ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko1230 ノリノリまりさ
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ankoss
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「おはよーなのぜ~おねーさん~♪きょうもゆっくりしていってね~♪」
「おはようおねえさん!きょうも、とかいはよ!ゆっくりしていってね♪」
「はいはい、おはよう。ゆっくりしていってね♪」
爽やかな朝の目覚め。
まりさはご機嫌に飼い主に挨拶をすると、幸せそうに体を揺らす。
まりさを横目で眺めながら、爽やかな朝を堪能するありす。
そんな二匹を眺めると、なんだか幸せな気分になる飼い主だった。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪ほっぺさんがおちちゃったのぜ~♪」
「しあわせ~♪…おばかまりさ!そんなことあるわけないでしょ!」
「ゆん?ほっぺさんがおちがきがしたけど、そんなこともなかったのぜ~♪」
アホな事を喋るまりさを冷ややかな目で見つめるありす。
二匹は番という訳ではないのだが、何故か仲良く暮らしていた。
「ねえ、まりさとありすはすっきりとかしないの?子供作ったりしないの?」
飼い主が二匹に疑問を投げかける。
二匹は食事を一旦止めて、しばらく考え込む。
「ゆゆ~?すっきりってなーに?まりさ、どこかできいたことあるような?……………やっぱりしらないのぜ~♪」
「ゆん?そんなこともあったような?…………おばかをみてると、どうでもよくなるわ………」
飼い主は首をかしげた。
この二匹は元々野良だったものだ。
とある加工所の研究施設で用済みになった物を引き取ったものだ。
俗に言う、「原始のゆっくり」と呼ばれる物と飼い主は思っていたが、どうもそれも違うらしい。
かつて、食事も取らない、すっきりもしない、そんなゆっくりが居たそうだ。
ゆっくりの祖、原始のゆっくりなどと呼ばれるそれは、現在では絶滅したと囁かれていた。
彼女はこの二匹がそれに当たるのではないかと思っていた。
だがこの二匹はどうもそれとは違う様だった。
「おねーさん、おしりさんがんばって~♪まりさはゆっくりまってるのぜ~♪」
「おばかまりさ!おしごとさんでしょ!でも、おしごとさんってなんなのかしら?」
彼女はそんな二匹を見ていると、あれこれ考えるのが馬鹿らしくなってきた。
「ゆ~♪おねーさんのおかえりなのぜ~♪まりさはのーび、のーび、しておでむかえなのぜ~♪」
「おちつきなさい、まりさ!こういうときは、とかいはにごあいさつよ!」
「まりさ、とかいはじゃないのぜ?…………ゆびゃぁぁぁん!……ないたふりなのぜ~♪」
「おばか!うれしいのはわかるけど、しずかにしなさい!」
彼女はこの二匹を見ていると癒された。
通常のゆっくりにも癒しの効果はあるのだろう。
だが油断していると飼い主を見下し、自分が頂点だと思い込む個体が現れる。
それ以外にも、ゆっくり達は独自の思い込みで手がつけられなくなる事がある。
ゲス、でいぶ、しんぐるまざー、れいぱー、もりけん等々、増徴しきったゆっくりの行き着く先は不幸ばかりである。
だが、この二匹は一向にその兆しを見せない、独自の思考で常にゆっくりして暮らしていた。
研究者でもある彼女は、なんとかこの二匹の様なゆっくりを増やしてみたいと思っていた。
この二匹は正に、理想の飼いゆっくりと呼ぶに相応しかった。
頭の方はあまり良くないが、ゲス化しない、勝手に増えない。
何より、常時ゆっくりした姿で飼い主を癒す効果があると思われたからだ。
だが、二匹は一向にすっきりーをしなかった。
無理やりやらせる事も出来たのかも知れないが、それをしてしまうとこの性格が損なわれる恐れもあった。
彼女は悩んだ末、ある方法を思いついた。
「まりささまを、こんなところにとじこめるなんて、どういうつもりなのぜ?!くそにんげんは、まりささまにざんげするのぜ!」
「んほぉぉぉぉぉぉぉう!なんでもいいからすっきりさせてぇぇぇぇ!!」
彼女の研究室に運び込まれた、透明な箱に入った醜悪なゆっくり達。
ともに、ゲス、レイパーと呼ばれるものだ。
まりさは純国産のゲス、ありすも天然物の遺伝的なレイパーである。
「はーい、それじゃあ実験開始ですよ~♪」
「ゆん?なにいってるのぜ?!そんなことよりあまあまもってくるのぜ!このくそばばあ!!」
「にんげんにようはないわぁぁぁぁ!!ありすはすてきなゆっくりと、じょうねつてきなすっきりがしたいわぁぁぁぁ!!」
二匹を眺めながら怪しい笑みを浮かべる彼女。
彼女は実験中はテンションが上がってしまう困った癖があった。
そうとも知らず、好き勝手に騒ぐゆっくり達。
彼女は家から持ってきた、タッパーの蓋を開け中身を取り出す。
「ほーら、お望み通りあまあまを食べさせてあげるわね~♪」
「ゆふふ!いいこころがけなのぜ!さっそくいただくのぜ…むーしゃ、むーしゃ…………
…ゆげろぉぉぉ?!これは、うんうんなのぜぇぇ!くさぁぁぁい!ゆっくりできなぁぁぁぁい!」
まりさは喜んで彼女の用意したあまあまを口にした。
だが、しばらくするとそれがうんうんだという事に気がつき吐き出した。
そう、彼女が用意したあまあまは、それは自宅で飼っている馬鹿まりさのうんうんだった。
彼女はこの二匹に、馬鹿ゆっくりの古い中身を食べさせ続ければ、
いずれはそれがゲスゆっくりの体内に行き渡り、馬鹿ゆっくり化するのではないかと考えたのだ。
「はーい、文句を言わず食べましょうね~♪ってか食え!残さず食え!!吐き出した分も食えぇぇ!!」
「ゆっびぃぃぃぃ!やめろぉぉぉぉ!!ゆごもごもごごごご…………ゆげっぶ!ゆむむむむ…」
彼女はまりさの口に無理やりうんうんを押し込んでいった。
涙を流し必死に抵抗するまりさだったが、吐き出すことも許されないままうんうんを口に詰められていった。
持ってきたうんうんをすべて口に詰め込むと、彼女はまりさの口をテープで塞いだ。
涙と変な汗をだらだらと流しながら、箱の中を転げ回るまりさ。
彼女はそんなまりさを楽しそうに眺めると、今度はレイパーありすの方を見る。
「次はありすちゃんよ♪たっぷり食べてね♪」
「んほぉぉぉ?!むもごももごもぐ!やべでぇぇぇ!!ありすは、すかとろさんのしゅみはないわぁぁぁ!!」
ありすは必死にぺにぺにを振り回し彼女を威嚇した。
だが彼女も手馴れたもので、上手くありすを押さえ込み、口に無理やり馬鹿ありすのうんうんを押し込めていった。
ありすも口にテープを張られると、涙を流しながらぺにぺにをのた打ち回らせた。
「うーん…かなり酷い有様ね………あの馬鹿コンビとは偉い違いね…」
あまりにも気持ち悪い二匹を見て、思わずそう呟く彼女だった。
その日から、彼女はゲスまりさとレイパーありすにうんうんを食べさせ続けた。
二匹は毎日のように抵抗していたが、一週間経った頃に変化が起こった。
「はーい、今日も楽しいお食事の時間ですよ~♪」
ノリノリの彼女がゲスまりさの口に張られていたテープを剥がした。
「ゆぴゃ!おくちさんが、ちょっぴりいたいのぜ~…ゆゆ!うんうんおねーさんなのぜ~♪」
「誰がうんうんお姉さんか!このゲ………あら?あんた、喋り方変わってない?」
「ゆゆ?まりさはまりさなのぜ~?きょうはうんうんたべたくないのぜ~!うんうんはやめるのぜ~♪」
何時もなら「くぞばばあ!」だの「まりささま」と喋っていたまりさであったが、
今日は彼女の飼っている馬鹿まりさのような喋り方になっていた。
彼女はしばらく考えると、ありすの口のテープもむしり取った。
「ゆびび!らんぼうなおねーさんね!あら!うんうんおねーさん!ゆっくりしていってね♪」
「だから、うんうんお姉さんって呼ぶの止めて!……ふむ、実験は成功かな?」
二匹の口調はすっかり変わっており、なんだか楽しそうに体をゆらしていた。
ありすに至ってはぺにぺにもすっかり引っ込んでおり、レイパーだった頃の姿は何処にもなかった。
「うんうんおねーさん~♪まりさはおなかがすいたのぜ~♪でも、うんうんはいやなのぜ~♪」
「うんうんおねーさんは、きょうもとかいはね♪でもうんうんはとかいはじゃないわ」
「あー…解ったから『うんうんお姉さん』って呼ぶのは止めてね!今日は普通にご飯あげるから」
「それほんとー?ゆわっほーい♪うんうんおねーさんだいすきなのぜ~♪」
「まりさ、うんうんおねーさんってよんじゃだめよ!ごめんなさい、うんうんおねーさん」
「だから、それをやめろぉぉぉぉ!!………だめね、こいつ等は……でも、これは成功ね♪」
彼女はこの方法で馬鹿ゆっくりの増産に成功した。
この結果を元に、他の種で馬鹿ゆっくりを作り出す実験も行った。
「ゆきょきょ~♪れいむむむむは~~♪しんぐるまざぷっぷ~♪」
「ぱぱぱぱちゅは……もりもりもりもりのもりけんよ!もりけんってなんなのかしららら??」
「ふむ…今回も駄目か、バカになりすぎるわね……それにしても、れいむ種は何をやっても駄目ね(偏見)」
だか、元になっているうんうんが、まりさ種とありす種の物しかないのが原因か、れいむやぱちゅりーには効果が無かった。
この馬鹿ゆっくりは研究所内でも評判が良く、「ノリノリまりさ」、「おとぼけありす」の名前で一般に販売される事が決定した。
頭が悪いため銀バッチ取得が限界ではあったが、ほとんどの個体がバッチを取得できた。
ただ生産効率の悪さと、教育面で手間が掛かってしまうため、通常の銀バッチ基本種の3倍ほどの価格になってしまった。
それでも前評判も良かったため、売り上げはそこそこあった。
この馬鹿ゆっくりの評判はあっという間に広がった。
口コミやネットでの評判が良く、買い求める人が後を立たなかった。
おかげで生産が追いつかなくなり、予約しても半年から一年待ちになる程であった。
しかし加工所は、馬鹿ゆっくりを機械任せで増産はしなかった。
機械化の影響がどう出るのかも解らないというのも当然あるのだが、
馬鹿ゆっくりが売れるのは、他のゲス等の駄ゆっくりが存在しているからなのを理解していたらだ。
馬鹿ゆっくりが増産されて数が増えれば、それが普通になってしまい売れなくなる事を防ぐ事にしたのだ。
こういった事情も重なって、馬鹿ゆっくりは通常種の位置にありながら、希少種並みの扱いを受ける事になった。
さらに馬鹿ありすのうんうんは、知能低下などの問題があったが、レイパー用の新薬としても注目された。
それからしばらくして、更なる新ゆっくりがお披露目される事になった。
「そこのおねーさん!まりさのなみのりさんをみてほしいのぜ~♪」
「ゆふふ~ん♪でもほんとうになみさんがあると、ゆっくりあぶないのぜ~♪」
「おにーさんも、なみのりさんするのぜ?まりさものってるのぜ~♪」
水の上を帽子に乗って進むまりさ達。
水上まりさの様であるが、オールは持っていない。
それにもかかわらず、なぜか水の上を自在に動き回るまりさ達。
「ゆぺぺぺぺ…まりさは、おみずさんのうえでも、すーい、すーい、すすむのぜ~♪でもなんでなのぜ~?」
「かんがえたらまけなのぜ~♪きにしちゃだめなのぜ~♪のりのりすいすいなのぜ~♪」
「うんうんお姉さん」のあだ名で知られる事になった研究所の彼女が、
売れ残りの水上まりさに馬鹿うんうんを食べさせたところ、オール無しで水上生活できる新まりさが誕生したのだった。
波や水流は苦手な事もあり、室内の水槽でしか飼育できない欠点もあった。
室内飼いになると小型の物が好まれるため、大きくても子ゆっくり程度にしか成長しないように制限する必要もあった。
それでも器用に水上を進むノリノリまりさは見る人を和ませた。
「えーそれでは、これからこの新ゆっくり『波ノリノリまりさ』の生みの親でもある、彼女の挨拶となります」
「ゆゆ?!うんうんおねーさんだ!ゆっくりしていってね~♪」
「うんうんおねーさん!まりさのなみのりを、ゆっくりみていってね~♪」
「まりさは、まりさーふぁーなのぜ~♪おねーさんは、うんうんおねーさんなのぜ~♪」
「こらー!私の事を『うんうんお姉さん』って呼ぶなー!」
お披露目会場は笑い声に包まれた。
こうして彼女はメディアに「うんうんお姉さん」として取り上げられ、世間にもその名が知られるようになった。
完
なんとなく「箱の中のおバカな面々」の馬鹿まりさを、水上まりさにしたらどうなるんだろう?と思って書きました。
お馬鹿なサーファーまりさって感じですかね?
バカつむりまりさも考えましたが、話が思い浮かびませんでした。
誰かかわりに書いてください(おい
徒然あき
「おはようおねえさん!きょうも、とかいはよ!ゆっくりしていってね♪」
「はいはい、おはよう。ゆっくりしていってね♪」
爽やかな朝の目覚め。
まりさはご機嫌に飼い主に挨拶をすると、幸せそうに体を揺らす。
まりさを横目で眺めながら、爽やかな朝を堪能するありす。
そんな二匹を眺めると、なんだか幸せな気分になる飼い主だった。
「むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~♪ほっぺさんがおちちゃったのぜ~♪」
「しあわせ~♪…おばかまりさ!そんなことあるわけないでしょ!」
「ゆん?ほっぺさんがおちがきがしたけど、そんなこともなかったのぜ~♪」
アホな事を喋るまりさを冷ややかな目で見つめるありす。
二匹は番という訳ではないのだが、何故か仲良く暮らしていた。
「ねえ、まりさとありすはすっきりとかしないの?子供作ったりしないの?」
飼い主が二匹に疑問を投げかける。
二匹は食事を一旦止めて、しばらく考え込む。
「ゆゆ~?すっきりってなーに?まりさ、どこかできいたことあるような?……………やっぱりしらないのぜ~♪」
「ゆん?そんなこともあったような?…………おばかをみてると、どうでもよくなるわ………」
飼い主は首をかしげた。
この二匹は元々野良だったものだ。
とある加工所の研究施設で用済みになった物を引き取ったものだ。
俗に言う、「原始のゆっくり」と呼ばれる物と飼い主は思っていたが、どうもそれも違うらしい。
かつて、食事も取らない、すっきりもしない、そんなゆっくりが居たそうだ。
ゆっくりの祖、原始のゆっくりなどと呼ばれるそれは、現在では絶滅したと囁かれていた。
彼女はこの二匹がそれに当たるのではないかと思っていた。
だがこの二匹はどうもそれとは違う様だった。
「おねーさん、おしりさんがんばって~♪まりさはゆっくりまってるのぜ~♪」
「おばかまりさ!おしごとさんでしょ!でも、おしごとさんってなんなのかしら?」
彼女はそんな二匹を見ていると、あれこれ考えるのが馬鹿らしくなってきた。
「ゆ~♪おねーさんのおかえりなのぜ~♪まりさはのーび、のーび、しておでむかえなのぜ~♪」
「おちつきなさい、まりさ!こういうときは、とかいはにごあいさつよ!」
「まりさ、とかいはじゃないのぜ?…………ゆびゃぁぁぁん!……ないたふりなのぜ~♪」
「おばか!うれしいのはわかるけど、しずかにしなさい!」
彼女はこの二匹を見ていると癒された。
通常のゆっくりにも癒しの効果はあるのだろう。
だが油断していると飼い主を見下し、自分が頂点だと思い込む個体が現れる。
それ以外にも、ゆっくり達は独自の思い込みで手がつけられなくなる事がある。
ゲス、でいぶ、しんぐるまざー、れいぱー、もりけん等々、増徴しきったゆっくりの行き着く先は不幸ばかりである。
だが、この二匹は一向にその兆しを見せない、独自の思考で常にゆっくりして暮らしていた。
研究者でもある彼女は、なんとかこの二匹の様なゆっくりを増やしてみたいと思っていた。
この二匹は正に、理想の飼いゆっくりと呼ぶに相応しかった。
頭の方はあまり良くないが、ゲス化しない、勝手に増えない。
何より、常時ゆっくりした姿で飼い主を癒す効果があると思われたからだ。
だが、二匹は一向にすっきりーをしなかった。
無理やりやらせる事も出来たのかも知れないが、それをしてしまうとこの性格が損なわれる恐れもあった。
彼女は悩んだ末、ある方法を思いついた。
「まりささまを、こんなところにとじこめるなんて、どういうつもりなのぜ?!くそにんげんは、まりささまにざんげするのぜ!」
「んほぉぉぉぉぉぉぉう!なんでもいいからすっきりさせてぇぇぇぇ!!」
彼女の研究室に運び込まれた、透明な箱に入った醜悪なゆっくり達。
ともに、ゲス、レイパーと呼ばれるものだ。
まりさは純国産のゲス、ありすも天然物の遺伝的なレイパーである。
「はーい、それじゃあ実験開始ですよ~♪」
「ゆん?なにいってるのぜ?!そんなことよりあまあまもってくるのぜ!このくそばばあ!!」
「にんげんにようはないわぁぁぁぁ!!ありすはすてきなゆっくりと、じょうねつてきなすっきりがしたいわぁぁぁぁ!!」
二匹を眺めながら怪しい笑みを浮かべる彼女。
彼女は実験中はテンションが上がってしまう困った癖があった。
そうとも知らず、好き勝手に騒ぐゆっくり達。
彼女は家から持ってきた、タッパーの蓋を開け中身を取り出す。
「ほーら、お望み通りあまあまを食べさせてあげるわね~♪」
「ゆふふ!いいこころがけなのぜ!さっそくいただくのぜ…むーしゃ、むーしゃ…………
…ゆげろぉぉぉ?!これは、うんうんなのぜぇぇ!くさぁぁぁい!ゆっくりできなぁぁぁぁい!」
まりさは喜んで彼女の用意したあまあまを口にした。
だが、しばらくするとそれがうんうんだという事に気がつき吐き出した。
そう、彼女が用意したあまあまは、それは自宅で飼っている馬鹿まりさのうんうんだった。
彼女はこの二匹に、馬鹿ゆっくりの古い中身を食べさせ続ければ、
いずれはそれがゲスゆっくりの体内に行き渡り、馬鹿ゆっくり化するのではないかと考えたのだ。
「はーい、文句を言わず食べましょうね~♪ってか食え!残さず食え!!吐き出した分も食えぇぇ!!」
「ゆっびぃぃぃぃ!やめろぉぉぉぉ!!ゆごもごもごごごご…………ゆげっぶ!ゆむむむむ…」
彼女はまりさの口に無理やりうんうんを押し込んでいった。
涙を流し必死に抵抗するまりさだったが、吐き出すことも許されないままうんうんを口に詰められていった。
持ってきたうんうんをすべて口に詰め込むと、彼女はまりさの口をテープで塞いだ。
涙と変な汗をだらだらと流しながら、箱の中を転げ回るまりさ。
彼女はそんなまりさを楽しそうに眺めると、今度はレイパーありすの方を見る。
「次はありすちゃんよ♪たっぷり食べてね♪」
「んほぉぉぉ?!むもごももごもぐ!やべでぇぇぇ!!ありすは、すかとろさんのしゅみはないわぁぁぁ!!」
ありすは必死にぺにぺにを振り回し彼女を威嚇した。
だが彼女も手馴れたもので、上手くありすを押さえ込み、口に無理やり馬鹿ありすのうんうんを押し込めていった。
ありすも口にテープを張られると、涙を流しながらぺにぺにをのた打ち回らせた。
「うーん…かなり酷い有様ね………あの馬鹿コンビとは偉い違いね…」
あまりにも気持ち悪い二匹を見て、思わずそう呟く彼女だった。
その日から、彼女はゲスまりさとレイパーありすにうんうんを食べさせ続けた。
二匹は毎日のように抵抗していたが、一週間経った頃に変化が起こった。
「はーい、今日も楽しいお食事の時間ですよ~♪」
ノリノリの彼女がゲスまりさの口に張られていたテープを剥がした。
「ゆぴゃ!おくちさんが、ちょっぴりいたいのぜ~…ゆゆ!うんうんおねーさんなのぜ~♪」
「誰がうんうんお姉さんか!このゲ………あら?あんた、喋り方変わってない?」
「ゆゆ?まりさはまりさなのぜ~?きょうはうんうんたべたくないのぜ~!うんうんはやめるのぜ~♪」
何時もなら「くぞばばあ!」だの「まりささま」と喋っていたまりさであったが、
今日は彼女の飼っている馬鹿まりさのような喋り方になっていた。
彼女はしばらく考えると、ありすの口のテープもむしり取った。
「ゆびび!らんぼうなおねーさんね!あら!うんうんおねーさん!ゆっくりしていってね♪」
「だから、うんうんお姉さんって呼ぶの止めて!……ふむ、実験は成功かな?」
二匹の口調はすっかり変わっており、なんだか楽しそうに体をゆらしていた。
ありすに至ってはぺにぺにもすっかり引っ込んでおり、レイパーだった頃の姿は何処にもなかった。
「うんうんおねーさん~♪まりさはおなかがすいたのぜ~♪でも、うんうんはいやなのぜ~♪」
「うんうんおねーさんは、きょうもとかいはね♪でもうんうんはとかいはじゃないわ」
「あー…解ったから『うんうんお姉さん』って呼ぶのは止めてね!今日は普通にご飯あげるから」
「それほんとー?ゆわっほーい♪うんうんおねーさんだいすきなのぜ~♪」
「まりさ、うんうんおねーさんってよんじゃだめよ!ごめんなさい、うんうんおねーさん」
「だから、それをやめろぉぉぉぉ!!………だめね、こいつ等は……でも、これは成功ね♪」
彼女はこの方法で馬鹿ゆっくりの増産に成功した。
この結果を元に、他の種で馬鹿ゆっくりを作り出す実験も行った。
「ゆきょきょ~♪れいむむむむは~~♪しんぐるまざぷっぷ~♪」
「ぱぱぱぱちゅは……もりもりもりもりのもりけんよ!もりけんってなんなのかしららら??」
「ふむ…今回も駄目か、バカになりすぎるわね……それにしても、れいむ種は何をやっても駄目ね(偏見)」
だか、元になっているうんうんが、まりさ種とありす種の物しかないのが原因か、れいむやぱちゅりーには効果が無かった。
この馬鹿ゆっくりは研究所内でも評判が良く、「ノリノリまりさ」、「おとぼけありす」の名前で一般に販売される事が決定した。
頭が悪いため銀バッチ取得が限界ではあったが、ほとんどの個体がバッチを取得できた。
ただ生産効率の悪さと、教育面で手間が掛かってしまうため、通常の銀バッチ基本種の3倍ほどの価格になってしまった。
それでも前評判も良かったため、売り上げはそこそこあった。
この馬鹿ゆっくりの評判はあっという間に広がった。
口コミやネットでの評判が良く、買い求める人が後を立たなかった。
おかげで生産が追いつかなくなり、予約しても半年から一年待ちになる程であった。
しかし加工所は、馬鹿ゆっくりを機械任せで増産はしなかった。
機械化の影響がどう出るのかも解らないというのも当然あるのだが、
馬鹿ゆっくりが売れるのは、他のゲス等の駄ゆっくりが存在しているからなのを理解していたらだ。
馬鹿ゆっくりが増産されて数が増えれば、それが普通になってしまい売れなくなる事を防ぐ事にしたのだ。
こういった事情も重なって、馬鹿ゆっくりは通常種の位置にありながら、希少種並みの扱いを受ける事になった。
さらに馬鹿ありすのうんうんは、知能低下などの問題があったが、レイパー用の新薬としても注目された。
それからしばらくして、更なる新ゆっくりがお披露目される事になった。
「そこのおねーさん!まりさのなみのりさんをみてほしいのぜ~♪」
「ゆふふ~ん♪でもほんとうになみさんがあると、ゆっくりあぶないのぜ~♪」
「おにーさんも、なみのりさんするのぜ?まりさものってるのぜ~♪」
水の上を帽子に乗って進むまりさ達。
水上まりさの様であるが、オールは持っていない。
それにもかかわらず、なぜか水の上を自在に動き回るまりさ達。
「ゆぺぺぺぺ…まりさは、おみずさんのうえでも、すーい、すーい、すすむのぜ~♪でもなんでなのぜ~?」
「かんがえたらまけなのぜ~♪きにしちゃだめなのぜ~♪のりのりすいすいなのぜ~♪」
「うんうんお姉さん」のあだ名で知られる事になった研究所の彼女が、
売れ残りの水上まりさに馬鹿うんうんを食べさせたところ、オール無しで水上生活できる新まりさが誕生したのだった。
波や水流は苦手な事もあり、室内の水槽でしか飼育できない欠点もあった。
室内飼いになると小型の物が好まれるため、大きくても子ゆっくり程度にしか成長しないように制限する必要もあった。
それでも器用に水上を進むノリノリまりさは見る人を和ませた。
「えーそれでは、これからこの新ゆっくり『波ノリノリまりさ』の生みの親でもある、彼女の挨拶となります」
「ゆゆ?!うんうんおねーさんだ!ゆっくりしていってね~♪」
「うんうんおねーさん!まりさのなみのりを、ゆっくりみていってね~♪」
「まりさは、まりさーふぁーなのぜ~♪おねーさんは、うんうんおねーさんなのぜ~♪」
「こらー!私の事を『うんうんお姉さん』って呼ぶなー!」
お披露目会場は笑い声に包まれた。
こうして彼女はメディアに「うんうんお姉さん」として取り上げられ、世間にもその名が知られるようになった。
完
なんとなく「箱の中のおバカな面々」の馬鹿まりさを、水上まりさにしたらどうなるんだろう?と思って書きました。
お馬鹿なサーファーまりさって感じですかね?
バカつむりまりさも考えましたが、話が思い浮かびませんでした。
誰かかわりに書いてください(おい
徒然あき