Unity5移行はどうあっても免れない事態ではある。
サポートの切れたゲームエンジンで製作したアプリはApple社のアプリリジェクト対象になってしまうため。
今回の問題は端末切り捨て対応そのものではなく、運営の告知姿勢もしくは開発の調査能力が焦点である。
この問題は主に「運営が非対応端末があると知りながら事前告知をしなかった」場合と「運営が非対応端末があることを知らなかった」場合の二つの側面がある。
Unity社は3月に最新バージョンUnity5をリリース。当時のリリースノートにはすでに非NEON搭載端末では動作をしないと言う旨記載されている
参考リンク Unity 5.0リリースノート※英文
上記ページのChanges>Androidの項目に記載されている。以下の文が該当する部分。
Dropped support for non-NEON CPU devices (e.g. Tegra 2). This gives a significant performance boost to Mecanim and PhysX among other things.
さらに9月には同年12月でUnity4のサポートを終了する旨が発表されていた。
参考リンク パッチリリース告知※英文
上記ページの4.6 patch releasesに記載あり。以下の文が該当する部分。
Finally, we will stop shipping Unity 4.6 patches or public releases after the end of December 2015.
つまり、9月の時点で12月にはUnity5への移行を行わなければならないことを分かっていたはず=非対応端末が発生していたことを分かっていながら告知を怠った疑いがある
本当にリリース後に始めて非対応端末が発生したことに気付いたという場合の問題
これに関しては他Unity製アプリでも同一問題が発生していたため、考えられる状況ではある。
参考 Fate/GrandOrder 3/4付けの案内
参考 トーラムオンライン 2/27日付けの案内
しかし運営の告知姿勢の問題で挙げた通り、3月のリリースノートにはっきりと記載がある。
また、イベント告知が先にされていたために、非対応端末ユーザーがイベントアイテムを既に購入していた可能性も考えうる。現状解決策は早急に端末を買い替える他ない。
余談ではあるが、Unity5対応端末であっても1.2アップデート以降、非常にアプリ落ちや画面描写バグ、LPの吸い込み、端末の過熱などが頻発している。
これらへの対応について問い合わせても仕様としか返ってこないのが現状。