ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1849 ちぇんの幸せと初めてのお友達
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ankoss
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・ネタが被ったらごめんなさい
・ありきたり
・希少種がゲス
・みんな狂ってる
―――――――――――――――――――――――――
ちぇんの幸せと初めてのお友達
―――――――――――――――――――――――――
山の森の中。一匹のちぇんが産まれました。
れいむとちぇんという珍しい番の間に産まれたちぇんは、三匹姉妹のただ一匹の長女ちぇんでした。
これから自分がたくさん経験する沢山のゆっくりを夢見ながら、すくすくと育っていきました。
ちぇんが子ゆっくりと成体ゆっくりの間くらいの大きさになった時、ちぇんの生涯を180度変えてしまう事件が起こりました。。
最愛の父であり尊敬していた父が、誰よりも優しかった母に殺されてしまったのです。
理由は至極簡単なことです。
餌が少ない。
ただそれだけです。
餌が少ないのは当たり前。
子供がもうすぐ一人立ちの時だというのに母は、危ないから、可愛いから、そんな理由で子供達に狩を教えようとしなかったのです。
ほぼ成体の大きさであるれいむ二匹とちぇん一匹を養うにはゆっくり一匹では不可能でした。
そんなこと、知ってか知らずか母親のれいむは父親ちぇんをゲスだと罵り殺してしまったのです。
子供の三匹は父の死を悼むより母を恐れていました。
今まで強さの象徴であった父が母によって無惨に殺され、母親という存在が二匹の絶対的なものになりました。
母の言葉は絶対。逆らえばその先には死しか待っていない。
父が死んだその日から、この家族は歪んでいきました。
―――――――――――――――――――――――――
「ゆっがぁぁぁぁぁぁ!!!!なんでれいむさまのごはんがないの!?ばかなの!?しぬの!?」
今日も母親の大声が巣の中に響きます。
「わ、わかるよー・・・おかーさんがきのうぜんぶたべちゃったからなんだねー・・・・」
「ゆあぁん?なんなの?こどものくせにおやにはむかうの?そんなにえらいの?ねぇ!!えらいの!!??」
ちぇんは事実を伝えただけなのにこの言われようです。
無論こう言われてしまってはちぇんには謝る事しかできることはありません。
「ご、ごめんなさいなんだよー!」
「ゆんっ!!わかればいいんだよ!!ゆ?・・・・ゆふふ!いいことおもいついちゃったよ!!
おいちぇん!おまえがごはんさんとってきてね!!!あまあまでもいいよ!!」
「わ、わから!?」
「くちごたえするの?」
「・・・・・わかったよー・・・・」
こうしてちぇんは家族を養うために餌を取りに行くことになってしまいました。
ですがちぇんは餌の取り方など知りません。教えてもらうべき父親はもう居ないのです。
「わからないよ・・・・・・」
「ゆぁあん!?なんでこれしかもってこれないのぉぉぉぉ!!??ぐずなの?むのうなの?」
ある時はぼろぼろになりながら一生懸命とってきた物は少ないと一蹴りにされ巣から追い出され、もう一度取ってこいと言われました。
「はぁあ!?なんでおはなさんなんかもってきてるのぉ!?れいむはあまあまがたべたいっていってるんだよ!?」
またある時はゆっくりにとってご馳走であるはずの花を取ってきてもこんな物食べたくないと言い、あんよで踏みつぶします。
「はっふ!!めっちゃうっめ!!これめっちゃうめ!!!」
「あまあまだね!!!クズのちぇんはもっともってきてね!!」
「あまあまはおいしいねー?」
頑張って甘い木の実を持ってきても自分の分は残されず、ついには姉妹にすら奴隷の様に扱われる様になってしまいました。
この巣の周りには他のゆっくりなど一匹もおらず、ちぇんは毎日孤独の中で生きていました。
「・・・・・わからないよ・・・・」
ちぇんは毎日親や妹に邪険にされ、ただの餌を持ってくる道具程度にしか思われていないことは分かっていました。
もう絆なんてない。ただ自分はこのままこき使われながら死んでいくのだろう。
そうちぇんは考えていました。
でもある日。ちぇんの生涯で二度目であり、最後の事件が起こったのです。
毎日のようになにも言わず、ただ食べられる物を集めていたちぇん。
この日は何となく遠くにいきたかったので普段は行かないところまで進んでいました。
もし動物に出会って殺されれば御の字、そんなことを考えていました。
ある程度進むと人間の作った山道にやってきました。
そこで初めて家族以外のゆっくりと出会ったのです。
それも、ちぇん種が最も敬愛するらん種に・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――
「ら、らんしゃま・・・・・・」
自分の本能に刻まれたらんという存在。それはちぇんに降り懸かる火の粉を全て払ってくれるヒーローのような存在。
初めて見た家族以外のゆっくりがそれだったのですから通常以上に美化されてその姿がちぇんの目に映りました。
それに帽子には銀色に輝く綺麗なバッジをつけていたのです。
このらん以上にゆっくりしたゆっくりなど存在しないとまでちぇんは思いました。
「ん?ちぇん?」
どうやららんもちぇんに気が付いた様です。
「ら、らんしゃまぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ちぇんはらんに向かって一直線に抱きつこうと飛びかかりました。
「うわっ!あぶないな!」
「ゆべっ!?」
ちぇんが思っていた展開とは少し違ったようです。らんは何の迷いもなくちぇんのダイビング抱擁を避けてしまいました。
「わ・・・わから・・・ないよ・・・・」
「わからないのはこっちだって。で、お前はいったい何なんだ?」
ちぇんはらんに全てを話しました。
父親が母親に殺された事。母親に餌を取りに行かされている事。姉妹にすら裏切られてしまったこと。
そして今まで家族以外のゆっくりを見たことが無く、友達が出来たことが無いという事。
それから、友達がなんなのか分からないという事。
ちぇんの話にらんはとっても真摯に取り合ってくれました。
ちぇんの話を最後まで聞き、ちぇんの言葉に相槌を打つ。
至って普通の事でしたが、ちぇんにとってそれはとてもうれしい事だったのです。
「ふんふん。つまりおまえはいまとってもたいへんなんだな。」
「そうなんだよー・・・・ちぇんは・・・ちぇんは・・・・」
「そうだ。おまえ、わたしのともだちになってみないか?」
「らんしゃまと・・・・・ともだち・・・・?」
「ああ、どうだい?」
それはちぇんにとって願ったり叶ったりでした。大好きならんが友達になろうと言ってくれたのです。
ちぇんが断れるはずがありません。
「お、おねがいするんだよー!!!」
「あぁ。それじゃあいまからわたしとおまえは『ともだち』だ」
その時、らんはとてもらんとは思えないドス黒い笑顔をしていましたがちぇんは余りのうれしさにはしゃいでいて気が付きませんでした。
その後、らんの飼い主であろう人間に車に乗せられ人間の家に連れて行かれました。
―――――――――――――――――――――――――
一方母親れいむ達はというと・・・・・
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」
「ふんっ!!うるさいよ!!れいむはおなかぺーこぺーこなんだよ!?そしたらたべられるのがこどもでしょ!!!」
母れいむが子供れいむを食べていました。
ちなみに子供れいむは一匹しか見あたりません。どこに行ったのでしょうか?
「む~しゃむ~しゃ・・・それなりー」
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!も・・・もっと・・ゆっk・・・・・」
「ゆふん!!このこはさっきのこよりあまあまでおいしいね!!さすがれいむのこだよぉぉぉぉ!!」
どうやら食べてしまっていた様です。あと子供れいむが事切れてしまいました。
「ゆぅ?まったくこんじょうなしだね!!こんなのでしぬなんてだらしがないよ!!!むーしゃむーしゃ・・・・ごっくん!!」
己の子供を食べ終わったれいむは最後の子供であるちぇんの悪口を言い始めました。
「だらしがないといえばあのちぇんもだね!!
れいむさまのとうといあんこをついでるっていうのに、あのむのうさはなんなんだろうね!!!
やっぱりくずのちぇんなんかをおっとにしたからだね!!つぎはきしょうしゅをおっとにするよ!!!」
到底実現不可能な夢を語りながら体をぐねぐねさせています。
「ゆー・・・たべたらねむくなってきたよ・・・・れいむさまのすーぱーすーやすーやたいむだよ・・・・すーやすーや・・・・」
寝てしまいました。
れいむ種特有の巣の入り口に張っているはずの結界すら張らずに。
先ほどあれだけ大声で騒いでいたので、早速数匹の捕食種がれいむの巣穴にたどり着いていました。
「れみりゃさまったらとってもかりすまっ!!なんだどぉー♪」
「「うー♪」」
どうやられみりゃの親子のようです。親は胴着き、子供は胴なしです。
「でっぷりしてておいしそうなんだどぉー!おちびー!いくんだどぉー!!おちびはむてきなんだどぉー」
「「うー☆うー♪」」
れみりゃはでっぷり太ったれいむを見ると、子供に檄を飛ばし襲わせました。
「ゆぅ・・・・うるさいね・・・れいむさまはいますーぱーす~やす~やたいむのまっさいちゅうなんdれみりゃぁぁぁぁぁ!!??」
気づいたときには既に時遅し、子れみりゃに体を噛みつかれ痛みで動けなくなってしまいました。
「ゆっぎぃぃぃ・・・いだいぃぃぃぃぃ!!!はなせぇぇぇ!!!くずどもぉぉぉぉぉ!!!!」
「「うー☆うー!!」」
れいむの言葉などお構いなしに子れみりゃはれいむの中身を吸っていきます。
「や・・・やべ・・・で・・・・」
もう限界かと思われたその時、れみりゃから驚きの言葉が放たれました。
「おちび!!そこまでにしとくんだど。」
「「うー?」」
「ゆ・・・?た、たすかったの・・・?」
れいむは自分が助かったのだと思い、嬉しくなっていました。
が、そう簡単に物事は進みません。
「そいつはとってもおおきいからほぞんしょくにするんだどぉー」
「ゆ?」
「「うー♪」」
そうなのです。れみりゃは別にれいむを助けたわけではありません。
ただ単に大きいゆっくりだったので、今食べてしまうのはもったいないと思っただけなのです。
「うー☆れみりゃぁぁぱぁぁんち!!なんだどぉー♪」
「ゆべっ!?」
れみりゃはれいむに近づくとその顔面めがけてパンチを繰り出しました。
その衝撃でれいむが倒れ、れいむのあんよがむき出しになりました。
「うー☆すぴあざ!ぐんぐにるぅ!!なんだどぉ♪」
「ゆっぎゃあああああああ!!!!れいむのおとこをめろめろにするびきゃくがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
れいむのあんよにそこら変にあった枝で傷を付けていきます。
「「うー☆♪」」
それを見ていた子れみりゃ達はとっても楽しそうです。
結局この後あんよを滅多切りにされたれいむは歩くことが出来なくされ、髪の毛と飾りも奪われハゲ饅頭と化してしまいました。
れみりゃ親子はそのハゲ饅頭を自分達の巣に持ち帰り、口の中にゆっくりの死臭がたっぷりついた飾りをいっぱいに詰めました。
アナルも水を使って溶かして塞ぎました。
こうしてれみりゃたちの越冬用の食料第一号が完成しました。
れいむは少なくとも越冬後まではそう簡単に死ぬことはありません
越冬用の食料は少なくとも五種類は作り、ローテーションで食べていくので中身がなくなる速度が遅いのです。
れいむの中身は越冬するまで十分保つでしょう。なぜなら成体間近のゆっくりを直前に二匹も食べているのですから。
―――――――――――――――――――――――――
ちぇんがらんの飼い主の家に来てから一週間が経ちました。
ちぇんは幸せでした。
大好きならんと友達なのですから。
「なぁ?ちぇん?わたしたちは『ともだち』だよなぁ?」
「わかるよー♪ともだちだよー♪」
「うん。そうだよな。じゃあさぁ、こんなことしてもだいじょうぶだよねぇ?」
そう言うとらんはちぇんに体当たりをしました。
「ゆべっ!?」
壁に当たり跳ね返ってきたちぇんはとても幸せそうな顔で笑っています。
狂っているのではありません。嬉しいのです。
「わ、わかるよー・・ともだちならなんでもゆるしあえるんだねー?」
「くくく・・・そうだよぉ・・・だってわたしたちってさ、『ともだち』だもんねぇ?」
らんも笑っています。とても黒い笑顔で。
らんもまた、ちぇんと同じように幸せなのです。
一週間前、まだこの家に来たばかりの頃は戸惑っていましたが、ちぇんはらんに教えて貰いました。
友達は何でも許しあえる仲なんだ。
友達はいっつも笑顔で居なきゃいけないんだ。
友達はいつでもお互いの幸せのために頑張るんだ。
ちぇんにとって初めての友達。
友達っていうものが何なのか、知らなかったちぇんに友達を教えてくれた大切な友達。
ハッキリ言って家族と一緒にいたときよりも体の傷が増えていましたが、全然気になりませんでした。
家族はちぇんを罵ってばかりいました。
だからちぇんは辛かったのです。
らんはちぇんと笑ってくれます。
だからちゃんはとっても幸せです。
たぶんこの幸せはちぇんが死ぬまでずっと続きます。
「なぁ?ちぇん?わたしたち『ともだち』だよね?」
「そうだよー!!ちぇんはずっとらんしゃまとともだちだよー♪」
「そっか・・・・じゃあこんなことしてもいいよね?」
―――――――――――――――――――――――――
ちぇんの幸せは以外と早く終わってしまいそうです。
らんに押し倒され、無理矢理にすっきりーさせられてしまったのです。
何回も、何回も。実った赤ゆがだんだん黒ずんでいっているのです。
それと一緒にちぇんの体も少しずつ黒ずんでいっています。
「わかるよー・・・ちぇんはもうだめなんだねー・・・」
「あぁ・・・ごめんねぇ?ちぇん。がまんできなかったんだよぉ・・・」
ちぇんはらんの友達です。
だかららんを許してあげます。
「いいんだよー。らんしゃまー。・・・・・・・・・ねぇ?らんしゃま?」
「な、なんだい?ちぇん・・・くふっ・・・・・」
「らんしゃまはいまとってもしあわせー?」
「そうだねぇ・・とってもしあわせだよぉ?」
「そっかぁ・・・・わかるよー・・・それはとってもいいことなんだねー・・・・・」
ちぇんは笑います。初めて出来た友達に。誰よりも大切な友達に。
ちぇんが最後に聞いたのは、大切な友達のとっても楽しそうな笑い声でした。
ちぇんはらんのともだちです。
ちぇんはともだちだから、らんがなにをしてもゆるしてあげます。
ちぇんはらんのともだちです。
ちぇんはいつだってらんのためにわらいます。
ちぇんはらんのともだちです。
だから
ともだちだからちぇんは、とってもしあわせでした。
おわり
―――――――――――――――――――――――――
おひさ。ぬちゃぬちゃあきだよ。
誰でも何かしらの後ろ盾があると増徴するモノです。嫌なモノですね。
GGGのやつゆっくりである必要なくなった来ちゃった。どーしよ。
一応人間さんがふざけてるのと、ゆっくりがキャストやってるって設定のTVの奴を両方書いてるけどなかなか進まない。
ちなみに今両方とも10キロも行ってないよ?
にとりあきさま、まだ書いてすらいないのに挿絵ありがとうございます。
貴方のためにもさっさと書き上げる努力を致します。
一人でも面白かったって言ってくれる人がいれば、僕はあと十年は戦えるんです。
以上、最近ガチでヤバいぬちゃぬちゃあきでした。
ではでは
・ありきたり
・希少種がゲス
・みんな狂ってる
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ちぇんの幸せと初めてのお友達
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山の森の中。一匹のちぇんが産まれました。
れいむとちぇんという珍しい番の間に産まれたちぇんは、三匹姉妹のただ一匹の長女ちぇんでした。
これから自分がたくさん経験する沢山のゆっくりを夢見ながら、すくすくと育っていきました。
ちぇんが子ゆっくりと成体ゆっくりの間くらいの大きさになった時、ちぇんの生涯を180度変えてしまう事件が起こりました。。
最愛の父であり尊敬していた父が、誰よりも優しかった母に殺されてしまったのです。
理由は至極簡単なことです。
餌が少ない。
ただそれだけです。
餌が少ないのは当たり前。
子供がもうすぐ一人立ちの時だというのに母は、危ないから、可愛いから、そんな理由で子供達に狩を教えようとしなかったのです。
ほぼ成体の大きさであるれいむ二匹とちぇん一匹を養うにはゆっくり一匹では不可能でした。
そんなこと、知ってか知らずか母親のれいむは父親ちぇんをゲスだと罵り殺してしまったのです。
子供の三匹は父の死を悼むより母を恐れていました。
今まで強さの象徴であった父が母によって無惨に殺され、母親という存在が二匹の絶対的なものになりました。
母の言葉は絶対。逆らえばその先には死しか待っていない。
父が死んだその日から、この家族は歪んでいきました。
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「ゆっがぁぁぁぁぁぁ!!!!なんでれいむさまのごはんがないの!?ばかなの!?しぬの!?」
今日も母親の大声が巣の中に響きます。
「わ、わかるよー・・・おかーさんがきのうぜんぶたべちゃったからなんだねー・・・・」
「ゆあぁん?なんなの?こどものくせにおやにはむかうの?そんなにえらいの?ねぇ!!えらいの!!??」
ちぇんは事実を伝えただけなのにこの言われようです。
無論こう言われてしまってはちぇんには謝る事しかできることはありません。
「ご、ごめんなさいなんだよー!」
「ゆんっ!!わかればいいんだよ!!ゆ?・・・・ゆふふ!いいことおもいついちゃったよ!!
おいちぇん!おまえがごはんさんとってきてね!!!あまあまでもいいよ!!」
「わ、わから!?」
「くちごたえするの?」
「・・・・・わかったよー・・・・」
こうしてちぇんは家族を養うために餌を取りに行くことになってしまいました。
ですがちぇんは餌の取り方など知りません。教えてもらうべき父親はもう居ないのです。
「わからないよ・・・・・・」
「ゆぁあん!?なんでこれしかもってこれないのぉぉぉぉ!!??ぐずなの?むのうなの?」
ある時はぼろぼろになりながら一生懸命とってきた物は少ないと一蹴りにされ巣から追い出され、もう一度取ってこいと言われました。
「はぁあ!?なんでおはなさんなんかもってきてるのぉ!?れいむはあまあまがたべたいっていってるんだよ!?」
またある時はゆっくりにとってご馳走であるはずの花を取ってきてもこんな物食べたくないと言い、あんよで踏みつぶします。
「はっふ!!めっちゃうっめ!!これめっちゃうめ!!!」
「あまあまだね!!!クズのちぇんはもっともってきてね!!」
「あまあまはおいしいねー?」
頑張って甘い木の実を持ってきても自分の分は残されず、ついには姉妹にすら奴隷の様に扱われる様になってしまいました。
この巣の周りには他のゆっくりなど一匹もおらず、ちぇんは毎日孤独の中で生きていました。
「・・・・・わからないよ・・・・」
ちぇんは毎日親や妹に邪険にされ、ただの餌を持ってくる道具程度にしか思われていないことは分かっていました。
もう絆なんてない。ただ自分はこのままこき使われながら死んでいくのだろう。
そうちぇんは考えていました。
でもある日。ちぇんの生涯で二度目であり、最後の事件が起こったのです。
毎日のようになにも言わず、ただ食べられる物を集めていたちぇん。
この日は何となく遠くにいきたかったので普段は行かないところまで進んでいました。
もし動物に出会って殺されれば御の字、そんなことを考えていました。
ある程度進むと人間の作った山道にやってきました。
そこで初めて家族以外のゆっくりと出会ったのです。
それも、ちぇん種が最も敬愛するらん種に・・・・・・・
―――――――――――――――――――――――――
「ら、らんしゃま・・・・・・」
自分の本能に刻まれたらんという存在。それはちぇんに降り懸かる火の粉を全て払ってくれるヒーローのような存在。
初めて見た家族以外のゆっくりがそれだったのですから通常以上に美化されてその姿がちぇんの目に映りました。
それに帽子には銀色に輝く綺麗なバッジをつけていたのです。
このらん以上にゆっくりしたゆっくりなど存在しないとまでちぇんは思いました。
「ん?ちぇん?」
どうやららんもちぇんに気が付いた様です。
「ら、らんしゃまぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ちぇんはらんに向かって一直線に抱きつこうと飛びかかりました。
「うわっ!あぶないな!」
「ゆべっ!?」
ちぇんが思っていた展開とは少し違ったようです。らんは何の迷いもなくちぇんのダイビング抱擁を避けてしまいました。
「わ・・・わから・・・ないよ・・・・」
「わからないのはこっちだって。で、お前はいったい何なんだ?」
ちぇんはらんに全てを話しました。
父親が母親に殺された事。母親に餌を取りに行かされている事。姉妹にすら裏切られてしまったこと。
そして今まで家族以外のゆっくりを見たことが無く、友達が出来たことが無いという事。
それから、友達がなんなのか分からないという事。
ちぇんの話にらんはとっても真摯に取り合ってくれました。
ちぇんの話を最後まで聞き、ちぇんの言葉に相槌を打つ。
至って普通の事でしたが、ちぇんにとってそれはとてもうれしい事だったのです。
「ふんふん。つまりおまえはいまとってもたいへんなんだな。」
「そうなんだよー・・・・ちぇんは・・・ちぇんは・・・・」
「そうだ。おまえ、わたしのともだちになってみないか?」
「らんしゃまと・・・・・ともだち・・・・?」
「ああ、どうだい?」
それはちぇんにとって願ったり叶ったりでした。大好きならんが友達になろうと言ってくれたのです。
ちぇんが断れるはずがありません。
「お、おねがいするんだよー!!!」
「あぁ。それじゃあいまからわたしとおまえは『ともだち』だ」
その時、らんはとてもらんとは思えないドス黒い笑顔をしていましたがちぇんは余りのうれしさにはしゃいでいて気が付きませんでした。
その後、らんの飼い主であろう人間に車に乗せられ人間の家に連れて行かれました。
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一方母親れいむ達はというと・・・・・
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!やめてぇぇぇぇぇぇ!!!」
「ふんっ!!うるさいよ!!れいむはおなかぺーこぺーこなんだよ!?そしたらたべられるのがこどもでしょ!!!」
母れいむが子供れいむを食べていました。
ちなみに子供れいむは一匹しか見あたりません。どこに行ったのでしょうか?
「む~しゃむ~しゃ・・・それなりー」
「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!も・・・もっと・・ゆっk・・・・・」
「ゆふん!!このこはさっきのこよりあまあまでおいしいね!!さすがれいむのこだよぉぉぉぉ!!」
どうやら食べてしまっていた様です。あと子供れいむが事切れてしまいました。
「ゆぅ?まったくこんじょうなしだね!!こんなのでしぬなんてだらしがないよ!!!むーしゃむーしゃ・・・・ごっくん!!」
己の子供を食べ終わったれいむは最後の子供であるちぇんの悪口を言い始めました。
「だらしがないといえばあのちぇんもだね!!
れいむさまのとうといあんこをついでるっていうのに、あのむのうさはなんなんだろうね!!!
やっぱりくずのちぇんなんかをおっとにしたからだね!!つぎはきしょうしゅをおっとにするよ!!!」
到底実現不可能な夢を語りながら体をぐねぐねさせています。
「ゆー・・・たべたらねむくなってきたよ・・・・れいむさまのすーぱーすーやすーやたいむだよ・・・・すーやすーや・・・・」
寝てしまいました。
れいむ種特有の巣の入り口に張っているはずの結界すら張らずに。
先ほどあれだけ大声で騒いでいたので、早速数匹の捕食種がれいむの巣穴にたどり着いていました。
「れみりゃさまったらとってもかりすまっ!!なんだどぉー♪」
「「うー♪」」
どうやられみりゃの親子のようです。親は胴着き、子供は胴なしです。
「でっぷりしてておいしそうなんだどぉー!おちびー!いくんだどぉー!!おちびはむてきなんだどぉー」
「「うー☆うー♪」」
れみりゃはでっぷり太ったれいむを見ると、子供に檄を飛ばし襲わせました。
「ゆぅ・・・・うるさいね・・・れいむさまはいますーぱーす~やす~やたいむのまっさいちゅうなんdれみりゃぁぁぁぁぁ!!??」
気づいたときには既に時遅し、子れみりゃに体を噛みつかれ痛みで動けなくなってしまいました。
「ゆっぎぃぃぃ・・・いだいぃぃぃぃぃ!!!はなせぇぇぇ!!!くずどもぉぉぉぉぉ!!!!」
「「うー☆うー!!」」
れいむの言葉などお構いなしに子れみりゃはれいむの中身を吸っていきます。
「や・・・やべ・・・で・・・・」
もう限界かと思われたその時、れみりゃから驚きの言葉が放たれました。
「おちび!!そこまでにしとくんだど。」
「「うー?」」
「ゆ・・・?た、たすかったの・・・?」
れいむは自分が助かったのだと思い、嬉しくなっていました。
が、そう簡単に物事は進みません。
「そいつはとってもおおきいからほぞんしょくにするんだどぉー」
「ゆ?」
「「うー♪」」
そうなのです。れみりゃは別にれいむを助けたわけではありません。
ただ単に大きいゆっくりだったので、今食べてしまうのはもったいないと思っただけなのです。
「うー☆れみりゃぁぁぱぁぁんち!!なんだどぉー♪」
「ゆべっ!?」
れみりゃはれいむに近づくとその顔面めがけてパンチを繰り出しました。
その衝撃でれいむが倒れ、れいむのあんよがむき出しになりました。
「うー☆すぴあざ!ぐんぐにるぅ!!なんだどぉ♪」
「ゆっぎゃあああああああ!!!!れいむのおとこをめろめろにするびきゃくがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
れいむのあんよにそこら変にあった枝で傷を付けていきます。
「「うー☆♪」」
それを見ていた子れみりゃ達はとっても楽しそうです。
結局この後あんよを滅多切りにされたれいむは歩くことが出来なくされ、髪の毛と飾りも奪われハゲ饅頭と化してしまいました。
れみりゃ親子はそのハゲ饅頭を自分達の巣に持ち帰り、口の中にゆっくりの死臭がたっぷりついた飾りをいっぱいに詰めました。
アナルも水を使って溶かして塞ぎました。
こうしてれみりゃたちの越冬用の食料第一号が完成しました。
れいむは少なくとも越冬後まではそう簡単に死ぬことはありません
越冬用の食料は少なくとも五種類は作り、ローテーションで食べていくので中身がなくなる速度が遅いのです。
れいむの中身は越冬するまで十分保つでしょう。なぜなら成体間近のゆっくりを直前に二匹も食べているのですから。
―――――――――――――――――――――――――
ちぇんがらんの飼い主の家に来てから一週間が経ちました。
ちぇんは幸せでした。
大好きならんと友達なのですから。
「なぁ?ちぇん?わたしたちは『ともだち』だよなぁ?」
「わかるよー♪ともだちだよー♪」
「うん。そうだよな。じゃあさぁ、こんなことしてもだいじょうぶだよねぇ?」
そう言うとらんはちぇんに体当たりをしました。
「ゆべっ!?」
壁に当たり跳ね返ってきたちぇんはとても幸せそうな顔で笑っています。
狂っているのではありません。嬉しいのです。
「わ、わかるよー・・ともだちならなんでもゆるしあえるんだねー?」
「くくく・・・そうだよぉ・・・だってわたしたちってさ、『ともだち』だもんねぇ?」
らんも笑っています。とても黒い笑顔で。
らんもまた、ちぇんと同じように幸せなのです。
一週間前、まだこの家に来たばかりの頃は戸惑っていましたが、ちぇんはらんに教えて貰いました。
友達は何でも許しあえる仲なんだ。
友達はいっつも笑顔で居なきゃいけないんだ。
友達はいつでもお互いの幸せのために頑張るんだ。
ちぇんにとって初めての友達。
友達っていうものが何なのか、知らなかったちぇんに友達を教えてくれた大切な友達。
ハッキリ言って家族と一緒にいたときよりも体の傷が増えていましたが、全然気になりませんでした。
家族はちぇんを罵ってばかりいました。
だからちぇんは辛かったのです。
らんはちぇんと笑ってくれます。
だからちゃんはとっても幸せです。
たぶんこの幸せはちぇんが死ぬまでずっと続きます。
「なぁ?ちぇん?わたしたち『ともだち』だよね?」
「そうだよー!!ちぇんはずっとらんしゃまとともだちだよー♪」
「そっか・・・・じゃあこんなことしてもいいよね?」
―――――――――――――――――――――――――
ちぇんの幸せは以外と早く終わってしまいそうです。
らんに押し倒され、無理矢理にすっきりーさせられてしまったのです。
何回も、何回も。実った赤ゆがだんだん黒ずんでいっているのです。
それと一緒にちぇんの体も少しずつ黒ずんでいっています。
「わかるよー・・・ちぇんはもうだめなんだねー・・・」
「あぁ・・・ごめんねぇ?ちぇん。がまんできなかったんだよぉ・・・」
ちぇんはらんの友達です。
だかららんを許してあげます。
「いいんだよー。らんしゃまー。・・・・・・・・・ねぇ?らんしゃま?」
「な、なんだい?ちぇん・・・くふっ・・・・・」
「らんしゃまはいまとってもしあわせー?」
「そうだねぇ・・とってもしあわせだよぉ?」
「そっかぁ・・・・わかるよー・・・それはとってもいいことなんだねー・・・・・」
ちぇんは笑います。初めて出来た友達に。誰よりも大切な友達に。
ちぇんが最後に聞いたのは、大切な友達のとっても楽しそうな笑い声でした。
ちぇんはらんのともだちです。
ちぇんはともだちだから、らんがなにをしてもゆるしてあげます。
ちぇんはらんのともだちです。
ちぇんはいつだってらんのためにわらいます。
ちぇんはらんのともだちです。
だから
ともだちだからちぇんは、とってもしあわせでした。
おわり
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おひさ。ぬちゃぬちゃあきだよ。
誰でも何かしらの後ろ盾があると増徴するモノです。嫌なモノですね。
GGGのやつゆっくりである必要なくなった来ちゃった。どーしよ。
一応人間さんがふざけてるのと、ゆっくりがキャストやってるって設定のTVの奴を両方書いてるけどなかなか進まない。
ちなみに今両方とも10キロも行ってないよ?
にとりあきさま、まだ書いてすらいないのに挿絵ありがとうございます。
貴方のためにもさっさと書き上げる努力を致します。
一人でも面白かったって言ってくれる人がいれば、僕はあと十年は戦えるんです。
以上、最近ガチでヤバいぬちゃぬちゃあきでした。
ではでは