ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4183 ドスのハニーハント
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ankoss
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『ドスのハニーハント』 17KB
制裁 戦闘 ドスまりさ 希少種 自然界 5作目です
制裁 戦闘 ドスまりさ 希少種 自然界 5作目です
ここは日本のとある山奥。
森の中でとあるきめえ丸(胴付き)が近くの群れの長であるドスまりさを謀殺する方法について悩んでいた。
腕組みをし、眉間に皺を寄せてうなっている。
ドスはゆっくりがゆっくりできるとゆっくりできる。
一方、きめえ丸はゆっくりがゆっくりできないとゆっくりできる。
まさに水と油の関係である。ゆえにきめえ丸はドスが大嫌いである。
そう、謀殺計画を考えるほどに。
(ドスは本当に目障りですね。なんでもいいからとにかく死んでいただけませんかねぇ~
でも、正面から戦っても勝ち目はない。何とか謀殺できれば・・・。
・・・・・・・・・ はっ!)
きめえ丸は数日前、巣の側を通っただけで刺してきた狂暴な蜂のことを思い出した。
あの時の痛みはまさに想像を絶する凄まじさであり、クールな自分に似合わず思わずシクシクと泣いてしまった。
(あれとドスをぶつけることができれば・・・)
「・・・うーん。いい方法が思いつきませんねぇ。
・・・ん?」
きめえ丸はゆっくりの話し声が聞こえたような気がした。
「気のせい?いや、そんなことはありませんね・・・」
「・・・ぷんぷん!ドスは本当にゆっくりしてないね!!
おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!!
すっきりせいげんなんてゆっくりできないよ!!
むれをゆっくりしてないドスにはまかせられないよ!まりさがおさになるよ!
ゆっくりできないドスはさっさとしんでね!」
「だ、だめだよ!まりさ!ドスにきこえたらたいへんだよ!」
若いバレーボール大のまりさとれいむが話している。
彼らはゆっくり学校でドスのおはなしを聞いてきた帰りである。
だが、残念ながら趣旨をまるで理解していないようだ。
「やれやれ・・・おお!愚か!愚か!・・・・・・いや待てよ」
やがてまりさとれいむは別れまりさ1匹になった。
(ふふふ、いいことを思いつきましたよ。この馬鹿を利用すればドスに蜂をぶつけられるかもしれません)
「どうも。清く正しいきめえ丸です」
「ゆおわっ!き、きめえまる!!ゆぎぎ・・な、なんのようなんだぜ!」
このまりさは蛮勇の持ち主なのできめえ丸を見ても逃げるつもりは全くないようだ。
「ドスがお嫌いのようですね」
「だ、だからなんなんだぜ?」
「ドスは長の器ではありません。この群れはあなたのようなゆっくりしたゆっくりに支配されるべきなのです」
「・・・ゆふふ♪とうぜんなんだぜ!!きめえまるでもまともなことがいえるとはおどろきなんだぜ!!」
「でも、あなたではドスには勝てませんねぇ」
「ゆぎぎぎぎ・・う、うるさいんだぜ!」
(・・・さすがにドスに勝てると思う程の馬鹿ではないようですねぇ。第1段階はクリアーです)
「いきなりですがドスに勝つ方法を教えて上げましょう。蜂さんを知ってますか?」
「ゆ?なんなんだぜそれは」
「地上最強の生物ですよ。ドスと蜂さんを闘わせるのです。そうすればドスは死にます。
あなたがおさになれます!先ほどのれいむさんもあなたにもうめろめろですよ!」
「ゆ、ゆおおおおおおお!!・・・で、でもどうやればいいんだぜ?」
「蜂の巣にはたっぷりあまあまが詰まっています。ドスにそのことを教えて上げるのです!
ドスは蜂の巣をむーしゃむーしゃしようとします。
怒った蜂さんがドスを攻撃します。ドスは死にます。
蜂の巣は森の広場から湖の方向にまっすぐ進んだ方向、湖のすぐ近くにあります。それをドスに教えるのです。
わかりましたか?」
「ゆ~むずかしすぎるんだぜ~。もういちどさいしょからおしえてほしいんだぜ?」
その後、きめえ丸は同じ説明を3回繰り返しようやくまりさは理解した。
湖のほとりの森にとあるドスまりさの群れがあった。
群れを治めているドスは2m級のドスであり、以前は町で生活していた。
ドスは元飼いゆっくりの参謀ぱちゅりーと大きな洞窟に住んでいた。ドスと参謀ぱちゅりーは相思相愛の仲である。
町で知り合ったぱちゅりーからまりさは多くの有用な知識とトリビアを得ることができた。
ゆっくりできない町の生活に嫌気がさしたまりさはぱちゅりーと共に森に向かったのだった。
その後長い旅の末、湖のほとりのこの群れにたどり着いたまりさはドスになり群れの長になった。
また、ぱちゅりーの提案により、すっきり制限やおやさいさんが勝手に生えてこないことなどを教える学校を作り良く群れを統率していた。
ドスの洞窟に先ほどの若いまりさが訪ねてきた。
「ドス!たすけてほしいんだぜ!うまくいけばたっぷりあまあまがてにはいるんだぜ!」
「ゆ?どういうこと?」
「みずうみのそばにはちのすさんをみつけたんだぜ!
もりのひろばからみずうみのほうこうにすすんでいけばすぐにみつかるんだぜ!
はちのすさんにはたっぷりあまあまがあるんだぜ!
でもくやしいけどまりさじゃはちさんのまもりをとっぱできないんだぜ!
でも、ドスならかんたんにあまあまをゲットできるんだぜ!」
「馬鹿言わないで。
そんなことのためにドスの身を危険にさらせないわ。」
「まあまあ。あまあまはあるにこしたことはないよ。」
「でも・・危険だわ。」
「心配し過ぎだよ。」
ドスは以前熊が食べ残した蜂の巣を食べたことがある。その時の天にも昇るような極上の味をドスは思い出していた。
ドスがまだただのゆっくりまりさであり町にいた頃、あまあまは滅多に手に入らない高嶺の花だった。
ドスは思わずヨダレを垂らしていた。
「じゅるじゅるじゅる♪
ぱちぇ!ハチミツさんの味は天使の調べ!まさに究極のあまあまだよ!多少の危険を冒す価値はあるよ!」
長きに渡りあまあまを食べられなかったドスはあまあまには強い執着を持っていた。
「ちょ、ちょっと!ドス?」
「これできまりなんだぜ!
じょうほうっをゲットしたまりさにはしゃれいとしてハチミツさんのいちぶをプレゼントするんだぜ!」
「まりさ!調子に乗らないで!ドス!駄目よ!危険よ!」
「いいかげんにするんだぜ!ぱちぇ!」
「・・・ゆえっ!?」
「ドスがあんな小さな蜂さんに負けると思ってるの?
馬鹿にしないでね!」
「で、でももし熊さんに出会ったら・・・」
「いいかげんにするんだぜ!
そんなことまで心配してたらえいっきゅうに洞窟さんから出ることさえできないんだぜ!
ゆん生は常に危険と隣り合わせなんだぜ!それが普通のことなんだぜ!
危険を冒さずに手に入るものなんてないんだぜ!!」
「・・・そ、それは確かにそうかもしれないけど・・・」
ドスの第1の誤算は蜂の強さを過小評価していることにあった。
ドスもぱちゅりーほどではないが若干の不安を感じてはいた。
だが、極上のあまあまの記憶がドスの思考能力を一般ゆっくりと同程度まで低下させていた。
「さすがドス!カッコいいことをいってくれるんだぜ!しびれたんだぜ!
ドス!ドス!ドス!ドス!ドス!」
「まりさ!!!あなたは黙ってて!!!
ドス。どうしても行くっていうの?」
「しつこいんだぜ!!
これ以上止めるならいくらぱちぇでも許さないんだぜ!」
「・・・・わかったわ。無事に帰って来てね。ドス。」
「頑張るんだぜ!ドス!」
「まりさ!!あなたはもう帰りなさい!!」
15分後、ドスは木のうろの中にある蜂の巣の目の前にいた。
「ゆふふふふ。おっきな蜂さんがいるよ。たっぷりハチミツさんが取れそうだね。
じゅるじゅるじゅる♪」
ドスの第2の誤算はこの蜂の巣がオオスズメバチのものであり、ミツバチのものではないことであった。
オオスズメバチの巣にハチミツはない。
そして、オオスズメバチは日本最大の蜂である。
ドスはおぼうしからキノコを取り出すと噛み砕く。
約1分のチャージの後、木のうろの中にある巣にドススパークが発射された。
「ドススパーク!」
ドスはこの一撃で蜂がほぼ全滅すると思っていたが、巣の表面が軽く焦げただけという結果に終わった。
ドスにしてみれば最大の必殺技を使用し万全を期したつもりだった。
が、そもそも人間ですら防護服無しでは勝負できない相手に闘いを挑んだことが最初からの根本的な間違いだったようだ。
たちまち黒雲の如くオオスズメバチが湧き出しドスに襲い掛かった。
BOON!!
人間でも悲鳴を上げる程痛いオオスズメバチの毒針が10数ヶ所に突き刺さる。
「ゆぎゃあああああああああああああああああああ!!
ゆいだだだだだだだだだだだだだだだだだだだ!!
ゆぎょわあああああああああああああああああ!!」
スズメバチの毒に含まれるタンパク分解酵素が餡子を破壊しグズグズにしドスを内部から破壊していく。
「ゆぎゃあああああああああああああああああああ!!
ぜ、ぜんっしんがいだいいいいいいいい・・っっ!!」
オオスズメバチは針刺しだけでなく強靭な顎による噛み付きでも攻撃できる。
すでにもちもちの皮がえぐられ餡子が露出している部分もある。
「ドスのもちもちのお肌がああああああああああ!!
い、いだずぎるう!ゆいだだだだだだだだだだ!!
ゆぎゃああああああああああああああああああ!!
じ、じぬうううううううううううううううう!!」
この時点でドスは完全に戦意を喪失し全力で逃走を開始した。
「ご、ごべんなざいいいいいいいいいい・・っっ!!
ゆいだだだだだだだだ!!ゆだ!!
ドスがばるがっだでずうううううううううう!
ゆいだだだだだだだだだだだだだだだだ!!ゆぎゃっ!!
い、いいかげんにじろおおおおおおおおおおおお!!!
(湖さんの上に避難ずるじかないいいいいいい!!)
ドスは10m先の湖まで何とか辿り着くとおぼうしを湖面に浮かべぴょんと乗り込んだ。
ドスの第3のそして最大の誤算は水上ドスまりさになってしまったことである。
この時湖の上に出るなどという暴挙に走らず自分の巣に逃げ戻ってさえいれば生き残る目はあった。
だが、不幸にもドスはまりさ種にとって最大の死亡フラグである水上移動に強い自信を持っていた。
(水の上に出ればこっちのものなんだぜえええええええええええ!!!)
今までは運よく死ななかっただけなのに、ドスは幸運を実力と勘違いしていた。
オオスズメバチは黒色を目印に攻撃してくる。
ドスの黒色成分の大部分を占めるおぼうしが水中に沈んだことにより蜂の攻撃が若干和らいだ。
「ゆ?い、今なら逃げ切れるんだぜ!」
そしてオール代わりの枝をくわえるとこーぎこーぎを開始した。
ドスは湖の真ん中までおぼうしの船をこーぎこーぎした。だが、蜂は巣から離れた為攻撃頻度は激減したものの、尚もしつこく攻撃してくる。
「ゆむむっっ!むむっっ!」
(し、しつこいんだぜええええええ!)
ゆっくりは全身が顔面なので、全身が痛みに敏感であるといっていい。
だが、その中でも特に敏感な部分がある。
それは眼である。とくに中心部の黒眼である。
そこに1匹のオオスズメバチがくの字型になって突撃した。
もう一度述べるが、オオスズメバチは黒色に向かって攻撃する習性がある。
そして、ついにオオスズメバチの巨大な針がドスの大きな黒目に突き刺さってしまった・・・。
ブスッ!!
「ゆぎゃっ!!?」
あまりの激痛に思わず悲鳴を上げたドス。
当然口にくわえていたオールは水面に落下した。
ぽちゃん♪
「・・・ああああああああああああああああああ!!
オールがああああああ!!お、オールううううう!!」
ドスはおぼうしボートの縁に立ち舌とお下げで必死にオールを拾おうとする。
だが、それが仇となりドス本体も水面に落下した。
バシャーン!!!
「ゆがぼがぼがぼがぼがぼがぼがぼがぼ!!!」
ドスは千切れんばかりにお下げを乱舞させるが1mmも浮上できない。
(ば、馬鹿なああああああああああああああああ!!!)
ほどなくドスは水深20mの湖底に到着した。
相変わらずお下げはブンブン振り回したままだ。
そこへ湖の魚が群がり始めドスのもちもちボディをついばみ始めた。
餡子が水を黒く染め、やがてドスの中枢餡は限界を迎えた。
(こ、このドスがこのドスがごんなどごろでえええええええええええええええ!!
・・・ぼっど・・・ゆっぐり・・・じだがっだ・・・っっ・・・)
かくしてドスは湖の藻屑と消えた。真剣勝負において3つも誤算を繰り返せばこのような結末を迎えるのは当然と言えよう。
その上空をきめえ丸が旋回していた。
「・・・おお。愚か♪愚か♪」
「え~それではドスまりささんのお葬式を始めたいと思います」
とゆっくりびゃくれん(胴付き)が森の広場のドスまりさ葬儀会場で開始の挨拶を行った。
生前ドスは妻のぱちゅりーと友のびゃくれんに自分がもし死んだらお葬式を挙げて欲しいと念入りに頼んでいた。
もちろんゆっくりに葬式の習慣などない。ゆっくりは毎日のように死んでいるのでいちいち葬式を挙げていてはきりがないからだ。
だが、ドスは自分ほどのゆっくりには葬式が必要だと思ったようだ。ちなみにドスはピラミッドの建造も要請したがこれはぱちゅりーが拒否した。
「まずはドスまりささんが無事にあの世でゆっくりできるようお経を唱えさせていただきます。
皆さん私がお経を唱えている間はおとなしくしていてくださいね。」
びゃくれんの前の切り株の上には遺影の代わりに湖岸に奇跡的に流れついたドスまりさのおぼうしが置かれている。
そして、びゃくれんの読経が始まった。同時に木魚代わりに枝で小石をぽこぽこ叩いている。
こらえ性のないゆっくりに合わせた短い般若心経。もっともびゃくれんが覚えているお経はこれだけだが。
「かんじーざいぼーさつ、ぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじー、しょうけんごーうんかいくう
どーいっさいくーやく、しゃーりーしー、しきふーいーくう、くうふーいーしき、しきそくぜーくう、くうそくぜーしき
(中略)
ぎゃーてーぎゃーてー、はーらーぎゃーてー、はらそーぎゃーてー、ぼーじーそわかー、はんにゃーしんぎょう」
死去したドスの高い人望のせいか奇跡的にほとんどのゆっくりがおとなしくしていた。
読経終了後に行われた告別式では自分のせいでドスが死んだことを知ってか知らないかあのまりさが呑気に楽しんでいた。
一方ぱちゅりーはドスがハチミツを採りに行った為に死んだことをほとんど確信している。
そして、その原因であるまりさに激しい憎悪の視線を注いでいた。
「むーしゃむーしゃしあわせ~♪おそうしきさんはゆっくりできるんだぜ!」
(っっ!このくそがきがあああぁ・・っっ!)
と、ここへふいに羽をバサバサさせて新たな弔問客が現れた。
度々群れの周りに現れてはその高速振幅運動で嫌がらせを行ってきたきめえ丸。
そして、この話の冒頭に登場した今回の全ての黒幕である。
れみりゃやふらんと違い一応会話は成立する為話しかけてみるぱちゅりー。
「何をしにきたのかしら?今日は大切な日なの。
馬鹿げた嫌がらせは今度にしてくれないかしら?」
「まあまあ。そう言わず。実は耳よりな情報をお持ちしたんですよ」
「情報?」
「ドスまりさの死の真相ですよ」
「っっ!!話しなさい!!」
(こいつの証言さえあればまりさをゆっくり殺しの罪で処刑できるわ・・っっ!!)
「私は上空から全てを見ていました」
このとききめえ丸は目障りなドスが死んだ為有頂天だった。
「ドスまりささんは蜂に殺されかけたのでおぼうしに乗って湖に避難したんですよ。
でも蜂に喧嘩を売るなんて無謀ですね~。
以前巣の側を通っただけで刺されたことがあるんですが死ぬほど痛かったですね~。
あんなのに勝てるわけないじゃないですか。あれに勝つのは人間でも無理でしょう。
本当に無謀ですね~♪馬鹿ですね~♪
えーと。ドスまりささんは何かおぼうしから落ちて死にましたよ~♪
ドスまりささんの水中ダンスは傑作でしたねぇ♪
そもそもまりさが水の上にいるから駄目なんですよ~♪
ああいうのはにとりやムラサといった高貴な希少種の役目であってぇ・・・・・・ん?」
きめえ丸がふと見ると先程からぱちゅりーはうつむいて何やらプルプル震えている。
ぱちゅりーの眉間には膨大な皺が刻まれており、目は餡走り顔面の至るところに餡管が浮かび上がり、何故か体が一回り大きくなっていた。
パンプアップというやつだろうか?
歯茎は剥き出しで固く噛み合わされた歯はギリギリと不気味な摩擦音を上げており、全身から怒りの水蒸気が立ち上っていた。
この時、ぱちゅりーは怒りによって1000日ぶりに現れた伝説の戦士まちょりーに覚醒していた。
「あややっ!?」
さすがのきめえ丸もぱちゅりーいや、まちょりーの憤怒の表情に思わず後退り、そしてバサバサと浮上した。
「お、おお!不気味!不気味!」
このきめえ丸どうもあやしすぎる。
まちょりーは鎌をかけて見ることにした。
「犯ゆんは現場に戻ってくるというわ。あなたがまりさを焚き付けたんじゃあないの?」
(ふん、上空に退避してしまえばこちらのものです。)
「ふふふ、その通りです。だから、どうしたというんです?所詮地上を這いずり回るあなたごときに私は捕まえられ・・・がっ!?」
きめえ丸がセリフを言い終わる前にまちょりーの顎がきめえ丸の羽根をとらえていた。
この時のまちょりーの跳躍力はゆっくりが鍛練によって到達しうるレベルをはるかに越えていた。
「お、おのれぐはっ!!」
地面にまちょりーと共に叩きつけられるきめえ丸。
「つ、通常種ごときが・・」
「むきゃっ!!」
「ぶほ!?」
まちょりーの肥大化したお下げがきめえ丸の顔面のど真ん中を撃ち抜いた。
「ふ、ふざけるな!このゲロはき饅頭があああああ!!」
きめえ丸はまちょりーを中心にした高速円運動を開始した。
そして殴る蹴るの乱打を開始した。
「あやややややややややや!!
あやややややややややや!!
あやややややややややや!!
あやややややややややや!!」
対するまちょりーはお下げで顔面をガードし亀のようにじっと蹲っている。
「・・ぜぇぜぇ。
どうだあああああああああああ!!」
バサバサバサ
「死ねえええええええええええええ!!」
さらに上空から勢いよく落下し渾身の踏みつけ攻撃を敢行する。
この時きめえ丸は見下していた通常種如きにブッ飛ばされたことにより、頭に中身の練りゴマが上り完全に冷静さを失っていた。
まちょりーが待っていたのはまさにこの瞬間だった。
さすがのきめえ丸も上空では小回りが利かない。
まちょりーはきめえ丸の高下駄踏みつけアタックをサイドステップで辛くも回避した。さもなくば、中枢餡までぶち抜かれていたことだろう。
そして、一瞬の隙を逃さず、渾身の体当たりをきめえ丸の腹にぶちかました。
「むきゃああああああああああ!!!!!」
ドゴォ!!!
「げはあああああああああああ!!?ごはっ!!?」
あまりの衝撃に口から練りゴマを噴出するきめえ丸。さらに後ろの木に叩きつけられる。
(好機!!!)
この隙を逃さず、まちょりーの怒りのラッシュが炸裂した。
「むきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!
むきょおおおお・・・っっ!!!
むきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!」
木とまちょりーのお下げの拳に挟まれたことによってきめえ丸のダメージは加速していく。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!んぶっ!?ぶばあああああああああああああっ!!!」
口から大量の練りゴマを噴出するきめえ丸。
「・・・ごふっ。・・・キメラ丸様に・・・栄光・・・あれ・・・っっ!!」
かくして空飛ぶ魔獣は斃れた。だが、まちょりーにはまだ倒さねばならない敵がいる。
すでに全力で逃走を開始していたまりさがびゃくれんに通せんぼされていた。
「な、なんのまねだあああああああ!!!?どけえええええええええええ!!!!」
「ぱちゅりーさんから話は全て聞いています。おとなしく裁きを受けなさい!!」
「さて、まりさ。覚悟はいいかしら?」
まちょりーが凍りつくような冷めた声でまりさに最後通告をする。
「き、きめえまるがやったことなんだぜ!!まりさはなんのかんけいもないんだぜ!!もうきめえまるはえいえんにゆっくりしたんだぜ!!いっけんらくちゃくなんだぜ!!」
「むきゃ!!」
「ゆべらああああああああああああ!!!」
まちょりーの極太のお下げがまりさの戯言を中断させた。
「むきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃきゃ!!!!」
まちょりーのラッシュがまりさをボコボコにしていく。
「ゆがぁjが:がpgじゃえ@gじゃ@jgpあがgじゃ!!!」
まりさは眼と口のあった部分もよくわからないジャガイモのような意味不明のオブジェになってしまった。
辛うじて口のあった部分と推察される箇所から断末魔が漏れる。
「・・・ぼっど・・・ゆっぐり・・・じだがっだ・・・っっ!!」
かくしてきめえ丸の陰謀はまちょりー誕生という意味不明な結末を迎えた。
完
過去作
- anko4119 『ゆっくりと香辛料』
- anko4129 『でいぶvs芸術鬼威惨』
- anko4149 『慧音のドス退治』
- anko4163 『ゆっくり界と人間界』
挿絵: