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#CONTENTS ---- **ライフル弾を受け止められる防護服は存在するのでしょうか? 単にライフル弾を止める防弾チョッキがあるかどうかと言うならあります。 クラスIII規格のチョッキなら7.62×51弾の直撃を止めます。 #right(){(8:353)} **日本の警察の機動隊が使っているジェラルミン製の盾ですが防弾ではないのでしょうか? 防弾を目的としていませんから、ピストルの弾でも貫通しますよ あさま山荘で散弾銃が使われた記憶はありませんが、よほどの至近距離でも ない限り、散弾銃には効果はあると推察します #right(){(31:314)} **ライフル弾も貫通できないようなボディアーマーみたいなものはいまのところ存在しないのでしょうか? ライフル弾(AK47の7.62ミリ×39や5.56ミリNATO) を防ぐことができるボディアーマーはある。レベル4以上だったかな。 しかし、恐ろしく重い(上半身だけで20キロ近い)上にガチャピンの着ぐるみ着た並みにかさばるので、 素早い動きはもちろん、長時間着ているのもきつい。 よって、いまんとここれ着てエントリー、なんて部隊はないよ。 ただ、より軽量(しかし弱い)なアーマーは大抵の特殊部隊(警察、軍ともに)標準で装備している。 生身で突入する部隊はほとんど無いんじゃないかな。 #right(){(33:224)} ライフル弾の直撃に耐えるには分厚いセラミック板(トラウマ・プレート などの名称)を防弾チョッキに付け加えねばならず(それ用のポケットがあるのが 普通)、俄然重くなって運動を妨げるからです。とはいえ、ある程度危険性の 高い地域で出動する時には、この追加装甲を装着することが薦められており、 あるいは規則になっています。 #right(){(41:929)} SAPIはNIJ規格LevelⅣの性能を持ったセラミックプレートで、 OTVの前後に1枚ずつ挿入することができる。ソフトアーマーと 併用すれば旧NATO標準弾の7.62×51mm弾を20m以内から 3発撃ち込まれても阻止することが可能。前面のみ、SAPI緊急 投棄機能が備わっている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC 一応、AK-47の7.62mm弾(NATO制式の7.62mm弾とは異なる)に 耐えたとみられる例です。 http://www.youtube.com/watch?v=NgN0JBFfJvo 他にはドラゴンスキンでいくつか動画があります。 なので、小銃弾に抗堪しうる装甲板を有するボディアーマーは すでに戦地で着用されているといって誤りではないでしょう。 英軍がヘルマンド州で待ち伏せにあい、態勢を立て直してる動画です。 パトロール中だったとみられますが、ボディアーマーを着用し、大きな 背負い具を背中に担いでいます。 http://www.youtube.com/watch?v=vtrJc_B5t08 これをみるに、たとえ不自由で、かつ銃の肩付けに支障がでかねないような ボディアーマーでも現地で着用している可能性が浮かびます。 たとえば40mという至近距離から、AK-47の7.62R弾に耐えられるかは 明らかでありませんが、現代の歩兵戦闘ではたとえ暑くて他のものを着用できぬ ときでもボディアーマーは着ている場合が多いように思われます。 #right(){(642:543-577)} **陸自採用のボディーアーマーは銃剣に対して効果がありますか? そもそも、銃剣などの鋭利な刃物を防げる軍用ボディーアーマーは無い。 軍用は砲弾とかの破片防御が第一だから。 #right(){(34:543)} 陸自の物については定かではないが市販のボディーアーマーを着ていたおかげで アイスピックや刃物で突かれた際に無傷で助かったという事例がアメリカ辺りには 多数ありますので多少なりとも防御効果は期待できそうです。 もちろんメーカー保証の対象外ですが(w #right(){(34:557)} **ガスマスクは、サリンやソマンなどの神経ガスも無効化するのですか? 無効化します。 #right(){(39:184)} ガスマスクというぐらいですから サリンガス等を無効化することはできます。 ただし、サリンやVXといった類のガスは皮膚呼吸からでも効果を 発揮しますのでガスマスクだけしてれば(あるいはしているから)安全という 訳ではありませんゆえあしからず。 #right(){(39:215)} 皮膚から吸収されるガス(例えばマスタードは皮膚に付着して糜爛症状を呈する) もあるので全く安心できないが、死に至る可能性が高いのはやはり呼吸器から体の 内部の無防備な粘膜に触れる経路なので病院に行けば助かる可能性は高くなる #right(){(45:289)} **映画「プライベート ライアン」を見て思ったのですが、兵隊さんたちはどうして盾を使わなかったのでしょうか? 常識的には小銃弾を防ぐのには10mm程度の鉄板が必要です。 100cm*100cm*1cmで10000cm^3な訳ですが鉄の比重は7.85 ですから78500gつまり78.5kgになります。幅を半分にして厚み を8mmにケチっても30kg以上になります。つまり持てません。  ジェラルミンで造った場合でも強度の差から3倍の厚みが必要で すから、比重が1/3でも同じ重量になります。セラミックを使えば 実現可能ですが、片手がふさがったら銃が撃てません。 #right(){(40:537)} **SWAT隊員や米兵がゴーグルを装着する理由を教えてください。 火薬の発射ガスは目に染みます。 フラッシュバンなどは、煙をも撒き散らします。 一般的な目の防護のために、ゴーグルをつけます。 #right(){(53:496)} **特殊部隊の隊員がマスク(目だし帽とか)みたいなものを被る事がありますがあれの意味について教えてください。 バラクラバ帽と呼ばれます。 役割は 1、顔面の保護(物によれば、刃物や炎にある程度なら耐えられる) 2、顔を覚えられて、報復されるのを防ぐ 3、一瞬でも、相手をびっくりさせて判断を鈍らせる。 と言うような感じです。 #right(){(57:社 聖 ◆DASH/8Egy6)} **兵士って、防弾装備はしないんですか? 防弾というのが小銃弾対応という意味なら「出来ない」が正解。 現代のセラミックを使った物でも重くて行軍に適さない。 いわゆる鉄兜も「弾」は防げない。  砲弾の破片を防御する(死傷の8割近くが砲爆弾の破片による物)程度のモノ (グラスファイバー製)は朝鮮戦争の米海兵隊から装備されるようになった。 現在ではケプラー等で作られいてる。  第二次大戦時の防弾装備としては米爆撃機機銃手のフラックジャケットが有名。 日本軍の工兵用試作品等もインターネットを検索すれば出てくるだろう。 #right(){(59:29)} **防毒マスクにも寿命があると思いますが、どれくらいもつのですか? ガスマスクの寿命というのは、正確には吸入缶の寿命で、だいたい2年程度で交換のはずです。 #right(){(66:450)} **湾岸地域に展開している米兵の服装を見ていて、戦闘服は砂漠迷彩だが >その上に着る防弾チョッキか弾薬を着けるベストかは森林用迷彩である場合が多いように見えました。 >これって、砂漠迷彩のチョッキやベストを用意し切れなかったのでしょうか? 財力というより単に装備が間に合わなかっただけだと思う。 湾岸戦争時も、当初展開した部隊は砂漠迷彩装備がなくて森林迷彩のままだった。 #right(){(71:574)} **米軍兵士とか、微妙にもこもこと膨れた服着てるけれど、中に何を着てるんですか? ボディーアーマーと言いまして、手榴弾や砲弾の破片に対する防御能力を 歩兵に持たせるために装着する物です。 (巷間に言われる防弾ジャケットではありません)もっとも、最新型の インターセプターボディアーマーはライフル弾などに対応する防御能力を持つようです。 #right(){(75:51)} **防護マスク・防護服を着用したまま落下傘降下することは可能でしょうか? おそらく可能だけど、化学兵器に汚染された場所へは絶対に降下しないと思われ。 地上に下りた時に衝撃で防護服に穴があいてアボーン… #right(){(75:611)} **イラク戦争でテレビに映るアメリカ軍を観てふと思ったんですが、あの兵士達は、防弾チョッキとか着てるんですか? 防弾ではありませんが破片除けのボディアーマーを着てます。 アメリカ軍のヘルメットはケブラー樹脂製なので自衛隊の金属 メットより見かけはごつくなります。 #right(){(75:841)} **9mmの拳銃弾で、軍用防弾ベストを貫通できますか? 軍用の防弾チョッキと一言に言いましても色々と種類があり、防弾能力にも差が有ります。 しかし、一般的なフラックジャケットなどの場合は9ミリ弾で貫通させるのは難しく、 同一個所に2発以上命中しない限りは貫通させるのは困難です。 #right(){(77:387)} **警察の防弾チョッキに書いてあるPOLICEって文字はプリントですか? ベルクロで止めています。再現するには合ったワッペンを購入してください #right(){(82:303)} **地下鉄で催涙スプレーまかれても対応できる様な、コンパクトに携帯できるマスク&ゴーグルってないでしょうか? 我慢する #right(){(85:614)} まぁマジな話、撒かれてからいくらゴーグルつけたりマスクつけたりしても手遅れナわけで。 日常そんなモンつけてると銀行はもちろんコンビニすら入れないから>614が正解 #right(){(85:617)} **イラク戦争の映像なんかを見ていると、どうも歩兵は無防備なように見えるんです。盾をもちつつ移動した方がよいような・・・。 持ち運び可能な重さの盾だったら、弾が貫通して 役立たずだからじゃないですかね~ #right(){(90:735)} 盾を持たせよう   ↓ 普通の鉄板じゃ貫通しちゃうよー   ↓ 分厚くしよう   ↓ 重すぎて運べないよー   ↓ 車輪とエンジンつけよう   ↓ 装甲兵員輸送車誕生 イラク戦争ではブラッドレー歩兵戦闘車という「盾」が走り回ってましたねー #right(){(90:736)} 735の言うとおりだが、じゃないかで回答するのもどうか。 アサルトライフルなど小火器でも防御するには軽装甲車の装甲程度の能力がいる。 これを体がある程度隠れるサイズにすると個人で携帯には無理がある重量になる。 #right(){(90:737)} MG止めれるような盾って重いだろうな。 恐らくまともな行動は出来なくなると思われ。 ベトナムみたいなジャングルには邪魔で仕方ないし、そもそも全方位敵のいる状態では無駄。 機動隊程度なら相手も大したことないから有効だけど、前線では無意味っぽ。 #right(){(90:744)} 盾そのものが軽量強化されてもそれを保持するのは腕だろ。 着弾の衝撃でその腕は複雑骨折するだろう。 #right(){(90:746)} まぁ、重量の問題だけなら、可能だとは思う。 ケプラーとセラミックの複合とか。(例えばね。有効かは知らん。) 弾さえ止めれれば良いんだから、装甲にする必要は無い。 でも、それ持って戦闘は出来んなぁー。 せいぜい、前線が膠着したときの、仮設陣地くらいしか使い道が思いつかん。 それでも、より口径の大きい火器には役たたずだし。 >>746 おいおい。どんな銃なんだよ。冗談はやめ。 銃弾にそんなエネルギーがあったら、撃ってる人間の腕が先に折れるだろ。 #right(){(90:755)} 相違や、SWATなんかが使う盾、ボディバンカーは、AKあたりまでは阻止できるらしい。 それ以上になると、盾が重くなりすぎるのだとか。 #right(){(90:756)} 盾のサイズとして0.6m×2mぐらいは必要でしょう。できれば1m×2mかな。17kg/m2程度の重量の ケブラー/セラミック複合材で5.56mmNATO弾をぎりぎり止められるか止められないか程度である というレポートがあります(最適化した構成で850m/sのNATO弾-銃口初速920m/s-を止められる)。 であれば25~35kg程度の複合材で盾が作れる事になりますが、実際には枠や取っ手、支持材などで 35~50kg近くになりそうです。それで5.56mm通常弾をかろうじて止められる、となると徹甲弾や7.62mmを 止めるための盾はどんな重さになるやら。また、人間が持ち運べる重量は限られていますから、 35kgの盾を持ち運ぶためには35kgの装備を捨てねばならず、つまりは盾しか持てない事になりそうです。 #right(){(90:system)} 戦争は命がけだから、少しでも有効そうなアイデアは大体試してる。 盾も塹壕戦が主体だった第1次大戦の頃かなり研究されてた。 正面面積を小さくするため伏せ姿勢にして周りを少し囲ったり、 重くなったので車輪を付けて、更には負傷したとき戻せるように後ろに紐を付けたり。(笑 日本も亀みたいなのを作ってた。 でもみんなが言ってる様に有効なものにはならなかった。 そのうち塹壕突破に戦車が出現し戦術の変化で戦場が流動的になるに従い 兵士一般の装備としては有効なものではなくなった。  現代では弾片から体の重要部分を防護するヘルメット+ボディーアーマーが一般的だ。 しかし使う局面や相手が限られてた場合 有効な場面も有り得るので、 特殊部隊などで装備されてる事がある。 #right(){(90:763)} **胴体を覆う防弾チョッキはあるのに全身を覆うチョッキがないのはなぜですか? 存在するが動きにくいので使われない #right(){(92:372)} **プライベートライアンの冒頭シーンで、米兵が胸に付けていた黒い長方形のものは何ですか? 米陸軍が上陸部隊用に用意した、ゴム製の防水ガスマスクケースです。 #right(){(94:434)} **将兵の防具でヘルメットに比べて防弾チョッキの普及が遅かったのはなぜでしょうか? どちらとも原型は1次大戦中に登場したそうですが、 ヘルメットは2次大戦までには各国ともほぼ標準装備なのに、 防弾チョッキの普及は限定的でした。 普及したのは米軍はベトナム戦争から、それ以外の軍はもっと遅いと思います。 #right(){(95:46)} 本気で小銃弾を防ぐとなると重すぎるから。 じゃあ何で普及したかと言うと、理由は二つあって、 1.ケプラーなどによる軽量化がされたため。 2.小銃弾はあきらめて弾片に対する防御に目的を切り替えた。   前線での死傷の7割(時期による差異はありましょうが)は弾片だそうで。 #right(){(95:56)} 防弾チョッキーと言うか、破片とか爆風の衝撃から内蔵等を守る物です。 弾が当たれば、基本的には致命傷になると思います。 小銃弾が防げても、それ以上の口径は難しいので、気休めな気がします。 配備に関しては、 コストパフォーマンスの問題が有るのではないでしょうか? 基本的に工業技術が低い国は、輸入の為に割高になるし。 #right(){(95:57)} >本気で小銃弾を防ぐとなると重すぎるから。  そりゃ、ヘルメットも同じ。小銃弾どころか拳銃弾でも防げない。 弾片防御機能すら限定的。自衛隊の旧型鉄帽がライナー込みで1.4kgあることを考えたら、 同じ材質で実用的な「防弾チョッキ」が作れるのかどうかは分かると思う。  ヘルメットの場合、野球のボールが当たっても死ぬような場所を保護しているから意味がある。 あの程度(1~1.5mm)の鉄板で胴体を保護しても白兵戦以外では無意味。 #right(){(95:71)} >それでは、セラミック製のアーマープレイトって大した効果は無いと? interseptor body armorはイラク戦争で概して好評だったようです。 #right(){(95:77)} **警察は防弾チョッキをつけるけど、軍隊はつけないって本当ですか? 着けるよ。自衛隊も採用してるし。 「防弾チョッキ」ではなく、ボディアーマーとか、防弾衣って言い方をするけど。 #right(){(100:20)} 付けてる。 軍隊の場合,「防弾」よりも砲弾の破片から身を守ることを重視してた。 従来の防弾チョッキでは一般的に拳銃弾は防げても,より威力が高い小銃弾については 効果が低かった。イラク戦の時には小銃弾に対応したボディーアーマーが使われた。 #right(){(100:22)} **頭を撃ち抜かれるか、心臓が止まるまで戦い続けられる様にする装備や軍服がマジで研究されているそうですが、 >なぜそんな事をするのですか?正直、兵士達に同情を禁じ得ません。 負傷兵を救出・手当てするための人員を削減するためです。 よく言われるところですが、一人の兵を殺してしまえばそれまでですが、負傷させると 数人の人間が救出・手当てのために拘束されてしまうわけです。 現在歩兵分隊の人数は削減される方向にあるため、いわゆる衛生兵などを 専門に置くことが出来なくなりつつあります。このため戦闘時は一般の歩兵が 負傷時の手当てをできるように訓練する方向にありますが、それよりも最初から 手当てをしなくてすむ方法のひとつとしてそういった強化装備が考えられているわけです。 #right(){(103:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} 実際には魔法の服というレベルではなく、まずは兵士の生命兆候(脈拍、心電図、血圧、呼吸など)を モニターして分隊指揮官なり、医療担当者なりに警報を発し、提示するものが開発されています。 実際、この程度なら金さえかければ、いますぐ、ある程度嵩張らないものが作れます。 次に、これらのデータをプログラムが処理して緊急用薬品(昇圧剤、不整脈抑制剤、あるいは鎮痛剤など)を 自動注入するシステム、生化学兵器を検出して対抗手段(中和剤、抗体など)を注入するシステムが考えられており、 同時に衣服の局所をGスーツ的に加圧圧迫して止血するシステム、 破損箇所から止血剤と抗生物質を放出するシステムなども考えられています。 使用される薬剤には興奮剤もあり得るわけで、 これらをマスコミ的にバカ話にすると96時間死なずに戦う、となるわけです。 そのような魔法ではなく、もっと現実的なレベルでの開発が行われています。 #right(){(103:system)} **今まで戦闘中にショットガンで防弾チョッキを貫通させられて死んだ特殊部隊員はいるんでしょうか? ・・・・・「ブラックホーク・ダウン」をご存知ない? 抗弾ベストなんかスパスパ貫通してますがな・・・。 #right(){(103:756)} 防弾チョッキについては、ここでも語られたが完全防弾のは重すぎて特殊部 隊なんかには不向き。せいぜいベストにプレートがあるのがいいとこ それと、ショットガンを散弾銃としか考えていないかもしれないが、スラグ ショットみたいに、一発の威力にこだわった弾もあります。 ということで「いるでしょう」(確定はできませんが←あたりまえ) #right(){(103:流花星桜 ◆glwcae0dRI)} >その軍服を着ると、例え銃撃で負傷しても、戦闘終了後も手当を必要としないのですか? 何故「ショットガン」にこだわるのかよくわかりませんが… 特殊部隊の隊員も所詮は人間で、弾に当たれば死傷します。 例えば、米軍パナマ侵攻の際、とある飛行場制圧に向かったSEAL部隊は、 パナマ国防軍狙撃兵の伏撃にあい、少なからぬ損害を出してます。 あと、湾岸戦争次の「スカッド狩り」でも SASの隊員に損害が出てますね。 特殊部隊の敵の武装は、ショットガンよりも自動小銃である場合の方が多い ので、ショットガンで撃たれて死亡、と言う例は希少かもしれませんが。 #right(){(103:762)} 貫通されてと言う条件付きなら非常にまれだと思います。 ショットガンの弾は貫通しにくいと思います。上に上げられたスラッグ弾(一発玉)も貫通はしなかったです。 (米軍の昔のタイプの抗弾ベストを射撃場で撃ってみた)もっともパンチ力で中の人は死ぬでしょうが。 特殊なタマで散針銃と言うものが有ったと思いますがそれなら貫通するでしょう。 #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} ライフル弾使用の機関銃なら防弾ベスト抜けます(プレートタイプは別として) が、屋内でとり回すのは難しい クレイモアは抜けるみたいですね #right(){(103:783)} **グロインアーマー(股間部用アーマー)を着ていれば、ショットガンで股間を撃たれても平気? グロインアーマー(股間部用アーマー)はショットガンくらいなら 耐えられると思うが。 スラグ弾のソードオフとかなら別だろうけど・・・。 #right(){(104:896)} **細菌などに対する防毒マスクは通常のマスクなのですか? 細菌に対しては「防塵」マスクを使います。 フィルターは単に細塵を透過しない微細な構造を持っているだけのものと、 電気的な力によって細塵を吸着するものとがあります。 # まあ、大なり小なり電気力は使うんでしょうが。 防毒マスクは化学物質に対する防護に用いますが、もちろん、ただのマスクではありません。 防塵処理がされており、対応する化学物質によって異なるフィルタを用いることができるように アタッチメントが装備されているのが普通です。 どちらも、国家規格が存在しており、適切な選択を行うことが肝要です。 また、ある種の化学物質は粘膜を激しく冒す性質があるため、 目を保護するためのゴーグルがいているのが普通です。 神経ガスや糜爛性ガスなどについては、マスクでは防ぎきれない(皮膚から浸透する)ため、 全身防護が必要になります。 #right(){(109:127)} **マスクつけたまま水の飲めるマスクってあるんですか? オウム事件のときサリン除去作業中の自衛官がガスマスクからチューブで水を飲んでた画像はあまりにも有名。 #right(){(109:135)} ほとんど出来る。 自衛隊で言うと4型改はできるが4型は出来ない。 #right(){(109:137)} **今のアメリカ歩兵は上半身アーマーつけてんのかな。 >下半身と腕は無防備? 下腹部はガードしている。 腕や足は致命傷に成り難いし、動き辛くなるので、任務による。 暴動鎮圧等ではコテやレガードを着ける事も有る。 #right(){(110:986)} **歩兵には何故、携帯の防弾シールドが採用されないんでしょうか? 君が歩兵として戦場にいるとして、 大した防弾効果もなく、 車両からの乗り降りの際にはやたら邪魔になり、 タコツボや塹壕に入る時もやたら邪魔になり、 市街戦ではそのやたらに大きな面積から目立ってしようがない、 しかも咄嗟に銃を構えようにも手が塞がってしまう、 そんな装備、防弾シールドを欲しいと思いますか? 私ならある程度の装甲を持った歩兵戦闘車の方が有り難いと思います。 #right(){(110:979)} 本気で自動小銃(あるいはそれ以上)に耐えることができるような盾だと まともに動けない重さになる。 自衛隊の一部部隊では機動隊がもってるような盾を装備してる所もあるが 政情不安な国へ派遣された場合の暴動対策であって戦場での防弾が目的ではない。 #right(){(110:982)} だいたい上で述べられているとおりだけど、 ほかに歩兵の死傷要因が、「前からの弾よりも、横・後ろからの弾・破片によるものが多い」 という点もあるよ。 盾を構えていてもあんまり役に立たないって事。 #right(){(110:983)} **防毒マスクのフィルターの中には何が入ってるんですか? >なにやらエンピツの芯のようなものがカサリカサリ出てきたんですが! マスクや対応する毒物によって違いますが、 それはおそらく吸着用活性炭でしょう。 #right(){(111:898)} **自衛隊の防弾チョッキは89式小銃の弾丸を防ぐことはできるが、AK47の弾丸を防ぐことはできない >米軍の防弾チョッキはどちらも防ぐことができる、と週刊誌に書かれていたんですが本当? 一般の歩兵が装着しているボディアーマーであれば、 すべてウソです。 89式(5.56ミリ・・M16などと同じ)・AK47(7.62ミリ)の直撃、どちらも防げません。 防げるボディアーマーはありますが、非常に重く、ごついものです。 #right(){(113:69)} 防弾チョッキ という名前なのが誤解を招いてると思うんだけど、 あれは抗弾ベストとでも言うべきしろもので、 砲弾の破片から身を守るための装備です。 なので、小銃弾の89式の5.56ミリ弾もAKの7.62ミリ弾、どちらも防ぐことはできません。 #right(){(113:72)} 歩兵の死亡・負傷原因のトップは、砲弾の破片なので これを防ぐために鉄帽、防弾チョッキを着る。 現代戦では歩兵の小銃弾で死亡するやつは少ない。 #right(){(113:75)} **防弾チョッキを着ていても弾が当たると痛いんですか? 防弾チョッキに弾が当たると大抵は内出血します。痛いです。 #right(){(113:363)} **ボディアーマーで弾を防げても衝撃で死ぬことってありますか? 内張りで体全体に広げて吸収させますから、同じ場所に二発食らわない限り は大丈夫でしょう。もっとも、プレートの大きさ自体が25cm*30cmですから、 それ以外の致命的な場所に当たった場合や出血による死までは保障できません。 #right(){(113:387)} **ライフル弾(7.62mm)を防ぐボディアーマーですが、実際にはどのくらいの距離からの攻撃に耐えられるんですか? たしかボディアーマーも200メートルくらいが限界だったと思う。 #right(){(113:363)} NIJ規格では15mという事になってる。 #right(){(113:366)} **中世の西洋騎士が着ていたという全身をくまなく装甲で覆うフルプレートアーマーを着用後、 >便意尿意を催した場合はどうするのでしょうか? そのまま漏らしていたのだよ #right(){(117:222)} **鉢金って新撰組がよくつけてるのをみかけるが防具としての効果ってどれほどのもんなんでしょ。 額は人体急所のひとつ。 突きの場合、額を狙うからそれを防御するのは重要です。 #right(){(118:351)} **米軍のM40やM40A1ガスマスクは本体がシリコンで神経ガスを防げないため >ブチルゴムのセカンドスキンをつけて対応していると聞きましたが、MCU-2A/Pにはセカンドスキンはあるのでしょうか? あるようですよ。 怠惰にpcu-2a/p mask とだけググったら最初にヒットしサイトで出たのがこれでした。 ついでにprice $ を足したら でMCU-2A/Pの新品各サイズと各パーツの名称、価格も出てきました。199ドル。 #right(){(119:system)}※リンク消滅 **どうして全身防御のボディーアーマーというのは未だに実用化されないのでしょうか? >手足や首、顔面なども薄いレベルⅠ程度のアラミド繊維等で覆ってしまえば歩兵の死傷率はかなり下がるのではないでしょうか? 一応、それを考えて今のボディアーマーではわき腹など、これまで甘かった部分もカバーするよう改良されています。 しかし、最新の素材を使用しても重さ、不自由さのために実際的な戦闘活動に使うには限界に近く、 軍隊の本来の目的は自軍の兵士を守ることではなく、敵を圧倒することですので、これ以上は無理。 不発弾処理班のようなごついボディアーマーにすればよいでしょうが、ご存じの通り、あれは這いずるのが限界だったり、 熱くなるので通風装置とホースを後ろに引きずってたりするわけです。 #right{(359:130)}  一応次第次第に守る面積は増えてはいます。つい先日もヘルメット後部からさげて延髄のあたりを守るプレートが 開発されて装備されるという報道がありました。 このほかグローインプロテクター(腰、金的を守る)もかなり普及してきています。 また、爆弾処理、不発弾処理などでは防爆服というものがあり、これは一応全身を守るものとなっています。 そのほか、サングラスをかねたある程度防御を考慮した眼鏡、火傷から手を守る手袋などもあります。  #right{(359:140)} **爆撃機の銃座手が防弾チョッキを着けてるのを見たことがあるのですが、対爆撃機用の大口径の機関砲弾の直撃に耐えることは可能ですか? 航空機搭乗員が着用したのは防弾チョッキではなくフラック(対空砲)ベストと呼ばれるものです 高射砲の破片防御の為の装備で、銃弾への防御は考慮されていません 抗弾(防弾)装備を歩兵が着用するようになったのは湾岸戦争以降で それまではフラックベストで代用していました 構造としてはケブラー繊維とバリスティックナイロンの組み合わせで 防弾版を挿入可能なプレートキャリアを装備する抗弾装備に成ったのもつい最近の事です。 #right{(513:707:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **Yahoo!オークション検索結果:ガスマスク テロ攻撃が怖いのですが、どれがお勧めでしょうか? >http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%A5%AC%A5%B9%A5%DE%A5%B9%A5%AF&alocale=0jp&acc=jp 私ならどれも買いません。サリンやVXのような有機リン系ガスがテロに使われた場合 全身防護服を着なければ意味がありません(極わずかな量でも致死性があるので皮膚呼吸 で吸収されただけでも危険)。 #right(){(9:51)} 放出されているようなガスマスクは、ガスを吸収して無毒化する部分が 使用期限切れになっているでしょうね。 新品を買わないと意味が無いと思います。 #right(){(9:53)} **防毒マスクの入ったケースを装着するのに、肩掛けかばんのようにしているのと太ももの横に付けている場合との両方があるようですが、 >何か使い分けの基準があるのでしょうか。 使い分けの基準とかは特にないようです。 使用するときの状況によりけりですかね #right(){(自衛隊板初質スレ12:招福猫 ◆hNSBMrrUeA)} **自衛隊の防弾チョッキって本当に防弾効果があるんですか? 防弾性能がある奴もあることにはある。 但し、そっちは糞みたいに重いので普通は使わないし、配備数も少ない。 田舎の分屯基地だと配備数が1~2着とかザラにある。 普段着用してる方は、砲弾の破片除けだから、防弾性能はほぼ、ない。 #right(){(自衛隊板初質スレ97:160)} **ガスマスクのフィルターって何時間ぐらい持つんでしょう。 >あと、毒ガスの中でフィルターの寿命が切れたらどうなるんですか? 軍用のガスマスクの性能は詳しくは機密。 一応、連続着用した場合の寿命は48時間くらいと言われている。 現実にNBC汚染地帯で48時間も連続行動することはない(着用してる人間が持ちません)ので、 毒ガスの中でフィルタの寿命が尽きる、という事は普通はない。 フィルターは生命線なので、無理に寿命延長を図ったりはしない。 一応、長時間使わないときは入出口に封をして、空気に触れるのを防ぐ。 #right{(357:390)} **なんで第1次大戦の頃のガスマスクはエラが張ったような形をしているのでしょうか? エラ張ってますかね? ドイツ軍http://www.codoh.com/graphics4/germansoldierdog.jpg イギリス軍http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq51b03.jpg いろいろhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4b/Various_gas_masks_WWI.jpg #right{(548: ◆yoOjLET6cE )} **寒冷地で金属製の防具が危険な訳 >独ソ戦が冬に入りかけた頃、ドイツの将校が鋲が打ってあるブーツを履いていたら、北欧の観戦武官に >「そんな靴履いているとこれからヒドイ目に遭いますよ?」と言われて、ドイツの将校はちっとも >その意味が解らなかった、という話をどこかで読んだのですが、これは何がいけなかったのでしょうか? 鋲から冷気が靴ん中に入ってきて、足が凍傷になるんだよ。 それと、スパイクつけるなら、スーパーロータリーみたいなもんつけるか、そもそもスパイクなんかより靴の底の形状とか ゴムの質とかを良くしたほうがスリップ防止になる。 凍結路面ではね。 #right(){(338:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} 断熱壁の一部分だけ外部に通じた金属壁にしてるようなもんだからな 窓開けっ放しにしてるのと大して変わらん その話の元ねたはパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」だが、ほかにも直に被ったヘルメットから体温が奪われて 脳が凍ったなんて話もある。 実際冬の東部戦線の戦場写真をみると、ドイツ兵たちは頭に布やマフラーをを巻きつけた上にヘルメットを被っている。 あと凍傷にかかった兵士の脚からブーツを脱がせようとしたら凍りついた皮膚が一緒にはがれ、兵士は治療をあきらめ てそのまま戦場にもどったなんてエピソードもある。 一方ロシア人はワンサイズ大きいフェルトのブーツを支給し、兵士はそれに藁や新聞紙を詰めて凍傷を防いだ。 #right(){(338:251,253)} **NBC防護服って民間人でも買えます? 普通に売っているんだな かなり驚き まあ、NBC防護服のうちNへの防護は 体内被曝を防ぐためと思ってください。 目の細かいフィルターがマスクに付いていて、服の気密性が高く 中にガスやウイルスと同様に放射性物質の粉塵が入らないようになっています。 要するに、ガスやウイルスと同様に放射性物質を吸い込まない、皮膚につかせないもの と思ってください http://www.remnet.jp/lecture/shikizai/index.html 放射能災害専門に売っているものなら、鉛入りもあります。 ttp://www.netpro.ne.jp/~guard/suit/bougo.htm ただ、この辺もあくまでも生の放射性物質が飛び散った環境ぐらいで 活動中の原発の炉心の青白い光が見れるとか チェルノブイリ級の事故対応とかそんなレベルではないです #right(){(337:289)} **指向エネルギー兵器に対する防御服はあるでしょうか あります。まず、赤外レーザー(効率、減衰率の関係から実用的なレーザー兵器はまず 赤外波長を使用します)に対する防御服ですが、金属蒸着、あるいは金属箔は適切な厚さを選べば 効率的に赤外光を反射します。つまりは防寒用の例のアルミ箔。あれがけっこう有効。 もちろん一部は透過、吸収しますが、防弾ジャケット同様、破片(乱反射)あるいはしょぼい照射には耐えます。  次にマイクロ波。これも赤外同様、使用しやすい波長です。これに対しては電子レンジの窓同様の 格子、パンチメタルが有効です。実用的には金属繊維を格子状に縫い込んだ生地ということになるでしょう。 これを上記の金属箔をカバーする形で使用すると、軽量で高出力に耐えることができます。ただし、 頭部も(むしろ頭部を)カバーする必要があるため、実用上の工夫が要りそうです。頭は網目状の金属繊維に 波長選択性のある透明樹脂などいかかでしょうか。ともあれ、作れば作れます。あとは出力と重量しだい。 #right(){(331:831)} **米軍で、ボディーアーマーの首周りと股間のガードの有無とかはどれくらい個人の好みが通用するんでしょうか >イラクでインターセプターアーマーに直接MOLLEのポーチつけたり >MOLLEのベストの上にポーチつけたりその他私物っぽいベスト使ってる人とかいますが 米軍のボディアーマーは基本形の支給品の他は個人で調達したものを装備する事があります 特に抗弾能力に不満がある場合、相当高価に成りますが自腹で買い揃えるという事です チェスト(胸部)やファウルカップ(股間)、襟首は、特に能力不足が原因で致命傷を受ける事例が多い為 兵隊さんも必死ですし、また軍の方でも黙認しているようです。 日本の自衛隊でもクラスIII相当だったか、7.62mm×39程度に(非AP対応)耐え得るものが支給されています。 #right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **防弾チョッキは一番強いのでもAK47をやっとかっと防げる程度らしいですが、50BMG、それ以上の弾は防げないのでしょうか 12.7x99の徹甲弾は100mで18.7mm、300mで14.9mm、500mで12.4mmの圧延装甲板を 50%の確率で貫徹できるらしいです。まあ19mmで試算してみますと、 覆うべき胴体のサイズを40cm×60cmとしまして、これを前後に2枚使いますよね。 圧延装甲の比重は知らないのでかわりに鋼の比重7.85g/cm3を使います 40cm×60cm×1.9mm×7.85g/cm3×2=71592g≒71.6kg ということでなんか無理っぽいことがお分かり頂けたかと思います。 新素材とかも色々ありますがそんな劇的には軽くならないんじゃないかなー。 ちなみに12.7mmの徹甲弾は10トン程度の軽装甲車では耐えられないことが多いっす。 防弾セラミックには比重が鉄の三分の一程度のものがあるので 25kgくらいでどうにかなるかもよ。それでどうにかなったといえるかは疑問だが。 #right(){(327:453,454)} **防毒マスクの除毒方法(原理) http://www.nrec.sakura.ne.jp/mask%20mechanism.htm  吸収缶でガスを除毒する方法は、ガスの種類によって異なり、以下に大別されます。 1.物理吸着(主に有機ガス用など)   環境空気中の有毒なガスを活性炭などで吸着して、呼吸に適した空気のみを通す方法です。  これは気体の分子・原子が、物理的引力によって吸着されることです。活性炭の粒子には、非  常に多くの細かい穴(細孔)があるため、たいへん大きな表面積(1000~1500m2/g)となり  ます。この表面積が大きいと吸着できるガスの量も多くなります。また、活性炭には比較的多  くのガス吸着に適していることから、有機ガス用の吸収缶を始めとして、防毒マスクの吸収缶  の基材として多く使用されています。 2.化学吸着(ハロゲンガス、酸性ガス、アンモニア、亜硫酸ガスなど無機ガス用)   有毒ガスを金属酸化物、アルカリ剤などによって中和し、吸着させる方法です。吸着剤と  吸着物質の化学変化によるもので、化学反応に類似の現象といえます。酸性ガス用吸収缶で  は、アルカリ剤の入った吸収缶によって酸性ガスを中和しています。 3.触媒反応(一酸化炭素用)   有害ガスを酸化などによって毒性のほとんどないものに無害化したり、または吸着されや  すい物質に変換する方法です。一酸化炭素用吸収缶を例にすると、一酸化炭素を吸収剤であ  るホプカライトの触媒作用により、毒性の低い二酸化炭素に換え無害化しています。 #right(){(601:988)} **防弾チョッキとボディアーマーの違いは? 防弾チョッキは防弾ベストとも言い、抗弾装備としては 軽量と運動のし易さを重視した装備です 主に法執行(ロウエンフォースメント)用の装備として考えられており その防弾能力の上限は拳銃弾程度に限られます これは私服警官などが銃撃戦に備えてスーツの下に着込んだりする様に 軽量で薄い構造が求められます ボディアーマーとは、基本は砲弾等の破片防御を主目的にした装備で 全体としては拳銃弾や弾辺に対応しており、胸部等のバイタルパートには セラミックプレートなどの小銃弾に対応した防弾版を挿入可能な構造になっています これは戦場において、戦闘時以外にも砲撃等により飛来する金属片からの防御を 主たる目的として考えられており、その運用思想は明確に 防弾ベストとボディアーマーとで異なるものになっています。 #right(){(608:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **紙はかなりの防弾能力があるそうですが、ジャンプやサンデーなどの週刊誌で、どのくらいまでなら防げますかね? 防弾能力なんてどこから聞いたんだ? 防刃能力の間違いじゃないのか? ディスカバリーチャンネルの某番組ではハードカバーの聖書(?)を銃でバンバン撃ってたが、 止めてたのは確か22口径くらいで、それ以上はパスパス通してた ジャンプやサンデーなんかの週刊誌だと紙質も悪いし、カバーも無いから、 運が良くて22口径弾止めれるくらいじゃねーかな まぁ、漫画週刊誌では防弾は望めないだろう #right(){(320:914,920)} **対爆スーツとはどんなものでしょうか? >防弾チョッキをさらに厚くしたようなものですか? 防弾チョッキ(ベスト)が弾丸や弾片から身体の重要部(頭頸部、胸腹部)を守るためであるのに対し、 防爆スーツは爆発物処理班などが至近距離の爆発による衝撃波、爆風、破片から身体を守るために使用します。 そのような場合、破片の貫通を防ぐだけでは不十分であり、衝撃や爆風による頭部四肢の離断、震盪による脳の傷害、 爆煙による火傷なども防ぐ必要があります。従ってアイスホッケーのアンパイアのような大がかりなものとなり、 身体と四肢、頭部と身体を全体としてホールドし、爆風が来ても身体が一体となって吹き飛ばされるように工夫されています。 同時に、顔面の十分な防御、熱に強い材質の選択などが行われており、「防弾チョッキの分厚いもの」とはまったく異なります。 また、このため行動力は大幅に低下し、下手するとイザリ歩きしかできません。戦闘行動にはまったく使えないものです。 #right(){(314:402)} **ソ連・ロシア軍で使われている戦車帽。あの戦車帽は、見た目は軟らかそうに見えるのですが、中には硬い素材が入っているのでしょうか? ソ連のは衝撃吸収用。車内で頭ぶつける事が多いからああいうのをかぶる。 一方、ドイツは戦車の方にクッション貼ってたから略帽被ってた 現代の衝撃吸収用ヘルは民間のヘルメットの技術を応用して強化プラスティック製の物が多い。特殊部隊とかがかぶってる。 もちろん、戦車兵といえども車外戦闘をする事を考えて、ある程度の耐弾性を備えてるものが多いよ #right(){(627:モッティ ◆uSDglizB3o)} **防弾ベストなどを着ていない、例えばTシャツだけの人体はどれくらいの防弾効果をもつでしょうか? 人体の、特に皮膚の防弾効果について考察した文書によると 直径4mm4㌘の弾体で約78m/s以下なら皮膚にめり込むことは有りません。 #right(){(298:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 人体への弾丸の浸徹特性は、表面のデニム(Gパン)一枚のある無しで、 差の出ることが証明されています。(ATFやFBIのテストを参照下さい。) 弾丸の当たる部位、その場所の主要な骨の有無、体の向き(弾丸の弾道に 対して水平、または垂直)などの要素に影響されるかと思います。 また、弾丸が人体に命中した時の弾速(=残存エネルギー)にも影響されます。 >ドイツ軍に包囲されたソ連軍が、死体を積み上げてそれを弾除けにしてまで最後まで抵抗した、っていう文を読んだんです。 >それで、人体はどのくらいの防弾性能をもつのかなと。 体内弾道というものがあり、銃弾は空気よりはるかに抵抗が大きい体内では尖端を前にすることができず、 反転して後端が先になります。この過程で人体を損傷するのが目的でもありますが、 逆に一人の身体分を通過した弾丸はその時点で大きくエネルギーを消耗しており、 しかも鈍端から入ることになります。 徹甲弾の類ならともかく、人体に最大限のダメージを与えるべく作られた銃弾はすべからく 一人分通過後は大変無力になります、なってしかるべきです。ということ。 旅順要塞での戦いでも、日本軍が人体を盾にして戦ったという話は聞くな。 一つの保塁を落としても左右の保塁から十字砲火を受けるので、 死体を積み重ねて壁にして戦った。 一つの保塁を落とすまでに部隊の9割方が死ぬぐらいの勢いだったから、 土嚢替わりにする死体を集めるのは苦労しなかったということで。 #right(){(298:414-429)} **このバッグは何ですか? #image(http://cdn6.atwikiimg.com/army2ch/pub/bag.jpg) ガスマスクの収納バッグだよ。 ゴム製で水に浮こうとする性質があるので、上陸作戦時に普通の装着位置である腰に提げると 水に飛び込んだときにバランス崩す(体が逆さまになってしまう。そのままだと水中で逆立ち体勢の まま溺死)ので、上半身に付け替えて装備してる。 ちなみにこのページの下の方に解説がある。 http://home.att.ne.jp/red/crossroad/equipment.htm M-5 アサルトガスマスクバッグ用M-7キャリングバッグ このページにもあるように、本来は空挺部隊向けの装備。 #right(){(660:187-190)} **避弾経始と貫通防止を両方あわせ持つには複合材が適しているのでしょうか >外側をセラミクスや表面硬化鋼のような硬い素材、内側を防弾繊維とか 銃弾、特にライフル弾のエネルギーを銃弾の先端一点の面積で受けて、 破壊されずに弾を「はじく」ような材質は存在しません。斜めに当たれば別ですが、 それは単に横方向の分力しか受けていないからで、直角にあたれば耐えられる素材はありません。 ですから、現代の防弾は、まず硬い表面で弾の先端を潰し、先端の面積を拡げて単位面積当たりの 圧力を減らし、それを続く素材で受け止め、エネルギーを分散、吸収、減少させ、さらに背面に しっかりした膜~板を置いて、弾の貫通、突出を防ぐとともに、残圧を広範囲に分散させて人体への損傷を防ぎます。 書かれているような構成に近いですが、最内層には伸びが少なく、横方向に力を分散させる一層が必要なわけです。 #right(){(667:system ◆systemVXQ2)} **兵隊がベストのような物を着て、そこにポーチなどを取り付けています。それがプレートキャリアやチェストリグと呼ばれるものなのでしょうか? プレートキャリアは、防弾プレートを装着するためのもの。 判り易く言えば、防弾ベスト。 チェストリグは、ベストの形状ではなく、サスペンダーの様にするタイプのものの、腰や胸周りに ポーチ等を配置出来たりするもの。 タクティカルベストは、形状はベストの形をしていて、そのベストのあちこちにポーチを付けられたり するもの。多分、見たのはこれだと思う。 チェストリグも色んな形状があったり、プレートキャリアを使わなくても、タクティカルベストの中に 防弾プレートを入れられるタイプなど、様々なタイプがあるんで、一概には言えないけど、大まかな 括りとしてはそういう感じ。 #right(){(679:362)} **頭を撃ち抜かれるか、心臓が止まるまで戦い続けられる様にする装備や軍服がマジで研究されているそうですが、なぜそんな事をするのですか? 負傷兵を救出・手当てするための人員を削減するためです。 よく言われるところですが、一人の兵を殺してしまえばそれまでですが、負傷させると 数人の人間が救出・手当てのために拘束されてしまうわけです。 現在歩兵分隊の人数は削減される方向にあるため、いわゆる衛生兵などを 専門に置くことが出来なくなりつつあります。このため戦闘時は一般の歩兵が 負傷時の手当てをできるように訓練する方向にありますが、それよりも最初から 手当てをしなくてすむ方法のひとつとしてそういった強化装備が考えられているわけです。 #right(){(103:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **これは魔法の服ですか? >ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000004-wir-sci >「兵士がその場ですぐ、自力で回復できるような一連の技術や治療法の開発に取り組んでいる。 >このプログラムが成功すれば、激痛や出血は5分以内に抑えられるようになる。そして負傷した兵士は >――重傷でない場合――その後も最大で96時間にわたって、戦場に残って戦うことができる。 実際には魔法の服というレベルではなく、まずは兵士の生命兆候(脈拍、 心電図、血圧、呼吸など)をモニターして分隊指揮官なり、医療担当者 なりに警報を発し、提示するものが開発されています。実際、この程度なら 金さえかければ、いますぐ、ある程度嵩張らないものが作れます。次に、 これらのデータをプログラムが処理して緊急用薬品(昇圧剤、不整脈抑制剤、 あるいは鎮痛剤など)を自動注入するシステム、生化学兵器を検出して対抗 手段(中和剤、抗体など)を注入するシステムが考えられており、同時に 衣服の局所をGスーツ的に加圧圧迫して止血するシステム、破損箇所から 止血剤と抗生物質を放出するシステムなども考えられています。使用される 薬剤には興奮剤もあり得るわけで、これらをマスコミ的にバカ話にすると 96時間死なずに戦う、となるわけです。そのような魔法ではなく、もっと 現実的なレベルでの開発が行われています。 #right(){(103:system)} **朝日新聞に「おしゃれ防弾着 急成長」という記事がありまして、 >大して重くない上に38口径で至近距離から撃たれても痛くないという代物だったのですが、有り得るのでしょうか? 現在の抗弾装備は軽量化、強靱化が進んでいて同じ重さでの防弾性能は年々向上しています そこで対応する弾薬の威力を低く限定し、防弾性能と快適性を両立させたオサレなモノが登場しました 防弾部と衝撃吸収部を組み合わせる事で、被弾直後の硬直時間を短縮させる狙いもあります ちなみにコロンビア辺りでのデモシュートは丸見えテレビでも放映されましたねw デモンストレーションでベストを装着して撃たれるのは新入社員の仕事だとか。 #right(){(276:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **なんでヨーロッパ以外の国ではヨーロッパのような全身鎧をしなかったんですか? すっ転ばされて動けなくなったところを たこ殴りにされたって話を聞いたことがあります。 鎧が重くて起き上がれないそうですよ。 #right(){(69:410)} 鎧に必要な鉄を用意する技術も資金もなかったから。 ヨーロッパ以外の国がそれだけの能力を身につける頃には、 銃の発達によって全身鎧を作る意味自体がなくなってしまった。 #right(){(69:411)} まず、重くて鈍重。 これでモンゴルの騎馬兵にろくに対抗できず(鎖帷子は矢にたいして効果が薄い)負けてます。 そして鉄砲が登場すると防げないので意味がなくなりました。 近世になると、銃弾を防げる胸甲と破片から頭部を守る鉄帽に変りました。 #right(){(69:415)} 1 馬の負担が大きすぎる 2 馬から落ちると動くのが難しく軽歩兵のカモになる 3 あれだけの鎧つけても長弓でやられる ということで。 #right(){(69:417)} 俺が聞いた話では、中世の戦闘は儀式的な要素が強くて、あまり相手を殺す必要がなかったと聞いた事がある。 必要以上に相手を殺さないために分厚い鎧を着てガンガン殴りあう。 だから死ぬのは落馬した時だけとかそういうレベルらしい。 もちろんそのルールが通用しない外部の侵入者相手にはマジで戦うわけだが。 その際はあの重い鎧は逆に命取りになる、すぐ疲れてしまうのだ。 例え馬にのっていても馬がすぐにつかれる。タタール人がヨーロッパに進入した際もタタール人はまず少数部隊のおとり部隊でゲルマン軍の重騎兵を誘い、突撃させ。疲れたところをすかさずひきずりおろしたと言う。 またあんなに厚そうに見える鎧でも相手の弓矢の性能云々によっては突き抜けてしまう。 あとは>>410のいうようにこけたら終わり あとあんな全身に鎧を着ているのは一部の金持ち、貴族階級で一般兵はあんなのつけてない。 まあ金がかかるのだ。 そういうわけであまり重い鎧は合理的ではない。 #right(){(69:419)} **ベトナム戦争中の米軍人の写真で、戦闘服の上着を着ないで素肌に直接防弾チョッキを着ているのを見ますが、 >服装規定的にはどうなのでしょうか? 当然、服装規定には違反していますが… ベトナムでは服装規定がどうのこうのという以前に もっと重要な規定も無視されてしまっていましたから… また特殊部隊では、伝統的に?服装規定はあまり守られていないことが多く、つい先日も アフガンのカルザイ議長の暗殺未遂の一件が報道された際に、護衛の米陸軍特殊部隊 (いわゆるグリーンベレー)が服装規定をいっさい無視した格好をしていたために、 上層部が激怒して服装規定の厳守を通達したなんて話もあります。 #right(){(69:849)} しかし暑いのです。だから裸に直接きている人もいた?ようです。しかし 階級章がついてないので、あまり好ましくないと思いますが。 フルメタルジャケットを防ぐには鉄板入りの防弾チョッキが必要ですが 重すぎるせいか、いまだに普及してないですね。 #right(){(69:856)} 中にちゃんと破片止めのアルミとかファイバー製の板が入ってるんですけど。 #right(){(69:856)} **銃弾を完全に防ぐ防弾チョッキやヘルメットは重量過大になり実用的でないそうですが、拠点防衛を主任務とする兵士には有用ではないのですか? 鉄砲玉以外にも大砲の弾とか破片とか飛んでくるからねえ そこまで考えてフルアーマー化するなら拠点防衛だし頑丈な拠点に籠ろう(そんなものあるのかという話もあるが #right(){(俺初質スレ434:240)} 拠点防衛の兵士ならそもそも塹壕や要塞に籠るわけで そういう兵士に何で防弾チョッキが要るの? ボディアーマーって外をパトロールしたり敵が撃ってくる中を 機動したりする兵士が装備するもんだろうが。 #right(){(俺初質スレ434:241)} **WW1の毒ガス戦で、当初はガスマスクを用いた対策を行ってたようですが >マスクの通用しないびらん性のガスが登場した際って何か対策してたんですか? ガス防護服が開発されましたが多くはゴム引きだった為、長時間の着用には無理が有り、あまり普及しなかった様です。 結局は肌の露出を抑える事くらいで妥協することに。 シャツの胸元(開襟部分)にガスフラップを取り付けたり等の工夫は有りましたが。 このガスフラップはWW2のアメリカ軍のシャツ、ベトナム戦争の初期型ジャングルファティーグ等にも採用されていましたが、通常の着用には邪魔なので着用者により切り取られてしまったと。 1960年台のフランス軍のシャツやフィールドジャケットにもガスフラップが付いていました。 #right(){(俺初質スレ434:646)} *ヘルメット・軍帽 **米軍のメットって、旧独軍のオカッパメットに酷似してると思うんですけど、やっぱ、あのフォルムが合理的なんですか? ヘルメットは合成樹脂製で、第1次世界大戦中のドイツ軍のヘルメットと 似ているところから、フリッツ・ヘルメットと呼ばれています。 タミヤ1/35アメリカ現用陸軍歩兵セット #right(){(10:497)} **鉄カブトの防弾性能ってどれくらいなの? 小銃弾の直撃には耐えられません。 拳銃弾でも良い角度で当たれば貫通する程度です。 榴弾などの破片を防御するのが主です。 #right(){(13:712)} **工事現場で働いてるオッサン達のかぶってるヘルメットの形状が第2次世界大戦のドイツ軍ヘルメットと同じでした。 >(材質はプラスチックのようで色は白でしたが) >ドイツで普通、「ヘルメット」といったらあのデザインになるのでしょうか? 型を当時のヘルメットから取っていればそう言うことはあり得るでしょうね。 あと戦後の西ドイツ軍なんかもそう。 ヘルメット自体は基本的に量産品ですから、あまり奇をてらったデザインにはならないのかもしれません。 蛇足ながら、軍用ヘルメット自体は塹壕戦でFranceが採用したのが始まりで、消防士のヘルメットを範に採ったようです。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **歩兵用のヘルメットって各国色々、ピンからキリまで有るみたいですが >代表的な現用モデルって、どれぐらいの事から人間を守ってくれるのですか?? 米軍の現用ヘルメットであれば、とりあえず砲弾や手榴弾の破片程度は防げます。 ライフル弾ならあっさり突き抜けます。 気休め程度です・・・ってのはチョイといいすぎでしょうか? #right(){(15:ちゃぎ)} **フリッツヘルムにはなんで網みたいなのがついてるの? 枝とか枯草とかを付けやすくつけるため。 付けて草地に伏せればヘルメットに迷彩を施したのと同じ効果あり。 #right(){(21:131)} **アフガンの米陸軍の兵士のヘルメットの前に付いてる小さなテレビカメラみたいなの何ですか? 暗視装置の止め具 #right(){(22:水瀬禾火子)} **WWⅡ当時の各国軍の装備していたヘルメットの中で、ドイツ軍のものが一番被弾経始が優れていたという話を聞いた事がありますが、本当なのでしょうか? 被弾径始が良好かどうかはともかく、対弾性に勝れてたコトは事実の様です。 別冊Gun誌で実験をしてました。 イスラエルの空挺用ヘルメットが、 あらゆる角度で9mmを撃ち込んでも貫通しなかったのは驚きました。 #right(){(23:833)} **フリッツヘルメットの横の部分が垂れているのは何か意味があるのですか? 耳と後頭部を(おもに榴弾の破片から)守るため。 #right(){(48:名無し軍曹)} **各国の軍隊でなんでフリッツスタイルのヘルメットが採用されてるんですか? あの形状は砲弾等の破片から耳やこめかみ・後頭部をカバーできます。 ただし、耳の部分を余りカバーしてしまうと、音が聞こえにくくなりますので、 現在のものは耳の部分が少し大きく膨らんでいます。 #right(){(57:名無し軍曹)} **ベレー帽って、多くの軍隊で使われているようですが、バスク地方の民族衣装が、どうして、あんなに広まったのですか? これが決定的な答え。とは明言できないのですが、ベレー帽が好まれる理由の一つは ベレー帽ならかぶったままでもその上からヘルメットをかぶれるって事も理由の一つのようです。 #right(){(65:519)} **イラク戦争に従軍しているアメリカ兵のヘルメット額部分に何やら黒い物体が付いているのですが、何でしょうか? 暗視装置を取り付けるためのアタッチメントです。 #right(){(75:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **現用イギリス軍歩兵ヘルメットは特にユニークな形状をしていると思うのですが、何であんな形になったのでしょうか? 英軍によると、弾片からの保護と無線のヘッドセットの取り付けを考慮した形状らしい。 #right(){(77:761)} **フランス陸軍が目立ちまくりの真っ赤なベレーを戦闘帽として使ってたのは何故? 兵士の士気鼓舞のため。 基督教では基督が流した血、「殉教」「慈善」「神聖な愛」そして「過激な行動」を象徴する。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現代の潜水艦の乗員をテレビ等で見ると、かならずみんな帽子をかぶっていますが何故なのでしょうか? 突起物から頭を守るため 護衛艦でも必ず着帽 #right(){(84:385)} **旧軍略帽型のカモキャップって存在しますか? 存在する。 #right(){(87:251)} **銃砲による空中戦が行われると、小銃弾よりも大きくて重い流れ弾が、高空から大量に落下してくるはず。 >上空で空中戦が行われた地域では、そのために死傷者続出したという事実とか、 >危険だから鉄兜をかぶり、肩にも防弾性のあるものクを掛け、 >かつ防護ガラスなどを使わない状態で顔面を上に向けるな、という通達が出たとかいうことはありますか? 機銃程度ならまず当たることはありませんが、 空中炸裂する「高射砲」の弾幕が張られたりすると、 破片の落下で怪我人がでたりします。 これが空襲の際民間人も鉄兜(ヘルメット)や防空頭巾かぶる理由の 一つになってます。 ただこれ以上の対策は非効率になりますので、あまりなされません。 #right(){(92:機甲自転車)} **世界中の軍隊でフリッツタイプのヘルメットが使われていますが、今までのものに比べて優れていたり劣っている点はどんなところでしょうか? 優れている所:若干軽い 劣ってる所:鍋の替わリに出来ない #right(){(92:656)} ケプラー製なので軽くて丈夫。軽い素材を使ってる分、防護範囲が広い。 #right(){(92:658)} 88式鉄帽(自衛隊のフリッツタイプ)なら、 66式に比べ対破片効果が高い。 形状からも護れる範囲が広がる。 座りが良いので走りやすい。動きやすい。 ほんのわずか軽い。 欠点 装備品扱いから武器扱いになったので管理が大変。 紫外線に弱い。 衝撃に弱い(一度目の衝撃には強いがその後は低下する)ので椅子のかわりにしたり、落としたり、ハンマー代わりに使ったりできない。 形状的欠点なのか、雨が顔に伝わる。 #right(){(92:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} あくまで個人的意見だが、88式鉄帽(フリッツタイプ)は、長時間かぶっていると頭が痛くなる。 どうも形状がぴったりしすぎているせいで、頭のでかい漏れには合わないらしい。 #right(){(92:669)} **米軍(に限ったことでは無いかもしれませんが)の歩兵用ヘルメットには全体に布を被せてありますが、何の目的で行っているのでしょうか? 迷彩目的です。ベトナム戦時の米軍はカバーしてますよ。 #right(){(94:493)} **WW2において枢軸側の軍隊では兵士が鉄帽を着用せず略帽や無帽で戦闘に参加している映像や画像をよく見ますが >連合側ではほとんどみかけず皆ヘルメット姿です。 >無帽や略帽での戦闘が禁止されてたのですか? それって、戦車長とか航空兵じゃないの? #right(){(94:656)} 可能性として考えられるのは 1宣伝用写真 2戦闘が中休みになったので休憩中の写真 3戦車長、航空兵など 4後方の郷土防衛隊のような民間人組織 5行軍中の写真を戦闘中と誤認 6その他(実際の戦闘含む) まぁ654が資料の例を挙げてくれるのを待ちましょう #right(){(94:657)} とりあえず答えを返しておくと、 戦闘中にヘルメットを着用しないと言うのは当然服務規定違反になるので、 処罰の対象になりえます。 無帽なんてもってのほか。 #right(){(94:658)} >戦闘中にヘルメットを着用しないと言うのは当然服務規定違反になるので、 >処罰の対象になりえます。  山岳猟兵は被らん事がある。 藪や林の中を通る時、小枝なんかが有ったって結構大きな音がでるから。 日本軍で被ってない写真が多いのもその辺りが原因だろう。  後、日本軍の鉄兜はライナーの出来が悪く実質的な効果が薄い事が知られていた事もあるだろう。 #right(){(94:662)} **イギリス軍の皿型ヘルメットは何を考えてあんな形にしたのでしょうか? 榴霰弾防護のため。 WW1当時は、塹壕にこもっている兵士の頭上から弾片が降ってくるから、 あのデザインが合理的だったのだ。 戦争の様式が全く変わったWW2になってもアレを使い続けたのはどうかと思うが。 #right(){(95:429)} **現在どこの国の軍隊でもフリッツタイプのヘルメットを使っていますが、>あの独特の形には何か秘密があるのでしょうか? 別にケプラーになって軽くなった分、防護面積を増やしてるだけだけど? #right(){(95:406)} 先端技術の塊だから。 #right(){(95:機甲自転車 ◆s69eCI3AUg)} **水木しげるの漫画でアメ公が投げてきた手榴弾に上からヘルメットをかぶせて爆発を受けないようにするっていうのがあったんですけど >本当にそんな事可能なんですか? むか~しの手榴弾は大丈夫な場合もあったらしい。 現在は破壊力が増してるので不可。 #right(){(96:287)} できないことは無いかもしれないが普通はやらん。 #right(){(96:288)} **ナチスドイツ軍の、将校用制帽と、将校用クラッシュ帽の違いを教えて 鍔が違うアル 制帽は皮クラッシュは皮か布アル アト、クラッシュには顎紐つかないことが多いアル 生地も違うアルね #right(){(100:13)} **ナチスドイツ軍の、将校用制帽と、将校用クラッシュ帽はどんなときに使うのですか? 制帽は通常の戦闘以外の勤務中に着用、兵士の場合は制帽がヘルメットである。 外出時は将校は制帽、兵士は略棒など第二種か第三種正装と呼ぶらしい。 クラッシュキャップは将校の略棒で、戦場など野外での着用となる。 兵士の略棒と同等の扱いだが、WW2開戦前には正式軍装からは外されて 兵士用略帽と同形の将校用が正式化されました。が、プロイセン時代の 伝統的おしゃれとして、クラッシュキャップが将校や下士官に好まれた と好き物の本に書いてあります。クラッシュキャップはオーダーメードや 制帽を改造したものから、多くのバリエーションがあります。 #right(){(100:一等自営業 ◆BVruYgneoI)} **日本兵の帽子に小さい星の飾り(?)がついていたのですか? 五忙星は明治3年12月22日太政官布告第957号によりに定められた、我が国最初の軍服規定である 「陸軍徽章(りくぐんきしょう)」において定められました。 当初陸軍は、フランス式を採用しましたが、その中に、軍帽の頂上に☆を刺繍(ししゅう)することが定められています。 弾よけの意味があるそうですが。 #right(){(101:51)} どうもあの五芒星形は、陰陽道で言うところのセーマン印に由来するようです。 伝統的な魔除けの形だそうで。 #right(){(101:52)} **何故、大日本帝國陸軍兵士は略帽を多用していたんですか? 帝國陸軍は突撃が十八番で、突撃の際は身を軽くする為です。 #right(){(104:122)} あなたが言うほど多用はしていません。 戦闘時以外だったら、どこの軍隊でも、鉄帽ではなく布製の略帽や制帽をかぶります。 鉄帽は重くて首が疲れるから。 #right(){(104:124)} **普通軍隊のヘルメットは何種類くらいのサイズがあるのでしょうか? 衣類と同様、XS、S、M、L、XLがある場合や フリーサイズになっている場合があります。 要するに色々です。 #right(){(113:42)} 小中大特大ってのもある #right(){(113:43)} **第二次大戦の東部戦線でドイツ軍が鉄兜に布を被せて紐で縛ってシャンプーハットみたいにひらひらさせてるのは何のまじないですか? 偽装 #right(){(117:193)} **どうしてヘルメットは顔全体を覆うような形じゃないんですか? >首あたりまでを守れたら凄く便利だと思うんですが実際には余計な心配なんでしょうか? もちろん、安全性を考えれば保護できる部位が広いに越したことはない。 しかし、保護する部位が広ヘルメットは暑いとか重いとか音が聞き取りづらいとかかさばるとか、 デメリットもいろいろあるので、その辺を考慮すると現在の形に落ち着いてしまう。 要は実用上のバランスの問題。 特殊部隊なんかではフルフェイスやそれに近いものを使う場合もあるね。 #right(){(364:322)} 中世の鎧兜がそうだったように、そういう形状にすると周りがよく見えなくなる。 また、頭を完全に覆って耳をふさいでしまうと、周りの音が良く聞こえないのでコミュニケーションが成り立たないし、 危険を音で察知できなくなる。 何より、鉄や防弾樹脂のヘルメットは重いので、フルフェイスにしたら頚椎に負担がかかりすぎてちょっとした衝撃が 加わっただけで首の骨が折れる。 そこまで重くなっても完全に銃弾を防いだりはできないので、相対としては無意味。 一応、首周りを防護する防弾繊維の「首垂れ」はオプションとして存在する。 #right(){(364:332)} **陸自隊員が被るヘルメットってどのくらいの強度があるんですか? >ライフル銃のタマを防ぐほどの代物なんですか?それともバイクのヘルメット程度ですか? バイクのヘルメットと武器防具としてのヘルメットはまったく性質がちがうんじゃない? バイクのメットは中身は緩衝材(発砲スチロール)で、衝撃受けたら潰れることで衝撃を吸収するので、 銃弾を防ぐためのものとは根本がちがうと思う。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:211)} **WW2の米軍のヘルメットは、3mから1911を撃っても、よく見たら凹んでる程度で、ピストル弾程度であれば防弾出来るという事? >それは現在のヘルメットでも同じでしょうか 米のM1ヘルメットは270m/秒の230グレイン45口径弾を止めることが仕様となっていました。 確かに衝撃は強烈ですが、宙吊り型のインナーによって緩和され、大きな障害を及ぼさぬよう設計されています。 ただしこの1インチの空間のためヘルメットがぐらつきやすいという欠点がありました。 Hitchmanらの報告によれば、M1ヘルメットの装用によって負傷から免れた兵士は二次大戦中に 7万人を越したと推測されるそうです。しかし頭部外傷は全体の10%程度であったため、ボディアーマーの 必要性が認識されたわけです。現代のヘルメット(ACH、PASGT)はぐらつかずに装着することができ、軽量ですが、 レベルIIIA、つまり44口径マグナム拳銃弾に耐える性能があります。でもライフルはダメ。 #right(){(357:782)} **プラベートライアンや父親達の星条旗をみると、ヘルメットを小銃の弾があっさり貫通していますが、 >ヘルメットってそんなに効果なかったんでしょうか? >現代のヘルメットでもそうでしょうか? 鋼鉄製、と言っても所詮数mmしかないし>ヘルメット 軍用ライフルの弾は7.62mmで有効射程距離内だと5mm程度の鋼鉄板は 射抜いてしまうが、それに対して防弾能力があるようなヘルメットを 作ったら、重くてとてもじゃないが被っていられない。 もし根性で被っても、着弾時の衝撃に首の骨が耐えない。 基本的にヘルメットというのは砲弾や手榴弾の破片から致命傷を受けない ようにする程度の防御能力しかない。 現代ではケブラー(C)に代表される防弾樹脂で作られるようになり、重さも たいぶ軽くなり、防弾能力も上がったが、それでも軍用ライフル弾に有効 射程内で直撃されたら防げない。 最近ではFH P90やHK MP7に代表される短機間銃(正確にはPDW、個人防御火器) のようなコンパクト銃器にも防弾樹脂製のヘルメットを射抜ける威力のものが 出てきて、ヘルメットに防弾性を期待するのはどうやっても無理になって来て いる。 #right(){(321:558)} **ロシアの軍のヘルメットで、チタン製のものがあったと伺ったのですが、現代でもあるのでしょうか? 使われています。地元で産出できるからということもありますが、 ケブラーなどの高分子開発に後れを取っていたからでもあります。ケブラーの倍ぐらい重いな。 http://www.rusmilitary.com/html/sphera_helmet.htm ちなみに、今では高分子素材による軽いものも使われています。 http://www.warfare.ru/?lang=&catid=340&linkid=2481 高脅威下ではチタンのも使うみたい。 #right{(503:211)} **戦争映画ではヘルメットのベルト(顎紐?)を繋がないでブラブラさせてる人ばっかなんですけど、なぜですか? 爆風でヘルメットが吹っ飛ばされる時、顎紐にひっぱられて首を痛めないため。 (ひどい時はスッパリ首が切断されるとか)。 最近の奴は一定以上の負荷がかかると切れるようになってるらしい。 #right{(創作質問スレ40:467)} まさに衝撃で飛ばすためなんです。 顎紐閉めておくと被弾したときなどにたとえ弾が貫通しなくても衝撃で頸椎があぼーんされてしまうのです。 #right(){(70:682)} **イギリス軍って、まだあの「洗面器」ヘルメットを使ってるのですか? 少なくともSASはかぶっとらんぞ。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **帝国陸軍の鉄兜は本当にクロームモリブデン鋼だったのですか? ttp://members.aol.com/shunpart3/helmet/helmet.htm に90式鉄帽の写真と材質の解説が載っていますので参照してください。 #right(){(4:7)} **戦争でヘルメットが使用され始めたのはいつ頃なんでしょうか? >最初に使用した国も分かると有難いのですが。 軍用ヘルメットはアッシリア、ペルシャ、ギリシャ・ローマ時代から使われています。 鉄製の(青銅製とか革製でなく)ヘルメットを歩兵の標準装備として使用したのは第1次世界大戦当時のフランスで、1914年の終わり頃ということです。 これはただちに英軍、独軍の追従するところとなり、またたくまに全欧州に拡がりました。 当時の標準的ヘルメットは内帽付きで、重量は0.5から1.8kgだったそうです。 #right(){(6:system)} 第1次世界大戦のフランスが最初、というのは歩兵の標準装備としてのヘルメットの最初です。 それ以前から、一部兵種や階級には使われていました。それのさらに最初といって遡ると今度はキリがない、という話なわけです。 #right(){(6:765)} **M1ヘルメットとかのサイズってどんな風に表されてるんですか? M1ヘルメット自体にサイズはありません。 ヘルメット内部のバンドでサイズを調整します。 #right(){(67:680)} **歩兵のヘルメットは小銃の弾を防いでくれますか? 有視界の100m以下では気休めと思われ。 無いよりははるかに良い。 #right(){(77:868)} **歩兵用のヘルメットに対弾性能がないとして、何故ないのでしょう? 簡単に言うと重くなりすぎるから。逃げるのも伏せるのも困難 防弾チョッキもヘルメットも破片防護と割り切るのが吉 #right(){(77:873)} 工事用のヘルメットと歩兵のヘルメットは全く違う。 構造、重量、価格どれをとっても桁違い。 現代の軍用ヘルメット(戦車用、航空機用などはのぞく)は ケブラーなどの防弾製の繊維を数十枚重ね合わせ(積層構造) 樹脂で固めたものが主流。米軍、自衛隊をはじめとして 西側先進国の多くがこのタイプのヘルメットを使用している。 (もちろん鉄製の旧態依然のヘルメットもまだまだ多いが) これはほぼすべての拳銃弾・散弾の直撃を防ぎ、弾片への坑弾性も高い。 小銃弾は拳銃などとは桁違いの貫通力を持つため、 ヘルメットはもちろん、大半の坑弾ベストでは防げない。 (一部防げるものもあるが、非常に重く、かさばる) 一部誤解があるようだが、今の歩兵は防弾装備を標準で着用している。 今の戦争の画像を見ればわかる。皆ヘルメット+坑弾ベスト (ボディアーマー)を着ているよ。 歩兵のみならず、ヘリコプターパイロットや車両乗員も坑弾ベスト を着ていることが多い。 #right(){(77:874)}  「防ぐ」というのとはちょっと違いますが、弾丸というのは抵抗の少ない 部分を通るという性質があるので、ヘルメットを貫いても頭との隙間をグルリ と回って後ろに抜けるということがママあるそうです(角度にもよるでしょう が。『プライベート・ライアン』冒頭の戦闘でもそんな描写がありました)。  そういう意味で、ヘルメットを被っているのは、素材としての耐久性以上に 有効と言えるでしょう(気休め程度ですが)。 #right(){(77:875)} **旧軍の戦闘帽のモデルになったのは烏帽子であるという説と野球帽であるという説を読んだのですがどちらでしょう? 戦闘帽の頭頂が高いのは蒸れを防ぐためであって、 髻(もとどり)をしまう為に頭頂が高い烏帽子とは違うと思うが。 烏帽子はたいていすっぽりと頭にかぶるのではなく、紐(掛緒)を使って頭に固定する。 形として野球帽のほうが近いように思うね。(つばの形とか) #right(){(85:532)} 第一次大戦とそれ以前の欧州のヘルメットが烏帽子に近いですね。 まあ、見た目の威圧感とかを狙ったわけで、髻や長髪をしまうため ではなかったわけですが。目立つのが取り柄のヘルメットと、現代の 目立たないための技術。考えさせられますね。ってなにも考えて ないんですが(笑) #right(){(85:system)} **旧鉄パチ(今のフリッツ型でなく本当の鉄製のほう)ってライナーの上にかぶせて使用するんですよね? >その際、ライナーに何かで留めたりするんですか? ライナー(正式名称:中帽)の皮のあごひもでをつばを固定するほか、ダブルクリップで後頭部を留める。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:ローレディ ◆5xsookHc2o)} 留め具は各人ごとの工夫。官品で在った訳じゃない。 何も知らない新隊員なんかはガチャガチャ言わせながら走ってた。 そのうち先輩や助教なんかのを見て自分なりに工夫する。 まあ、いまさらどうでもいい事だが。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:116)} **ヘルメットは人間が装備できる重さには限界があるためフルフェイスにしてもあまり意味がないと聞きましたが >ロシアのアルファなどが着けている鉄面状のヘルメットは何のために着けているのでしょうか? 閃光手榴弾、催涙弾対策と思われ。恐らくガスマスクも着けてる筈。 #right(){(344:209)} **ベトナム戦争のときに米軍が使っていた、M1ヘルメットとM2ヘルメットの違いを教えてください。 ・樹脂で固めたコットン製から、ナイロン積層になった。  これにより、ライナーの防弾性が向上している。 ・ライナー用チンストラップの廃止とサイズ調節用ストラップの変更。  アメリカのヘルメットの特徴である「ヘルメット前部に引っ掛けられたチンストラップ」  がM2にはない。  サイズ調節ストラップは、旧型では頭頂部の紐で調節する方式だったが、  ストラップ自体を固定バックルで伸縮する形式に変更された。 ライナーはその後再び変更が行われたが、これはベトナム戦では使用されていない。 再改良型ライナーでは革製バンドと共に、バンドを固定する為のコットンストラップ 自体も取り外し可能になった。 #right(){(344:243)} **一般的に軍用ヘルメットの顎紐の拘束方法にはどのような機構が使われていますか? >米軍のヘルメットの顎紐は頚椎が折れないように規定の負荷を掛けると自動的に外れるというのは本当ですか? 米軍のM1の場合、洗濯バサミのようなものでストラップを固定しています 仰る通り100kg前後の荷重で外れるようになっていますね。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロシア軍とか中国軍とか、冬になるとヘルメットでなく、防寒帽を被りますね? >被弾性を無視してでも、防寒帽を被らなけばならないほど、これらの国の寒さは厳しいのでしょうか サイズさえ合えば防寒帽の上からヘルメットをかぶれたりもするけど・・・ 中国はどうか知らんがソ連がフィンランドに攻め込んだときは かなりの数が寒さにやられて死んでます。 で、体温を保つためには頭の防寒は結構重要です。 独ソ戦では被っていた鉄製の(つまり熱伝導率が高い)ヘルメットから体温が逃げて脳が凍ったドイツ兵がいたそうだ。 (パウル・カレルの「バルバロッサ作戦」) これはちょっと大げさなような気がするが、極端な厳寒ではヘルメットが凍傷の原因になるのというのは確かだろう。 #right(){(326:201,214)} **戦争映画などを観ていると日本陸軍の兵士の姿が、鉄兜だったり網付ヘルメットだったり略帽だったり帽垂付だったり様々なんですが、 >部隊ごとに違うものなのか、それとも個人で好きなものを着用していたのでしょうか? 普通は略帽の上に鉄兜を被る。必要に応じて鉄兜に擬装網や布のカバーをつける。 暑い所では帽垂を付けた略帽の上に鉄兜を被ったり、防暑帽の上に鉄兜という写真もある。 早い話、状況に応じて組み合わせるわけでまちまちなのはある意味当たり前。 暑くても「俺は帽垂はうっとうしいから付けないや」くらいの個人的好みも当然ある。 #right(){(325:745)} **米軍の旧型ヘルメットのM1(M2)ですが、7kgの力が加わったら、チンストラップが外れるように造られているというのは本当なんでしょうか? 本当です。 http://www.secondworldwarhistory.com/m1_helmet_design.asp もっとも、米軍式の1点支持チンストラップは、ずれやすいためにいずれにせよ危険であると言われており、 現在のPASGTケブラーヘルメットもこの点で欠陥品であるという意見があります。 #right(){(324:616)} **観閲式とかで全員アゴヒモをアゴ先にしてるのは、規則に沿ってそーしてるのかな? 鉄帽のことを言ってると思うけど あご紐は あごの部分が --<>-- こんな感じで輪っか状になっています。 そこにあごを入れる感じですね。 だjからあごの前と、ノドのあたりにあご紐がきます。 #right(){(自衛隊板初質スレ46:陸秀夫 ◆Bf5xepPT82)} **ビスマルクなど、プロイセンの軍人は真上に角のようなヘルメットを被っている写真を良く見かけますが、何の意味があるのでしょうか ピッケルハウベといい、19世紀半ば以来のプロイセンの伝統的なデザイン。 角は主に装飾目的だが、白兵戦で、振り下ろされるサーベルの刃を逸らす効果も期待されていた。 #right(){(俺初質スレ432:451)} **ヘルメットが一般兵に着用されるようになったのはいつからですか? 15世紀に小銃が登場し始めて重装騎兵が衰退して、頭と銅だけを重点的に守る胸甲騎兵になる。 黒色火薬の丸弾から無煙火薬の尖鋭弾になって、もう小銃弾の防弾は無理。 ヘルメットは銃弾でなく、砲弾の破片対策用で頭部負傷による死者が多かったから。 一般兵に最初にヘルメット採用したのはフランスじゃなかったっけか。 まあどちらにしろ第1次世界大戦からだ、称えよ!鉄兜! #right(){(俺初質スレ432:451)} **プライベート・ライアンでマガジンを装填する前にヘルメットにコンコンとやっていたのですがあれはどういう意味があるのでしょうか? 第1次大戦ぐらいから続いているおまじないだそうな 起源にはいろんな説があるらしいが、おれはフランス軍発祥説を押す #right(){(俺初質スレ2050:664)} **旧日本軍って結構制帽みたいなのかぶって戦争してたの? 制帽じゃなくて略帽(通称:戦闘帽)な。鉄兜はその略帽の上からかぶるのが基本。 咄嗟戦闘の場合には鉄兜を被る間もないってことはあるだろうし、戦局が逼迫してからは 一度海没した部隊や、後方要員あるいは現地召集で急遽編成された部隊などでは受給が 間に合わなかったことはあるだろ。 迷彩服は末期に実用化はされていたが、全軍に行き渡るほどではなかった。その時点では 通常軍衣自体が不足気味だったしな。 #right(){(俺初質スレ2050:669)} ----
#CONTENTS ---- **ライフル弾を受け止められる防護服は存在するのでしょうか? 単にライフル弾を止める防弾チョッキがあるかどうかと言うならあります。 クラスIII規格のチョッキなら7.62×51弾の直撃を止めます。 #right(){(8:353)} **日本の警察の機動隊が使っているジェラルミン製の盾ですが防弾ではないのでしょうか? 防弾を目的としていませんから、ピストルの弾でも貫通しますよ あさま山荘で散弾銃が使われた記憶はありませんが、よほどの至近距離でも ない限り、散弾銃には効果はあると推察します #right(){(31:314)} **ライフル弾も貫通できないようなボディアーマーみたいなものはいまのところ存在しないのでしょうか? ライフル弾(AK47の7.62ミリ×39や5.56ミリNATO) を防ぐことができるボディアーマーはある。レベル4以上だったかな。 しかし、恐ろしく重い(上半身だけで20キロ近い)上にガチャピンの着ぐるみ着た並みにかさばるので、 素早い動きはもちろん、長時間着ているのもきつい。 よって、いまんとここれ着てエントリー、なんて部隊はないよ。 ただ、より軽量(しかし弱い)なアーマーは大抵の特殊部隊(警察、軍ともに)標準で装備している。 生身で突入する部隊はほとんど無いんじゃないかな。 #right(){(33:224)} ライフル弾の直撃に耐えるには分厚いセラミック板(トラウマ・プレート などの名称)を防弾チョッキに付け加えねばならず(それ用のポケットがあるのが 普通)、俄然重くなって運動を妨げるからです。とはいえ、ある程度危険性の 高い地域で出動する時には、この追加装甲を装着することが薦められており、 あるいは規則になっています。 #right(){(41:929)} SAPIはNIJ規格LevelⅣの性能を持ったセラミックプレートで、 OTVの前後に1枚ずつ挿入することができる。ソフトアーマーと 併用すれば旧NATO標準弾の7.62×51mm弾を20m以内から 3発撃ち込まれても阻止することが可能。前面のみ、SAPI緊急 投棄機能が備わっている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC 一応、AK-47の7.62mm弾(NATO制式の7.62mm弾とは異なる)に 耐えたとみられる例です。 http://www.youtube.com/watch?v=NgN0JBFfJvo 他にはドラゴンスキンでいくつか動画があります。 なので、小銃弾に抗堪しうる装甲板を有するボディアーマーは すでに戦地で着用されているといって誤りではないでしょう。 英軍がヘルマンド州で待ち伏せにあい、態勢を立て直してる動画です。 パトロール中だったとみられますが、ボディアーマーを着用し、大きな 背負い具を背中に担いでいます。 http://www.youtube.com/watch?v=vtrJc_B5t08 これをみるに、たとえ不自由で、かつ銃の肩付けに支障がでかねないような ボディアーマーでも現地で着用している可能性が浮かびます。 たとえば40mという至近距離から、AK-47の7.62R弾に耐えられるかは 明らかでありませんが、現代の歩兵戦闘ではたとえ暑くて他のものを着用できぬ ときでもボディアーマーは着ている場合が多いように思われます。 #right(){(642:543-577)} **陸自採用のボディーアーマーは銃剣に対して効果がありますか? そもそも、銃剣などの鋭利な刃物を防げる軍用ボディーアーマーは無い。 軍用は砲弾とかの破片防御が第一だから。 #right(){(34:543)} 陸自の物については定かではないが市販のボディーアーマーを着ていたおかげで アイスピックや刃物で突かれた際に無傷で助かったという事例がアメリカ辺りには 多数ありますので多少なりとも防御効果は期待できそうです。 もちろんメーカー保証の対象外ですが(w #right(){(34:557)} **ガスマスクは、サリンやソマンなどの神経ガスも無効化するのですか? 無効化します。 #right(){(39:184)} ガスマスクというぐらいですから サリンガス等を無効化することはできます。 ただし、サリンやVXといった類のガスは皮膚呼吸からでも効果を 発揮しますのでガスマスクだけしてれば(あるいはしているから)安全という 訳ではありませんゆえあしからず。 #right(){(39:215)} 皮膚から吸収されるガス(例えばマスタードは皮膚に付着して糜爛症状を呈する) もあるので全く安心できないが、死に至る可能性が高いのはやはり呼吸器から体の 内部の無防備な粘膜に触れる経路なので病院に行けば助かる可能性は高くなる #right(){(45:289)} **映画「プライベート ライアン」を見て思ったのですが、兵隊さんたちはどうして盾を使わなかったのでしょうか? 常識的には小銃弾を防ぐのには10mm程度の鉄板が必要です。 100cm*100cm*1cmで10000cm^3な訳ですが鉄の比重は7.85 ですから78500gつまり78.5kgになります。幅を半分にして厚み を8mmにケチっても30kg以上になります。つまり持てません。  ジェラルミンで造った場合でも強度の差から3倍の厚みが必要で すから、比重が1/3でも同じ重量になります。セラミックを使えば 実現可能ですが、片手がふさがったら銃が撃てません。 #right(){(40:537)} **SWAT隊員や米兵がゴーグルを装着する理由を教えてください。 火薬の発射ガスは目に染みます。 フラッシュバンなどは、煙をも撒き散らします。 一般的な目の防護のために、ゴーグルをつけます。 #right(){(53:496)} **特殊部隊の隊員がマスク(目だし帽とか)みたいなものを被る事がありますがあれの意味について教えてください。 バラクラバ帽と呼ばれます。 役割は 1、顔面の保護(物によれば、刃物や炎にある程度なら耐えられる) 2、顔を覚えられて、報復されるのを防ぐ 3、一瞬でも、相手をびっくりさせて判断を鈍らせる。 と言うような感じです。 #right(){(57:社 聖 ◆DASH/8Egy6)} **兵士って、防弾装備はしないんですか? 防弾というのが小銃弾対応という意味なら「出来ない」が正解。 現代のセラミックを使った物でも重くて行軍に適さない。 いわゆる鉄兜も「弾」は防げない。  砲弾の破片を防御する(死傷の8割近くが砲爆弾の破片による物)程度のモノ (グラスファイバー製)は朝鮮戦争の米海兵隊から装備されるようになった。 現在ではケプラー等で作られいてる。  第二次大戦時の防弾装備としては米爆撃機機銃手のフラックジャケットが有名。 日本軍の工兵用試作品等もインターネットを検索すれば出てくるだろう。 #right(){(59:29)} **防毒マスクにも寿命があると思いますが、どれくらいもつのですか? ガスマスクの寿命というのは、正確には吸入缶の寿命で、だいたい2年程度で交換のはずです。 #right(){(66:450)} **湾岸地域に展開している米兵の服装を見ていて、戦闘服は砂漠迷彩だが >その上に着る防弾チョッキか弾薬を着けるベストかは森林用迷彩である場合が多いように見えました。 >これって、砂漠迷彩のチョッキやベストを用意し切れなかったのでしょうか? 財力というより単に装備が間に合わなかっただけだと思う。 湾岸戦争時も、当初展開した部隊は砂漠迷彩装備がなくて森林迷彩のままだった。 #right(){(71:574)} **米軍兵士とか、微妙にもこもこと膨れた服着てるけれど、中に何を着てるんですか? ボディーアーマーと言いまして、手榴弾や砲弾の破片に対する防御能力を 歩兵に持たせるために装着する物です。 (巷間に言われる防弾ジャケットではありません)もっとも、最新型の インターセプターボディアーマーはライフル弾などに対応する防御能力を持つようです。 #right(){(75:51)} **防護マスク・防護服を着用したまま落下傘降下することは可能でしょうか? おそらく可能だけど、化学兵器に汚染された場所へは絶対に降下しないと思われ。 地上に下りた時に衝撃で防護服に穴があいてアボーン… #right(){(75:611)} **イラク戦争でテレビに映るアメリカ軍を観てふと思ったんですが、あの兵士達は、防弾チョッキとか着てるんですか? 防弾ではありませんが破片除けのボディアーマーを着てます。 アメリカ軍のヘルメットはケブラー樹脂製なので自衛隊の金属 メットより見かけはごつくなります。 #right(){(75:841)} **9mmの拳銃弾で、軍用防弾ベストを貫通できますか? 軍用の防弾チョッキと一言に言いましても色々と種類があり、防弾能力にも差が有ります。 しかし、一般的なフラックジャケットなどの場合は9ミリ弾で貫通させるのは難しく、 同一個所に2発以上命中しない限りは貫通させるのは困難です。 #right(){(77:387)} **警察の防弾チョッキに書いてあるPOLICEって文字はプリントですか? ベルクロで止めています。再現するには合ったワッペンを購入してください #right(){(82:303)} **地下鉄で催涙スプレーまかれても対応できる様な、コンパクトに携帯できるマスク&ゴーグルってないでしょうか? 我慢する #right(){(85:614)} まぁマジな話、撒かれてからいくらゴーグルつけたりマスクつけたりしても手遅れナわけで。 日常そんなモンつけてると銀行はもちろんコンビニすら入れないから>614が正解 #right(){(85:617)} **イラク戦争の映像なんかを見ていると、どうも歩兵は無防備なように見えるんです。盾をもちつつ移動した方がよいような・・・。 持ち運び可能な重さの盾だったら、弾が貫通して 役立たずだからじゃないですかね~ #right(){(90:735)} 盾を持たせよう   ↓ 普通の鉄板じゃ貫通しちゃうよー   ↓ 分厚くしよう   ↓ 重すぎて運べないよー   ↓ 車輪とエンジンつけよう   ↓ 装甲兵員輸送車誕生 イラク戦争ではブラッドレー歩兵戦闘車という「盾」が走り回ってましたねー #right(){(90:736)} 735の言うとおりだが、じゃないかで回答するのもどうか。 アサルトライフルなど小火器でも防御するには軽装甲車の装甲程度の能力がいる。 これを体がある程度隠れるサイズにすると個人で携帯には無理がある重量になる。 #right(){(90:737)} MG止めれるような盾って重いだろうな。 恐らくまともな行動は出来なくなると思われ。 ベトナムみたいなジャングルには邪魔で仕方ないし、そもそも全方位敵のいる状態では無駄。 機動隊程度なら相手も大したことないから有効だけど、前線では無意味っぽ。 #right(){(90:744)} 盾そのものが軽量強化されてもそれを保持するのは腕だろ。 着弾の衝撃でその腕は複雑骨折するだろう。 #right(){(90:746)} まぁ、重量の問題だけなら、可能だとは思う。 ケプラーとセラミックの複合とか。(例えばね。有効かは知らん。) 弾さえ止めれれば良いんだから、装甲にする必要は無い。 でも、それ持って戦闘は出来んなぁー。 せいぜい、前線が膠着したときの、仮設陣地くらいしか使い道が思いつかん。 それでも、より口径の大きい火器には役たたずだし。 >>746 おいおい。どんな銃なんだよ。冗談はやめ。 銃弾にそんなエネルギーがあったら、撃ってる人間の腕が先に折れるだろ。 #right(){(90:755)} 相違や、SWATなんかが使う盾、ボディバンカーは、AKあたりまでは阻止できるらしい。 それ以上になると、盾が重くなりすぎるのだとか。 #right(){(90:756)} 盾のサイズとして0.6m×2mぐらいは必要でしょう。できれば1m×2mかな。17kg/m2程度の重量の ケブラー/セラミック複合材で5.56mmNATO弾をぎりぎり止められるか止められないか程度である というレポートがあります(最適化した構成で850m/sのNATO弾-銃口初速920m/s-を止められる)。 であれば25~35kg程度の複合材で盾が作れる事になりますが、実際には枠や取っ手、支持材などで 35~50kg近くになりそうです。それで5.56mm通常弾をかろうじて止められる、となると徹甲弾や7.62mmを 止めるための盾はどんな重さになるやら。また、人間が持ち運べる重量は限られていますから、 35kgの盾を持ち運ぶためには35kgの装備を捨てねばならず、つまりは盾しか持てない事になりそうです。 #right(){(90:system)} 戦争は命がけだから、少しでも有効そうなアイデアは大体試してる。 盾も塹壕戦が主体だった第1次大戦の頃かなり研究されてた。 正面面積を小さくするため伏せ姿勢にして周りを少し囲ったり、 重くなったので車輪を付けて、更には負傷したとき戻せるように後ろに紐を付けたり。(笑 日本も亀みたいなのを作ってた。 でもみんなが言ってる様に有効なものにはならなかった。 そのうち塹壕突破に戦車が出現し戦術の変化で戦場が流動的になるに従い 兵士一般の装備としては有効なものではなくなった。  現代では弾片から体の重要部分を防護するヘルメット+ボディーアーマーが一般的だ。 しかし使う局面や相手が限られてた場合 有効な場面も有り得るので、 特殊部隊などで装備されてる事がある。 #right(){(90:763)} **胴体を覆う防弾チョッキはあるのに全身を覆うチョッキがないのはなぜですか? 存在するが動きにくいので使われない #right(){(92:372)} **プライベートライアンの冒頭シーンで、米兵が胸に付けていた黒い長方形のものは何ですか? 米陸軍が上陸部隊用に用意した、ゴム製の防水ガスマスクケースです。 #right(){(94:434)} **将兵の防具でヘルメットに比べて防弾チョッキの普及が遅かったのはなぜでしょうか? どちらとも原型は1次大戦中に登場したそうですが、 ヘルメットは2次大戦までには各国ともほぼ標準装備なのに、 防弾チョッキの普及は限定的でした。 普及したのは米軍はベトナム戦争から、それ以外の軍はもっと遅いと思います。 #right(){(95:46)} 本気で小銃弾を防ぐとなると重すぎるから。 じゃあ何で普及したかと言うと、理由は二つあって、 1.ケプラーなどによる軽量化がされたため。 2.小銃弾はあきらめて弾片に対する防御に目的を切り替えた。   前線での死傷の7割(時期による差異はありましょうが)は弾片だそうで。 #right(){(95:56)} 防弾チョッキーと言うか、破片とか爆風の衝撃から内蔵等を守る物です。 弾が当たれば、基本的には致命傷になると思います。 小銃弾が防げても、それ以上の口径は難しいので、気休めな気がします。 配備に関しては、 コストパフォーマンスの問題が有るのではないでしょうか? 基本的に工業技術が低い国は、輸入の為に割高になるし。 #right(){(95:57)} >本気で小銃弾を防ぐとなると重すぎるから。  そりゃ、ヘルメットも同じ。小銃弾どころか拳銃弾でも防げない。 弾片防御機能すら限定的。自衛隊の旧型鉄帽がライナー込みで1.4kgあることを考えたら、 同じ材質で実用的な「防弾チョッキ」が作れるのかどうかは分かると思う。  ヘルメットの場合、野球のボールが当たっても死ぬような場所を保護しているから意味がある。 あの程度(1~1.5mm)の鉄板で胴体を保護しても白兵戦以外では無意味。 #right(){(95:71)} >それでは、セラミック製のアーマープレイトって大した効果は無いと? interseptor body armorはイラク戦争で概して好評だったようです。 #right(){(95:77)} **警察は防弾チョッキをつけるけど、軍隊はつけないって本当ですか? 着けるよ。自衛隊も採用してるし。 「防弾チョッキ」ではなく、ボディアーマーとか、防弾衣って言い方をするけど。 #right(){(100:20)} 付けてる。 軍隊の場合,「防弾」よりも砲弾の破片から身を守ることを重視してた。 従来の防弾チョッキでは一般的に拳銃弾は防げても,より威力が高い小銃弾については 効果が低かった。イラク戦の時には小銃弾に対応したボディーアーマーが使われた。 #right(){(100:22)} **頭を撃ち抜かれるか、心臓が止まるまで戦い続けられる様にする装備や軍服がマジで研究されているそうですが、 >なぜそんな事をするのですか?正直、兵士達に同情を禁じ得ません。 負傷兵を救出・手当てするための人員を削減するためです。 よく言われるところですが、一人の兵を殺してしまえばそれまでですが、負傷させると 数人の人間が救出・手当てのために拘束されてしまうわけです。 現在歩兵分隊の人数は削減される方向にあるため、いわゆる衛生兵などを 専門に置くことが出来なくなりつつあります。このため戦闘時は一般の歩兵が 負傷時の手当てをできるように訓練する方向にありますが、それよりも最初から 手当てをしなくてすむ方法のひとつとしてそういった強化装備が考えられているわけです。 #right(){(103:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} 実際には魔法の服というレベルではなく、まずは兵士の生命兆候(脈拍、心電図、血圧、呼吸など)を モニターして分隊指揮官なり、医療担当者なりに警報を発し、提示するものが開発されています。 実際、この程度なら金さえかければ、いますぐ、ある程度嵩張らないものが作れます。 次に、これらのデータをプログラムが処理して緊急用薬品(昇圧剤、不整脈抑制剤、あるいは鎮痛剤など)を 自動注入するシステム、生化学兵器を検出して対抗手段(中和剤、抗体など)を注入するシステムが考えられており、 同時に衣服の局所をGスーツ的に加圧圧迫して止血するシステム、 破損箇所から止血剤と抗生物質を放出するシステムなども考えられています。 使用される薬剤には興奮剤もあり得るわけで、 これらをマスコミ的にバカ話にすると96時間死なずに戦う、となるわけです。 そのような魔法ではなく、もっと現実的なレベルでの開発が行われています。 #right(){(103:system)} **今まで戦闘中にショットガンで防弾チョッキを貫通させられて死んだ特殊部隊員はいるんでしょうか? ・・・・・「ブラックホーク・ダウン」をご存知ない? 抗弾ベストなんかスパスパ貫通してますがな・・・。 #right(){(103:756)} 防弾チョッキについては、ここでも語られたが完全防弾のは重すぎて特殊部 隊なんかには不向き。せいぜいベストにプレートがあるのがいいとこ それと、ショットガンを散弾銃としか考えていないかもしれないが、スラグ ショットみたいに、一発の威力にこだわった弾もあります。 ということで「いるでしょう」(確定はできませんが←あたりまえ) #right(){(103:流花星桜 ◆glwcae0dRI)} >その軍服を着ると、例え銃撃で負傷しても、戦闘終了後も手当を必要としないのですか? 何故「ショットガン」にこだわるのかよくわかりませんが… 特殊部隊の隊員も所詮は人間で、弾に当たれば死傷します。 例えば、米軍パナマ侵攻の際、とある飛行場制圧に向かったSEAL部隊は、 パナマ国防軍狙撃兵の伏撃にあい、少なからぬ損害を出してます。 あと、湾岸戦争次の「スカッド狩り」でも SASの隊員に損害が出てますね。 特殊部隊の敵の武装は、ショットガンよりも自動小銃である場合の方が多い ので、ショットガンで撃たれて死亡、と言う例は希少かもしれませんが。 #right(){(103:762)} 貫通されてと言う条件付きなら非常にまれだと思います。 ショットガンの弾は貫通しにくいと思います。上に上げられたスラッグ弾(一発玉)も貫通はしなかったです。 (米軍の昔のタイプの抗弾ベストを射撃場で撃ってみた)もっともパンチ力で中の人は死ぬでしょうが。 特殊なタマで散針銃と言うものが有ったと思いますがそれなら貫通するでしょう。 #right(){(103:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} ライフル弾使用の機関銃なら防弾ベスト抜けます(プレートタイプは別として) が、屋内でとり回すのは難しい クレイモアは抜けるみたいですね #right(){(103:783)} **グロインアーマー(股間部用アーマー)を着ていれば、ショットガンで股間を撃たれても平気? グロインアーマー(股間部用アーマー)はショットガンくらいなら 耐えられると思うが。 スラグ弾のソードオフとかなら別だろうけど・・・。 #right(){(104:896)} **細菌などに対する防毒マスクは通常のマスクなのですか? 細菌に対しては「防塵」マスクを使います。 フィルターは単に細塵を透過しない微細な構造を持っているだけのものと、 電気的な力によって細塵を吸着するものとがあります。 # まあ、大なり小なり電気力は使うんでしょうが。 防毒マスクは化学物質に対する防護に用いますが、もちろん、ただのマスクではありません。 防塵処理がされており、対応する化学物質によって異なるフィルタを用いることができるように アタッチメントが装備されているのが普通です。 どちらも、国家規格が存在しており、適切な選択を行うことが肝要です。 また、ある種の化学物質は粘膜を激しく冒す性質があるため、 目を保護するためのゴーグルがいているのが普通です。 神経ガスや糜爛性ガスなどについては、マスクでは防ぎきれない(皮膚から浸透する)ため、 全身防護が必要になります。 #right(){(109:127)} **マスクつけたまま水の飲めるマスクってあるんですか? オウム事件のときサリン除去作業中の自衛官がガスマスクからチューブで水を飲んでた画像はあまりにも有名。 #right(){(109:135)} ほとんど出来る。 自衛隊で言うと4型改はできるが4型は出来ない。 #right(){(109:137)} **今のアメリカ歩兵は上半身アーマーつけてんのかな。 >下半身と腕は無防備? 下腹部はガードしている。 腕や足は致命傷に成り難いし、動き辛くなるので、任務による。 暴動鎮圧等ではコテやレガードを着ける事も有る。 #right(){(110:986)} **歩兵には何故、携帯の防弾シールドが採用されないんでしょうか? 君が歩兵として戦場にいるとして、 大した防弾効果もなく、 車両からの乗り降りの際にはやたら邪魔になり、 タコツボや塹壕に入る時もやたら邪魔になり、 市街戦ではそのやたらに大きな面積から目立ってしようがない、 しかも咄嗟に銃を構えようにも手が塞がってしまう、 そんな装備、防弾シールドを欲しいと思いますか? 私ならある程度の装甲を持った歩兵戦闘車の方が有り難いと思います。 #right(){(110:979)} 本気で自動小銃(あるいはそれ以上)に耐えることができるような盾だと まともに動けない重さになる。 自衛隊の一部部隊では機動隊がもってるような盾を装備してる所もあるが 政情不安な国へ派遣された場合の暴動対策であって戦場での防弾が目的ではない。 #right(){(110:982)} だいたい上で述べられているとおりだけど、 ほかに歩兵の死傷要因が、「前からの弾よりも、横・後ろからの弾・破片によるものが多い」 という点もあるよ。 盾を構えていてもあんまり役に立たないって事。 #right(){(110:983)} **防毒マスクのフィルターの中には何が入ってるんですか? >なにやらエンピツの芯のようなものがカサリカサリ出てきたんですが! マスクや対応する毒物によって違いますが、 それはおそらく吸着用活性炭でしょう。 #right(){(111:898)} **自衛隊の防弾チョッキは89式小銃の弾丸を防ぐことはできるが、AK47の弾丸を防ぐことはできない >米軍の防弾チョッキはどちらも防ぐことができる、と週刊誌に書かれていたんですが本当? 一般の歩兵が装着しているボディアーマーであれば、 すべてウソです。 89式(5.56ミリ・・M16などと同じ)・AK47(7.62ミリ)の直撃、どちらも防げません。 防げるボディアーマーはありますが、非常に重く、ごついものです。 #right(){(113:69)} 防弾チョッキ という名前なのが誤解を招いてると思うんだけど、 あれは抗弾ベストとでも言うべきしろもので、 砲弾の破片から身を守るための装備です。 なので、小銃弾の89式の5.56ミリ弾もAKの7.62ミリ弾、どちらも防ぐことはできません。 #right(){(113:72)} 歩兵の死亡・負傷原因のトップは、砲弾の破片なので これを防ぐために鉄帽、防弾チョッキを着る。 現代戦では歩兵の小銃弾で死亡するやつは少ない。 #right(){(113:75)} **防弾チョッキを着ていても弾が当たると痛いんですか? 防弾チョッキに弾が当たると大抵は内出血します。痛いです。 #right(){(113:363)} **ボディアーマーで弾を防げても衝撃で死ぬことってありますか? 内張りで体全体に広げて吸収させますから、同じ場所に二発食らわない限り は大丈夫でしょう。もっとも、プレートの大きさ自体が25cm*30cmですから、 それ以外の致命的な場所に当たった場合や出血による死までは保障できません。 #right(){(113:387)} **ライフル弾(7.62mm)を防ぐボディアーマーですが、実際にはどのくらいの距離からの攻撃に耐えられるんですか? たしかボディアーマーも200メートルくらいが限界だったと思う。 #right(){(113:363)} NIJ規格では15mという事になってる。 #right(){(113:366)} **中世の西洋騎士が着ていたという全身をくまなく装甲で覆うフルプレートアーマーを着用後、 >便意尿意を催した場合はどうするのでしょうか? そのまま漏らしていたのだよ #right(){(117:222)} **鉢金って新撰組がよくつけてるのをみかけるが防具としての効果ってどれほどのもんなんでしょ。 額は人体急所のひとつ。 突きの場合、額を狙うからそれを防御するのは重要です。 #right(){(118:351)} **米軍のM40やM40A1ガスマスクは本体がシリコンで神経ガスを防げないため >ブチルゴムのセカンドスキンをつけて対応していると聞きましたが、MCU-2A/Pにはセカンドスキンはあるのでしょうか? あるようですよ。 怠惰にpcu-2a/p mask とだけググったら最初にヒットしサイトで出たのがこれでした。 ついでにprice $ を足したら でMCU-2A/Pの新品各サイズと各パーツの名称、価格も出てきました。199ドル。 #right(){(119:system)}※リンク消滅 **どうして全身防御のボディーアーマーというのは未だに実用化されないのでしょうか? >手足や首、顔面なども薄いレベルⅠ程度のアラミド繊維等で覆ってしまえば歩兵の死傷率はかなり下がるのではないでしょうか? 一応、それを考えて今のボディアーマーではわき腹など、これまで甘かった部分もカバーするよう改良されています。 しかし、最新の素材を使用しても重さ、不自由さのために実際的な戦闘活動に使うには限界に近く、 軍隊の本来の目的は自軍の兵士を守ることではなく、敵を圧倒することですので、これ以上は無理。 不発弾処理班のようなごついボディアーマーにすればよいでしょうが、ご存じの通り、あれは這いずるのが限界だったり、 熱くなるので通風装置とホースを後ろに引きずってたりするわけです。 #right{(359:130)}  一応次第次第に守る面積は増えてはいます。つい先日もヘルメット後部からさげて延髄のあたりを守るプレートが 開発されて装備されるという報道がありました。 このほかグローインプロテクター(腰、金的を守る)もかなり普及してきています。 また、爆弾処理、不発弾処理などでは防爆服というものがあり、これは一応全身を守るものとなっています。 そのほか、サングラスをかねたある程度防御を考慮した眼鏡、火傷から手を守る手袋などもあります。  #right{(359:140)} **爆撃機の銃座手が防弾チョッキを着けてるのを見たことがあるのですが、対爆撃機用の大口径の機関砲弾の直撃に耐えることは可能ですか? 航空機搭乗員が着用したのは防弾チョッキではなくフラック(対空砲)ベストと呼ばれるものです 高射砲の破片防御の為の装備で、銃弾への防御は考慮されていません 抗弾(防弾)装備を歩兵が着用するようになったのは湾岸戦争以降で それまではフラックベストで代用していました 構造としてはケブラー繊維とバリスティックナイロンの組み合わせで 防弾版を挿入可能なプレートキャリアを装備する抗弾装備に成ったのもつい最近の事です。 #right{(513:707:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **Yahoo!オークション検索結果:ガスマスク テロ攻撃が怖いのですが、どれがお勧めでしょうか? >http://search.auctions.yahoo.co.jp/search/auc?p=%A5%AC%A5%B9%A5%DE%A5%B9%A5%AF&alocale=0jp&acc=jp 私ならどれも買いません。サリンやVXのような有機リン系ガスがテロに使われた場合 全身防護服を着なければ意味がありません(極わずかな量でも致死性があるので皮膚呼吸 で吸収されただけでも危険)。 #right(){(9:51)} 放出されているようなガスマスクは、ガスを吸収して無毒化する部分が 使用期限切れになっているでしょうね。 新品を買わないと意味が無いと思います。 #right(){(9:53)} **防毒マスクの入ったケースを装着するのに、肩掛けかばんのようにしているのと太ももの横に付けている場合との両方があるようですが、 >何か使い分けの基準があるのでしょうか。 使い分けの基準とかは特にないようです。 使用するときの状況によりけりですかね #right(){(自衛隊板初質スレ12:招福猫 ◆hNSBMrrUeA)} **自衛隊の防弾チョッキって本当に防弾効果があるんですか? 防弾性能がある奴もあることにはある。 但し、そっちは糞みたいに重いので普通は使わないし、配備数も少ない。 田舎の分屯基地だと配備数が1~2着とかザラにある。 普段着用してる方は、砲弾の破片除けだから、防弾性能はほぼ、ない。 #right(){(自衛隊板初質スレ97:160)} **ガスマスクのフィルターって何時間ぐらい持つんでしょう。 >あと、毒ガスの中でフィルターの寿命が切れたらどうなるんですか? 軍用のガスマスクの性能は詳しくは機密。 一応、連続着用した場合の寿命は48時間くらいと言われている。 現実にNBC汚染地帯で48時間も連続行動することはない(着用してる人間が持ちません)ので、 毒ガスの中でフィルタの寿命が尽きる、という事は普通はない。 フィルターは生命線なので、無理に寿命延長を図ったりはしない。 一応、長時間使わないときは入出口に封をして、空気に触れるのを防ぐ。 #right{(357:390)} **なんで第1次大戦の頃のガスマスクはエラが張ったような形をしているのでしょうか? エラ張ってますかね? ドイツ軍http://www.codoh.com/graphics4/germansoldierdog.jpg イギリス軍http://www21.tok2.com/home/tokorozawa/faq/faq51b03.jpg いろいろhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4b/Various_gas_masks_WWI.jpg #right{(548: ◆yoOjLET6cE )} **寒冷地で金属製の防具が危険な訳 >独ソ戦が冬に入りかけた頃、ドイツの将校が鋲が打ってあるブーツを履いていたら、北欧の観戦武官に >「そんな靴履いているとこれからヒドイ目に遭いますよ?」と言われて、ドイツの将校はちっとも >その意味が解らなかった、という話をどこかで読んだのですが、これは何がいけなかったのでしょうか? 鋲から冷気が靴ん中に入ってきて、足が凍傷になるんだよ。 それと、スパイクつけるなら、スーパーロータリーみたいなもんつけるか、そもそもスパイクなんかより靴の底の形状とか ゴムの質とかを良くしたほうがスリップ防止になる。 凍結路面ではね。 #right(){(338:緑装薬4 ◆8R14yKD1/k)} 断熱壁の一部分だけ外部に通じた金属壁にしてるようなもんだからな 窓開けっ放しにしてるのと大して変わらん その話の元ねたはパウル・カレルの「バルバロッサ作戦」だが、ほかにも直に被ったヘルメットから体温が奪われて 脳が凍ったなんて話もある。 実際冬の東部戦線の戦場写真をみると、ドイツ兵たちは頭に布やマフラーをを巻きつけた上にヘルメットを被っている。 あと凍傷にかかった兵士の脚からブーツを脱がせようとしたら凍りついた皮膚が一緒にはがれ、兵士は治療をあきらめ てそのまま戦場にもどったなんてエピソードもある。 一方ロシア人はワンサイズ大きいフェルトのブーツを支給し、兵士はそれに藁や新聞紙を詰めて凍傷を防いだ。 #right(){(338:251,253)} **NBC防護服って民間人でも買えます? 普通に売っているんだな かなり驚き まあ、NBC防護服のうちNへの防護は 体内被曝を防ぐためと思ってください。 目の細かいフィルターがマスクに付いていて、服の気密性が高く 中にガスやウイルスと同様に放射性物質の粉塵が入らないようになっています。 要するに、ガスやウイルスと同様に放射性物質を吸い込まない、皮膚につかせないもの と思ってください http://www.remnet.jp/lecture/shikizai/index.html 放射能災害専門に売っているものなら、鉛入りもあります。 ttp://www.netpro.ne.jp/~guard/suit/bougo.htm ただ、この辺もあくまでも生の放射性物質が飛び散った環境ぐらいで 活動中の原発の炉心の青白い光が見れるとか チェルノブイリ級の事故対応とかそんなレベルではないです #right(){(337:289)} **指向エネルギー兵器に対する防御服はあるでしょうか あります。まず、赤外レーザー(効率、減衰率の関係から実用的なレーザー兵器はまず 赤外波長を使用します)に対する防御服ですが、金属蒸着、あるいは金属箔は適切な厚さを選べば 効率的に赤外光を反射します。つまりは防寒用の例のアルミ箔。あれがけっこう有効。 もちろん一部は透過、吸収しますが、防弾ジャケット同様、破片(乱反射)あるいはしょぼい照射には耐えます。  次にマイクロ波。これも赤外同様、使用しやすい波長です。これに対しては電子レンジの窓同様の 格子、パンチメタルが有効です。実用的には金属繊維を格子状に縫い込んだ生地ということになるでしょう。 これを上記の金属箔をカバーする形で使用すると、軽量で高出力に耐えることができます。ただし、 頭部も(むしろ頭部を)カバーする必要があるため、実用上の工夫が要りそうです。頭は網目状の金属繊維に 波長選択性のある透明樹脂などいかかでしょうか。ともあれ、作れば作れます。あとは出力と重量しだい。 #right(){(331:831)} **米軍で、ボディーアーマーの首周りと股間のガードの有無とかはどれくらい個人の好みが通用するんでしょうか >イラクでインターセプターアーマーに直接MOLLEのポーチつけたり >MOLLEのベストの上にポーチつけたりその他私物っぽいベスト使ってる人とかいますが 米軍のボディアーマーは基本形の支給品の他は個人で調達したものを装備する事があります 特に抗弾能力に不満がある場合、相当高価に成りますが自腹で買い揃えるという事です チェスト(胸部)やファウルカップ(股間)、襟首は、特に能力不足が原因で致命傷を受ける事例が多い為 兵隊さんも必死ですし、また軍の方でも黙認しているようです。 日本の自衛隊でもクラスIII相当だったか、7.62mm×39程度に(非AP対応)耐え得るものが支給されています。 #right(){(329:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **防弾チョッキは一番強いのでもAK47をやっとかっと防げる程度らしいですが、50BMG、それ以上の弾は防げないのでしょうか 12.7x99の徹甲弾は100mで18.7mm、300mで14.9mm、500mで12.4mmの圧延装甲板を 50%の確率で貫徹できるらしいです。まあ19mmで試算してみますと、 覆うべき胴体のサイズを40cm×60cmとしまして、これを前後に2枚使いますよね。 圧延装甲の比重は知らないのでかわりに鋼の比重7.85g/cm3を使います 40cm×60cm×1.9mm×7.85g/cm3×2=71592g≒71.6kg ということでなんか無理っぽいことがお分かり頂けたかと思います。 新素材とかも色々ありますがそんな劇的には軽くならないんじゃないかなー。 ちなみに12.7mmの徹甲弾は10トン程度の軽装甲車では耐えられないことが多いっす。 防弾セラミックには比重が鉄の三分の一程度のものがあるので 25kgくらいでどうにかなるかもよ。それでどうにかなったといえるかは疑問だが。 #right(){(327:453,454)} **防毒マスクの除毒方法(原理) http://www.nrec.sakura.ne.jp/mask%20mechanism.htm  吸収缶でガスを除毒する方法は、ガスの種類によって異なり、以下に大別されます。 1.物理吸着(主に有機ガス用など)   環境空気中の有毒なガスを活性炭などで吸着して、呼吸に適した空気のみを通す方法です。  これは気体の分子・原子が、物理的引力によって吸着されることです。活性炭の粒子には、非  常に多くの細かい穴(細孔)があるため、たいへん大きな表面積(1000~1500m2/g)となり  ます。この表面積が大きいと吸着できるガスの量も多くなります。また、活性炭には比較的多  くのガス吸着に適していることから、有機ガス用の吸収缶を始めとして、防毒マスクの吸収缶  の基材として多く使用されています。 2.化学吸着(ハロゲンガス、酸性ガス、アンモニア、亜硫酸ガスなど無機ガス用)   有毒ガスを金属酸化物、アルカリ剤などによって中和し、吸着させる方法です。吸着剤と  吸着物質の化学変化によるもので、化学反応に類似の現象といえます。酸性ガス用吸収缶で  は、アルカリ剤の入った吸収缶によって酸性ガスを中和しています。 3.触媒反応(一酸化炭素用)   有害ガスを酸化などによって毒性のほとんどないものに無害化したり、または吸着されや  すい物質に変換する方法です。一酸化炭素用吸収缶を例にすると、一酸化炭素を吸収剤であ  るホプカライトの触媒作用により、毒性の低い二酸化炭素に換え無害化しています。 #right(){(601:988)} **防弾チョッキとボディアーマーの違いは? 防弾チョッキは防弾ベストとも言い、抗弾装備としては 軽量と運動のし易さを重視した装備です 主に法執行(ロウエンフォースメント)用の装備として考えられており その防弾能力の上限は拳銃弾程度に限られます これは私服警官などが銃撃戦に備えてスーツの下に着込んだりする様に 軽量で薄い構造が求められます ボディアーマーとは、基本は砲弾等の破片防御を主目的にした装備で 全体としては拳銃弾や弾辺に対応しており、胸部等のバイタルパートには セラミックプレートなどの小銃弾に対応した防弾版を挿入可能な構造になっています これは戦場において、戦闘時以外にも砲撃等により飛来する金属片からの防御を 主たる目的として考えられており、その運用思想は明確に 防弾ベストとボディアーマーとで異なるものになっています。 #right(){(608:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **紙はかなりの防弾能力があるそうですが、ジャンプやサンデーなどの週刊誌で、どのくらいまでなら防げますかね? 防弾能力なんてどこから聞いたんだ? 防刃能力の間違いじゃないのか? ディスカバリーチャンネルの某番組ではハードカバーの聖書(?)を銃でバンバン撃ってたが、 止めてたのは確か22口径くらいで、それ以上はパスパス通してた ジャンプやサンデーなんかの週刊誌だと紙質も悪いし、カバーも無いから、 運が良くて22口径弾止めれるくらいじゃねーかな まぁ、漫画週刊誌では防弾は望めないだろう #right(){(320:914,920)} **対爆スーツとはどんなものでしょうか? >防弾チョッキをさらに厚くしたようなものですか? 防弾チョッキ(ベスト)が弾丸や弾片から身体の重要部(頭頸部、胸腹部)を守るためであるのに対し、 防爆スーツは爆発物処理班などが至近距離の爆発による衝撃波、爆風、破片から身体を守るために使用します。 そのような場合、破片の貫通を防ぐだけでは不十分であり、衝撃や爆風による頭部四肢の離断、震盪による脳の傷害、 爆煙による火傷なども防ぐ必要があります。従ってアイスホッケーのアンパイアのような大がかりなものとなり、 身体と四肢、頭部と身体を全体としてホールドし、爆風が来ても身体が一体となって吹き飛ばされるように工夫されています。 同時に、顔面の十分な防御、熱に強い材質の選択などが行われており、「防弾チョッキの分厚いもの」とはまったく異なります。 また、このため行動力は大幅に低下し、下手するとイザリ歩きしかできません。戦闘行動にはまったく使えないものです。 #right(){(314:402)} **ソ連・ロシア軍で使われている戦車帽。あの戦車帽は、見た目は軟らかそうに見えるのですが、中には硬い素材が入っているのでしょうか? ソ連のは衝撃吸収用。車内で頭ぶつける事が多いからああいうのをかぶる。 一方、ドイツは戦車の方にクッション貼ってたから略帽被ってた 現代の衝撃吸収用ヘルは民間のヘルメットの技術を応用して強化プラスティック製の物が多い。特殊部隊とかがかぶってる。 もちろん、戦車兵といえども車外戦闘をする事を考えて、ある程度の耐弾性を備えてるものが多いよ #right(){(627:モッティ ◆uSDglizB3o)} **防弾ベストなどを着ていない、例えばTシャツだけの人体はどれくらいの防弾効果をもつでしょうか? 人体の、特に皮膚の防弾効果について考察した文書によると 直径4mm4㌘の弾体で約78m/s以下なら皮膚にめり込むことは有りません。 #right(){(298:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} 人体への弾丸の浸徹特性は、表面のデニム(Gパン)一枚のある無しで、 差の出ることが証明されています。(ATFやFBIのテストを参照下さい。) 弾丸の当たる部位、その場所の主要な骨の有無、体の向き(弾丸の弾道に 対して水平、または垂直)などの要素に影響されるかと思います。 また、弾丸が人体に命中した時の弾速(=残存エネルギー)にも影響されます。 >ドイツ軍に包囲されたソ連軍が、死体を積み上げてそれを弾除けにしてまで最後まで抵抗した、っていう文を読んだんです。 >それで、人体はどのくらいの防弾性能をもつのかなと。 体内弾道というものがあり、銃弾は空気よりはるかに抵抗が大きい体内では尖端を前にすることができず、 反転して後端が先になります。この過程で人体を損傷するのが目的でもありますが、 逆に一人の身体分を通過した弾丸はその時点で大きくエネルギーを消耗しており、 しかも鈍端から入ることになります。 徹甲弾の類ならともかく、人体に最大限のダメージを与えるべく作られた銃弾はすべからく 一人分通過後は大変無力になります、なってしかるべきです。ということ。 旅順要塞での戦いでも、日本軍が人体を盾にして戦ったという話は聞くな。 一つの保塁を落としても左右の保塁から十字砲火を受けるので、 死体を積み重ねて壁にして戦った。 一つの保塁を落とすまでに部隊の9割方が死ぬぐらいの勢いだったから、 土嚢替わりにする死体を集めるのは苦労しなかったということで。 #right(){(298:414-429)} **このバッグは何ですか? #image(http://cdn6.atwikiimg.com/army2ch/pub/bag.jpg) ガスマスクの収納バッグだよ。 ゴム製で水に浮こうとする性質があるので、上陸作戦時に普通の装着位置である腰に提げると 水に飛び込んだときにバランス崩す(体が逆さまになってしまう。そのままだと水中で逆立ち体勢の まま溺死)ので、上半身に付け替えて装備してる。 ちなみにこのページの下の方に解説がある。 http://home.att.ne.jp/red/crossroad/equipment.htm M-5 アサルトガスマスクバッグ用M-7キャリングバッグ このページにもあるように、本来は空挺部隊向けの装備。 #right(){(660:187-190)} **避弾経始と貫通防止を両方あわせ持つには複合材が適しているのでしょうか >外側をセラミクスや表面硬化鋼のような硬い素材、内側を防弾繊維とか 銃弾、特にライフル弾のエネルギーを銃弾の先端一点の面積で受けて、 破壊されずに弾を「はじく」ような材質は存在しません。斜めに当たれば別ですが、 それは単に横方向の分力しか受けていないからで、直角にあたれば耐えられる素材はありません。 ですから、現代の防弾は、まず硬い表面で弾の先端を潰し、先端の面積を拡げて単位面積当たりの 圧力を減らし、それを続く素材で受け止め、エネルギーを分散、吸収、減少させ、さらに背面に しっかりした膜~板を置いて、弾の貫通、突出を防ぐとともに、残圧を広範囲に分散させて人体への損傷を防ぎます。 書かれているような構成に近いですが、最内層には伸びが少なく、横方向に力を分散させる一層が必要なわけです。 #right(){(667:system ◆systemVXQ2)} **兵隊がベストのような物を着て、そこにポーチなどを取り付けています。それがプレートキャリアやチェストリグと呼ばれるものなのでしょうか? プレートキャリアは、防弾プレートを装着するためのもの。 判り易く言えば、防弾ベスト。 チェストリグは、ベストの形状ではなく、サスペンダーの様にするタイプのものの、腰や胸周りに ポーチ等を配置出来たりするもの。 タクティカルベストは、形状はベストの形をしていて、そのベストのあちこちにポーチを付けられたり するもの。多分、見たのはこれだと思う。 チェストリグも色んな形状があったり、プレートキャリアを使わなくても、タクティカルベストの中に 防弾プレートを入れられるタイプなど、様々なタイプがあるんで、一概には言えないけど、大まかな 括りとしてはそういう感じ。 #right(){(679:362)} **頭を撃ち抜かれるか、心臓が止まるまで戦い続けられる様にする装備や軍服がマジで研究されているそうですが、なぜそんな事をするのですか? 負傷兵を救出・手当てするための人員を削減するためです。 よく言われるところですが、一人の兵を殺してしまえばそれまでですが、負傷させると 数人の人間が救出・手当てのために拘束されてしまうわけです。 現在歩兵分隊の人数は削減される方向にあるため、いわゆる衛生兵などを 専門に置くことが出来なくなりつつあります。このため戦闘時は一般の歩兵が 負傷時の手当てをできるように訓練する方向にありますが、それよりも最初から 手当てをしなくてすむ方法のひとつとしてそういった強化装備が考えられているわけです。 #right(){(103:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **これは魔法の服ですか? >ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031015-00000004-wir-sci >「兵士がその場ですぐ、自力で回復できるような一連の技術や治療法の開発に取り組んでいる。 >このプログラムが成功すれば、激痛や出血は5分以内に抑えられるようになる。そして負傷した兵士は >――重傷でない場合――その後も最大で96時間にわたって、戦場に残って戦うことができる。 実際には魔法の服というレベルではなく、まずは兵士の生命兆候(脈拍、 心電図、血圧、呼吸など)をモニターして分隊指揮官なり、医療担当者 なりに警報を発し、提示するものが開発されています。実際、この程度なら 金さえかければ、いますぐ、ある程度嵩張らないものが作れます。次に、 これらのデータをプログラムが処理して緊急用薬品(昇圧剤、不整脈抑制剤、 あるいは鎮痛剤など)を自動注入するシステム、生化学兵器を検出して対抗 手段(中和剤、抗体など)を注入するシステムが考えられており、同時に 衣服の局所をGスーツ的に加圧圧迫して止血するシステム、破損箇所から 止血剤と抗生物質を放出するシステムなども考えられています。使用される 薬剤には興奮剤もあり得るわけで、これらをマスコミ的にバカ話にすると 96時間死なずに戦う、となるわけです。そのような魔法ではなく、もっと 現実的なレベルでの開発が行われています。 #right(){(103:system)} **朝日新聞に「おしゃれ防弾着 急成長」という記事がありまして、 >大して重くない上に38口径で至近距離から撃たれても痛くないという代物だったのですが、有り得るのでしょうか? 現在の抗弾装備は軽量化、強靱化が進んでいて同じ重さでの防弾性能は年々向上しています そこで対応する弾薬の威力を低く限定し、防弾性能と快適性を両立させたオサレなモノが登場しました 防弾部と衝撃吸収部を組み合わせる事で、被弾直後の硬直時間を短縮させる狙いもあります ちなみにコロンビア辺りでのデモシュートは丸見えテレビでも放映されましたねw デモンストレーションでベストを装着して撃たれるのは新入社員の仕事だとか。 #right(){(276:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **なんでヨーロッパ以外の国ではヨーロッパのような全身鎧をしなかったんですか? すっ転ばされて動けなくなったところを たこ殴りにされたって話を聞いたことがあります。 鎧が重くて起き上がれないそうですよ。 #right(){(69:410)} 鎧に必要な鉄を用意する技術も資金もなかったから。 ヨーロッパ以外の国がそれだけの能力を身につける頃には、 銃の発達によって全身鎧を作る意味自体がなくなってしまった。 #right(){(69:411)} まず、重くて鈍重。 これでモンゴルの騎馬兵にろくに対抗できず(鎖帷子は矢にたいして効果が薄い)負けてます。 そして鉄砲が登場すると防げないので意味がなくなりました。 近世になると、銃弾を防げる胸甲と破片から頭部を守る鉄帽に変りました。 #right(){(69:415)} 1 馬の負担が大きすぎる 2 馬から落ちると動くのが難しく軽歩兵のカモになる 3 あれだけの鎧つけても長弓でやられる ということで。 #right(){(69:417)} 俺が聞いた話では、中世の戦闘は儀式的な要素が強くて、あまり相手を殺す必要がなかったと聞いた事がある。 必要以上に相手を殺さないために分厚い鎧を着てガンガン殴りあう。 だから死ぬのは落馬した時だけとかそういうレベルらしい。 もちろんそのルールが通用しない外部の侵入者相手にはマジで戦うわけだが。 その際はあの重い鎧は逆に命取りになる、すぐ疲れてしまうのだ。 例え馬にのっていても馬がすぐにつかれる。タタール人がヨーロッパに進入した際もタタール人はまず少数部隊のおとり部隊でゲルマン軍の重騎兵を誘い、突撃させ。疲れたところをすかさずひきずりおろしたと言う。 またあんなに厚そうに見える鎧でも相手の弓矢の性能云々によっては突き抜けてしまう。 あとは>>410のいうようにこけたら終わり あとあんな全身に鎧を着ているのは一部の金持ち、貴族階級で一般兵はあんなのつけてない。 まあ金がかかるのだ。 そういうわけであまり重い鎧は合理的ではない。 #right(){(69:419)} **ベトナム戦争中の米軍人の写真で、戦闘服の上着を着ないで素肌に直接防弾チョッキを着ているのを見ますが、 >服装規定的にはどうなのでしょうか? 当然、服装規定には違反していますが… ベトナムでは服装規定がどうのこうのという以前に もっと重要な規定も無視されてしまっていましたから… また特殊部隊では、伝統的に?服装規定はあまり守られていないことが多く、つい先日も アフガンのカルザイ議長の暗殺未遂の一件が報道された際に、護衛の米陸軍特殊部隊 (いわゆるグリーンベレー)が服装規定をいっさい無視した格好をしていたために、 上層部が激怒して服装規定の厳守を通達したなんて話もあります。 #right(){(69:849)} しかし暑いのです。だから裸に直接きている人もいた?ようです。しかし 階級章がついてないので、あまり好ましくないと思いますが。 フルメタルジャケットを防ぐには鉄板入りの防弾チョッキが必要ですが 重すぎるせいか、いまだに普及してないですね。 #right(){(69:856)} 中にちゃんと破片止めのアルミとかファイバー製の板が入ってるんですけど。 #right(){(69:856)} **銃弾を完全に防ぐ防弾チョッキやヘルメットは重量過大になり実用的でないそうですが、拠点防衛を主任務とする兵士には有用ではないのですか? 鉄砲玉以外にも大砲の弾とか破片とか飛んでくるからねえ そこまで考えてフルアーマー化するなら拠点防衛だし頑丈な拠点に籠ろう(そんなものあるのかという話もあるが #right(){(俺初質スレ434:240)} 拠点防衛の兵士ならそもそも塹壕や要塞に籠るわけで そういう兵士に何で防弾チョッキが要るの? ボディアーマーって外をパトロールしたり敵が撃ってくる中を 機動したりする兵士が装備するもんだろうが。 #right(){(俺初質スレ434:241)} **WW1の毒ガス戦で、当初はガスマスクを用いた対策を行ってたようですが >マスクの通用しないびらん性のガスが登場した際って何か対策してたんですか? ガス防護服が開発されましたが多くはゴム引きだった為、長時間の着用には無理が有り、あまり普及しなかった様です。 結局は肌の露出を抑える事くらいで妥協することに。 シャツの胸元(開襟部分)にガスフラップを取り付けたり等の工夫は有りましたが。 このガスフラップはWW2のアメリカ軍のシャツ、ベトナム戦争の初期型ジャングルファティーグ等にも採用されていましたが、通常の着用には邪魔なので着用者により切り取られてしまったと。 1960年台のフランス軍のシャツやフィールドジャケットにもガスフラップが付いていました。 #right(){(俺初質スレ434:646)} *ヘルメット・軍帽 **米軍のメットって、旧独軍のオカッパメットに酷似してると思うんですけど、やっぱ、あのフォルムが合理的なんですか? ヘルメットは合成樹脂製で、第1次世界大戦中のドイツ軍のヘルメットと 似ているところから、フリッツ・ヘルメットと呼ばれています。 タミヤ1/35アメリカ現用陸軍歩兵セット #right(){(10:497)} **鉄カブトの防弾性能ってどれくらいなの? 小銃弾の直撃には耐えられません。 拳銃弾でも良い角度で当たれば貫通する程度です。 榴弾などの破片を防御するのが主です。 #right(){(13:712)} **工事現場で働いてるオッサン達のかぶってるヘルメットの形状が第2次世界大戦のドイツ軍ヘルメットと同じでした。 >(材質はプラスチックのようで色は白でしたが) >ドイツで普通、「ヘルメット」といったらあのデザインになるのでしょうか? 型を当時のヘルメットから取っていればそう言うことはあり得るでしょうね。 あと戦後の西ドイツ軍なんかもそう。 ヘルメット自体は基本的に量産品ですから、あまり奇をてらったデザインにはならないのかもしれません。 蛇足ながら、軍用ヘルメット自体は塹壕戦でFranceが採用したのが始まりで、消防士のヘルメットを範に採ったようです。 #right(){(14:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **歩兵用のヘルメットって各国色々、ピンからキリまで有るみたいですが >代表的な現用モデルって、どれぐらいの事から人間を守ってくれるのですか?? 米軍の現用ヘルメットであれば、とりあえず砲弾や手榴弾の破片程度は防げます。 ライフル弾ならあっさり突き抜けます。 気休め程度です・・・ってのはチョイといいすぎでしょうか? #right(){(15:ちゃぎ)} **フリッツヘルムにはなんで網みたいなのがついてるの? 枝とか枯草とかを付けやすくつけるため。 付けて草地に伏せればヘルメットに迷彩を施したのと同じ効果あり。 #right(){(21:131)} **アフガンの米陸軍の兵士のヘルメットの前に付いてる小さなテレビカメラみたいなの何ですか? 暗視装置の止め具 #right(){(22:水瀬禾火子)} **WWⅡ当時の各国軍の装備していたヘルメットの中で、ドイツ軍のものが一番被弾経始が優れていたという話を聞いた事がありますが、本当なのでしょうか? 被弾径始が良好かどうかはともかく、対弾性に勝れてたコトは事実の様です。 別冊Gun誌で実験をしてました。 イスラエルの空挺用ヘルメットが、 あらゆる角度で9mmを撃ち込んでも貫通しなかったのは驚きました。 #right(){(23:833)} **フリッツヘルメットの横の部分が垂れているのは何か意味があるのですか? 耳と後頭部を(おもに榴弾の破片から)守るため。 #right(){(48:名無し軍曹)} **各国の軍隊でなんでフリッツスタイルのヘルメットが採用されてるんですか? あの形状は砲弾等の破片から耳やこめかみ・後頭部をカバーできます。 ただし、耳の部分を余りカバーしてしまうと、音が聞こえにくくなりますので、 現在のものは耳の部分が少し大きく膨らんでいます。 #right(){(57:名無し軍曹)} **ベレー帽って、多くの軍隊で使われているようですが、バスク地方の民族衣装が、どうして、あんなに広まったのですか? これが決定的な答え。とは明言できないのですが、ベレー帽が好まれる理由の一つは ベレー帽ならかぶったままでもその上からヘルメットをかぶれるって事も理由の一つのようです。 #right(){(65:519)} **イラク戦争に従軍しているアメリカ兵のヘルメット額部分に何やら黒い物体が付いているのですが、何でしょうか? 暗視装置を取り付けるためのアタッチメントです。 #right(){(75:剣恒光@自衛隊板 ◆yl213OWCWU)} **現用イギリス軍歩兵ヘルメットは特にユニークな形状をしていると思うのですが、何であんな形になったのでしょうか? 英軍によると、弾片からの保護と無線のヘッドセットの取り付けを考慮した形状らしい。 #right(){(77:761)} **フランス陸軍が目立ちまくりの真っ赤なベレーを戦闘帽として使ってたのは何故? 兵士の士気鼓舞のため。 基督教では基督が流した血、「殉教」「慈善」「神聖な愛」そして「過激な行動」を象徴する。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **現代の潜水艦の乗員をテレビ等で見ると、かならずみんな帽子をかぶっていますが何故なのでしょうか? 突起物から頭を守るため 護衛艦でも必ず着帽 #right(){(84:385)} **旧軍略帽型のカモキャップって存在しますか? 存在する。 #right(){(87:251)} **銃砲による空中戦が行われると、小銃弾よりも大きくて重い流れ弾が、高空から大量に落下してくるはず。 >上空で空中戦が行われた地域では、そのために死傷者続出したという事実とか、 >危険だから鉄兜をかぶり、肩にも防弾性のあるものクを掛け、 >かつ防護ガラスなどを使わない状態で顔面を上に向けるな、という通達が出たとかいうことはありますか? 機銃程度ならまず当たることはありませんが、 空中炸裂する「高射砲」の弾幕が張られたりすると、 破片の落下で怪我人がでたりします。 これが空襲の際民間人も鉄兜(ヘルメット)や防空頭巾かぶる理由の 一つになってます。 ただこれ以上の対策は非効率になりますので、あまりなされません。 #right(){(92:機甲自転車)} **世界中の軍隊でフリッツタイプのヘルメットが使われていますが、今までのものに比べて優れていたり劣っている点はどんなところでしょうか? 優れている所:若干軽い 劣ってる所:鍋の替わリに出来ない #right(){(92:656)} ケプラー製なので軽くて丈夫。軽い素材を使ってる分、防護範囲が広い。 #right(){(92:658)} 88式鉄帽(自衛隊のフリッツタイプ)なら、 66式に比べ対破片効果が高い。 形状からも護れる範囲が広がる。 座りが良いので走りやすい。動きやすい。 ほんのわずか軽い。 欠点 装備品扱いから武器扱いになったので管理が大変。 紫外線に弱い。 衝撃に弱い(一度目の衝撃には強いがその後は低下する)ので椅子のかわりにしたり、落としたり、ハンマー代わりに使ったりできない。 形状的欠点なのか、雨が顔に伝わる。 #right(){(92:剣恒光 ◆YR1Hskt.M.)} あくまで個人的意見だが、88式鉄帽(フリッツタイプ)は、長時間かぶっていると頭が痛くなる。 どうも形状がぴったりしすぎているせいで、頭のでかい漏れには合わないらしい。 #right(){(92:669)} **米軍(に限ったことでは無いかもしれませんが)の歩兵用ヘルメットには全体に布を被せてありますが、何の目的で行っているのでしょうか? 迷彩目的です。ベトナム戦時の米軍はカバーしてますよ。 #right(){(94:493)} **WW2において枢軸側の軍隊では兵士が鉄帽を着用せず略帽や無帽で戦闘に参加している映像や画像をよく見ますが >連合側ではほとんどみかけず皆ヘルメット姿です。 >無帽や略帽での戦闘が禁止されてたのですか? それって、戦車長とか航空兵じゃないの? #right(){(94:656)} 可能性として考えられるのは 1宣伝用写真 2戦闘が中休みになったので休憩中の写真 3戦車長、航空兵など 4後方の郷土防衛隊のような民間人組織 5行軍中の写真を戦闘中と誤認 6その他(実際の戦闘含む) まぁ654が資料の例を挙げてくれるのを待ちましょう #right(){(94:657)} とりあえず答えを返しておくと、 戦闘中にヘルメットを着用しないと言うのは当然服務規定違反になるので、 処罰の対象になりえます。 無帽なんてもってのほか。 #right(){(94:658)} >戦闘中にヘルメットを着用しないと言うのは当然服務規定違反になるので、 >処罰の対象になりえます。  山岳猟兵は被らん事がある。 藪や林の中を通る時、小枝なんかが有ったって結構大きな音がでるから。 日本軍で被ってない写真が多いのもその辺りが原因だろう。  後、日本軍の鉄兜はライナーの出来が悪く実質的な効果が薄い事が知られていた事もあるだろう。 #right(){(94:662)} **イギリス軍の皿型ヘルメットは何を考えてあんな形にしたのでしょうか? 榴霰弾防護のため。 WW1当時は、塹壕にこもっている兵士の頭上から弾片が降ってくるから、 あのデザインが合理的だったのだ。 戦争の様式が全く変わったWW2になってもアレを使い続けたのはどうかと思うが。 #right(){(95:429)} **現在どこの国の軍隊でもフリッツタイプのヘルメットを使っていますが、>あの独特の形には何か秘密があるのでしょうか? 別にケプラーになって軽くなった分、防護面積を増やしてるだけだけど? #right(){(95:406)} 先端技術の塊だから。 #right(){(95:機甲自転車 ◆s69eCI3AUg)} **水木しげるの漫画でアメ公が投げてきた手榴弾に上からヘルメットをかぶせて爆発を受けないようにするっていうのがあったんですけど >本当にそんな事可能なんですか? むか~しの手榴弾は大丈夫な場合もあったらしい。 現在は破壊力が増してるので不可。 #right(){(96:287)} できないことは無いかもしれないが普通はやらん。 #right(){(96:288)} **ナチスドイツ軍の、将校用制帽と、将校用クラッシュ帽の違いを教えて 鍔が違うアル 制帽は皮クラッシュは皮か布アル アト、クラッシュには顎紐つかないことが多いアル 生地も違うアルね #right(){(100:13)} **ナチスドイツ軍の、将校用制帽と、将校用クラッシュ帽はどんなときに使うのですか? 制帽は通常の戦闘以外の勤務中に着用、兵士の場合は制帽がヘルメットである。 外出時は将校は制帽、兵士は略棒など第二種か第三種正装と呼ぶらしい。 クラッシュキャップは将校の略棒で、戦場など野外での着用となる。 兵士の略棒と同等の扱いだが、WW2開戦前には正式軍装からは外されて 兵士用略帽と同形の将校用が正式化されました。が、プロイセン時代の 伝統的おしゃれとして、クラッシュキャップが将校や下士官に好まれた と好き物の本に書いてあります。クラッシュキャップはオーダーメードや 制帽を改造したものから、多くのバリエーションがあります。 #right(){(100:一等自営業 ◆BVruYgneoI)} **日本兵の帽子に小さい星の飾り(?)がついていたのですか? 五忙星は明治3年12月22日太政官布告第957号によりに定められた、我が国最初の軍服規定である 「陸軍徽章(りくぐんきしょう)」において定められました。 当初陸軍は、フランス式を採用しましたが、その中に、軍帽の頂上に☆を刺繍(ししゅう)することが定められています。 弾よけの意味があるそうですが。 #right(){(101:51)} どうもあの五芒星形は、陰陽道で言うところのセーマン印に由来するようです。 伝統的な魔除けの形だそうで。 #right(){(101:52)} **何故、大日本帝國陸軍兵士は略帽を多用していたんですか? 帝國陸軍は突撃が十八番で、突撃の際は身を軽くする為です。 #right(){(104:122)} あなたが言うほど多用はしていません。 戦闘時以外だったら、どこの軍隊でも、鉄帽ではなく布製の略帽や制帽をかぶります。 鉄帽は重くて首が疲れるから。 #right(){(104:124)} **普通軍隊のヘルメットは何種類くらいのサイズがあるのでしょうか? 衣類と同様、XS、S、M、L、XLがある場合や フリーサイズになっている場合があります。 要するに色々です。 #right(){(113:42)} 小中大特大ってのもある #right(){(113:43)} **第二次大戦の東部戦線でドイツ軍が鉄兜に布を被せて紐で縛ってシャンプーハットみたいにひらひらさせてるのは何のまじないですか? 偽装 #right(){(117:193)} **イラクの米軍が被っていたヘルメットの前頭部に貼り付けてある黒いプラスチック状のものは何ですか? 夜間暗視装置の取り付け部 #right(){(121:712)} **どうしてヘルメットは顔全体を覆うような形じゃないんですか? >首あたりまでを守れたら凄く便利だと思うんですが実際には余計な心配なんでしょうか? もちろん、安全性を考えれば保護できる部位が広いに越したことはない。 しかし、保護する部位が広ヘルメットは暑いとか重いとか音が聞き取りづらいとかかさばるとか、 デメリットもいろいろあるので、その辺を考慮すると現在の形に落ち着いてしまう。 要は実用上のバランスの問題。 特殊部隊なんかではフルフェイスやそれに近いものを使う場合もあるね。 #right(){(364:322)} 中世の鎧兜がそうだったように、そういう形状にすると周りがよく見えなくなる。 また、頭を完全に覆って耳をふさいでしまうと、周りの音が良く聞こえないのでコミュニケーションが成り立たないし、 危険を音で察知できなくなる。 何より、鉄や防弾樹脂のヘルメットは重いので、フルフェイスにしたら頚椎に負担がかかりすぎてちょっとした衝撃が 加わっただけで首の骨が折れる。 そこまで重くなっても完全に銃弾を防いだりはできないので、相対としては無意味。 一応、首周りを防護する防弾繊維の「首垂れ」はオプションとして存在する。 #right(){(364:332)} **陸自隊員が被るヘルメットってどのくらいの強度があるんですか? >ライフル銃のタマを防ぐほどの代物なんですか?それともバイクのヘルメット程度ですか? バイクのヘルメットと武器防具としてのヘルメットはまったく性質がちがうんじゃない? バイクのメットは中身は緩衝材(発砲スチロール)で、衝撃受けたら潰れることで衝撃を吸収するので、 銃弾を防ぐためのものとは根本がちがうと思う。 #right(){(自衛隊板初質スレ12:211)} **WW2の米軍のヘルメットは、3mから1911を撃っても、よく見たら凹んでる程度で、ピストル弾程度であれば防弾出来るという事? >それは現在のヘルメットでも同じでしょうか 米のM1ヘルメットは270m/秒の230グレイン45口径弾を止めることが仕様となっていました。 確かに衝撃は強烈ですが、宙吊り型のインナーによって緩和され、大きな障害を及ぼさぬよう設計されています。 ただしこの1インチの空間のためヘルメットがぐらつきやすいという欠点がありました。 Hitchmanらの報告によれば、M1ヘルメットの装用によって負傷から免れた兵士は二次大戦中に 7万人を越したと推測されるそうです。しかし頭部外傷は全体の10%程度であったため、ボディアーマーの 必要性が認識されたわけです。現代のヘルメット(ACH、PASGT)はぐらつかずに装着することができ、軽量ですが、 レベルIIIA、つまり44口径マグナム拳銃弾に耐える性能があります。でもライフルはダメ。 #right(){(357:782)} **プラベートライアンや父親達の星条旗をみると、ヘルメットを小銃の弾があっさり貫通していますが、 >ヘルメットってそんなに効果なかったんでしょうか? >現代のヘルメットでもそうでしょうか? 鋼鉄製、と言っても所詮数mmしかないし>ヘルメット 軍用ライフルの弾は7.62mmで有効射程距離内だと5mm程度の鋼鉄板は 射抜いてしまうが、それに対して防弾能力があるようなヘルメットを 作ったら、重くてとてもじゃないが被っていられない。 もし根性で被っても、着弾時の衝撃に首の骨が耐えない。 基本的にヘルメットというのは砲弾や手榴弾の破片から致命傷を受けない ようにする程度の防御能力しかない。 現代ではケブラー(C)に代表される防弾樹脂で作られるようになり、重さも たいぶ軽くなり、防弾能力も上がったが、それでも軍用ライフル弾に有効 射程内で直撃されたら防げない。 最近ではFH P90やHK MP7に代表される短機間銃(正確にはPDW、個人防御火器) のようなコンパクト銃器にも防弾樹脂製のヘルメットを射抜ける威力のものが 出てきて、ヘルメットに防弾性を期待するのはどうやっても無理になって来て いる。 #right(){(321:558)} **ロシアの軍のヘルメットで、チタン製のものがあったと伺ったのですが、現代でもあるのでしょうか? 使われています。地元で産出できるからということもありますが、 ケブラーなどの高分子開発に後れを取っていたからでもあります。ケブラーの倍ぐらい重いな。 http://www.rusmilitary.com/html/sphera_helmet.htm ちなみに、今では高分子素材による軽いものも使われています。 http://www.warfare.ru/?lang=&catid=340&linkid=2481 高脅威下ではチタンのも使うみたい。 #right{(503:211)} **戦争映画ではヘルメットのベルト(顎紐?)を繋がないでブラブラさせてる人ばっかなんですけど、なぜですか? 爆風でヘルメットが吹っ飛ばされる時、顎紐にひっぱられて首を痛めないため。 (ひどい時はスッパリ首が切断されるとか)。 最近の奴は一定以上の負荷がかかると切れるようになってるらしい。 #right{(創作質問スレ40:467)} まさに衝撃で飛ばすためなんです。 顎紐閉めておくと被弾したときなどにたとえ弾が貫通しなくても衝撃で頸椎があぼーんされてしまうのです。 #right(){(70:682)} **イギリス軍って、まだあの「洗面器」ヘルメットを使ってるのですか? 少なくともSASはかぶっとらんぞ。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:名指しさん)} **帝国陸軍の鉄兜は本当にクロームモリブデン鋼だったのですか? ttp://members.aol.com/shunpart3/helmet/helmet.htm に90式鉄帽の写真と材質の解説が載っていますので参照してください。 #right(){(4:7)} **戦争でヘルメットが使用され始めたのはいつ頃なんでしょうか? >最初に使用した国も分かると有難いのですが。 軍用ヘルメットはアッシリア、ペルシャ、ギリシャ・ローマ時代から使われています。 鉄製の(青銅製とか革製でなく)ヘルメットを歩兵の標準装備として使用したのは第1次世界大戦当時のフランスで、1914年の終わり頃ということです。 これはただちに英軍、独軍の追従するところとなり、またたくまに全欧州に拡がりました。 当時の標準的ヘルメットは内帽付きで、重量は0.5から1.8kgだったそうです。 #right(){(6:system)} 第1次世界大戦のフランスが最初、というのは歩兵の標準装備としてのヘルメットの最初です。 それ以前から、一部兵種や階級には使われていました。それのさらに最初といって遡ると今度はキリがない、という話なわけです。 #right(){(6:765)} **M1ヘルメットとかのサイズってどんな風に表されてるんですか? M1ヘルメット自体にサイズはありません。 ヘルメット内部のバンドでサイズを調整します。 #right(){(67:680)} **歩兵のヘルメットは小銃の弾を防いでくれますか? 有視界の100m以下では気休めと思われ。 無いよりははるかに良い。 #right(){(77:868)} **歩兵用のヘルメットに対弾性能がないとして、何故ないのでしょう? 簡単に言うと重くなりすぎるから。逃げるのも伏せるのも困難 防弾チョッキもヘルメットも破片防護と割り切るのが吉 #right(){(77:873)} 工事用のヘルメットと歩兵のヘルメットは全く違う。 構造、重量、価格どれをとっても桁違い。 現代の軍用ヘルメット(戦車用、航空機用などはのぞく)は ケブラーなどの防弾製の繊維を数十枚重ね合わせ(積層構造) 樹脂で固めたものが主流。米軍、自衛隊をはじめとして 西側先進国の多くがこのタイプのヘルメットを使用している。 (もちろん鉄製の旧態依然のヘルメットもまだまだ多いが) これはほぼすべての拳銃弾・散弾の直撃を防ぎ、弾片への坑弾性も高い。 小銃弾は拳銃などとは桁違いの貫通力を持つため、 ヘルメットはもちろん、大半の坑弾ベストでは防げない。 (一部防げるものもあるが、非常に重く、かさばる) 一部誤解があるようだが、今の歩兵は防弾装備を標準で着用している。 今の戦争の画像を見ればわかる。皆ヘルメット+坑弾ベスト (ボディアーマー)を着ているよ。 歩兵のみならず、ヘリコプターパイロットや車両乗員も坑弾ベスト を着ていることが多い。 #right(){(77:874)}  「防ぐ」というのとはちょっと違いますが、弾丸というのは抵抗の少ない 部分を通るという性質があるので、ヘルメットを貫いても頭との隙間をグルリ と回って後ろに抜けるということがママあるそうです(角度にもよるでしょう が。『プライベート・ライアン』冒頭の戦闘でもそんな描写がありました)。  そういう意味で、ヘルメットを被っているのは、素材としての耐久性以上に 有効と言えるでしょう(気休め程度ですが)。 #right(){(77:875)} **旧軍の戦闘帽のモデルになったのは烏帽子であるという説と野球帽であるという説を読んだのですがどちらでしょう? 戦闘帽の頭頂が高いのは蒸れを防ぐためであって、 髻(もとどり)をしまう為に頭頂が高い烏帽子とは違うと思うが。 烏帽子はたいていすっぽりと頭にかぶるのではなく、紐(掛緒)を使って頭に固定する。 形として野球帽のほうが近いように思うね。(つばの形とか) #right(){(85:532)} 第一次大戦とそれ以前の欧州のヘルメットが烏帽子に近いですね。 まあ、見た目の威圧感とかを狙ったわけで、髻や長髪をしまうため ではなかったわけですが。目立つのが取り柄のヘルメットと、現代の 目立たないための技術。考えさせられますね。ってなにも考えて ないんですが(笑) #right(){(85:system)} **旧鉄パチ(今のフリッツ型でなく本当の鉄製のほう)ってライナーの上にかぶせて使用するんですよね? >その際、ライナーに何かで留めたりするんですか? ライナー(正式名称:中帽)の皮のあごひもでをつばを固定するほか、ダブルクリップで後頭部を留める。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:ローレディ ◆5xsookHc2o)} 留め具は各人ごとの工夫。官品で在った訳じゃない。 何も知らない新隊員なんかはガチャガチャ言わせながら走ってた。 そのうち先輩や助教なんかのを見て自分なりに工夫する。 まあ、いまさらどうでもいい事だが。 #right(){(自衛隊板初質スレ103:116)} **ヘルメットは人間が装備できる重さには限界があるためフルフェイスにしてもあまり意味がないと聞きましたが >ロシアのアルファなどが着けている鉄面状のヘルメットは何のために着けているのでしょうか? 閃光手榴弾、催涙弾対策と思われ。恐らくガスマスクも着けてる筈。 #right(){(344:209)} **ベトナム戦争のときに米軍が使っていた、M1ヘルメットとM2ヘルメットの違いを教えてください。 ・樹脂で固めたコットン製から、ナイロン積層になった。  これにより、ライナーの防弾性が向上している。 ・ライナー用チンストラップの廃止とサイズ調節用ストラップの変更。  アメリカのヘルメットの特徴である「ヘルメット前部に引っ掛けられたチンストラップ」  がM2にはない。  サイズ調節ストラップは、旧型では頭頂部の紐で調節する方式だったが、  ストラップ自体を固定バックルで伸縮する形式に変更された。 ライナーはその後再び変更が行われたが、これはベトナム戦では使用されていない。 再改良型ライナーでは革製バンドと共に、バンドを固定する為のコットンストラップ 自体も取り外し可能になった。 #right(){(344:243)} **一般的に軍用ヘルメットの顎紐の拘束方法にはどのような機構が使われていますか? >米軍のヘルメットの顎紐は頚椎が折れないように規定の負荷を掛けると自動的に外れるというのは本当ですか? 米軍のM1の場合、洗濯バサミのようなものでストラップを固定しています 仰る通り100kg前後の荷重で外れるようになっていますね。 #right(){(336:三等自営業 ◆LiXVy0DO8s)} **ロシア軍とか中国軍とか、冬になるとヘルメットでなく、防寒帽を被りますね? >被弾性を無視してでも、防寒帽を被らなけばならないほど、これらの国の寒さは厳しいのでしょうか サイズさえ合えば防寒帽の上からヘルメットをかぶれたりもするけど・・・ 中国はどうか知らんがソ連がフィンランドに攻め込んだときは かなりの数が寒さにやられて死んでます。 で、体温を保つためには頭の防寒は結構重要です。 独ソ戦では被っていた鉄製の(つまり熱伝導率が高い)ヘルメットから体温が逃げて脳が凍ったドイツ兵がいたそうだ。 (パウル・カレルの「バルバロッサ作戦」) これはちょっと大げさなような気がするが、極端な厳寒ではヘルメットが凍傷の原因になるのというのは確かだろう。 #right(){(326:201,214)} **戦争映画などを観ていると日本陸軍の兵士の姿が、鉄兜だったり網付ヘルメットだったり略帽だったり帽垂付だったり様々なんですが、 >部隊ごとに違うものなのか、それとも個人で好きなものを着用していたのでしょうか? 普通は略帽の上に鉄兜を被る。必要に応じて鉄兜に擬装網や布のカバーをつける。 暑い所では帽垂を付けた略帽の上に鉄兜を被ったり、防暑帽の上に鉄兜という写真もある。 早い話、状況に応じて組み合わせるわけでまちまちなのはある意味当たり前。 暑くても「俺は帽垂はうっとうしいから付けないや」くらいの個人的好みも当然ある。 #right(){(325:745)} **米軍の旧型ヘルメットのM1(M2)ですが、7kgの力が加わったら、チンストラップが外れるように造られているというのは本当なんでしょうか? 本当です。 http://www.secondworldwarhistory.com/m1_helmet_design.asp もっとも、米軍式の1点支持チンストラップは、ずれやすいためにいずれにせよ危険であると言われており、 現在のPASGTケブラーヘルメットもこの点で欠陥品であるという意見があります。 #right(){(324:616)} **観閲式とかで全員アゴヒモをアゴ先にしてるのは、規則に沿ってそーしてるのかな? 鉄帽のことを言ってると思うけど あご紐は あごの部分が --<>-- こんな感じで輪っか状になっています。 そこにあごを入れる感じですね。 だjからあごの前と、ノドのあたりにあご紐がきます。 #right(){(自衛隊板初質スレ46:陸秀夫 ◆Bf5xepPT82)} **ビスマルクなど、プロイセンの軍人は真上に角のようなヘルメットを被っている写真を良く見かけますが、何の意味があるのでしょうか ピッケルハウベといい、19世紀半ば以来のプロイセンの伝統的なデザイン。 角は主に装飾目的だが、白兵戦で、振り下ろされるサーベルの刃を逸らす効果も期待されていた。 #right(){(俺初質スレ432:451)} **ヘルメットが一般兵に着用されるようになったのはいつからですか? 15世紀に小銃が登場し始めて重装騎兵が衰退して、頭と銅だけを重点的に守る胸甲騎兵になる。 黒色火薬の丸弾から無煙火薬の尖鋭弾になって、もう小銃弾の防弾は無理。 ヘルメットは銃弾でなく、砲弾の破片対策用で頭部負傷による死者が多かったから。 一般兵に最初にヘルメット採用したのはフランスじゃなかったっけか。 まあどちらにしろ第1次世界大戦からだ、称えよ!鉄兜! #right(){(俺初質スレ432:451)} **プライベート・ライアンでマガジンを装填する前にヘルメットにコンコンとやっていたのですがあれはどういう意味があるのでしょうか? 第1次大戦ぐらいから続いているおまじないだそうな 起源にはいろんな説があるらしいが、おれはフランス軍発祥説を押す #right(){(俺初質スレ2050:664)} **旧日本軍って結構制帽みたいなのかぶって戦争してたの? 制帽じゃなくて略帽(通称:戦闘帽)な。鉄兜はその略帽の上からかぶるのが基本。 咄嗟戦闘の場合には鉄兜を被る間もないってことはあるだろうし、戦局が逼迫してからは 一度海没した部隊や、後方要員あるいは現地召集で急遽編成された部隊などでは受給が 間に合わなかったことはあるだろ。 迷彩服は末期に実用化はされていたが、全軍に行き渡るほどではなかった。その時点では 通常軍衣自体が不足気味だったしな。 #right(){(俺初質スレ2050:669)} ----

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