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ストーリーのツッコミどころ・その2 - (2011/04/24 (日) 13:09:12) の1つ前との変更点
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**1. ストーリーのツッコミどころ・その2
指摘される箇所が多岐に渡っているため、まとめに時間がかかります。御了承願います。
#blockquote(){http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61859113830854656
@nyaa_toraneko 小林信行 N.Kobayashi
『まどか☆マギカ』の本質的に凄いところは、第1話と第10話~第12話を見れば話がわかるところにあると思う。つまりこの作品はセカイ系をたった2時間に満たないフィルムで見せきったことになる。この快挙は『イデオン発動篇』に匹敵している。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61859834445832192
@nyaa_toraneko 小林信行 N.Kobayashi
逆を言えば、第1話と第10話~第12話だけを見て生じた疑問に対して、残る第2話~第9話は何も答えてはくれない。ここの部分は、正直物語作りとしてはものすごい穴がある証拠でもある。多くの肯定的な反響に対し、違和感を覚える人もいるのは、その辺りが原因ではないだろうか。
}
**1. ストーリーのツッコミどころ・その2
指摘される箇所が多岐に渡っているため、まとめに時間がかかります。御了承願います。
@nyaa_toraneko 小林信行 N.Kobayashi
#blockquote(){http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61859113830854656
『まどか☆マギカ』の本質的に凄いところは、第1話と第10話~第12話を見れば話がわかるところにあると思う。つまりこの作品はセカイ系をたった2時間に満たないフィルムで見せきったことになる。この快挙は『イデオン発動篇』に匹敵している。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61859834445832192
逆を言えば、第1話と第10話~第12話だけを見て生じた疑問に対して、残る第2話~第9話は何も答えてはくれない。ここの部分は、正直物語作りとしてはものすごい穴がある証拠でもある。多くの肯定的な反響に対し、違和感を覚える人もいるのは、その辺りが原因ではないだろうか。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61861157924900864
なんでそこまでセカイ系を単純な話に還元できたかと言えば、それは話の軸を「まどかに対するほむらの焦燥」という点のみに設定し、しかも観客の関心もそこの部分に集中するように誘導できたからだと思う。その理由とそのほむらの想いがどのように解消するかが描かれれば、観客は満足することができる。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61861823967789056
また『魔法少女』と定義することで、多くの過去作品の文脈も借景として得ることが出来、おそらく作品単体内で説明しなければならない要素を極めて単純化することに成功したのが、分かりやすくなった一因でもあるだろう。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61862442677968896
例えば『契約によって果たされるお願いは1つだけ』に対して、何でまどかが「インキュベータシステムをこの世界からなくして」とか「かなえてくれるお願いの数を増やして」とかお願いしないのか疑問を唱える観客はあまりいないだろう。それはこの手の話の「お約束」をみんな押さえているからである。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61863405178458112
過去作の文脈を借景として押さえることに成功したとは、そういうことだ。従って観客は、この手のお願いは過去の『魔法少女』もので全て否定されてきた歴史があり、しかもそのことを「知っている」。この前提を元に、今回まどかはこの絶望的な状況をどのように解決するかを観客は期待することになる。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61864898925309952
個人的には『まどか☆マギカ』の現在の高評価に対して、違和感を覚える人がいてもそれは別に不思議ではないと思う。そういう方でもあの物語が、それなりに「オチている」ことには、あまり異論がないものと思う。その手法に関して、好き嫌いがあるにしてもである。
http://twitter.com/nyaa_toraneko/status/61865216874512384
むしろそれの人気が勘違いであるかどうかを問うよりも、今回の物語はセカイ系として非常にコンパクトにまとまっており、そのわかりやすさがウケたのだと理解するほうが建設的であるように、僕は思っている。そういう意味でも、『まどか』がゼロ年代ストーリーの総決算であることは間違いないだろう。
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