ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1582 でいぶ最強伝説
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『でいぶ最強伝説』
ある日。
とある空き地の片隅に、一つのダンボールが放置されていた。
中に入っているモノは一匹の成体れいむ。
そう、このれいむは捨てられたのである。
「くそどれい!!でいぶにはやくあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!」
「でいぶはゆっくりしてるんだよ!はやくだーりんをつれてきてね!かっこいいまりさでいいよ!」
「おちびちゃんはゆっくりできるでしょぉおおお!?くそどれいがなに、くちごたえしてるのぉおお!?」
とまあ、こんな感じの事が色々あったわけだ。
見た目からして下膨れがだぶつき、表情は見ているだけで人間をイライラさせる。
それでいて口をきけば、見た目以上に人間をイライラさせるのだ。
いわゆる『でいぶ』と言っていいだろう。
飼い主がなめられていたからこそ、捨てる事を決心せざるを得ないほど増長したわけだが、
その飼い主が軟弱な性格だったからこそ、でいぶは加工所に連れていかれることなく、
ここに捨てられるだけで済んだ。
それがいいか悪いかは別の話ではあるが。
「ゆぴー・・・ゆぴー・・・。ゆ、ゆゆっ!?」
そんなわけで、でいぶが目を覚ますとその目の前には、
いつも通りのおうちの部屋ではなく、草がまばらに生えた空き地が広がっていた。
「ゆぅぅ?く、くそどれいはどこなの!?あまあまもってきてね!!」
返事はもちろん無い。
「ゆぎぎぎぎぎ・・・でいぶをゆっくりさせられないなんて、ゆっくりしてないね!
もうあいそがつきたよ!あんなどれいはくびだね!!」
こうして、でいぶは正式に飼い主を解雇し、新たな生活を満喫する事にしたのであった。
と、そんな時、空き地に住み着いている野良ゆっくり達が、でいぶの前を通りがかった。
「「「・・・・・・。」」」
でいぶと目が合う。
「ゆぅ、かわいいでいぶにみとれてるの?でいぶでゆっくりできたら、あまあま・・・」
「「「でいぶだぁぁああああああ!!!」」」
その瞬間、空き地の中は阿鼻叫喚に包まれた。
「ゆ?でいぶがうつくしいっていっても、ちょっとさわぎすぎ・・・」
「わぎゃ、わぎゃらにゃぁぁああああ!!?」
「むぎゅ!?えれえれえれぇ・・・」
「ゆびぃぃいいい!!ぱちゅりぃぃぃいいい!!ゆっぐぢぢでぇぇええ!!」
大混乱状態の野良ゆっくり達。
「ゆ?ゆゆ?みんな、でいぶのおはなしをき・・・」
「ぴぃ、ぴぃぃいいい!!でいびゅごわいぃぃいい!!」
「おちびちゃん、まりさのおぼうしにはいってねぇぇえ!!」
「みょ、みょおぉおおおん!!」
その中にでいぶの話を聞くものは無く、
「あま、あま・・・ちょうだい・・・」
先ほどまで空き地でゆっくりしていた野良ゆっくり達は、ゆっくりとしては異常な早さで荷造りをし、
一匹残らず空き地の外へと去っていったのであった。
でいぶは、この後も同じような状況に、たびたび出くわした。
「ゆふぅん。でいぶはでいぶだ・・・」
「ゆ?ゆびゃぁぁああああ!!でいぶだぁぁあああ!!」
出会う全てのゆっくりは、でいぶの顔を見た瞬間、発狂したように叫び逃げ去っていく。
いくらでいぶがでいぶとは言え、一言も会話が出来なくては話にならない。それに、
「ゆふふ、ようやくおいついたよ。ゆっくりしてい・・・」
「ゆひぃっ、ゆぃぃぃ!ま、まりしゃはここでしんじゃうけど、い、いもうちょだけはまもりゅよ『ぐちっ!』ゆびぇ・・・」
「どうぢで、べろさんかみきっちゃうのぉおおお!?」
必死で追いついたと思ったら、舌を噛み切るなりドブに身を投げるなりしてさっさと命を絶ってしまう。
この子まりさも、でいぶにおうちの場所を知られないため、
わざわざおうちの逆方向に逃げた末、自分で舌を噛み切って果てた。
それに、れいむはもう一つおかしな事に気づいていた。
「・・・ど、どうぢで、でいぶいがいに、でいぶがいないの・・・?」
れいむ種と、町中で一度も出会わないのだ。
「なんなの?どうぢででいぶを、ゆっぐぢざぜでぐれないのぉおおおお!?」
そんなある日、ついにでいぶの疑問が氷解する時がやってきた。
「「「でいぶは、ゆっくりしんでいってね!!」」」
野良ゆっくり十数匹の決死隊が、各々木の枝や小石で武装し、でいぶに襲いかかってきたのである。
「ゆ!?なにするの?でいぶはどれいがいなくってかわいそうなんだよ!ゆっくりさせなきゃだめなんだよぉぉお!!」
「ゆ、ゆぅぅっ、で、でででいぶは、ゆ、ゆっくりできないんだよぉぉおお!!」
残念な事に決死隊にはでいぶの声など届かず、・・・そしてこれが、決死隊の最期の雄姿となった。
あるみょんは、
「みょ、みょぉぉおおお『ぐしゃあ』・・・」
でいぶに対する恐怖のあまり、木の枝を咥えて目をつぶったまま前方に突進し、ブロック塀に激突して潰れた。
あるちぇんは、
「や、やっぱりわがらないよぉぉおおぉおお『ぼちゃん』・・・」
恐怖に耐えられず逃走を図り、前を見ずに走った挙句ドブ川に特攻して沈んだ。
「むぎゅぅぅううう!!むっげぼぉっ!!」
ぱちゅりーはストレスに耐えられず、全てを吐いて果てた。
でいぶが茫然とする目の前で、決死隊十数匹は、ことごとく自滅してその命を散らしていったのであった。
「ゆ、ゆぁ、ゆぁぁぁぁあ、やべでぇ、でいぶごわい、でいぶごわいぃいいい・・・」
そして今、でいぶの目の前には、怯えたまま塀にまで勝手に追い詰められ、
そのままあんよが恐怖で固まり動けなくなった、一匹の野良子まりさだけが残されていた。
「ま、まってね!なんなの、なんなのこれぇぇええ!!ゆっぐぢおはなしきかせてねぇっ!!」
でいぶは必死で子まりさをなだめる。
いい加減、でいぶもこの異常な状況に気が狂いそうになっていた。
「どうぢで、でいぶからにげるのぉおお!?でいぶ、まだなにもやってないでじょぉおお!?」
「ゆぴ、ゆぴぃっ!?で、でいびゅは、ゆっくちできにゃいよぉおお!!」
「なにいっでるのぉおお!?でいぶは、ゆっぐぢぢでるでじょぉおおお!?」
「ゆぴぃいいいい!?」
でいぶは、何とか得た情報源から、必死で情報を引き出そうとする。
そして、子まりさは涙とおそろしーしーで全身ぐっしょりにしながら、何とか口を開いてくれた。
「で、でで、でいびゅは、まりしゃのおとーしゃんのおとーしゃんたちが、じぇんぶころしたのに・・・」
「ゆ?」
「でいびゅは、いきちぇるだけで、みんな、ゆっくちできにゃくなるんだよ!!」
「な、なにいっでるのぉおお!?」
衝撃の事実だった。
この町の野良達は、れいむ種を文字通り根絶やしにしたのだという。
その理由が、『でいぶ達は生きてるだけで皆がゆっくり出来なくなる』というのだ。
「ぞんなわげないでじょぉお!?でいぶは、ゆっくりしたおうたがうたえるんだよ!
こそだてじょうずなんだよ!それに、こんなにあいくるしいびぼうのもちぬしなんだよぉおお!?」
子まりさも泣きながら反論する。
「しょ、しょーやって、でいびゅはまりしゃたちのゆっくちを、じぇーんぶとっていくんだよ!」
「ゆっくりしたれいむに、ごほうしするのはあたりまえでしょぉおお!?」
「しょんなわけないでしょぉおお!?みんな、ぶさいくで、じぶんかってなでいびゅなんて、きらいにゃんだよ!
いまだって、みんにゃゆっくちできてにゃいんだよぉおお!!」
でいぶをのゆっくりした美貌を見て、でいぶにご奉仕することがゆっくりできない?
でいぶはそんな話を信じる事が出来なかった。
だが・・・子まりさはトドメの一言を口にした。
「みんな、でいびゅにやられりゅくらいなら、じぶんでしぬほうがいいんだよ!
しょれくらい、きらいにゃんだよ!ゆっくちりかいしちぇにぇぇぇええ!!」
・・・そうだった。でいぶがこれまで出会ったゆっくりは、皆逃げだすか、逃げきれなければ自殺していった。
でいぶに奉仕するどころか、口を聞くことすら拒み・・・
「で、でいびゅにつかまりゅくらいにゃら・・・みゃみゃー!!もういちどあいたかっちゃよぉおお!!!」
ぐしゃっ!!
茫然とするでいぶの目の前で、子まりさはアスファルトの地面に思い切り顔面を叩きつけ、永遠にゆっくりしたのであった。
でいぶは、この時初めて気がついた。
自分が、奉仕されるべき存在などでは無い事に。
「ゆ・・・・?」
そして、奉仕されるどころか、町中の全てのゆっくりから恐怖され、拒まれ、憎悪されていることに。
「ゆぅ・・・?」
よく周囲に気を配ると、でいぶの周囲、電柱の影やポリバケツの裏、路地裏などから、
でいぶを監視する視線を感じることに。
その視線は、恐怖に塗り固められたものであることに。
「ゆ、・・・ゆっ・・・」
そして、自分が孤立した存在である事に。
「お、おにいざぁん・・・ゆ、ゆっぐぢでぎないぃ・・・」
そんなれいむでも世話してくれていた飼い主さんが、もはや自分のそばにいない事に・・・
「お・・・おにいさん、おにいざん!ゆっぐぢもどっでぎでぇぇええ!!
でいぶがわるがっだでず!ゆっぐぢごめんなざいぃぃいいい!!
わがままいいまぜん!ゆっぐぢいうごどぎぎまず!だがら、だがら、ゆっぐぢいっしょにいてぇぇええ!!」
でいぶと一緒にゆっくりしてくれる存在は、この町には一人も、一匹もいなかった。
ある日。
とある空き地の片隅に、一つのダンボールが放置されていた。
中に入っているモノは一匹の成体れいむ。
そう、このれいむは捨てられたのである。
「くそどれい!!でいぶにはやくあまあまをもってきてね!たくさんでいいよ!」
「でいぶはゆっくりしてるんだよ!はやくだーりんをつれてきてね!かっこいいまりさでいいよ!」
「おちびちゃんはゆっくりできるでしょぉおおお!?くそどれいがなに、くちごたえしてるのぉおお!?」
とまあ、こんな感じの事が色々あったわけだ。
見た目からして下膨れがだぶつき、表情は見ているだけで人間をイライラさせる。
それでいて口をきけば、見た目以上に人間をイライラさせるのだ。
いわゆる『でいぶ』と言っていいだろう。
飼い主がなめられていたからこそ、捨てる事を決心せざるを得ないほど増長したわけだが、
その飼い主が軟弱な性格だったからこそ、でいぶは加工所に連れていかれることなく、
ここに捨てられるだけで済んだ。
それがいいか悪いかは別の話ではあるが。
「ゆぴー・・・ゆぴー・・・。ゆ、ゆゆっ!?」
そんなわけで、でいぶが目を覚ますとその目の前には、
いつも通りのおうちの部屋ではなく、草がまばらに生えた空き地が広がっていた。
「ゆぅぅ?く、くそどれいはどこなの!?あまあまもってきてね!!」
返事はもちろん無い。
「ゆぎぎぎぎぎ・・・でいぶをゆっくりさせられないなんて、ゆっくりしてないね!
もうあいそがつきたよ!あんなどれいはくびだね!!」
こうして、でいぶは正式に飼い主を解雇し、新たな生活を満喫する事にしたのであった。
と、そんな時、空き地に住み着いている野良ゆっくり達が、でいぶの前を通りがかった。
「「「・・・・・・。」」」
でいぶと目が合う。
「ゆぅ、かわいいでいぶにみとれてるの?でいぶでゆっくりできたら、あまあま・・・」
「「「でいぶだぁぁああああああ!!!」」」
その瞬間、空き地の中は阿鼻叫喚に包まれた。
「ゆ?でいぶがうつくしいっていっても、ちょっとさわぎすぎ・・・」
「わぎゃ、わぎゃらにゃぁぁああああ!!?」
「むぎゅ!?えれえれえれぇ・・・」
「ゆびぃぃいいい!!ぱちゅりぃぃぃいいい!!ゆっぐぢぢでぇぇええ!!」
大混乱状態の野良ゆっくり達。
「ゆ?ゆゆ?みんな、でいぶのおはなしをき・・・」
「ぴぃ、ぴぃぃいいい!!でいびゅごわいぃぃいい!!」
「おちびちゃん、まりさのおぼうしにはいってねぇぇえ!!」
「みょ、みょおぉおおおん!!」
その中にでいぶの話を聞くものは無く、
「あま、あま・・・ちょうだい・・・」
先ほどまで空き地でゆっくりしていた野良ゆっくり達は、ゆっくりとしては異常な早さで荷造りをし、
一匹残らず空き地の外へと去っていったのであった。
でいぶは、この後も同じような状況に、たびたび出くわした。
「ゆふぅん。でいぶはでいぶだ・・・」
「ゆ?ゆびゃぁぁああああ!!でいぶだぁぁあああ!!」
出会う全てのゆっくりは、でいぶの顔を見た瞬間、発狂したように叫び逃げ去っていく。
いくらでいぶがでいぶとは言え、一言も会話が出来なくては話にならない。それに、
「ゆふふ、ようやくおいついたよ。ゆっくりしてい・・・」
「ゆひぃっ、ゆぃぃぃ!ま、まりしゃはここでしんじゃうけど、い、いもうちょだけはまもりゅよ『ぐちっ!』ゆびぇ・・・」
「どうぢで、べろさんかみきっちゃうのぉおおお!?」
必死で追いついたと思ったら、舌を噛み切るなりドブに身を投げるなりしてさっさと命を絶ってしまう。
この子まりさも、でいぶにおうちの場所を知られないため、
わざわざおうちの逆方向に逃げた末、自分で舌を噛み切って果てた。
それに、れいむはもう一つおかしな事に気づいていた。
「・・・ど、どうぢで、でいぶいがいに、でいぶがいないの・・・?」
れいむ種と、町中で一度も出会わないのだ。
「なんなの?どうぢででいぶを、ゆっぐぢざぜでぐれないのぉおおおお!?」
そんなある日、ついにでいぶの疑問が氷解する時がやってきた。
「「「でいぶは、ゆっくりしんでいってね!!」」」
野良ゆっくり十数匹の決死隊が、各々木の枝や小石で武装し、でいぶに襲いかかってきたのである。
「ゆ!?なにするの?でいぶはどれいがいなくってかわいそうなんだよ!ゆっくりさせなきゃだめなんだよぉぉお!!」
「ゆ、ゆぅぅっ、で、でででいぶは、ゆ、ゆっくりできないんだよぉぉおお!!」
残念な事に決死隊にはでいぶの声など届かず、・・・そしてこれが、決死隊の最期の雄姿となった。
あるみょんは、
「みょ、みょぉぉおおお『ぐしゃあ』・・・」
でいぶに対する恐怖のあまり、木の枝を咥えて目をつぶったまま前方に突進し、ブロック塀に激突して潰れた。
あるちぇんは、
「や、やっぱりわがらないよぉぉおおぉおお『ぼちゃん』・・・」
恐怖に耐えられず逃走を図り、前を見ずに走った挙句ドブ川に特攻して沈んだ。
「むぎゅぅぅううう!!むっげぼぉっ!!」
ぱちゅりーはストレスに耐えられず、全てを吐いて果てた。
でいぶが茫然とする目の前で、決死隊十数匹は、ことごとく自滅してその命を散らしていったのであった。
「ゆ、ゆぁ、ゆぁぁぁぁあ、やべでぇ、でいぶごわい、でいぶごわいぃいいい・・・」
そして今、でいぶの目の前には、怯えたまま塀にまで勝手に追い詰められ、
そのままあんよが恐怖で固まり動けなくなった、一匹の野良子まりさだけが残されていた。
「ま、まってね!なんなの、なんなのこれぇぇええ!!ゆっぐぢおはなしきかせてねぇっ!!」
でいぶは必死で子まりさをなだめる。
いい加減、でいぶもこの異常な状況に気が狂いそうになっていた。
「どうぢで、でいぶからにげるのぉおお!?でいぶ、まだなにもやってないでじょぉおお!?」
「ゆぴ、ゆぴぃっ!?で、でいびゅは、ゆっくちできにゃいよぉおお!!」
「なにいっでるのぉおお!?でいぶは、ゆっぐぢぢでるでじょぉおおお!?」
「ゆぴぃいいいい!?」
でいぶは、何とか得た情報源から、必死で情報を引き出そうとする。
そして、子まりさは涙とおそろしーしーで全身ぐっしょりにしながら、何とか口を開いてくれた。
「で、でで、でいびゅは、まりしゃのおとーしゃんのおとーしゃんたちが、じぇんぶころしたのに・・・」
「ゆ?」
「でいびゅは、いきちぇるだけで、みんな、ゆっくちできにゃくなるんだよ!!」
「な、なにいっでるのぉおお!?」
衝撃の事実だった。
この町の野良達は、れいむ種を文字通り根絶やしにしたのだという。
その理由が、『でいぶ達は生きてるだけで皆がゆっくり出来なくなる』というのだ。
「ぞんなわげないでじょぉお!?でいぶは、ゆっくりしたおうたがうたえるんだよ!
こそだてじょうずなんだよ!それに、こんなにあいくるしいびぼうのもちぬしなんだよぉおお!?」
子まりさも泣きながら反論する。
「しょ、しょーやって、でいびゅはまりしゃたちのゆっくちを、じぇーんぶとっていくんだよ!」
「ゆっくりしたれいむに、ごほうしするのはあたりまえでしょぉおお!?」
「しょんなわけないでしょぉおお!?みんな、ぶさいくで、じぶんかってなでいびゅなんて、きらいにゃんだよ!
いまだって、みんにゃゆっくちできてにゃいんだよぉおお!!」
でいぶをのゆっくりした美貌を見て、でいぶにご奉仕することがゆっくりできない?
でいぶはそんな話を信じる事が出来なかった。
だが・・・子まりさはトドメの一言を口にした。
「みんな、でいびゅにやられりゅくらいなら、じぶんでしぬほうがいいんだよ!
しょれくらい、きらいにゃんだよ!ゆっくちりかいしちぇにぇぇぇええ!!」
・・・そうだった。でいぶがこれまで出会ったゆっくりは、皆逃げだすか、逃げきれなければ自殺していった。
でいぶに奉仕するどころか、口を聞くことすら拒み・・・
「で、でいびゅにつかまりゅくらいにゃら・・・みゃみゃー!!もういちどあいたかっちゃよぉおお!!!」
ぐしゃっ!!
茫然とするでいぶの目の前で、子まりさはアスファルトの地面に思い切り顔面を叩きつけ、永遠にゆっくりしたのであった。
でいぶは、この時初めて気がついた。
自分が、奉仕されるべき存在などでは無い事に。
「ゆ・・・・?」
そして、奉仕されるどころか、町中の全てのゆっくりから恐怖され、拒まれ、憎悪されていることに。
「ゆぅ・・・?」
よく周囲に気を配ると、でいぶの周囲、電柱の影やポリバケツの裏、路地裏などから、
でいぶを監視する視線を感じることに。
その視線は、恐怖に塗り固められたものであることに。
「ゆ、・・・ゆっ・・・」
そして、自分が孤立した存在である事に。
「お、おにいざぁん・・・ゆ、ゆっぐぢでぎないぃ・・・」
そんなれいむでも世話してくれていた飼い主さんが、もはや自分のそばにいない事に・・・
「お・・・おにいさん、おにいざん!ゆっぐぢもどっでぎでぇぇええ!!
でいぶがわるがっだでず!ゆっぐぢごめんなざいぃぃいいい!!
わがままいいまぜん!ゆっぐぢいうごどぎぎまず!だがら、だがら、ゆっぐぢいっしょにいてぇぇええ!!」
でいぶと一緒にゆっくりしてくれる存在は、この町には一人も、一匹もいなかった。