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*== 概要 ==  ST-Vは[[セガ]]が開発したアーケードゲーム用システム基板。メイン基板にはROMカセット用スロットを装備し、ソフトはROMで供給する構成となっている。拡張コネクタを使用してセガサターン同様にCD-SUBSYSTEMを実装し、CD-ROMによるソフト供給やムービーカード相当も接続可能。プリント倶楽部2などでは拡張コネクタにキャプチャーボードを接続する。  メインボード型番にはいくつかバージョンがある。 ---- |CENTER:&bold(){ST-V 839-11579-02外観(CN5のコネクタ未接続状態)}| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=ST-V&file=ST-V_00B.jpg,width=400,title=315-5687 ST-V外観,http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=ST-V&file=ST-V_00B.jpg,blank)| ※写真の4つのスタッキングコネクタ(CN2~CN5)に拡張機器を接続しない場合は、CN5にループバック用ジャンパー基板[[839-0724]]を接続する。なお、この写真では接続されていない。 *== ST-V 仕様 == ・電源  +5V  +12V ・インターフェイス |[[JAMMA]]| |3.96mmピッチ56ピンカードエッジ(金めっき接線)| |ゲームカートリッジ用コネクタ|CN1|182ピンカードエッジコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN2|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN3|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN4|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN5|96ピンコネクタ ゲームカートリッジのみ使用するときはループバック用ジャンパー基板[[839-0724]]の接続が必要)| |シリアル通信ポート 差動信号入出力 各1ch|CN18|6ピンコネクタ| |8chアナログ入力ポート|CN19|12ピンコネクタ| |8ビット拡張入力ポート|CN20|10ピンコネクタ| |8ビット拡張I/Oポート|CN21|11ピンコネクタ| |MIDI IN/OUT 各1ch|CN22|3ピンコネクタ| |オーディオラインアウト|CN24|4ピンコネクタ| |4ビット出力ポート|CN25、未使用|5ピンコネクタ| |光線銃トリガー|CN27|4ピンコネクタ| |8ビット拡張I/Oポート|CN32|9ピンコネクタ| ・水平同期信号周波数  ・15.7kHz専用 ・モニターの向き  ・横長置き(標準)、縦長置き 切換可能 SYSTEM ASSIGNMENTの「V/H SWITCH」で設定 ・MAIN基板 #center{ |製品形番|BOARD形番|PC BD形番|Rev.| |834-11579|?|?|01| |839-11579-02|[[837-10934]]-02|171-6847E|02| } ・MAIN基板仕様 |メインCPU MASTER|SH-2(HD6417095(SH7604相当)) 28.6MHz| |メインCPU SLAVE|SH-2(HD6417095(SH7604相当)) 28.6MHz| |メインメモリ|4Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=32ビット構成 1MB| |~|4Mビット×16ビット構成 (DRAM)*2=16ビット構成 1MB メインメモリ計2MB| |SMPC|リアルタイムクロック、バッテリーバックアップメモリ、クロック制御、I/O入出力、リセット信号制御など。セガサターンではパッド入力を行っていたポートをST-VではシリアルEEPROMなどのI/O制御に使用。| |バッテリバックアップメモリ|256kビットSRAM=32kB| |バッテリーバックアップ|CR2032リチウム電池(3V)+電気二重層キャパシタ(5.5V)0.10F| |BIOS ROM|4MビットマスクROM ×16ビット構成=0.5MB| |シリアルEEPROM|93C45 1kビット(ゲーム/インカム設定保存用)| |VDP1メモリ|フレームバッファ 2Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=0.5MB| ||VRAM 4Mビット×16ビット構成(SDRAM)=0.5MB| |VDP2メモリ|2Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=0.5MB| |SCSPメモリ|4Mビット ×16ビット構成(DRAM)=0.5MB| //SCSPはオプションで+0.5MB実装可能 ・特殊機能  ・ポーズ機能 JAMMA dピン(26dピン)をLowレベルにすると画面が静止する。画面撮影などに使用する。通常は配線しない。  ・ゲームセレクト マルチカートリッジモード使用時にJAMMA 26ピンをLowレベルにするとゲームを選択できる。テストモード内の設定が必要。 ---- *== 接続基板 == ・VIDEO BOARD FOR ST-V(プリント倶楽部用ビデオキャプチャボード)  BOARD形番 [[837-12936]]  PC BD形番 171-7408B ・拡張I/Oボード(正式名称不明、プリント倶楽部などで使用)  BOARD形番 [[839-0803]]  PC BD形番 171-7056B ・ジャンパー基板(正式名称不明、CN5用、ゲームカートリッジのみで拡張基板を接続しない場合にCN5に接続する)  BOARD形番 [[839-0724]]  PC BD形番 ---- *== 主要チップ・回路構成(メイン基板 837-10934-02の場合) == ・メインCPU、サブCPU  [[HD6417095]] (HITACHI) SH-2(SH7604相当) 144ピンQFP ・SCU(バス制御) System Control Unit  [[315-5966]] (YAMAHA) 208ピンQFP ・VDP1 Video Display Processor1  [[315-5883]] HD64440SF (HITACHI) 160ピンQFP ・VDP2 Video Display Processor2  [[315-5964]] FJB006 (YAMAHA) 160ピンQFP ・SCSP(音源) Saturn Custom Sound Processor  [[315-5687]] YMF292-F (YAMAHA) 128ピンQFP |CENTER:MODEL3のSCSP実装例| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=315-5687_02.jpg,width=320,height=375,title=315-5687 MODEL3での実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=315-5687_02.jpg,blank)| ・SMPC(I/O) System Manager and Peripheral Control  [[315-5744]] A05 HD404920FS (HITACHI) 64ピンQFP |CENTER:ST-Vの315-5744 A05 HD404920FS実装例| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=66&file=315-5744_A05_01A.jpg,width=320,height=240,title=315-5744 ST-Vでの実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=66&file=315-5744_A05_01A.jpg,blank)| ・I/O  [[315-5649]] (NEC) 100ピンQFP ・サウンド用MPU  [[68EC000]]FN12 (MOTOROLA) 68ピンPLCC ・PAL  [[315-5833]] GAL16V8B 20ピンQFP ・DRAM制御ASIC  [[315-5778]] 4L02F2718 (TOSHIBA) 100ピンQFP ・クロック用PLL  [[315-5746]] (HITACHI) 28ピンQFP |CENTER:ST-Vの315-5746実装例| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=315-5746&file=315-5746_01A.jpg,width=320,height=256,title=315-5746 ST-Vでの実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=315-5746&file=315-5746_01A.jpg,blank)| ・サウンド用DAC  [[TDA1386T]] (PHILIPS) 28ピンSOP ・[[CXA1044]]BP (SONY) //ビデオアンプ? ・音声出力用パワーアンプ  [[TDA1518]]BQ ・BOOT ROM(BIOS ROM)  MPR-17951A BOOTROM Ver1.13 **== アーケードゲーム基板@ウィキ リンク == ・[[セガ]](SEGA) ---- *== 外部リンク、参考資料 == ・[[ST-V ROMカートリッジの回路>http://green.ap.teacup.com/junker/22.html]] ・[[System 16 THE ARCADE MUSEUM 「ST-V HARDWARE」>http://www.system16.com/hardware.php?id=711]] ・[[System 16 THE ARCADE MUSEUM 「STV Manual」(ST-V SEGA TITAN VIDEO GAME SYSTEM SERVICE MANUAL (MANUAL No.420-6170-01) 1st PRINTING - FB(ENGLISH))>http://www.system16.com/files/manuals/stv_manual.pdf]] ///ST-V SEGA TITAN VIDEO GAME SYSTEM サービスマニュアル(MANUAL No.420-6170) 1st PRINTING - FB(日本語版)/// ・[[セガサターン(基板バージョン:VA0.5)の回路図(Rev.10)>>http://green.ap.teacup.com/junker/25.html]] ・セガサターン回路図(1) http://www.megaupload.com/?d=ZLDZ238A ← MEGAUPLOADERは例の停止てアクセス不可 ・[[セガサターン回路図(2)>>http://www.4shared.com/file/l_gk5y3j/Saturn.html]] 上記と同じもの ・[[Sega documentation:>>http://koti.kapsi.fi/~antime/sega/docs.html]] ----
*== 概要 ==  ST-Vは[[セガ]]が開発したアーケードゲーム用システム基板。メイン基板にはROMカセット用スロットを装備し、ソフトはROMで供給する構成となっている。拡張コネクタを使用してセガサターン同様にCD-SUBSYSTEMを実装し、CD-ROMによるソフト供給やムービーカード相当も接続可能。プリント倶楽部2などでは拡張コネクタにキャプチャーボードを接続する。  メインボード型番にはいくつかバージョンがある。 ---- |CENTER:&bold(){ST-V 839-11579-02外観(CN5のコネクタ未接続状態)}| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=ST-V&file=ST-V_00B.jpg,width=400,title=315-5687 ST-V外観,http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=ST-V&file=ST-V_00B.jpg,blank)| ※写真の4つのスタッキングコネクタ(CN2~CN5)に拡張機器を接続しない場合は、CN5にループバック用ジャンパー基板[[839-0724]]を接続する。なお、この写真では接続されていない。 *== ST-V 仕様 == ・電源  +5V  +12V ・インターフェイス |[[JAMMA]]| |3.96mmピッチ56ピンカードエッジ(金めっき接線)| |ゲームカートリッジ用コネクタ|CN1|182ピンカードエッジコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN2|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN3|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN4|96ピンコネクタ| |拡張基板用コネクタ|CN5|96ピンコネクタ ゲームカートリッジのみ使用するときはループバック用ジャンパー基板[[839-0724]]の接続が必要)| |シリアル通信ポート 差動信号入出力 各1ch|CN18|6ピンコネクタ| |8chアナログ入力ポート|CN19|12ピンコネクタ| |8ビット拡張入力ポート|CN20|10ピンコネクタ| |8ビット拡張I/Oポート|CN21|11ピンコネクタ| |MIDI IN/OUT 各1ch|CN22|3ピンコネクタ| |オーディオラインアウト|CN24|4ピンコネクタ| |4ビット出力ポート|CN25、未使用|5ピンコネクタ| |光線銃トリガー|CN27|4ピンコネクタ| |8ビット拡張I/Oポート|CN32|9ピンコネクタ| ・水平同期信号周波数  ・15.7kHz専用 ・モニターの向き  ・横長置き(標準)、縦長置き 切換可能 SYSTEM ASSIGNMENTの「V/H SWITCH」で設定 ・MAIN基板 #center{ |製品形番|BOARD形番|PC BD形番|Rev.| |834-11579|?|?|01| |839-11579-02|[[837-10934]]-02|171-6847E|02| } ・MAIN基板仕様 |メインCPU MASTER|SH-2(HD6417095(SH7604相当)) 28.6MHz| |メインCPU SLAVE|SH-2(HD6417095(SH7604相当)) 28.6MHz| |メインメモリ|4Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=32ビット構成 1MB| |~|4Mビット×16ビット構成 (DRAM)*2=16ビット構成 1MB メインメモリ計2MB| |SMPC|リアルタイムクロック、バッテリーバックアップメモリ、クロック制御、I/O入出力、リセット信号制御など。セガサターンではパッド入力を行っていたポートをST-VではシリアルEEPROMなどのI/O制御に使用。| |バッテリバックアップメモリ|256kビットSRAM=32kB| |バッテリーバックアップ|CR2032リチウム電池(3V)+電気二重層キャパシタ(5.5V)0.10F| |BIOS ROM|4MビットマスクROM ×16ビット構成=0.5MB| |シリアルEEPROM|93C45 1kビット(ゲーム/インカム設定保存用)| |VDP1メモリ|フレームバッファ 2Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=0.5MB| ||VRAM 4Mビット×16ビット構成(SDRAM)=0.5MB| |VDP2メモリ|2Mビット×16ビット構成(SDRAM)*2=0.5MB| |SCSPメモリ|4Mビット ×16ビット構成(DRAM)=0.5MB| //SCSPはオプションで+0.5MB実装可能 ・特殊機能  ・ポーズ機能 JAMMA dピン(26dピン)をLowレベルにすると画面が静止する。画面撮影などに使用する。通常は配線しない。  ・ゲームセレクト マルチカートリッジモード使用時にJAMMA 26ピンをLowレベルにするとゲームを選択できる。テストモード内の設定が必要。 ---- *== 接続基板 == ・VIDEO BOARD FOR ST-V(プリント倶楽部用ビデオキャプチャボード)  BOARD形番 [[837-12936]]  PC BD形番 171-7408B ・拡張I/Oボード(正式名称不明、プリント倶楽部などで使用)  BOARD形番 [[839-0803]]  PC BD形番 171-7056B ・ジャンパー基板(正式名称不明、CN5用、ゲームカートリッジのみで拡張基板を接続しない場合にCN5に接続する)  BOARD形番 [[839-0724]]  PC BD形番 ---- *== 主要チップ・回路構成(メイン基板 837-10934-02の場合) == ・メインCPU、サブCPU  [[HD6417095]] (HITACHI) SH-2(SH7604相当) 144ピンQFP ・SCU(バス制御) System Control Unit  [[315-5966]] (YAMAHA) 208ピンQFP ・VDP1 Video Display Processor1  [[315-5883]] HD64440SF (HITACHI) 160ピンQFP ・VDP2 Video Display Processor2  [[315-5964]] FJB006 (YAMAHA) 160ピンQFP ・SCSP(音源) Saturn Custom Sound Processor  [[315-5687]] YMF292-F (YAMAHA) 128ピンQFP |CENTER:MODEL3のSCSP実装例&br()※ST-VではSCSPは一基の構成| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=315-5687_02.jpg,width=320,height=375,title=315-5687 MODEL3での実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=54&file=315-5687_02.jpg,blank)| ・SMPC(I/O) System Manager and Peripheral Control  [[315-5744]] A05 HD404920FS (HITACHI) 64ピンQFP |CENTER:ST-Vの315-5744 A05 HD404920FS実装例| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=66&file=315-5744_A05_01A.jpg,width=320,height=240,title=315-5744 ST-Vでの実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames?cmd=upload&act=open&pageid=66&file=315-5744_A05_01A.jpg,blank)| ・I/O  [[315-5649]] (NEC) 100ピンQFP ・サウンド用MPU  [[68EC000]]FN12 (MOTOROLA) 68ピンPLCC ・PAL  [[315-5833]] GAL16V8B 20ピンQFP ・DRAM制御ASIC  [[315-5778]] 4L02F2718 (TOSHIBA) 100ピンQFP ・クロック用PLL  [[315-5746]] (HITACHI) 28ピンQFP |CENTER:ST-Vの315-5746実装例| |&image(http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=315-5746&file=315-5746_01A.jpg,width=320,height=256,title=315-5746 ST-Vでの実装例,http://www40.atwiki.jp/arcadegames/?cmd=upload&act=open&page=315-5746&file=315-5746_01A.jpg,blank)| ・サウンド用DAC  [[TDA1386T]] (PHILIPS) 28ピンSOP ・[[CXA1044]]BP (SONY) //ビデオアンプ? ・音声出力用パワーアンプ  [[TDA1518]]BQ ・BOOT ROM(BIOS ROM)  MPR-17951A BOOTROM Ver1.13 **== アーケードゲーム基板@ウィキ リンク == ・[[セガ]](SEGA) ---- *== 外部リンク、参考資料 == ・[[ST-V ROMカートリッジの回路>http://green.ap.teacup.com/junker/22.html]] ・[[System 16 THE ARCADE MUSEUM 「ST-V HARDWARE」>http://www.system16.com/hardware.php?id=711]] ・[[System 16 THE ARCADE MUSEUM 「STV Manual」(ST-V SEGA TITAN VIDEO GAME SYSTEM SERVICE MANUAL (MANUAL No.420-6170-01) 1st PRINTING - FB(ENGLISH))>http://www.system16.com/files/manuals/stv_manual.pdf]] ///ST-V SEGA TITAN VIDEO GAME SYSTEM サービスマニュアル(MANUAL No.420-6170) 1st PRINTING - FB(日本語版)/// ・[[セガサターン(基板バージョン:VA0.5)の回路図(Rev.10)>>http://green.ap.teacup.com/junker/25.html]] ・セガサターン回路図(1) http://www.megaupload.com/?d=ZLDZ238A ← MEGAUPLOADERは例の停止てアクセス不可 ・[[セガサターン回路図(2)>>http://www.4shared.com/file/l_gk5y3j/Saturn.html]] 上記と同じもの ・[[Sega documentation:>>http://koti.kapsi.fi/~antime/sega/docs.html]] ----

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