ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4298 ゆっくり次世代燃料実験車
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ankoss
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『ゆっくり次世代燃料実験車』 5KB
愛で 考証 現代 続き物です。失礼します
愛で 考証 現代 続き物です。失礼します
この作品はanko4296 『ゆっくり次世代燃料』の続きとなっております。
宜しければ、そちらを先に読まれるとより楽しめる・・・ か、どうかは「わからにゃいよ~!?」
宜しければ、そちらを先に読まれるとより楽しめる・・・ か、どうかは「わからにゃいよ~!?」
そぅ、わからない。僕が開発した、ゆっくりを原料に使用する『ゆっくりバイオエタノール』を
車に投入してみたが、まったくエンジンがかからない。
成分分析の結果も申し分無いはずなのに、ウンともスンとも言わない。
車に投入してみたが、まったくエンジンがかからない。
成分分析の結果も申し分無いはずなのに、ウンともスンとも言わない。
「うんうんするよ~、すんぐでるよ~♪ (ぐちゃ) ゆべぇっ!!」
ゆっくりがウンとかスンとか言っても仕方ないので踏み潰しておいた。
気分転換にと 農園へ来てみたが、苦しむゆっくりにも見慣れてしまって、
一匹潰してみたところで、あまりスッキリ出来るものでもない。
ほら、いつもと同じような、赤白、黒白、黒白、赤白、黒白、紫、赤白、黒白・・・
気分転換にと 農園へ来てみたが、苦しむゆっくりにも見慣れてしまって、
一匹潰してみたところで、あまりスッキリ出来るものでもない。
ほら、いつもと同じような、赤白、黒白、黒白、赤白、黒白、紫、赤白、黒白・・・
ん?紫?ぱちゅりー種とは珍しい。裏山から近いといっても、ぱちゅりーにとっては
それなりの距離だろうに。
気になり、少し様子をうががってみると行動も少し珍しい。
これだけの野菜を前にして、むーしゃ、むーしゃ、するでもなく、たださめざめと泣いている。
僕は そっとぱちゅりーに近づき、後ろから捕まえ、持ち上げた。
それなりの距離だろうに。
気になり、少し様子をうががってみると行動も少し珍しい。
これだけの野菜を前にして、むーしゃ、むーしゃ、するでもなく、たださめざめと泣いている。
僕は そっとぱちゅりーに近づき、後ろから捕まえ、持ち上げた。
「むきゅ!? に、にんげんさん・・・」
少し驚いたようだったが、えれえれする事もなく、また、うつむき泣き始めてしまった。
人に捕まっても 「くそにんげんっ!!」と罵る事もなく、暴れないコイツを見て、
力関係の判る、割と賢い個体なのかと思った・・・が、
人に捕まっても 「くそにんげんっ!!」と罵る事もなく、暴れないコイツを見て、
力関係の判る、割と賢い個体なのかと思った・・・が、
「むきゅ・・・、ぐすっ にんげんさんは・・・ ずるいわ・・・ ひっく、ひとり・・・じめ・・・」
うん、やっぱりゆっくりか、”おやさいさんの はえてくる ゆっくりぷれいすを
ひとりじめする げすにんげんは せいっさいっするよっ!!”とか言い出しちゃうか。
コイツもエタノールの原料かなー?
ひとりじめする げすにんげんは せいっさいっするよっ!!”とか言い出しちゃうか。
コイツもエタノールの原料かなー?
「むきゅ! おやさいさんを そだてるちからを ひとりじめするなんて、ずるいわっ!」
今度はこっちが驚かされた。まさか、野生のゆっくりで、”野菜は勝手に生える”ものではなく、
”野菜は育てる”ものという認識の個体が居るなんて。
僕は、ぱちゅりーの話しを詳しく聞いてみる事にした。ぱちゅりーはすでに”かくごっかんりょうっ!”
しているみたいで、すんなりと話してくれた。
”野菜は育てる”ものという認識の個体が居るなんて。
僕は、ぱちゅりーの話しを詳しく聞いてみる事にした。ぱちゅりーはすでに”かくごっかんりょうっ!”
しているみたいで、すんなりと話してくれた。
「ぱちぇはぱちぇようらのおやまさんでおさをしていたのぱちぇのおかあさんのぱちぇもぱちぇの
おかあさんのおかあさんのぱちぇもおさをしていただいだいつづく・・・(びしっ!)むぎゅ!!」
おかあさんのおかあさんのぱちぇもおさをしていただいだいつづく・・・(びしっ!)むぎゅ!!」
ゆっくりは呼吸しないからってノンブレスで喋るな。ゆっくりの名の通りゆっくり喋れ。
もともと話し好きだったんだろう、ぱちゅりーの話しに、チョップでツッコミをいれた。
ゆっくり喋って貰っても、意味を理解するのに多少時間が懸かったが、内容を要約すると・・・
もともと話し好きだったんだろう、ぱちゅりーの話しに、チョップでツッコミをいれた。
ゆっくり喋って貰っても、意味を理解するのに多少時間が懸かったが、内容を要約すると・・・
- ぱちゅりーは裏山に住む群れの長だった。
- 祖母ぱちゅりー、母ぱちゅりー、ぱちゅりーと代々続く長の家系だった。
- それぞれ賢い個体だったらしく、祖母ぱちゅりーはゆっくりしていない人間の近くに
野菜の生える”ゆっくりぷれいす”があり、ゆっくりしている自分達の近くに
”ゆっくりぷれいす”が出来ない事を疑問に思ったそうだ。
”ゆっくりぷれいす”が出来ない事を疑問に思ったそうだ。
- 母ぱちゅりーは野菜が生える”ゆっくりぷれいす”も人間が居なくなると
野菜が生えなくなる事に気が付いたそうだ。
「むきゅ、それでね、ぱちぇは きづいたの。おやさいさんは にんげんさんが そだてていることに!」
ゆっくりしていない人間が野菜を育てられるなら、ゆっくりしているこの群れの皆なら、
どんな巨大な”ゆっくりぷれいす”が出来るのだろうと、気付いた時は喜んだそうだ。
どんな巨大な”ゆっくりぷれいす”が出来るのだろうと、気付いた時は喜んだそうだ。
「でもね、ぱちぇのいうことを きいてくれた ゆっくりは むれの はんぶんのはんぶんくらいだったわ」
ふむ、長の言葉といえ、本能に逆らう意見を聞けるものは多くないだろうな。
「すくない ゆっくりでも ぱちぇたちは がんばったの・・・」
「でも、いしさんがいっぱいで。ふかふかのつちさんにならなくて・・・」
「おやさいさんも はえてこなくて、みんなが ぱちぇのこと うそつきだって・・・」
「ぱちぇ、もう、おさじゃないって。むれから でてけっ!って・・・ むきゅ・・・ ぐすっ・・・」
「でも、いしさんがいっぱいで。ふかふかのつちさんにならなくて・・・」
「おやさいさんも はえてこなくて、みんなが ぱちぇのこと うそつきだって・・・」
「ぱちぇ、もう、おさじゃないって。むれから でてけっ!って・・・ むきゅ・・・ ぐすっ・・・」
それで群れから追い出されて、途方にくれて農園の横で泣いていた訳か。
「ぱちぇに・・・ むれのみんなを せっとく する かりっすまっ!があれば・・・」
「せめて、にんげんさんの おやさいさんをそだてる ”すぃー”があれば・・・」
「せめて、にんげんさんの おやさいさんをそだてる ”すぃー”があれば・・・」
ん?”すぃー”って農園横にあるトラクターの事か?
「にんげんさん、ぱちぇは もぅ、どうなっても いいわ。ただ、さいごの おねがいがきけるなら・・・」
「あの ”すぃー”に いちど のってみたいわ。むきゅ・・・」
「あの ”すぃー”に いちど のってみたいわ。むきゅ・・・」
まぁ、乗せるのはいいけど、動かせないぞ?
このトラクターも『ゆっくりバイオエタノール』入れたら、エンジン懸からなくなったから。
そう思いつつ、ぱちゅりーをトラクターに乗せると・・・
このトラクターも『ゆっくりバイオエタノール』入れたら、エンジン懸からなくなったから。
そう思いつつ、ぱちゅりーをトラクターに乗せると・・・
ぶるんっ! どっどっどっ、どどどどどどっ!
「むっきょぉぉおお! すごいわっ!すごいわっ! ぱちぇ かぜになってるわぁあああ!」
えー、どぼぢで動くんですかー?手足ないのにどうやって操縦してるんすかー?
エンジン音が平仮名なのはそういう事ですかー?
エンジン音が平仮名なのはそういう事ですかー?
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『ゆっくりを原料にした燃料を入れたと思ったら、ゆっくり用のすぃーになっていた。』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、今 ぱちゅりーが超スピードでトラクターを運転している。
頭がどうにかなりそうだった…
『ゆっくりを原料にした燃料を入れたと思ったら、ゆっくり用のすぃーになっていた。』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、今 ぱちゅりーが超スピードでトラクターを運転している。
頭がどうにかなりそうだった…
「っむっきゃぁああ!! ぱちぇは とうげの ”どりふとくぃ~ん” よ!」
やめて下さい、ここは峠じゃありません、農園です。トラクターでドリフトもしないで下さい。
「っむっきゅぅぅぅ~ん!! なんゆんたりとも ぱちぇのまえは はしらせないわぁああ!!」
ハンドル持つと性格変わるんですか?、てか持ててないでしょうが、ハンドル。
なんとかぱちゅりーを落ち着かせ、トラクターから降ろす。
なんとかぱちゅりーを落ち着かせ、トラクターから降ろす。
「むきゅ・・・ ぱちぇは だいっまんぞくっ よ・・・。もぅ、おもいのこすことは ないわ」
「にんげんさん、ありがとう。ひとおもいに、やってちょうだい・・・」
「にんげんさん、ありがとう。ひとおもいに、やってちょうだい・・・」
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僕はその日、朝から機嫌が悪かったんだ。『ゆっくりバイオエタノール』を入れてエンジンの
懸からなくなった実験車 第一号は僕の愛車だったんだから。
その後、農園のトラクターもダメにしてしまった。まさか、ゆっくりしか運転出来なくなってしまうとはね。
懸からなくなった実験車 第一号は僕の愛車だったんだから。
その後、農園のトラクターもダメにしてしまった。まさか、ゆっくりしか運転出来なくなってしまうとはね。
僕はとある製油工場の一研究員。重役でも何でもないが、通勤の車には専属ドライバーが居る。
カーブをドリフトでまわるクセがあるが、僕より運転のうまいドライバーの帽子には
金色のバッチが光っている。
カーブをドリフトでまわるクセがあるが、僕より運転のうまいドライバーの帽子には
金色のバッチが光っている。