そう言って、ヲタまりさはボロボロになったアルミホイルのかたまりをお下げでれいむの方に寄せた。
どうやら板チョコか何かの包み紙だったらしい。
あちこちが破れ、ヲタまりさの唾液がこびりつき、そこに砂や木くずが張り付いている。
「ゆ、ゆ、ゆべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええええ!
ゆっげ、ゆっげ、ゆっげぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええ」
ゆっげ、ゆっげ、ゆっげぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええええええ」
れいむは、そのアルミホイルを見て、それをぺーろぺーろする自分を思うかべ、そして盛大に餡子を吐き出した。
無理もない。
ほのかに漂う死臭で気分が悪いところに、こんなゴミの塊を舐めろと言われたのだから。
無理もない。
ほのかに漂う死臭で気分が悪いところに、こんなゴミの塊を舐めろと言われたのだから。
「ゆ・・・・・?ゆ????ゆ?ゆ、ゆ、ゆああああああ!た、たいへんでしゅ!
れいむしゃん!れいむしゃん!しっかりしてくだしゃい!
れいむしゃん、ゆっくりなおってくだしゃいね!ぺーろ、ぺーろ、ぺーろ」
れいむしゃん!れいむしゃん!しっかりしてくだしゃい!
れいむしゃん、ゆっくりなおってくだしゃいね!ぺーろ、ぺーろ、ぺーろ」
突然餡子を吐いたれいむを見て、ヲタまりさは慌てて天井に頭をぶつけながら跳ね寄り、一心不乱にれいむを舐め回し始めた。
「ぺーろ、ぺーろ、ぺーろ・・・」
「ゆっげ、ゆっげ、ゆげぇぇぇぇぇぇぇ」
「ど、どど、どぼじであんこしゃんはくんでしゅか!ぺ、ぺ、ぺーろぺーろぺーろ!
れいむしゃん、はやくなおってくだしゃい!ぺーろぺーろぺーろぺーろ・・・」
「ゆげげ、ゆっげ、ゆげぇぇぇ」
ヲタまりさが一生懸命なめ回しても、れいむの吐餡は止まらない。
というかれいむにとっては、ただでさえ気分が悪いのに死臭とは違う悪臭を放つ体を押しつけられ、
草ばかり食べて薄緑色になった歯と草の苦みが残る舌でなめ回されるのだからたまったものではない。
「ゆっげ、ゆっげ、ゆげぇぇぇぇぇぇぇ」
「ど、どど、どぼじであんこしゃんはくんでしゅか!ぺ、ぺ、ぺーろぺーろぺーろ!
れいむしゃん、はやくなおってくだしゃい!ぺーろぺーろぺーろぺーろ・・・」
「ゆげげ、ゆっげ、ゆげぇぇぇ」
ヲタまりさが一生懸命なめ回しても、れいむの吐餡は止まらない。
というかれいむにとっては、ただでさえ気分が悪いのに死臭とは違う悪臭を放つ体を押しつけられ、
草ばかり食べて薄緑色になった歯と草の苦みが残る舌でなめ回されるのだからたまったものではない。
「ゆげぇぇぇ・・・げ、げ、げ、げ・・・ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゅ・・・ゅ・・・・・ゅ・・・・・・・」
れいむはついに事切れてしまった。
ヲタまりさは気付かず、ただひたすら舐め続ける。
舐めているところの皮がふやけてやぶれ、内側の餡子がうっすらと露出しはじめた。
ヲタまりさは気付かず、ただひたすら舐め続ける。
舐めているところの皮がふやけてやぶれ、内側の餡子がうっすらと露出しはじめた。
ドゴォ
突然、ヲタまりさを衝撃が遅い、地面に投げ出された。
『おい!なんてことしやがる!!』
れいむの帰りが遅いので、公園まで探しに来た男が、れいむの亡骸を貪るヲタまりさを見つけ、段ボールを蹴飛ばしたのだ。
れいむの帰りが遅いので、公園まで探しに来た男が、れいむの亡骸を貪るヲタまりさを見つけ、段ボールを蹴飛ばしたのだ。
「ゆっひょぉお!に、に、にに、にんげんしゃん!!ど、ど、どぼちたのでしゅか!?」
『どうしたもこうしたもあるか!なんでれいむを殺した!』
『どうしたもこうしたもあるか!なんでれいむを殺した!』
「ま、ま、ま、まりしゃが、れいむしゃんを????しょ、しょ、しょれはちがいましゅ!!
ごかいでしゅ!まりしゃは、れいむしゃんを、ころ、ころ、ころしたり、してましぇん!
れいむしゃんが、きゅうに、あんこしゃんをはいて、しょれで・・・」
ヲタまりさはガタガタと震えながらうわずった声で叫ぶ。ところどころ声が裏返る。
『あぁ?れいむが吐餡しただと?・・・その餡子の山はそれか。じゃあなんでれいむを食ってた?』
ごかいでしゅ!まりしゃは、れいむしゃんを、ころ、ころ、ころしたり、してましぇん!
れいむしゃんが、きゅうに、あんこしゃんをはいて、しょれで・・・」
ヲタまりさはガタガタと震えながらうわずった声で叫ぶ。ところどころ声が裏返る。
『あぁ?れいむが吐餡しただと?・・・その餡子の山はそれか。じゃあなんでれいむを食ってた?』
「れ、れ、れ、れいむしゃんを、たべたりなんかしましぇん!ま、ま、ましrあいあswm・・・まりしゃは、れいむしゃんを、なおしてただけでしゅ!」
『治してた?あぁ、そうか・・・・そういうことか。』
『治してた?あぁ、そうか・・・・そういうことか。』
れいむが突然吐餡したので、ヲタまりさが治そうと舐めまくっていた。
ゆっくりを飼っていて、ある程度の知識がある男は、そこまでは理解した。
ゆっくりを飼っていて、ある程度の知識がある男は、そこまでは理解した。
『第一、 なんでれいむがお前の巣にいるんだよ?れいむが誘ったのか?』
男は、最悪の可能性を想定する。
子供が欲しいと言っていたれいむが、この野良に心を惹かれたのではないかと。
「ち、ちがいましゅ!まりしゃは・・・その・・・おたんじょうび・・・」
『あぁ?なんだと?』
男は、最悪の可能性を想定する。
子供が欲しいと言っていたれいむが、この野良に心を惹かれたのではないかと。
「ち、ちがいましゅ!まりしゃは・・・その・・・おたんじょうび・・・」
『あぁ?なんだと?』
「ぷれぜんとしゃんを、れいむしゃんに、あげようとおぼっで・・・」
『ハキハキしゃべれ!』
『ハキハキしゃべれ!』
「すびばぜん!ぞれで・・・ばりじゃの、いぢばんだいせづな・・・きらきらしゃんを、れいむしゃんに、あげだら・・・きゅうに、れいぶしゃんが、あんごしゃんを・・・
ゆ、ゆわああああんゆわあああああああああああああああああああん、ゆわあああああああん。」
『はぁ・・・泣きたいのはこっちだよ・・・おらぁ!』
「ゆっべえ!ずいばぜん、ずいばぜん、ずいばぜん」
ゆ、ゆわああああんゆわあああああああああああああああああああん、ゆわあああああああん。」
『はぁ・・・泣きたいのはこっちだよ・・・おらぁ!』
「ゆっべえ!ずいばぜん、ずいばぜん、ずいばぜん」
男が蹴りをいれると、ヲタまりさは必死に地面に顔をこすりつけて謝り始めた。
その後たっぷり15分かけて、
れいむに誕生日プレゼントをあげるいきさつを語った。
その後たっぷり15分かけて、
れいむに誕生日プレゼントをあげるいきさつを語った。
『はぁ・・・ったく。れいむもなんでこんなのに付いてったんだ。で、その、きらきらさんってのは何だ?』
「ゆ?こ、こ、これでしゅ!きーらきーらのひーらひーらしゃんでしゅ!あまあましゃんのにおいがして、ぺーろぺーろすればほんのりあまいんでしゅよ!」
突然キリっとしたと思ったら、アルミホイルの説明を始めた。
「ゆ?こ、こ、これでしゅ!きーらきーらのひーらひーらしゃんでしゅ!あまあましゃんのにおいがして、ぺーろぺーろすればほんのりあまいんでしゅよ!」
突然キリっとしたと思ったら、アルミホイルの説明を始めた。
『うわ・・・きったね・・・』
「ゆ?ゆゆううううううううう!きたないとはなんでしゅか!
めったにてにはいらない、れあもの、でしゅよ!!あまあまで、しあわせーでしゅよ!」
「ゆ?ゆゆううううううううう!きたないとはなんでしゅか!
めったにてにはいらない、れあもの、でしゅよ!!あまあまで、しあわせーでしゅよ!」
『あのさぁ。うちのれいむは金バッジなの。』
「ゆゆ?」
「ゆゆ?」
『そんなゴミ舐めろって言われたら、気持ち悪くて吐くに決まってるだろ』
「しょ、しょんなはずないでしゅ!まりしゃのたからもの、ばかにしないでくだしゃい!」
ヲタまりさは激昂して怒鳴り散らす。
「しょ、しょんなはずないでしゅ!まりしゃのたからもの、ばかにしないでくだしゃい!」
ヲタまりさは激昂して怒鳴り散らす。
「まりしゃが、まりしゃが、まいにちたくさんさがしてみつけた、れあものでしゅよ!
ごみしゃんじゃないでしゅ!れいむしゃんも、にんげんしゃんも、どうしてこのかちがわからないんでしゅかああ!」
『はぁ・・・もう最悪。あのな、野良のお前には過ぎた出物かもしれんさ。でもな、れいむや俺にとっちゃ、いつでも手に入るものだ。
というか、あっても邪魔なだけのゴミなんだよ。おい、そこどけ』
「ゆべぇ」
男はヲタまりさを蹴り転がし、ライターを取り出した。
ごみしゃんじゃないでしゅ!れいむしゃんも、にんげんしゃんも、どうしてこのかちがわからないんでしゅかああ!」
『はぁ・・・もう最悪。あのな、野良のお前には過ぎた出物かもしれんさ。でもな、れいむや俺にとっちゃ、いつでも手に入るものだ。
というか、あっても邪魔なだけのゴミなんだよ。おい、そこどけ』
「ゆべぇ」
男はヲタまりさを蹴り転がし、ライターを取り出した。
『ゆっくり見てろ。お前の罪だ。』
そう言うと男はれいむの亡骸をそっとどかし、段ボールに火を付けた。
そう言うと男はれいむの亡骸をそっとどかし、段ボールに火を付けた。
「ゆゆゆゆゆゆううううううううううううううううううううううううううううううう!」
めらめらと燃える段ボール。灰になっていくゴミの山。
5分もすれば、そこには黒い塊がただ残っているだけだった。
めらめらと燃える段ボール。灰になっていくゴミの山。
5分もすれば、そこには黒い塊がただ残っているだけだった。
『れいむ、ごめんな。本当に。こんなことになるなら、お前のお願い、聞いてやれば良かったよ・・・。お墓作ってやるからな。』
男はれいむの亡骸を丁寧に両手に抱え、家へと戻っていった。
男はれいむの亡骸を丁寧に両手に抱え、家へと戻っていった。
「ま、まりしゃの・・・・まりしゃの・・・たからぼのしゃん・・・だがらぼのしゃんがああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ・・・・・・・」
ヲタまりさは長い長い叫びのあと、ぷるぷると震えだし、大粒の涙を流し始めた。
「ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
ゆわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん
- 」
その泣き声は、公園でゆっくりしていた飼いゆっくり達を戦慄させ、飼い主達は飼いゆを連れて早々に立ち去った。
しばらく経って静まりかえった公園の片隅に、体中の水分を全て出し切ったしわしわのミイラまりさが灰の山に顔を突っ込んで絶命していた。
その表情は、手練れの鬼威惨でも見たことがない絶望の表情だったと言う。
その表情は、手練れの鬼威惨でも見たことがない絶望の表情だったと言う。
男は、ゆっくりを飼うのをやめた。
れいむが使っていたゆっくりぷれいすは、新しい住人を迎えている。
れいむが使っていたゆっくりぷれいすは、新しい住人を迎えている。
『そういえば、明日誕生日だな。何でも欲しい物言ってみな』
「にゃあ」
『そうか、よしよし。かわいいなぁ。ゆっくりなんかより、最初からこうすればよかったな。』
そう言って、男はペットの三毛猫を抱き上げた。
「にゃあ」
『そうか、よしよし。かわいいなぁ。ゆっくりなんかより、最初からこうすればよかったな。』
そう言って、男はペットの三毛猫を抱き上げた。
過去作
anko3758 おいわい
anko3805 消える声
anko3811 ゆっくりキャンプするよ
anko3814 あるドスの受難
anko3823 ゆっくりとしたむれ
anko3839 おいしいご飯
anko3841 秋の風物詩
anko3848 リアクション
anko3960 利用法
anko4032泥団子
anko4041 1つだけの願い
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