ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko4472 Stray 2 ~嫉妬と決意~
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ankoss
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『Stray 2 ~嫉妬と決意~』 34KB
観察 不運 日常模様 都会 現代 2話
観察 不運 日常模様 都会 現代 2話
かすがあきです。
注意
- anko4465 Stray 1 ~れいむは地域ゆっくり~ の続きです。
- 「」はゆっくりの発言です。
- 『』は人間の発言です。
- 死なない ゆっくりがいます。
Stray 2 ~嫉妬と決意~
両親が死んだ翌日、れいむはいつもと同じで掃除をしている。
「ゆぅ…………きょうも ごみさんが いっぱいだよ………」
れいむが暮らす公園は駅と繁華街と住宅街が隣り合っているため、ゴミが多い。
特に夏場は食べ歩きで容器類が不法投棄されたり、花火のなどでゴミが多い。
れいむは暑さを我慢しながら、汚い舌でゴミをゴミ袋へ入れていく。
「ゆぅ…………きょうも ごみさんが いっぱいだよ………」
れいむが暮らす公園は駅と繁華街と住宅街が隣り合っているため、ゴミが多い。
特に夏場は食べ歩きで容器類が不法投棄されたり、花火のなどでゴミが多い。
れいむは暑さを我慢しながら、汚い舌でゴミをゴミ袋へ入れていく。
「ゆ!…………ゆぅ………まただよ……」
掃除をしている れいむの顔が暗くなる。
れいむの視線の先には、所々焦げた小さな饅頭が4つと、黒いとんがり帽子を被った、やはり焦げた大きな饅頭が1つ。
その側で、汚いリボンをつけた大きな饅頭があった。
「この おかざりさんは はじめてみるから むれの ゆっくりじゃないね。」
れいむの言う通り、この饅頭たちは群れに所属していない ゆっくりの遺体である。
掃除をしている れいむの顔が暗くなる。
れいむの視線の先には、所々焦げた小さな饅頭が4つと、黒いとんがり帽子を被った、やはり焦げた大きな饅頭が1つ。
その側で、汚いリボンをつけた大きな饅頭があった。
「この おかざりさんは はじめてみるから むれの ゆっくりじゃないね。」
れいむの言う通り、この饅頭たちは群れに所属していない ゆっくりの遺体である。
「ゆっくりごめんね。」
れいむはそう呟いてから赤ゆの遺体を咥え、ゴミ袋にいれる。
そして、所々黒く焦げている まりさの遺体に歯をあて、小さく千切っていく。
成体ゆっくりの遺体をそのままゴミ袋にいれるの事はゆっくりの力ではできないからだ。
れいむはそう呟いてから赤ゆの遺体を咥え、ゴミ袋にいれる。
そして、所々黒く焦げている まりさの遺体に歯をあて、小さく千切っていく。
成体ゆっくりの遺体をそのままゴミ袋にいれるの事はゆっくりの力ではできないからだ。
「……ゆっぷ……こげてても……やっぱり くさいよ……
ゆっくりできないけど、がまんだよ………ごめんね、まりさ……
おぼうしも いっしょに すてさせて もらうよ……」
見ず知らずの ゆっくりとはいえ、同族の遺体を噛み千切る事は辛い。
れいむは押し寄せる吐き気と戦いながら、掃除を続ける。
ゆっくりできないけど、がまんだよ………ごめんね、まりさ……
おぼうしも いっしょに すてさせて もらうよ……」
見ず知らずの ゆっくりとはいえ、同族の遺体を噛み千切る事は辛い。
れいむは押し寄せる吐き気と戦いながら、掃除を続ける。
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昨晩、れいむがダンボール箱の中で泣きつかれ眠っている頃、
公園の中心部では若者2人が花火で遊んでいた。
公園の中心部では若者2人が花火で遊んでいた。
- ッヒューー………ッドーーン!!
「ゆわぁ~~。とっちぇも きりぇーなのじぇ……」×2
「ほんっちょうだね!まるで れいみゅ みちゃいだよ!」×2
「ゆぷぷ。ほんっとうだね、おちびちゃんたち。とっても ゆっくりできるね。」
始めて見る花火に赤ゆっくり4匹(姉れいむ・姉まりさ・妹まりさ・妹れいむ)と れいむが喜ぶ。
笑顔の家族を見て、まりさが ゆっくりとした気持ちになる。
「よかったのぜ。みんなが どれいの もてなしに よろこんでいるのぜ。
これも すべて まりさが さいっきょう だからに ちがいないのぜ!
くそにんげんを どれいに できて さいっこうに きぶんが いいのぜ!
ゆ!さいっきょうの まりさは ごはんさんを むーしゃむーしゃするのぜ!
むーしゃむーしゃ……っしあわっせー!!」
「ゆ!まりさだけ ずるいよ!れいむも もっともっと むーしゃむーしゃするよ!」
「まりちゃ(れいみゅ)もするーー!!」×4
一家は透明な箱の中で駄菓子を食べてより幸せになる。
「ほんっちょうだね!まるで れいみゅ みちゃいだよ!」×2
「ゆぷぷ。ほんっとうだね、おちびちゃんたち。とっても ゆっくりできるね。」
始めて見る花火に赤ゆっくり4匹(姉れいむ・姉まりさ・妹まりさ・妹れいむ)と れいむが喜ぶ。
笑顔の家族を見て、まりさが ゆっくりとした気持ちになる。
「よかったのぜ。みんなが どれいの もてなしに よろこんでいるのぜ。
これも すべて まりさが さいっきょう だからに ちがいないのぜ!
くそにんげんを どれいに できて さいっこうに きぶんが いいのぜ!
ゆ!さいっきょうの まりさは ごはんさんを むーしゃむーしゃするのぜ!
むーしゃむーしゃ……っしあわっせー!!」
「ゆ!まりさだけ ずるいよ!れいむも もっともっと むーしゃむーしゃするよ!」
「まりちゃ(れいみゅ)もするーー!!」×4
一家は透明な箱の中で駄菓子を食べてより幸せになる。
『ははは、見ろよコイツ等。幸せそうな顔してるぜ?』
缶ビール片手に青年が笑いながら言う。
『いいじゃない。最後の晩餐なんだから。
安くい菓子だけど、生ゴミよりはご馳走でしょうし。』
女性が青年から缶を奪い取りながら言い、ビールを一口飲む。
缶ビール片手に青年が笑いながら言う。
『いいじゃない。最後の晩餐なんだから。
安くい菓子だけど、生ゴミよりはご馳走でしょうし。』
女性が青年から缶を奪い取りながら言い、ビールを一口飲む。
『まっずーい。やっぱりビールは私の口にあわないわ。』
『リキュールも買ってあるからそっちを飲めばいいのに。
よし、ロケットは終わったから そろそろ手持ち花火にするか。』
「おそらとんでりゅみちゃい!!」
ロケット花火がなくなったのを確認した青年が姉れいむを持ち上げながら言う。
『リキュールも買ってあるからそっちを飲めばいいのに。
よし、ロケットは終わったから そろそろ手持ち花火にするか。』
「おそらとんでりゅみちゃい!!」
ロケット花火がなくなったのを確認した青年が姉れいむを持ち上げながら言う。
「おねーちゃんずるいのじぇ!!」×2
「れいみゅも!れいみゅも!!」
浮遊感を楽しむ姉れいむを見て、残りの赤ゆっくりたちが自分にもしろと騒ぐ。
「ゆぷぷ。おちびちゃんたち、だいじょうぶだよ。
おとーさんに めいっれいしてもらって たかいたかいを たのしもーね。」
「ゆっくりまかせるのぜ。おい!どれい!!
ほかの おちびたちにも たかいたかいを するのぜ!!
さっさと しないと この せいっきょうの まりささまが せいっさいするのぜ?
ゆあぁ~?きいてるのかぜ?」
まりさが勝ち誇った顔で言う。
「れいみゅも!れいみゅも!!」
浮遊感を楽しむ姉れいむを見て、残りの赤ゆっくりたちが自分にもしろと騒ぐ。
「ゆぷぷ。おちびちゃんたち、だいじょうぶだよ。
おとーさんに めいっれいしてもらって たかいたかいを たのしもーね。」
「ゆっくりまかせるのぜ。おい!どれい!!
ほかの おちびたちにも たかいたかいを するのぜ!!
さっさと しないと この せいっきょうの まりささまが せいっさいするのぜ?
ゆあぁ~?きいてるのかぜ?」
まりさが勝ち誇った顔で言う。
この一家、裏路地でゴミ漁りをしながら生活をしていた野良一家である。
ゴミ漁りをして生きている野良ゆっくりは人間との力関係を理解し、卑屈な個体が多い。
しかし、餡子脳のため、
親がどれだけ人間の脅威を教えても理解できずに人間にケンカを売り、殺される子ゆっくりも大量にいる。
が、中には運だけで生き残り、成体まで成長するバカもいる。
まりさと れいむは運だけで生き残り、結婚し、子供までつくった個体である。
子供が生まれ、立派な家が必要→人間の家でお家宣言をしようという発想から、
夕方、虐待派の青年の家(公園の近所にある学生向けアパート)でお家宣言をした愚かな個体である。
人間の家で、それも虐待派の人間の家で お家宣言をしたのだ、もはやこの ゆっくりたちに命はない。
ゴミ漁りをして生きている野良ゆっくりは人間との力関係を理解し、卑屈な個体が多い。
しかし、餡子脳のため、
親がどれだけ人間の脅威を教えても理解できずに人間にケンカを売り、殺される子ゆっくりも大量にいる。
が、中には運だけで生き残り、成体まで成長するバカもいる。
まりさと れいむは運だけで生き残り、結婚し、子供までつくった個体である。
子供が生まれ、立派な家が必要→人間の家でお家宣言をしようという発想から、
夕方、虐待派の青年の家(公園の近所にある学生向けアパート)でお家宣言をした愚かな個体である。
人間の家で、それも虐待派の人間の家で お家宣言をしたのだ、もはやこの ゆっくりたちに命はない。
姉れいむは透明な箱(ビックサイズ)に入れられる。
「ゆ!もっちょ れいみゅは おそらを とびたいよ!
さっさとしてね!すぐで いいよ!!」
地面に下ろされたことが不満な姉れいむが青年に向かって叫ぶ。
「ゆ!もっちょ れいみゅは おそらを とびたいよ!
さっさとしてね!すぐで いいよ!!」
地面に下ろされたことが不満な姉れいむが青年に向かって叫ぶ。
『ねぇ、れいむ。れいむってさ、花火好き?』
リキュールが入った缶を片手に女性が尋ねる。
「ゆ?はなびしゃん?すきだよ!はなびしゃんは とっちぇも きりぇーなんだよ!
まるで れいみゅ みたいに きりぇーで れいみゅ、はなびしゃんが だいっすきだよ!」
『そっか。それじゃぁ、れいむに花火を見せてあげるね。』
『ほい、火……』
ビールを飲みながら青年がライターを女性の手元に近づける。
手には、花火が握られている。
リキュールが入った缶を片手に女性が尋ねる。
「ゆ?はなびしゃん?すきだよ!はなびしゃんは とっちぇも きりぇーなんだよ!
まるで れいみゅ みたいに きりぇーで れいみゅ、はなびしゃんが だいっすきだよ!」
『そっか。それじゃぁ、れいむに花火を見せてあげるね。』
『ほい、火……』
ビールを飲みながら青年がライターを女性の手元に近づける。
手には、花火が握られている。
-ッジュッボ………ッシューーーー!!!
花火から勢いよく火が飛び出る。
「ゆっわぁーー!!ちょっちぇも きりぇーだよ!!」
『でしょ、もっと近くで見せてあげるね。』
「ゆ!なかなか きが きく ばばあだにぇ!
ちょくっべつに どりぇーに してあげるきゃら かんしゃちてにぇ!!
おれいは あみゃあみゃでいいよ!とくもりで いいよ!!」
額に青筋を立てながら、女性は花火を透明な箱の中にいる姉れいむにゆっくり向ける。
『でしょ、もっと近くで見せてあげるね。』
「ゆ!なかなか きが きく ばばあだにぇ!
ちょくっべつに どりぇーに してあげるきゃら かんしゃちてにぇ!!
おれいは あみゃあみゃでいいよ!とくもりで いいよ!!」
額に青筋を立てながら、女性は花火を透明な箱の中にいる姉れいむにゆっくり向ける。
「ゆわぁーー!!れいみゅ みたいに きれ っぎゃぁぁああ!!!
ああ!!っあじゅいぃいいいい!!!」
火花が姉れいむの汚い身体にかかり、姉れいむが絶叫をあげる。
『お!喜んでもらえてなによりだ。ほら、もっと花火を見せてやるからな。』
青年が女性の花火の側に別の花火を近づける。
ああ!!っあじゅいぃいいいい!!!」
火花が姉れいむの汚い身体にかかり、姉れいむが絶叫をあげる。
『お!喜んでもらえてなによりだ。ほら、もっと花火を見せてやるからな。』
青年が女性の花火の側に別の花火を近づける。
-ッジュッボ………ッシューーーー!!!
青年の持つ花火に火が燃え移り、姉れいむ目掛けて勢いよく火が飛び出る。
「っあじゅいぃいい!!だっだじゅげ!!
っゆっぎゃぁぁああ!!!!だじゅげでぇええ!!おぎゃぁじゃぁぁあん!!!」
姉れいむは絶叫をあげながら透明な箱の中を必死に跳ねる。
が、ビックサイズとはいえ箱の中だ。逃げれる場所などない。
っゆっぎゃぁぁああ!!!!だじゅげでぇええ!!おぎゃぁじゃぁぁあん!!!」
姉れいむは絶叫をあげながら透明な箱の中を必死に跳ねる。
が、ビックサイズとはいえ箱の中だ。逃げれる場所などない。
「おぢびぃいいい!!」
「おぢびじゃぁあん!!」
まりさと れいむが姉れいむを助けようと透明な箱の中で跳ねているが無駄な努力である。
「おぢびじゃぁあん!!」
まりさと れいむが姉れいむを助けようと透明な箱の中で跳ねているが無駄な努力である。
「っゆっぎゃぁああ!!!あ!!!あじゅいぃい!!めぇぇええ!!!めぎゃぁあああ!!!
っめっぎゃぁああああ!!!!っだ!!だじゅげじぇぇええええ!!!あっじゃぁあああ!!!」
眼に火花が入ったようで、姉れいむが一際大きな絶叫をあげる。
っめっぎゃぁああああ!!!!っだ!!だじゅげじぇぇええええ!!!あっじゃぁあああ!!!」
眼に火花が入ったようで、姉れいむが一際大きな絶叫をあげる。
『ほら、お前も楽しめよ。』
「おそらとんでりゅみちゃい!」
青年が姉まりさをもちあげ、姉れいむの入った透明な箱に近づける。
「おそらとんでりゅみちゃい!」
青年が姉まりさをもちあげ、姉れいむの入った透明な箱に近づける。
「やめりゅのじぇぇえ!!あ!あそこは ゆっくりできないのじぇぇえ!!」
姉れいむと同じ所に入れられることを察した姉まりさが叫ぶ。
『そっか、いやなのか。じゃぁ まりさはあの箱の中にいはいれないよ。』
青年は姉まりさの要望を聞き入れた。
『でも、その代わり、帽子をいれておこう。』
「まりちゃの おぼうちぎゃぁあああ!!!」
笑顔の青年は、姉まりさから帽子をとりあげ、帽子を透明な箱にいれる。
姉れいむと同じ所に入れられることを察した姉まりさが叫ぶ。
『そっか、いやなのか。じゃぁ まりさはあの箱の中にいはいれないよ。』
青年は姉まりさの要望を聞き入れた。
『でも、その代わり、帽子をいれておこう。』
「まりちゃの おぼうちぎゃぁあああ!!!」
笑顔の青年は、姉まりさから帽子をとりあげ、帽子を透明な箱にいれる。
「あじゅいぃいい!!あじゅぃぃいい!!だれぎゃぁあ!!れ!れいみゅをたちゅけちぇぇぇ!!!
っゆ!!お!!おぼうちじゃぁあ!!」
透明な箱の中で、姉れいむは黒とんがり帽子を見つける。
「こ、この おぼうちを かぶれば げすな はなびしゃんから にげれりゅよ!!
ゆぷぷ!!れいみゅったら かちこしゅぎりゅよ!!」
姉れいむは笑いながらそう言い、姉まりさの帽子を被る。
っゆ!!お!!おぼうちじゃぁあ!!」
透明な箱の中で、姉れいむは黒とんがり帽子を見つける。
「こ、この おぼうちを かぶれば げすな はなびしゃんから にげれりゅよ!!
ゆぷぷ!!れいみゅったら かちこしゅぎりゅよ!!」
姉れいむは笑いながらそう言い、姉まりさの帽子を被る。
ちょうど花火の勢いが弱まったこともあり、姉れいむは火の脅威から一時的に逃れることができた。
「ゆぷぷ。もう げすな はなびしゃん なんて こわきゅないよ!
こうっさん したら さっさと あまあまを もってきてにぇ!ときゅもりでいいよ!!」
勝利を確信した姉れいむが笑顔で宣言をする。
そんな姉れいむに、姉まりさが泣きながら叫ぶ。
「かえちゅのじぇぇえ!!まりちゃの おぼうちをぉお!!」
「ゆぴゅぴゅ。なにいってりゅにょ?ばかなにょ?あほなにょ?
おぼうちしゃんで れいみゅは てっぺきの ぼうぎょを てにいれちゃんだよ!
だめに きまっちぇるでしょ!
そんなことも りかい できないにゃんて、おぼうちの ない げしゅは なんて おりょかなにょ?
おお、おりょかおりょか。」
「ゆっがぁああ!!がえじぇぇええ!!」
姉まりさは飛びかかろうとするが青年に握られており、動くことができない。
『お、中々意外な行動をとったな。この れいむ。』
『本当ね。でも、そのおかげで楽しめそうよ。』
女性が新しい花火に火をつけながら笑顔で言う。
「ゆぷぷ。もう げすな はなびしゃん なんて こわきゅないよ!
こうっさん したら さっさと あまあまを もってきてにぇ!ときゅもりでいいよ!!」
勝利を確信した姉れいむが笑顔で宣言をする。
そんな姉れいむに、姉まりさが泣きながら叫ぶ。
「かえちゅのじぇぇえ!!まりちゃの おぼうちをぉお!!」
「ゆぴゅぴゅ。なにいってりゅにょ?ばかなにょ?あほなにょ?
おぼうちしゃんで れいみゅは てっぺきの ぼうぎょを てにいれちゃんだよ!
だめに きまっちぇるでしょ!
そんなことも りかい できないにゃんて、おぼうちの ない げしゅは なんて おりょかなにょ?
おお、おりょかおりょか。」
「ゆっがぁああ!!がえじぇぇええ!!」
姉まりさは飛びかかろうとするが青年に握られており、動くことができない。
『お、中々意外な行動をとったな。この れいむ。』
『本当ね。でも、そのおかげで楽しめそうよ。』
女性が新しい花火に火をつけながら笑顔で言う。
-ッジュッボ………ッシューーーー!!!
花火から勢いよく飛び出る火が帽子にあたる。
「ゆぴゅぴゅ。むだだよ!
れいみゅには おぼうちが あるから はなびしゃんは こわきゅにゃ……
っゆっぎゃぁああ!!あ!!あぢゅいぃいI!!
ど!どぼぢじぇぇえ!!??どぼじで おぼうじを がぶっじぇりゅのにいぃい!!??」
帽子のおかげで火の粉からは身を守れても熱からは身を守ることはできない。
女性は花火を帽子のリボン付近に近づけ、帽子に火をつける。
「ゆぴゅぴゅ。むだだよ!
れいみゅには おぼうちが あるから はなびしゃんは こわきゅにゃ……
っゆっぎゃぁああ!!あ!!あぢゅいぃいI!!
ど!どぼぢじぇぇえ!!??どぼじで おぼうじを がぶっじぇりゅのにいぃい!!??」
帽子のおかげで火の粉からは身を守れても熱からは身を守ることはできない。
女性は花火を帽子のリボン付近に近づけ、帽子に火をつける。
「っゆっぎゃぁああ!!!ああ!!ああああああぁああ!!!!」
頭部からの熱に姉れいむが絶叫をあげ、帽子を舌で投げ飛ばす。
「っば!!ばりじゃの おぼうじぎゃぁぁああ!!!」
大事な帽子に火がついたとあって、姉まりさが絶叫をあげる。
『ほら、まりさ。帽子をとりかえさないと。』
青年が姉まりさを握る力を緩めた。
姉まりさは急いで青年の手から、透明な箱の中へと飛び移り、顔面を強打した。
頭部からの熱に姉れいむが絶叫をあげ、帽子を舌で投げ飛ばす。
「っば!!ばりじゃの おぼうじぎゃぁぁああ!!!」
大事な帽子に火がついたとあって、姉まりさが絶叫をあげる。
『ほら、まりさ。帽子をとりかえさないと。』
青年が姉まりさを握る力を緩めた。
姉まりさは急いで青年の手から、透明な箱の中へと飛び移り、顔面を強打した。
「っぐっべぇぇ………い、いじゃいのじぇ……
で、でみょ、いたいことより、おぼうしを………いそぐのじぇ!!」
痛みに堪えながら、姉まりさは燃えている帽子に近づき、帽子を守るために愚かにも燃え盛る炎を舐める。
「ぎえじぇにぇ!!げしゅにゃ ほのおじゃんは ざっざど ぎえじぇねぇ!!
ぺーりょぺー…ゆっぎゃぁあああ!!あああ!!あじゅいぃいい!!!あっじゅいぃいいい!!!!」
結果、姉まりさは火傷を負い、痛みで箱の中を暴れる。
『ははは。火を消せるはずないのに、まりさ種って本当にバカだよね。いや、ゆっくり全部か。』
姉まりさの行動を見て青年は笑う。そして、花火に火をつけ、姉れいむと姉まりさとに向ける。
で、でみょ、いたいことより、おぼうしを………いそぐのじぇ!!」
痛みに堪えながら、姉まりさは燃えている帽子に近づき、帽子を守るために愚かにも燃え盛る炎を舐める。
「ぎえじぇにぇ!!げしゅにゃ ほのおじゃんは ざっざど ぎえじぇねぇ!!
ぺーりょぺー…ゆっぎゃぁあああ!!あああ!!あじゅいぃいい!!!あっじゅいぃいいい!!!!」
結果、姉まりさは火傷を負い、痛みで箱の中を暴れる。
『ははは。火を消せるはずないのに、まりさ種って本当にバカだよね。いや、ゆっくり全部か。』
姉まりさの行動を見て青年は笑う。そして、花火に火をつけ、姉れいむと姉まりさとに向ける。
姉れいむと姉まりさは花火と帽子を燃やす炎から逃れようと透明な箱の中を必死に走り回る。
が、どれだけ逃げても箱の中のため、逃げ場所はない。
2匹の身体に無数の火傷ができていく。
が、どれだけ逃げても箱の中のため、逃げ場所はない。
2匹の身体に無数の火傷ができていく。
『あれ?動きが鈍くなってきた?』
「た……たじゅげ……」
「ば……まりぢゃ……じにじゃくにゃ………」
2匹は体力的に限界がきており、火が近くにきても跳ねることなくズリズリと這いずるだけだ。
『やっぱり赤ゆは体力が少ないな。まぁ、しかたがない。次の赤ゆを入れるか。』
「っゆっびぃいいい!!」
消えた花火を姉れいむに強く押し付けてから水の張ったバケツに捨てた青年が透明な箱に手を伸ばす。
「た……たじゅげ……」
「ば……まりぢゃ……じにじゃくにゃ………」
2匹は体力的に限界がきており、火が近くにきても跳ねることなくズリズリと這いずるだけだ。
『やっぱり赤ゆは体力が少ないな。まぁ、しかたがない。次の赤ゆを入れるか。』
「っゆっびぃいいい!!」
消えた花火を姉れいむに強く押し付けてから水の張ったバケツに捨てた青年が透明な箱に手を伸ばす。
「ぐるにゃぁぁああ!!」×2
「おちびちゃん!ゆっくり おかーさんの おくちに かくれてね!
おかーさんの おくちのなかは あんっぜんだよ!」
「おちびは さいっきょうの まりさが まもるのぜ!!
くらうのぜ!さいっきょうの まりさの さいっきょの ぷくーを!ぷくーー!!」
透明な箱の中では、れいむが赤ゆを口内に入れようとしている。
その隣で、家族を守るため、自称最強である最弱のまりさが頬を膨らませている。
何をしても無駄なのだが、餡子脳のため、そのことに気がついていない。
「おちびちゃん!ゆっくり おかーさんの おくちに かくれてね!
おかーさんの おくちのなかは あんっぜんだよ!」
「おちびは さいっきょうの まりさが まもるのぜ!!
くらうのぜ!さいっきょうの まりさの さいっきょの ぷくーを!ぷくーー!!」
透明な箱の中では、れいむが赤ゆを口内に入れようとしている。
その隣で、家族を守るため、自称最強である最弱のまりさが頬を膨らませている。
何をしても無駄なのだが、餡子脳のため、そのことに気がついていない。
「おそらとんでりゅみちゃい!!」×2
今ごろ 口に隠れろと言う れいむに本当に子供を守る気があるのかを疑問に思いながら、
青年は妹まりさ・妹れいむを箱から取り出す。
今ごろ 口に隠れろと言う れいむに本当に子供を守る気があるのかを疑問に思いながら、
青年は妹まりさ・妹れいむを箱から取り出す。
「おちびぃいい!!!がえぜぇえ!!
せいっさい されたくなかったら、さっさと おちびを かえすのっぜぇええ!!」
「おちびちゃぁあああん!!
まりざぁああ!!ざっざど おちびちゃんを どりがえじでぇええ!!」
喚く2匹を無視して、青年は透明な箱の中に赤ゆたちを入れる。
「っゆべぇ……れ、れいみゅおねーしゃん、だ、だいじょうかじぇ?」
「っゆべぇ……や、やめてにぇ……
にんげんしゃん!おねがいちましゅ!きゃわいい きゃわいい れいみゅだけは みのがちちぇにぇ!」
火傷を負った姉の心配をする妹まりさと、命乞いをする妹れいむである。
『うわぁ……さっすがれいむ種。平気で姉妹を見捨てるわね。』
『虫唾がはしるから当然制裁だな。』
せいっさい されたくなかったら、さっさと おちびを かえすのっぜぇええ!!」
「おちびちゃぁあああん!!
まりざぁああ!!ざっざど おちびちゃんを どりがえじでぇええ!!」
喚く2匹を無視して、青年は透明な箱の中に赤ゆたちを入れる。
「っゆべぇ……れ、れいみゅおねーしゃん、だ、だいじょうかじぇ?」
「っゆべぇ……や、やめてにぇ……
にんげんしゃん!おねがいちましゅ!きゃわいい きゃわいい れいみゅだけは みのがちちぇにぇ!」
火傷を負った姉の心配をする妹まりさと、命乞いをする妹れいむである。
『うわぁ……さっすがれいむ種。平気で姉妹を見捨てるわね。』
『虫唾がはしるから当然制裁だな。』
-ッジュッボ………ッシューーーー!!!
助ける気などまったくない2人が花火に火をつけ、赤ゆたちに向ける。
「っゆっぎゃぁあああああああああああああ!!!」×2
まだ元気がある2匹が絶叫をあげ、箱の中を飛び跳ねる。
「っゆっぎゃぁあああああああああああああ!!!」×2
まだ元気がある2匹が絶叫をあげ、箱の中を飛び跳ねる。
「おちびぢゃぁあああん!!まりざぁああ!!
さっさと くそにんげんを せいっさいして おちびちゃんを たすげでぇええ!!」
「わかってるのぜ!!
おいぃいい!!ごの ぐぞにんげんがぁあああ!!
いますぐ おちびを たすけるのぜぇええ!!いまなら ぜんごろしで かんべん してやるのぜぇえ!!」
『いつも思うんだけどさ、全殺しで勘弁してやるってどういう意味なの?』
『さぁ?ゆっくりの言葉なんて一々考えるなよ。お、そうだ!』
さっさと くそにんげんを せいっさいして おちびちゃんを たすげでぇええ!!」
「わかってるのぜ!!
おいぃいい!!ごの ぐぞにんげんがぁあああ!!
いますぐ おちびを たすけるのぜぇええ!!いまなら ぜんごろしで かんべん してやるのぜぇえ!!」
『いつも思うんだけどさ、全殺しで勘弁してやるってどういう意味なの?』
『さぁ?ゆっくりの言葉なんて一々考えるなよ。お、そうだ!』
「おそらとんでるみたい!」
青年は まりさを持ち上げ、女性のほうに まりさの足を向ける。
『ねぇ、悪いけどライターで足焼きをしてくれない?』
『ん?いいよ。』
「な!なにを いってるのぜ!?
どれいの ぶんっざいで さいっきょうの まりささまに きがいを くわえるつもりかぜ?
げらげらげらげら。そんなのは ふかのうさんなのぜ。
まったく、これだから くそにんげんは おろかなの っぜぇえええええええ!!??
っゆっぎゃぁぁあ!??ああああぁあ!!あづいぃいいい!!!」
『ほら、まりさ。最強なんでしょ?私の攻撃なんて痛くも痒くもないんでしょ?
なんで そんな大きな悲鳴をあげるの?』
女性がニヤニヤしながら言うが、その声は まりさには届いていない。
数分後、青年は脚部が炭化した まりさの足にリキュールをかける。
糖分を含んでいるため、痛み止めになるからだ。
そして、まりさを赤ゆたちのいる箱の中にいれる。
青年は まりさを持ち上げ、女性のほうに まりさの足を向ける。
『ねぇ、悪いけどライターで足焼きをしてくれない?』
『ん?いいよ。』
「な!なにを いってるのぜ!?
どれいの ぶんっざいで さいっきょうの まりささまに きがいを くわえるつもりかぜ?
げらげらげらげら。そんなのは ふかのうさんなのぜ。
まったく、これだから くそにんげんは おろかなの っぜぇえええええええ!!??
っゆっぎゃぁぁあ!??ああああぁあ!!あづいぃいいい!!!」
『ほら、まりさ。最強なんでしょ?私の攻撃なんて痛くも痒くもないんでしょ?
なんで そんな大きな悲鳴をあげるの?』
女性がニヤニヤしながら言うが、その声は まりさには届いていない。
数分後、青年は脚部が炭化した まりさの足にリキュールをかける。
糖分を含んでいるため、痛み止めになるからだ。
そして、まりさを赤ゆたちのいる箱の中にいれる。
「おとーじゃぁああん!!」×2
「おどうじゃ………」×2
箱に入ってきたまりさを見て、4匹は笑顔になった。これで助かると信じているのだ。
動くだけの元気がある2匹はまりさの側にかけより、頬を擦っている。
「おちび!!もう だいっじょうぶなのぜ!
この さいっきょうの おとーさんが おちびたちを ぜったいに まもってみせるのぜ!!」
『粋がるのはいいけどさ、どうやって?』
「げらげらげらげら!
そんなことも わからいのかぜ?まったく、これだから くそにんげんは おろかなのぜ。
この さいっきょうの まりささまが すぐに せいっさいしていやるのぜ!
ないたって ゆるさいのぜ。かくごするのぜ! っゆ?ゆゆ??」
まりさが上半身(?)をねじる。
「ゆ?っど!どぼじで あんよが うごかないのぜ!?
う!うごくのぜ!!さいっきょうの まりさの さいっきょうの あんよさん!
うごいて さっさと あの くそにんげんを せいっさいするのぜぇぇええ!!」
『ははは。頑張ってね、まりさ。はやくしないと、子供が大変よ。』
花火に火をつけながら女性が言う。
そして、火のついた花火を、姉まりさ・姉れいむに近づける。
「おどうじゃ………」×2
箱に入ってきたまりさを見て、4匹は笑顔になった。これで助かると信じているのだ。
動くだけの元気がある2匹はまりさの側にかけより、頬を擦っている。
「おちび!!もう だいっじょうぶなのぜ!
この さいっきょうの おとーさんが おちびたちを ぜったいに まもってみせるのぜ!!」
『粋がるのはいいけどさ、どうやって?』
「げらげらげらげら!
そんなことも わからいのかぜ?まったく、これだから くそにんげんは おろかなのぜ。
この さいっきょうの まりささまが すぐに せいっさいしていやるのぜ!
ないたって ゆるさいのぜ。かくごするのぜ! っゆ?ゆゆ??」
まりさが上半身(?)をねじる。
「ゆ?っど!どぼじで あんよが うごかないのぜ!?
う!うごくのぜ!!さいっきょうの まりさの さいっきょうの あんよさん!
うごいて さっさと あの くそにんげんを せいっさいするのぜぇぇええ!!」
『ははは。頑張ってね、まりさ。はやくしないと、子供が大変よ。』
花火に火をつけながら女性が言う。
そして、火のついた花火を、姉まりさ・姉れいむに近づける。
「っあ゛!あづいぃいいい!!!だ!だじゅげじぇぇええ!!!おじょうじゃぁああん!!×2
動くだけの力がない2匹は父であるまりさに助けを求めてただ叫ぶだけだ。
「おちびぃいい!!!まってるのぜぇえぇええ!!すぐに たすけるのぜ!!
うごげぇええ!!うごくのぜぇええ!!まりさの さいっきょうの あんよざん!!
うごがないど!!うごがないと おちびがぁああああ!!!っゆっがぁああ!!うごげぇええ!!
うごげ!うごげ!!うごげ!!うごいて れいむにの かわいい おちびを たすけるのっぜぇええ!!!!」
「がんばりゅのじぇ!!さいっきょうの まりちゃの おとうしゃんなら できるのじぇ!!
はやくちて れいみゅおねーしゃんを たすけりゅのじぇ!!」
「おちょうしゃん!はやく くしょにんげんを せいっしゃしちて れいみゅを まもってにぇ!!すぐでいいよ!!」
妹まりさ・妹れいむの応援も虚しく、まりさは動くことができない。ただ、醜く身体をねじるだけだ。
動くだけの力がない2匹は父であるまりさに助けを求めてただ叫ぶだけだ。
「おちびぃいい!!!まってるのぜぇえぇええ!!すぐに たすけるのぜ!!
うごげぇええ!!うごくのぜぇええ!!まりさの さいっきょうの あんよざん!!
うごがないど!!うごがないと おちびがぁああああ!!!っゆっがぁああ!!うごげぇええ!!
うごげ!うごげ!!うごげ!!うごいて れいむにの かわいい おちびを たすけるのっぜぇええ!!!!」
「がんばりゅのじぇ!!さいっきょうの まりちゃの おとうしゃんなら できるのじぇ!!
はやくちて れいみゅおねーしゃんを たすけりゅのじぇ!!」
「おちょうしゃん!はやく くしょにんげんを せいっしゃしちて れいみゅを まもってにぇ!!すぐでいいよ!!」
妹まりさ・妹れいむの応援も虚しく、まりさは動くことができない。ただ、醜く身体をねじるだけだ。
「あ゛あぁああ!!ぼ!!ぼっど……ぼっど ゆっぎゅぢ……ちたが……じゃ……」×2
花火に晒され続けた2匹が息を引き取った。
「おちびぃいいいい!!!!」
まりさが箱の中で絶叫をあげる。
『まったく、子供を助けないだなんて最低な親だな。
そんな最低な まりさにはお仕置きとして帽子を没収だ。』
「ゆっがぁああ!!!がえじでぇええ!!
おでがい じばずぅう!!がえじでぐだざいぃいい!!おでがいじばずぅうう!!
ぞれが ないどぉお!!ぞれげないど ゆっぐりでぎないんでずぅううう!!!おでがいじばずぅうう!!」
帽子を失った途端、先ほどまでの威勢はなくなり まりさは涙を流しながら帽子を返すように懇願する。
花火に晒され続けた2匹が息を引き取った。
「おちびぃいいいい!!!!」
まりさが箱の中で絶叫をあげる。
『まったく、子供を助けないだなんて最低な親だな。
そんな最低な まりさにはお仕置きとして帽子を没収だ。』
「ゆっがぁああ!!!がえじでぇええ!!
おでがい じばずぅう!!がえじでぐだざいぃいい!!おでがいじばずぅうう!!
ぞれが ないどぉお!!ぞれげないど ゆっぐりでぎないんでずぅううう!!!おでがいじばずぅうう!!」
帽子を失った途端、先ほどまでの威勢はなくなり まりさは涙を流しながら帽子を返すように懇願する。
「おぼうちの ない げしゅおやは ちねーー!!ぷきゅーー!!!」×2
「お!おちびぃい!!ど!どぼじで ぞんなごどいうのぉおおお!!??
おどうざんでしょぉおお!!!??」
子ゆっくり2匹は、帽子を失くしたまりさを突然見下す。
『うわぁ~~。
帽子なくしたぐらいで子供から見下されるだなんて……
これだから ゆっくりって嫌い。』
帽子なくした まりさに親としての威厳などありはしない。
飾りがない個体は飾りを持つ個体から見下される存在となるのだ。
先ほど、姉まりさのことを誰も心配しなかったのは、姉まりさに帽子がなかったからである。
これは、ゆっくりの習性であるが、女性は ゆっくりのこういう習性が嫌いである。
愚かな習性を見ると、女性は制裁という名のゆ虐をしたくなる。
「お!おちびぃい!!ど!どぼじで ぞんなごどいうのぉおおお!!??
おどうざんでしょぉおお!!!??」
子ゆっくり2匹は、帽子を失くしたまりさを突然見下す。
『うわぁ~~。
帽子なくしたぐらいで子供から見下されるだなんて……
これだから ゆっくりって嫌い。』
帽子なくした まりさに親としての威厳などありはしない。
飾りがない個体は飾りを持つ個体から見下される存在となるのだ。
先ほど、姉まりさのことを誰も心配しなかったのは、姉まりさに帽子がなかったからである。
これは、ゆっくりの習性であるが、女性は ゆっくりのこういう習性が嫌いである。
愚かな習性を見ると、女性は制裁という名のゆ虐をしたくなる。
『ははは。確かにな。』
女性とは反対に、青年は ゆっくりの こういう愚かな習性が好きであった。
愚かな習性のお陰で罪悪感もなくゆ虐ができるからだ。
青年は、大した理由もなく持ち歩いているナイフを取り出し、まりさの額に刃をあてる。
『花火の土台を作らないとな……よっと……』
青年が まりさの頭をナイフで削ぎ、まりさの頭頂部が平らになる。
女性とは反対に、青年は ゆっくりの こういう愚かな習性が好きであった。
愚かな習性のお陰で罪悪感もなくゆ虐ができるからだ。
青年は、大した理由もなく持ち歩いているナイフを取り出し、まりさの額に刃をあてる。
『花火の土台を作らないとな……よっと……』
青年が まりさの頭をナイフで削ぎ、まりさの頭頂部が平らになる。
「っゆっぎゃあぁああああああ!!!ああぁあ!!あだばがぁあああああ!!!!」
「ゆぴゅぴゅ。げしゅな おとーしゃんが ないてりゅよ。」
「げりゃげりゃげりゃ。さいっきょうの まりちゃと ちがっちぇ、さいっじゃきゅな おとーしゃん らちいのじぇ。
まったく、はずかちいのじぇ!ちょっと あたまを けがしたぐらいで さわぎすぎなのじぇ!」
「ゆぷぷ。おぼうしのない まりさには おにあいの すがただね。
おお、おろかおろか。もっと くるしんでいいよ!」
まりさの絶叫を聞き、家族は笑顔である。飾りを失った個体に対しては愛情も情けもないのだ。
『まったく、こいつらは。まりさの次は自分だということを考えないのかね?』
『あはは。そんな頭あるはずないじゃん。餡子脳なんだから。
こいつらの こういうところって、あたし大嫌い。』
飲み終えたリキュールの缶を手で潰しながた女性が言う。その眼は冷たく、ゆっくりを見下している。
『まぁまぁ。そんな愚かな ゆっくりには制裁がお似合いだろ?』
女性とは反対に笑顔の青年がまりさの頭にドラゴン花火をセットする。
「ゆぴゅぴゅ。げしゅな おとーしゃんが ないてりゅよ。」
「げりゃげりゃげりゃ。さいっきょうの まりちゃと ちがっちぇ、さいっじゃきゅな おとーしゃん らちいのじぇ。
まったく、はずかちいのじぇ!ちょっと あたまを けがしたぐらいで さわぎすぎなのじぇ!」
「ゆぷぷ。おぼうしのない まりさには おにあいの すがただね。
おお、おろかおろか。もっと くるしんでいいよ!」
まりさの絶叫を聞き、家族は笑顔である。飾りを失った個体に対しては愛情も情けもないのだ。
『まったく、こいつらは。まりさの次は自分だということを考えないのかね?』
『あはは。そんな頭あるはずないじゃん。餡子脳なんだから。
こいつらの こういうところって、あたし大嫌い。』
飲み終えたリキュールの缶を手で潰しながた女性が言う。その眼は冷たく、ゆっくりを見下している。
『まぁまぁ。そんな愚かな ゆっくりには制裁がお似合いだろ?』
女性とは反対に笑顔の青年がまりさの頭にドラゴン花火をセットする。
「っゆっぎゃぁああ!!やべ!やべでぇえ!!
ああぁぁ!!あだばに べんなの おがないでぐざいぃい!!
やべでぇえ!!ぐりぐりじないでぇええ!!おでがいじばずぅううう!!!
いじゃぁぁああ!!!やじゃぁあああ!!!なにかが はいっでぐるぅうううう!!!」
ドラゴン花火が餡子に深々と刺し込まれ、まりさは絶叫をあげる。
喚く まりさを無視して、青年がドラゴン花火に火をつけた。
ああぁぁ!!あだばに べんなの おがないでぐざいぃい!!
やべでぇえ!!ぐりぐりじないでぇええ!!おでがいじばずぅううう!!!
いじゃぁぁああ!!!やじゃぁあああ!!!なにかが はいっでぐるぅうううう!!!」
ドラゴン花火が餡子に深々と刺し込まれ、まりさは絶叫をあげる。
喚く まりさを無視して、青年がドラゴン花火に火をつけた。
-ッシューーーー!!!ッジュッボォーーーー!!!
『あはは!すっごくキレー!!』
『ほんとうだ。』
「ゆぷぷ。まりさの あたまに きれーな おはなさんがさいたよ。」
「ゆぴゅぴゅ。とっちぇも きりぇーだよ。」
「げしゅ おやも たまには やくに たちゅのじぇ。」
まりさから吹き出る七色の炎に見とれる2人と3匹。
『ほんとうだ。』
「ゆぷぷ。まりさの あたまに きれーな おはなさんがさいたよ。」
「ゆぴゅぴゅ。とっちぇも きりぇーだよ。」
「げしゅ おやも たまには やくに たちゅのじぇ。」
まりさから吹き出る七色の炎に見とれる2人と3匹。
「っゆっぎゃあぁあ!!あぁぁあ!!あづいぃいいい!!
だずげだずげ!!だじゅげでぇえええええええええ!!!」
花火の熱と、降りかかる火の粉でまりさは絶叫をあげる。
助けを求めるが、誰も まりさを助けるつもりはない。
だずげだずげ!!だじゅげでぇえええええええええ!!!」
花火の熱と、降りかかる火の粉でまりさは絶叫をあげる。
助けを求めるが、誰も まりさを助けるつもりはない。
-………ッジュ!………ッジュッボォーーー!!!
-………ッジュ!………ッジュッボォーーー!!!
-………ッジュ!………ッジュッボォーーー!!!
ドラゴン花火を見ながら、青年はネズミ花火を火をつけ、透明な箱の中にいれていく。
「っゆっぎゃぁああ!!いっじゃあぁあ!!あじゅぃいい!!」×3
箱の中を でたらめに回転する複数のネズミ花火に、まりさ・妹まりさ・妹れいむは悲鳴をあげる。
「っゆっぎゃぁああ!!いっじゃあぁあ!!あじゅぃいい!!」×3
箱の中を でたらめに回転する複数のネズミ花火に、まりさ・妹まりさ・妹れいむは悲鳴をあげる。
「おちびちゃぁぁあん!!ゆっくりして!ゆっくりして!!ゆっくりするんだよぉおお!!!」
飾りを失っていない子供の心配をする れいむが、透明な箱から飛び出ようと顔面を壁に押し付けているが、意味はない。
『あはは。ほら、れいむ。頑張って子供を助けてね、手伝ってあげるからさ。』
女性は笑いながら れいむを透明な箱から取り出す。
『お、優しいね。さっすが俺の彼女。ほら、れいむ。優しい彼女にお礼は?』
「おちびちゃぁぁあん!まっででね!すぐに おかーさんが たすけるよぉおおお!!!」
青年の言葉は れいむには届いておらず、れいむは泣きながら まりさたちが入った透明な箱に向かって跳ねる。
「っゆっべぇええ!!!………あ!あづいぃいいいい!!!」
透明な箱に顔面を押し付けた れいむは、箱から跳び退く。箱が熱を持っているのだ。
「ゆがぁぁあ……げすな かべさんは あつくて ちかづけないよ………
ど、どうすれば いいの?どうすれば おちびちゃんを たすけれるのぉおお?」
「ぎゃわいい ぎゃわいい れいみゅを だじゅげじぇぇえ!!おかぁじゃぁああん!」
「おがぁじゃぁああん!!だ!っだじゅげじぇぇええ!!」
「おちびぢゃぁあん!!ゆっぐりずるんだよ!!ぞうずれば ぎっど だずがるよぉおお!!!」
子供は助けたいが、危険は一切犯したくない れいむはアドバイスを叫ぶ。
この状況下でどうしたら ゆっくりできるのか?
仮に ゆっくりできたところで危険は回避されない。
れいむのアドバイスは れいむのように全くもって役に立たない。
飾りを失っていない子供の心配をする れいむが、透明な箱から飛び出ようと顔面を壁に押し付けているが、意味はない。
『あはは。ほら、れいむ。頑張って子供を助けてね、手伝ってあげるからさ。』
女性は笑いながら れいむを透明な箱から取り出す。
『お、優しいね。さっすが俺の彼女。ほら、れいむ。優しい彼女にお礼は?』
「おちびちゃぁぁあん!まっででね!すぐに おかーさんが たすけるよぉおおお!!!」
青年の言葉は れいむには届いておらず、れいむは泣きながら まりさたちが入った透明な箱に向かって跳ねる。
「っゆっべぇええ!!!………あ!あづいぃいいいい!!!」
透明な箱に顔面を押し付けた れいむは、箱から跳び退く。箱が熱を持っているのだ。
「ゆがぁぁあ……げすな かべさんは あつくて ちかづけないよ………
ど、どうすれば いいの?どうすれば おちびちゃんを たすけれるのぉおお?」
「ぎゃわいい ぎゃわいい れいみゅを だじゅげじぇぇえ!!おかぁじゃぁああん!」
「おがぁじゃぁああん!!だ!っだじゅげじぇぇええ!!」
「おちびぢゃぁあん!!ゆっぐりずるんだよ!!ぞうずれば ぎっど だずがるよぉおお!!!」
子供は助けたいが、危険は一切犯したくない れいむはアドバイスを叫ぶ。
この状況下でどうしたら ゆっくりできるのか?
仮に ゆっくりできたところで危険は回避されない。
れいむのアドバイスは れいむのように全くもって役に立たない。
「ぜいっさい ちてやりゅのじぇ!!さいっきょうの まりちゃが げすな はなびしゃんを せいっさいすりゅのじぇ!!」
妹まりさは愚かにもネズミ花火に向かって口をあけて突進する。
「こにゃいでぇえ!!れいみゅが きゃわいすぎるからって、すとーかーだなんてゆっきゅりできにゃいよ!!
れいみゅ、はなびしゃんなんで だいきりゃいだよ!!」
妹れいむはネズミ花火から逃れようとするが、恐怖で眼を閉じデタラメに跳ねている。
そして、2匹はネズミ花火に激突し、動けなくなり、身体を焼かれ、死んでいった。
「っだずげ!だずげ!!!っあっづぁぁあああ!!っゆっぎゃぁぁああああ!!
っぐっぼぉおおおおお!!!ぐぶぶぶっばあぁあああ!!!
っゆっばぁあぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
まりさの口内にネズミ花火が入り、まりさの体内で暴れる。
頭と口から火をあげながら、まりさは辞世の句を詠むこともできずに息絶えた。
妹まりさは愚かにもネズミ花火に向かって口をあけて突進する。
「こにゃいでぇえ!!れいみゅが きゃわいすぎるからって、すとーかーだなんてゆっきゅりできにゃいよ!!
れいみゅ、はなびしゃんなんで だいきりゃいだよ!!」
妹れいむはネズミ花火から逃れようとするが、恐怖で眼を閉じデタラメに跳ねている。
そして、2匹はネズミ花火に激突し、動けなくなり、身体を焼かれ、死んでいった。
「っだずげ!だずげ!!!っあっづぁぁあああ!!っゆっぎゃぁぁああああ!!
っぐっぼぉおおおおお!!!ぐぶぶぶっばあぁあああ!!!
っゆっばぁあぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
まりさの口内にネズミ花火が入り、まりさの体内で暴れる。
頭と口から火をあげながら、まりさは辞世の句を詠むこともできずに息絶えた。
「おちびじゃん……れ、れいむの……かわいい かわいい れいむの おちびちゃんが……」
花火が収まり、焦げ饅頭が入った箱を見ながら れいむが泣きながら呟く。
『やだな、れいむ。死んだのは子供だけじゃないだろ?生きていく上で、もっと大事なものを失っただろ?』
「ゆ?どういうこと?おちびちゃんよりも だいじなものなんて ないよ?」
青年が焦げた饅頭に まりさに帽子をかぶせた。
途端、れいむの顔色が悪くなる。
「っば!ばりっざぁぁああ!!!ど!どぼじで ばりざが じんでるのぉおおおお!!!」
苦しむ まりさを笑って見ていた者の発言とは思えないことを言う れいむである。
「おぎでぇえええ!! ゆっくり!
ば!ばりざが いないど、 ゆっくり! だれが ごばんざんを ゆっくり! もってぐるのぉおお!!??
だれが ゆっくり! おちびじゃんの せわを ずるのぉおおお!!??
おでがい!!いぎがえっでぇええええ!! ゆっくり! れ!れいぶを びどりにじないでぇえええ!!
れいぶを ゆっぐりざぜるのが ばりざの ぎむでじょうがぁああああああ!!!!
ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」
大事な子供を失い、愛する(?)まりさを失った れいむ。
孤独を嫌い、労働を嫌う れいむにとって、
一緒に過ごす家族・生活を支える番を失ったことは非ゆっくり症を発症させるには十分な悲劇であった。
なお、餡子脳の為、帽子がない まりさが苦しんでいたことを忘れており、
帽子なしの死骸を番とは認識できていなかった。
花火が収まり、焦げ饅頭が入った箱を見ながら れいむが泣きながら呟く。
『やだな、れいむ。死んだのは子供だけじゃないだろ?生きていく上で、もっと大事なものを失っただろ?』
「ゆ?どういうこと?おちびちゃんよりも だいじなものなんて ないよ?」
青年が焦げた饅頭に まりさに帽子をかぶせた。
途端、れいむの顔色が悪くなる。
「っば!ばりっざぁぁああ!!!ど!どぼじで ばりざが じんでるのぉおおおお!!!」
苦しむ まりさを笑って見ていた者の発言とは思えないことを言う れいむである。
「おぎでぇえええ!! ゆっくり!
ば!ばりざが いないど、 ゆっくり! だれが ごばんざんを ゆっくり! もってぐるのぉおお!!??
だれが ゆっくり! おちびじゃんの せわを ずるのぉおおお!!??
おでがい!!いぎがえっでぇええええ!! ゆっくり! れ!れいぶを びどりにじないでぇえええ!!
れいぶを ゆっぐりざぜるのが ばりざの ぎむでじょうがぁああああああ!!!!
ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!」
大事な子供を失い、愛する(?)まりさを失った れいむ。
孤独を嫌い、労働を嫌う れいむにとって、
一緒に過ごす家族・生活を支える番を失ったことは非ゆっくり症を発症させるには十分な悲劇であった。
なお、餡子脳の為、帽子がない まりさが苦しんでいたことを忘れており、
帽子なしの死骸を番とは認識できていなかった。
『あれ?非ゆっくり症?なぁ、コイツに薬を喰わせてなかったの?』
青年が れいむの非ゆっくり症の発症に驚きながら女性に聞く。
『あ、ごめん。薬食べさせるの忘れてた……』
申し訳なさそうに謝る女性。
『そっか。まぁ、いいよ。花火もなくなったことだし。にしても、うるさいな。』
「ゴメンね。あたしが薬を忘れたばっかりに。
おわびに、れいむは あたしが処分するね。』
「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!
ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっぴ!!!!……………」
女性は待針を取り出し、れいむの額に刺し込む。
中枢餡を突かれた れいむはそのまま絶命した。
青年が れいむの非ゆっくり症の発症に驚きながら女性に聞く。
『あ、ごめん。薬食べさせるの忘れてた……』
申し訳なさそうに謝る女性。
『そっか。まぁ、いいよ。花火もなくなったことだし。にしても、うるさいな。』
「ゴメンね。あたしが薬を忘れたばっかりに。
おわびに、れいむは あたしが処分するね。』
「ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!
ゆっくり!ゆっくり!ゆっくり!ゆっぴ!!!!……………」
女性は待針を取り出し、れいむの額に刺し込む。
中枢餡を突かれた れいむはそのまま絶命した。
『さ、おわったよ。はやく帰って お風呂にはいって いいことしよーよ。』
『お!そうこなくっちゃ。一緒に入ろうな。』
青年は笑顔で透明な箱を逆さまにし、ゴミを地面にばら撒きながら言う。
そして、バケツの水をゴミにかけ、火の始末をした。
『よし、こうしておけば そのうち公園の ゆっくりが勝手に掃除するだろ。』
『あはは。同族の死骸の処分させるだなんて、可愛そうなことさせるね。
きっと、公園の ゆっくりから恨まれるよ。』
『いやいや、俺みたいのがゴミを公園に捨てることで、
公園のゆっくりの生存が認められるわけだ。
反対に感謝されているに違いない。』
2人は手をつなぎ、笑顔で公園から立ち去る。
『お!そうこなくっちゃ。一緒に入ろうな。』
青年は笑顔で透明な箱を逆さまにし、ゴミを地面にばら撒きながら言う。
そして、バケツの水をゴミにかけ、火の始末をした。
『よし、こうしておけば そのうち公園の ゆっくりが勝手に掃除するだろ。』
『あはは。同族の死骸の処分させるだなんて、可愛そうなことさせるね。
きっと、公園の ゆっくりから恨まれるよ。』
『いやいや、俺みたいのがゴミを公園に捨てることで、
公園のゆっくりの生存が認められるわけだ。
反対に感謝されているに違いない。』
2人は手をつなぎ、笑顔で公園から立ち去る。
2人がいた場所には、ゴミが散乱している。
------
セミが鳴く中、れいむは昨晩殺された ゆっくり一家の遺体の片付けを続ける。
まりさの遺体をゴミ袋におさめた後、れいむの遺体へと近づく。
「ごめんね、れいむ。」
遺体に謝ってから、れいむは口を大きくあけ、遺体の頬に噛みついた。
まりさの遺体をゴミ袋におさめた後、れいむの遺体へと近づく。
「ごめんね、れいむ。」
遺体に謝ってから、れいむは口を大きくあけ、遺体の頬に噛みついた。
口内が死臭に犯される。何度味わってもこの臭いに慣れることはない。
れいむは吐き気を我慢しながら、遺体を小さく千切っていく。
れいむは吐き気を我慢しながら、遺体を小さく千切っていく。
「っゆぴ!?」
口内に突然鋭い痛みが発生し、れいむは遺体から口をはなし、飛び退いた。
口内を舌で舐めながら、れいむは遺体を注意深く見る。
「ゆ?ゆゆ??これは………まちばりさん?
そっか、このれいむは まちばりさんで あんこさんを つかれて しんじゃったんだね……」
昔、友人のちぇんが針で殺されるところを見ていたことがある。
嫌な事を思いだし、憂鬱な気分になるが、それでも仕事はしなくてはならない。
口内に突然鋭い痛みが発生し、れいむは遺体から口をはなし、飛び退いた。
口内を舌で舐めながら、れいむは遺体を注意深く見る。
「ゆ?ゆゆ??これは………まちばりさん?
そっか、このれいむは まちばりさんで あんこさんを つかれて しんじゃったんだね……」
昔、友人のちぇんが針で殺されるところを見ていたことがある。
嫌な事を思いだし、憂鬱な気分になるが、それでも仕事はしなくてはならない。
れいむは針をさけて遺体の片付けをした。
片付けを終えた れいむは まわりを見渡す。
「ゆぅ………もえないごみの ごみぶくろさんを もった ゆっくりが いないよ…」
いつもなら、隣のダンボール箱に住むまりさや、その妹のれいむと一緒に掃除をするのだが、今日は誰とも話をしたくなく、一人で掃除をしている。
そのため、れいむは燃えるゴミ袋しか持っておらず、針を捨てたくても燃えないゴミ用のゴミ袋を持った ゆっくりがいないのだ。
片付けを終えた れいむは まわりを見渡す。
「ゆぅ………もえないごみの ごみぶくろさんを もった ゆっくりが いないよ…」
いつもなら、隣のダンボール箱に住むまりさや、その妹のれいむと一緒に掃除をするのだが、今日は誰とも話をしたくなく、一人で掃除をしている。
そのため、れいむは燃えるゴミ袋しか持っておらず、針を捨てたくても燃えないゴミ用のゴミ袋を持った ゆっくりがいないのだ。
「ゆぅ………まちばりさんを ここに おいて おいたら、ゆっくりが けがしちゃうよ……
どうしよう………っゆ!そうだ!!」
待針の処分に頭を悩ませた れいむだが、名案を思いついた。
れいむは待針を咥え、揉み上げを口に近づける。
そして、右の揉み上げの中に待針をしまう。
「っゆ!すこし うごかしにくいけど、これで まちばりさんを ゆっくり はこべるよ!
ゆぷぷ。れいむったら かしこすぎて こわいぐらいだよ!
こんな かしこくて かわいい れいむ だから きっと きょうこそは かいゆっくりに なれるよね?
ゆーん。なんだか きぶんが よくなってきたよ!ゆっくりー!!」
気分がよくなった れいむは笑顔でゴミ袋を咥え、歩き出す。
どうしよう………っゆ!そうだ!!」
待針の処分に頭を悩ませた れいむだが、名案を思いついた。
れいむは待針を咥え、揉み上げを口に近づける。
そして、右の揉み上げの中に待針をしまう。
「っゆ!すこし うごかしにくいけど、これで まちばりさんを ゆっくり はこべるよ!
ゆぷぷ。れいむったら かしこすぎて こわいぐらいだよ!
こんな かしこくて かわいい れいむ だから きっと きょうこそは かいゆっくりに なれるよね?
ゆーん。なんだか きぶんが よくなってきたよ!ゆっくりー!!」
気分がよくなった れいむは笑顔でゴミ袋を咥え、歩き出す。
ゴミを運ぶ途中で れいむは、噴水に寄ることにした。
暑くて喉が渇いたこともあるが、死臭で臭くなった口内を洗いたかったのだ。
暑くて喉が渇いたこともあるが、死臭で臭くなった口内を洗いたかったのだ。
「ごーくごーく……ごーくごーく……
っぷはぁ……おみずさんは ゆっくりできるよ。」
水を飲み終えた後、れいむは汚い舌で噴水の水をすくう。
「ゆ!かいゆっくりに なるためには からだを きれーきれーに しないとね!」
笑顔の れいむは水で身体を洗う。
っぷはぁ……おみずさんは ゆっくりできるよ。」
水を飲み終えた後、れいむは汚い舌で噴水の水をすくう。
「ゆ!かいゆっくりに なるためには からだを きれーきれーに しないとね!」
笑顔の れいむは水で身体を洗う。
裏路地等で暮らす野良よりは 綺麗だが、石鹸もシャワーもないので それなりである。
特に髪は洗髪の手段も知識もないため、ベタベタで不潔であるが、れいむはそのことを知らない。
「ゆ!きれーに なったよ!ゆぷぷ。れいむの かわいさに ますます みがきがかかったね。
ゆーん。なんだか きょうは きぶんが いいよ!
おさの ところにいくまえだけど、すこしだけ おうたを うたっちゃうよ!
まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」
セミの鳴き声とれいむの歌声が公園に広がる。
特に髪は洗髪の手段も知識もないため、ベタベタで不潔であるが、れいむはそのことを知らない。
「ゆ!きれーに なったよ!ゆぷぷ。れいむの かわいさに ますます みがきがかかったね。
ゆーん。なんだか きょうは きぶんが いいよ!
おさの ところにいくまえだけど、すこしだけ おうたを うたっちゃうよ!
まったりのひ~♪ゆっくりのひ~♪すっきりのひ~♪♪」
セミの鳴き声とれいむの歌声が公園に広がる。
「おねーさん。ゆっくりしていってくださいね。
あと、とても すてきな おうたです。とっても ゆっくりしていますね」
「ゆっくりしていってね!!!ゆ?」
声をかけられ、れいむは反射で返事をし、振り返る。
振り返った先には、胴付き金バッチの さなえがいた。
あと、とても すてきな おうたです。とっても ゆっくりしていますね」
「ゆっくりしていってね!!!ゆ?」
声をかけられ、れいむは反射で返事をし、振り返る。
振り返った先には、胴付き金バッチの さなえがいた。
「ゆ………ま、まさか さなえって れいむの いもーとの さなえ?」
「はい。そうです。おねーさんの いもーとの さなえです。
おひさしぶりです。おねーさん。」
さなえは微笑み、れいむと話しやすいように屈む。
れいむが石段の上にいたこともあり、2匹の顔の高さはほぼ同じになった。
「はい。そうです。おねーさんの いもーとの さなえです。
おひさしぶりです。おねーさん。」
さなえは微笑み、れいむと話しやすいように屈む。
れいむが石段の上にいたこともあり、2匹の顔の高さはほぼ同じになった。
「ゆわぁ………いもーと……すっごく きれーだよ……
すっごく ゆっくりしているよ………」
さなえの顔を見て、れいむは思ったことを口にした。
同時に、劣等感に襲われた。
毎日噴水の水で身体を綺麗にしており、自分の美しさには それなりの自信があった。
が、さなえの白くて柔らかそうでキズがまったくない肌。潤いのある唇。
そして、自分とはまったく違う、サラサラで艶のある美しい髪。
一緒に暮らしていた頃は差なんてなかった。
いや、むしろ自分の方が綺麗だったハズだ。
飼いゆっくりになり、自分よりもはるかに美しくなった妹に れいむは嫉妬する。
すっごく ゆっくりしているよ………」
さなえの顔を見て、れいむは思ったことを口にした。
同時に、劣等感に襲われた。
毎日噴水の水で身体を綺麗にしており、自分の美しさには それなりの自信があった。
が、さなえの白くて柔らかそうでキズがまったくない肌。潤いのある唇。
そして、自分とはまったく違う、サラサラで艶のある美しい髪。
一緒に暮らしていた頃は差なんてなかった。
いや、むしろ自分の方が綺麗だったハズだ。
飼いゆっくりになり、自分よりもはるかに美しくなった妹に れいむは嫉妬する。
「ほんとうですか?ありがとうございます。
まいにち おにーさんに ていれして もらってますから。」
さなえが照れながら言う。
「そ、そうなんだ。さすが かいゆっくりだね。うらやましいよ。」
「でも、さなえは まいにち さびしいんです。
だって、おにーさんは やさしいけど、おとーさんや おかーさん。
それに、おねーさんと あえませんから。
でも、おにーさんが どうつきなったら あいにいって いいって いってくれました。
だから、さなえ どうつきに なるように まいにち おねがいしてたんです。
そしたら、きのう おきたら どうつきに なっていました。
おねーさん。おとーさんたちは ゆっくりしていますか?
さなえ、おにーさんに たのんで おみやげの あまあまを もらってきました。
おうちで みんなで たべましょうよ。」
さなえが笑顔で近況報告をする。
姉との再会が嬉しいのか、さなえは れいむの顔が暗い事に気がつくことなく、話をする。
まいにち おにーさんに ていれして もらってますから。」
さなえが照れながら言う。
「そ、そうなんだ。さすが かいゆっくりだね。うらやましいよ。」
「でも、さなえは まいにち さびしいんです。
だって、おにーさんは やさしいけど、おとーさんや おかーさん。
それに、おねーさんと あえませんから。
でも、おにーさんが どうつきなったら あいにいって いいって いってくれました。
だから、さなえ どうつきに なるように まいにち おねがいしてたんです。
そしたら、きのう おきたら どうつきに なっていました。
おねーさん。おとーさんたちは ゆっくりしていますか?
さなえ、おにーさんに たのんで おみやげの あまあまを もらってきました。
おうちで みんなで たべましょうよ。」
さなえが笑顔で近況報告をする。
姉との再会が嬉しいのか、さなえは れいむの顔が暗い事に気がつくことなく、話をする。
「……………いないよ………」
「え?」
「おとーさんも おかーさんも、おそらの ゆっくりぷれいすに いっちゃたよ。
だから、もう ………もう ここには いないよ………」
れいむが涙ぐみながら言い、さなえの笑顔が曇った。
「え?」
「おとーさんも おかーさんも、おそらの ゆっくりぷれいすに いっちゃたよ。
だから、もう ………もう ここには いないよ………」
れいむが涙ぐみながら言い、さなえの笑顔が曇った。
「………な、なんなの!?
くるなら もっと はやくきて れいむたちを かいゆっくりに してくれれば よかったのに!!
いもーとが ゆっくりしすぎてるから、そんな かみさんを きれーきれーに なんてしてるから!!
だから おとーさんも おかーさんも しんじゃったんだよ!!」
れいむは涙を流しながら叫ぶ。
「でもね!もういいよ!とくっべつに ゆるしてあげるから かんしゃしてね!
はやく れいむも いもーとの おうちに つれていってね!れいむも かいゆっくりにしてね!
そしたら あまあまを ちょうだいね!とくもりで いいよ!!」
「………………おねーさん………ごめんなさい。
それは ……その……できません………」
さなえは申し訳なさそうな顔をしながら言う。
「はぁあああ!!??どぼじで ぞんなごど いうのぉおおお!!??
そんな うそさんは ゆっくりできないでしょうがぁあぁぁあ!!」
「おにーさんが、さなえの かぞくまで かうことは できないって……」
「その じじいを せっとくするのが いぼーどの やぐめでじょぉおおお!!??
いいがら、ざっざっど そいづを せっとくじろぉおおおおお!!!」
「ごめんなさい……がんばったけど、むりでした。
その……おにーさんは、きしょうしゅしか かいたくないそうです。
だから、その………つうじょうしゅの おねーさんたちは かえないって………」
さなえも、家族と一緒に暮らしたいと考えている。
飼い主に何度となく懇願したが、答えはいつも No であった。
さなえにとって優しい飼い主であったが、この願いだけは聞き入れてもらえなかった。
これは、飼い主が多頭飼いをする気がないことと、稀少種にしか興味がないからである。
くるなら もっと はやくきて れいむたちを かいゆっくりに してくれれば よかったのに!!
いもーとが ゆっくりしすぎてるから、そんな かみさんを きれーきれーに なんてしてるから!!
だから おとーさんも おかーさんも しんじゃったんだよ!!」
れいむは涙を流しながら叫ぶ。
「でもね!もういいよ!とくっべつに ゆるしてあげるから かんしゃしてね!
はやく れいむも いもーとの おうちに つれていってね!れいむも かいゆっくりにしてね!
そしたら あまあまを ちょうだいね!とくもりで いいよ!!」
「………………おねーさん………ごめんなさい。
それは ……その……できません………」
さなえは申し訳なさそうな顔をしながら言う。
「はぁあああ!!??どぼじで ぞんなごど いうのぉおおお!!??
そんな うそさんは ゆっくりできないでしょうがぁあぁぁあ!!」
「おにーさんが、さなえの かぞくまで かうことは できないって……」
「その じじいを せっとくするのが いぼーどの やぐめでじょぉおおお!!??
いいがら、ざっざっど そいづを せっとくじろぉおおおおお!!!」
「ごめんなさい……がんばったけど、むりでした。
その……おにーさんは、きしょうしゅしか かいたくないそうです。
だから、その………つうじょうしゅの おねーさんたちは かえないって………」
さなえも、家族と一緒に暮らしたいと考えている。
飼い主に何度となく懇願したが、答えはいつも No であった。
さなえにとって優しい飼い主であったが、この願いだけは聞き入れてもらえなかった。
これは、飼い主が多頭飼いをする気がないことと、稀少種にしか興味がないからである。
「ごめんで ずむがぁあああああ!!
ぞんなの びぎょうだよ!!きじょうじゅだがら がいゆっぐりに なるだなんで!!
れいぶも がいゆっぐりに なりだいんだよぉおおお!!!
がいゆっぐりになって、まいにち あまあまを たべて、おびるねをじで、ゆっぐりじだいんだよぉおおお!!
ごごは ゆっぐり でぎないんだよぉおお!!れいぶは ゆっぐり゛じだいんだぁああ!!
いいがら ゆっぐりざぜろぉおおおおおお!!!!」
「……ほんとうに ごめんなさい。
あまあまは、おうちに おいておきますから たべてくださいね……
また きますから………そのときは いっしょに ゆっくりさせてくださいね……」
そう言って、さなえは走り出す。その目には涙が溜まっている。
両親の死を知り、姉から無理を言われたのだ。
そして、姉と一緒にゆっくりできなかったことが悲しいからだ。
ぞんなの びぎょうだよ!!きじょうじゅだがら がいゆっぐりに なるだなんで!!
れいぶも がいゆっぐりに なりだいんだよぉおおお!!!
がいゆっぐりになって、まいにち あまあまを たべて、おびるねをじで、ゆっぐりじだいんだよぉおおお!!
ごごは ゆっぐり でぎないんだよぉおお!!れいぶは ゆっぐり゛じだいんだぁああ!!
いいがら ゆっぐりざぜろぉおおおおおお!!!!」
「……ほんとうに ごめんなさい。
あまあまは、おうちに おいておきますから たべてくださいね……
また きますから………そのときは いっしょに ゆっくりさせてくださいね……」
そう言って、さなえは走り出す。その目には涙が溜まっている。
両親の死を知り、姉から無理を言われたのだ。
そして、姉と一緒にゆっくりできなかったことが悲しいからだ。
「ゆっぐりなんて でぎるがぁああああ!!!
れいぶは ちいきゆっくりなんだよぉおおお!!!のらと おなじで ゆっぐりでぎないんだよぉおおおお!!!
きょうにも しんじゃうかも しれないんだよぉおおおおお!!!!
がいゆっぐりの いぼーどどは ちがうんだよぉおお!!かわいぞうなんだよぉおおおお!!!
だがらぁああ!!!だがら れいぶも がいゆっぐりじろぉおおおお!!!
ごの むのーの いぼーどがぁああ!!きじょーじゅだがらっで いいぎになるなぁあああ!!
れいぶのぼうが ゆっぐりじでるんだぁああああ!!!もう にどど ぐるなぁああああ!!!」
れいむはさなえの背中に向かって叫ぶ。
さなえは何も言うことなく、ただ涙を流しながら立ち去った。
れいぶは ちいきゆっくりなんだよぉおおお!!!のらと おなじで ゆっぐりでぎないんだよぉおおおお!!!
きょうにも しんじゃうかも しれないんだよぉおおおおお!!!!
がいゆっぐりの いぼーどどは ちがうんだよぉおお!!かわいぞうなんだよぉおおおお!!!
だがらぁああ!!!だがら れいぶも がいゆっぐりじろぉおおおお!!!
ごの むのーの いぼーどがぁああ!!きじょーじゅだがらっで いいぎになるなぁあああ!!
れいぶのぼうが ゆっぐりじでるんだぁああああ!!!もう にどど ぐるなぁああああ!!!」
れいむはさなえの背中に向かって叫ぶ。
さなえは何も言うことなく、ただ涙を流しながら立ち去った。
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夜、元気なく家に戻った れいむは菓子を見つけた。
さなえが置いていった菓子で、とても美味しそうだ。
長ぱちゅりーから支給された ゆっくりフード・狩りでとったセミと菓子を見比べる。
どう贔屓目に見ても、菓子のほうが美味しそうだ。
必死に働く自分よりも、何もしてない さなえのほうが美味しいものを用意できる。
地域ゆっくりと飼いゆっくりとの違いを感じ、れいむは激しい劣等感に襲われ、涙を流す。
さなえが置いていった菓子で、とても美味しそうだ。
長ぱちゅりーから支給された ゆっくりフード・狩りでとったセミと菓子を見比べる。
どう贔屓目に見ても、菓子のほうが美味しそうだ。
必死に働く自分よりも、何もしてない さなえのほうが美味しいものを用意できる。
地域ゆっくりと飼いゆっくりとの違いを感じ、れいむは激しい劣等感に襲われ、涙を流す。
「むーじゃむーじゃ……ごっぐん……」
れいむが泣きながら菓子を食べる。
甘い味は れいむに幸せを与えるハズだが、心は満たされない。
妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだろうか?
自分の食事との差を実感し、れいむの劣等感が増していく。
「ひどいよ……いもーとばっかり ゆっくりして……」
れいむが呟きながら妹の綺麗な姿、ゆっくりした姿を思い出す。
れいむが泣きながら菓子を食べる。
甘い味は れいむに幸せを与えるハズだが、心は満たされない。
妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだろうか?
自分の食事との差を実感し、れいむの劣等感が増していく。
「ひどいよ……いもーとばっかり ゆっくりして……」
れいむが呟きながら妹の綺麗な姿、ゆっくりした姿を思い出す。
「ゆぅ………ごべんね……いぼーと……
ひどいこと いっちゃって………」
れいむは ここにはいない妹に向かって謝る。
興奮して酷いことを言ったことを自覚しているのだ。
自分が飼いゆっくりではなく、両親が死んだことは妹のせいではない。
頭では理解できても、心が追いつかなかった。
ゆっくりしている妹を見て、嫉妬し、ゆっくりできないことを全て妹のせいだと決めつけてしまった。
ひどいこと いっちゃって………」
れいむは ここにはいない妹に向かって謝る。
興奮して酷いことを言ったことを自覚しているのだ。
自分が飼いゆっくりではなく、両親が死んだことは妹のせいではない。
頭では理解できても、心が追いつかなかった。
ゆっくりしている妹を見て、嫉妬し、ゆっくりできないことを全て妹のせいだと決めつけてしまった。
「でも、いもーとは ゆっくりしてたよ……
さすが かいゆっくりだよ………れいむも いつか ぜったいに……
ゆぅ…………わからないよ………どうしたら かいゆっくりに なれるの?」
れいむは餡子脳でどうしたら飼いゆっくになれるかを考える。
毎晩考えていることだが、答えは未だに見つからない。
友人や長ぱちゅりーにも相談しているが、正しい答えはまだ見つかっていない。
ただ、これまでに飼いゆっくりになれた仲間や、逆に捨てられてた ゆっくりを観察して分かったこともある。
さすが かいゆっくりだよ………れいむも いつか ぜったいに……
ゆぅ…………わからないよ………どうしたら かいゆっくりに なれるの?」
れいむは餡子脳でどうしたら飼いゆっくになれるかを考える。
毎晩考えていることだが、答えは未だに見つからない。
友人や長ぱちゅりーにも相談しているが、正しい答えはまだ見つかっていない。
ただ、これまでに飼いゆっくりになれた仲間や、逆に捨てられてた ゆっくりを観察して分かったこともある。
①人間は身なりが綺麗で食事のマナーを守れるゆっくりを飼いゆっくりにする。
②人間は我侭を言わない ゆっくりを飼いゆっくりにする。
③人間は稀少種を飼いゆっくりにする。
②人間は我侭を言わない ゆっくりを飼いゆっくりにする。
③人間は稀少種を飼いゆっくりにする。
自分はれいむ種で③の条件は満たせないが、①と②は満たしている。
しかし、未だに飼いゆっくりにはなれない。何が足りないのだろうか?
ちなみに、③の条件を満たしていれば、妹のように①の条件を満たしていなくても飼いゆっくりになれることが分かっている。
この事から、れいむは稀少種が羨ましく、妹に嫉妬している。
しかし、未だに飼いゆっくりにはなれない。何が足りないのだろうか?
ちなみに、③の条件を満たしていれば、妹のように①の条件を満たしていなくても飼いゆっくりになれることが分かっている。
この事から、れいむは稀少種が羨ましく、妹に嫉妬している。
れいむは餡子脳をフル回転させるが答えはでてこない。
そもそも、明確な答えなどない。強いて言えば、【運】であろうか。
そもそも、明確な答えなどない。強いて言えば、【運】であろうか。
「ゆぅ~~~………かんがえすぎたら あたまが いたくなってきたよ……
っゆっぴ!?」
知恵熱で熱くなった頭を揉み上げでさすると、れいむの頭に痛みが走った。
慌てて揉み上げをはなし、揉み上げを凝視すると、待針が見えた。
っゆっぴ!?」
知恵熱で熱くなった頭を揉み上げでさすると、れいむの頭に痛みが走った。
慌てて揉み上げをはなし、揉み上げを凝視すると、待針が見えた。
「ゆ?そっか、まちばりさんを すてるのを わすれてたよ。
れいむったら うっかりさんだよ。
まちばりさんは あぶないから、あした すぐに すてないと だめだね。」
ゴミ捨てのついでに燃えないゴミ袋に待針を捨てるつもりであったが、
さなえと会ったことで興奮していた れいむは、待針のことを忘れていたのだ。
れいむったら うっかりさんだよ。
まちばりさんは あぶないから、あした すぐに すてないと だめだね。」
ゴミ捨てのついでに燃えないゴミ袋に待針を捨てるつもりであったが、
さなえと会ったことで興奮していた れいむは、待針のことを忘れていたのだ。
「ゆぅ………あぶない まちばりさんを ちゃんと すてれるぐらい
れいむは かしこくって やさしくって かわいいのに、なんで かいゆっくりになれないの?
いもうとより ゆっくりしているのに………きしょうしゅよりも ゆっくりしているのに……
ゆ?………ゆゆ??…‥…ゆ~~………」
待針を床に置き、れうむは再びどうしたら飼いゆっくりになれるかを考える。
れいむは かしこくって やさしくって かわいいのに、なんで かいゆっくりになれないの?
いもうとより ゆっくりしているのに………きしょうしゅよりも ゆっくりしているのに……
ゆ?………ゆゆ??…‥…ゆ~~………」
待針を床に置き、れうむは再びどうしたら飼いゆっくりになれるかを考える。
「ゆ!そうだ!!そうだよ!!すっごいことを おもいついたよ!
そうだよ!そうすれば ぜったいに かいゆっくりになれるよ!」
餡子脳が再び熱を持ち始めた頃、れいむの両方の揉み上げが元気良く跳ねた。
名案を思いついた れいむが笑顔になる。
そうだよ!そうすれば ぜったいに かいゆっくりになれるよ!」
餡子脳が再び熱を持ち始めた頃、れいむの両方の揉み上げが元気良く跳ねた。
名案を思いついた れいむが笑顔になる。
「ゆぅ………でも………
ゆぅ………………でも、それをすると……ゆっくり できなくなるよ………」
が、すぐにその笑顔が曇った。
浮かない顔のれいむが、ダンボールの片隅を見る。
れいむの視線の先には、両親の形見である赤いリボンと、白いリボンが置いてある。
「おかーさん……おとーさん…………」
れいむは両親の形見に そっと頬をあてる。
れいむの脳裏に両親が死ぬ瞬間の光景が浮かんだ。
ゆぅ………………でも、それをすると……ゆっくり できなくなるよ………」
が、すぐにその笑顔が曇った。
浮かない顔のれいむが、ダンボールの片隅を見る。
れいむの視線の先には、両親の形見である赤いリボンと、白いリボンが置いてある。
「おかーさん……おとーさん…………」
れいむは両親の形見に そっと頬をあてる。
れいむの脳裏に両親が死ぬ瞬間の光景が浮かんだ。
「………れいむは かいゆっくりになりたいよ。
かいゆっくりだったら、おかーさんも おとーさんも しななかったよ。」
れいむは飼いゆっくりになることで、襲われる心配のない安らかな生活が得られると考えている。
もし、両親が飼いゆっくりだったら、今頃は家族で楽しくゆっくりしているハズだ。
今、自分が孤独でゆっくりできないのは、自分が飼いゆっくりでないからだと れいむは考えている。
かいゆっくりだったら、おかーさんも おとーさんも しななかったよ。」
れいむは飼いゆっくりになることで、襲われる心配のない安らかな生活が得られると考えている。
もし、両親が飼いゆっくりだったら、今頃は家族で楽しくゆっくりしているハズだ。
今、自分が孤独でゆっくりできないのは、自分が飼いゆっくりでないからだと れいむは考えている。
【いづか……ぜっだいに……かいゆっぐりになっで……もっどもっど……ゆっぐりじでね……】
母れいむの最後の言葉を思い出す。
そして、自分が絶対に飼いゆっくりになる決心をしたことを思い出した。
母れいむの最後の言葉を思い出す。
そして、自分が絶対に飼いゆっくりになる決心をしたことを思い出した。
ダンボール箱に置かれた菓子を見る。
妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだ。
地域ゆっくりの自分と違い、働かなくてもいい飼いゆっくり。
ゆっくりするだけで身の安全と美味しい食事が約束されている飼いゆっくり。
(飼い主によっては ゆっくりできない生活をする強いられることもあるが、れいむは そのことを知らない。)
飼いゆっくりである妹に、れいむは嫉妬する。
妹は毎日こんな美味しいものを食べているのだ。
地域ゆっくりの自分と違い、働かなくてもいい飼いゆっくり。
ゆっくりするだけで身の安全と美味しい食事が約束されている飼いゆっくり。
(飼い主によっては ゆっくりできない生活をする強いられることもあるが、れいむは そのことを知らない。)
飼いゆっくりである妹に、れいむは嫉妬する。
「きめたよ。れいむは……
れいむは かいゆっくりに なるためなら なんでも するよ………
どんなに ゆっくりできなくても、かいゆっくりに なれば、ゆっくりできるから………
いもーとみたいに ゆっくりできるから。
ぜったいに。ぜったいに かいゆっくりに なって、いもーとみたいに ゆっくりするよ……」
れいむは自分の決意を口にし、右の揉み上げに待針を仕舞った。
れいむは かいゆっくりに なるためなら なんでも するよ………
どんなに ゆっくりできなくても、かいゆっくりに なれば、ゆっくりできるから………
いもーとみたいに ゆっくりできるから。
ぜったいに。ぜったいに かいゆっくりに なって、いもーとみたいに ゆっくりするよ……」
れいむは自分の決意を口にし、右の揉み上げに待針を仕舞った。
その顔は ゆっくりしておらず、険しい顔であった。
つづく
あとがき
ゆっくりを飼うことができるとしたら、個人的にれいむ種がいいです。
でいぶになった瞬間、処分しますが。
ゆっくりを飼うことができるとしたら、個人的にれいむ種がいいです。
でいぶになった瞬間、処分しますが。