ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1574 いつでも、傍に居る
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ankoss
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(書いた小説)
=シリーズ=
黒いオオカミ~chapter1~
黒いオオカミ~chapter2~
黒いオオカミ~chapter3~
=一話限りシリーズ=
ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ
インフェルノ・ペスト
暴飲暴食の豚王
自然の恵み
スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界
ゆっくり実験するよ!!
希少種ゆっくりを愛でる会
=短編集シリーズ=
短編集 合体「ゆっくり×悪魔」
短編集 選ぶとしたら・・・・
短編集 ゆっくり童話
△注意事項△
・舞台は現代
・とにかく、野良ゆっくりを滅殺
・人間が怪我をしますが、最後には助かります。
・少し、暗い話もあります。
・途中で読んでから気分を害したという責任は取れません。
・以上の注意点を読んで納得できない方はお戻りください。
=始めに=
ゆ虐待レストランへようこそ。私は支配人のマッドと申します。
さて、今回のメニューは「いつでも、傍に居る」です。
貴方は大事に飼っていたペットが亡くなってから不思議な事が起きましたかな?
死して尚、その動物は傍に居るかもしれませんよ?
今回はそんな話。
それは突然の知らせだった。
15年間、共に暮らしていた最愛の家族とも呼ぶべき愛犬が亡くなってしまった・・・・
=犬神の恩返し=
あれは僕がまだ高校三年生の時。
その時は受験戦争と呼べる時代だった。
大学に進学したり、就職面接したり、店の後継ぎとそれぞれの進路は決まっていた。
僕は大学に進学という道を選んだ。
受験にはかなり苦しんだが、いつも二頭の愛犬が慰めてくれる。
雄犬がロウ。雌犬がモニー。二匹ともゴールデンレトリバー種。
僕が幼稚園の時に母さんの友達から貰ったという大事な家族だ。
一緒に寝たり、食べたり、家族みんなでキャンプしに行ったりと楽しかった。
でも、歩くのも苦労していたり元気が無かった。
そろそろ年だからだと、そう思っていた・・・・・・。
季節は春。苦しい受験戦争を乗り越えて大学に進学できる事が出来た。
そして、別れの季節・・・・
ロウとモニーが亡くなってしまった。寿命が訪れたのだ。
次の日、母さんと父さんの愛犬家の皆が集まって葬式が行われた。
葬式が終わってから僕は部屋に置いてある写真立てを見た
ロウとモニーと並んで撮った思い出の品だ。
「生きている者には必ず死が訪れる」。
頭では理解していた・・・だけど、だけど、この現実を受け止めきれなかった。
その日・・・僕は止め処なく涙を流して泣いた。
あの悲しみから1年が経ち、僕は地元の大学に通っている。
ただ、実家から遠いのでアパートに住んでいる。
親から生活費やら食べ物やらと仕送りをしているから生活には困る事は無かった。
友達もできたし、毎日が楽しかった。
たった一つを除いては・・・
亡くなった二頭の愛犬の写真を見てはため息をついてしまう。
あれから、動物を飼う事は無くなった。あまりにも辛すぎる事だったから・・・
その時だった。
ガラスが割れる音がしたのだった。
ドロボーでも、入ってきたのかと思ってフライパンを持って部屋に入ると大きいのが二つ、小さいのが四つの生首がいた。
確かこいつらは・・・
「「ゆゆっ!?にんげんさん、ゆっくりしていってね!!」」
「「「「ゆっきゅり、していっちぇねぇ!!」」」」
そう、ゆっくりだった。
餡子なのに人語を話せるという摩訶不思議な存在だった。
しかし、こうして窓ガラスを割って入ってきたり、野菜を食うなどと、野生サルやカラスよりも達の悪い害獣扱いされた。
友人もゆっくりの被害にあったと聞いているが、まさかウチに被害が来るとは・・・
まぁ、ゆっくりがガラスを割られた証拠の写真は撮ったからいいけど・・・
こいつらを穏便に追っ払った方がいいかな
しかし、話しかける前にゆっくりどもは言いたい放題だった。
「ここはまりさたちのプレイスなんだぜ!!にんげんさんはとっととでていくんだぜ!!」
「そうだよ!!まりさはとてもつよいんだよ!!」
まぁ、ゆっくりたちは自分は強い!!とどこからそんな自信がつくのか解らないが・・
そのとき、一匹のまりしゃ(解りずらいと思うので4番目にしておく)が愛犬の写真立ての方へ近づく。
「このきれいにゃ、ものはまりしゃのものにちゅるよ!!」
そう宣言して触れようとした瞬間、僕はフライパンでまりしゃを叩き潰した。
・・・しまった。大事な愛犬の写真に触れようとしたバカどもだと思うとついやってしまった。
フライパンをゆっくりどかすと・・・昔、カエルが車に轢かれた様な悲惨な状態になっていた。
まぁ、中身が餡子だからいいけど・・・(掃除は大変だが)。
野良の家族達は絶望の悲鳴をあげた。
「「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!ばりざ(れ゛い゛む゛)のお゛ぢびぢゃ゛んだぢがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」」
「「「い゛も゛う゛どがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」」」
「・・・・えっと、すまん。」
「ごろじでや゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!げすなじじいをせいっさい、してやる!!」
まりさはガラスの破片を咥えて、私の足に突き刺した。
「イツッ!!」
あまりに突然だったため、避けれず足から血が流れたのだ。
どうやら、この野良ゆっくりを甘く見過ぎていた。
「ゆっへっへっへっへ!!!おもいしったか!!」
「まりさー、かっこいいよー!!」
「「「おとーしゃん、やっちゃえー!!」」」
このままでは、本当にやられてしまう・・・
僕は、フライパンを持って頭だけは守る態勢に入った。
「ゆっくりせずに、しんでねぇぇぇぇ!!!」
まりさはそう飛びかかろうとした瞬間・・・れいむの悲鳴が聞こえた
「ゆっぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!」
何事かと見ると、何処からか現れたのか陽炎のように揺らめいている白い大きい犬がれいむをガツガツ食べていた。
「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!れ゛い゛む゛を゛だべな゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!」
「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!れ゛い゛む゛!!!!」
あれは最早、助からないだろう・・・
れいむは痙攣して、ポックリと逝ってしまった
すると、二匹目の赤茶色の犬も何処からか現れたのか知らないが、赤ゆたちにジリジリと近づいていた。
「こっちにきょないで!!」
「やめてね!!きゃわいい、れいみゅをたべにゃいでね!!」
「たべるのなら、いもうとたちをたべるんだぜ!!」
「「どぼじで、じょんに゛ゃごどを゛い゛う゛にょぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!?」」
お決まりの醜い姉妹の争いだった。
しかし、茶色い陽炎の犬はまりしゃの帽子を咥えてモシャモシャと食う。
まりしゃはこの世の終わりの様な顔をして絶叫した。
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?おぼうちぃぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」
ペッと吐きだすと帽子はグチャグチャとなっていた
「まりしゃのおぼうしゃん!!ゆっくりもどって!!」
ぺーろぺーろと舐めるがそんな事しても元には戻らない。
犬は片足をあげて、プチッとまりしゃを踏みつぶした。
「れーみゅたちをたすけにゃきゃったげしゅはちんでね!!」
「ちんでね!!」
悲しむかと思ったら、ゲスという理由で罵倒していた。
犬はギラギラと牙を光らせて、赤れーみゅをバクリッと喰らい、咀嚼する。
「「ゆぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!」」
赤れーみゅたちは壮絶な最期を遂げて犬の胃袋の中へと納まった。
「ゆわわわわわ・・・・・・・」
赤ゆ達があっという間のに全滅して、まりさはおそろしーしーしていた。
そんな事は構いもせずに二匹目の犬はまりさのあんよに齧りついた。
一匹目の犬は負けじとグイグイと引っ張る。
これは、引っ張り状態となった。
「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!ばり゛ざのがもじがの゛よ゛う゛な゛あ゛ん゛よ゛ど、ざら゛ざら゛べあ゛ーざんを゛がじら゛な゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!!!!!!」
お互い、引く気も無く更にグイグイと引っ張る。
するとミチミチという音がし、ブチッと千切れる音がした。
そう、まりさの下半身と上半身が分かれてしまったのだ。
そして、犬達はガツガツと喰らうのだった。
「も゛・・・も゛っど・・・ゆ゛っ゛ぐ・・・」
まりさも絶命したのだった。
ペロリッと平らげてこっちに向かってきた。
この犬達は普通とは違う犬だと思った。
足が透けているからだ・・・つまり犬霊ということだ。
恐怖のあまり逃げる事も出来ない。
目を瞑ると二匹は僕の頬を舐めてくれた。
この二匹の犬は襲う気が無い、と態度で示しているんだ。
そして、この二匹の顔を見て思い出す。
だって・・・この二匹は・・・
「ロウとモニー・・・・?」
亡くなった二匹の愛犬だからだった。
二匹の犬霊たちは「ワンッ」と吼えた。
そうだよ。っと答えるかのように・・・
僕は嬉しさのあまり泣いた。
助けてくれたんだ、死んでも尚・・・・
そして、ダンダンと消えて行くのだった。
二匹は目でこう言っていた
―僕達を大切に育ててくれて、ありがとう・・・―
―私達は幸せだったよ。最後まで一緒に居てくれた事を・・・―
―虹の橋で待っているよ。いつか・・・会いに来てね。―
「約束するよ。きっと、きっと・・・お前達と絶対に会うから。」
二匹はニッコリと笑ってキラキラと消えて行った・・・・
「ありがとう。ロウ、モニー・・・・・」
それから、大家さんと家族に電話して野良ゆっくりの被害について電話した。
証拠の写真もとっていたため、修理代は払わずに済んだ。
家族にはロウとモニーが助けてくれた事については話さなかった。
だって、あんな不思議な事、誰も信じてくれそうにもなかったから・・・・・・
窓は以前よりも強化された。
僕はふっと空を見上げると虹が掛っていた。
あの空の向こうに、ロウとモニー、そして・・・沢山の犬や猫達がいる楽園にいるのだろうと思いました。
写真立てを見ると、二匹の犬達は幸せそうに微笑んでいるように見えた。
=あとがきだより=
今年のGWの初日・・・私の愛犬が亡くなって大泣きしました。
犬たちは私達にとって大事な家族。
皆様も大事に育てたペットの事を少しでもいいから思い出して下さい。
では、次回のご来店をお待ちしております。
=シリーズ=
黒いオオカミ~chapter1~
黒いオオカミ~chapter2~
黒いオオカミ~chapter3~
=一話限りシリーズ=
ゆっくりが知ってはいけない、鬼ごっこ
インフェルノ・ペスト
暴飲暴食の豚王
自然の恵み
スポーツでゆっくりを虐待!!in魔界
ゆっくり実験するよ!!
希少種ゆっくりを愛でる会
=短編集シリーズ=
短編集 合体「ゆっくり×悪魔」
短編集 選ぶとしたら・・・・
短編集 ゆっくり童話
△注意事項△
・舞台は現代
・とにかく、野良ゆっくりを滅殺
・人間が怪我をしますが、最後には助かります。
・少し、暗い話もあります。
・途中で読んでから気分を害したという責任は取れません。
・以上の注意点を読んで納得できない方はお戻りください。
=始めに=
ゆ虐待レストランへようこそ。私は支配人のマッドと申します。
さて、今回のメニューは「いつでも、傍に居る」です。
貴方は大事に飼っていたペットが亡くなってから不思議な事が起きましたかな?
死して尚、その動物は傍に居るかもしれませんよ?
今回はそんな話。
それは突然の知らせだった。
15年間、共に暮らしていた最愛の家族とも呼ぶべき愛犬が亡くなってしまった・・・・
=犬神の恩返し=
あれは僕がまだ高校三年生の時。
その時は受験戦争と呼べる時代だった。
大学に進学したり、就職面接したり、店の後継ぎとそれぞれの進路は決まっていた。
僕は大学に進学という道を選んだ。
受験にはかなり苦しんだが、いつも二頭の愛犬が慰めてくれる。
雄犬がロウ。雌犬がモニー。二匹ともゴールデンレトリバー種。
僕が幼稚園の時に母さんの友達から貰ったという大事な家族だ。
一緒に寝たり、食べたり、家族みんなでキャンプしに行ったりと楽しかった。
でも、歩くのも苦労していたり元気が無かった。
そろそろ年だからだと、そう思っていた・・・・・・。
季節は春。苦しい受験戦争を乗り越えて大学に進学できる事が出来た。
そして、別れの季節・・・・
ロウとモニーが亡くなってしまった。寿命が訪れたのだ。
次の日、母さんと父さんの愛犬家の皆が集まって葬式が行われた。
葬式が終わってから僕は部屋に置いてある写真立てを見た
ロウとモニーと並んで撮った思い出の品だ。
「生きている者には必ず死が訪れる」。
頭では理解していた・・・だけど、だけど、この現実を受け止めきれなかった。
その日・・・僕は止め処なく涙を流して泣いた。
あの悲しみから1年が経ち、僕は地元の大学に通っている。
ただ、実家から遠いのでアパートに住んでいる。
親から生活費やら食べ物やらと仕送りをしているから生活には困る事は無かった。
友達もできたし、毎日が楽しかった。
たった一つを除いては・・・
亡くなった二頭の愛犬の写真を見てはため息をついてしまう。
あれから、動物を飼う事は無くなった。あまりにも辛すぎる事だったから・・・
その時だった。
ガラスが割れる音がしたのだった。
ドロボーでも、入ってきたのかと思ってフライパンを持って部屋に入ると大きいのが二つ、小さいのが四つの生首がいた。
確かこいつらは・・・
「「ゆゆっ!?にんげんさん、ゆっくりしていってね!!」」
「「「「ゆっきゅり、していっちぇねぇ!!」」」」
そう、ゆっくりだった。
餡子なのに人語を話せるという摩訶不思議な存在だった。
しかし、こうして窓ガラスを割って入ってきたり、野菜を食うなどと、野生サルやカラスよりも達の悪い害獣扱いされた。
友人もゆっくりの被害にあったと聞いているが、まさかウチに被害が来るとは・・・
まぁ、ゆっくりがガラスを割られた証拠の写真は撮ったからいいけど・・・
こいつらを穏便に追っ払った方がいいかな
しかし、話しかける前にゆっくりどもは言いたい放題だった。
「ここはまりさたちのプレイスなんだぜ!!にんげんさんはとっととでていくんだぜ!!」
「そうだよ!!まりさはとてもつよいんだよ!!」
まぁ、ゆっくりたちは自分は強い!!とどこからそんな自信がつくのか解らないが・・
そのとき、一匹のまりしゃ(解りずらいと思うので4番目にしておく)が愛犬の写真立ての方へ近づく。
「このきれいにゃ、ものはまりしゃのものにちゅるよ!!」
そう宣言して触れようとした瞬間、僕はフライパンでまりしゃを叩き潰した。
・・・しまった。大事な愛犬の写真に触れようとしたバカどもだと思うとついやってしまった。
フライパンをゆっくりどかすと・・・昔、カエルが車に轢かれた様な悲惨な状態になっていた。
まぁ、中身が餡子だからいいけど・・・(掃除は大変だが)。
野良の家族達は絶望の悲鳴をあげた。
「「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!ばりざ(れ゛い゛む゛)のお゛ぢびぢゃ゛んだぢがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!!」」
「「「い゛も゛う゛どがぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」」」
「・・・・えっと、すまん。」
「ごろじでや゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!げすなじじいをせいっさい、してやる!!」
まりさはガラスの破片を咥えて、私の足に突き刺した。
「イツッ!!」
あまりに突然だったため、避けれず足から血が流れたのだ。
どうやら、この野良ゆっくりを甘く見過ぎていた。
「ゆっへっへっへっへ!!!おもいしったか!!」
「まりさー、かっこいいよー!!」
「「「おとーしゃん、やっちゃえー!!」」」
このままでは、本当にやられてしまう・・・
僕は、フライパンを持って頭だけは守る態勢に入った。
「ゆっくりせずに、しんでねぇぇぇぇ!!!」
まりさはそう飛びかかろうとした瞬間・・・れいむの悲鳴が聞こえた
「ゆっぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!!」
何事かと見ると、何処からか現れたのか陽炎のように揺らめいている白い大きい犬がれいむをガツガツ食べていた。
「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!れ゛い゛む゛を゛だべな゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!」
「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!れ゛い゛む゛!!!!」
あれは最早、助からないだろう・・・
れいむは痙攣して、ポックリと逝ってしまった
すると、二匹目の赤茶色の犬も何処からか現れたのか知らないが、赤ゆたちにジリジリと近づいていた。
「こっちにきょないで!!」
「やめてね!!きゃわいい、れいみゅをたべにゃいでね!!」
「たべるのなら、いもうとたちをたべるんだぜ!!」
「「どぼじで、じょんに゛ゃごどを゛い゛う゛にょぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!?」」
お決まりの醜い姉妹の争いだった。
しかし、茶色い陽炎の犬はまりしゃの帽子を咥えてモシャモシャと食う。
まりしゃはこの世の終わりの様な顔をして絶叫した。
「ゆんやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?おぼうちぃぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!」
ペッと吐きだすと帽子はグチャグチャとなっていた
「まりしゃのおぼうしゃん!!ゆっくりもどって!!」
ぺーろぺーろと舐めるがそんな事しても元には戻らない。
犬は片足をあげて、プチッとまりしゃを踏みつぶした。
「れーみゅたちをたすけにゃきゃったげしゅはちんでね!!」
「ちんでね!!」
悲しむかと思ったら、ゲスという理由で罵倒していた。
犬はギラギラと牙を光らせて、赤れーみゅをバクリッと喰らい、咀嚼する。
「「ゆぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!」」
赤れーみゅたちは壮絶な最期を遂げて犬の胃袋の中へと納まった。
「ゆわわわわわ・・・・・・・」
赤ゆ達があっという間のに全滅して、まりさはおそろしーしーしていた。
そんな事は構いもせずに二匹目の犬はまりさのあんよに齧りついた。
一匹目の犬は負けじとグイグイと引っ張る。
これは、引っ張り状態となった。
「や゛べでぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!ばり゛ざのがもじがの゛よ゛う゛な゛あ゛ん゛よ゛ど、ざら゛ざら゛べあ゛ーざんを゛がじら゛な゛い゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!!!!!!!!」
お互い、引く気も無く更にグイグイと引っ張る。
するとミチミチという音がし、ブチッと千切れる音がした。
そう、まりさの下半身と上半身が分かれてしまったのだ。
そして、犬達はガツガツと喰らうのだった。
「も゛・・・も゛っど・・・ゆ゛っ゛ぐ・・・」
まりさも絶命したのだった。
ペロリッと平らげてこっちに向かってきた。
この犬達は普通とは違う犬だと思った。
足が透けているからだ・・・つまり犬霊ということだ。
恐怖のあまり逃げる事も出来ない。
目を瞑ると二匹は僕の頬を舐めてくれた。
この二匹の犬は襲う気が無い、と態度で示しているんだ。
そして、この二匹の顔を見て思い出す。
だって・・・この二匹は・・・
「ロウとモニー・・・・?」
亡くなった二匹の愛犬だからだった。
二匹の犬霊たちは「ワンッ」と吼えた。
そうだよ。っと答えるかのように・・・
僕は嬉しさのあまり泣いた。
助けてくれたんだ、死んでも尚・・・・
そして、ダンダンと消えて行くのだった。
二匹は目でこう言っていた
―僕達を大切に育ててくれて、ありがとう・・・―
―私達は幸せだったよ。最後まで一緒に居てくれた事を・・・―
―虹の橋で待っているよ。いつか・・・会いに来てね。―
「約束するよ。きっと、きっと・・・お前達と絶対に会うから。」
二匹はニッコリと笑ってキラキラと消えて行った・・・・
「ありがとう。ロウ、モニー・・・・・」
それから、大家さんと家族に電話して野良ゆっくりの被害について電話した。
証拠の写真もとっていたため、修理代は払わずに済んだ。
家族にはロウとモニーが助けてくれた事については話さなかった。
だって、あんな不思議な事、誰も信じてくれそうにもなかったから・・・・・・
窓は以前よりも強化された。
僕はふっと空を見上げると虹が掛っていた。
あの空の向こうに、ロウとモニー、そして・・・沢山の犬や猫達がいる楽園にいるのだろうと思いました。
写真立てを見ると、二匹の犬達は幸せそうに微笑んでいるように見えた。
=あとがきだより=
今年のGWの初日・・・私の愛犬が亡くなって大泣きしました。
犬たちは私達にとって大事な家族。
皆様も大事に育てたペットの事を少しでもいいから思い出して下さい。
では、次回のご来店をお待ちしております。