ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1776 ゆっくりのいる世界のゴセイジャー
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ゆっくりのいる世界のゴセイジャー
初ゆ虐SSです。
ゆっくりがいる世界で放映された物という設定です。
放映話数が1桁の頃の物です。
内容がまずければ消します。
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護星天使、それは太古の昔から人知れず悪の手から地球を護り続けている存在。
数多の星々を侵略し続けてきた宇宙虐滅軍団ウォースターは地球を次なる標的とし、護星界と地上とを繋ぐ「天の塔」を破壊した。
「天の塔」を破壊した事で地球侵略を容易に進めようとしていたウォースターの前に、地球に修行に来ていた5人の護星天使見習いが立ち
向かう。
彼らは「天装戦隊ゴセイジャー」となり、地球の平和を守る為、宇宙虐滅軍団ウォースターと日夜戦い続けるのだ。
~アバン~
「望、今日は燃えるゴミの日だっけ?」
よく晴れた月曜日の朝、ゴセイレッドに変身する青年アラタは下宿先の1人息子で、唯一ゴセイジャーの事を知る少年、天知 望(あま
ち のぞむ)にゴミ袋片手に尋ねる。
「そうだよ。ちゃんと燃えない物と燃える物の分別してる?」
地上での生活を始めてまだあまり日の経っていないアラタに望が尋ねる。
「勿論だよ」
いつものように屈託の無い笑みを浮かべて頷くアラタ。
「それじゃ、ゴミ捨て場に行こう。アラタ」
「うん」
「アラタ、帰ってきたら天装術の訓練をするからな。早く戻ってこいよ」
ゴセイジャーのリーダー格でゴセイブルーに変身するハイドが、ゴミ袋を両手に持って望と一緒にゴミ出しに出かけようとするアラタ
に声をかける。
「わかったよ、ハイド」
そう返事をして、ゴミ出しに出かけていった。
「これでよし、と」
ゴミ袋をゴミ捨て場に置き、据付られた3重ネットを被せて2人は家へと戻る。
「望、なんであんなにネットを厳重にかける必要があるの?」
「なんでって、それは……」
アラタの疑問に答えようとする望の声を遮るように、けたたましい悲鳴が辺り一面に鳴り響いた。
「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「!!」
「あっ!! アラタ!!」
真剣な顔で悲鳴のした方向へ駆け出すアラタ。
~OP~ 天装戦隊ゴセイジャー
~Aパート~
epic X 大逆転!ゆっくりしていってね!
「ゆぎゃあぁぁぁっ!! まりさのすてきなおぼうしさんがあぁぁぁぁっ!!」
「やめてね!! れいむはシングルマザーなんだよ!! かわいそうなんだよ!! やさしくしないといけないんだよ!!」
「ありすのとかいはなぺにぺにがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
アラタが悲鳴のした場所へと駆けつけた時、そこでは人の生首をほうきで殴打したり、踏みつけたりしている主婦達がいた。
「な、何……アレ。ヘッダー……なの?」
初めて見る喋る生首に驚くアラタ。
共に戦うゴセイヘッダーと言う様々な生き物の頭部の形をした生命体の一種だろうかと首を傾げる。
「アラタ、アレはね、ゆっくりって言う饅頭だよ」
アラタの後を追って来た望が、主婦達に叩き潰され、中身の餡子やクリームを撒き散らしているゆっくり達の事を説明する。
「ゆっくりって言うのはね、山や街の至る所に住み着いてる害虫なんだよ。人間の畑を荒らしたり、こうやって生ゴミを漁ったり、家に
進入して物を壊したりするどうしようもない生物(ナマモノ)なんだ」
「でも、アレ喋ってるよ?」
「あれはただの鳴き声だよ。あいつらは人間の言葉に良く似た言葉を話すけど、基本的に人間とはまともに意思疎通も出来ないんだよ」
「……そうなの?」
「そうだよ」
そう答えると、望は電柱の影に隠れて親が潰されるのを震えながら見ている、赤ちゃんゆっくりのまりさをひょいと掴み上げる。
「おしょらをとんでるみちゃい!!」
「わあ、かわいいなあ」
そう言って赤まりさに手を伸ばすアラタから、すっと赤まりさを持つ手を引くと、望はゴミ捨て場の近くに据えつけられたゆっくり用
ゴミ箱にすたすたと近づいて、赤まりさを投げ込んだ。
「ゆぴいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! とけりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!! たちゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ゴミ箱の中に溜められた雨水でぐずぐずに溶けていく赤まりさ。
「望、そんな事したらかわいそうだよ」
「何言ってるの? アラタ。ゆっくりは見つけたらすぐ駆除しろって学校でも教えてるんだからね」
「……そうなの?」
「そうだよ。この前も学校のグラウンドに侵入してきたゆっくりをみんなで駆除したんだから」
ゆっくりに慈悲をかけようとするアラタに望はそう答えた。
家へ帰る道すがら、望は学校でのゆ虐教育の事について説明をする。
アラタのようにゆっくりに慈悲をかけようとしたクラスメイトがいじめられそうになった事。
グラウンドに侵入してきた子まりさと子れいむの姉妹をそのクラスメイトが、先生に促されてハンマーで駆除した事。
その後、そのクラスメートはいじめっ子達と和解して仲良くゆっくりの駆除をしている事を。
望の説明を聞きながら、アラタはどうして言葉の通じそうなゆっくりがこんなに嫌われてるのか、理解できずただ困惑しているだけだ
った……。
※
「訓練おわりー。さあさあ、はやく帰っておやつにしようよー」
天装術の訓練を終え、ゴセイピンクに変身するエリが帰宅を仲間達に促す。
「あたしもおなかすいたー」
エリの催促にゴセイイエローに変身するモネが同調する。
「やれやれ……」
そんな2人に苦笑いするゴセイブラックに変身するアグリ。
地上での下宿先である「天知天文研究所」に早歩きで向うエリとモネの後をアグリ、ハイド、アラタの3人が付いて行く。
「アラタ、どうしたんだ?」
ゴミ出しから帰ってきてからずっと、心ここにあらずといったアラタにハイドが声をかける。
「うん、ちょっとゆっくりについて」
「ゆっくり?」
「ハイドはゆっくりって知ってる?」
「たしか、地上の至る場所に住んでるヘッダーの事だったな」
「うん。実は……」
アラタが今朝のいきさつをハイドに話そうとしたその時、先に天知天文研究所に戻ったエリとモネの悲鳴が響き渡った。
『なによ、これはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
『!!』
アグリ、ハイド、アラタの3人は顔を見合わせて頷くと天知天文研究所に走り出した。
「何よコレぇぇぇぇっ!! 部屋の中が滅茶苦茶じゃない!!」
絶叫するエリとモネの前にはぐちぐちゃに荒らされた部屋と、床に落ちてぐちゃぐちゃになったケーキを貪り食うゆっくりの親子が。
「むーしゃむーしゃ、しあわせー」
『むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー』
汚らしい成体のでいぶと子れいむと赤まりさの3匹だ。
「ああーっ!!楽しみにしてたケーキがあぁぁぁっ」
エリの悲鳴にでいぶが顔をこちらに向けて叫ぶ。
「ゆゆっ!! ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!! くそにんげんはさっさときえてね!!」
「はやくきえりょ!! くしょにんげん!!」
「だじぇ!!」
ふてぶてしく叫ぶでいぶに続いて子れいむと赤まりさも叫ぶ。
「こ、このおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
楽しみにしていたケーキを食べられて激怒したエリがゆっくり親子に制裁を加えようと飛びかかろうとする。
「待ってエリ!!」
「放してアラタ!! こいつら許せないぃぃっ!!」
「だから待ってよ、ゆっくりだって言葉が通じるんだから、なんでこんな事をしたのか、まず話を聞こうよ!!」
「おかあしゃん、まりちゃ、うんうんちたいよ!!」
「ゆゆっ? おちびちゃんはおりこうさんだね!! それじゃ、おといれさんにうんうんしようね!!」
アラタ達のやりとりを気にも留めず、でいぶは1枚のカードをくぢゃぐちゃになった部屋の隅から口に咥えて持ってくる。
「さあ、おちびちゃん。うんうんしてね」
「うんうんちゅるよ!! ちゅっきりー!!」
ごろんと床に寝転がり、ひょうたん型に変形しながら、うんうんをカードの上にひり出す赤まりさ。
「れいみゅもちーちーするよ!! ちーちー!! ちゅっきりー!!」
「おい、あれ……アラタのカードじゃないのか?」
アグリが呆然とした表情で指差す先には、うんうんとちーちーにまみれたゴセイレッドの必殺技を出す為のカードがあった。
「……」
「放して、アラタ放し……アラタ?」
エリから手を離し、アラタは俯いたままゆっくり親子に近づく。
「ゆゆっ? おいどれい!! おちびちゃんのうんうんをさっさとかたづけ……」
ドゴオッ!!
「ゆべえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
でいぶの顔面にアラタのサッカーボールキックが突き刺さり、でいぶは割れた窓ガラスの上に壁に叩きつけられてから着地する。
「ゆぎいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! いだいいだいいだいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
全身に突き刺さったガラス片が転げ回るたびにより深く突き刺さる。
「ア……アラタ……」
エリが恐る恐る話しかける。
「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
そこにはいつもの穏やかなアラタの姿はなかった。鬼神のような表情で静かに激怒しているアラタ。
『おしょらをとんでるみちゃい!!』
アラタは子れいむと赤まりさの2匹をむんずと掴むと、でいぶの口の中にねじ込む。
そして窓を全開にすると、庭の木に目掛けてでいぶを思い切り投げつけた。
「おそら、ゆげえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
木に叩きつけられ、餡子と一緒に子供達を吐き出すでいぶ。
でいぶの吐き出した餡子がクッションになり、即死を免れた子れいむと赤まりさが餡子の海で目をまわしている。
でいぶはずるずると叩きつけられた木からずり落ちると、地面の上でゆ、ゆ、と痙攣している。
アラタはゆっくり親子から視線を部屋の床に向けると、うんうんとちーちーにまみれたカードには目もくれず、びりびりに破られた写
真をかき集める。
「……アラタ、それは?」
アグリが尋ねる。
「……望とみんなでここに来た時に撮った写真だよ」
「……アラタ」
寂しそうに答えるアラタになんと声をかけようか戸惑うモネ。
「アラタ、写真はまたみんなで撮ればいいさ」
そう言ってハイドが優しくアラタの肩に手を置く。
「……そうだね」
アラタは寂しそうにそう返すと、いつものように笑みを浮かべて仲間達に声をかける。
「さあ、みんな。部屋を片付けよう」
「ええ」
「ああ」
「そうだな」
「……うん」
アラタ達が部屋を片付けようとしたその時、部屋の片隅でダイスオー筐体モードになっていたゴセイジャーのサポートをする御使いの
データスが人型に変形して叫んだ。
「皆さん、ウォースター反応でっす!!」
~アイキャッチ~
ゆっくり虐めはふたばの餡庫でゆっくりたのしもうね!!
~アイキャッチ~
「はーっはっはっはっ!! 人間ども、もっと恐怖に怯えるがいい!!」
全身に目玉のある怪人が、目玉から四方八方に怪光線を乱射して、街を破壊する。
「そこまでだ!! ウォースター!!」
アラタの声に怪人が怪光線の照射を止め、振り向く。
『チェンジカード、天装!!』
五人が変身アイテム「テンソウダー」に変身のゴセイカードをセットし、ゴセイジャーの姿へと変身する。
「嵐のスカイックパワー、ゴセイレッド!!」
「息吹のスカイックパワー、ゴセイピンク!!」
「巌(いわお)のランディックパワー、ゴセイブセラック!!」
「芽萌(めぐみ)のランディックパワー、ゴセイイエロー!!」
「怒濤のシーイックパワー、ゴセイブルー!!」
『地球(ほし)を護るは天使の使命、天装戦隊ゴセイジャー!!』
名乗りを上げ、決めポーズを取るゴセイジャー。
「我が名は魔眼のガンドーフ!! コゼイジャー、今日が貴様らの命日だ!!」
怪人はそう名乗ると全身の目玉から怪光線を放つ。
『うわあぁぁぁっ!!』
『きゃあぁぁぁっ!!』
「ふははははは、どうしたさっきまでの威勢の良さは? そうらそら!!」
全身の目玉から放たれる怪光線に近づく事の出来ないゴセイジャー。
エネルギー弾を発射する光線銃ゴセイブラスターで遠距離から応戦しようとするが、ガンドーフの目玉が光った瞬間にはゴセイブラス
ターから放たれたエネルギー弾が撃ち落され、ゴセイジャーの体に怪光線が炸裂し爆発する。
しかもゴセイブラスターの連射速度よりも怪光線の連射速度のほうが速い。
「く、このままじゃ……!!」
ブルー、ブラック、イエロー、ピンクが撃ち倒され、レッドが地面に膝を付く。
「はーっはっはっはっ!!」
怪光線から逃れようとレッドはがむしゃらに側転を繰り返す。
「あの目玉を何とか出来れば……!!」
ドカーン!!
怪光線が運転手の逃げ出したトラックのコンテナを吹き飛ばす。
「ゆゆっ!! おそとにでられるんだぜ!! みんな、にげるんだぜ!!」
『ゆっくりりかいしたよ!!』
「……あれは!?」
怪光線が破壊したトラックのコンテナは加工所のトラックだった。
中に詰め込まれていたゆっくり達が我先にと中破したトラックから飛び出す。
『アラタ、アレはね、ゆっくりって言う饅頭だよ』
アラタの脳裏に今朝の望との会話が再生される。
「アレだ!!」
アラタはゆっくり達に駆け寄ると、まりさとありすを両手に掴みガンドーフに投げつける。
『おそらを』
バアンっ!!
投げつけられたまりさとありすが一瞬で爆ぜる。
「思ったとおりだ!! あいつの怪光線は単発の怪光線を連射してるだけなんだ!!」
「ふん!! だからなんだというのだ!! 死ねぇ!! ゴセイジャー!!」
「みんな!! ゆっくりを俺の投げたゆっくりと同じ場所に投げ続けてくれ!!」
『よし!!』
『わかったわ!!』
ブルー、ブラック、イエロー、ピンクがレッドの側へ駆け寄り、ゆっくりを手に取る。
「いくぞ!! くらえ!!」
レッドがれいむとぱちゅりーを投げつける。
『おそら』
バアン!! 一瞬で爆ぜる。
「ムダムダムダー!! 死ねえぇぇぇっ!!」
ブルー、ブラックがらんとちぇんを投げつける。
『おそら』
バアン!! バアン!! 一瞬で爆ぜる。
ピンクとイエローがまりさとありすを投げつける。
『おそら』
バアン!! バアン!! 一瞬で爆ぜる。
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!』
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!』
ゴセイジャー達は凄まじい速さでゆっくりを投げつけ続ける。
成体ゆっくりも子ゆっくりも赤ゆっくりも未熟児も関係なく、逃げ惑うゆっくりを捕まえては投げ捕まえては投げつける。
やがて、400匹を超えた辺りで遂に、投げつけたゆっくりがガーンドーフの目玉に到達し、破裂して中身の餡子やクリーム、カスタ
ードがガンドーフの目玉に染み込んだ。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 目が、目があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
次々と投げつけられ、餡子、クリーム、カスタードの染みになるゆっくり達。
そして全身の目玉に餡子、クリーム、カスタードが染み込ませられて激痛にのたうち回るガンドーフ。
500匹近くいたゆっくりをすべて使い、ゴセイジャーは劣勢から逆転する事に成功した。
「今だ!! ゴセイバスター!! ゴセイダイナミック!!」
すかさずガンドーフに各々の持つゴセイウェポンを合体させた必殺武器でトドメを刺す。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドカーンっ!!
「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
爆死したはずのガンドーフが巨大化する。
「ゴセイマシンカード、天装!!」
「天装合体!!」
ゴセイジャーは巨大合体ロボ、ゴセイグレートを召喚するとそれに乗り込んでガンドーフに立ち向かう。
「今度はさっきのようには行かんぞ!!」
ガンドーフの怪光線がゴセイグレートを滅多打ちにする。
『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「くそっ!! 巨大戦じゃ、さっきの手は使えないか!!」
アグリが悔しそうに吐き捨てる。
戦力がゴセイグレート1体しかいない上、ゆっくり達ももうない。
それにシーイックブラザーやランディックブラザーを召喚しても、撃ち落される可能性が高いだろう。
「せめて、でっかいゆっくり達がいれば……」
アラタが悔しそうに拳を握り締めたその時!!
ゴセイレッドのカードを収めたバックルが光り、1枚のカードが飛び出した。
「これは!?」
「もしかして、新しいカード!?」
アラタの手に収まったカードを見てモネが叫ぶ。
「アラタ、早速それ使おうよ!!」
エリの声にアラタは頷くと、カードをコクピットにセットしたテンソウダーにセットした。
『サモン、ゆっくりシスターズ』
テンソウダーからボイスが鳴ると同時に東方の曲が流れ、ゴセイグレートの目前に光る御札と八卦炉が出現し、中から巨大なれいむと
まりさが出現した。
『ゆっくりしていってね!!』
巨大れいむとまりさはそう宣言すると、ぽよんぽよんとゴセイグレートの手足先端に付いているゴセイヘッダーと、ほぼ同じサイズの
巨体でガンドーフに近づく。
ゴセイグレートに乗っているゴセイジャーには小さすぎて視認出来ないが、巨大ゆっくり達はそこら中から強制的に召喚された、野良
や野生ゆっくり達の寄せ集めだった。
お飾りや髪の色に合わせ不思議な力でくっつけられているゆっくり達。
ぱちゅりーやちぇんは剥げ饅頭にされ、肌色の部分にされている。
「ゆぎぃぃぃぃぃぃっ!! しんじゃう、しんじゃうぅぅぅぅっ!!」
「わからないよー!!」
「むきゅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「いちゃいんだじぇぇぇぇぇ!!」
「たすけてね!! かわいいれいむをたすけてね!!」
あんよ周辺のゆっくり達は跳ねるたびに潰されていく。
「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
「もっと……ゆっく……」
潰れるたびに、新しい野良や野生のゆっくり達が巨大ゆっくりの体内に召喚され、中のゆっくりから順に下へと移動して常に巨大ゆっ
くりの形状を保っている。
強制的に巨大ゆっくりに合体させられているゆっくり達に、ゴセイジャーもガンドーフも気づく事はなかった。
巨大れいむとまりさを形成するゆっくり達は何とか逃げようとするが、不思議な力で固められてて悲鳴を上げる事しか出来なかった。
「おそらをとんでるみたい!!」
巨大れいむがガンドーフの目前で天高く飛び上がると、叫んだ。
「ちーちーするよ!!」
巨大れいむが空中でちーちーをすると、ガンドーフにすべて降り注ぐ。
強制的に体内の水分を排出させられかさかさになったゆっくり達は圧縮され、中心から外側へ寄せられ、再び新しい野良や野生のゆっ
くり達が巨大れいむの体内に召喚されて巨大れいむの形状を保つ。
「ぐああっ!! きたねぇ!!」
「おお、くさいくさい」
着地した巨大れいむが小ばかにした顔でガンドーフを笑う。
「この糞饅頭がぁっ!!」
激怒して巨大れいむを蹴りつけようとするが、巨大れいむはぽよんぽよんとゴセイグレートの方へ跳ねて逃げて行く。
「うんうんするよ!! すっきりー!!」
巨大れいむを追いかけるガンドーフの目前で巨大まりさがうんうんを勢い良くひねり出した。
強制的に中身を排出させられかさかさになったゆっくり達は圧縮され、中心から外側へ寄せられ、再び新しい野良や野生のゆっくり達
が巨大まりさの体内に召喚されて巨大れいむの形状を保つ。
ズルっ。
うんうんを踏み、おもいっきりすっ転び、後頭部を強打するガンドーフ。
「ぐあぁぁぁぁっ!!」
「今だ!! 合体するぞ!!」
ゴセイグレートの両腕のシャークヘッダー、フェニックスヘッダーが外れて両膝に装着され、巨大れいむが右の拳にまりさが左の拳へ
と装着される。
装着の際に巨大れいむと巨大まりさの後頭部を形成するゆっくり達が潰れるが、また新しい野良や野生のゆっくり達が巨大れいむと巨
大まりさの体内に召喚されて巨大れいむとまりさの形状を保つ。
「ゆっくりゴセイグレート光臨!!」
「ゆっくりパンチャーグラインド!!」
ゴセイグレートが腕をだらんと下ろしたまま、腕をぷらぷらさせて振動させると、巨大れいむと巨大まりさのぺにぺにが硬くそそり立
った。
ゴセイジャー達には認識されていないが、まるで産毛のように全身から合体させられているゆっくり達の小さなぺにぺにがそそり立っ
ている。
ゴセイグレートが腰の入った右ストレートを放つと巨大れいむが腕から外れて、勢い良くガンドーフの目玉にぺにぺにを付き立てなが
ら激突爆散して餡子まみれにする。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ガンドーフの目玉をぺにぺにで抉り潰し餡子の染みになる。
『もういっちょ!! くらえぇぇぇぇっ!!』
続けて巨大まりさを左ストレートで射出する。
巨大まりさは巨大れいむのぺにぺにが刺さった場所に寸分違わずぺにぺにを付き立てる。
そして、体全体がガンドーフにぶつかり爆散する前に叫んだ。
「すっきりー!!」
バアンっ!!
巨大まりさが爆散すると同時に、ガンドーフに変化が現れ始めた。
「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
巨大まりさの放った精子餡が巨大れいむの餡子に反応し、大量の実ゆの実った茎を生やしたのだ。
茎はガンドーフのぺにぺにで潰された目の中から、ガンドーフのエネルギーをも吸い取り、次々と長さを伸ばし、数を増やし、実を付
けていく。
怪光線を放つエネルギーを奪われ続け、生命活動さえも危うい状態のガンドーフ。
「俺達(私達)護星天使が悪しき魂に天罰を下す!! グレートストライク!!」
ゴセイグレートが背中に装備していた大剣ドラゴンソードを右手に構え、真っ赤に燃やして必殺の一撃を振るう。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
『ゆぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! あつい、あつぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!』
『たしゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!! おちょぉしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん、おかあしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!』
わずかに生き残ったゆっくり達が茎を生やしながら、炎に包まれていく。
ドカアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
木っ端微塵にガンドーフと生き残りのゆっくり達が消滅し、とりあえずの平和な日常がもたらされたのだった……。
※
「それじゃ、撮りますよー。はい、チーズ」
カシャ。
でいぶ親子に荒らされた部屋もすっかりきれいに片付いた、良く晴れた日曜日。
でいぶ親子に破られた集合写真を家主の天知 秀一郎(あまち しゅういちろう)に撮ってもらうゴセイジャーと望。
「それにしても、災難でしたねぇ」
秀一郎の言葉に望が頷きながら、アラタ達に言う。
「今度からちゃんと戸締りしないと駄目だよ」
「うん。わかってるよ、望」
アラタはいつものように穏やかな笑みを浮かべながら返事をする。
「ゆーん。ここはみどりさんがいっぱいでゆっくりできるね」
「ほんとなんだぜ!! ここはいいところなんだぜ!!」
「きょきょをまりちゃたちのゆっきゅりぷれいちゅにちゅるんだじぇ!!」
「ゆっくち、ゆっくち!!」
声のした方向に全員が顔を向けると、そこには成体のれいむとまりさ、子ゆっくりのまりさと赤れいむの4匹家族がいた。
アラタと望は顔を見合わせて頷くと、それぞれ成体2匹をアラタが、子2匹を望が持ち上げる。
『おそらをとんでるみたい!!』
「おちょらをちょんじぇるみちゃい!!」
「ゆゆゆっち!!」
『俺(僕)達が悪しきゆっくりに天罰を下す!! 汚物は……消毒だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
『ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
~ED~ ガッチャゴセイジャー
「うー、やっぱりゴセイジャーは面白いんだどー」
そう言ってにこにこと笑顔でゴセイグレートのおもちゃを弄りながら、飼いゆっくりの胴付きれみりゃが笑う。
「そうか、よかったな」
俺はそう言って、洗濯機を回しにベランダへ向う。
『ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「あん? なんだ?」
「うー、ゆっくりゴセイグレートこうりんっなんだどー」
洗濯機を回して居間に戻ってくると、ゴセイグレートのヘッダージョイントにセロテープで画鋲を貼り付け、生餌用に買っておいた赤
ゆのれいむとまりさを突き刺してれみりゃが遊んでいた。
「ふう、子供ってのは良くもまあこういう遊びを思いつくもんだ……」
そのまま見ていると……。
「うー、いたいんだどー!!」
画鋲を誤って自分の指に刺してしまい泣き出すれみりゃ。
「やれやれ……」
その後、番組を見てゴセイグレートの玩具にに画鋲を付けてゆっくりを突き刺して遊んでてケガをする子供が続出した為、メーカーは
注意書きの紙を在庫すべてに同封し、ネット上でも注意を呼びかけた。
メーカーもいい迷惑だろう。
また、朝からやる番組でゆっくりの駆除や排泄等を流した事で、今後すべての特撮にゆっくりが出る事はなくなった。
駆除が面倒だからか、今まではどの特撮も画面の端などに野良が映ってる時もあったが、これからは撮影場所にいるすべてのゆっくり
は駆除してから撮影するようだ。
明日は月曜日。
また明日から、俺の野良ゆっくり駆除をする毎日が始まる。
もう、仕事とはいえ野良ゆっくりを駆除するの疲れたよ……。
おわり
初ゆ虐SSです。
ゆっくりがいる世界で放映された物という設定です。
放映話数が1桁の頃の物です。
内容がまずければ消します。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
護星天使、それは太古の昔から人知れず悪の手から地球を護り続けている存在。
数多の星々を侵略し続けてきた宇宙虐滅軍団ウォースターは地球を次なる標的とし、護星界と地上とを繋ぐ「天の塔」を破壊した。
「天の塔」を破壊した事で地球侵略を容易に進めようとしていたウォースターの前に、地球に修行に来ていた5人の護星天使見習いが立ち
向かう。
彼らは「天装戦隊ゴセイジャー」となり、地球の平和を守る為、宇宙虐滅軍団ウォースターと日夜戦い続けるのだ。
~アバン~
「望、今日は燃えるゴミの日だっけ?」
よく晴れた月曜日の朝、ゴセイレッドに変身する青年アラタは下宿先の1人息子で、唯一ゴセイジャーの事を知る少年、天知 望(あま
ち のぞむ)にゴミ袋片手に尋ねる。
「そうだよ。ちゃんと燃えない物と燃える物の分別してる?」
地上での生活を始めてまだあまり日の経っていないアラタに望が尋ねる。
「勿論だよ」
いつものように屈託の無い笑みを浮かべて頷くアラタ。
「それじゃ、ゴミ捨て場に行こう。アラタ」
「うん」
「アラタ、帰ってきたら天装術の訓練をするからな。早く戻ってこいよ」
ゴセイジャーのリーダー格でゴセイブルーに変身するハイドが、ゴミ袋を両手に持って望と一緒にゴミ出しに出かけようとするアラタ
に声をかける。
「わかったよ、ハイド」
そう返事をして、ゴミ出しに出かけていった。
「これでよし、と」
ゴミ袋をゴミ捨て場に置き、据付られた3重ネットを被せて2人は家へと戻る。
「望、なんであんなにネットを厳重にかける必要があるの?」
「なんでって、それは……」
アラタの疑問に答えようとする望の声を遮るように、けたたましい悲鳴が辺り一面に鳴り響いた。
「ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「!!」
「あっ!! アラタ!!」
真剣な顔で悲鳴のした方向へ駆け出すアラタ。
~OP~ 天装戦隊ゴセイジャー
~Aパート~
epic X 大逆転!ゆっくりしていってね!
「ゆぎゃあぁぁぁっ!! まりさのすてきなおぼうしさんがあぁぁぁぁっ!!」
「やめてね!! れいむはシングルマザーなんだよ!! かわいそうなんだよ!! やさしくしないといけないんだよ!!」
「ありすのとかいはなぺにぺにがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
アラタが悲鳴のした場所へと駆けつけた時、そこでは人の生首をほうきで殴打したり、踏みつけたりしている主婦達がいた。
「な、何……アレ。ヘッダー……なの?」
初めて見る喋る生首に驚くアラタ。
共に戦うゴセイヘッダーと言う様々な生き物の頭部の形をした生命体の一種だろうかと首を傾げる。
「アラタ、アレはね、ゆっくりって言う饅頭だよ」
アラタの後を追って来た望が、主婦達に叩き潰され、中身の餡子やクリームを撒き散らしているゆっくり達の事を説明する。
「ゆっくりって言うのはね、山や街の至る所に住み着いてる害虫なんだよ。人間の畑を荒らしたり、こうやって生ゴミを漁ったり、家に
進入して物を壊したりするどうしようもない生物(ナマモノ)なんだ」
「でも、アレ喋ってるよ?」
「あれはただの鳴き声だよ。あいつらは人間の言葉に良く似た言葉を話すけど、基本的に人間とはまともに意思疎通も出来ないんだよ」
「……そうなの?」
「そうだよ」
そう答えると、望は電柱の影に隠れて親が潰されるのを震えながら見ている、赤ちゃんゆっくりのまりさをひょいと掴み上げる。
「おしょらをとんでるみちゃい!!」
「わあ、かわいいなあ」
そう言って赤まりさに手を伸ばすアラタから、すっと赤まりさを持つ手を引くと、望はゴミ捨て場の近くに据えつけられたゆっくり用
ゴミ箱にすたすたと近づいて、赤まりさを投げ込んだ。
「ゆぴいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! とけりゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!! たちゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
ゴミ箱の中に溜められた雨水でぐずぐずに溶けていく赤まりさ。
「望、そんな事したらかわいそうだよ」
「何言ってるの? アラタ。ゆっくりは見つけたらすぐ駆除しろって学校でも教えてるんだからね」
「……そうなの?」
「そうだよ。この前も学校のグラウンドに侵入してきたゆっくりをみんなで駆除したんだから」
ゆっくりに慈悲をかけようとするアラタに望はそう答えた。
家へ帰る道すがら、望は学校でのゆ虐教育の事について説明をする。
アラタのようにゆっくりに慈悲をかけようとしたクラスメイトがいじめられそうになった事。
グラウンドに侵入してきた子まりさと子れいむの姉妹をそのクラスメイトが、先生に促されてハンマーで駆除した事。
その後、そのクラスメートはいじめっ子達と和解して仲良くゆっくりの駆除をしている事を。
望の説明を聞きながら、アラタはどうして言葉の通じそうなゆっくりがこんなに嫌われてるのか、理解できずただ困惑しているだけだ
った……。
※
「訓練おわりー。さあさあ、はやく帰っておやつにしようよー」
天装術の訓練を終え、ゴセイピンクに変身するエリが帰宅を仲間達に促す。
「あたしもおなかすいたー」
エリの催促にゴセイイエローに変身するモネが同調する。
「やれやれ……」
そんな2人に苦笑いするゴセイブラックに変身するアグリ。
地上での下宿先である「天知天文研究所」に早歩きで向うエリとモネの後をアグリ、ハイド、アラタの3人が付いて行く。
「アラタ、どうしたんだ?」
ゴミ出しから帰ってきてからずっと、心ここにあらずといったアラタにハイドが声をかける。
「うん、ちょっとゆっくりについて」
「ゆっくり?」
「ハイドはゆっくりって知ってる?」
「たしか、地上の至る場所に住んでるヘッダーの事だったな」
「うん。実は……」
アラタが今朝のいきさつをハイドに話そうとしたその時、先に天知天文研究所に戻ったエリとモネの悲鳴が響き渡った。
『なによ、これはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
『!!』
アグリ、ハイド、アラタの3人は顔を見合わせて頷くと天知天文研究所に走り出した。
「何よコレぇぇぇぇっ!! 部屋の中が滅茶苦茶じゃない!!」
絶叫するエリとモネの前にはぐちぐちゃに荒らされた部屋と、床に落ちてぐちゃぐちゃになったケーキを貪り食うゆっくりの親子が。
「むーしゃむーしゃ、しあわせー」
『むーちゃむーちゃ、ちあわちぇー』
汚らしい成体のでいぶと子れいむと赤まりさの3匹だ。
「ああーっ!!楽しみにしてたケーキがあぁぁぁっ」
エリの悲鳴にでいぶが顔をこちらに向けて叫ぶ。
「ゆゆっ!! ここはれいむたちのゆっくりプレイスだよ!! くそにんげんはさっさときえてね!!」
「はやくきえりょ!! くしょにんげん!!」
「だじぇ!!」
ふてぶてしく叫ぶでいぶに続いて子れいむと赤まりさも叫ぶ。
「こ、このおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
楽しみにしていたケーキを食べられて激怒したエリがゆっくり親子に制裁を加えようと飛びかかろうとする。
「待ってエリ!!」
「放してアラタ!! こいつら許せないぃぃっ!!」
「だから待ってよ、ゆっくりだって言葉が通じるんだから、なんでこんな事をしたのか、まず話を聞こうよ!!」
「おかあしゃん、まりちゃ、うんうんちたいよ!!」
「ゆゆっ? おちびちゃんはおりこうさんだね!! それじゃ、おといれさんにうんうんしようね!!」
アラタ達のやりとりを気にも留めず、でいぶは1枚のカードをくぢゃぐちゃになった部屋の隅から口に咥えて持ってくる。
「さあ、おちびちゃん。うんうんしてね」
「うんうんちゅるよ!! ちゅっきりー!!」
ごろんと床に寝転がり、ひょうたん型に変形しながら、うんうんをカードの上にひり出す赤まりさ。
「れいみゅもちーちーするよ!! ちーちー!! ちゅっきりー!!」
「おい、あれ……アラタのカードじゃないのか?」
アグリが呆然とした表情で指差す先には、うんうんとちーちーにまみれたゴセイレッドの必殺技を出す為のカードがあった。
「……」
「放して、アラタ放し……アラタ?」
エリから手を離し、アラタは俯いたままゆっくり親子に近づく。
「ゆゆっ? おいどれい!! おちびちゃんのうんうんをさっさとかたづけ……」
ドゴオッ!!
「ゆべえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
でいぶの顔面にアラタのサッカーボールキックが突き刺さり、でいぶは割れた窓ガラスの上に壁に叩きつけられてから着地する。
「ゆぎいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! いだいいだいいだいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
全身に突き刺さったガラス片が転げ回るたびにより深く突き刺さる。
「ア……アラタ……」
エリが恐る恐る話しかける。
「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
そこにはいつもの穏やかなアラタの姿はなかった。鬼神のような表情で静かに激怒しているアラタ。
『おしょらをとんでるみちゃい!!』
アラタは子れいむと赤まりさの2匹をむんずと掴むと、でいぶの口の中にねじ込む。
そして窓を全開にすると、庭の木に目掛けてでいぶを思い切り投げつけた。
「おそら、ゆげえぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
木に叩きつけられ、餡子と一緒に子供達を吐き出すでいぶ。
でいぶの吐き出した餡子がクッションになり、即死を免れた子れいむと赤まりさが餡子の海で目をまわしている。
でいぶはずるずると叩きつけられた木からずり落ちると、地面の上でゆ、ゆ、と痙攣している。
アラタはゆっくり親子から視線を部屋の床に向けると、うんうんとちーちーにまみれたカードには目もくれず、びりびりに破られた写
真をかき集める。
「……アラタ、それは?」
アグリが尋ねる。
「……望とみんなでここに来た時に撮った写真だよ」
「……アラタ」
寂しそうに答えるアラタになんと声をかけようか戸惑うモネ。
「アラタ、写真はまたみんなで撮ればいいさ」
そう言ってハイドが優しくアラタの肩に手を置く。
「……そうだね」
アラタは寂しそうにそう返すと、いつものように笑みを浮かべて仲間達に声をかける。
「さあ、みんな。部屋を片付けよう」
「ええ」
「ああ」
「そうだな」
「……うん」
アラタ達が部屋を片付けようとしたその時、部屋の片隅でダイスオー筐体モードになっていたゴセイジャーのサポートをする御使いの
データスが人型に変形して叫んだ。
「皆さん、ウォースター反応でっす!!」
~アイキャッチ~
ゆっくり虐めはふたばの餡庫でゆっくりたのしもうね!!
~アイキャッチ~
「はーっはっはっはっ!! 人間ども、もっと恐怖に怯えるがいい!!」
全身に目玉のある怪人が、目玉から四方八方に怪光線を乱射して、街を破壊する。
「そこまでだ!! ウォースター!!」
アラタの声に怪人が怪光線の照射を止め、振り向く。
『チェンジカード、天装!!』
五人が変身アイテム「テンソウダー」に変身のゴセイカードをセットし、ゴセイジャーの姿へと変身する。
「嵐のスカイックパワー、ゴセイレッド!!」
「息吹のスカイックパワー、ゴセイピンク!!」
「巌(いわお)のランディックパワー、ゴセイブセラック!!」
「芽萌(めぐみ)のランディックパワー、ゴセイイエロー!!」
「怒濤のシーイックパワー、ゴセイブルー!!」
『地球(ほし)を護るは天使の使命、天装戦隊ゴセイジャー!!』
名乗りを上げ、決めポーズを取るゴセイジャー。
「我が名は魔眼のガンドーフ!! コゼイジャー、今日が貴様らの命日だ!!」
怪人はそう名乗ると全身の目玉から怪光線を放つ。
『うわあぁぁぁっ!!』
『きゃあぁぁぁっ!!』
「ふははははは、どうしたさっきまでの威勢の良さは? そうらそら!!」
全身の目玉から放たれる怪光線に近づく事の出来ないゴセイジャー。
エネルギー弾を発射する光線銃ゴセイブラスターで遠距離から応戦しようとするが、ガンドーフの目玉が光った瞬間にはゴセイブラス
ターから放たれたエネルギー弾が撃ち落され、ゴセイジャーの体に怪光線が炸裂し爆発する。
しかもゴセイブラスターの連射速度よりも怪光線の連射速度のほうが速い。
「く、このままじゃ……!!」
ブルー、ブラック、イエロー、ピンクが撃ち倒され、レッドが地面に膝を付く。
「はーっはっはっはっ!!」
怪光線から逃れようとレッドはがむしゃらに側転を繰り返す。
「あの目玉を何とか出来れば……!!」
ドカーン!!
怪光線が運転手の逃げ出したトラックのコンテナを吹き飛ばす。
「ゆゆっ!! おそとにでられるんだぜ!! みんな、にげるんだぜ!!」
『ゆっくりりかいしたよ!!』
「……あれは!?」
怪光線が破壊したトラックのコンテナは加工所のトラックだった。
中に詰め込まれていたゆっくり達が我先にと中破したトラックから飛び出す。
『アラタ、アレはね、ゆっくりって言う饅頭だよ』
アラタの脳裏に今朝の望との会話が再生される。
「アレだ!!」
アラタはゆっくり達に駆け寄ると、まりさとありすを両手に掴みガンドーフに投げつける。
『おそらを』
バアンっ!!
投げつけられたまりさとありすが一瞬で爆ぜる。
「思ったとおりだ!! あいつの怪光線は単発の怪光線を連射してるだけなんだ!!」
「ふん!! だからなんだというのだ!! 死ねぇ!! ゴセイジャー!!」
「みんな!! ゆっくりを俺の投げたゆっくりと同じ場所に投げ続けてくれ!!」
『よし!!』
『わかったわ!!』
ブルー、ブラック、イエロー、ピンクがレッドの側へ駆け寄り、ゆっくりを手に取る。
「いくぞ!! くらえ!!」
レッドがれいむとぱちゅりーを投げつける。
『おそら』
バアン!! 一瞬で爆ぜる。
「ムダムダムダー!! 死ねえぇぇぇっ!!」
ブルー、ブラックがらんとちぇんを投げつける。
『おそら』
バアン!! バアン!! 一瞬で爆ぜる。
ピンクとイエローがまりさとありすを投げつける。
『おそら』
バアン!! バアン!! 一瞬で爆ぜる。
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!』
『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっ!!』
ゴセイジャー達は凄まじい速さでゆっくりを投げつけ続ける。
成体ゆっくりも子ゆっくりも赤ゆっくりも未熟児も関係なく、逃げ惑うゆっくりを捕まえては投げ捕まえては投げつける。
やがて、400匹を超えた辺りで遂に、投げつけたゆっくりがガーンドーフの目玉に到達し、破裂して中身の餡子やクリーム、カスタ
ードがガンドーフの目玉に染み込んだ。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 目が、目があぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
次々と投げつけられ、餡子、クリーム、カスタードの染みになるゆっくり達。
そして全身の目玉に餡子、クリーム、カスタードが染み込ませられて激痛にのたうち回るガンドーフ。
500匹近くいたゆっくりをすべて使い、ゴセイジャーは劣勢から逆転する事に成功した。
「今だ!! ゴセイバスター!! ゴセイダイナミック!!」
すかさずガンドーフに各々の持つゴセイウェポンを合体させた必殺武器でトドメを刺す。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドカーンっ!!
「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
爆死したはずのガンドーフが巨大化する。
「ゴセイマシンカード、天装!!」
「天装合体!!」
ゴセイジャーは巨大合体ロボ、ゴセイグレートを召喚するとそれに乗り込んでガンドーフに立ち向かう。
「今度はさっきのようには行かんぞ!!」
ガンドーフの怪光線がゴセイグレートを滅多打ちにする。
『うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「くそっ!! 巨大戦じゃ、さっきの手は使えないか!!」
アグリが悔しそうに吐き捨てる。
戦力がゴセイグレート1体しかいない上、ゆっくり達ももうない。
それにシーイックブラザーやランディックブラザーを召喚しても、撃ち落される可能性が高いだろう。
「せめて、でっかいゆっくり達がいれば……」
アラタが悔しそうに拳を握り締めたその時!!
ゴセイレッドのカードを収めたバックルが光り、1枚のカードが飛び出した。
「これは!?」
「もしかして、新しいカード!?」
アラタの手に収まったカードを見てモネが叫ぶ。
「アラタ、早速それ使おうよ!!」
エリの声にアラタは頷くと、カードをコクピットにセットしたテンソウダーにセットした。
『サモン、ゆっくりシスターズ』
テンソウダーからボイスが鳴ると同時に東方の曲が流れ、ゴセイグレートの目前に光る御札と八卦炉が出現し、中から巨大なれいむと
まりさが出現した。
『ゆっくりしていってね!!』
巨大れいむとまりさはそう宣言すると、ぽよんぽよんとゴセイグレートの手足先端に付いているゴセイヘッダーと、ほぼ同じサイズの
巨体でガンドーフに近づく。
ゴセイグレートに乗っているゴセイジャーには小さすぎて視認出来ないが、巨大ゆっくり達はそこら中から強制的に召喚された、野良
や野生ゆっくり達の寄せ集めだった。
お飾りや髪の色に合わせ不思議な力でくっつけられているゆっくり達。
ぱちゅりーやちぇんは剥げ饅頭にされ、肌色の部分にされている。
「ゆぎぃぃぃぃぃぃっ!! しんじゃう、しんじゃうぅぅぅぅっ!!」
「わからないよー!!」
「むきゅぅぅぅぅぅぅっ!!」
「いちゃいんだじぇぇぇぇぇ!!」
「たすけてね!! かわいいれいむをたすけてね!!」
あんよ周辺のゆっくり達は跳ねるたびに潰されていく。
「ゆぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
「もっと……ゆっく……」
潰れるたびに、新しい野良や野生のゆっくり達が巨大ゆっくりの体内に召喚され、中のゆっくりから順に下へと移動して常に巨大ゆっ
くりの形状を保っている。
強制的に巨大ゆっくりに合体させられているゆっくり達に、ゴセイジャーもガンドーフも気づく事はなかった。
巨大れいむとまりさを形成するゆっくり達は何とか逃げようとするが、不思議な力で固められてて悲鳴を上げる事しか出来なかった。
「おそらをとんでるみたい!!」
巨大れいむがガンドーフの目前で天高く飛び上がると、叫んだ。
「ちーちーするよ!!」
巨大れいむが空中でちーちーをすると、ガンドーフにすべて降り注ぐ。
強制的に体内の水分を排出させられかさかさになったゆっくり達は圧縮され、中心から外側へ寄せられ、再び新しい野良や野生のゆっ
くり達が巨大れいむの体内に召喚されて巨大れいむの形状を保つ。
「ぐああっ!! きたねぇ!!」
「おお、くさいくさい」
着地した巨大れいむが小ばかにした顔でガンドーフを笑う。
「この糞饅頭がぁっ!!」
激怒して巨大れいむを蹴りつけようとするが、巨大れいむはぽよんぽよんとゴセイグレートの方へ跳ねて逃げて行く。
「うんうんするよ!! すっきりー!!」
巨大れいむを追いかけるガンドーフの目前で巨大まりさがうんうんを勢い良くひねり出した。
強制的に中身を排出させられかさかさになったゆっくり達は圧縮され、中心から外側へ寄せられ、再び新しい野良や野生のゆっくり達
が巨大まりさの体内に召喚されて巨大れいむの形状を保つ。
ズルっ。
うんうんを踏み、おもいっきりすっ転び、後頭部を強打するガンドーフ。
「ぐあぁぁぁぁっ!!」
「今だ!! 合体するぞ!!」
ゴセイグレートの両腕のシャークヘッダー、フェニックスヘッダーが外れて両膝に装着され、巨大れいむが右の拳にまりさが左の拳へ
と装着される。
装着の際に巨大れいむと巨大まりさの後頭部を形成するゆっくり達が潰れるが、また新しい野良や野生のゆっくり達が巨大れいむと巨
大まりさの体内に召喚されて巨大れいむとまりさの形状を保つ。
「ゆっくりゴセイグレート光臨!!」
「ゆっくりパンチャーグラインド!!」
ゴセイグレートが腕をだらんと下ろしたまま、腕をぷらぷらさせて振動させると、巨大れいむと巨大まりさのぺにぺにが硬くそそり立
った。
ゴセイジャー達には認識されていないが、まるで産毛のように全身から合体させられているゆっくり達の小さなぺにぺにがそそり立っ
ている。
ゴセイグレートが腰の入った右ストレートを放つと巨大れいむが腕から外れて、勢い良くガンドーフの目玉にぺにぺにを付き立てなが
ら激突爆散して餡子まみれにする。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ガンドーフの目玉をぺにぺにで抉り潰し餡子の染みになる。
『もういっちょ!! くらえぇぇぇぇっ!!』
続けて巨大まりさを左ストレートで射出する。
巨大まりさは巨大れいむのぺにぺにが刺さった場所に寸分違わずぺにぺにを付き立てる。
そして、体全体がガンドーフにぶつかり爆散する前に叫んだ。
「すっきりー!!」
バアンっ!!
巨大まりさが爆散すると同時に、ガンドーフに変化が現れ始めた。
「うぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
巨大まりさの放った精子餡が巨大れいむの餡子に反応し、大量の実ゆの実った茎を生やしたのだ。
茎はガンドーフのぺにぺにで潰された目の中から、ガンドーフのエネルギーをも吸い取り、次々と長さを伸ばし、数を増やし、実を付
けていく。
怪光線を放つエネルギーを奪われ続け、生命活動さえも危うい状態のガンドーフ。
「俺達(私達)護星天使が悪しき魂に天罰を下す!! グレートストライク!!」
ゴセイグレートが背中に装備していた大剣ドラゴンソードを右手に構え、真っ赤に燃やして必殺の一撃を振るう。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
『ゆぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! あつい、あつぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!』
『たしゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!! おちょぉしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん、おかあしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!』
わずかに生き残ったゆっくり達が茎を生やしながら、炎に包まれていく。
ドカアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァンッ!!
木っ端微塵にガンドーフと生き残りのゆっくり達が消滅し、とりあえずの平和な日常がもたらされたのだった……。
※
「それじゃ、撮りますよー。はい、チーズ」
カシャ。
でいぶ親子に荒らされた部屋もすっかりきれいに片付いた、良く晴れた日曜日。
でいぶ親子に破られた集合写真を家主の天知 秀一郎(あまち しゅういちろう)に撮ってもらうゴセイジャーと望。
「それにしても、災難でしたねぇ」
秀一郎の言葉に望が頷きながら、アラタ達に言う。
「今度からちゃんと戸締りしないと駄目だよ」
「うん。わかってるよ、望」
アラタはいつものように穏やかな笑みを浮かべながら返事をする。
「ゆーん。ここはみどりさんがいっぱいでゆっくりできるね」
「ほんとなんだぜ!! ここはいいところなんだぜ!!」
「きょきょをまりちゃたちのゆっきゅりぷれいちゅにちゅるんだじぇ!!」
「ゆっくち、ゆっくち!!」
声のした方向に全員が顔を向けると、そこには成体のれいむとまりさ、子ゆっくりのまりさと赤れいむの4匹家族がいた。
アラタと望は顔を見合わせて頷くと、それぞれ成体2匹をアラタが、子2匹を望が持ち上げる。
『おそらをとんでるみたい!!』
「おちょらをちょんじぇるみちゃい!!」
「ゆゆゆっち!!」
『俺(僕)達が悪しきゆっくりに天罰を下す!! 汚物は……消毒だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
『ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
~ED~ ガッチャゴセイジャー
「うー、やっぱりゴセイジャーは面白いんだどー」
そう言ってにこにこと笑顔でゴセイグレートのおもちゃを弄りながら、飼いゆっくりの胴付きれみりゃが笑う。
「そうか、よかったな」
俺はそう言って、洗濯機を回しにベランダへ向う。
『ゆぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
「あん? なんだ?」
「うー、ゆっくりゴセイグレートこうりんっなんだどー」
洗濯機を回して居間に戻ってくると、ゴセイグレートのヘッダージョイントにセロテープで画鋲を貼り付け、生餌用に買っておいた赤
ゆのれいむとまりさを突き刺してれみりゃが遊んでいた。
「ふう、子供ってのは良くもまあこういう遊びを思いつくもんだ……」
そのまま見ていると……。
「うー、いたいんだどー!!」
画鋲を誤って自分の指に刺してしまい泣き出すれみりゃ。
「やれやれ……」
その後、番組を見てゴセイグレートの玩具にに画鋲を付けてゆっくりを突き刺して遊んでてケガをする子供が続出した為、メーカーは
注意書きの紙を在庫すべてに同封し、ネット上でも注意を呼びかけた。
メーカーもいい迷惑だろう。
また、朝からやる番組でゆっくりの駆除や排泄等を流した事で、今後すべての特撮にゆっくりが出る事はなくなった。
駆除が面倒だからか、今まではどの特撮も画面の端などに野良が映ってる時もあったが、これからは撮影場所にいるすべてのゆっくり
は駆除してから撮影するようだ。
明日は月曜日。
また明日から、俺の野良ゆっくり駆除をする毎日が始まる。
もう、仕事とはいえ野良ゆっくりを駆除するの疲れたよ……。
おわり