ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1393 ゆっクリニックへようこそ
最終更新:
ankoss
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・D.Oの毒牙にまた一人
・いろんなSSやマンガからネタを拝借中。ゴメンナサイ
・HENTAI系なので、苦手な人は注意
『ゆっクリニックへようこそ』
D.O
やあ、僕は長月お兄さんだよ!
・・・・・・。
冗談はさておき、ここは私が院長として経営する、
ゆっくり専門病院『ゆっクリニック雌豚』だ。
名前からしても明らかだと思うが、
ゆっくりの怪我・病気の治療、予防接種、麻酔無しでの去勢、魔改造などが主な仕事内容だ。
最近は長期旅行中の飼い主向けに、ペットゆっくり預かりサービスも行なっている。
とは言っても、私の場合はクリニックだけを経営しているわけでもない。
例えばクリニックの隣にある『ゆっくりショップ・メスブタ』の店長も私だし、
クリニックの2階はゆっくり調教施設でもある。
クリニックでもゆっくり再調教の受付をしているし、
ショップの地下には野良ゆ駆除業者があるが、そこの経営者も当然私だ。
こんなに手を広げているのは、何と言っても私自身、ゆっくりのことが好きだからである。
そこで今回は、私のクリニックの日常風景を見ていただくことで、
皆さんにゆっくりへの理解を深めて欲しいと思い、この機会を設けることにした。
これが、皆さんとゆっくり達の絆を深め、
私と同じく、本当の意味でゆっくりを愛してくれる人達が増えてくれると信じて・・・
---------------------------------------------
平日の朝。
ゆっクリニックの朝は、入院中の患ゆっくり達に合わせて、
朝飯時に始まる。
「めしゅぶたっ!めしゅぶたっ!」
「ゆびぇ・・・びぇぇ・・・しあ・・わせ・・・」
「てんこはもう、めすぶたになれないのぉ?・・・めすぶたになりたいよぉ・・・」
今朝も病室(とは言っても、胴付き以外のものはペットショップの透明ケースと同じものだが)では、
元気なモノからぐったりしているモノまで、大小様々なメスブタ、いや、ゆっくり達がゆーゆー鳴いていた。
てんこが多いのは、たまたまである。
「ゆらぁぁぁああ!!おにいさまぁ!!さっさとてんこをいぢめなさい!!」
「はい、無視無視。お前虐待行き過ぎで半餡不随になったから入院してんだろ。」
「ゆぎぎぎぎ、いうこときかないと、おねーさんにちょうっきょうしてもらうよ!!」
「そのお姉さんに治療を任されたんだって。ついでに再調教も。」
「ゆ・・・どぼ、ぢで・・・」
「お前がメスブタすぎるから。」
「ゆ?ゆ、ゆ、ゆぴゃぁぁああん!おねーさぁん!もっとぶってほしいのにぃぃぃ!」
「こりゃ重症だ。」
ゆっクリニックは、当然ながら自前でオレンジジュースを買うより高くつく。
と、言うことは、ここに連れて来られる時点でそこそこ大事にされてるゆっくり達なのだから、
飼い主は極めてまともで、良識的である。
それも、深い愛情に包まれて飼われていると言っていい。
このてんこの飼い主も、慣れないSMプレイを一生懸命やった結果、やりすぎてしまったのだ。
私の方が踏まれたいくらい可愛い人だったし、てんこを飼うべきではなかったと思うんだが。
・・・・・・。
ともあれ、一匹一匹と対話をしていくのは、この仕事の中では楽しい時間でもある。
それに、こうしたコミュニケーションから、治療方針も決まっていくので、
時間を見ては話をしてあげるのも、結構バカに出来ないのだ。
「ふ~む。まあ、患ゆって大して多くないんだけどね。」
「やまいにたおれたゆっくり、スパイヤーマッ!」
「ゆるさなぇぇ・・・びょうきさんは、ゆるさなぇぇ・・・」
「くろ、くろっ!くろぉぉおお!!」
ちなみに、ここは別にてんこ専門病院でもないので、一応希少種のやまめ、さなえ、えーき様などもいるが、
基本種(赤リボンのアレとか、黒帽子のアレとか)の入院はほとんど無い・・・
ショップで購入されるゆっくりの大半は基本種なのだから、患ゆっくり自体も少ない。
外来・急患で運ばれてくる基本種ゆっくりはさらに稀で、クリニックは常に時間に余裕がある。
商売的には大変よろしくないが、まあ、愛玩用と虐待用、用途の違いを考えれば、当然といえば当然か。
そういった事情だからこそ私の業務時間中の大半は、富裕な飼い主達から預かっている、
入院中のゆっくり達の治療を念入りに行なうために使えることになるのだが。
今日もまた入院患ゆ、体調を崩して高熱を出し、運び込まれた胴付きてんこの治療をしながら、
外来の客をゆったりと待つ一日が始まる。
---------------------------------------------------
「もっと!!もっとたくさんいれてぇっ!!めすぶたのてんこにっ、もっと、もっとぉぉっ!!!」
「ふーむ。ワサビ溶液・・・2リットルではご褒美っと・・・
ちょっとカンチョウの量増やすか。・・・いや、まずは濃度を倍に・・・・・・。」
こいつは長年大切に飼われてきたのであろう、5頭身程にまで成長した、毛並みも見事な胴付きてんこだ。
だが、最近病気がちということで、飼い主も心配している。
そんなわけで、治療を念入りにするために今回入院してもらったわけだ。
「おい、メスブタ。もっとキツイの欲しいか。浅ましくおねだりしてみろ。」
「ゆぁん!てんこをもっとなじってぇっ!もっとひどいことしてぇっ!!」
「(やれやれ。)」
と、その時、外来受付を任せているてゐが診察室に入ってきた。
「お客さんが来てないうさっ!」
「お、今日一人目か、早いな。」
久しぶりの来客報告をしてきた。
「じゃあ通してくれ。おい、てんこ。」
ずぼっ!ぐぬっ・・・・
とりあえず、ワサビの量を倍にしたカンチョウを後ろのお口から一気に飲み干してもらった。
「んぁぁあああああ!!せんせぃい!?」
「俺が戻ってくるまでこぼすなよ。床を汚したら二度とお仕置きしてやらんからな。」
「んぁぁ、んふぅぁ・・わ、ふぁい、んんぅっ!!」
今日の午後には退院予定だから、この胴付きてんこも処置を急がなきゃならん。
急に忙しくなってきたな。
「はいはい、今日はどうしちゃいま・・・ああー、こりゃ凄い。」
クリニック常連のご婦人が、これまた常連の飼いてんこを抱いて診察室に入ってきた。
てんこの姿を一目見て、大体状況は理解した。
窓ガラスの破片と思われる、一辺30cmほどの三角形のガラス片があんよにザックリと刺さっていた。
「いえね。隣の空き地から飛んできたボールで窓ガラスが割れちゃって、そこに飛び込んじゃったんですよ~。」
「ゆふぅうぅぅううん!!くせになりそうっ!!」
野良の方も大変な事になっていると思われるが、まあ、どうでもいいか。
「てんこ君、ココ来るの4回目だね。ホント、病院好きだね。」
「てんこはあんよいぢめが、かいっかんなんだよ!!ゆっくりしないで、もっとひどくしてね!!」
「はい、じゃあてんこを置いて、待合室でお待ちください。」
「よろしくお願いします。」
うん、このてんこ、まだちょっと足りないようだ。
これは、念入りに治療しなくてはならないか。
グリッ!!
「ゆっふぅぅううん!!」
私は、てんこのあんよに突き刺さっているガラスをぐりっと、180度回転させた。
「ゆふぅっ!!ゆぅーん。おにーさん、すごぃいいいん!!」
「全然痛そうじゃないな。んじゃ、あんよだけ治すのめんどいし、皮全部剥いちゃうね。」
「あくまのいけにえなの!?かぶるの!?かぶっちゃうの!?」
「(かなり重症だな。)」
ペリペリペリッ・・・ザクザク・・・ペリペリ
「てっ、てんこっ、うちょうて・・・・!!・・・!!」
診療室に桃の香りがむわっと広がり、治療台の上には青く艶やかな髪の毛の生えたおはぎが現れた。
てんこのみずみずしい桃餡が、自ら光を放っているかのように白く輝いている。
髪の毛の生えてる部分を除き、全身の皮膚を剥いでやったので、
声も出せなくなってしまったようだが、その瞳の輝きを見る限り喜び有頂天なのは間違いないだろう。
「楽しんだか?それじゃ、そろそろ皮貼るぞ。」
「・・!!・・・・!・・!!!」
保冷庫から取り出したるは、今朝こねた新鮮饅頭生地。
ゆっくり治療用に生産されている、純度100%のまりさ皮粉末から作った高級皮だ。
「ほい、ちょいちょいっと。」
その生地の裏、てんこの桃餡に触れる面をタバスコで湿らし、くっ付き易くしてやる。
「はい、ぺったん。」
「・・・!!・・・っぶんじょうったい!!ゆっ!!ぴゃっ!!・・・!!」
皮を貼り直してやったら、一瞬激しく喜びを爆発させた後、
目の焦点が定まらず、ぎこちなく痙攣するだけになってきた。
手術は成功したようだ。
「それでは、当分は無茶しないように治療しておきましたので。」
「ありがとうございます。」
「ゆ・・・!!ぎ・・・!!」
さっきのてんこは瀕死にまで追い込んだわけだが、瀕死なのが成功だったりする。
てんこは放っておくと、どんどん危険なプレイを編み出すのだが、
不思議な事に、一度死ぬ寸前まで追い込まれた時にやっていたプレイについては、飽きて二度とやらなくなる。
一応、生存本能らしきものが、2度も死の危険に自分を追い込むのを、無意識のうちに防いでいるのだろう。
これで、あのてんこは2度とあんよザックリプレイはやらないはずだ。
ふぅ、てんこの治療には時間がかかって困ったもんだが、
あの飼い主さんの笑顔を見ると、手間暇かけた甲斐があったというものだ。
さて・・・
---------------------------------------------------
そんなこんなで、時間が経つのは早く、もう昼時だ。
だが、治療を待つメスブ・・・ゆっくり達は待ってくれないので、
昼食は赤れいむ6匹を口に放り込んで終わり。
さあて、入院患ゆ達の様子を見てくるか。
病室を一つ一つのぞきながら、てんことかメスブタとか、あとそれ以外とも少々お話をしながら、
薬品投与や治療を行っていく。
すると例によって、一匹のてんこの点滴を外そうとしたところでゴタゴタがあった。
このてんこ、絶食プレイに目覚めてしまい瀕死だったので、とりあえず点滴で回復させていたのだが・・・
「やめてね!あにゃるからちゅーぶさん、ぬかないでね!」
スポッ!
「点滴はもう必要ないからダメ。」
「めすぶたてんこを、もっとかいはつしてよぉぉ!!ゆぅん!!」
関心が、あにゃる開発プレイにシフトしたようだ。
まあ、命に関わるプレイじゃ無くなったし、そろそろ退院時かもしれない。
飼い主にはクスコとか、挿入系のてんこ向け玩具を勧めておこう。
さてと、例の胴付きてんこの治療に戻るか。
胴付きてんこは、なまじ賢く成長している分、普通のてんこより手をかけなければならない。
「ふぁぁ・・・・」
「こぼしたか。」
「せんせぇ。・・・ごめんなさぃ。」
カンチョウ4リットルはさすがにきつかったらしい。
胴付きてんこは、治療室の床一面に、大量の桃餡を巻き散らかして消沈していた。
約束を破って床を桃餡で汚した事より、それによって自分が二度と虐待してもらえないことを悲しんでいるようだが。
「てんこ。」
「ゆぅん。」
「汚した床をキレイにしろ。手は使うなよ。全部舐めとれ。終わったらこいつをくれてやる。」
「ゆぁっ!?・・・ふぁい、わかりましたぁ。」
私の手には、一本の金属バットが握られている。
無論、ゆっくりをこんなものでぶん殴ったら、てんこと言えども天界に帰る事必至なので、
用途としては入れたり出したり擦ったりとかだが。
「ゆふぅ・・『ぺちゃ』・・・くしゃいぃ・・・『ぴちゃ』・・ふぁぁん・・」
胴付きてんこの場合、汚物プレイや羞恥プレイもかなり効果がある。
と、そこにまた受付てゐが入ってくる。
「お客さんが全然来ないうさっ!」
「お、珍しいな。午前中だけで2匹目か。」
次の外来は、テニスボールサイズの子てんこだった。
またてんこか。
「どうしまし・・・うわぁ、穴だらけ。」
「そうなんです。なんか、最近凝ったプレイに目覚めちゃって・・・」
「てんこは、ちくちくしゃんがだいしゅきな、あさましいめしゅぶただよ!ゆっくちいぢめてにぇ!」
「(まだ子ゆっくりだし、それほど重症でもないか)」
飼い主の中年男性に聞いたところでは、最近自分で画鋲を床にまき、その上を転げまわるのがお好みらしい。
この時期の子てんこは特に、元気に跳ねまわって怪我を求めるものだ。
赤ゆの頃は体力・質量不足でそれほど快楽を求められなかった分、
体力がついてくる頃に一気に自傷しまくるのは、一般的なてんこの特徴である
さて、刺突系で瀕死に追い込む方法は・・・と。
サクッ!!
「こりぇっ!こりぇがいいにょぉっ!!」
まずあんよを、針を減らした剣山に思いっきり突き刺して固定する。
中枢餡を避けるのは、プロの腕の見せ所だ。さて、
ぽたっ!ぽたっ!
「ゆぴゃぁああん!おみぇみぇが、みえにゃいぃいい!!めかくしぷれいにゃのぉ!!」
お次は塩水の点眼薬。
失明はしないが、点眼してすぐは失明状態になり、時間がたってもしばらくは視界がぼやける。
普通にプレイしても満足しないてんこには、目隠し程度のオプションが必要だ。
両目を塞いだところで剣山から放してやり、楽しげに呼吸を早める子てんこに語りかける。
「よーし、てんこ。これから追いかけっこだ。」
「ゆっ!?めしゅぶたてんこを、おいかけまわしゅの!?」
「そう。んで、追いついたら、チクッてする。」
「ゆっくちりかいしちゃよ!おめめのみえにゃいてんこを、おいかけまわしちぇ、ひわいなことをしゅるんだにぇ!」
「よーし、始めるか。」
ぽゆんっ!ぽゆんっ!
子てんこは、目が見えない不安を目いっぱい味わいながら、
治療台の上を必死に(じゃないと興奮しないから)逃げ回る。
当然ながら、人間のベッド程度の大きさの治療台の上でどれだけ逃げようが、
私から逃げることなど出来るはずもない。
ぽゆんっ!ぽゆ・・・ぐさっ!!!
「ぴっ!ぴやぁぁああああ!!!」
ちなみに、私が子てんこに深々と、チクッとやったのは、太めの棒やすり。
炒った唐辛子をすりつぶした粉薬をたっぷりと擦り付けてあるので、
この子てんこも大満足の逸品だという確信がある。
「ぴぇっ!?う、うちょうて・・・・ぴぃぅ・・・・・・。」
「ん?おねむは早いぞ。それ。」
ぐぬっ。
「・・・!!ぴ、ぴゃああああああ!!!こんにゃのはじめちぇぇぇええ!!」
一度絶頂に達してしまったようなので、あにゃるに、耳かきの形をした匙でからしをねじ込んであげた。
どうやら気付け薬としては上手く効いてくれたようだ。
さて、まだ終わりじゃないぞ。
チクッ!!チクッ!!
「ぴぃっ!ぴっ!!・・・ち、ちあわちぇぇええ!!」
今責めてあげているのは後頭部の、つやつやに手入れされた髪の毛に隠された部分。
歩行、すーりすーり、体当たりなどで使われない部分なので、
てんこに限らず大抵のゆっくりにとって、体で一番敏感な場所である。
皆さんも、赤リボンのアレなどに対して試してみていただきたい。
サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!
「ぴっ!・・ぴぃ・・・・ゆっ、ゆっゆっゆっ・・・・・」
そこにラー油を塗った縫針を何本も刺してやる。
何本も、何本も、何本も、何本も。
「・・!・・・・!・・・」
ほとんど反応が無くなってきたあたりで、再度様子を確認する。
貫いた針を引っこ抜くと、びくんと跳ねるような反応があったが、
声もあげられなくなったので、こんなもんだろう。
10分後。
「ゆふぅん!!てんこまんっぞく!!へぶんじょうたいっ!!」
「先生。もうてんこは、大丈夫ですかね。」
「どうやら、十分に堪能できたようですし、今後自分を穴だらけにする類のプレイはやらなくなるでしょう。」
「そうですかぁ。ふぅ。」
心底ホッとする飼い主。
「(残念ながら、今後も新しいプレイを開発しては、ここにやってくる事になりますよ。)」
ガッカリするとアレなので、声に出しては言えないセリフだけど・・・
「じゃあてんこ。また変な事したくなったら、いつでもおいで。」
「まいにちきちぇも、ぜんっぜんあきにゃいよ!!めしゅぶたのてんこを、もっといぢめちぇね!!」
飼い主が顔をしかめる。
ヤバイヤバイ。
「こらっ!飼い主さんに迷惑だろ!!少しは我慢しとけ。」
「お、おこられた・・・うちょうてんっ!!」
「(こりゃダメか・・・)」
---------------------------------------------------
こうして外来診療を終えた頃には、外は昼もだいぶ過ぎ、
小学生達の下校時刻がやって来ていた。
一日が過ぎるのは、本当に早いものだ。
「おい、てんこ。終わったか~?」
「ふぁぁ・・・まだれすぅ。」
例の胴付きてんこの様子を見てやる。
床はまだ、桃餡でかなり汚れていた。
まぁ、床一面に広がったピーチ味のアレを一匹で、しかも舌だけで舐めとるというのも無茶な相談だ。
この結果は予想通りである。
「ふぅ。じゃあ、こいつはやれないな。」
「ゆぅん・・・」
先ほどてんこに見せた金属バットを、部屋の向こうに放り捨てる。
てんこは先ほどより、さらに一層悲しそうな表情になった。
「代わりに、こいつでお仕置きだ。」
私は、てんこ向け大人の玩具『ひそーの剣(特Lサイズ・トゲ・スタンガン機能付)』を見せてやった。
てんこの瞳が一気に、宝石のように輝き出す。
「おい、メスブタ。お前のお得意な、おねだりをしてみろよ。ブタはブタらしく、這いつくばってな。」
「ゆぁああ・・・ぁぁ・・くいしんぼうな・・めすぶたのてんこに、きつぅいおしおき、たくさんくださぁい・・・。」
・・・・・・素直なもんだ。
それから30分ほど治療を続けたところで、てゐがやってきた。
「ん?また客か?」
「そのてんこの飼い主さんなんて、来る気配もないうさ!」
「あ、ちょっと通すの待ってくれ。これはさすがに・・・」
てんこの治療室は、ゆっくり特有の甘い香りがする体液でグショグショ、
当然てんこもグッタリねっちょりだった。
さすがに飼い主に見せられる状況ではない。
・・・第一、こんな事をてんこに対して行っているなどとは、飼い主には知らせていないのだから。
てゐに、てんこをシャワー室に連れていくよう指示して、私は時間稼ぎのために待合室に向かった。
待合室には、てんこの飼い主が心配そうに待っていた。
温和そうな、物腰も丁寧な老人。
このお爺さんが、あの痴態を晒していた、胴付きメスブタの飼い主である。
「てんこは、元気になりましたか。」
「ええ、もう体調も良くなったでしょう。帰り支度をさせている所ですので少々お待ち下さい。」
がちゃ・・・
「おじいさん・・・」
その時丁度よく、支度の終わったてんこが診療室から顔を出した。
「おじいさん・・・。」
「ああ、てんこ。」
待合室に出てきたてんこは、ほのかに桃の香りを漂わせながら、
しっかりと躾けられた高級ゆっくりらしい清楚な歩みで飼い主の元へ向かう。
その姿は、つい先ほどまで穴と言う穴をなぶられながら嬌声をあげていた、メスブタのものではなかった。
「ああ、よかったよ。元気になったんだね、てんこ。」
「はい。おじいさん。せんせいが、とってもよくしてくれたから・・・もうだいじょうぶです。」
「いやははは、てんこもがんばったから、こんなに早く元気になったんですよ。」
「・・・ありがとうございます、先生。てんこの居ない人生など、わしは考えられんのですよ・・・」
「・・・おばあさんが先に逝ってしまってから、この子だけがわしを本当に親身に、大切にしてくれて・・・」
去り際に、てんこは私に品のいい会釈をして、飼い主と寄り添うようにして去っていった。
・・・やはり、あの飼い主にはとても言えないだろう。
てんこがこの病院に入院する羽目になった原因不明の発熱は、欲求不満が原因だったなどとは。
てんこ種の数パーセントは、ありす種にみられるレイパー気質と同様、特殊な因子を産まれ持っている。
それがあのてんこにも見られた『超ドM(メスブタ)気質』なのだ。
人間だったら単なる変態性癖で済ませられるだろうが、
メンタルの低調が病気に即結びつくゆっくりの性質上、
この種の欲望を発散しないでいる事は、生死にかかわる。
本来であればあのじいさん自身が、定期的にてんこに対してハードなSMプレイを行ってやるのが、
飼い主としての務めなのである。
「・・・でも、てんこがストレス溜めるくらいだし。あのじいさん、ホントにいい人なんだろうなぁ。」
あのてんこに聞いた話では、
妻に先立たれて寂しい想いをしているお爺さんを、毎夜慰めるのもてんこのお仕事、ということらしかったが、
所詮はノーマルプレイ、てんこの方の火照りを満足させることはできなかったらしい。
だからこそ、あの躾の行きとどいたてんこは、飼い主に相談もできなかったのだ。
お互いがお互いを大切にしながら、ままならないこともある。
まあ、ストレスで発熱するたびにウチに入院させることで、一応義務は果たしているのだろう。
今度から、定期健診の案内でも出しておこうか。
てんこは、希少種ゆっくりの中でも、人気が高いゆっくりだ。
理由は、
頑丈で、
毛並みが美しく、
従順で、
飼い主に非常によく懐くことがあげられる。
だが、その裏にある扱いづらさについては、完全に受け入れられる飼い主はなかなかいないのが現状だ。
---------------------------------------------------
そんなことを考えているうちに、いつの間にか外は暗くなっていた。
結局日が暮れるまで、来客はこれだけ。
ゆっくりの数、怪我のしやすさともに人間を遥かに上回りながらも、これが現実である。
てゐが受付窓にカーテンを引き、
診察室に入ってきた。
「今日の診察時間は、終わってないうさ!」
ふぅ。今日もようやくクリニックは営業終了。
しかし、この後は金バッジ候補達の調教が待っている。
調教が終わった頃にはゆっくりショップの方も閉店時間だから、商品達の健康状態も確認して、
その後は入院患ゆ達の相手も・・・まだまだ、長い一日は終わらない。
「しかしまぁ、好きな仕事だからなぁ。」
ホント、ゆっくりって奴はデリケートで個性が強く、知れば知るほど扱いづらく、
だからこそ可愛いのだ。
みんなにも、もっとゆっくりのことを知ってもらいたいと思う。
・いろんなSSやマンガからネタを拝借中。ゴメンナサイ
・HENTAI系なので、苦手な人は注意
『ゆっクリニックへようこそ』
D.O
やあ、僕は長月お兄さんだよ!
・・・・・・。
冗談はさておき、ここは私が院長として経営する、
ゆっくり専門病院『ゆっクリニック雌豚』だ。
名前からしても明らかだと思うが、
ゆっくりの怪我・病気の治療、予防接種、麻酔無しでの去勢、魔改造などが主な仕事内容だ。
最近は長期旅行中の飼い主向けに、ペットゆっくり預かりサービスも行なっている。
とは言っても、私の場合はクリニックだけを経営しているわけでもない。
例えばクリニックの隣にある『ゆっくりショップ・メスブタ』の店長も私だし、
クリニックの2階はゆっくり調教施設でもある。
クリニックでもゆっくり再調教の受付をしているし、
ショップの地下には野良ゆ駆除業者があるが、そこの経営者も当然私だ。
こんなに手を広げているのは、何と言っても私自身、ゆっくりのことが好きだからである。
そこで今回は、私のクリニックの日常風景を見ていただくことで、
皆さんにゆっくりへの理解を深めて欲しいと思い、この機会を設けることにした。
これが、皆さんとゆっくり達の絆を深め、
私と同じく、本当の意味でゆっくりを愛してくれる人達が増えてくれると信じて・・・
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平日の朝。
ゆっクリニックの朝は、入院中の患ゆっくり達に合わせて、
朝飯時に始まる。
「めしゅぶたっ!めしゅぶたっ!」
「ゆびぇ・・・びぇぇ・・・しあ・・わせ・・・」
「てんこはもう、めすぶたになれないのぉ?・・・めすぶたになりたいよぉ・・・」
今朝も病室(とは言っても、胴付き以外のものはペットショップの透明ケースと同じものだが)では、
元気なモノからぐったりしているモノまで、大小様々なメスブタ、いや、ゆっくり達がゆーゆー鳴いていた。
てんこが多いのは、たまたまである。
「ゆらぁぁぁああ!!おにいさまぁ!!さっさとてんこをいぢめなさい!!」
「はい、無視無視。お前虐待行き過ぎで半餡不随になったから入院してんだろ。」
「ゆぎぎぎぎ、いうこときかないと、おねーさんにちょうっきょうしてもらうよ!!」
「そのお姉さんに治療を任されたんだって。ついでに再調教も。」
「ゆ・・・どぼ、ぢで・・・」
「お前がメスブタすぎるから。」
「ゆ?ゆ、ゆ、ゆぴゃぁぁああん!おねーさぁん!もっとぶってほしいのにぃぃぃ!」
「こりゃ重症だ。」
ゆっクリニックは、当然ながら自前でオレンジジュースを買うより高くつく。
と、言うことは、ここに連れて来られる時点でそこそこ大事にされてるゆっくり達なのだから、
飼い主は極めてまともで、良識的である。
それも、深い愛情に包まれて飼われていると言っていい。
このてんこの飼い主も、慣れないSMプレイを一生懸命やった結果、やりすぎてしまったのだ。
私の方が踏まれたいくらい可愛い人だったし、てんこを飼うべきではなかったと思うんだが。
・・・・・・。
ともあれ、一匹一匹と対話をしていくのは、この仕事の中では楽しい時間でもある。
それに、こうしたコミュニケーションから、治療方針も決まっていくので、
時間を見ては話をしてあげるのも、結構バカに出来ないのだ。
「ふ~む。まあ、患ゆって大して多くないんだけどね。」
「やまいにたおれたゆっくり、スパイヤーマッ!」
「ゆるさなぇぇ・・・びょうきさんは、ゆるさなぇぇ・・・」
「くろ、くろっ!くろぉぉおお!!」
ちなみに、ここは別にてんこ専門病院でもないので、一応希少種のやまめ、さなえ、えーき様などもいるが、
基本種(赤リボンのアレとか、黒帽子のアレとか)の入院はほとんど無い・・・
ショップで購入されるゆっくりの大半は基本種なのだから、患ゆっくり自体も少ない。
外来・急患で運ばれてくる基本種ゆっくりはさらに稀で、クリニックは常に時間に余裕がある。
商売的には大変よろしくないが、まあ、愛玩用と虐待用、用途の違いを考えれば、当然といえば当然か。
そういった事情だからこそ私の業務時間中の大半は、富裕な飼い主達から預かっている、
入院中のゆっくり達の治療を念入りに行なうために使えることになるのだが。
今日もまた入院患ゆ、体調を崩して高熱を出し、運び込まれた胴付きてんこの治療をしながら、
外来の客をゆったりと待つ一日が始まる。
---------------------------------------------------
「もっと!!もっとたくさんいれてぇっ!!めすぶたのてんこにっ、もっと、もっとぉぉっ!!!」
「ふーむ。ワサビ溶液・・・2リットルではご褒美っと・・・
ちょっとカンチョウの量増やすか。・・・いや、まずは濃度を倍に・・・・・・。」
こいつは長年大切に飼われてきたのであろう、5頭身程にまで成長した、毛並みも見事な胴付きてんこだ。
だが、最近病気がちということで、飼い主も心配している。
そんなわけで、治療を念入りにするために今回入院してもらったわけだ。
「おい、メスブタ。もっとキツイの欲しいか。浅ましくおねだりしてみろ。」
「ゆぁん!てんこをもっとなじってぇっ!もっとひどいことしてぇっ!!」
「(やれやれ。)」
と、その時、外来受付を任せているてゐが診察室に入ってきた。
「お客さんが来てないうさっ!」
「お、今日一人目か、早いな。」
久しぶりの来客報告をしてきた。
「じゃあ通してくれ。おい、てんこ。」
ずぼっ!ぐぬっ・・・・
とりあえず、ワサビの量を倍にしたカンチョウを後ろのお口から一気に飲み干してもらった。
「んぁぁあああああ!!せんせぃい!?」
「俺が戻ってくるまでこぼすなよ。床を汚したら二度とお仕置きしてやらんからな。」
「んぁぁ、んふぅぁ・・わ、ふぁい、んんぅっ!!」
今日の午後には退院予定だから、この胴付きてんこも処置を急がなきゃならん。
急に忙しくなってきたな。
「はいはい、今日はどうしちゃいま・・・ああー、こりゃ凄い。」
クリニック常連のご婦人が、これまた常連の飼いてんこを抱いて診察室に入ってきた。
てんこの姿を一目見て、大体状況は理解した。
窓ガラスの破片と思われる、一辺30cmほどの三角形のガラス片があんよにザックリと刺さっていた。
「いえね。隣の空き地から飛んできたボールで窓ガラスが割れちゃって、そこに飛び込んじゃったんですよ~。」
「ゆふぅうぅぅううん!!くせになりそうっ!!」
野良の方も大変な事になっていると思われるが、まあ、どうでもいいか。
「てんこ君、ココ来るの4回目だね。ホント、病院好きだね。」
「てんこはあんよいぢめが、かいっかんなんだよ!!ゆっくりしないで、もっとひどくしてね!!」
「はい、じゃあてんこを置いて、待合室でお待ちください。」
「よろしくお願いします。」
うん、このてんこ、まだちょっと足りないようだ。
これは、念入りに治療しなくてはならないか。
グリッ!!
「ゆっふぅぅううん!!」
私は、てんこのあんよに突き刺さっているガラスをぐりっと、180度回転させた。
「ゆふぅっ!!ゆぅーん。おにーさん、すごぃいいいん!!」
「全然痛そうじゃないな。んじゃ、あんよだけ治すのめんどいし、皮全部剥いちゃうね。」
「あくまのいけにえなの!?かぶるの!?かぶっちゃうの!?」
「(かなり重症だな。)」
ペリペリペリッ・・・ザクザク・・・ペリペリ
「てっ、てんこっ、うちょうて・・・・!!・・・!!」
診療室に桃の香りがむわっと広がり、治療台の上には青く艶やかな髪の毛の生えたおはぎが現れた。
てんこのみずみずしい桃餡が、自ら光を放っているかのように白く輝いている。
髪の毛の生えてる部分を除き、全身の皮膚を剥いでやったので、
声も出せなくなってしまったようだが、その瞳の輝きを見る限り喜び有頂天なのは間違いないだろう。
「楽しんだか?それじゃ、そろそろ皮貼るぞ。」
「・・!!・・・・!・・!!!」
保冷庫から取り出したるは、今朝こねた新鮮饅頭生地。
ゆっくり治療用に生産されている、純度100%のまりさ皮粉末から作った高級皮だ。
「ほい、ちょいちょいっと。」
その生地の裏、てんこの桃餡に触れる面をタバスコで湿らし、くっ付き易くしてやる。
「はい、ぺったん。」
「・・・!!・・・っぶんじょうったい!!ゆっ!!ぴゃっ!!・・・!!」
皮を貼り直してやったら、一瞬激しく喜びを爆発させた後、
目の焦点が定まらず、ぎこちなく痙攣するだけになってきた。
手術は成功したようだ。
「それでは、当分は無茶しないように治療しておきましたので。」
「ありがとうございます。」
「ゆ・・・!!ぎ・・・!!」
さっきのてんこは瀕死にまで追い込んだわけだが、瀕死なのが成功だったりする。
てんこは放っておくと、どんどん危険なプレイを編み出すのだが、
不思議な事に、一度死ぬ寸前まで追い込まれた時にやっていたプレイについては、飽きて二度とやらなくなる。
一応、生存本能らしきものが、2度も死の危険に自分を追い込むのを、無意識のうちに防いでいるのだろう。
これで、あのてんこは2度とあんよザックリプレイはやらないはずだ。
ふぅ、てんこの治療には時間がかかって困ったもんだが、
あの飼い主さんの笑顔を見ると、手間暇かけた甲斐があったというものだ。
さて・・・
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そんなこんなで、時間が経つのは早く、もう昼時だ。
だが、治療を待つメスブ・・・ゆっくり達は待ってくれないので、
昼食は赤れいむ6匹を口に放り込んで終わり。
さあて、入院患ゆ達の様子を見てくるか。
病室を一つ一つのぞきながら、てんことかメスブタとか、あとそれ以外とも少々お話をしながら、
薬品投与や治療を行っていく。
すると例によって、一匹のてんこの点滴を外そうとしたところでゴタゴタがあった。
このてんこ、絶食プレイに目覚めてしまい瀕死だったので、とりあえず点滴で回復させていたのだが・・・
「やめてね!あにゃるからちゅーぶさん、ぬかないでね!」
スポッ!
「点滴はもう必要ないからダメ。」
「めすぶたてんこを、もっとかいはつしてよぉぉ!!ゆぅん!!」
関心が、あにゃる開発プレイにシフトしたようだ。
まあ、命に関わるプレイじゃ無くなったし、そろそろ退院時かもしれない。
飼い主にはクスコとか、挿入系のてんこ向け玩具を勧めておこう。
さてと、例の胴付きてんこの治療に戻るか。
胴付きてんこは、なまじ賢く成長している分、普通のてんこより手をかけなければならない。
「ふぁぁ・・・・」
「こぼしたか。」
「せんせぇ。・・・ごめんなさぃ。」
カンチョウ4リットルはさすがにきつかったらしい。
胴付きてんこは、治療室の床一面に、大量の桃餡を巻き散らかして消沈していた。
約束を破って床を桃餡で汚した事より、それによって自分が二度と虐待してもらえないことを悲しんでいるようだが。
「てんこ。」
「ゆぅん。」
「汚した床をキレイにしろ。手は使うなよ。全部舐めとれ。終わったらこいつをくれてやる。」
「ゆぁっ!?・・・ふぁい、わかりましたぁ。」
私の手には、一本の金属バットが握られている。
無論、ゆっくりをこんなものでぶん殴ったら、てんこと言えども天界に帰る事必至なので、
用途としては入れたり出したり擦ったりとかだが。
「ゆふぅ・・『ぺちゃ』・・・くしゃいぃ・・・『ぴちゃ』・・ふぁぁん・・」
胴付きてんこの場合、汚物プレイや羞恥プレイもかなり効果がある。
と、そこにまた受付てゐが入ってくる。
「お客さんが全然来ないうさっ!」
「お、珍しいな。午前中だけで2匹目か。」
次の外来は、テニスボールサイズの子てんこだった。
またてんこか。
「どうしまし・・・うわぁ、穴だらけ。」
「そうなんです。なんか、最近凝ったプレイに目覚めちゃって・・・」
「てんこは、ちくちくしゃんがだいしゅきな、あさましいめしゅぶただよ!ゆっくちいぢめてにぇ!」
「(まだ子ゆっくりだし、それほど重症でもないか)」
飼い主の中年男性に聞いたところでは、最近自分で画鋲を床にまき、その上を転げまわるのがお好みらしい。
この時期の子てんこは特に、元気に跳ねまわって怪我を求めるものだ。
赤ゆの頃は体力・質量不足でそれほど快楽を求められなかった分、
体力がついてくる頃に一気に自傷しまくるのは、一般的なてんこの特徴である
さて、刺突系で瀕死に追い込む方法は・・・と。
サクッ!!
「こりぇっ!こりぇがいいにょぉっ!!」
まずあんよを、針を減らした剣山に思いっきり突き刺して固定する。
中枢餡を避けるのは、プロの腕の見せ所だ。さて、
ぽたっ!ぽたっ!
「ゆぴゃぁああん!おみぇみぇが、みえにゃいぃいい!!めかくしぷれいにゃのぉ!!」
お次は塩水の点眼薬。
失明はしないが、点眼してすぐは失明状態になり、時間がたってもしばらくは視界がぼやける。
普通にプレイしても満足しないてんこには、目隠し程度のオプションが必要だ。
両目を塞いだところで剣山から放してやり、楽しげに呼吸を早める子てんこに語りかける。
「よーし、てんこ。これから追いかけっこだ。」
「ゆっ!?めしゅぶたてんこを、おいかけまわしゅの!?」
「そう。んで、追いついたら、チクッてする。」
「ゆっくちりかいしちゃよ!おめめのみえにゃいてんこを、おいかけまわしちぇ、ひわいなことをしゅるんだにぇ!」
「よーし、始めるか。」
ぽゆんっ!ぽゆんっ!
子てんこは、目が見えない不安を目いっぱい味わいながら、
治療台の上を必死に(じゃないと興奮しないから)逃げ回る。
当然ながら、人間のベッド程度の大きさの治療台の上でどれだけ逃げようが、
私から逃げることなど出来るはずもない。
ぽゆんっ!ぽゆ・・・ぐさっ!!!
「ぴっ!ぴやぁぁああああ!!!」
ちなみに、私が子てんこに深々と、チクッとやったのは、太めの棒やすり。
炒った唐辛子をすりつぶした粉薬をたっぷりと擦り付けてあるので、
この子てんこも大満足の逸品だという確信がある。
「ぴぇっ!?う、うちょうて・・・・ぴぃぅ・・・・・・。」
「ん?おねむは早いぞ。それ。」
ぐぬっ。
「・・・!!ぴ、ぴゃああああああ!!!こんにゃのはじめちぇぇぇええ!!」
一度絶頂に達してしまったようなので、あにゃるに、耳かきの形をした匙でからしをねじ込んであげた。
どうやら気付け薬としては上手く効いてくれたようだ。
さて、まだ終わりじゃないぞ。
チクッ!!チクッ!!
「ぴぃっ!ぴっ!!・・・ち、ちあわちぇぇええ!!」
今責めてあげているのは後頭部の、つやつやに手入れされた髪の毛に隠された部分。
歩行、すーりすーり、体当たりなどで使われない部分なので、
てんこに限らず大抵のゆっくりにとって、体で一番敏感な場所である。
皆さんも、赤リボンのアレなどに対して試してみていただきたい。
サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!サクッ!
「ぴっ!・・ぴぃ・・・・ゆっ、ゆっゆっゆっ・・・・・」
そこにラー油を塗った縫針を何本も刺してやる。
何本も、何本も、何本も、何本も。
「・・!・・・・!・・・」
ほとんど反応が無くなってきたあたりで、再度様子を確認する。
貫いた針を引っこ抜くと、びくんと跳ねるような反応があったが、
声もあげられなくなったので、こんなもんだろう。
10分後。
「ゆふぅん!!てんこまんっぞく!!へぶんじょうたいっ!!」
「先生。もうてんこは、大丈夫ですかね。」
「どうやら、十分に堪能できたようですし、今後自分を穴だらけにする類のプレイはやらなくなるでしょう。」
「そうですかぁ。ふぅ。」
心底ホッとする飼い主。
「(残念ながら、今後も新しいプレイを開発しては、ここにやってくる事になりますよ。)」
ガッカリするとアレなので、声に出しては言えないセリフだけど・・・
「じゃあてんこ。また変な事したくなったら、いつでもおいで。」
「まいにちきちぇも、ぜんっぜんあきにゃいよ!!めしゅぶたのてんこを、もっといぢめちぇね!!」
飼い主が顔をしかめる。
ヤバイヤバイ。
「こらっ!飼い主さんに迷惑だろ!!少しは我慢しとけ。」
「お、おこられた・・・うちょうてんっ!!」
「(こりゃダメか・・・)」
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こうして外来診療を終えた頃には、外は昼もだいぶ過ぎ、
小学生達の下校時刻がやって来ていた。
一日が過ぎるのは、本当に早いものだ。
「おい、てんこ。終わったか~?」
「ふぁぁ・・・まだれすぅ。」
例の胴付きてんこの様子を見てやる。
床はまだ、桃餡でかなり汚れていた。
まぁ、床一面に広がったピーチ味のアレを一匹で、しかも舌だけで舐めとるというのも無茶な相談だ。
この結果は予想通りである。
「ふぅ。じゃあ、こいつはやれないな。」
「ゆぅん・・・」
先ほどてんこに見せた金属バットを、部屋の向こうに放り捨てる。
てんこは先ほどより、さらに一層悲しそうな表情になった。
「代わりに、こいつでお仕置きだ。」
私は、てんこ向け大人の玩具『ひそーの剣(特Lサイズ・トゲ・スタンガン機能付)』を見せてやった。
てんこの瞳が一気に、宝石のように輝き出す。
「おい、メスブタ。お前のお得意な、おねだりをしてみろよ。ブタはブタらしく、這いつくばってな。」
「ゆぁああ・・・ぁぁ・・くいしんぼうな・・めすぶたのてんこに、きつぅいおしおき、たくさんくださぁい・・・。」
・・・・・・素直なもんだ。
それから30分ほど治療を続けたところで、てゐがやってきた。
「ん?また客か?」
「そのてんこの飼い主さんなんて、来る気配もないうさ!」
「あ、ちょっと通すの待ってくれ。これはさすがに・・・」
てんこの治療室は、ゆっくり特有の甘い香りがする体液でグショグショ、
当然てんこもグッタリねっちょりだった。
さすがに飼い主に見せられる状況ではない。
・・・第一、こんな事をてんこに対して行っているなどとは、飼い主には知らせていないのだから。
てゐに、てんこをシャワー室に連れていくよう指示して、私は時間稼ぎのために待合室に向かった。
待合室には、てんこの飼い主が心配そうに待っていた。
温和そうな、物腰も丁寧な老人。
このお爺さんが、あの痴態を晒していた、胴付きメスブタの飼い主である。
「てんこは、元気になりましたか。」
「ええ、もう体調も良くなったでしょう。帰り支度をさせている所ですので少々お待ち下さい。」
がちゃ・・・
「おじいさん・・・」
その時丁度よく、支度の終わったてんこが診療室から顔を出した。
「おじいさん・・・。」
「ああ、てんこ。」
待合室に出てきたてんこは、ほのかに桃の香りを漂わせながら、
しっかりと躾けられた高級ゆっくりらしい清楚な歩みで飼い主の元へ向かう。
その姿は、つい先ほどまで穴と言う穴をなぶられながら嬌声をあげていた、メスブタのものではなかった。
「ああ、よかったよ。元気になったんだね、てんこ。」
「はい。おじいさん。せんせいが、とってもよくしてくれたから・・・もうだいじょうぶです。」
「いやははは、てんこもがんばったから、こんなに早く元気になったんですよ。」
「・・・ありがとうございます、先生。てんこの居ない人生など、わしは考えられんのですよ・・・」
「・・・おばあさんが先に逝ってしまってから、この子だけがわしを本当に親身に、大切にしてくれて・・・」
去り際に、てんこは私に品のいい会釈をして、飼い主と寄り添うようにして去っていった。
・・・やはり、あの飼い主にはとても言えないだろう。
てんこがこの病院に入院する羽目になった原因不明の発熱は、欲求不満が原因だったなどとは。
てんこ種の数パーセントは、ありす種にみられるレイパー気質と同様、特殊な因子を産まれ持っている。
それがあのてんこにも見られた『超ドM(メスブタ)気質』なのだ。
人間だったら単なる変態性癖で済ませられるだろうが、
メンタルの低調が病気に即結びつくゆっくりの性質上、
この種の欲望を発散しないでいる事は、生死にかかわる。
本来であればあのじいさん自身が、定期的にてんこに対してハードなSMプレイを行ってやるのが、
飼い主としての務めなのである。
「・・・でも、てんこがストレス溜めるくらいだし。あのじいさん、ホントにいい人なんだろうなぁ。」
あのてんこに聞いた話では、
妻に先立たれて寂しい想いをしているお爺さんを、毎夜慰めるのもてんこのお仕事、ということらしかったが、
所詮はノーマルプレイ、てんこの方の火照りを満足させることはできなかったらしい。
だからこそ、あの躾の行きとどいたてんこは、飼い主に相談もできなかったのだ。
お互いがお互いを大切にしながら、ままならないこともある。
まあ、ストレスで発熱するたびにウチに入院させることで、一応義務は果たしているのだろう。
今度から、定期健診の案内でも出しておこうか。
てんこは、希少種ゆっくりの中でも、人気が高いゆっくりだ。
理由は、
頑丈で、
毛並みが美しく、
従順で、
飼い主に非常によく懐くことがあげられる。
だが、その裏にある扱いづらさについては、完全に受け入れられる飼い主はなかなかいないのが現状だ。
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そんなことを考えているうちに、いつの間にか外は暗くなっていた。
結局日が暮れるまで、来客はこれだけ。
ゆっくりの数、怪我のしやすさともに人間を遥かに上回りながらも、これが現実である。
てゐが受付窓にカーテンを引き、
診察室に入ってきた。
「今日の診察時間は、終わってないうさ!」
ふぅ。今日もようやくクリニックは営業終了。
しかし、この後は金バッジ候補達の調教が待っている。
調教が終わった頃にはゆっくりショップの方も閉店時間だから、商品達の健康状態も確認して、
その後は入院患ゆ達の相手も・・・まだまだ、長い一日は終わらない。
「しかしまぁ、好きな仕事だからなぁ。」
ホント、ゆっくりって奴はデリケートで個性が強く、知れば知るほど扱いづらく、
だからこそ可愛いのだ。
みんなにも、もっとゆっくりのことを知ってもらいたいと思う。