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シャーシの工夫> - (2007/04/30 (月) 22:56:02) のソース

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Startlineシリーズは、既存の路線バスとの差別化を図るためにシャーシに様々な工夫が

なされています。

**小径タイヤの採用とATの標準化

現在国内やヨーロッパで主流の22.5インチの扁平タイヤに替えて19.5インチタイヤを採

用したことで特に前輪タイヤハウス周りがすっきりしました。これにより、タイヤハウス

上の座席にもよじ登ることなく楽に座れるようになりました。また、それに伴い従来のド

ラムブレーキからディスクブレーキへとブレーキが変わっています。それによるブレーキ

の利きや整備の不安を低減するため、StartlineシリーズはZF製のATを標準装備していま

す。ATに付属する流体式リターダをブレーキと連動させることによってブレーキの使用を

極力控え、ブレーキ自体を長持ちさせるよう配慮されているというわけです。

**中扉を前に寄せるレイアウト

これは、Startlineシリーズ(LE3を除く)独自のレイアウトで、中扉を300mm程前方

に寄せることによりノンステップエリアにちょっとした足元のスペースを生みだします。

そして中扉直後の座席を前に寄せることにより、その座席にノンステップで座れることに

なります。その分中扉前方の座席が減少するという欠点はありますが、前中扉間ノンステ

LE1の短尺でもノンステップエリアに11の座席を確保しています(都市型座席配置の場

合/実在他社比 +2席)。

**コーナーエンジン方式を採用したNR271(LF1)

今後更新します。


**走破性を上げたLE2の秘密