ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4294 とある空き地のお話
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ankoss
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『とある空き地のお話』 15KB
虐待 制裁 虐殺 全滅 駆除 現代 駆除ものです
虐待 制裁 虐殺 全滅 駆除 現代 駆除ものです
○教授あきの作品です
○人によっては虐待ないし制裁があっさりしすぎていると感じる可能性があります
○どこかで聞いたような台詞・理論が出てきます
それでもよろしければ、どうぞお読み下さい
○人によっては虐待ないし制裁があっさりしすぎていると感じる可能性があります
○どこかで聞いたような台詞・理論が出てきます
それでもよろしければ、どうぞお読み下さい
「……はい、これで契約成立です」
スーツを着た青年が言うと、彼の目の前にいる中年男性が顔をしかめた。
「では、約束通り“後片付け”はこちらでやらせて頂きますので」
スーツを着た青年が言うと、彼の目の前にいる中年男性が顔をしかめた。
「では、約束通り“後片付け”はこちらでやらせて頂きますので」
空き地に捨てられた冷蔵庫の中でれいむとまりさの番がゆっくりしていた。
「ゆふふ! まりさとれいむのオチビちゃん、はやくゆっくりうまれてきてね!」
「ゆふ~ん! とってもゆっくりしているよぉ!」
れいむの頭にはいくつかの実ゆっくりがついた茎がついている。
植物型妊娠は、野良ゆっくりとしては珍しいが、それが許される程、この空き地は優れていた。
「ゆふふ! まりさとれいむのオチビちゃん、はやくゆっくりうまれてきてね!」
「ゆふ~ん! とってもゆっくりしているよぉ!」
れいむの頭にはいくつかの実ゆっくりがついた茎がついている。
植物型妊娠は、野良ゆっくりとしては珍しいが、それが許される程、この空き地は優れていた。
その空き地は野良ゆっくりにとって最高の土地だ。
野山のように自然に溢れていながら、住宅街の中という立地条件のため、人間のおこぼれといった野良ならではの恩恵を受けることが出来る。
しかも住処としてはダンボール箱以上の性能を誇る冷蔵庫などのゴミが捨てられているために寒さに震えることもない。
野良に餌を与えるような、所謂“愛誤派”も近くにいる。
結果、土地には小規模の群れが形成されていた。
野山のように自然に溢れていながら、住宅街の中という立地条件のため、人間のおこぼれといった野良ならではの恩恵を受けることが出来る。
しかも住処としてはダンボール箱以上の性能を誇る冷蔵庫などのゴミが捨てられているために寒さに震えることもない。
野良に餌を与えるような、所謂“愛誤派”も近くにいる。
結果、土地には小規模の群れが形成されていた。
二匹がゆっくりしていると、突然外が騒がしくなった。
「ゆ? いったいなんなの? オチビちゃんがゆっくりできなくなるでしょ!」
れいむが迷惑そうに顔を歪めた。
「そとをみてくるのぜ」
まりさが騒がしくしている原因に文句を言いに行こうと、冷蔵庫の外に出る。
「ゆ? いったいなんなの? オチビちゃんがゆっくりできなくなるでしょ!」
れいむが迷惑そうに顔を歪めた。
「そとをみてくるのぜ」
まりさが騒がしくしている原因に文句を言いに行こうと、冷蔵庫の外に出る。
「ん? ここにもいたか」
外には作業服を着た男が袋を片手に立っていた。
「ゆゆっ! クソにんげんがうるさくしているんだぜ。ゆっくりしないでどっかいってね!」
まりさはその男が騒がしい原因だと判断し、上から目線で男に命令する。
外には作業服を着た男が袋を片手に立っていた。
「ゆゆっ! クソにんげんがうるさくしているんだぜ。ゆっくりしないでどっかいってね!」
まりさはその男が騒がしい原因だと判断し、上から目線で男に命令する。
ゆっくりの考えでは、もっとも優れているのはゆっくりしている者だ。
自分達はとても優れたゆっくりプレイスを持っている、とてもゆっくりしたゆっくり。
対して相手は存在そのものがゆっくりしていない、非常に劣った生き物である人間。
まりさにとっての認識は、そんなところだ。
自分達はとても優れたゆっくりプレイスを持っている、とてもゆっくりしたゆっくり。
対して相手は存在そのものがゆっくりしていない、非常に劣った生き物である人間。
まりさにとっての認識は、そんなところだ。
「クソにんげんはみみがきこえないのかぜ? そんなんだからにんげんはだめだめなんだぜ」
「あーはいはい、ゆっくりゆっくりー」
「ゆ? おそらをとんでるみたいー!」
男は片手でまりさを掴むと、袋の中に放り込んだ。
「ゆゆゆ!? おいクソにんげん! まりささまをさっさとだすんだぜ!」
「そういやオチビとか言ってたな……この中か」
喚くまりさに構うことなく、男は冷蔵庫を足で乱暴に開けた。
「な、なんなのおおおおおおおお!?」
中にいたれいむは、突然扉をこじ開けられて驚いたが、外にいたのがゆっくりしていない人間だったので、直ぐに高圧的になった。
「れいむとまりさのゆっくりプレイスになにをするのおおおおおお!?」
「あー、少し黙ってろよ……ガキなんて作ってさ、手間がかかるだろ」
「おそらをとんでるみたいー」
先のまりさのようにお決まりのセリフと共に袋に放り込まれるれいむ。
「……と、とりあえずこんなところか」
「あーはいはい、ゆっくりゆっくりー」
「ゆ? おそらをとんでるみたいー!」
男は片手でまりさを掴むと、袋の中に放り込んだ。
「ゆゆゆ!? おいクソにんげん! まりささまをさっさとだすんだぜ!」
「そういやオチビとか言ってたな……この中か」
喚くまりさに構うことなく、男は冷蔵庫を足で乱暴に開けた。
「な、なんなのおおおおおおおお!?」
中にいたれいむは、突然扉をこじ開けられて驚いたが、外にいたのがゆっくりしていない人間だったので、直ぐに高圧的になった。
「れいむとまりさのゆっくりプレイスになにをするのおおおおおお!?」
「あー、少し黙ってろよ……ガキなんて作ってさ、手間がかかるだろ」
「おそらをとんでるみたいー」
先のまりさのようにお決まりのセリフと共に袋に放り込まれるれいむ。
「……と、とりあえずこんなところか」
「「い、いったいなんなのおおおおおおおおお!?」」
番の二匹が大きな箱の中で叫んでいる。
二匹の他にも一緒に住んでいたゆっくり達が箱にしまわれていた。
それらの箱は用意された机の上に置かれている。
わざわざそんな面倒な事をしているのは、中のゆっくりが、数人の人間によって空き地が片付けられている様子を見れるようにするためだ。
「む、むきゅうううううう! ぱちぇたちのおうちがああああああああ!」
「わからないよー! ちぇんのゆっくりプレイスになにするんだよー!」
「ありすのとかいはなゆっくりプレイスをこわさないでー!」
番の二匹が大きな箱の中で叫んでいる。
二匹の他にも一緒に住んでいたゆっくり達が箱にしまわれていた。
それらの箱は用意された机の上に置かれている。
わざわざそんな面倒な事をしているのは、中のゆっくりが、数人の人間によって空き地が片付けられている様子を見れるようにするためだ。
「む、むきゅうううううう! ぱちぇたちのおうちがああああああああ!」
「わからないよー! ちぇんのゆっくりプレイスになにするんだよー!」
「ありすのとかいはなゆっくりプレイスをこわさないでー!」
人間の手は、れいむとまりさが住んでいた冷蔵庫にも及ぶ。
「や、やめるんだぜ! これいじょうまりさをおこらせるんじゃないのぜ!」
無論、まりさ如きの恫喝に屈する人間ではなく、二匹が住んでいた冷蔵庫が撤去された。
「「ゆ、ゆんやああああああああああああ!」」
「や、やめるんだぜ! これいじょうまりさをおこらせるんじゃないのぜ!」
無論、まりさ如きの恫喝に屈する人間ではなく、二匹が住んでいた冷蔵庫が撤去された。
「「ゆ、ゆんやああああああああああああ!」」
「く、くそにんげん! まりさのゆっくりプレイスを……もうゆるさないのぜ!」
まりさは人間を制裁しようとして跳びかるが、透明な箱に阻まれた。
「ゆべえっ! ひきょうなのぜ! せいっせいどうっどうかかってくるのぜ!」
「はっ、なに言ってるんだか……」
まりさは人間を制裁しようとして跳びかるが、透明な箱に阻まれた。
「ゆべえっ! ひきょうなのぜ! せいっせいどうっどうかかってくるのぜ!」
「はっ、なに言ってるんだか……」
「ゆゆゆ……どれい! どれいはどこなのぜ!? このクソにんげんをどうにかするのぜ!」
どれい――恐らく、この土地の所有者の事だ。
そこまで積極的ではなかったが、ゆっくりのために色々とやっていたらしい。
どれい呼ばわりも、所詮はゆっくりの鳴き声と、気にしていなかったそうだ。
どれい――恐らく、この土地の所有者の事だ。
そこまで積極的ではなかったが、ゆっくりのために色々とやっていたらしい。
どれい呼ばわりも、所詮はゆっくりの鳴き声と、気にしていなかったそうだ。
「あー、あの人か。あの人ならもうこねーよ」
「ゆゆっ?」
「つーか、今俺達が片付けてるのだって、その人の許可もらってやってるんだし」
「な、なにいってるのぜ?」
「つまり、そのどれいにやれって言われてやってる、ってこと」
「ど、どいうことなのぜ!?」
「ゆゆっ?」
「つーか、今俺達が片付けてるのだって、その人の許可もらってやってるんだし」
「な、なにいってるのぜ?」
「つまり、そのどれいにやれって言われてやってる、ってこと」
「ど、どいうことなのぜ!?」
野良ゆっくりは基本的に害にしかならない。
例えば近くの商店街にある八百屋の売り物を盗もうとしたり、ゴミ袋を破ってゴミを撒き散らす。
道路を横断しているゆっくりを車が踏みつけてスリップするなど、交通事故に繋がる危険もある。
では、その野良ゆっくりが起こした被害の責任は誰が負うのか。
正解は、そのゆっくりが住み着いている土地の所有者である。
「野良ゆっくりが住みやすいような環境にも関わらず放置していた」という事が過失として認められれば、その責任は所有者が負うことになる。
しかもその環境を、(どこまで本気だったのかは分からないが)人工的に作っていたのだ。責任がない筈はない。
餌付けをしていた愛誤派にも責任はあるだろうが、特定が難しいし、やはり地主の責任が一番重くなるだろう。
例えば近くの商店街にある八百屋の売り物を盗もうとしたり、ゴミ袋を破ってゴミを撒き散らす。
道路を横断しているゆっくりを車が踏みつけてスリップするなど、交通事故に繋がる危険もある。
では、その野良ゆっくりが起こした被害の責任は誰が負うのか。
正解は、そのゆっくりが住み着いている土地の所有者である。
「野良ゆっくりが住みやすいような環境にも関わらず放置していた」という事が過失として認められれば、その責任は所有者が負うことになる。
しかもその環境を、(どこまで本気だったのかは分からないが)人工的に作っていたのだ。責任がない筈はない。
餌付けをしていた愛誤派にも責任はあるだろうが、特定が難しいし、やはり地主の責任が一番重くなるだろう。
「……とまぁ、ここじゃないが、違うところでそういう判例が出てな。
もし自分の土地に住んでいるゆっくりが何か問題を起こしたら……と考えたら、お前らが邪魔になったんだよ。
ついでにお前らを駆除した後で違うゆっくりが住み着くかもしれないからということで、いっそ土地を売る事になったという訳だ」
「はあああああああああ!? ここはまりさたちのゆっくりプレイスなのぜ! どれいにそんなけんっりがあるわけないでしょおおおお!?」
「まあお前らに土地の所有権の話とかするつもりはねぇよ。面倒だし」
本当に面倒くさそうに投げやりな態度をとる男。
その態度にまりさ達は腹を立てて騒ぎ出す。
「くそがあああああああああああああああ! どれい! さっさとくるんだぜどれいいいいいいいいい! まりささまがせいっばいしてやるのぜえええええ!」
「むきゅん! ぱちぇたちのめんどうをみるっていうこうっしょうなしめいっをこなせないなんて、だめっだめだわ!」
「やくたたずなんだねー! しねばいいとおもうよー!」
まあ出てくる出てくる罵詈雑言。
ゆっくりという名前のくせにまったくゆっくりしていないその言動。
もし自分の土地に住んでいるゆっくりが何か問題を起こしたら……と考えたら、お前らが邪魔になったんだよ。
ついでにお前らを駆除した後で違うゆっくりが住み着くかもしれないからということで、いっそ土地を売る事になったという訳だ」
「はあああああああああ!? ここはまりさたちのゆっくりプレイスなのぜ! どれいにそんなけんっりがあるわけないでしょおおおお!?」
「まあお前らに土地の所有権の話とかするつもりはねぇよ。面倒だし」
本当に面倒くさそうに投げやりな態度をとる男。
その態度にまりさ達は腹を立てて騒ぎ出す。
「くそがあああああああああああああああ! どれい! さっさとくるんだぜどれいいいいいいいいい! まりささまがせいっばいしてやるのぜえええええ!」
「むきゅん! ぱちぇたちのめんどうをみるっていうこうっしょうなしめいっをこなせないなんて、だめっだめだわ!」
「やくたたずなんだねー! しねばいいとおもうよー!」
まあ出てくる出てくる罵詈雑言。
ゆっくりという名前のくせにまったくゆっくりしていないその言動。
「ハッ! その“どれい”のおかげでゆっくり出来てたくせに何いってんだか……まぁ、それをお前らに言ったところで理解しようとすらしないだろうが」
嘲りと憐れみを込めた目でゆっくりを見下ろす男。
「もっとも、そのゆっくりも今日までだ」
「こっちの準備は終わりましたよー」
そんな男を別の男性が呼んだ。
「わかりました。じゃあ運ぶんで何人か手伝ってもらえませんか?」
その言葉に数人の男性がやってきた。
彼らはゆっくりの入った箱を持ち上げると、更地となった元ゆっくりプレイス()まで運んだ。
元ゆっくりプレイス()には何本もの角材がキャンプファイヤーのように組まれていた。
ように、というか、キャンプファイヤーそのものである。
「さて、お願いします」
男が言うと、一人の男性が頷いて木に点火した。
油か何かがかかっていたのか、火はみるみるうちに燃え上がった。
そのあまりにも大きな炎に、箱の中のゆっくりは皆顔をひきつらせている。
「に、にんげんさん、いったいなにをするの……?」
長らしきぱちゅりーが戦々恐々と言った面持ちで男に尋ねた。
「焼く」
男の答えは実にシンプルだった。
「な、なにを?」
「お前らを」
嘲りと憐れみを込めた目でゆっくりを見下ろす男。
「もっとも、そのゆっくりも今日までだ」
「こっちの準備は終わりましたよー」
そんな男を別の男性が呼んだ。
「わかりました。じゃあ運ぶんで何人か手伝ってもらえませんか?」
その言葉に数人の男性がやってきた。
彼らはゆっくりの入った箱を持ち上げると、更地となった元ゆっくりプレイス()まで運んだ。
元ゆっくりプレイス()には何本もの角材がキャンプファイヤーのように組まれていた。
ように、というか、キャンプファイヤーそのものである。
「さて、お願いします」
男が言うと、一人の男性が頷いて木に点火した。
油か何かがかかっていたのか、火はみるみるうちに燃え上がった。
そのあまりにも大きな炎に、箱の中のゆっくりは皆顔をひきつらせている。
「に、にんげんさん、いったいなにをするの……?」
長らしきぱちゅりーが戦々恐々と言った面持ちで男に尋ねた。
「焼く」
男の答えは実にシンプルだった。
「な、なにを?」
「お前らを」
『ど、どうしてそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?』
全ゆんが声を揃えて叫んだ。
ただし、理解するまでにかなりのタイムラグがあったが。
全ゆんが声を揃えて叫んだ。
ただし、理解するまでにかなりのタイムラグがあったが。
「いや、買い手が見つかるまでにまたゆっくりが住み着いたら困るからさ、お前ら焼いて忌避剤にする」
忌避剤、という言葉を知っているゆっくりはいなかったが、多少賢い個体はその意味を大体予想することができた。
忌避剤、という言葉を知っているゆっくりはいなかったが、多少賢い個体はその意味を大体予想することができた。
「まぁ、すぐには燃やさないさ」
その言葉に、ゆっくりは安堵した。
その言葉に、ゆっくりは安堵した。
「すごくゆっくりできない事をしてから燃やす」
その言葉に、ゆっくりは絶望した。
その言葉に、ゆっくりは絶望した。
それから、見る人が見れば非常にゆっくり出来る光景が広がった。
虐待をするのは近所に住む住民の方々だ。
彼らは皆、この群れのゆっくりの被害を受けてきた被害者でもある。
虐待をするのは近所に住む住民の方々だ。
彼らは皆、この群れのゆっくりの被害を受けてきた被害者でもある。
長以下ぱちゅりー種はエレ死が出来ないように、ゆっくり治療用の瞬間接着剤で口を塞がれた。
エレ死しなければ普通のゆっくり並の耐久力を持っているので、他のゆっくりが苦しむ様をじっくりと見る事となった。
エレ死しなければ普通のゆっくり並の耐久力を持っているので、他のゆっくりが苦しむ様をじっくりと見る事となった。
みょん種は後生大事にしていたはくろーけん(という名前をつけていた木の枝)でひたすら刺された。
武士としてのプライド(に似ているようで限りなく遠いなにか)を傷つけられる。
武士としてのプライド(に似ているようで限りなく遠いなにか)を傷つけられる。
ありす種は「とかいはなかみ」をむしられ、ただのハゲ饅頭になっていた。
そして強制的にれいぱー化させてから、今度はいきりだったペニペニをもがれた。
そして強制的にれいぱー化させてから、今度はいきりだったペニペニをもがれた。
ちぇん種は透明な箱に入ったゆっくりらんのレプリカの前で、ペニペニをもがれなかったありすをけしかけられた。
笑顔を一切崩さないらんのレプリカに、ちぇん達は「らんしゃまああああああああああ!」と必死に呼びかけ続ける。
笑顔を一切崩さないらんのレプリカに、ちぇん達は「らんしゃまああああああああああ!」と必死に呼びかけ続ける。
れいむ種とまりさ種は一番数が多かったのだが、それぞれが様々な方法で虐待された。
この二種は他のゆっくり種と違って固有の弱点がない。
せいぜいお飾りを目の前でビリビリにしたり、目の前で子供を虐待したり、「お前の奥さんでいぶー」などの言葉責めをしたりするくらいだ。
この二種は他のゆっくり種と違って固有の弱点がない。
せいぜいお飾りを目の前でビリビリにしたり、目の前で子供を虐待したり、「お前の奥さんでいぶー」などの言葉責めをしたりするくらいだ。
そんなかんなで、いい感じに絶望したゆっくりからキャンプファイヤーに放り込まれる。
このように絶望させたゆっくりの灰が忌避剤となるのだ。
全身に絶望が行き渡る程、心の奥底から絶望する程、その効果は高くなる。
ゆっくりの忌避剤とは、つまるところゆっくりの「ゆっくりできない記憶」である。
このように絶望させたゆっくりの灰が忌避剤となるのだ。
全身に絶望が行き渡る程、心の奥底から絶望する程、その効果は高くなる。
ゆっくりの忌避剤とは、つまるところゆっくりの「ゆっくりできない記憶」である。
さて、そのゆっくり達を透明な箱の中で見ていたゆっくりがいた。
冷蔵庫に住んでいたれいむとまりさである。
二匹とも、あまりにゆっくり出来なさ過ぎてイマイチ反応が薄い。
あれだけゆっくりしていた仲間が、あれだけ仲の良かった友人が、自分達が見下していた人間に蹂躙されている。
地獄などという言葉では表現出来ない程の悪夢を前に、二匹の思考が追いつかないのだ。
ただ、ゆっくり出来ない事だけは理解しているようだ。
れいむの頭に生えている、まだ目の見えない実ゆっくりは、そのゆっくり出来ない感情を感じ取ったのか、苦悶の色を浮かべている。
冷蔵庫に住んでいたれいむとまりさである。
二匹とも、あまりにゆっくり出来なさ過ぎてイマイチ反応が薄い。
あれだけゆっくりしていた仲間が、あれだけ仲の良かった友人が、自分達が見下していた人間に蹂躙されている。
地獄などという言葉では表現出来ない程の悪夢を前に、二匹の思考が追いつかないのだ。
ただ、ゆっくり出来ない事だけは理解しているようだ。
れいむの頭に生えている、まだ目の見えない実ゆっくりは、そのゆっくり出来ない感情を感じ取ったのか、苦悶の色を浮かべている。
「さて、お前たちが最後だ」
透明な箱の蓋が開き、男が二匹にそう言った。
だが、二匹が反応しないので、男はオレンジジュースをぶちまけた。
「「ゆゆっ!?」」
「もう一度言おう。お前たちが“最後”だ」
オレンジジュースで覚醒した二匹は周りを見渡した。
透明な箱の蓋が開き、男が二匹にそう言った。
だが、二匹が反応しないので、男はオレンジジュースをぶちまけた。
「「ゆゆっ!?」」
「もう一度言おう。お前たちが“最後”だ」
オレンジジュースで覚醒した二匹は周りを見渡した。
かつてのゆっくりプレイスには、非常に甘ったるい匂いがしていた。
その匂いを嗅いだれいむとまりさは、最初はそのゆっくり出来る匂いにゆっくりしかけたが、直ぐにその匂いの元の正体に気がついた。
「み、みんな……」
「そう。お前ら二匹以外のゆっくりは、すべて殺した。すべてゆっくりできなくした。すべて、産まれた事を後悔させた」
「ゆっ、ゆええええええええ! ゆえええええええ!」
れいむが吐きかける。中身を出すことが出来ないのは、透明な箱に満ちたオレンジジュースによる回復が理由だ。
「お、おねがいしますうううううううううう! まりさには! まりさにはうまれてくるオチビちゃんがいるんですうううううううううう!」
アレほど自信満々だったまりさが、死にかけているれいむを見て男に懇願した。
その匂いを嗅いだれいむとまりさは、最初はそのゆっくり出来る匂いにゆっくりしかけたが、直ぐにその匂いの元の正体に気がついた。
「み、みんな……」
「そう。お前ら二匹以外のゆっくりは、すべて殺した。すべてゆっくりできなくした。すべて、産まれた事を後悔させた」
「ゆっ、ゆええええええええ! ゆえええええええ!」
れいむが吐きかける。中身を出すことが出来ないのは、透明な箱に満ちたオレンジジュースによる回復が理由だ。
「お、おねがいしますうううううううううう! まりさには! まりさにはうまれてくるオチビちゃんがいるんですうううううううううう!」
アレほど自信満々だったまりさが、死にかけているれいむを見て男に懇願した。
「うん、いいよ」
男はそういった。
「……………………ゆ?」
「ついでだから君たちのおうちも返して上げよう」
「…………………………………………ゆゆ?」
魔法カードで心変わりしたかのような男の言葉を、まりさは理解出来なかった。
「ああ、ゆっくりできなくなってる君のれいむも治療してあげるね」
「な、なおるのぜ?」
「そりゃね」
男は気軽そうに言って、れいむにオレンジジュースをぶちまけた。
しかもただのオレンジジュースではなく、果汁100%のジュースである。
あっという間に、れいむは頭のオチビともども元気になった。
回復しすぎて、男達が来る前以上に元気になった感もある。
「ゆっくりー!」
「ゆ、ゆゆ! やっとかいっしんしたんだね!」
あれだけの事が目の前であったにも関わらず、最大の懸念事項であるれいむと子供が回復した途端にこれである。
「はいはい。じゃあ、まずれいむをおうちに戻すよ」
男はれいむを持ち上げると冷蔵庫に運び入れた。
「ゆゆ! じゃあつぎはまりさをおうちにもどすんだぜ! ゆっくりするんじゃないのぜ! ぐずはきらいなんだぜ!」
まりさがそういうが、男は冷蔵庫に手を入れて屈みこんだままだ。
「なにしてるのおおおおおお! ゆっくりしないでまりさをおうちにもどすんだぜ! どれいならいうことをきくのぜ!」
まりさの声が聞こえていないのか、男は手を動かすだけでまりさの声に応えない。
「……………………ゆ?」
「ついでだから君たちのおうちも返して上げよう」
「…………………………………………ゆゆ?」
魔法カードで心変わりしたかのような男の言葉を、まりさは理解出来なかった。
「ああ、ゆっくりできなくなってる君のれいむも治療してあげるね」
「な、なおるのぜ?」
「そりゃね」
男は気軽そうに言って、れいむにオレンジジュースをぶちまけた。
しかもただのオレンジジュースではなく、果汁100%のジュースである。
あっという間に、れいむは頭のオチビともども元気になった。
回復しすぎて、男達が来る前以上に元気になった感もある。
「ゆっくりー!」
「ゆ、ゆゆ! やっとかいっしんしたんだね!」
あれだけの事が目の前であったにも関わらず、最大の懸念事項であるれいむと子供が回復した途端にこれである。
「はいはい。じゃあ、まずれいむをおうちに戻すよ」
男はれいむを持ち上げると冷蔵庫に運び入れた。
「ゆゆ! じゃあつぎはまりさをおうちにもどすんだぜ! ゆっくりするんじゃないのぜ! ぐずはきらいなんだぜ!」
まりさがそういうが、男は冷蔵庫に手を入れて屈みこんだままだ。
「なにしてるのおおおおおお! ゆっくりしないでまりさをおうちにもどすんだぜ! どれいならいうことをきくのぜ!」
まりさの声が聞こえていないのか、男は手を動かすだけでまりさの声に応えない。
男が立ち上がったのは約5分後だった。
「このくそどれいがあああああああああ! おそいっていってるのぜええええええええええええ!」
「はいはい。じゃあお家に戻してやるよ」
透明な箱の中からまりさを持ち上げる。
「このくそどれいがあああああああああ! おそいっていってるのぜええええええええええええ!」
「はいはい。じゃあお家に戻してやるよ」
透明な箱の中からまりさを持ち上げる。
ゆゆっ! にんげんはやっぱりつかえないね!
でもまりささまはかんっだいだからゆるしてやるのぜ。
はにーのまつおうちにもどるまでのしんっぼうなのぜ。
おうちにもどれば、まりさはさいっこうにゆっくりしたゆっくりになれるのぜ。
そしたらこのゆっくりしてないにんげんだけじゃなく、たくっさんのにんげんをどれいにしてやるのぜ。
でもそのまえにはにーとゆっくりするのがさきなのぜ。
ゆっくりすーりすーりして、なぐさめてあげなくちゃなのぜ。
でもまりささまはかんっだいだからゆるしてやるのぜ。
はにーのまつおうちにもどるまでのしんっぼうなのぜ。
おうちにもどれば、まりさはさいっこうにゆっくりしたゆっくりになれるのぜ。
そしたらこのゆっくりしてないにんげんだけじゃなく、たくっさんのにんげんをどれいにしてやるのぜ。
でもそのまえにはにーとゆっくりするのがさきなのぜ。
ゆっくりすーりすーりして、なぐさめてあげなくちゃなのぜ。
ホーム・スウィート・ホーム
まりさは今まさに、温かい我が家に帰ろうとしていた。
「ゆゆ! はにー! いまもどったのぜ!」
もう何も怖くないまりさが、そこにいるはずの、愛しのれいむに呼びかける。
だが、れいむからの返事はない。
そこにあるのは黒い“なにか”だった。
「は、はにー? れいむ?」
「ああ、そうそう。こいつがないと何か分からないよな」
その黒い“なにか”に手を伸ばし、赤い何かを黒い何かに乗せた。
赤いお飾りを、れいむのお飾りを、皮を剥がれて餡子だけとなったれいむに乗せた。
「ついでにこいつも刺しておこう」
元れいむの額だと思われる場所に、皮についていた植物型妊娠の枝が突き刺さる。
ご丁寧に、実ゆっくりの皮も、母親同様にすべて剥がれていた。
まりさは今まさに、温かい我が家に帰ろうとしていた。
「ゆゆ! はにー! いまもどったのぜ!」
もう何も怖くないまりさが、そこにいるはずの、愛しのれいむに呼びかける。
だが、れいむからの返事はない。
そこにあるのは黒い“なにか”だった。
「は、はにー? れいむ?」
「ああ、そうそう。こいつがないと何か分からないよな」
その黒い“なにか”に手を伸ばし、赤い何かを黒い何かに乗せた。
赤いお飾りを、れいむのお飾りを、皮を剥がれて餡子だけとなったれいむに乗せた。
「ついでにこいつも刺しておこう」
元れいむの額だと思われる場所に、皮についていた植物型妊娠の枝が突き刺さる。
ご丁寧に、実ゆっくりの皮も、母親同様にすべて剥がれていた。
「は、は、はにー? オチビ?」
お飾りがついたことで自分の番だと気付いたまりさ。
「ゆ、ゆんや゛っ?!」
悲鳴をあげようとした瞬間、まりさは自分の後頭部に鈍い痛みを感じた。
何かが突き刺さったのだ。
ギュイィィィィィィィィィン!
「ゆ゛っ?! ゆ゛っ?! ゆ゛っ!?」
まりさの後頭部に突き刺さった何かは回転してまりさの中身を撹拌する。
「やべっ、やべて……ゆぎいいいいいいsxれkhぐひ;fけwぽあfdふぁdふぁdふぁだふぁdfっk」
直前にかけられたオレンジジュースのせいでなかなか死ぬことが出来ない。
まりさは痛みと恐怖と、ともかく底知れぬゆっくりできない感情で一杯となった。
お飾りがついたことで自分の番だと気付いたまりさ。
「ゆ、ゆんや゛っ?!」
悲鳴をあげようとした瞬間、まりさは自分の後頭部に鈍い痛みを感じた。
何かが突き刺さったのだ。
ギュイィィィィィィィィィン!
「ゆ゛っ?! ゆ゛っ?! ゆ゛っ!?」
まりさの後頭部に突き刺さった何かは回転してまりさの中身を撹拌する。
「やべっ、やべて……ゆぎいいいいいいsxれkhぐひ;fけwぽあfdふぁdふぁdふぁだふぁdfっk」
直前にかけられたオレンジジュースのせいでなかなか死ぬことが出来ない。
まりさは痛みと恐怖と、ともかく底知れぬゆっくりできない感情で一杯となった。
「恐怖というものには鮮度があってな」
唐突に、男が口を開いた。
「目の前で仲間が虐殺され、次は自分かと怯えるのは、そりゃゆっくり出来ないだろう。
だが、それ程の恐怖でさえ次第に慣れてしまう。
怯えれば怯える程に、感情とは死んでいくもので。真の意味での恐怖っていうのは、希望が絶望へと切り替わる、その瞬間の事を言うんだ」
ハンドミキサーをまりさに突き刺して回転させながら、男は授業をする先生のように話す。
「愛しい愛しいれいむが待つ、ゆっくり出来る自分の“お家”で味わう絶望はどうだ?
愛しい愛しいれいむがただの餡子になりさがり、ゆっくり出来る“お家”が地獄となった感想を、是非聞きたいものだ」
そして男はニヤリと笑い、
「一番最後に見たものが、そんな素敵な絶望なんだ。きっといい恐怖を感じ、素晴らしい忌避剤となってくれるだろうな」
唐突に、男が口を開いた。
「目の前で仲間が虐殺され、次は自分かと怯えるのは、そりゃゆっくり出来ないだろう。
だが、それ程の恐怖でさえ次第に慣れてしまう。
怯えれば怯える程に、感情とは死んでいくもので。真の意味での恐怖っていうのは、希望が絶望へと切り替わる、その瞬間の事を言うんだ」
ハンドミキサーをまりさに突き刺して回転させながら、男は授業をする先生のように話す。
「愛しい愛しいれいむが待つ、ゆっくり出来る自分の“お家”で味わう絶望はどうだ?
愛しい愛しいれいむがただの餡子になりさがり、ゆっくり出来る“お家”が地獄となった感想を、是非聞きたいものだ」
そして男はニヤリと笑い、
「一番最後に見たものが、そんな素敵な絶望なんだ。きっといい恐怖を感じ、素晴らしい忌避剤となってくれるだろうな」
なんということでしょう。
かつては野良ゆっくりのゆっくりで満ち溢れていた空き地が、多くのゆっくりの恐怖や絶望で、並のゆっくりでは近づくことすら出来ません。
強い“ゆっくりできない感情”を抱きながら死んだゆっくりで作られた忌避剤で、野良ゆっくりは二度とここに住む事は出来ないでしょう。
あのれいむとまりさが住んでいた冷蔵庫を始めとするゆっくりの“お家”は、すべからくゴミ処理場に捨てられました。
ゴミ処理場にも勝手に住み着いた野良ゆっくりがいますが、れいむとまりさの冷蔵庫はそのゆっくりを、そこにあるだけで永遠にゆっくりできなくさせました。
かつては野良ゆっくりのゆっくりで満ち溢れていた空き地が、多くのゆっくりの恐怖や絶望で、並のゆっくりでは近づくことすら出来ません。
強い“ゆっくりできない感情”を抱きながら死んだゆっくりで作られた忌避剤で、野良ゆっくりは二度とここに住む事は出来ないでしょう。
あのれいむとまりさが住んでいた冷蔵庫を始めとするゆっくりの“お家”は、すべからくゴミ処理場に捨てられました。
ゴミ処理場にも勝手に住み着いた野良ゆっくりがいますが、れいむとまりさの冷蔵庫はそのゆっくりを、そこにあるだけで永遠にゆっくりできなくさせました。
尚、今回処理したこの土地は野良ゆっくりの被害がないという事で、コンビニ用地として高く売られたそうです。
あとがき
会社でのあだ名も「教授」になった教授あきです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
この土地、コンビニとかみたいなゆっくり被害に困る人には売れるけど、住宅用地には向きませんよね。
会社でのあだ名も「教授」になった教授あきです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
この土地、コンビニとかみたいなゆっくり被害に困る人には売れるけど、住宅用地には向きませんよね。