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米軍のステルス戦闘機については[[各種ステルス機]]をご覧下さい。 ---- #CONTENTS ---- **アメリカ軍の戦闘機の名前はF-○○って付いてるけどちゃんとF-1~F-35?まで作ってるんですか? 欠番なのは13と19のみです。 現在の制式は1962年に制定されたもので、その当時使われていた機体の一部 はその時に新しい制式を新たに割り振られました。 F-1 FJ Fury F-2 F2H Banshee F-3 F3H Demon F-6 F4D Skyray F-7 XF2Y Sea Dart F-9 F9F Cougar F-10 F3D Skyknight F-11 F11F Tiger F-12 YF-12A SR-71の戦闘機バージョン。試作機のみ F-17 YF-17 今のF/A-18の原型機。ノースロップがF-16と空軍の採用を争って敗れた機体 F-20 F-20 Tigershark ノースロップがF-5を開発した機体。どこも採用せず F-21 クフィル イスラエルのクフィルを海軍がアグレッサー機として採用した F-23 YF-23 ノースロップがF-22と空軍の採用を争って敗れた機体。 F-19ですが、ノースロップがTigersharkを開発したさい、新世代機である ことを強調するために、F-19を飛ばしてF-20という名前を欲しがったため、 欠番になったという説と、極秘のF-117の存在を隠すための工作だったなど色々な説があります。 (F-117が公開されるまで、ステルス機はF-19だとみんな信じてました) #right(){(64:692)} F-6はF4D-1スカイレイ戦闘機、F-7はYF2Y-1シーダート水上戦闘機、 F-9はF9Fクーガー戦闘機、F-10はF3Dスカイナイト戦闘機、F-11はF11Fタイガー 戦闘機と言う風に、1960年代初頭の三軍統一名称化の際に使用されて います。 いずれも海軍戦闘機です。 F-12はYF-12戦闘機、F-17はYF-17戦闘機、F-20も実際に有った機体です。 これらは試作戦闘機です。 欠番はF-13、F-19ですが、F-13については、写真偵察機の記号がFだったので、 F-13偵察機があり、厳密には欠番とは言いがたいです。 計画機段階でもFナンバーが振られることもあり、もしかしたら計画機にあるかもしれません。 #right(){(64:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-14以前は陸海空で記号が統一されてなかった。F-4ファントムは F(戦闘機)4(4番目)H(マクダネル社)という形式付与方式で付けられた。 統一以降は海軍で既に使われている番号を飛ばして、12からの連番になっている。 #right(){(64:696)} とりあえずここに書かれています。 http://home.att.net/~jbaugher1/Fdesig.html 13と19は欠番。19についてはステルス機に当てられているという噂があったけどF-117だということが 今では判明しています。 ・米海軍の場合、1961年までは会社ごとに連番 だからF4Fはグラマン社製の四番目の戦闘機、F4Uはシコルスキ社製の4番目の戦闘機、ってこと 62年からは三軍共通命名システムに移行して、空海軍関係なく、ほぼ開発順に番号が与えられている ・第2次世界大戦まで戦闘機を陸軍(航空隊)ではPursuiter(追撃機)と呼び、その頭文字のP-○○という機種番号をつけていた。 海軍はFighterで、番号のあとのアルファベットはメーカーを示す。 それが戦後海軍も空軍もFighterで統一された。 陸軍にもF-という機種番号はあったが、こちらは写真偵察機のこと。 あと戦闘機に限らず機種番号は開発段階で付けられるので、実際には採用されなかったものも存在する。 そのため番号が飛んだりしている。 ・続いていないのです。昔は海軍航空隊と陸軍航空隊がそれぞれ別々にありました。 海軍の戦闘機はF-○△ と呼ばれ、陸軍の戦闘機はP-■▲ というように呼ばれていた。 戦後になって戦闘機は全てFで呼ぶことになり、陸軍航空隊は空軍として独立しました。 その後、四軍で別々に呼称を決めるのをよして全部で共通の呼称を割り振るようにしようという ことになって改められました。 だから、F-○×には100を超えてしまった時代のと(例えばF-104とか)、その後1からまた付けていった 系列のものがあります。ということで一続きではないのです。制度は変遷があってそのときに振り直しもしていますし。 #right(){(368:744-748)} 米軍用機の「おかしなナンバー」については、以下のサイトを見てください。 ナンバー飛び http://www.designation-systems.net/usmilav/missing-mds.html 変則 http://www.designation-systems.net/usmilav/nonstandard-mds.html 重複 http://www.designation-systems.net/usmilav/duplications.html #right{(359:297)} 補足。 海空統一命名にした折、既に就役・試作の開始されて居た空軍機はそのまま。 海軍機は独特の命名法だったので、現役の物はF4やA3・A2のようにダブった物は整理して 他のナンバーを振られ(F4Dスカイレイ→F-6・A3Jヴィジランティ→A-5・A2Fイントルーダー→A-6) ダブっていない物はF4H-1AファントムⅡ→F-4Bといった感じで空軍方式と同じにした。 その後に開発された機体は数字の小さかったその海軍機に続くナンバーが海空軍関係なく順番に振り分けられた。 たとえば、戦闘機ではF-11タイガーが統一時最後の数字だったので、続く新空軍機はF-12(YF-12) になった。 #right(){(658:296)} **F-4ファントムIIの後部座席はレーダーなどの操作を行うそうですが、それ以外にどんな作業があるのでしょうか? 元々、PhantomIIは海軍の「全天候」防空戦闘機として開発された機体で、レーダーの搭載を主眼に開発された 機体です。 従来の機体は、昼間戦闘が重視され、レーダーと言っても簡易なものしかありませんでした。 全天候戦闘用のレーダーは大きく、嵩張る代物で、操縦士が片手間に操作出来る代物ではありません。 そこで、専用の操作員を置いて、彼らにその操作を行って貰うようにしたものです。 従って、海軍型の場合はレーダーの操作が主な任務で、操縦装置はありませんでした。 空軍型PhantomIIの場合は、後席にも操縦装置があります。 レーダー操作以外にも火器管制、航法、後方の監視、爆撃照準、最悪の場合、空軍型 では操縦という作業があります。 なお一応、前席にもレーダー画面はあります。 レーダーの作業と言うのは、機種によって様々で一概には言えませんが、機体運航の 際の障害物回避、悪天候の回避、戦闘機では探知目標の発見、セミアクティブレーダー ホーミングミサイルの誘導、後方警戒、偵察機では地上目標の発見などが挙げられます。 #right(){(248:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-21って戦闘機は存在してるのでしょうか? IAIクフィルC1(アグレッサーズ用) X-21:B-66改造境界層制御実験機 #right(){(くだらない質問はここに書け!:G_Tomo)} **F-20が実戦配備されなかったのは何故ですか? このカテゴリの戦闘機はアメリカにはもっと性能のいいF-16があるし、 そのF-16を輸出に回してもいい(性能低下版)となった時点で、F-20が日の目を見る可能性はなくなっちゃったんだな。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:551)} **エリア88でクルセイダーが翼をたたんだ状態で飛行しているシーンがあったのですが翼をたたんだ状態で飛行することは可能なのでしょうか? 陸上から離陸したF-8が、たまたま主翼の展張を忘れたままだったので慌てて帰投した事件ですね。 ただ、エリ8とは違って飛行中に折り畳んだわけではないわけです。まあ畳んだままでも一応は飛べる、と。 #right(){(4:117)} **F-104スターファイタ-?(ライトスタッフの最後に出てきて墜落した機体)の枕詞に「最後の有人戦闘機」とあるが、これの意味は? この先、これ以上の戦闘機は出ない。これからはミサイルの時代だ。と言われていたから。 実史は知ってのとおり。 #right(){(5:バーナー保守員} **F-104は艦上機じゃないのに着艦フックがついてるのはなぜですか? 滑走路が爆撃食らった時の短距離着陸や緊急着陸の際の非常用。 F-15とかにもフックあるよ。 #right{(514:561)} 地上基地でもアレスティングワイヤーを使った短距離着陸を緊急時に行う事が想定されてるためです。 ほら、爆撃とかで滑走路に穴が空いて短くなったら困るでしょ? 他にもフックがついた機体は結構あり、空自の基地にもアレスティングワイヤーがあります。 ただし、フック以外にもいろいろと制約のある航空母艦への着艦には使用できないので、正確には着艦 フックではありません。 #right{(514:563)} **F-14,15,16,F/A18の違いと特徴を分かりやすく教えてください。それぞれの得意なシチュエーションとかスペック以外のうん蓄をお願いします F-14はフェニックスが撃てる。空母近くにくる巡航ミサイル発射航空機を落とすのにグ。 F-15は速くて高く飛べる。敵戦闘機撃滅が得意。最近は地上攻撃もできるぞ。 F-16はF-15みたいだけど、もっと安いしけっこういい線いってる。お得な買い物だ。 F-18は空母から地上攻撃もいける。F-14よりずっと近代的だし、運用安いぞ。 #right(){(7:264)} F-14 海軍機 垂直尾翼2枚 可変翼 エンジン2機 空母に搭載され、空母艦隊の護衛が主任務。革命前のイランと米国が所有。 フェニックス長距離空対空ミサイルを運用できるのはこの機体のみ。 F-15 空軍機 垂直尾翼2枚 エンジン2機 制空、対地攻撃が主任務。日本、サウジアラビア、イスラエル、米国が所有。 チタン合金が多用されているので丈夫。被弾時の生存性が高いらしい。 F-16 空軍機 垂直尾翼1枚 エンジン1機 制空、対地攻撃が主任務。採用国多数。 F15が高価であったため廉価、高性能をコンセプトに開発された。しかし性能が悪いわけではない。 F/A18 海軍機 垂直尾翼2枚 エンジン2機 制空、対地、対艦攻撃が主任務。採用国多数。 F-16との開発競争で敗れ、海軍型として改良され生まれた。 #right(){(7:バーナー保守員)} **戦闘機の名前の由来おしえて。例えば、F-22だと、Fはわかるんですけど、22はどこからきたの。単純に22番目に設計されたってゆうことですか? FはFighter(戦闘)ですよね 22はただ単に配備(設計)順に番号が与えられているだけです 別に数字が大きければ新しい訳でもない 最近の制空戦闘機で逝くと F-15→F-22 になりますがな ちなみにF-22には競争相手がいてYF-23という型番が与えられていました 採用されなかったのですがね。 例F-86セイバー(退役済み) #right(){(11:428)} 戦闘機も含め、米軍兵器の通し番号は途中で(1962?)リセットがかかりました。3桁番号は名残り。 #right(){(11:system)} **米空軍の戦闘機の垂直尾翼に書かれているOSやZZ、そしてEDなどの2文字のアルファベットは、何を示しているのでしょうか。 所属を表すTailletterです。 72年6月に空軍の命令(AFM66-1)により制定されました。一応、基地名、州名、国名が基準です。 が、嘉手納18TFWの「ZZ」は、Vietnam以来の伝統。 8TFWはWolfPackから「WP」を、37TFWは鼬から「WW」、1TFWは、最初の戦闘機部隊なので、"First to Fight"から「FF」となっています。 最近では、「LF」(Luke Falcon)、「MJ」(Misawa Japan)という語呂合わせのものもあります。 ついでに、OSは韓国のOsanより(51TFW)、EDはEdwardAFBより(6512TS) 命名されています。 (飛行隊名は古いかもしれんが) #right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **米軍のF-111ってAARDVARKっていう非公式のニックネームで呼ばれてますが >(後に制式ニックネームになったそうですが)、制式ニックネームは無いんですか? 米軍機で制式ニックネームが無いのは珍しいのでは。 アードバーグ以外の名前は無いです #right(){(12:31)} あと、アードバークと無線を表す「スパーク」を合成した「スパークバーク」なんて 名前もあったようです。でも本なんかで見たことないけどね。 #right(){(12:system)} F-111というのは屈折した人生をたどった航空機で、それを反映してか、名称、愛称も多少混乱しているようです。 F-111を戦略爆撃機バージョンに改修したFB-111もそうで、改修後の任務である「B」が最初に来て、 BF-111となるのが(EF-111同様)、米軍の制式名称規則なのですが、なぜかFB-111で固まってしまってます。 結局、南半球のオーストラリアに安住の地を見いだしたわけですが、さすがにそろそろ引退がささやかれてますね。 #right(){(12:43)} **JSFのX-35って、F-35になってますけど、Fナンバーで制式するならF-24とかになるのが筋では? 実はその間を埋めるブラックプロジェクトがあるといわれて… 単に、計画の継続性を強調したいためにF-35にしたというのが通説です 真偽はまだ分かりません 20年後の情報公開を待ちましょう #right(){(16:43)} **F/A-18 HornetとF-18 Hornetというのは別物なのですか? 元々。F-18とA-18と言う二種類の機体が作られる予定でした。 従って、F/A-18とF-18は同一機種です。 しかし、二種類の機体を製作するのは非効率なので、同一機で二つの 任務を遂行することになったため、F/A-18と言う変則的な名前が付けられたのです。 #right(){(23:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-16にはA/C型のような単座型とB/D型のような複座型があるようですが、複座型はどういう目的のために存在しているのでしょうか? これまで戦闘機には「転換教育」というものが不可欠と考えられておりました 世代ごとに性能が飛躍的に向上するため、前の機種の感覚で操縦しても性能を 十分に引き出せなかったり、場合によっては危険だったりしたからです F-16の複座型もこの考えに沿って作られており、ベテランであっても、 F-16に初めて乗り込むパイロットは必ず複座型で転換教育を受けます しかし、イスラエルなどは複座型を精密攻撃用に転用したり、電子戦型に改造したりしています また、地上設置型シミュレーション機材の進歩で、実機による転換教育の必要性 には疑問(特に経済性の面から)が出されるようになり、F-22は複座型の開発を中止してしまいました #right(){(23:450)} **F/A18B/Dの後部座席には操縦桿が付いているんでしょうか? F/A-18B/D/F型は後席にも操縦装置がついています。 これは、もともとF/A-18B/D/F型は訓練専用機として位置付けられていたからです。 しかし、戦術の変化によりD/F型は大量に採用されることになりました。 そのために操縦装置を外すことは考えられなかったようです。 なお、後席乗員は空軍と同様WSOと呼ばれています。 #right(){(23:583)} **曳航式デコイってどんなのですか? F/A-18とかF-15Eに搭載されていて、 AN/ALE-50 光ファイバー曳航式デコイとAN/ALE-55 光ファイバー曳航式デコイの二種類があるようです。 #right(){(24:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15が本気を出せば、パイロットが失神するといわれていますが、通常の飛行ではリミッターのようなものが存在するのでしょうか? ありません。F-15では自衛隊のパイロットが13Gをだして墜落を回避した事例があります。 普通の人間は7G程度で失神すると言われています。 #right(){(37:946)} **ベトナムでファントムが被弾してキャノピーの欠陥で脱出出来なくてあぼーん >どのような欠陥があったのでしょうか? F-4ファントムのキャノピーは前後分割されています。 脱出の際後席が先に脱出してしまうと、キャノピ-に負圧が掛かり開かなくなってしまうのです。 米軍に限らず、イスラエルでも同様の事故がありました。 その後、脱出シークエンスの変更と、キャノピーの空調の改良で 同種の事故はなくなったはずです。 >先に後席が脱出した場合、風で物凄いことにならないのでしょうか? あくまでも想像ですが…。 前席と後席の間の開口面積が少ないので直接巻き込んだ気流が当たることは無いでしょうが、 開いたキャノピーの部分で気流が出来て後方へ空気が吸い取られます。 騒音なんかはすさまじいでしょうね…。 #right(){(44:名無し軍曹)} **F-16の背中の模様は何のために付いているのでしょうか? 空中給油用の目安マークです。マークの先に給油口があります。 当然ながらF-16だけでなく大抵の空軍機に付いてます。 #right(){(44:260)} **アメリカに潜水艦から発進する水中発射型の戦闘機というのはありませんでしたっけ? あー、計画されたことはあるんだよ コンベアと米海軍の共同研究だったが、当然のごとく実現しなかった 絵を見たいならミリエア増刊「アメリカ・イギリスの試作戦闘機」のどれかに 載ってる(確かII) #right(){(47:433)} **F/A-18のAってAttacker? F/AのAがAttackerなのはおっしゃるとおり。 ホーネットがなんでF/Aと呼ばれるかといいますと、ホーネットが海軍の配備された当初は 制空用のF-18と攻撃用のA-18を別々に生産する計画でした。しかし予算が下りなかったため 両機を統合しF/A-18と呼称したのです。 この他に、F-22ラプターが予算確保のためマルチロールに使えることを強調してF/A-22と 呼称が変更されました。その他にはF/Aと呼ばれる戦闘爆撃機はありません。 #right(){(51:名無し軍曹)} ち。が・う・っ! >ホーネットがなんでF/Aと呼ばれるかといいますと、ホーネットが海軍の配備された当初は >制空用のF-18と攻撃用のA-18を別々に生産する計画でした ここまではあってる。しかし、両者共通機体になったのはFCSの進歩で、同じ機材で攻撃と 制空の両方をこなせることが明確になったので、別々に生産する意味が無くなったから ちなみに「F/A-18」は本来、ホーネットの開発計画名だったが、 機体共通化に当たってそのまま機体の制式名に流用した X-35がF-35になったのと基本的には同じ考え方だ #right(){(51:733)} **F-4やF-16などがそうなのですが、エアインテイクの口と胴体が離れてるのはなぜですか? エンジンが、機体表層の乱流境界層を吸い込まないようにする為です。 #right(){(59:297)} **F-111のビデオ見たら、着陸時に水平尾翼をやたらせわしなくヒコヒコ動かしてますが戦闘機の着陸ってみんなああいうもんですか? あれはF111特有のクセです #right(){(7:817)} **ホーネット(2座)の左インテーク側面に円筒の先端に半球がのような形の装置が付いていましたあれは何ですか? 多分LANTIRN Targeting Pod かNavigation Pod でしょう。 #right(){(5:825)} **昔のアメリカ戦闘機等には、ジュラルミン地肌無塗装の機体が多数ありますが、これはなぜですか? >きらきら光って目立ってしょうがないと思うのですが・・塗料分軽くなるといってもね・・ かつて捕獲して零戦を調査した際、日本機が塗装が実に薄く平滑に塗られていると誉めていた。速度低下が起きないと。 逆にアメリカは思いっきりダボダボ塗ってそうだからそれなりの重量ロスがあったのでは。 あんまり迷彩の効果を信じてないのもあるかもしれませんし、昼間地上で待機中に爆撃を受けるような事もなかったのでしょう。 #right(){(8:131)} **F/A-18が空母から発艦するには、A/B全開+カタパルトが必要なのは知っていたけど、空母自体が全速力で前進してないと離陸に必要な揚力が得られないんですか? 合成風力が得られないんじゃなかったかな。 カタパルトが強力すぎると、人間が堪えられんし、機体構造も強化せんといかん から、重量増に繋がり、性能が低下する、と。 #right(){(9:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-84とか一時期翼端に燃料タンクをつけるのが流行ってたけど、ロール率低くてマズーとかならないの? ご推察のとおり、あんな重量物を機体中心から離して搭載するのでロールレートがた 落ちです。当然空戦時は切り離します。ただ、巡航中は一ついいことがありまして、 翼端で巻き起こる巻き返し(翼端渦)による抵抗を減らして巡航性能を向上させます。 #right(){(52:787)} **米軍がクフィールを制式採用して使ってるって本当? 米海軍がトップガンで仮想敵機役としてF-21の名前で採用していました。極短期間ですが… #right(){(53:615)} かつてDACT用仮想敵機としてイスラエルから一時期クフィルをリースしていました。 その際の名称がF-21ライオン。当然、もう返却しちゃってます。 #right(){(53:617)} **アメリカのF-111からF-117までの間の戦闘機ってないんですか? 無いです と言うより系列が違います F-1xx ナンバーはF-111までです 1962年に三軍統一命名法により今のような命名法になりました F-117は例外です まぁ、82年に配備が始まっても88年まで写真すら公開されなかった機体なんで・・・ F-117はセンチュリーシリーズとは無縁だと思います #right(){(56:703)} **センチュリーシリーズに含まれる戦闘機を教えてください。そして何故そう呼ばれるのでしょうか? センチュリーシリーズの語源は100番台だからです F-100スーパーセイバー F-101ブードー F-120デルダダガー F-103(リパブリック製。試作のみ。M3狙いの迎撃機) F-104スターファイター F-105サンダーチーフ F-106デルタダート F-107(F-100の戦闘爆撃機型。試作のみ) F-108(ノースアメリカン製。試作のみ。M3狙いの迎撃機。B-70の縮小戦闘機型) F-109…あ、これ、知らない。地対空ミサイルだったか? F-110スペクター(F-4Cに一時つけられた名称) F-111(公式ニックネームなし) #right(){(56:721)} F-109はベルのM2級VTOL戦闘機で、計画のみだった いちいち書かなくても、こんなページがあったよ http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/3902/jf/jf_century.html #right(){(56:722)} 厳密に言うと110番台はセンチュリーじゃありません。 F-100~F-106がセンチュリーシリーズです。 #right(){(56:729)} **F-16のドロップタンクの後端は、なぜ切り落としたような形になっているのでしょうか? 水滴型にお尻を細長く伸ばすと、空気の乱流が起きて摩擦抵抗が増大する場合が あります。そのため、後端部を切り落としたデザイン処理をしているのです。 (いわゆるコーダ・トロンカというやつ) #right(){(59:名無し軍曹)} **ロッキードF-104スターファイターについて、逸話的なものがあれば チャックイエガーが使ったとか、岩崎貴弘がF-15を打ち破ったとか・・・ #right(){(60:550)} 俺のしってる限りだと、F-104Cで、30000m突破したって言うのがあったな。 #right(){(60:555)} ジャクリーヌ・コクランが、女性で初めて音速を超えたのは、TF-104でしたし、 宇宙飛行の飛行士訓練用にNASAが使用したとかそう言う話はあります。 日本初の超音速戦闘機と言うことで、F11F-1Fスーパータイガーとの一騎打ち も有名ですね。 #right(){(60:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F/A-18の主翼ってオール カーボン複合材製なんですか? F/A-18の主翼内部の骨組みはアルミ合金です 取付金具はチタン合金 主翼でCFRPが用いられているのは外板です ちなみに前縁フラップやエルロンは複合材料ではないようです #right(){(62:491)} **F-104戦闘機は実戦に参加したことはあるのでしょうか? インド・パキスタン戦争でパのF-104がイのミグ21に撃墜されている。 #right(){(66:759)} 有名どころではパキスタン空軍のF-104Aが印パ戦争、米空軍のF-104Cが ヴェトナム戦争で実戦に参加。 #right(){(66:760)} **F-104は、結局は飛行機史のなかで傑作機、高性能機の分類に入るのでしょうか? 翼端ランチャ、高発射レート機関砲1門、小さいRCS(たまたま)など 歴史に残すべき機体だ #right(){(66:771)} **F-5Eの対抗馬だったF-8の発展型V-1000とF-4簡易型ってどんな機体ですか? あくまでも試作機に至らない計画機ですからどんな機体かと問われても、 具体的な資料はなかなか出てきません。 V-1000については、F-8戦闘機を軽量化したものとしか判りませんが、A-7 を超音速戦闘機にしたようなものではないでしょうか。 また、F-4の簡易型にしても具体的にこれだと言う資料がなかったのですが、 ドイツが採用した空戦専用のF-4Fに近いのではないでしょうか。 エンジンこそ、J79双発ですが、FCSより爆撃装置など不要な装備を取り除き、 乗員を1名としてAAMはサイドワインダーのみとしていましたから、F-5Eの要求 仕様には合致する訳です。 もしかしたら70年の世界航空機年鑑辺りには掲載されているのかも知れませんが。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ノースロップのP500、P530について教えてください P-530コブラならF/A-18の前身で、ホーネットをもっとスマートにした戦闘機を想像すれば良い (画像を探したが見つからん。後でもう一回やって見るけど) NATOのF-104後継機としてノースロップが自主開発を進め、後にYF-17に発展してYF-16とその座を 争ったけれど敗れた #right(){(67:643)} F-5Eの後継機として自主開発機として1965年頃から、1980年代用の戦闘機として 概念設計が行われたもので、P.500からP.530Cobraとして設計されました。 P.530ではモックアップ段階まで行き、F-5Xと言われていたようです。 外形上は、少し機首が細いくらいで全体的に華奢な感じがする以外は、 現在のF-18と殆ど変わりません。 これを1972年1月にLWF応募用に手直ししたのが、P.600で試作名称をYF-17としました。 エンジンはGE F101からファンを取り去ったYJ101で、このエンジンの燃費の悪さが、 LWF不採用に繋がったと当時言われました。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} YJ101の燃費のせいにするとGEが泣きます 当時の主な論調はYF-16のエンジンが(コスト高に悩む)F-15と 同じF100であって、空軍としては共通性を取った、というもので… #right(){(67:648)} P530とF-18は大きさが全く違います。 YF-17(P600)は、LWF計画に基づきP530からレーダーや対地攻撃装備を下ろしたもの。 F-18は、YF-17と外形が相似なだけで大幅な改設計で寸法もエンジンも各種要目も異なる機体。 YF-17→F-18の改設計はF-16→F-2が可愛く見えるほどトラブル満載です。 離陸速度超過、着陸速度超過、加速性能不足、横転性能不足、航続力不足、主翼強度不足、尾翼フラッター…。 #right(){(67:趣味の人)} **F-15C EagleやF/A-18C HornetのF-15,F/A-18部分は何とよばれる記号なのでしょうか? 機種記号は識別記号disignation codeという使い方をしてるのを見た事がある。 愛称は日英でニックネームnicknameでいいと思う。 最後につくアルファベットは分からん。 この後ろにつくもっと細かいバージョン分け(Block50とか書いてある奴)は ブロックナンバーBlock Numberじゃないかな。 Designation Codeって言うのが正式な呼び方なのかどうか責任は持てない。 だけどそういう意味で使っている実例があったから通じるのは間違いない #right(){(71:59)} F-15やF/A-18が正式名称 EagleやHornetは愛称 #right(){(71:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} >同じように M1A1エイブラムスの M1A1もdisignation codeっていうんでしょうか? M1A1とかでも同じ呼び方でいいと思うよ。 #right(){(71:59)} F-15Cの"C"の部分は、型記号(シリーズレター)というらしい。 ちなみに、 "F"は用途記号(タイプレター) "15"は用途別設計番号(モデルナンバー)。 #right(){(71:97)} **エアフォースワンとかに護衛で張り付いてる護衛機たちってエアフォースワンが着陸しようとしてるときってどうしてるんですか? 着陸の際はやや離れたところで旋回待機している 米大統領が日本に来たら横田基地 >とエアフォースワンが着陸し終わったあと護衛機は原隊に復帰するんでしょうか? 護衛機が何処に着陸するかは、それこそケースバイケースだけれど 近くに米軍基地があればソコ エアフォースワンも大統領が降りた後は、日帰りなどの特殊なケースを 除いていったん横田に移動、駐機する(警備上の問題で) #right(){(71:495)} **爆装できるようになっていたのはF-14DとかF-14A+ですか? F-14AもA+もDもです。  単に爆装用ラックがどうのというはなしではなく、きちんとした 対地攻撃能力が付与されてます。 #right(){(73:121)} **なんでF-4ファントムのエンジンはあんなにうるさいのですか? A/B使うと排気ガスが超音速流となるから。 #right(){(72:134)} F-4のエンジンはターボジェットエンジンだからです 現在の戦闘機のエンジンのほとんどはターボファンエンジンです #right(){(72:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} >しかし、離陸時の音もF-4はF-15やF-2と比べて格段にうるさいです。 F-4に対しF-15やF-2が静かなのは、推力重量比に余裕が有るので maxA/B使わない/使う時間が短くてすむからでは? ミリタリー時はターボファンの方が静かなのは確かですし。 基地問題から静かな方が良いので。 #right(){(72:147)} **F-16の対地攻撃用のものとF/A-18との対地攻撃能力にあまり差はない? F-16Cの場合は対地攻撃が基本です。F/A-18の場合は対艦対地両方ともできます。 当然の事ながら兵器の搭載量や航続距離などの差はあります。 #right(){(72:518)} **ホーネットとスーパーホーネットは何が違うのですか? スーパーになると翼が大きくなったり燃料搭載量が増えたり航続距離が伸びたり使える兵器が増えたりする。 #right(){(72:507)} ・ペイロードレンジの拡大 ・FCSの近代化 ・みばはサイズが間延びした事と菱形のインテーク #right(){(72:508)} **F-4ファントムをグリス漬けにしておくぐらいなら、自衛隊がF-14を譲ってもらってグリス漬けにしておいたほうがいいのではないかなあ? 空自のF-4はまだ飛べる F-14は配備部隊にまわすやつを確保するのもやっとの状態 まして現場で採用していない機種なんて持ってても役立たず #right(){(75:671)} **F-4Eの場合燃料何㍑積めるの? 1,915gal(約7,200リットル)らしいぞ。 #right(){(75:735)} **ライノと言う名前の戦闘機ありますか? "rhino"「サイ」はF/A-18E/Fスーパーホーネットの愛称です。 キャノピー前方にある大きなアンテナカバーが角に見えることから 与えられたニックネームだとか。 #right(){(78:名無し軍曹)} **F-5Eの後継機がF-16で正解ですか? 米軍に限っていえば不正解です。 F-5を使っていた国で後継機としてF-16を導入した国がありますので そういう国での話なら正解です。 #right(){(78:284)} **米軍でF-5はどういう使われ方をしたのでしょうか? 実戦部隊では使われていません。 アグレッサー(仮想敵機)部隊などで使われた程度です。 #right(){(78:286)} ベトナム戦争時代には実戦参加もしてたのですが その後は海外での使用のほうがメインでした。 #right(){(78:290)} **F-86が、Su-7を撃墜したって本当ですか? 1971年の第3次印パ戦争の際に、パキスタン空軍に所属するF-86が インド空軍に所属するSu-7に対して撃墜を記録しています。 12月4日に2機・12月10日に2機・12月10日に2機撃墜の記録があるようです。 #right(){(79:名無し軍曹)} **F-4ファントムの後継機種がF-5なんですか? F-5って、MotorGliderのRF-5のことですかね。 Phantomの後継機は、F-15もしくはF-16です。 米空軍に於いては、ですけど。 F-5は途上国向けの供与戦闘機です。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-86で、カラの増槽ってどれくらいの重さがあるのですか? ぶっちゃけ、音速ジェット機の翼にぶら下げられるよう造られた頑丈な燃料ドラム缶ですから。 #right(){(85:888)} **メジャーリーガーのテッドウイリアムズが朝鮮戦争で戦闘機に乗って活躍していたらしいのですがどんな戦闘機に乗っていたか教えていただけませんか。 本人の公式HPに"F9F Panther"と書いてありますよ。 ttp://www.tedwilliams.com/ 海兵隊のパイロットとして参戦したようですね。 ttp://www.tedwilliams.com/index.php?page=burnjet&level=2 F9Fパンサーはこんな飛行機です。 ttp://www.d-b.ne.jp/t-key/aircraft/1_f9f.htm #right(){(86:名無し軍曹)} **ホーネットはイントルーダーにも落とされる悲しい機体? イントルーダーは機関砲も無いし、A型を除きAAM運用能力は無いし (そのA型も実際に運用したことはない) ので考えにくいのでは。 #right(){(87:57)} **F/A-18の垂直尾翼が離陸の際に内側(?)に舵を切ってあるのはなぜなのでしょうか? 機首が必要なレベルまで上がらない為、垂直尾翼両方を内側に切っています。 #right(){(87:246)} **F-16のNTCSは敵機にレーダー波を一点集中したときのエンジンブレードからの反射波を頼りに識別ってマジっすか? エンジンブレードからの反射波を分析して、機種(あるいはエンジンの種類)を判別するのは 実際に行われています。F-16のシステムで可能かどうかまでは知りませんが、ありそうなことです。 #right(){(91:system)} **「F-5はMigと飛行特性が似ているから、アグレッサーに使われている」というような話を聞きますが、このMigはいつ頃のどの型を指しているのでしょうか? MiG-21、あの時代の米軍機は戦闘爆撃機的な機体が多く低翼面荷重な機体は少ない。 正直、DACTを行うにあたって自軍で使ってない適当な戦闘機(かつアメリカ製)はF-5くらいだったから 選ばれたのだと思う。 #right(){(91:142)} ちなみにMig-17を模していたのがA-4。 初期にはF-8がMig-21の役をやっていたこともある。 #right(){(91:173)} **F-A/18って実戦で撃墜されたことありますか? 空対空戦闘では湾岸戦争でミグ25に撃墜されました 地上砲火(ミサイル含む)に落とされたものは10機以上になると思います #right(){(91:616)} **F-4やF-111を多目的戦闘機と言っている人がいるんですがこれって正しいのですか? 基本的に、制空戦闘機=敵の戦闘機を落とす機体、 と攻撃機=地上攻撃を行う機体、を兼用すると多目的戦闘機です。 その意味で、F-111もF-4も多目的戦闘機と呼べます。 しかしF-111の場合はかろうじて、という気もしますが。 #right(){(93:system)} **前にテレビにアメリカの戦闘機の墓場のような場所が映ってました。 モハベ空港のことかなあ・・・ ここには飛行機の墓場がありますが戦闘機があるかどうかはわからないです 一応調べてみてはどうでしょう? ちなみになぜか飛行機の墓場と検索すると「モハビ」とかいてあるところと 「モハベ」って書いてあるとこがあるのでどっちが正しいのかはよくわかんないです (俺はモハベだったと思うんだけどなあ・・・) #right(){(93:269)} >荒野の中に、過去に使われ今は廃棄された戦闘機や爆撃機が多く並んでいて、希望者には売ってくれるんだそうです。 >誰か、この場所について情報をお持ちでしたら、ぜひ教えてください。 デビス・モンサン空軍基地の事だと思います。 #right(){(93:270)} もとの綴りはMOJAVE。 スペイン語風に読めばモハベだね。 しかし英語風に崩れればモハビもあるかも。 #right(){(93:272)} **ホーネットとスーパーホーネット 外見上で見分けるポイントってありますか 空気取り入れ口の形状なんかが分かりやすいと思うが。 スーパーホーネットは角張った形してる。 #right(){(93:762)} 簡単なのは、インテークの入り口。 外板のノコギリライン。 #right(){(93:763)} **F-16のエンジンを換装、改修したらスーパークルーズで飛行できるようになりますか? 外部タンク無しでミサイルとかも積んでないなら最近の戦闘機はみんなAB無しで超音速飛行できますよ。 まあ音速超える頃には燃料も減ってきてるんで帰らないといけませんが。 #right(){(96:404)} スーパークルーズの基準が曖昧なのはガイシュツですが、その上で、 エンジンパワー・耐久性・燃費だけでは無く、外気との摩擦による 熱対策も必要です。 これが一番問題なんじゃないでしょうか? 外皮を熱に強くすれば済むもんじゃ無いでしょうし。 この熱に対する耐久性と改善の可能性のデータが無い以上、お答え 出きる人は居ないと思います。 #right(){(96:447)} **F-15とF/A-18とMiG-29を見た目で区別できないんですけど、どこに着目すればいいですか? おしりらへん。 いーぐるタンは垂直尾翼が二枚、垂直に立ってる。空母から発艦しない。 ほーねっとタンは垂直尾翼が外側に傾いてる。映像なら、空母から発艦してるのが多い。 みぐタンは尻尾つき。 #right(){(96:802)} >MiGの尻尾というのはどれのことでしょうか? 上から見てコクピットの横あたりに垂直にエアインテイクがあったならF-15 コクピットの横あたりから滑らかに主翼までラインが続いているならMIG-29 主翼が直線っぽいならF/A-18 #right(){(96:808)} **F-16CGとCJを兵装無搭載の状態で、テールコード等に頼らず機体の外見だけで見分けることは出来ますか? ぱっと見でわかるのは LANTIRNポッド(インテイク下面左右)を搭載していたらCG HTSポッド(インテイク下面右翼側のみ)を搭載していたらCJ ぐらいかな 後は、HUDが大型化されてるホログラフィックHUDか(CG)、 F-16C/D-30/32のようなHUDか(CJ)ですね #right(){(97:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **「スーパースター」なる名がついた米次世代戦闘機はどこに行ったのでしょうか? F-22の初期の愛称案です。 結局「ラプター」に変更になりましたが。 #right(){(98:150)} 一時期「ライトニングⅡ」とも呼ばれた現在は F/A-22「ラプター」 と言われる機体です #right(){(98:ギコ猫ソフト ◆GOa3cju/wk)} **F-18からF-22の間が開いているのはなぜ? F-19は欠番(理由不詳・かつて秘匿されていたF-117ナイトホークがコレだという説が一時流行った)。 F-20はタイガーシャーク(F-5タイガーの再設計バージョン。開発はされたが採用・量産には至らず)。 F-21はライオン(イスラエルのクフィル戦闘機が訓練用に米軍へリースされた時、米軍で与えられた名前)。 #right(){(100:239)} **トムキャットとスーパーホネットですが、どちらの騒音が激しいのでしょう? あくまでも漏れが実際に聞いた限りではですが F/A-18C>F-16C>F-15C>F-14Dでした。 F/A-18E/Fはまだ聞いたことがないのですが、当然F/A-18E>F/A-18Cでしょう。 #right(){(100:236)} **F-101ブードゥーを発展・改良したのがF-4ファントムと考えていいですか どっちかっつーと、F3Hデーモンを双発大型化したと考えた方が近いと思う。 #right(){(102:746)} **F-14及びF-15戦闘機は現保有国以外に米国が売り込みを図った事はあるでしょうか? F-14は日本のF-104後継機として候補に挙がりましたね。 F-15はF-15Eがアラブ首長国連邦の長距離素子攻撃機計画にF-15Uとして 提案しましたが、敗れています。 #right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-15はギリシャとアラブ首長国連邦に売ろうとしましたがいずれも不採用になりました #right(){(103:138)} **F-19 F-20 F-21これらの機体についてご存知の事を教えてください。 F-19→欠番。欠番になっている理由は不明。      一時期はF-117の秘匿名じゃないかとか色々言われた。 #right(){(103:416)} F-20はF-5Eの再設計単発機 F-21は米海兵隊が仮想敵機としてレンタルしたクフィル #right(){(103:417)} F-20タイガーシャーク は、ノースロップがF-5Eを全面的に改設計して自社製作した、新世代単発汎用戦闘機。 空戦能力も高く兵装搭載量もそれなりにあり、F-16よりも総合性能は高かったのではとの評価もある。 F-106の後継としてアメリカ(州)空軍にもF-86Fなどの更新として海外セールスの打診もいい線まで行ったが、 結局ノースロップ社の政治力のなさが仇となり、F-16に敗れた。 航空自衛隊にもFSX(2)のベースにしないかという話があったらしい (空自は双発機を好むので選定外に)。 マンガの話だが、新谷かおるの「エリア88」というのに出てきたので、 マイナー機のわりに日本では人気が高い。 #right(){(103:418)} >F-20はF-5Eの再設計単発機 台湾向けに開発というわけではない 台湾を主要ユーザーとして開発されて、 台湾に採用されなかった時点で事実上命脈を絶たれたんだから、 台湾向けに開発でもさして間違いではないと思うがなあ。 #right(){(103:419)} **F-5はベトナム戦争時に米軍機として使用されていたのでしょうか? 撮影にフィリピン空軍が協力したから出てきた。 #right(){(105:199)} 有名な「スコシタイガー」作戦は、米空軍がMAP用F-5を使って行いました。 CAS作戦が中心でナパームも使っています。 地獄の黙示録では確かフィリピンのF-5が出ていたと思います。 #right(){(105:200)} 補足 当時の戦闘機ならばほとんどがナパーム弾を使用できます。 っていうより、ナパーム投下は戦闘機の仕事で、爆撃機はあまりやりません。 #right(){(105:201)} **F-16はやたらと叩かれてるみたいですが、その理由は何でですか? F-16ってそんなに叩かれてるかな? 墜落事故が目立つように思えるのは、それだけ飛んでる数が多いって事でしょう。 #right(){(106:365)} **F-100とF-8の性能差について マッハ1.6以下では内部圧縮式インテークと外部圧縮式インテークの 差異は小さく、重量その他の差異で逆転される程度のものです。 ただし、F-100とF8Uの性能差の解説は(ちゃんとしたものなら)崩壊せず逆に補強されます。 と言いますのは、F-100のインテークは内部圧縮式では「ない」からです。 F-100のインテークは古典的なピトー式(亜音速ジェット機と同じ)であり、超音速飛行時には 強い垂直衝撃波を前面に生じて大きな抵抗と温度上昇を伴います。 対するF8Uのそれは、外部圧縮式なのは無論です。 (略) 要するにインテーク設計における、F8UのF-100に対する優位とは 斜め衝撃波を用いて気流を圧縮・減速していることにあります。 たまたまレドームを用いて外部圧縮としていますが、同様の条件で動作する 内部圧縮式超音速インテーク(F-16、T-50など)であっても同様に優位を得られたでしょう。 #right(){(106:True/False (代行))} **F/A-18EとFのエアブレーキってどうなってるんでしょうか? 垂直尾翼間にあったエアブレーキはE/Fでは廃止されています その代わり、LEX上面に小さな排気ダクト兼スポイラーが付けられています さらに、フラップ、方向舵、水平尾翼を利用し、空気抵抗を増加させる事で、 スピードブレーキの役割をを補っています #right(){(106:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **F-107のアッパーインテークの利点は何なんですか それなら、苦肉の策であって特に良いとこなし。 (後方視界の悪さや、機首上げ姿勢でのコンプレッサーストールが懸念される。) まず、F-100の近代化のために機体下側にインテークを移した。 しかし、F-105(戦闘爆撃機と称してるが、爆弾倉付きの本格的な核爆撃機)と張り合うことになった。 そこで機体下側に核爆弾を半埋込式で積むことにした。 (しょせんはF-100ベースのため、爆弾倉は設けられなかった。) だからインテークを機体上に移した。 #right(){(106:778)} **F-16Cのブロック30でランタンが運用出来る? globalsecurity.org の記述だと Block 40/42 からになってるねえ。 30/32 は HARM と Shrike と Maverick 運用能力の付与。 #right(){(106:873)} **アメリカ海兵隊航空隊のF/A-18とか(今は使っていないが)F-4とかの戦闘機は空母発着能力を持っているのでしょうか。 普通に空母に乗って運用してる #right(){(106:702)} **F-16はいつ頃からスパロー運用出来る様になったんですか? 80年代中程にADC(防空軍)に採用されたF-16ADFはAIM-7を運用できます。 現在はADCは解体し、F-16ADFは州空軍に移管されています。 #right(){(108:164)} **1950~60年代のアメリカ軍機の開発史を見ていると、何かやたらと戦闘機を偵察機に改造している印象を受けます。 >「とりあえず偵察機に改造しとけ」的なノリが伺えるのですが、この時代のアメリカ軍はそんなにも偵察機を重視していたのでしょうか 足が速い戦闘機は、戦術偵察機にしやすい #right(){(108:397)} 専用の偵察機を作るより、戦闘機改造した方が安い。 しかも部品が共通 #right(){(108:398)} 現在、米軍の戦術偵察は専用無人機や高高度偵察機、偵察衛星の他 取り外し可能な偵察機材を取り付けた戦闘機で代用されているので 戦闘機改造の偵察専用機はない たぶんこれからも・・・ #right(){(108:399)} 戦術偵察専用機を設計するほどの必要はないが、武装を残したままだと偵察機材を搭載できなかった為。 >関連質問ですが、そのうち RF-15 や RF-117 といったものも作られるのでしょうか、 偵察機材がポッド搭載に出来る程小型化されたので「偵察型」は必要ない。 空自のRF-4EJもF-4EJから改修された奴はポッド搭載で戦闘機としての機能を残していた。 #right(){(108:400)} つけ足すと、以下の部分で、現在と発想が少々異なる。 1.東西の機甲戦力を比較すると西側は圧倒的に不利。   少ない戦力を効率よく運用するために、即応性の高い偵察が必要不可欠。 2.しかし、緒戦の核攻撃で主立った飛行場が破壊される可能性がある。 3.逆に言えば核攻撃の手数は多い方が良い。 この様な事情から偵察機の分散配備が必要で、 特に現在より航空機に汎用性を与えるのが困難な時代なので、偵察機がやたらと多く見える。 しかしそれらの偵察機も偵察専用ではなく、核爆撃能力があったりする。 #right(){(108:413)} **F-4はアメリカ州空軍で現在は使われていますか? 米空軍のF-4ファントムIIは、州兵航空隊、予備軍団を含めすべて退役しています。 #right(){(108:730)} **F/A-18は始めから攻撃を考慮されていたのでしょうか? 最初からF/Aだよ。 もともとはF-18とA-18を平行配備する計画だったみたいだけど。 #right(){(109:593)} **「ハリアー32対0」というビデオを見たんですが、その中でアメリカの海兵隊に102機が配備されたとなっていました >アメリカにおけるハリアーの位置付けはどんなものだったんでしょう? 海兵隊の戦術支援STOVL機 #right(){(112:924)} 一言で言えば『空飛ぶ砲台』ですな。 米海兵隊は揚陸戦闘を重視した部隊ですが、それゆえ重砲部隊などがやや手薄な 編成になっています。 この火力不足をカバーし、以って近接支援にあたるというのがハリアーの用法です。 前線近くの仮設飛行場に待機するためにVTOL能力は必要とされます。 #right(){(112:926)} カテゴライズとしては「軽攻撃機」だが運用理念としては 「ライフルマンのようにいつでもどこでも」ということらしい。 #right(){(112:933)} いつでもどこでもが軽攻撃機。 海兵隊だからハリアー。 #right(){(112:936)} **F-16にはドラックシュートが付いていないのでしょうか? ドラッグシュートは、ノルウェーに輸出したF-16にはついてます。 単純に購入国の要求仕様書の問題です。 #right(){(114:119)} F-16のドラッグシュートはオプションで用意されている。 F-2の場合は空自の要求に「短距離着陸」性能があったから。 F-2のマニュアルには「必要に応じて使え」と書いてある。 #right(){(114:120)} **F-16の愛称はポピュラーじゃなかったんですか? 「ファイティング・ファルコン」とは、現場では殆んど呼ばれず、 「ヴァイパー」と呼ばれる事が多いようです。 #right(){(115:蒲田の三等兵 ◆UkUFfcwWIs)} >ヴァイパー、ってマムシの事を意味するViperですか? 飛行姿勢がカマ首を持ち上げて攻撃する毒蛇に似ている、との事だそうですが。 #right(){(115:蒲田の三等兵 ◆UkUFfcwWIs)} >どこかの模型メーカーは勝手に コンドル ってつけてたなw 勝手じゃない。コンドル説も一時あって、某航空雑誌なんか既定事実のように載せていた。 #right(){(115:508)} 「コンダー」は当時メーカーや関係筋から有力と流れた名前で、 「ロンメル」の様に模型メーカーが勝手につけた名前ではありません。 #right(){(115:509)} **F-4は米海軍の艦上戦闘機ですが、米空軍もF-4の優秀さから60年代前半に採用されたことは知っているのですが、 >一体、米空軍はF-4のどこが優秀で、当時配備していたセンチュリーシリーズは >F-4に対しどこが劣っていたと判断したのでしょうか。 うろ覚えですが、当時の航空雑誌などに書かれていたのは、当時のミサイル、 電子機器の進歩による、高速のミサイル・プラットフォームとしての全天候攻撃能力を評価され、 更に重武装、多用途性、それに敵地奥深く侵攻出来る長大な航続能力、 艦上機であることのコンパクトさと稼働率の良さなどが評価されています。 センチュリーシリーズの内、F-100は性能不足、F-102/106は単能機 (迎撃が主任務で侵攻任務に向かない)、F-101は搭載量が不足、F-105は鈍重、 F-104は空軍のドクトリンに合わないと言うことで、新規に採用されました。 ちなみに、当初、此のF-4自体繋ぎで、元々はTFX(後のF-111)が 本命視されていたのですがね。 #right(){(116:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **私が思うところF-14とF/A-18E/Fは、開発・運用コンセプトが違うと思うのですが、 >アメリカ海軍は、F/A-18E/FのどこがF-14の後継たらんとしたのでしょうか。 米海軍の戦闘機に求める要求が F-14当時と違うのから F/A-18E/FはF/A-18A/Bの当初の運用コンセプトとも違うし むしろF-14後継としても開発された機体だから 直接どこがどうというわけではない #right(){(116:293)} F/A-18E/FがF-14の後継に位置付けられたのは、複座機であるF-14の後継を単座機にしてしまうと 後席員が大量に職にあぶれるからで、実務上の意味はあんまりない… とささやかれてはいるそうな。 #right(){(116:300)} 冷戦構造の崩壊によって、アメリカの空母艦隊が敵航空機の大編隊による攻撃を受ける可能性が著しく低くなった。 ので、制空戦闘には重きをおかなくなったのよ。 #right(){(116:308)} **F-15やF-14が、長く最強の戦闘機の地位を占ることができていたのはなぜですか? 日進月歩の時代は終わったよ。 #right(){(119:62)} 中身は進歩していたがな(猫はさすがに限界だが) まったくの別物とさえ言える #right(){(119:64)} 戦闘機の調達コストが高騰して、世界的傾向として新型機への更新が遅くなっているため。 また、新型機の開発も、ゼロ戦の頃とは比較にならないくらい長い年月がかかるようになっている。 #right(){(119:65)} ということで、今では戦闘機開発と配備に金がかかりすぎて 昔みたく簡単に作って飛ばしてみるなんてことはできないから というのが、あなたの質問への決定的回答です #right(){(119:78)} どんどん最新戦闘機が開発されない理由は、>>78さんが書かれている通り、 費用がかかりすぎるからです。上記のように多様な環境の中で運用される 現代の第一線戦闘機はとてつもなく複雑なシステムであり、ひとまず機を飛ばせるだけの プログラムでも、そのコードを作成するのに何年もかかります。 高速かつハイGで使用される機体ゆえ、搭載兵装とのマッチングもシビアです。 外装兵装であれば抵抗や空力重心に対する影響、問題なく機体から離脱するか、 火器管制装置とのプロトコルに問題ないか。さらにレーダー反射面積も 現代では重要ですから、すべての面が絡み合って開発は多数の専門家が 長時間かかって行う必要があり、つまり高くつきます。やっとプロトタイプに たどりついても、実際に飛ばすと思わぬ短所が発見され、また、開発期間中に 変化した軍事情勢に伴って新たな要求が押し込まれ、対応するための変更で 重量が増し、結果として性能が落ち、対策の開発を・・・ ほんと、大変。 昔の戦闘機と現代の戦闘機は、同じ戦闘機という名称と役割を 共有しているだけで、中身はまったく別物です。 銃器なんかはそれほど極端には変わってないのですが。 まあ、その比喩でいえば機関銃とミサイルほど違う、かな。 #right(){(119:system)} 兵器ってのは予想される敵に対抗するために開発するわけで 仮想敵国の首都上空の制空権を瞬時に取れるような状況では 新しい戦闘機なんか必要無いわけですよ。 しょせん人間が乗ってるという事を考えるとマッハ10で急旋回 出来るような戦闘機を作ってもパイロットが死ぬので意味が無い。 それなら今まで使ってきた信頼度の高い戦闘機を改良した方がマシ。 ECN,ECCM能力とかの向上でも良いし。 単にミサイルを新型のものに載せかえるだけでも良い。 #right(){(119:138)} **F-80シューティングスターが大戦終了前に、イタリアに配備されていて、作戦行動を行なったというのは本当でしょうか? 13機製作された増加試作型、YF-80Aのうち2機が"Project Extraversion"の名の下に英国に送られ、 性能テスト旁々、英国内でデモフライトを実施して、米軍人の士気向上に利用されました。 こちらは、英国で2機とも、事故によって喪われました。 また、6号機、7号機が欧州に送られ、イタリア戦線で数度の実戦出撃を行ないましたが、戦果は挙がらず、 停戦状態監視の為に使用されたりしています。 なお、イタリアに送られたものは、ドローンに改造される為に、戦後本国に送還されました。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-80のスペックはどんな本が詳しいですか? Putnamの会社別になった航空機の本とかがお薦めと言えばお薦めですが、 手近なものとしては、世界の傑作機No.84がそのものズバリ、Lockheed F-80/T-33でつ。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-18みたいに空母の艦載機には主翼を折りたたんでいるのがありますね。折りたたみ部分がいかにも弱そうに見えるのですが? >空中で激しい機動をしてる時にポキっと逝ってしまったことなど無いのでしょうか? それに耐えられる強度になるよう設計される。 なので、ただでさえ折り畳み機構の分重量が嵩み、さらに強度を上げた分の重量が 嵩むので、艦上機は陸上機に対して性能的に不利になる。 現実の例で翼を展開するのを忘れたまま発艦した、という例が。 無事に帰還しているけど。 #right(){(468:419)} **F-18のエンジンは騒音が凄いらしいけどなぜなの? F/A-18E型ってC型に比べて騒音が大きいとはきいたことがある気がする #right(){(93:72)} 殆どのF-14のホームベースであるNASオシアナでも 地域住民とスーパーホーネットの騒音問題が起きてますから、 スーパーホーネットのエンジン音がトムキャットより大きいのは事実でしょう。 でも他の新型戦闘機のエンジンがうるさいかは知りません。 #right(){(93:75)} 主な理由はエンジンから放出される排気の速度が速いため。  1. 高効率を得るためには燃焼室温度を上げる必要がある(熱機関の基本原理)  2. ジェットの場合、そのためには吸入空気をより強く圧縮する必要がある。  3a. 高圧縮比を得るため、吸入コンプレッサーが思い切りがんばる必要がある  3b. 高圧高温の燃焼ガスでタービンが思い切り回される  3c. 推力が同じなら、従来エンジンより少な目だがより高速の排気が噴出する で、高効率ジェットエンジンは必然的に騒音(特に高周波数域)が大きくなる。旅客機などでは騒音規制があるので 効率の一部を犠牲にして低騒音の方向に振っているが、軍用機ではあまり気にしていない。 第6世代ステルス機では全方面ステルスが条件と言われ、この中には騒音も含まれているが、 「空対空戦闘では騒音は関係ない」「高空を飛行すればそんなに問題ない」「音速超えたら衝撃波の方がでかい」 といったわけで、騒音については電波ステルス、赤外ステルス、電子光学ステルス、の最後に回されているのが現状。 #right(){(初心者スレ468)} **F/A18Eは欠陥機という話を聞きましたが本当ですか? 装備したF414-GE-40ターボファンエンジンが高機動運動中にフレームアウトする (エンジンのプログラミング変更で対策済み) 当初予定より戦闘行動半径が短い 新世代機(F-35等)に比べるとステルス性に劣る 確かこんなことを言われていたような。 #right(){(44:名無し軍曹)} 行動半径に関してはE型に限らず、ホーネットシリーズに共通する難点ですな。 確かにF/A-18の行動中の姿って、大抵でかい増槽3つくらい付けてるもんね。 #right(){(44:14)} >航続距離の不足は増槽投棄時に胴体に当たるから増槽を斜めに取り付けているのとは関係ありますか? まさにそれが理由です。 #right(){(44:21)} **アメリカのM61ガトリング砲は20㎜で現代のドックファイトを戦えるんですかね? >20㎜で充分な破壊力はあるんですか? 足りねんじゃないか、という声は以前からあります。 しかし、大口径化すると重量増(砲本体、弾薬、支持構造)もですが、 なにより大変な開発及び装備費用がかかりますし、既存機後付けはまず無理でしょう。 一方、機関砲が空対空戦闘でどこまで必要かにも疑問があり、 F-22の空対空模擬戦闘には機関砲はプログラムされていません。 (敢えて使用して気付かれずに機関砲距離からF-16を一機「撃墜」したそうですが) というわけで、軍用ピストル同様、使わないもんだし、いんじゃないの、という事情のようです。 #right(){(342:376)} **F-8Eって翼折り畳んだまま飛べるの?←というかエリア88でそんな描写があった訳だが。  世傑によれば、折りたたんだまま離陸した事が7例あったそうだ。 いずれの場合も無事着陸したそうだが、その内1例は脚を出し忘れたそうだ。(それで無事か?) #right(){(338:125)} **F/A-18Fってなんで今さら複座なわけ? 良く言われるのは、F-14からの機種転換でRIO(F-18だとWSO?)の失業対策って話。 個人的には、もう一人乗せる意味の有る高度なミッションをこなす為ではと・・(米軍信用し過ぎ?) #right(){(25:G_Tomo)} **本を読んでいたら「F-16はNATO四カ国が採用したため生産が拡大され~」みたいな記述があったのですが、四カ国とはどこの国ですか。 ベルギー、オランダ、ノルウェー、デンマークだったかと。 #right(){(48:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F16の後ろにつく「ブロック**」の意味は? >あとこの数字は最新版になるほど上がってますが上がり方に何か法則があるのでしょうか? マイナーチェンジ(内部部品等をアップグレード化)する事だと思っておいてください。 最初のマイナーチェンジがBlock1。以降、マイナーチェンジを繰り返す毎にBlock2、Block3~となります。 常に小改良を加えているワケです。 訂正。 Blockについて生産ラインに乗った物は5、10、15と言う具合に5づつ上がっていきます。 改良テスト中の物については、生産中のBlockナンバーに1づつ加えたナンバーが振り当てられます。 最新生産Blockの一つ前のBlock(最新Blockと並行して生産されている)に改良が加えられ生産が決まった場合、 一つ前のBlock+2のナンバーが与えられます。 #right(){(333:514,535)} **F-105はいい戦歴じゃないみたいですけど、性能はこういうところが良かったんだよってのがあったら教えてください  本来は低空殴りこみで核爆弾を一発お見舞いする機体。 武装を弾倉内に収めたスリックな状態では低空高速での飛行性能は高く、D型以降航法能力も(当時としては)一流。 またG型は本格的ワイルドウィーゼル専用機として一時代を画した。 #right(){(332:13)} **F/A-18って何故主翼の後退角があんなに浅いんですか?あれだと空気抵抗が大きそうですが。 >空母着艦時の機動性が必要なら、カナードを付けりゃ良かったんでは? 空力的な事は置いといて... カナードをつけると前方下方の視界は悪くなる。 ましてや、大海原に浮かぶ木っ端のような空母に着艦するには非常に不利な要素となる。  基本的にはF-5の空力形態から発展していった機体で、 台形に近い浅い後退角のクリップトデルタ+LEXで悪癖の無い高いAOA特性・機動性を目指した物。 着艦性能の為翼面席を拡大し 航続性能を満たす為超音速前縁を止めた事等で 遷音速以上での造波抵抗は増大してしまったが、 機動性能を考えた場合あの形態が失敗とはいえない。 #right(){(325:953,963)} **艦載機、F-14とかF-18は機首を下向きにした、”伏せ”の態勢で発進して行くのはなぜ? >昔の戦闘機、F-4やA-4とかはみな機首を上向きにした態勢で発進しているように見えます。 ニーリングと呼ばれる機構で、前脚を縮めておき射出時に伸ばす事でピッチアップの足しにします。 http://d.hatena.ne.jp/Blueforce/20080324 **アメリカ海兵隊のF/A-18は空母から発艦とかするんですか? 海兵隊のVFAM(固定翼戦闘飛行隊)は空母へも派遣される。ベトナム戦争の頃からそう。 だから戦闘機は、基本的に同一機材を使う。 F-14の頃は高額な事など色々な要素があって実現しなかったが、 以前は、海軍の戦闘飛行隊(VF)不足してる場合の臨時派遣のみだったが、 現在は、海軍と海兵隊の統合計画により関係がより密接になって定期的に空母に派遣されるようになった。 反対に、海軍の飛行隊も海兵隊基地にUDPとして派遣されてる。 #right(){(616:471)} **F-4のパイロットは「足癖」が悪いって話を以前聞いた事があるんですが、具体的にはどういう意味なんでしょうか? 「足癖」というのはこの場合ラダーの操作のこと。 現代のジェット戦闘機の大半は、旋回の時はエルロンとエレベーターの操作だけで曲がることができ、 上空ではほとんどラダーの操作の必要はありません。 しかし、F-4シリーズの機体は、ラダーも一緒に操作しないと旋回することができません。 さらに、低空・低速時などには、ラダーを通常と逆の方向に操作しないと、うまく操縦できないことがあります。 F-4の操縦に慣れたパイロットは、他の機種に移ったときもついこの操作を引き継いでしまい、 結果的に妙なフラフラとした飛行になってしまう、ということのようです。 #right(){(321:601)} **F-18が足が短いとかのろいとか言われるのは、原因は何? 機体形状に因るところが大きい。 空母への着艦を容易にする為に後退角度の緩い直進翼に近い翼の形状だし、 増槽を投下した時の機体への干渉を回避する為にパイロンが斜めについていたりする。 だから燃費が悪いし、加速性能が悪い。 F-18系は飛行機としての素性はあまり芳しくない。 原型となったYF-17からしてF-16と比較して空戦性能、航続力共に劣った機体だった。 #right(){(317:268)} **F-5戦闘機のシャークノーズ型とはどんな型なの? 機首の形状がF-15のような円錐状ではなく、 扁平になっている形状の事。 F-5E/Fの開発時、ノーズにストレーキを設置する事により高迎角時にボーテックスにより垂直尾翼の利きが確保される事が発見された。 その為ノーズを扁平にしてストレーキの役割を持たせシャークノーズと呼んだ。 F-20にも採用されている。 #right(){(313:847,854)} **F/A-18のF型はE型に比べてどこが劣っていますか? >F型は後部座席を新たに設ける分、機体のスペースを消費し、E型よりも一部性能や機能がカットされてますよね。 設計者のハイネマンは人間をひとり増やすとだいたい300キロの重量の増加になると 計算したらしいが、つまるところこの重量増加によるデメリットを甘受できる機体規模 と、それを上回る「任務に対する」複座のメリットがあればよいわけだ。 そして米海軍はEとFを「別の飛行隊で」運用している。ちゃんぽんにはしないのだから 複座であることが「劣っている」とはみなされていない。必要だから複座型を使ってい るわけで。 #right(){(619:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} ライノのEとFの違いはFの方が燃料搭載量が215lb減る。 F-15系が複座型が当初は純粋トレーナー型(戦闘・攻撃能力はあるにしても)だったので 後部電子室を潰して後部座席を設けたのに対し、 FA-18Fは当初からトレーナー型ではないので、Eとの搭載システムの違いはない。 トレーナーとして使用はもちろん出来るが、通常はスティックやスロットルは後部座席にはない。(取り外し式で装着は出来る) 任務の違いは基本的にはE/Fは同じだが、Fは二人乗りに有効なミッション 空中前線航空管制(FAC(A))やSHARPSを使った偵察ミッションなどは専門に行う。 タンカーロールもFに割り当てられることが多いが、Eがすることもある。 厚木のCVW-5などでは、当初はタンカーミッションはFのVFA-102に割り当ていたが、 最近はEのVFA-27でも行う。これはVFA-115/VFA-102が最新のBLOCK2の機体なのに対し、 VFA-27はBLOCK1の古い機体なので能力的には劣る為にタンカーミッションも割り当てるように なったと推測される。 このようにE/Fの運用形態は大差ない。実際FはCVWの4つあるVFAのうちの一つしか配備されていないし、 配備されていないCVWもある。 ならどうして複座型を採用したのか? 脅威度の高い目標へのミッション特に夜間攻撃には複座が有利(F-15Eが例) 以前より海兵隊ではDを夜間攻撃機として運用している。 が、本音としては前に出ていたF-14のRIOの活用と言う面が大きいと思われる。 (ライノになってWSOとなった。) 重量などスペック面では多少FはEよりも不利だが(フルタンクでは重量はほとんど変わらない) 戦闘機としては状況によって却って複座の方が利点がある場合ある。 ナム戦の混戦時にはバックシーターの存在が大きかった。 F-4はバックシーターを上手く活かせなった緒戦苦戦したが、連携が上手く行き バックシーターを活用出来るようになった後半は(その他の向上した要素多々あるが) F-4の能力を充分発揮できたと海軍は高く評価した。 戦闘機の能力はスペックだけでは計れない部分がある。 #right(){(619:883)} **F/A-18にはEとFがありますが、双方の能力・ 運用・配備にはどのような違いがあるのでしょうか? スパホのE/Fは単座/複座の違いです。 他の米軍機と同様、Eが基本でFは練習機や攻撃任務・空中給油任務に就いていますが、 それは複座という根本的性質を活かしたもので、スペック的な違いではありません。 スペックを比べたいならブロック単位で調べた方が適切です。 基本的任務の違いはEとFにはないが、SHARPポッドを使った偵察任務やFAC(A)などは複座型の利点を生かす為にFの任務とされる。 また最近配備が進んでるブロック2の機体は、より能力が高いので、脅威の高いの場所、複雑な場所、夜間攻撃などでは、Fを使う可能性が高い。 配備としては、Fは基本的にF-14からの改編で空母航空団CVWに4つある戦闘攻撃部隊の内1つだけ。配備しないCVWもある。 Eは1つないし2つの部隊に配備されてる。CVWやクルーズによって違いがある。 #right(){(638:798,802)} **偵察機のSR-71には戦闘機型のYF-12があったそうですが、一体何を迎撃するつもりだったのでしょうか? YF-12Aはソ連爆撃機がアメリカ本土に到達する前に迎撃するための超音速長距離迎撃機でした。 YF-12Aは厳密にいえばSR-71の戦闘機型ではなく、その前身であるCIAの超音速スパイ偵察機 A-12の派生機種です。 開発者であるケリー・ジョンソンが量産効果を見込むため、A-12の戦闘機型として 売り込んだのがAF-12(YF-12A)、空軍向け複座偵察機として提案したのがR-12(後のSR-71)でした。 YF-12Aは開発中止となったノースアメリカンF-108レイピアに搭載予定だった ASG-18レーダーとGAR-9(AIM-47A)スーパーファルコンミサイルを装備して迎撃任務につく予定でしたが、 ちょうどそのころからアメリカはベトナム戦争に本格的に参戦したため、マクナマラ国防長官は 量産型であるF-12Bの予算を認めず開発はキャンセルされてしまいました。 #right(){(301:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **色んな戦闘機のパッチワークで作った、アメリカ初の超音速VTOLになるはずだった機体ってどんなやつでしたっけ? >初飛行の時に垂直発着できなくて大恥かいたって奴です XFV-12だな、垂直離発着時の推力不足が失敗の要因 エンジンの排気をダクトで導く方式だったから、その際の出力の欠損が酷かったのと、オーグメンター・ウイングって VTOLの為の新理論が実機の実験では理論通りに働かなかったのが推力不足の要因 超音速飛行諦めてハリアーのような推力偏向にしときゃ、取り合えず垂直離発着はできただろうが、 それじゃ開発する意味が無いしねぇ そもそも、この飛行機の開発を主導していた人は「革命的な航空理論を開発するけど、手がけた機体は殆ど実用化されない」 っつー航空機開発史上とても不吉な人の時点で、失敗が約束されたようなものなんだがw #right(){(646:823)} **F-86Dのマイティマウス ロケット弾を使用しての撃墜記録は実際にはあったのでしょうか? 撃墜記録も交戦記録もない。 F-86Dは1953年からADCへの配備が開始され、FEAF、USAFEへも配備され 短期間スペインへも短期間派遣されたが、インターセプターだから米軍基地が 攻撃されない限り活躍の場がなかった。 米軍機では朝鮮戦争後に配備されベトナム戦前に退役した物は交戦記録は無いのが普通。 当時のインターセプターの最大の役目は、核を搭載した敵爆撃機を確実に撃墜する事。 その為には一掃射で確実に仕留められるような大きな火器が必要。 後継のF-101は無誘導核ミサイル・ジニ―を運用したし、F-102/106のファルコンも も核弾頭付きのタイプもあった。 したがってドッグファイトでの能力は問われていた訳ではないのは上記の機体性能を 考えれば納得出来ると思う。 セイバードッグの時代では、ミサイルの誘導能力、破壊力ともに充分ではなかったので 無誘導でも多数のロケット弾を多数同時発射して放射状の「ショットガン」状態が一番 確実と考えられていた。 #right(){(655:854)} **何でいつまでもF/A-18E/Fが使われてるんですか?加速性、航続距離、巡航速度に問題があるのに つうか根本的に空母艦載機として使う場合は 飛行場の方を目的地の近くに持っていけるので、 それらのデメリットがさほど気にならない。 むしろ逆にそれらの元凶になった緩やかな主翼の後退角が 亜音速時の良好な空力特性っつーか強い揚力を生み出すので 優れた低速性能や旋回性能を発揮する。 これは発着艦や滞空時間伸長に有利なため、艦載機としてはホルホルできる。 それからレガシーはともかくスパホは航続距離の問題は対策されてるぜ。 機体大型化により遷音速で更に鈍重になったけどケンチャナヨ。 #right(){(戦争板初質スレ4:16)} **ファントム(亡霊)とかバンシー(泣霊)と言う名前の戦闘機はありますが、スペクター(幻霊)という名前の戦闘機はありますか? スペクターならAC-130という攻撃機wがある マクダネル社はなぜか知らんが戦闘機にモンスターの名前をつけたがったので そーゆー名前になった。 尚デビルやコボルドやオーガーという名前のつけられたものはない。 スペクター、はAC-130の愛称だが、F-4ファントムⅡを空軍が採用することを 決めた時はまだ海軍と空軍で戦闘機の形式記号が統一されていなかったので、 海軍のF4H(FH-4)にはF-110 スペクター という名前が考えられていた。 導入したときには形式記号は統一されていたので空軍型もF-4 ファントムⅡ に なったが。 #right(){(292:363-374)} **米軍の戦闘機で作戦中、何フィート以下は飛行禁止ってのはありますか? 地上攻撃ん時に10エンジェル(1000ft)以下に降りちゃいかんつーのは空海軍共通 訓練んときもだめ(地上激突と判定される) 洋上攻撃ん時は制限はないみたいよ #right(){(292:439)} **T字尾翼まで採用したF-104がデルタ翼じゃないのはなぜですか? 超音速前縁を持った低アスペクト比の薄い矩形翼の方が、(後退翼・デルタ翼に対し) 主翼が完全に超音速流に包まれる領域においては抵抗が小さく悪癖も少ないと考えられてたから。 (反面遷音速域では不利) また低速域においても高揚力装置の取り付けで有利で、比較的高い最大揚力係数が期待出来た。(主翼面積を小さく出来る) >デルタ翼なら水平尾翼はいらないの? F-104があの基本形になる前にケリージョンソンが検討していた形態は、テールドデルタだよ。 テールドデルタは、後縁に高揚力装置を付けれないなどの無尾翼デルタの欠点を補うものとして、 50年代には盛んに研究された、現在のクリップドデルタまでその流れは続いているとも言える。 #right(){(677:426-427)} **F-16E/Fがスーパーファイティングファルコンと呼ばれないのはなぜですか ホーネットのFA-18E/Fがスーパーホーネットっと呼ばれるのに対してって意味なら 飛行機が違うからw ホーネットは外観は似てるがE/FはA/B/C/Dの派出、もしくは発展機でなく 全くの新造機で両者の共通性は脚関係ぐらい。 それに対してF-16ははあくまでも従来機の発展型。だから公式には呼ばれない。 非公式ならF-16ベースの拡大版でスーパーホーネット少し似た成りたちの F-2をF-16の別愛称「ヴァィパー」に対して「スーパーヴァイパー」と言う人もいる。 余談ながら「スーパーホーネット」は単なる愛称ではなく、公式名。 ボーイングの登録意匠だか商標登録名だかになってる。 ホーネットは一般名詞だから出来なかったが、スーパーが付くと合成語なので出来たと言う話。 #right(){(680:587)} **F-104の評価はどうだったんでしょうか? 航続距離が短い、亜音速飛行が苦手、滞空時間が短い、拡張性に乏しいなどなど。 無駄を省いた純然たる要撃戦闘機として設計されてるので空域制圧は得意ではない。 ただし空自はそれまで全天候型戦闘機はF-86の改良型のF-86Dしか持ってなかったので 本格的な全天候要撃作戦を行える初の戦闘機としてとても愛着を持って接していた。 後にデータリンクシステムの搭載に成功し、翼端燃料タンクを装備して 亜音速での揚抗比の改善と燃料搭載量の増大に努めている。 戦術面でも各部隊で熱心な研究が行なわれ、 超音速での良好な加速力とズームアップを活かし 格闘戦闘機としても潜在能力をひきだす事に成功していた。 #right(){(686:907)} **冷戦下の米軍の戦闘機には銀ピカの塗装が多い気がするんですがあれは何か意味があるのですか? 銀色なのは塗装でなく、むしろ無塗装だから。 米陸軍航空隊は二次大戦後期から無塗装銀が多くなる。 それが戦後米空軍になっても引き継がれた。 #right(){(俺初質スレ432:251)} **アメリカ海軍のVTOL戦闘機で、試作したけどエンジン出力の不足で全く飛べなかった機体があるそうですが Rockwell XFV-12Aだす。 米海軍が1972年に超音速VTOL戦闘機開発の提案要求を行った中のロックウェル社案。 小型艦からの発艦、マッハ2のスピードを目指し、コストを抑えるためA-4から コクピットや機首部分、F-4からインテークと胴体を流用した。 完成したものの推力不足は深刻で自力飛行は不可能だった。 147 名前:名無し三等兵 :04/01/16 13:31 ID:??? 推力不足じゃなくて、正確に言えば、Thrust Augmenter Wingによる 推力の増強率が目論見ほどではなかったってことね。 #right(){(113:146)} **今でもアメリカの同盟国が「F-14やF-15Cの改良・発展型新造機を購入したい」と申し出れば購入可能? 実例がないので何とも言えないが、可能と言えば可能だろう 実際F-15SEが韓国向けに輸出されるという話があった(結局採用されなかったが) #right(){(俺初質スレ435:52)} F-14は無理。 たとえラインを新設する金を出すと言ってもイランに部品が流れる可能性があるので、 拒否されるだろ。 #right(){(俺初質スレ435:56)} **F-86のFCSレーダーのアンテナってどこにあるの? 機首インテークリップの上側の部分 詳細はここの図で http://up-ship.com/blog/?p=10172 #right(){(俺初質スレ435:363)} F-86のは、レーダーといっても、目標までの距離を測るだけの簡単なものだから、あのスペースでも納まる (D型除く) #right(){(俺初質スレ435:364)} >ということは、敵機の周りを照準(レティクル?ピパー?)が自動的に追っかけたりしないんだね いや、自動的に動くよ F-86は、そもそも開発が1940年代なので、現代に比べれば原始的なものだけど、標的までの距離と、自機の機動に応じて、 自動的に見越し角を計算して、レティクルを動かすくらいの芸は、FCSが見せてくれます #right(){(俺初質スレ435:366)} **F-16は生残性が低いの? 湾岸で参戦した米軍パイロットの間では「F-16は石のように落ちる」と言われた #right(){(戦争板初質7:526)} **F-4等の複座機は後席でも操縦ができるようですが、前席よりも難しくないですか? F-4の空軍型は操縦桿と簡単な計器は備えているが、前方視界がゼロに近いので 離着陸なんかは難しい でも空中で高度を維持してまっすぐ飛ぶには十分 海軍型は後席で操縦できない 解けない疑問はF-4Gで、資料により後席に操縦桿がある説とない説があって どっちが正しいかわからん 「F-4等」の「等」は範囲が広すぎて、一般的な答えはない ユングマンなどの大戦型複座練習専用機は、後席がメーンの操縦席で、一人で 乗るときは後席で操縦する #right(){(俺初質スレ435:581)} F-4Gって空軍のワイルド・ウィーゼルの他に海軍の自動着艦システム試験機の通称でもあるから、 それが混同されてたりしないだろうか? #right(){(俺初質スレ435:582)} 電子戦型のF-4Gの後席の写真に映っているステックを「操縦桿ではなく 電子機器の操作用」と解説してる本があったりする #right(){(俺初質スレ435:583)} *F-14 **F-14て対空・対艦の戦闘機じゃないの? トムキャットは艦隊防空専用の戦闘機でした。 ところが、ホーネットが配備されると「トムキャット邪魔じゃない?」と言われ始めたので、 「じゃ、爆撃もやるよ」といって爆弾も積めるようになりました。 でも2から4発しか爆弾を積めないので、費用対効果悪すぎです。 でも使わないと議会に「必要ないじゃん」と言われるので、ムリムリ使っていました。 海軍のお偉いさんに元トムキャット乗りが多いからだね。 #right(){(12:154)} F-14はJSOWもレーザー誘導爆弾もGPS誘導爆弾も運用可能です。 #right(){(12:156)} **海軍のF-14と空軍のF-15が空中戦をおこなってF-14が圧勝したことがありますけど、それについての詳しい経緯を教えて下さい。 F-14に圧倒的有利な条件での模擬戦だったとか。 とりあえずF-15側はアフターバーナー使用不可。 #right(){(24:706)} **F-14のキャノピーって、正面のグラスだけ青いのは何故? HUDの反射面を兼用しているからです #right(){(32:606)} **F-14なんかは前席から後席まで一枚の風防になっていますよね。しかし、F-4“ファントム”なんかは、前席、後席別々の風防になっています。 >この差は、意味があるのでしょうか? 風防が別々になっているF-4では、緊急脱出の際先に後席が脱出してしまうと 前席が脱出できず機体と運命を共にするという事故が多発しました。 これはキャノピーに負圧がかかってしまったためです。 おそらくそれを教訓にしてキャノピーが一体型になったものと思います。 #right(){(33:名無し軍曹)} **F-14戦闘機の初期型には、光学ズーム機能がついていたって本当ですか? 一番初期には赤外線スキャナが付いていた。 それをTVカメラに替えたんだが、識別にはいまいちだったらしい。 でも当時は目標の光学的識別に必死で、 F-15でもサイトの上に狙撃用スコープをくっつけてみた、てな話もあったぞ。 ある種のベトナム後遺症でもある。 #right(){(36:346)} **F-14って対地攻撃できんのかね? 海軍のF-14は1996年からLATIRN目標照準ポッドを導入し、これによってGBU-12やGBU-16といった レーザー爆弾が使用可能になりました。この改修した機体を”ボムキャット”と称しています。 #right(){(51:名無し軍曹)} **もし日本がF-15でなく、F-14を採用していたらどうなったのでしょうか。 日本がF-14を採用していたらどうなったかですが、 空母の無い日本ではF-15と使い方は変わらなかったと思われます。 #right(){(56:966)} **トムキャットの可変翼って基本的にどういう動きなんでしょうか 低速飛行時に完全に前進した状態 後退角20度になる 速度の増加に従い高速飛行用の68度まで徐々に後退角を強めていく スピード、マニューバー、エンペロープの全領域において 自動後退角制御プログラムがエアデータ、姿勢センサーの指示値を参考に 理想的な後退角を決定するが 特殊な状況、緊急時には手動によるオーバーライド(手動優先)もできる #right(){(59:816)} **トムキャットは後席の人がやることを一人でやれる物なのでしょうか 一応飛ばせるだろうけど戦闘は無理なような気が・・・ #right(){(60:396)} **トムキャットの後席の人はパイロットのライセンス必要だったんですか NFOはパイロットをエリミネートされた人がなる例が多いんですよ だからライセンスは「要らない」のではなくて、取ってません #right(){(63:471)} 後席はNFO(Naval Flight Officer)と言って、パイロットではありません。 #right(){(63:472)} **F-14の実力は低いのでしょうか? >たとえばSu-27とかMIG-29とかとドックファイトしても不利ですか? 1vs1でドッグファイトなんかしたらボロ負けだと思いますけど。 トムキャットは設計は1960年代です。 イーグルあたりと それほど初飛行の時期に差はないですが世代的には0.5世代 古いといっていいものですし。 博物館用に何機かくれないかなぁ... #right(){(75:665)} 不利です。 そもそも設計された時代が違いすぎる。 #right(){(75:666)} **F-14トムキャットの可変翼というのは、パイロットによる手動での後退角度の調整というのは可能なのでしょうか? F-14の後退角手動操作 可能です。模擬空戦などの時、わざと操作して相手にこちらの速度を見誤らせて ハメる、なんて話が良く出てきます。 #right(){(80:system)} **F-14トムキャットが最強と思ってましたが、間違いですか? >戦闘機同士ならフェニックス一発でおしまいと思うのは間違いですか? トム好きには残念ながら両方とも間違いです #right(){(91:612)} フェニックスは、空母輪形陣に遠距離から対艦ミサイルの飽和攻撃をしかける ソビエトの大型機相手にして、発射前に撃墜するための長距離ミサイルです 従って敵が機敏な回避機動することは予想されて折らず 戦闘機相手なら簡単に回避されるでしょう。 おまけに高価で、数撃てないので、対戦闘機戦闘には不向きです。 #right(){(91:615)} **なんでイランはF-15よりも高いトムキャットを配備したのですか? 若い人は知らないだろうが、当時のイランは、中近東一の親米国家だったのだ。 だから、アメリカでも最新鋭の兵器を、優先的に供給されていた。 #right(){(91:657)} インターセプターとしてはかなり優秀ですよF-14。 空対空戦闘もF-4よりも優れているとされたF-14が採用されても、何の不思議もありません、価格を除いては。 要はお金持ちだったのですね。 #right(){(91:661)} 当時シャー・パフレヴィーが何を考えていたかは、 今となっては死人に口なしゆえ分かりようがないが、 この頃F-14Aだけではなく、キッド級など高価な兵器を シャーが買い漁っていたことに留意されたい。 F-14は海外セールス的には失敗であったことを考え合わせてみるに、 アメリカの販売担当者が直接シャーに売り込みをかけ、 兵器そのものには疎いシャーがそれに乗ったというのが真相に近いところであろう。 ちなみに、イラン・イラク戦争では僅かに稼動したF-14Aは、その優れた電子能力を生かし、 早期警戒機もどきとして使っておった。 F-14Aにも、フェニクスを撃つ以外にも色々な長所があるということだな。 #right(){(91:イラン国防相 ◆F8x7Fmv9BA)} これまでのレスでは「なぜアメリカはF-14をイランに売ったか」ばかりを回答しているようですが 当時のイランではアメリカがソ連国内の電子情報を探るための巨大な電波傍受施設を維持しており そのためにソ連はTu-16かMIG-25まで、ありとあらゆる偵察機や爆撃機で イランの領空侵犯を繰り返していたのです これに対抗するにはF-4では不十分で(特に対MIG-25には)F-14とAIM-54のセットが必要とされたのです 候補に上がっていたF-15はスパローしか運用出来ないことが問題であり、おそらく、政治的配慮の 部分を除いても採用されなかったでしょう #right(){(91:752)} **F-14はフェニックス6発搭載すると空母に着艦できないとそうですが、4発+サイドワインダー+スパローでも着艦は無理なんでしょうか? F-14のブリングバック・ペイロード(持ち帰り可能な兵装量)がちょっとわからなかったので 推定になりますが、F/A-18Eと同程度の3000~4000ポンド程度なら、 フェニックス二発にスパロー、もしくはサイドワインダー二発なら持ち帰りは可能です。 CAP任務はたいていスパローとサイドワインダー二発ずつが多いようです。 #right(){(102:354)} F-14の開発時点での要求はフェニックス4発を装備した状態で着艦可能、つーもんだったよ 実際には無理だったみたいだけどね(必ず1番近い陸上基地に着陸) #right(){(102:357)} できない 信管が生きている状態のスパローとサイドワインダーは安全規定により着艦前に投棄しなければならない この規定、重量は関係ない フェニックスについては、F-14は4発搭載でのブリングバックが要求されていてそれを満たしたらしいが 実際には実弾搭載の場合はたとえ1発だろうが着艦はしなかったはず(試験は除く #right(){(356:608)} >上、「信管が生きている状態の」 (active / live) の意味を間違ってないかい? 信管を取り付けても安全装置があるので、そのままでは生きていない(inert)。 発射/投下によって安全装置が解除されて初めてactiveになり、弾薬がliveになる。 それまでは12.7mmぶち込んだり、火にくべたり、RPGで撃ったりしない限り (低感度爆薬の試験ではその通りのテストが行われるが)爆発しない。 だから発射/投下操作を行ったのに機から離れなかった弾薬はliveと考えられ、確かに規定によって なんとかして振り放さない限り着艦できない。射出か、地上基地に緊急着陸となる。 しかし、発射操作を行っていない弾薬はカタパルト射出時と同様に安全。だから現在の艦載機では bring back能力が要求仕様の一つとなっている。 サイドワインダーとスパローだけが例外、ということはあるのかもしれないが #right(){(356:742)} **何で、トムキャットは、ホーネットの倍の値段なんですか? とっくの昔にホーネットはトムキャットとタメ張るくらい価格が高騰しておりやす。 そもそもF/A-18は空軍の低価格戦闘機試作でYF-16に敗れたYF-17コブラが元で、 海軍/海兵隊がF-14を高価格のため大量に採用できないためF/A-18と名づけ 戦闘機と攻撃機を統合した機体として採用した物です。初めはTomより安くて当たり前。 その価格が倍という話がいつの話でどこから聞いたのか知りませんが、 調達した年度や調達数で価格はいくらでも変わります。単純な比較は出来ないですね。 #right(){(50:441)} **F-14はなぜ後継戦闘機を開発せずF/A-18をあてるのですか? 元々、F-14は艦体防空のために作られました。 で、ソビエト艦体の脅威も減少して貴方の察しの通り、F-14で直接、戦闘機から 艦隊を守る必要性も減ったんですな。イージス艦もありますし。 #right(){(44:664)} F-14は、艦隊防空以外の任務には殆ど充てようがない機体です。 対アフガンでは偵察装備を搭載してすこし重宝されたようですけど。 冷戦が終わって、F-14のような性格の艦載機は米軍の戦略構想から すっかり浮いちゃいました。 #right(){(44:670)} **F-14戦闘機(フェニックス空対空ミサイルも)を退役させて大丈夫なのでしょうか。 F/A-18EorFスーパーホーネットが就役していますので無問題。 イージス艦が充実した現状もあり、またフェニックス空対空ミサイルは 爆撃機/対艦ミサイル迎撃用で対戦闘機戦には使用が難しく高価に過ぎます。 F-14は老朽化が著しく早期の交代が望まれていました…。 (望まれています → 望まれていましたに修正) #right(){(65:783)} **「F-14はFBWではないので整備性が悪いのが引退の一因」というような話を目にしたのですがFBWと従来の方式では整備性がそれ程違うものなの? メカニカルな部分が減るのでそういう意味では整備は楽になるの ではないでしょうか。(まぁ電子機器は増えるわけですが) ただ、「F-14はFBWではないので整備性が悪いのが」というのはどうなんでしょう。 新鋭機に比べて整備性が悪いのは事実ですが、 それはもっと新しい戦闘機は整備性を最初から十分考慮にいれて設計されているからで、 「FBWじゃないから」、というのは一因でしかないと思います。 #right(){(75:488)} **米海軍のF-14AとF-14Dに外見的な違いはあるのでしょうか? ぱっと見で分かるところは少ない。 ・エンジンノズルの形状 (F-14A:P&W TF-30-P-414A F-14D:GE F-110-GE-400) ・グローブベーンの有無(D型で廃止) ・チンポッドの形状 (D型はTCS・赤外線センサー・ALQ-100 ECMアンテナの3つが装備。 A型は生産時期によって違うが、このうちのどれかが装備されている) #right(){(81:14)} **トムキャットはなぜ引退してしたうのですか?MIG-19だってまだ頑張っているのに。 基本的には老朽化が理由です。 Mig-19で頑張ってるのは、金が無くて新しい戦闘機を導入できず、 大昔のオンボロで事故覚悟のやりくりをしなければならない国です。 ほか、可変翼などの複雑な機構のせいで整備に手間とコストがかかり、 冷戦が終わって空母上空警護などのような戦闘機の仕事が激減したことも 理由といえば理由でしょう。 #right(){(84:588)} **このAAの元ネタってなんですか?                    ,'⌒,ー、           _ ,,..  X                  〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´           〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"            ,ゝ `</ /  〉 /  ∧_,. r ''" - - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -   _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +  '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _-  - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐ ______,''___,;;"_;;__,,___________ /////////////////////// 空母からウエーブオフするF-14Aの超有名写真 #right(){(98:309)} **地上(艦上)に停まってるF-14Aの画像を見ると、エンジンノズルの絞りが左右で違ってる状態の機体が多いんですが何故ですか? TF30の場合、機体の油圧装置を作動させるポンプが左側のエンジンにあるらしい。 だからエンジンを停止させる場合も右→左の順に行う。 エンジンの再起動のために左側の油圧ポンプには圧力がかかったままだが、 右エンジンはエンジンを停止すると油圧が抜けてしまう。 だから連動して作動するノズル・アクチュエーターが開いたままになるらしい。 #right(){(114:882)} **アメリカのF-14ですが、最後の実戦参加はいつ頃なんでしょう? F-14はアフガンの”エンデューリング・フリーダム”にも対イラク戦の”イラキ・フリーダム”にも 参加しています。 ”イラキ・フリーダム”ではVF-154がカタールに4機の分遣隊を派遣し、FAC(A)任務に就いています。 この他、VF-2、VF-31、VF-32、VF-213のF-14も作戦に参加しています。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **スーパートムキャットが現実の物となっていたら、F/A-18Eぐらいの性能はあるのでしょうか? スーパーホーネットはあくまでA-6後継もF-14発展型も装備出来なかった 米海軍の妥協の産物でしかないよ #right(){(俺初質スレ2049:895)} 妥協の産物でも結構名機と言えると思うんだがどうなん? 俺はスパホの現状を見ると結果的には米海軍は間違った判断はしてなかったと思う #right(){(俺初質スレ2049:896)} スパホは「相手がいない」優位に恵まれただけで、実際の戦闘局面では鈍足攻撃機でしかない 大戦機に例えればデバステーターかな #right(){(俺初質スレ2049:897)} *F-15 **ストリークイーグルとストライクイーグルは別物なんですか? ストリークは記録樹立の為の特別な機体。塗装をはがし要らない物を降ろした。 ストライクは戦闘爆撃タイプ。 #right(){(28:バーナー保守員)} **F-15の上昇力記録機「ストリークイーグル」が金色なのは何故ですか? 塗料というのも結構重量を食います。 そこで、塗装を剥がして少しでも軽量化を図ろうとしたため、 金属の地肌が露出されたものです。 #right(){(36:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15イーグルとF-15Eストライクイーグルの見分け方を教えてください。 爆弾を搭載するハードポイントで判断してください。 あとは単座か複座か、です。 戦時には、(主に訓練用の)複座型のF-15Dが出張ることは有りません故。 F-15E Strike Eagle の単座型はありません。 対地攻撃用に改修した結果が E の複座型で、後席は爆撃等の操作を行います。 D 型は訓練用で E 型のような爆弾運用能力はありません。 #right(){(12:844)} **F-15が湾岸戦争でイラクのミサイルに撃墜されたという話を聞いたのですが本当でしょうか? 本当です。ちなみに撃墜・戦死されたパイロットは、普段は医師を やってる予備役だったとのことです。合掌。 #right(){(14:661)} **あまりイーグルプラスという呼び方が定着していないのは何故ですか? イーグルプラス、Eagle Plus、は1996年に空軍のカレッジに提出された論文でタイトルに(そしてタイトルにだけ)使用されています。 その意味で、単なるライターの造語ではありません。 要するに、21世紀に入ってもF-15Cを制空戦闘機として有効に保つことが できるか、そのためにはどのような改修が必要か、を調査した論文です。 #right(){(15:system)} **なぜF-15Eなどは複座が多いんですか? 爆弾、ミサイルをコントロールする人が必要だからです。 幾ら自動化されているとは言え、爆弾、ミサイルを照準しつつ、発射タイミングを計り、 上空を警戒し、空戦も行うのでは、パイロット一人だけではとうてい出来るものではありません。 精度を向上させるためにも、専門の人間が操作する方が効率的なわけです。 F-15JもFCSに対地攻撃用のプログラムを載せれば、戦闘爆撃機に改造することは可能でしょう。 しかし、F-4EJ改やF-2が実戦配備されている状況では、今は必要無いと思いますよ。 #right(){(17:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15Eはどうして2人乗りなんでしょうか。 置き換える対象だったF-111が二人乗りだったから、一人乗りにすると搭乗員が あまってしまいます。 それとF-15Eに要求されてる戦闘力は、F-16やF/A-18よりはるかに高い ってのが理由でしょう。 #right(){(62:532)} 周囲を警戒しながらピンポイントのレーザー照準だとか一人でできないからです #right(){(62:533)} 地形に沿って長距離を夜間低空進入飛行して、 その合間に兵装関係のコントロールをするには手が2本では足らないから。 >逆にF-16やF/A-18は一人乗りでも対地攻撃任務は大丈夫なんでしょうか。 近接支援や戦場航空阻止程度なら問題ない。 航空優勢が確保されて高度を上げて飛べる領域が増えれば、後方も叩けるようになる。 しかし、脅威が残ってる段階で敵後方に侵攻爆撃をかけるとなれば、専用機が必要になる。 #right(){(62:539)} **アメリカのF-15Cなら爆撃できるんですか? アメリカ空軍のF-15Cには火器管制に自由落下爆弾の照準機能があるよ。 #right(){(62:199)} **F-15はペイロードを落せば1200mで離陸可能なんですか フル装備のF-15Eですら、離陸に必要な滑走路長さは800mに過ぎない Cなら500m未満 #right(){(62:933)} **イギリス・ドイツってF-15を持っていないですよね。なぜでしょう? 自国に有力な航空機産業があるなら、国産を選ぶよ ドイツの場合、政治的な兼ね合いでしょ。 日本や韓国(韓国はF-16)、サウジは国産出来ないのと 防衛政策の問題。アメリカと同盟結んでいるので 同じ機体の方が便利。 #right(){(62:891)} **F-15って尾翼にドッグトゥースが付いてるけど、これって珍しくないですか? 尾翼のドッグトゥースは設計段階ではありませんでした 飛行試験によりフラッター(舵面が振動する現象)を起こす事が分かりました そこで、ドックトゥースをつけることで空気圧の位置を調整しバランスを とる事で解決しました F-15には他にも、ある飛行領域で激しいバフェット (翼面から気流が剥離し胴体などに気流が当たる事で生じる振動) が生じる問題がありましたが、主翼端を斜めに切り詰め、スピードブレーキを 大型化することで改善されました (最初、主翼端はF-16のようなグリップドデルタでした) #right(){(64:名無し三等兵候補)} 尾翼にドッグツースを採用した戦闘機としてはF/A-18の試作機があります たしか3号機ぐらいまではドッグツース尾翼で完成したと思いますが (調べるのがメンドクサイ)航続距離の不足解消策として、抵抗を少しでも 減らすために通常の尾翼に戻しました #right(){(64:359)} **F-15にカナードが付いたやつ、確か F-15ACTIVEって名前だったと思いますが何で実用化されてないんですか? あれは概念実証機です 量産ではなく試験のための機体です #right(){64:560)} アレは元は短距離離着陸と機動性向上の実験機(デモンストレーターだから実証機か?)だ。 最初から実用機にする予定は無かった。 推力変更ノズルのデータはF-22に生かされてる。 #right(){64:563)} ACTIVEに付いてるのは三次元変更ノズルでコイツは試験していた。改造前の S/MTDに付いてた2次元ノズルがF-22に。推力変更ノズルの試験じゃなく て、ソレが実際の機体に搭載された場合の応用について実際に確かめる のが実証機の役割。 兵器の開発が数ヶ月で終わるのはアニメの世界だけだよ。 #right(){64:570)}※試験は終わっているので表現を過去形に修正 **トムキャットはもう引退してるのにイーグルはなぜこれからも働き続けるのですか? 海軍戦闘機は空軍戦闘機よりも短命なのです #right(){(71:76)} トムキャットを運用するよりホーネットを運用する方が安い上に 機種を統一できるので整備などの面で有利だからだと思われます。 イーグルもいずれF22と交代するでしょう。 #right(){(71:77)} 世代も一つ違うと考えていいでしょう。 整備性はF-15の方が段違いに良いはずです。 それにF-15Aとかは第一線では使われていないのでは? #right(){(71:79)} 搭載機数の限られる艦載機では、単目的の(付け焼刃でボムキャット化したけど)F-14を長く運用するより、マルチに使えるF/A-18を多数運用した方が柔軟性が増すから 空軍機では、F-15を改良して使った方が安上がりだから #right(){(71:83)} 理由は二つ有ります。 まず一つ目は、艦上機は陸上機に比べると、運用条件が格段に厳しい と言う事が有ります。 絶えず潮風にさらされている上に、着艦は着陸に比べ、加わる衝撃は 一桁違います。別名、「コントロールされた墜落」ですからね、着艦は。 二つ目は、F-15は90年代に入っても生産されたのに比べ、F-14は 80年代半場より、追加生産がされていません。 当初はF-14Dが84年から約400機ほど生産されて、空母航空隊に更新用に 行き渡る筈だったのですが、予算不足の為、Aの改造でB&D仕様に されただけでした。で、機体の飛行時間はF-15よりかさんでいくのです。 他に考えられる理由は、VG翼である為に運用コストがかかる事も挙げられるでしょう。 #right(){(71:84)} 蛇足を付けるならば、F-22の調達機数が価格高騰に伴ってどんどん減少した ため、F-15アップグレード、寿命延長をせざるを得なくなった、という 些細な側面もあります。この年寄りをまだ働かせようっちゅうんかい、とか 言うとイラン空軍のF-14に笑われるよ(笑) #right(){(71:system)} **普通のF-15をF-15Eに作り変えることってできます? 機体構造自体が異なるので無理です #right(){(78:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} 機体フレームを再設計しているので 厳密な意味でのE型へは改修できませんが E型もどきの戦闘爆撃機への改修は可能でしょう しかし採用国では制空機型を戦闘爆撃機型にする予定はないようです アメリカの改修案も聞いたことありますがその後音沙汰なしです #right(){(78:619)} **米軍のF-15Eでも攻撃しにいく時は護衛機つけるんですか? 爆撃機と攻撃機が大規模な編隊組んでのこのこ出かけるのは せいぜいリビア攻撃まで 今は単機か2機でひそかに、って戦術のが主流だから多分F-15Eに 護衛は同行しない(空中給油機やある程度離れたところからEW支援に当たるEA-6B除く) #right(){(78:912)} 護衛: いまの米軍は攻撃機や爆撃機に随伴する形での「護衛」はつけません。 しかし、AWACSでそうした空域を常に監視しており、なにかあったらすぐに 駆けつけられるように制空戦闘機が哨戒しているのが普通です。 線・点での護衛から、面での制圧にかわっと考えるとよいかと。 #right(){(78:917)} **イーグルがまだがんばってるのは異常ですか? 世代に限らず、最近は更新サイクルが延びてるよ。 開発に金掛かるし、改修で性能延びるしね。 15も機体ハード以外はだいぶ変わってる。 #right(){(84:595)} **F-15を打ち出すだけなら今の空母と、空軍戦闘機で、出来ますか? F-15に関しては1の無理です。F-15Eは設計はDに近いですが、完全な新造機で 共通部分は数割だったと記憶しています。言うなればF-16とF-2の関係に近いでしょう。 F-15を空母から射出することに関しては、まず無理とお考え下さい。 機体構造も脚の強度もそれ用には作られていません。艦載機と陸上機の脚部を 写真で比較してく見てください。 #right(){(98:26)} >陸上機を打ち出す ランチバーが無いので無理 #right(){(98:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **F-15の前の方に小さい翼の様な物をつけて機動性UPとかいう計画はあるんでしょうか? 無いです #right(){(101:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} つうかね、とっくの昔に研究済みで試作機まで飛ばしてるんですよ。 んで、結論としてそんな余計な翼は必要ないと。 その際の研究結果である飛行制御プログラムは現在のF-2に盛り込まれています。 #right(){(101:477)} 古い設計の機体でも 未だF-15は総合的にはトップクラスの戦闘機ですし 改修計画もありますが「あんな様な物」はついてません それに「あんな様な物」がついてる機体が 必ずしも新しく機動性が高いわけでなく 設計思想、機体形状により必要となる機体もあるという程度です ちなみにF-15より新しい世代のアメリカの戦闘機にもついてませんし つけたからといって単純に機動性が上がるものでもないです #right(){(101:480)}※開発中→F-15より新しい世代 に修正 初期型のF-15と今のF-15ではほとんど別物です。 外見は変わってませんが、ナカミ(レーダーとかFCSとかアビオニクスとか)は全然違います。 そして、現代の戦闘機で重要なのは、まさしくそうしたナカミの部分です。 (運動性で多少劣ろうとも、敵のレーダー圏外からミサイルを一刻も早く より正確に発射できるほうが遥かに有利だというのは分かりますよね) F-2も最初は小さい翼(先尾翼とかカナードとか言います)を持つ予定でしたが、 設計のかなり早い段階で必要なしと判断されました。 と言うのも、カナードには運動性の向上などの利点ももちろんありますが、 高速性能の低下、機体重量の増加、操縦の複雑化など、デメリットもあるからです。 F-2の開発に当たっては、カナードのメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断されたわけですね。 ちなみにF-2は戦闘機ではなくて対艦任務を主とする戦闘攻撃機ですので、 制空戦闘機であるF-15などと比較するのはあまり適当ではありません。 カナードについて補足ですが、特別新しい発想のものでもありません。 それどころか、人類初の動力飛行機であるライトフライヤー号も先尾翼機でした。 #right(){(101:481)} **F-15 ACTIVEのACTIVEとはなんですか。 先進制御技術統合航空機 Advanced Control Technology for Integrated Vehiclesの略 #right(){(113:387)} **第一線を退いたF-15が電子戦機型のEF-15に改造されると言う話は、本当ですか? F-15は、まだ第一線で活躍中です。 将来、その可能性もありますが、未来の話はわかりません。 #right(){(114:254)} 嘘です。そのような計画が決定されたことはありません。 そもそもEF-15なんてもの自体確定していない。 #right(){(114:255)} **兵装はどちらも同じにして、F-15Cの空戦能力を1とした場合、F-15Eの空戦能力はどの位になるんですか? 数値化なんぞ出来んのは基本中の基本です。 #right(){(114:327)} 価格や出た時期も関係するのでそんなに単純ではないだそ つまりEはどう考えてもCより高価だろ、とか Eを取得できる前に取得できたCをすぐに退役させるのか、とか #right(){(114:334)} **F-15のMSIP機と非MSIP機が何が違うの? 前者はMIL-STD-1553Bデジタル・データバスを搭載してデータ処理してるってこと。 #right(){(116:335)} **F-15イーグルでアフターバーナー全開で物凄い速さで逃げればアクティブレーダー誘導ミサイルから逃げ切ることは出来るのでしょうか? 射程外まで行ければ #right(){(119:28)} おそらく実戦でARH撃たれたことはないと思われる #right(){(119:32)} **サウジアラビアへのF-15の納入価格はいかほどだったのでしょうか? 以下に推定371millionsとある。 http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-15-fms.htm #right(){(122:324)} んーと、それは 「556 GBU-15 Guided Bomb Units (including six training units), 48 data link pods, personnel training and training equipment and other related elements of logistics support」の価格かと。 #right(){(122:system ◆systemVXQ2)} **F-15は設計が戦闘爆撃機向きじゃなくってE型に改造するのには苦労したって話を聞いたんですけど、F-15のどの辺が戦爆として不適なんでしょうか? 爆弾を大量に積むことを考えてなかったので、ハードポイント(兵装搭載箇所)が少なかった。 エンジンパワーがいくら大きくてもそれでは攻撃機としては使えない。 また、F-15のエンジンは低空高速飛行に向いてなかったし、機体構造も低空を這うように 飛ぶには不足していた。 何より、F-15は二人乗りの訓練型はあったが基本設計は一人乗りで、パイロットと兵装士官の 二人が必ず乗って元のF-15と同じ性能が出せる機体にするには根本的な設計変更が必要だった。 あとそれは根本的設計とまでは言えないが、とか夜間飛行用の対地照準装置とか夜間低空飛行用の航法システムとか、 戦闘爆撃機として誘導兵器を運用するのに必要な電子機も搭載してなかった。 #right(){(初心者質問スレ473:725)} **F-15が敵機に撃墜された公式記録は無いと聞きましたが? イスラエルが02年に同空軍のF-15が最低2機、撃墜された可能性があること公式に認めているよ。 もちろん空戦で撃墜されたって意味ね。 #right(){(初心者スレ496:148,149)} **F-15って背中にロケット背負ったままマッハ1.5なんて出せるもんなんですか? >日本でロケットを空中発射する計画があるそうです。この母機の候補のひとつにF-15が挙げられてるそうですが、 >なんでも背負い式にするんだそうです。 F-15は センターラインに600Galの超音速増槽を付けた時の速度制限がM1.5になってますね。 #image(http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/f-15c-art.jpg) USEFによる空中発射打上げ検討でのF-15利用については、下記PDFの58Pあたりに載ってます。 http://www.usef.or.jp/gijyustu/pdf/18-R-3.pdf 600Galよりはかなり大きく、空力・切り離し挙動からすればセンターライン搭載が望ましいけど、クリアランスからあきらめ背中に搭載ってところ。 ちなみに有名なASATは、センターライン搭載で1回り小さくてこんなかんじ。 #image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/24/ASAT_missile_launch.jpg) (38100ft、65度ズームアップ、M1.22だそうな) #right(){(537:798)} **F-15の水平尾翼にはどうして返しが付いてるんですか? 水平尾翼の前縁の”段々”の事ね? あれは「返し」ではなくドッグトゥース。犬歯翼、鋸歯翼とも。 F-15の尾翼だけでなくF-4、クフィルなどの主翼にも付いてる。 主翼の場合段付き部分から発生する乱流で翼根からの気流を遮断して翼端失速の防止 また段付きから外側では翼の翼弦長が増すので、衝撃波失速の予防にも。 尾翼の場合は主翼と類似の理由のほか、乱流の制御によって尾翼の利きを確保する目的もある。 欠点としては翼の強度が不連続になりがちなのと、通常の翼型と比較して空気抵抗が増加すること。 F-18の試作型は主翼、尾翼ともにドッグトゥースを持っていたが、速度不足と航続力不足が指摘された際に両方とも廃止している。 #right(){(351:910,913)} **F-15SEとはどんな戦闘機か? アヴィエーションウィーク記事の翻訳文等をざっと要約してみた。  ・F-15Eが原型。今回改造された機体はボ社保有のF-15E生産初号機(86-0183)。  ・設計開始は2008年の9月。フライトテストは2010年第1四半期までに実施予定。  ・各々2箇所のウェポンベイを内蔵したCFTを装備。    タンクにはAIM-9、AIM-120、JDAM(500lb,1000lb)、SDB(250lb)を搭載可能。  ・尾翼を15度外側に傾斜。空力効率改善や揚力付加、重量低減の他、RCSを低減。  ・ステルス塗料も使用し、正面からのRCSはF-35と同程度に(アンテナ等からの反射を含む)。  ・F-15Eと比較して、最高速度(M2.5)は維持。    航続距離はCFT容積の減少で180~200マイル減少と予測。  ・BAEシステムズ製のデジタル電子式戦闘システム、レイセオン社製のAESAを搭載。  ・レーダーブロッカーは政府が許可すれば搭載も可能。  ・V字尾翼、レーダーブロッカー、ステルス塗料等はオプション装備。CFTは従来型も用意。    既存のF-15Eに新型CFTを搭載する改造も可能。  ・コストは新造、部品込みで1機1億ドル程度に。  ・顧客は日本を含めたF-15を運用中の諸外国を想定。F-22やF-35との競合はしない。    内部機器は顧客の要求に合わせることも可能。 #right(){(F-15スレ21:41)} **F-15が艦載機として使われた事ってありますか? 艦載型F-15あったよ。提案のみで駄目だったけど。機体名はF-15Nだったはず。 海軍がF-14を導入して、空軍にもF-14を採用させて単価を下げようとしたんだよね。 でも空軍はあくまで空軍専用の機体を必要としていた訳で。 海軍と同様の機体を使用することに劣等感を感じていた。まさに「F-4と同じ状況になってしまうから」と。 そこでF-15が開発されてその艦載型を作って海軍に対抗しようとしたんだよね。 結局、海軍はF-14を採用していたから当然採用されることもなく、海軍と空軍の意地の張り合いとなった訳だが。 F-15Nはマクダネルのプライベートスタディで空軍は関知してない 提案後に空軍でもフェニックス搭載のF-15を採用しろっていう動きが議会で 出始めたので、火消しにやっきになってる #right(){(325:786,796)} **F-15EはFCSはともかく、エアフレームはC型と同じようなもの? 構造的にはかなりの差異が有る、空力形態は基本的に差が無い。(E系統はCFT常用してるが) FCSはAPG-63>APG-70>APG-63(V)1と順次改善されており、後のタイプは以前の改善を取り込んでおり、 EだからCだからと単純に言えない。 #right(){(304:627)} **F-15の要求仕様に主エンジンは機内設備のみで起動できることってあったんですが、副エンジンなんてあったの? >この機能がないと空中でエンジン止まったとき始動出来ない気がするんだけど、エンジン止まったら真っ逆さまだったの? 2基のエンジンの他にAPUと呼ばれる、一種のセルモータを積んでるから、2基のエンジンは主エンジンと表記される。 それまでは、外部から、コンプレッサーを接続して、起動してた。 ジェットの場合はフレームアウトと呼ばれるが、一応、再起動の手順はある。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88 #right(){(645:724)} **F-15は企画・開発の構想段階からF-16とのハイ=ロー・ミックスを意識していたんでしょうか 当初はF-15だけで運用するつもりだったけど、開発してたら意外に高価になたんで、 後からF-16(とF-17)の開発を決めた。 #right(){(284:40)} **F-15がフランカーに負けたというのは本当ですか? こないだのAW&ST誌に、今年初めアラスカの米基地で行われたインド空軍Su-30MK対米軍F-15Cの 模擬空戦が紹介されていましたが、F-15Cには最新鋭の長距離高精度レーダーが搭載されていたにも 関わらず、Su-30MKに搭載されたAA-10ミサイルは先手を取ってロックオン、模擬発射され、長距離 交戦でしばしば米が負かされたと言うことです。この結果には、F-15のレーダー反射面積が大きいために 長距離から容易に発見、ロックオンされ、しかもAA-10ミサイルがその距離で有効である、というポイントが 大きく関わっている、とされています。まあ、F/A-22獲得のためのやらせというウワサもありますが・・・ #right(){(130:system ◆systemVXQ2)} **F-15は、AIM-120四発とAIM-9x四発のフル装備でまともな空戦機動はできますか? F-15Cは湾岸戦争時は610ガロンタンク×2、AIM-9×4、AIM-7×4で運用していた。 撃墜記録は簡単に調べられる。このCAP体型は普通。AIM×8で充分な機動が取れないなら 制空戦闘機として失格だろ。 AIM-120はAIM-7よりも軽量なのでまったく問題ない。 JASDFではアラート時にはIR×2の軽装備で、実弾フル搭載なんっていうのは まず見ないが、出来ないのではない。通常はしないだけで問題がない。 #right(){(702:184)} **何でどこの国もF-15SEを買わないんだ? どう考えても高いからだよ #right(){(戦争板初質7:534)} ----
米軍のステルス戦闘機については[[各種ステルス機]]をご覧下さい。 ---- #CONTENTS ---- **アメリカ軍の戦闘機の名前はF-○○って付いてるけどちゃんとF-1~F-35?まで作ってるんですか? 欠番なのは13と19のみです。 現在の制式は1962年に制定されたもので、その当時使われていた機体の一部 はその時に新しい制式を新たに割り振られました。 F-1 FJ Fury F-2 F2H Banshee F-3 F3H Demon F-6 F4D Skyray F-7 XF2Y Sea Dart F-9 F9F Cougar F-10 F3D Skyknight F-11 F11F Tiger F-12 YF-12A SR-71の戦闘機バージョン。試作機のみ F-17 YF-17 今のF/A-18の原型機。ノースロップがF-16と空軍の採用を争って敗れた機体 F-20 F-20 Tigershark ノースロップがF-5を開発した機体。どこも採用せず F-21 クフィル イスラエルのクフィルを海軍がアグレッサー機として採用した F-23 YF-23 ノースロップがF-22と空軍の採用を争って敗れた機体。 F-19ですが、ノースロップがTigersharkを開発したさい、新世代機である ことを強調するために、F-19を飛ばしてF-20という名前を欲しがったため、 欠番になったという説と、極秘のF-117の存在を隠すための工作だったなど色々な説があります。 (F-117が公開されるまで、ステルス機はF-19だとみんな信じてました) #right(){(64:692)} F-6はF4D-1スカイレイ戦闘機、F-7はYF2Y-1シーダート水上戦闘機、 F-9はF9Fクーガー戦闘機、F-10はF3Dスカイナイト戦闘機、F-11はF11Fタイガー 戦闘機と言う風に、1960年代初頭の三軍統一名称化の際に使用されて います。 いずれも海軍戦闘機です。 F-12はYF-12戦闘機、F-17はYF-17戦闘機、F-20も実際に有った機体です。 これらは試作戦闘機です。 欠番はF-13、F-19ですが、F-13については、写真偵察機の記号がFだったので、 F-13偵察機があり、厳密には欠番とは言いがたいです。 計画機段階でもFナンバーが振られることもあり、もしかしたら計画機にあるかもしれません。 #right(){(64:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-14以前は陸海空で記号が統一されてなかった。F-4ファントムは F(戦闘機)4(4番目)H(マクダネル社)という形式付与方式で付けられた。 統一以降は海軍で既に使われている番号を飛ばして、12からの連番になっている。 #right(){(64:696)} とりあえずここに書かれています。 http://home.att.net/~jbaugher1/Fdesig.html 13と19は欠番。19についてはステルス機に当てられているという噂があったけどF-117だということが 今では判明しています。 ・米海軍の場合、1961年までは会社ごとに連番 だからF4Fはグラマン社製の四番目の戦闘機、F4Uはシコルスキ社製の4番目の戦闘機、ってこと 62年からは三軍共通命名システムに移行して、空海軍関係なく、ほぼ開発順に番号が与えられている ・第2次世界大戦まで戦闘機を陸軍(航空隊)ではPursuiter(追撃機)と呼び、その頭文字のP-○○という機種番号をつけていた。 海軍はFighterで、番号のあとのアルファベットはメーカーを示す。 それが戦後海軍も空軍もFighterで統一された。 陸軍にもF-という機種番号はあったが、こちらは写真偵察機のこと。 あと戦闘機に限らず機種番号は開発段階で付けられるので、実際には採用されなかったものも存在する。 そのため番号が飛んだりしている。 ・続いていないのです。昔は海軍航空隊と陸軍航空隊がそれぞれ別々にありました。 海軍の戦闘機はF-○△ と呼ばれ、陸軍の戦闘機はP-■▲ というように呼ばれていた。 戦後になって戦闘機は全てFで呼ぶことになり、陸軍航空隊は空軍として独立しました。 その後、四軍で別々に呼称を決めるのをよして全部で共通の呼称を割り振るようにしようという ことになって改められました。 だから、F-○×には100を超えてしまった時代のと(例えばF-104とか)、その後1からまた付けていった 系列のものがあります。ということで一続きではないのです。制度は変遷があってそのときに振り直しもしていますし。 #right(){(368:744-748)} 米軍用機の「おかしなナンバー」については、以下のサイトを見てください。 ナンバー飛び http://www.designation-systems.net/usmilav/missing-mds.html 変則 http://www.designation-systems.net/usmilav/nonstandard-mds.html 重複 http://www.designation-systems.net/usmilav/duplications.html #right{(359:297)} 補足。 海空統一命名にした折、既に就役・試作の開始されて居た空軍機はそのまま。 海軍機は独特の命名法だったので、現役の物はF4やA3・A2のようにダブった物は整理して 他のナンバーを振られ(F4Dスカイレイ→F-6・A3Jヴィジランティ→A-5・A2Fイントルーダー→A-6) ダブっていない物はF4H-1AファントムⅡ→F-4Bといった感じで空軍方式と同じにした。 その後に開発された機体は数字の小さかったその海軍機に続くナンバーが海空軍関係なく順番に振り分けられた。 たとえば、戦闘機ではF-11タイガーが統一時最後の数字だったので、続く新空軍機はF-12(YF-12) になった。 #right(){(658:296)} **F-4ファントムIIの後部座席はレーダーなどの操作を行うそうですが、それ以外にどんな作業があるのでしょうか? 元々、PhantomIIは海軍の「全天候」防空戦闘機として開発された機体で、レーダーの搭載を主眼に開発された 機体です。 従来の機体は、昼間戦闘が重視され、レーダーと言っても簡易なものしかありませんでした。 全天候戦闘用のレーダーは大きく、嵩張る代物で、操縦士が片手間に操作出来る代物ではありません。 そこで、専用の操作員を置いて、彼らにその操作を行って貰うようにしたものです。 従って、海軍型の場合はレーダーの操作が主な任務で、操縦装置はありませんでした。 空軍型PhantomIIの場合は、後席にも操縦装置があります。 レーダー操作以外にも火器管制、航法、後方の監視、爆撃照準、最悪の場合、空軍型 では操縦という作業があります。 なお一応、前席にもレーダー画面はあります。 レーダーの作業と言うのは、機種によって様々で一概には言えませんが、機体運航の 際の障害物回避、悪天候の回避、戦闘機では探知目標の発見、セミアクティブレーダー ホーミングミサイルの誘導、後方警戒、偵察機では地上目標の発見などが挙げられます。 #right(){(248:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-21って戦闘機は存在してるのでしょうか? IAIクフィルC1(アグレッサーズ用) X-21:B-66改造境界層制御実験機 #right(){(くだらない質問はここに書け!:G_Tomo)} **F-20が実戦配備されなかったのは何故ですか? このカテゴリの戦闘機はアメリカにはもっと性能のいいF-16があるし、 そのF-16を輸出に回してもいい(性能低下版)となった時点で、F-20が日の目を見る可能性はなくなっちゃったんだな。 #right(){(くだらない質問はここに書け!:551)} **エリア88でクルセイダーが翼をたたんだ状態で飛行しているシーンがあったのですが翼をたたんだ状態で飛行することは可能なのでしょうか? 陸上から離陸したF-8が、たまたま主翼の展張を忘れたままだったので慌てて帰投した事件ですね。 ただ、エリ8とは違って飛行中に折り畳んだわけではないわけです。まあ畳んだままでも一応は飛べる、と。 #right(){(4:117)} **F-104スターファイタ-?(ライトスタッフの最後に出てきて墜落した機体)の枕詞に「最後の有人戦闘機」とあるが、これの意味は? この先、これ以上の戦闘機は出ない。これからはミサイルの時代だ。と言われていたから。 実史は知ってのとおり。 #right(){(5:バーナー保守員} **F-104は艦上機じゃないのに着艦フックがついてるのはなぜですか? 滑走路が爆撃食らった時の短距離着陸や緊急着陸の際の非常用。 F-15とかにもフックあるよ。 #right{(514:561)} 地上基地でもアレスティングワイヤーを使った短距離着陸を緊急時に行う事が想定されてるためです。 ほら、爆撃とかで滑走路に穴が空いて短くなったら困るでしょ? 他にもフックがついた機体は結構あり、空自の基地にもアレスティングワイヤーがあります。 ただし、フック以外にもいろいろと制約のある航空母艦への着艦には使用できないので、正確には着艦 フックではありません。 #right{(514:563)} **F-14,15,16,F/A18の違いと特徴を分かりやすく教えてください。それぞれの得意なシチュエーションとかスペック以外のうん蓄をお願いします F-14はフェニックスが撃てる。空母近くにくる巡航ミサイル発射航空機を落とすのにグ。 F-15は速くて高く飛べる。敵戦闘機撃滅が得意。最近は地上攻撃もできるぞ。 F-16はF-15みたいだけど、もっと安いしけっこういい線いってる。お得な買い物だ。 F-18は空母から地上攻撃もいける。F-14よりずっと近代的だし、運用安いぞ。 #right(){(7:264)} F-14 海軍機 垂直尾翼2枚 可変翼 エンジン2機 空母に搭載され、空母艦隊の護衛が主任務。革命前のイランと米国が所有。 フェニックス長距離空対空ミサイルを運用できるのはこの機体のみ。 F-15 空軍機 垂直尾翼2枚 エンジン2機 制空、対地攻撃が主任務。日本、サウジアラビア、イスラエル、米国が所有。 チタン合金が多用されているので丈夫。被弾時の生存性が高いらしい。 F-16 空軍機 垂直尾翼1枚 エンジン1機 制空、対地攻撃が主任務。採用国多数。 F15が高価であったため廉価、高性能をコンセプトに開発された。しかし性能が悪いわけではない。 F/A18 海軍機 垂直尾翼2枚 エンジン2機 制空、対地、対艦攻撃が主任務。採用国多数。 F-16との開発競争で敗れ、海軍型として改良され生まれた。 #right(){(7:バーナー保守員)} **戦闘機の名前の由来おしえて。例えば、F-22だと、Fはわかるんですけど、22はどこからきたの。単純に22番目に設計されたってゆうことですか? FはFighter(戦闘)ですよね 22はただ単に配備(設計)順に番号が与えられているだけです 別に数字が大きければ新しい訳でもない 最近の制空戦闘機で逝くと F-15→F-22 になりますがな ちなみにF-22には競争相手がいてYF-23という型番が与えられていました 採用されなかったのですがね。 例F-86セイバー(退役済み) #right(){(11:428)} 戦闘機も含め、米軍兵器の通し番号は途中で(1962?)リセットがかかりました。3桁番号は名残り。 #right(){(11:system)} **米空軍の戦闘機の垂直尾翼に書かれているOSやZZ、そしてEDなどの2文字のアルファベットは、何を示しているのでしょうか。 所属を表すTailletterです。 72年6月に空軍の命令(AFM66-1)により制定されました。一応、基地名、州名、国名が基準です。 が、嘉手納18TFWの「ZZ」は、Vietnam以来の伝統。 8TFWはWolfPackから「WP」を、37TFWは鼬から「WW」、1TFWは、最初の戦闘機部隊なので、"First to Fight"から「FF」となっています。 最近では、「LF」(Luke Falcon)、「MJ」(Misawa Japan)という語呂合わせのものもあります。 ついでに、OSは韓国のOsanより(51TFW)、EDはEdwardAFBより(6512TS) 命名されています。 (飛行隊名は古いかもしれんが) #right(){(12:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **米軍のF-111ってAARDVARKっていう非公式のニックネームで呼ばれてますが >(後に制式ニックネームになったそうですが)、制式ニックネームは無いんですか? 米軍機で制式ニックネームが無いのは珍しいのでは。 アードバーグ以外の名前は無いです #right(){(12:31)} あと、アードバークと無線を表す「スパーク」を合成した「スパークバーク」なんて 名前もあったようです。でも本なんかで見たことないけどね。 #right(){(12:system)} F-111というのは屈折した人生をたどった航空機で、それを反映してか、名称、愛称も多少混乱しているようです。 F-111を戦略爆撃機バージョンに改修したFB-111もそうで、改修後の任務である「B」が最初に来て、 BF-111となるのが(EF-111同様)、米軍の制式名称規則なのですが、なぜかFB-111で固まってしまってます。 結局、南半球のオーストラリアに安住の地を見いだしたわけですが、さすがにそろそろ引退がささやかれてますね。 #right(){(12:43)} **JSFのX-35って、F-35になってますけど、Fナンバーで制式するならF-24とかになるのが筋では? 実はその間を埋めるブラックプロジェクトがあるといわれて… 単に、計画の継続性を強調したいためにF-35にしたというのが通説です 真偽はまだ分かりません 20年後の情報公開を待ちましょう #right(){(16:43)} **F/A-18 HornetとF-18 Hornetというのは別物なのですか? 元々。F-18とA-18と言う二種類の機体が作られる予定でした。 従って、F/A-18とF-18は同一機種です。 しかし、二種類の機体を製作するのは非効率なので、同一機で二つの 任務を遂行することになったため、F/A-18と言う変則的な名前が付けられたのです。 #right(){(23:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-16にはA/C型のような単座型とB/D型のような複座型があるようですが、複座型はどういう目的のために存在しているのでしょうか? これまで戦闘機には「転換教育」というものが不可欠と考えられておりました 世代ごとに性能が飛躍的に向上するため、前の機種の感覚で操縦しても性能を 十分に引き出せなかったり、場合によっては危険だったりしたからです F-16の複座型もこの考えに沿って作られており、ベテランであっても、 F-16に初めて乗り込むパイロットは必ず複座型で転換教育を受けます しかし、イスラエルなどは複座型を精密攻撃用に転用したり、電子戦型に改造したりしています また、地上設置型シミュレーション機材の進歩で、実機による転換教育の必要性 には疑問(特に経済性の面から)が出されるようになり、F-22は複座型の開発を中止してしまいました #right(){(23:450)} **F/A18B/Dの後部座席には操縦桿が付いているんでしょうか? F/A-18B/D/F型は後席にも操縦装置がついています。 これは、もともとF/A-18B/D/F型は訓練専用機として位置付けられていたからです。 しかし、戦術の変化によりD/F型は大量に採用されることになりました。 そのために操縦装置を外すことは考えられなかったようです。 なお、後席乗員は空軍と同様WSOと呼ばれています。 #right(){(23:583)} **曳航式デコイってどんなのですか? F/A-18とかF-15Eに搭載されていて、 AN/ALE-50 光ファイバー曳航式デコイとAN/ALE-55 光ファイバー曳航式デコイの二種類があるようです。 #right(){(24:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15が本気を出せば、パイロットが失神するといわれていますが、通常の飛行ではリミッターのようなものが存在するのでしょうか? ありません。F-15では自衛隊のパイロットが13Gをだして墜落を回避した事例があります。 普通の人間は7G程度で失神すると言われています。 #right(){(37:946)} **ベトナムでファントムが被弾してキャノピーの欠陥で脱出出来なくてあぼーん >どのような欠陥があったのでしょうか? F-4ファントムのキャノピーは前後分割されています。 脱出の際後席が先に脱出してしまうと、キャノピ-に負圧が掛かり開かなくなってしまうのです。 米軍に限らず、イスラエルでも同様の事故がありました。 その後、脱出シークエンスの変更と、キャノピーの空調の改良で 同種の事故はなくなったはずです。 >先に後席が脱出した場合、風で物凄いことにならないのでしょうか? あくまでも想像ですが…。 前席と後席の間の開口面積が少ないので直接巻き込んだ気流が当たることは無いでしょうが、 開いたキャノピーの部分で気流が出来て後方へ空気が吸い取られます。 騒音なんかはすさまじいでしょうね…。 #right(){(44:名無し軍曹)} **F-16の背中の模様は何のために付いているのでしょうか? 空中給油用の目安マークです。マークの先に給油口があります。 当然ながらF-16だけでなく大抵の空軍機に付いてます。 #right(){(44:260)} **アメリカに潜水艦から発進する水中発射型の戦闘機というのはありませんでしたっけ? あー、計画されたことはあるんだよ コンベアと米海軍の共同研究だったが、当然のごとく実現しなかった 絵を見たいならミリエア増刊「アメリカ・イギリスの試作戦闘機」のどれかに 載ってる(確かII) #right(){(47:433)} **F/A-18のAってAttacker? F/AのAがAttackerなのはおっしゃるとおり。 ホーネットがなんでF/Aと呼ばれるかといいますと、ホーネットが海軍の配備された当初は 制空用のF-18と攻撃用のA-18を別々に生産する計画でした。しかし予算が下りなかったため 両機を統合しF/A-18と呼称したのです。 この他に、F-22ラプターが予算確保のためマルチロールに使えることを強調してF/A-22と 呼称が変更されました。その他にはF/Aと呼ばれる戦闘爆撃機はありません。 #right(){(51:名無し軍曹)} ち。が・う・っ! >ホーネットがなんでF/Aと呼ばれるかといいますと、ホーネットが海軍の配備された当初は >制空用のF-18と攻撃用のA-18を別々に生産する計画でした ここまではあってる。しかし、両者共通機体になったのはFCSの進歩で、同じ機材で攻撃と 制空の両方をこなせることが明確になったので、別々に生産する意味が無くなったから ちなみに「F/A-18」は本来、ホーネットの開発計画名だったが、 機体共通化に当たってそのまま機体の制式名に流用した X-35がF-35になったのと基本的には同じ考え方だ #right(){(51:733)} **F-4やF-16などがそうなのですが、エアインテイクの口と胴体が離れてるのはなぜですか? エンジンが、機体表層の乱流境界層を吸い込まないようにする為です。 #right(){(59:297)} **F-111のビデオ見たら、着陸時に水平尾翼をやたらせわしなくヒコヒコ動かしてますが戦闘機の着陸ってみんなああいうもんですか? あれはF111特有のクセです #right(){(7:817)} **ホーネット(2座)の左インテーク側面に円筒の先端に半球がのような形の装置が付いていましたあれは何ですか? 多分LANTIRN Targeting Pod かNavigation Pod でしょう。 #right(){(5:825)} **昔のアメリカ戦闘機等には、ジュラルミン地肌無塗装の機体が多数ありますが、これはなぜですか? >きらきら光って目立ってしょうがないと思うのですが・・塗料分軽くなるといってもね・・ かつて捕獲して零戦を調査した際、日本機が塗装が実に薄く平滑に塗られていると誉めていた。速度低下が起きないと。 逆にアメリカは思いっきりダボダボ塗ってそうだからそれなりの重量ロスがあったのでは。 あんまり迷彩の効果を信じてないのもあるかもしれませんし、昼間地上で待機中に爆撃を受けるような事もなかったのでしょう。 #right(){(8:131)} **F/A-18が空母から発艦するには、A/B全開+カタパルトが必要なのは知っていたけど、空母自体が全速力で前進してないと離陸に必要な揚力が得られないんですか? 合成風力が得られないんじゃなかったかな。 カタパルトが強力すぎると、人間が堪えられんし、機体構造も強化せんといかん から、重量増に繋がり、性能が低下する、と。 #right(){(9:名無しさん@眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-84とか一時期翼端に燃料タンクをつけるのが流行ってたけど、ロール率低くてマズーとかならないの? ご推察のとおり、あんな重量物を機体中心から離して搭載するのでロールレートがた 落ちです。当然空戦時は切り離します。ただ、巡航中は一ついいことがありまして、 翼端で巻き起こる巻き返し(翼端渦)による抵抗を減らして巡航性能を向上させます。 #right(){(52:787)} **米軍がクフィールを制式採用して使ってるって本当? 米海軍がトップガンで仮想敵機役としてF-21の名前で採用していました。極短期間ですが… #right(){(53:615)} かつてDACT用仮想敵機としてイスラエルから一時期クフィルをリースしていました。 その際の名称がF-21ライオン。当然、もう返却しちゃってます。 #right(){(53:617)} **アメリカのF-111からF-117までの間の戦闘機ってないんですか? 無いです と言うより系列が違います F-1xx ナンバーはF-111までです 1962年に三軍統一命名法により今のような命名法になりました F-117は例外です まぁ、82年に配備が始まっても88年まで写真すら公開されなかった機体なんで・・・ F-117はセンチュリーシリーズとは無縁だと思います #right(){(56:703)} **センチュリーシリーズに含まれる戦闘機を教えてください。そして何故そう呼ばれるのでしょうか? センチュリーシリーズの語源は100番台だからです F-100スーパーセイバー F-101ブードー F-120デルダダガー F-103(リパブリック製。試作のみ。M3狙いの迎撃機) F-104スターファイター F-105サンダーチーフ F-106デルタダート F-107(F-100の戦闘爆撃機型。試作のみ) F-108(ノースアメリカン製。試作のみ。M3狙いの迎撃機。B-70の縮小戦闘機型) F-109…あ、これ、知らない。地対空ミサイルだったか? F-110スペクター(F-4Cに一時つけられた名称) F-111(公式ニックネームなし) #right(){(56:721)} F-109はベルのM2級VTOL戦闘機で、計画のみだった いちいち書かなくても、こんなページがあったよ http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/3902/jf/jf_century.html #right(){(56:722)} 厳密に言うと110番台はセンチュリーじゃありません。 F-100~F-106がセンチュリーシリーズです。 #right(){(56:729)} **F-16のドロップタンクの後端は、なぜ切り落としたような形になっているのでしょうか? 水滴型にお尻を細長く伸ばすと、空気の乱流が起きて摩擦抵抗が増大する場合が あります。そのため、後端部を切り落としたデザイン処理をしているのです。 (いわゆるコーダ・トロンカというやつ) #right(){(59:名無し軍曹)} **ロッキードF-104スターファイターについて、逸話的なものがあれば チャックイエガーが使ったとか、岩崎貴弘がF-15を打ち破ったとか・・・ #right(){(60:550)} 俺のしってる限りだと、F-104Cで、30000m突破したって言うのがあったな。 #right(){(60:555)} ジャクリーヌ・コクランが、女性で初めて音速を超えたのは、TF-104でしたし、 宇宙飛行の飛行士訓練用にNASAが使用したとかそう言う話はあります。 日本初の超音速戦闘機と言うことで、F11F-1Fスーパータイガーとの一騎打ち も有名ですね。 #right(){(60:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F/A-18の主翼ってオール カーボン複合材製なんですか? F/A-18の主翼内部の骨組みはアルミ合金です 取付金具はチタン合金 主翼でCFRPが用いられているのは外板です ちなみに前縁フラップやエルロンは複合材料ではないようです #right(){(62:491)} **F-104戦闘機は実戦に参加したことはあるのでしょうか? インド・パキスタン戦争でパのF-104がイのミグ21に撃墜されている。 #right(){(66:759)} 有名どころではパキスタン空軍のF-104Aが印パ戦争、米空軍のF-104Cが ヴェトナム戦争で実戦に参加。 #right(){(66:760)} **F-104は、結局は飛行機史のなかで傑作機、高性能機の分類に入るのでしょうか? 翼端ランチャ、高発射レート機関砲1門、小さいRCS(たまたま)など 歴史に残すべき機体だ #right(){(66:771)} **F-5Eの対抗馬だったF-8の発展型V-1000とF-4簡易型ってどんな機体ですか? あくまでも試作機に至らない計画機ですからどんな機体かと問われても、 具体的な資料はなかなか出てきません。 V-1000については、F-8戦闘機を軽量化したものとしか判りませんが、A-7 を超音速戦闘機にしたようなものではないでしょうか。 また、F-4の簡易型にしても具体的にこれだと言う資料がなかったのですが、 ドイツが採用した空戦専用のF-4Fに近いのではないでしょうか。 エンジンこそ、J79双発ですが、FCSより爆撃装置など不要な装備を取り除き、 乗員を1名としてAAMはサイドワインダーのみとしていましたから、F-5Eの要求 仕様には合致する訳です。 もしかしたら70年の世界航空機年鑑辺りには掲載されているのかも知れませんが。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **ノースロップのP500、P530について教えてください P-530コブラならF/A-18の前身で、ホーネットをもっとスマートにした戦闘機を想像すれば良い (画像を探したが見つからん。後でもう一回やって見るけど) NATOのF-104後継機としてノースロップが自主開発を進め、後にYF-17に発展してYF-16とその座を 争ったけれど敗れた #right(){(67:643)} F-5Eの後継機として自主開発機として1965年頃から、1980年代用の戦闘機として 概念設計が行われたもので、P.500からP.530Cobraとして設計されました。 P.530ではモックアップ段階まで行き、F-5Xと言われていたようです。 外形上は、少し機首が細いくらいで全体的に華奢な感じがする以外は、 現在のF-18と殆ど変わりません。 これを1972年1月にLWF応募用に手直ししたのが、P.600で試作名称をYF-17としました。 エンジンはGE F101からファンを取り去ったYJ101で、このエンジンの燃費の悪さが、 LWF不採用に繋がったと当時言われました。 #right(){(67:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} YJ101の燃費のせいにするとGEが泣きます 当時の主な論調はYF-16のエンジンが(コスト高に悩む)F-15と 同じF100であって、空軍としては共通性を取った、というもので… #right(){(67:648)} P530とF-18は大きさが全く違います。 YF-17(P600)は、LWF計画に基づきP530からレーダーや対地攻撃装備を下ろしたもの。 F-18は、YF-17と外形が相似なだけで大幅な改設計で寸法もエンジンも各種要目も異なる機体。 YF-17→F-18の改設計はF-16→F-2が可愛く見えるほどトラブル満載です。 離陸速度超過、着陸速度超過、加速性能不足、横転性能不足、航続力不足、主翼強度不足、尾翼フラッター…。 #right(){(67:趣味の人)} **F-15C EagleやF/A-18C HornetのF-15,F/A-18部分は何とよばれる記号なのでしょうか? 機種記号は識別記号disignation codeという使い方をしてるのを見た事がある。 愛称は日英でニックネームnicknameでいいと思う。 最後につくアルファベットは分からん。 この後ろにつくもっと細かいバージョン分け(Block50とか書いてある奴)は ブロックナンバーBlock Numberじゃないかな。 Designation Codeって言うのが正式な呼び方なのかどうか責任は持てない。 だけどそういう意味で使っている実例があったから通じるのは間違いない #right(){(71:59)} F-15やF/A-18が正式名称 EagleやHornetは愛称 #right(){(71:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} >同じように M1A1エイブラムスの M1A1もdisignation codeっていうんでしょうか? M1A1とかでも同じ呼び方でいいと思うよ。 #right(){(71:59)} F-15Cの"C"の部分は、型記号(シリーズレター)というらしい。 ちなみに、 "F"は用途記号(タイプレター) "15"は用途別設計番号(モデルナンバー)。 #right(){(71:97)} **エアフォースワンとかに護衛で張り付いてる護衛機たちってエアフォースワンが着陸しようとしてるときってどうしてるんですか? 着陸の際はやや離れたところで旋回待機している 米大統領が日本に来たら横田基地 >とエアフォースワンが着陸し終わったあと護衛機は原隊に復帰するんでしょうか? 護衛機が何処に着陸するかは、それこそケースバイケースだけれど 近くに米軍基地があればソコ エアフォースワンも大統領が降りた後は、日帰りなどの特殊なケースを 除いていったん横田に移動、駐機する(警備上の問題で) #right(){(71:495)} **爆装できるようになっていたのはF-14DとかF-14A+ですか? F-14AもA+もDもです。  単に爆装用ラックがどうのというはなしではなく、きちんとした 対地攻撃能力が付与されてます。 #right(){(73:121)} **なんでF-4ファントムのエンジンはあんなにうるさいのですか? A/B使うと排気ガスが超音速流となるから。 #right(){(72:134)} F-4のエンジンはターボジェットエンジンだからです 現在の戦闘機のエンジンのほとんどはターボファンエンジンです #right(){(72:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} >しかし、離陸時の音もF-4はF-15やF-2と比べて格段にうるさいです。 F-4に対しF-15やF-2が静かなのは、推力重量比に余裕が有るので maxA/B使わない/使う時間が短くてすむからでは? ミリタリー時はターボファンの方が静かなのは確かですし。 基地問題から静かな方が良いので。 #right(){(72:147)} **F-16の対地攻撃用のものとF/A-18との対地攻撃能力にあまり差はない? F-16Cの場合は対地攻撃が基本です。F/A-18の場合は対艦対地両方ともできます。 当然の事ながら兵器の搭載量や航続距離などの差はあります。 #right(){(72:518)} **ホーネットとスーパーホーネットは何が違うのですか? スーパーになると翼が大きくなったり燃料搭載量が増えたり航続距離が伸びたり使える兵器が増えたりする。 #right(){(72:507)} ・ペイロードレンジの拡大 ・FCSの近代化 ・みばはサイズが間延びした事と菱形のインテーク #right(){(72:508)} **F-4ファントムをグリス漬けにしておくぐらいなら、自衛隊がF-14を譲ってもらってグリス漬けにしておいたほうがいいのではないかなあ? 空自のF-4はまだ飛べる F-14は配備部隊にまわすやつを確保するのもやっとの状態 まして現場で採用していない機種なんて持ってても役立たず #right(){(75:671)} **F-4Eの場合燃料何㍑積めるの? 1,915gal(約7,200リットル)らしいぞ。 #right(){(75:735)} **ライノと言う名前の戦闘機ありますか? "rhino"「サイ」はF/A-18E/Fスーパーホーネットの愛称です。 キャノピー前方にある大きなアンテナカバーが角に見えることから 与えられたニックネームだとか。 #right(){(78:名無し軍曹)} **F-5Eの後継機がF-16で正解ですか? 米軍に限っていえば不正解です。 F-5を使っていた国で後継機としてF-16を導入した国がありますので そういう国での話なら正解です。 #right(){(78:284)} **米軍でF-5はどういう使われ方をしたのでしょうか? 実戦部隊では使われていません。 アグレッサー(仮想敵機)部隊などで使われた程度です。 #right(){(78:286)} ベトナム戦争時代には実戦参加もしてたのですが その後は海外での使用のほうがメインでした。 #right(){(78:290)} **F-86が、Su-7を撃墜したって本当ですか? 1971年の第3次印パ戦争の際に、パキスタン空軍に所属するF-86が インド空軍に所属するSu-7に対して撃墜を記録しています。 12月4日に2機・12月10日に2機・12月10日に2機撃墜の記録があるようです。 #right(){(79:名無し軍曹)} **F-4ファントムの後継機種がF-5なんですか? F-5って、MotorGliderのRF-5のことですかね。 Phantomの後継機は、F-15もしくはF-16です。 米空軍に於いては、ですけど。 F-5は途上国向けの供与戦闘機です。 #right(){(79:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-86で、カラの増槽ってどれくらいの重さがあるのですか? ぶっちゃけ、音速ジェット機の翼にぶら下げられるよう造られた頑丈な燃料ドラム缶ですから。 #right(){(85:888)} **メジャーリーガーのテッドウイリアムズが朝鮮戦争で戦闘機に乗って活躍していたらしいのですがどんな戦闘機に乗っていたか教えていただけませんか。 本人の公式HPに"F9F Panther"と書いてありますよ。 ttp://www.tedwilliams.com/ 海兵隊のパイロットとして参戦したようですね。 ttp://www.tedwilliams.com/index.php?page=burnjet&level=2 F9Fパンサーはこんな飛行機です。 ttp://www.d-b.ne.jp/t-key/aircraft/1_f9f.htm #right(){(86:名無し軍曹)} **ホーネットはイントルーダーにも落とされる悲しい機体? イントルーダーは機関砲も無いし、A型を除きAAM運用能力は無いし (そのA型も実際に運用したことはない) ので考えにくいのでは。 #right(){(87:57)} **F/A-18の垂直尾翼が離陸の際に内側(?)に舵を切ってあるのはなぜなのでしょうか? 機首が必要なレベルまで上がらない為、垂直尾翼両方を内側に切っています。 #right(){(87:246)} **F-16のNTCSは敵機にレーダー波を一点集中したときのエンジンブレードからの反射波を頼りに識別ってマジっすか? エンジンブレードからの反射波を分析して、機種(あるいはエンジンの種類)を判別するのは 実際に行われています。F-16のシステムで可能かどうかまでは知りませんが、ありそうなことです。 #right(){(91:system)} **「F-5はMigと飛行特性が似ているから、アグレッサーに使われている」というような話を聞きますが、このMigはいつ頃のどの型を指しているのでしょうか? MiG-21、あの時代の米軍機は戦闘爆撃機的な機体が多く低翼面荷重な機体は少ない。 正直、DACTを行うにあたって自軍で使ってない適当な戦闘機(かつアメリカ製)はF-5くらいだったから 選ばれたのだと思う。 #right(){(91:142)} ちなみにMig-17を模していたのがA-4。 初期にはF-8がMig-21の役をやっていたこともある。 #right(){(91:173)} **F-A/18って実戦で撃墜されたことありますか? 空対空戦闘では湾岸戦争でミグ25に撃墜されました 地上砲火(ミサイル含む)に落とされたものは10機以上になると思います #right(){(91:616)} **F-4やF-111を多目的戦闘機と言っている人がいるんですがこれって正しいのですか? 基本的に、制空戦闘機=敵の戦闘機を落とす機体、 と攻撃機=地上攻撃を行う機体、を兼用すると多目的戦闘機です。 その意味で、F-111もF-4も多目的戦闘機と呼べます。 しかしF-111の場合はかろうじて、という気もしますが。 #right(){(93:system)} **前にテレビにアメリカの戦闘機の墓場のような場所が映ってました。 モハベ空港のことかなあ・・・ ここには飛行機の墓場がありますが戦闘機があるかどうかはわからないです 一応調べてみてはどうでしょう? ちなみになぜか飛行機の墓場と検索すると「モハビ」とかいてあるところと 「モハベ」って書いてあるとこがあるのでどっちが正しいのかはよくわかんないです (俺はモハベだったと思うんだけどなあ・・・) #right(){(93:269)} >荒野の中に、過去に使われ今は廃棄された戦闘機や爆撃機が多く並んでいて、希望者には売ってくれるんだそうです。 >誰か、この場所について情報をお持ちでしたら、ぜひ教えてください。 デビス・モンサン空軍基地の事だと思います。 #right(){(93:270)} もとの綴りはMOJAVE。 スペイン語風に読めばモハベだね。 しかし英語風に崩れればモハビもあるかも。 #right(){(93:272)} **ホーネットとスーパーホーネット 外見上で見分けるポイントってありますか 空気取り入れ口の形状なんかが分かりやすいと思うが。 スーパーホーネットは角張った形してる。 #right(){(93:762)} 簡単なのは、インテークの入り口。 外板のノコギリライン。 #right(){(93:763)} **F-16のエンジンを換装、改修したらスーパークルーズで飛行できるようになりますか? 外部タンク無しでミサイルとかも積んでないなら最近の戦闘機はみんなAB無しで超音速飛行できますよ。 まあ音速超える頃には燃料も減ってきてるんで帰らないといけませんが。 #right(){(96:404)} スーパークルーズの基準が曖昧なのはガイシュツですが、その上で、 エンジンパワー・耐久性・燃費だけでは無く、外気との摩擦による 熱対策も必要です。 これが一番問題なんじゃないでしょうか? 外皮を熱に強くすれば済むもんじゃ無いでしょうし。 この熱に対する耐久性と改善の可能性のデータが無い以上、お答え 出きる人は居ないと思います。 #right(){(96:447)} **F-15とF/A-18とMiG-29を見た目で区別できないんですけど、どこに着目すればいいですか? おしりらへん。 いーぐるタンは垂直尾翼が二枚、垂直に立ってる。空母から発艦しない。 ほーねっとタンは垂直尾翼が外側に傾いてる。映像なら、空母から発艦してるのが多い。 みぐタンは尻尾つき。 #right(){(96:802)} >MiGの尻尾というのはどれのことでしょうか? 上から見てコクピットの横あたりに垂直にエアインテイクがあったならF-15 コクピットの横あたりから滑らかに主翼までラインが続いているならMIG-29 主翼が直線っぽいならF/A-18 #right(){(96:808)} **F-16CGとCJを兵装無搭載の状態で、テールコード等に頼らず機体の外見だけで見分けることは出来ますか? ぱっと見でわかるのは LANTIRNポッド(インテイク下面左右)を搭載していたらCG HTSポッド(インテイク下面右翼側のみ)を搭載していたらCJ ぐらいかな 後は、HUDが大型化されてるホログラフィックHUDか(CG)、 F-16C/D-30/32のようなHUDか(CJ)ですね #right(){(97:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **「スーパースター」なる名がついた米次世代戦闘機はどこに行ったのでしょうか? F-22の初期の愛称案です。 結局「ラプター」に変更になりましたが。 #right(){(98:150)} 一時期「ライトニングⅡ」とも呼ばれた現在は F/A-22「ラプター」 と言われる機体です #right(){(98:ギコ猫ソフト ◆GOa3cju/wk)} **F-18からF-22の間が開いているのはなぜ? F-19は欠番(理由不詳・かつて秘匿されていたF-117ナイトホークがコレだという説が一時流行った)。 F-20はタイガーシャーク(F-5タイガーの再設計バージョン。開発はされたが採用・量産には至らず)。 F-21はライオン(イスラエルのクフィル戦闘機が訓練用に米軍へリースされた時、米軍で与えられた名前)。 #right(){(100:239)} **トムキャットとスーパーホネットですが、どちらの騒音が激しいのでしょう? あくまでも漏れが実際に聞いた限りではですが F/A-18C>F-16C>F-15C>F-14Dでした。 F/A-18E/Fはまだ聞いたことがないのですが、当然F/A-18E>F/A-18Cでしょう。 #right(){(100:236)} **F-101ブードゥーを発展・改良したのがF-4ファントムと考えていいですか どっちかっつーと、F3Hデーモンを双発大型化したと考えた方が近いと思う。 #right(){(102:746)} **F-14及びF-15戦闘機は現保有国以外に米国が売り込みを図った事はあるでしょうか? F-14は日本のF-104後継機として候補に挙がりましたね。 F-15はF-15Eがアラブ首長国連邦の長距離素子攻撃機計画にF-15Uとして 提案しましたが、敗れています。 #right(){(103:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} F-15はギリシャとアラブ首長国連邦に売ろうとしましたがいずれも不採用になりました #right(){(103:138)} **F-19 F-20 F-21これらの機体についてご存知の事を教えてください。 F-19→欠番。欠番になっている理由は不明。      一時期はF-117の秘匿名じゃないかとか色々言われた。 #right(){(103:416)} F-20はF-5Eの再設計単発機 F-21は米海兵隊が仮想敵機としてレンタルしたクフィル #right(){(103:417)} F-20タイガーシャーク は、ノースロップがF-5Eを全面的に改設計して自社製作した、新世代単発汎用戦闘機。 空戦能力も高く兵装搭載量もそれなりにあり、F-16よりも総合性能は高かったのではとの評価もある。 F-106の後継としてアメリカ(州)空軍にもF-86Fなどの更新として海外セールスの打診もいい線まで行ったが、 結局ノースロップ社の政治力のなさが仇となり、F-16に敗れた。 航空自衛隊にもFSX(2)のベースにしないかという話があったらしい (空自は双発機を好むので選定外に)。 マンガの話だが、新谷かおるの「エリア88」というのに出てきたので、 マイナー機のわりに日本では人気が高い。 #right(){(103:418)} >F-20はF-5Eの再設計単発機 台湾向けに開発というわけではない 台湾を主要ユーザーとして開発されて、 台湾に採用されなかった時点で事実上命脈を絶たれたんだから、 台湾向けに開発でもさして間違いではないと思うがなあ。 #right(){(103:419)} **F-5はベトナム戦争時に米軍機として使用されていたのでしょうか? 撮影にフィリピン空軍が協力したから出てきた。 #right(){(105:199)} 有名な「スコシタイガー」作戦は、米空軍がMAP用F-5を使って行いました。 CAS作戦が中心でナパームも使っています。 地獄の黙示録では確かフィリピンのF-5が出ていたと思います。 #right(){(105:200)} 補足 当時の戦闘機ならばほとんどがナパーム弾を使用できます。 っていうより、ナパーム投下は戦闘機の仕事で、爆撃機はあまりやりません。 #right(){(105:201)} **F-16はやたらと叩かれてるみたいですが、その理由は何でですか? F-16ってそんなに叩かれてるかな? 墜落事故が目立つように思えるのは、それだけ飛んでる数が多いって事でしょう。 #right(){(106:365)} **F-100とF-8の性能差について マッハ1.6以下では内部圧縮式インテークと外部圧縮式インテークの 差異は小さく、重量その他の差異で逆転される程度のものです。 ただし、F-100とF8Uの性能差の解説は(ちゃんとしたものなら)崩壊せず逆に補強されます。 と言いますのは、F-100のインテークは内部圧縮式では「ない」からです。 F-100のインテークは古典的なピトー式(亜音速ジェット機と同じ)であり、超音速飛行時には 強い垂直衝撃波を前面に生じて大きな抵抗と温度上昇を伴います。 対するF8Uのそれは、外部圧縮式なのは無論です。 (略) 要するにインテーク設計における、F8UのF-100に対する優位とは 斜め衝撃波を用いて気流を圧縮・減速していることにあります。 たまたまレドームを用いて外部圧縮としていますが、同様の条件で動作する 内部圧縮式超音速インテーク(F-16、T-50など)であっても同様に優位を得られたでしょう。 #right(){(106:True/False (代行))} **F/A-18EとFのエアブレーキってどうなってるんでしょうか? 垂直尾翼間にあったエアブレーキはE/Fでは廃止されています その代わり、LEX上面に小さな排気ダクト兼スポイラーが付けられています さらに、フラップ、方向舵、水平尾翼を利用し、空気抵抗を増加させる事で、 スピードブレーキの役割をを補っています #right(){(106:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **F-107のアッパーインテークの利点は何なんですか それなら、苦肉の策であって特に良いとこなし。 (後方視界の悪さや、機首上げ姿勢でのコンプレッサーストールが懸念される。) まず、F-100の近代化のために機体下側にインテークを移した。 しかし、F-105(戦闘爆撃機と称してるが、爆弾倉付きの本格的な核爆撃機)と張り合うことになった。 そこで機体下側に核爆弾を半埋込式で積むことにした。 (しょせんはF-100ベースのため、爆弾倉は設けられなかった。) だからインテークを機体上に移した。 #right(){(106:778)} **F-16Cのブロック30でランタンが運用出来る? globalsecurity.org の記述だと Block 40/42 からになってるねえ。 30/32 は HARM と Shrike と Maverick 運用能力の付与。 #right(){(106:873)} **アメリカ海兵隊航空隊のF/A-18とか(今は使っていないが)F-4とかの戦闘機は空母発着能力を持っているのでしょうか。 普通に空母に乗って運用してる #right(){(106:702)} **F-16はいつ頃からスパロー運用出来る様になったんですか? 80年代中程にADC(防空軍)に採用されたF-16ADFはAIM-7を運用できます。 現在はADCは解体し、F-16ADFは州空軍に移管されています。 #right(){(108:164)} **1950~60年代のアメリカ軍機の開発史を見ていると、何かやたらと戦闘機を偵察機に改造している印象を受けます。 >「とりあえず偵察機に改造しとけ」的なノリが伺えるのですが、この時代のアメリカ軍はそんなにも偵察機を重視していたのでしょうか 足が速い戦闘機は、戦術偵察機にしやすい #right(){(108:397)} 専用の偵察機を作るより、戦闘機改造した方が安い。 しかも部品が共通 #right(){(108:398)} 現在、米軍の戦術偵察は専用無人機や高高度偵察機、偵察衛星の他 取り外し可能な偵察機材を取り付けた戦闘機で代用されているので 戦闘機改造の偵察専用機はない たぶんこれからも・・・ #right(){(108:399)} 戦術偵察専用機を設計するほどの必要はないが、武装を残したままだと偵察機材を搭載できなかった為。 >関連質問ですが、そのうち RF-15 や RF-117 といったものも作られるのでしょうか、 偵察機材がポッド搭載に出来る程小型化されたので「偵察型」は必要ない。 空自のRF-4EJもF-4EJから改修された奴はポッド搭載で戦闘機としての機能を残していた。 #right(){(108:400)} つけ足すと、以下の部分で、現在と発想が少々異なる。 1.東西の機甲戦力を比較すると西側は圧倒的に不利。   少ない戦力を効率よく運用するために、即応性の高い偵察が必要不可欠。 2.しかし、緒戦の核攻撃で主立った飛行場が破壊される可能性がある。 3.逆に言えば核攻撃の手数は多い方が良い。 この様な事情から偵察機の分散配備が必要で、 特に現在より航空機に汎用性を与えるのが困難な時代なので、偵察機がやたらと多く見える。 しかしそれらの偵察機も偵察専用ではなく、核爆撃能力があったりする。 #right(){(108:413)} **F-4はアメリカ州空軍で現在は使われていますか? 米空軍のF-4ファントムIIは、州兵航空隊、予備軍団を含めすべて退役しています。 #right(){(108:730)} **F/A-18は始めから攻撃を考慮されていたのでしょうか? 最初からF/Aだよ。 もともとはF-18とA-18を平行配備する計画だったみたいだけど。 #right(){(109:593)} **「ハリアー32対0」というビデオを見たんですが、その中でアメリカの海兵隊に102機が配備されたとなっていました >アメリカにおけるハリアーの位置付けはどんなものだったんでしょう? 海兵隊の戦術支援STOVL機 #right(){(112:924)} 一言で言えば『空飛ぶ砲台』ですな。 米海兵隊は揚陸戦闘を重視した部隊ですが、それゆえ重砲部隊などがやや手薄な 編成になっています。 この火力不足をカバーし、以って近接支援にあたるというのがハリアーの用法です。 前線近くの仮設飛行場に待機するためにVTOL能力は必要とされます。 #right(){(112:926)} カテゴライズとしては「軽攻撃機」だが運用理念としては 「ライフルマンのようにいつでもどこでも」ということらしい。 #right(){(112:933)} いつでもどこでもが軽攻撃機。 海兵隊だからハリアー。 #right(){(112:936)} **F-16にはドラックシュートが付いていないのでしょうか? ドラッグシュートは、ノルウェーに輸出したF-16にはついてます。 単純に購入国の要求仕様書の問題です。 #right(){(114:119)} F-16のドラッグシュートはオプションで用意されている。 F-2の場合は空自の要求に「短距離着陸」性能があったから。 F-2のマニュアルには「必要に応じて使え」と書いてある。 #right(){(114:120)} **F-16の愛称はポピュラーじゃなかったんですか? 「ファイティング・ファルコン」とは、現場では殆んど呼ばれず、 「ヴァイパー」と呼ばれる事が多いようです。 #right(){(115:蒲田の三等兵 ◆UkUFfcwWIs)} >ヴァイパー、ってマムシの事を意味するViperですか? 飛行姿勢がカマ首を持ち上げて攻撃する毒蛇に似ている、との事だそうですが。 #right(){(115:蒲田の三等兵 ◆UkUFfcwWIs)} >どこかの模型メーカーは勝手に コンドル ってつけてたなw 勝手じゃない。コンドル説も一時あって、某航空雑誌なんか既定事実のように載せていた。 #right(){(115:508)} 「コンダー」は当時メーカーや関係筋から有力と流れた名前で、 「ロンメル」の様に模型メーカーが勝手につけた名前ではありません。 #right(){(115:509)} **F-4は米海軍の艦上戦闘機ですが、米空軍もF-4の優秀さから60年代前半に採用されたことは知っているのですが、 >一体、米空軍はF-4のどこが優秀で、当時配備していたセンチュリーシリーズは >F-4に対しどこが劣っていたと判断したのでしょうか。 うろ覚えですが、当時の航空雑誌などに書かれていたのは、当時のミサイル、 電子機器の進歩による、高速のミサイル・プラットフォームとしての全天候攻撃能力を評価され、 更に重武装、多用途性、それに敵地奥深く侵攻出来る長大な航続能力、 艦上機であることのコンパクトさと稼働率の良さなどが評価されています。 センチュリーシリーズの内、F-100は性能不足、F-102/106は単能機 (迎撃が主任務で侵攻任務に向かない)、F-101は搭載量が不足、F-105は鈍重、 F-104は空軍のドクトリンに合わないと言うことで、新規に採用されました。 ちなみに、当初、此のF-4自体繋ぎで、元々はTFX(後のF-111)が 本命視されていたのですがね。 #right(){(116:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **私が思うところF-14とF/A-18E/Fは、開発・運用コンセプトが違うと思うのですが、 >アメリカ海軍は、F/A-18E/FのどこがF-14の後継たらんとしたのでしょうか。 米海軍の戦闘機に求める要求が F-14当時と違うのから F/A-18E/FはF/A-18A/Bの当初の運用コンセプトとも違うし むしろF-14後継としても開発された機体だから 直接どこがどうというわけではない #right(){(116:293)} F/A-18E/FがF-14の後継に位置付けられたのは、複座機であるF-14の後継を単座機にしてしまうと 後席員が大量に職にあぶれるからで、実務上の意味はあんまりない… とささやかれてはいるそうな。 #right(){(116:300)} 冷戦構造の崩壊によって、アメリカの空母艦隊が敵航空機の大編隊による攻撃を受ける可能性が著しく低くなった。 ので、制空戦闘には重きをおかなくなったのよ。 #right(){(116:308)} **F-15やF-14が、長く最強の戦闘機の地位を占ることができていたのはなぜですか? 日進月歩の時代は終わったよ。 #right(){(119:62)} 中身は進歩していたがな(猫はさすがに限界だが) まったくの別物とさえ言える #right(){(119:64)} 戦闘機の調達コストが高騰して、世界的傾向として新型機への更新が遅くなっているため。 また、新型機の開発も、ゼロ戦の頃とは比較にならないくらい長い年月がかかるようになっている。 #right(){(119:65)} ということで、今では戦闘機開発と配備に金がかかりすぎて 昔みたく簡単に作って飛ばしてみるなんてことはできないから というのが、あなたの質問への決定的回答です #right(){(119:78)} どんどん最新戦闘機が開発されない理由は、>>78さんが書かれている通り、 費用がかかりすぎるからです。上記のように多様な環境の中で運用される 現代の第一線戦闘機はとてつもなく複雑なシステムであり、ひとまず機を飛ばせるだけの プログラムでも、そのコードを作成するのに何年もかかります。 高速かつハイGで使用される機体ゆえ、搭載兵装とのマッチングもシビアです。 外装兵装であれば抵抗や空力重心に対する影響、問題なく機体から離脱するか、 火器管制装置とのプロトコルに問題ないか。さらにレーダー反射面積も 現代では重要ですから、すべての面が絡み合って開発は多数の専門家が 長時間かかって行う必要があり、つまり高くつきます。やっとプロトタイプに たどりついても、実際に飛ばすと思わぬ短所が発見され、また、開発期間中に 変化した軍事情勢に伴って新たな要求が押し込まれ、対応するための変更で 重量が増し、結果として性能が落ち、対策の開発を・・・ ほんと、大変。 昔の戦闘機と現代の戦闘機は、同じ戦闘機という名称と役割を 共有しているだけで、中身はまったく別物です。 銃器なんかはそれほど極端には変わってないのですが。 まあ、その比喩でいえば機関銃とミサイルほど違う、かな。 #right(){(119:system)} 兵器ってのは予想される敵に対抗するために開発するわけで 仮想敵国の首都上空の制空権を瞬時に取れるような状況では 新しい戦闘機なんか必要無いわけですよ。 しょせん人間が乗ってるという事を考えるとマッハ10で急旋回 出来るような戦闘機を作ってもパイロットが死ぬので意味が無い。 それなら今まで使ってきた信頼度の高い戦闘機を改良した方がマシ。 ECN,ECCM能力とかの向上でも良いし。 単にミサイルを新型のものに載せかえるだけでも良い。 #right(){(119:138)} **F-80シューティングスターが大戦終了前に、イタリアに配備されていて、作戦行動を行なったというのは本当でしょうか? 13機製作された増加試作型、YF-80Aのうち2機が"Project Extraversion"の名の下に英国に送られ、 性能テスト旁々、英国内でデモフライトを実施して、米軍人の士気向上に利用されました。 こちらは、英国で2機とも、事故によって喪われました。 また、6号機、7号機が欧州に送られ、イタリア戦線で数度の実戦出撃を行ないましたが、戦果は挙がらず、 停戦状態監視の為に使用されたりしています。 なお、イタリアに送られたものは、ドローンに改造される為に、戦後本国に送還されました。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F-80のスペックはどんな本が詳しいですか? Putnamの会社別になった航空機の本とかがお薦めと言えばお薦めですが、 手近なものとしては、世界の傑作機No.84がそのものズバリ、Lockheed F-80/T-33でつ。 #right(){(121:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **よく米海軍戦闘機で「○○キャット」という愛称がありますが語源や、いわれはどこからきているのでしょうか? グラマンという軍用機を作ってる会社が、愛称に猫科の動物の名前をつけるのが好きだから。 #right(){(123:741)} **F-18みたいに空母の艦載機には主翼を折りたたんでいるのがありますね。折りたたみ部分がいかにも弱そうに見えるのですが? >空中で激しい機動をしてる時にポキっと逝ってしまったことなど無いのでしょうか? それに耐えられる強度になるよう設計される。 なので、ただでさえ折り畳み機構の分重量が嵩み、さらに強度を上げた分の重量が 嵩むので、艦上機は陸上機に対して性能的に不利になる。 現実の例で翼を展開するのを忘れたまま発艦した、という例が。 無事に帰還しているけど。 #right(){(468:419)} **F-18のエンジンは騒音が凄いらしいけどなぜなの? F/A-18E型ってC型に比べて騒音が大きいとはきいたことがある気がする #right(){(93:72)} 殆どのF-14のホームベースであるNASオシアナでも 地域住民とスーパーホーネットの騒音問題が起きてますから、 スーパーホーネットのエンジン音がトムキャットより大きいのは事実でしょう。 でも他の新型戦闘機のエンジンがうるさいかは知りません。 #right(){(93:75)} 主な理由はエンジンから放出される排気の速度が速いため。  1. 高効率を得るためには燃焼室温度を上げる必要がある(熱機関の基本原理)  2. ジェットの場合、そのためには吸入空気をより強く圧縮する必要がある。  3a. 高圧縮比を得るため、吸入コンプレッサーが思い切りがんばる必要がある  3b. 高圧高温の燃焼ガスでタービンが思い切り回される  3c. 推力が同じなら、従来エンジンより少な目だがより高速の排気が噴出する で、高効率ジェットエンジンは必然的に騒音(特に高周波数域)が大きくなる。旅客機などでは騒音規制があるので 効率の一部を犠牲にして低騒音の方向に振っているが、軍用機ではあまり気にしていない。 第6世代ステルス機では全方面ステルスが条件と言われ、この中には騒音も含まれているが、 「空対空戦闘では騒音は関係ない」「高空を飛行すればそんなに問題ない」「音速超えたら衝撃波の方がでかい」 といったわけで、騒音については電波ステルス、赤外ステルス、電子光学ステルス、の最後に回されているのが現状。 #right(){(初心者スレ468)} **F/A18Eは欠陥機という話を聞きましたが本当ですか? 装備したF414-GE-40ターボファンエンジンが高機動運動中にフレームアウトする (エンジンのプログラミング変更で対策済み) 当初予定より戦闘行動半径が短い 新世代機(F-35等)に比べるとステルス性に劣る 確かこんなことを言われていたような。 #right(){(44:名無し軍曹)} 行動半径に関してはE型に限らず、ホーネットシリーズに共通する難点ですな。 確かにF/A-18の行動中の姿って、大抵でかい増槽3つくらい付けてるもんね。 #right(){(44:14)} >航続距離の不足は増槽投棄時に胴体に当たるから増槽を斜めに取り付けているのとは関係ありますか? まさにそれが理由です。 #right(){(44:21)} **アメリカのM61ガトリング砲は20㎜で現代のドックファイトを戦えるんですかね? >20㎜で充分な破壊力はあるんですか? 足りねんじゃないか、という声は以前からあります。 しかし、大口径化すると重量増(砲本体、弾薬、支持構造)もですが、 なにより大変な開発及び装備費用がかかりますし、既存機後付けはまず無理でしょう。 一方、機関砲が空対空戦闘でどこまで必要かにも疑問があり、 F-22の空対空模擬戦闘には機関砲はプログラムされていません。 (敢えて使用して気付かれずに機関砲距離からF-16を一機「撃墜」したそうですが) というわけで、軍用ピストル同様、使わないもんだし、いんじゃないの、という事情のようです。 #right(){(342:376)} **F-8Eって翼折り畳んだまま飛べるの?←というかエリア88でそんな描写があった訳だが。  世傑によれば、折りたたんだまま離陸した事が7例あったそうだ。 いずれの場合も無事着陸したそうだが、その内1例は脚を出し忘れたそうだ。(それで無事か?) #right(){(338:125)} **F/A-18Fってなんで今さら複座なわけ? 良く言われるのは、F-14からの機種転換でRIO(F-18だとWSO?)の失業対策って話。 個人的には、もう一人乗せる意味の有る高度なミッションをこなす為ではと・・(米軍信用し過ぎ?) #right(){(25:G_Tomo)} **本を読んでいたら「F-16はNATO四カ国が採用したため生産が拡大され~」みたいな記述があったのですが、四カ国とはどこの国ですか。 ベルギー、オランダ、ノルウェー、デンマークだったかと。 #right(){(48:眠い人 ◆gQikaJHtf2)} **F16の後ろにつく「ブロック**」の意味は? >あとこの数字は最新版になるほど上がってますが上がり方に何か法則があるのでしょうか? マイナーチェンジ(内部部品等をアップグレード化)する事だと思っておいてください。 最初のマイナーチェンジがBlock1。以降、マイナーチェンジを繰り返す毎にBlock2、Block3~となります。 常に小改良を加えているワケです。 訂正。 Blockについて生産ラインに乗った物は5、10、15と言う具合に5づつ上がっていきます。 改良テスト中の物については、生産中のBlockナンバーに1づつ加えたナンバーが振り当てられます。 最新生産Blockの一つ前のBlock(最新Blockと並行して生産されている)に改良が加えられ生産が決まった場合、 一つ前のBlock+2のナンバーが与えられます。 #right(){(333:514,535)} **F-105はいい戦歴じゃないみたいですけど、性能はこういうところが良かったんだよってのがあったら教えてください  本来は低空殴りこみで核爆弾を一発お見舞いする機体。 武装を弾倉内に収めたスリックな状態では低空高速での飛行性能は高く、D型以降航法能力も(当時としては)一流。 またG型は本格的ワイルドウィーゼル専用機として一時代を画した。 #right(){(332:13)} **F/A-18って何故主翼の後退角があんなに浅いんですか?あれだと空気抵抗が大きそうですが。 >空母着艦時の機動性が必要なら、カナードを付けりゃ良かったんでは? 空力的な事は置いといて... カナードをつけると前方下方の視界は悪くなる。 ましてや、大海原に浮かぶ木っ端のような空母に着艦するには非常に不利な要素となる。  基本的にはF-5の空力形態から発展していった機体で、 台形に近い浅い後退角のクリップトデルタ+LEXで悪癖の無い高いAOA特性・機動性を目指した物。 着艦性能の為翼面席を拡大し 航続性能を満たす為超音速前縁を止めた事等で 遷音速以上での造波抵抗は増大してしまったが、 機動性能を考えた場合あの形態が失敗とはいえない。 #right(){(325:953,963)} **艦載機、F-14とかF-18は機首を下向きにした、”伏せ”の態勢で発進して行くのはなぜ? >昔の戦闘機、F-4やA-4とかはみな機首を上向きにした態勢で発進しているように見えます。 ニーリングと呼ばれる機構で、前脚を縮めておき射出時に伸ばす事でピッチアップの足しにします。 http://d.hatena.ne.jp/Blueforce/20080324 **アメリカ海兵隊のF/A-18は空母から発艦とかするんですか? 海兵隊のVFAM(固定翼戦闘飛行隊)は空母へも派遣される。ベトナム戦争の頃からそう。 だから戦闘機は、基本的に同一機材を使う。 F-14の頃は高額な事など色々な要素があって実現しなかったが、 以前は、海軍の戦闘飛行隊(VF)不足してる場合の臨時派遣のみだったが、 現在は、海軍と海兵隊の統合計画により関係がより密接になって定期的に空母に派遣されるようになった。 反対に、海軍の飛行隊も海兵隊基地にUDPとして派遣されてる。 #right(){(616:471)} **F-4のパイロットは「足癖」が悪いって話を以前聞いた事があるんですが、具体的にはどういう意味なんでしょうか? 「足癖」というのはこの場合ラダーの操作のこと。 現代のジェット戦闘機の大半は、旋回の時はエルロンとエレベーターの操作だけで曲がることができ、 上空ではほとんどラダーの操作の必要はありません。 しかし、F-4シリーズの機体は、ラダーも一緒に操作しないと旋回することができません。 さらに、低空・低速時などには、ラダーを通常と逆の方向に操作しないと、うまく操縦できないことがあります。 F-4の操縦に慣れたパイロットは、他の機種に移ったときもついこの操作を引き継いでしまい、 結果的に妙なフラフラとした飛行になってしまう、ということのようです。 #right(){(321:601)} **F-18が足が短いとかのろいとか言われるのは、原因は何? 機体形状に因るところが大きい。 空母への着艦を容易にする為に後退角度の緩い直進翼に近い翼の形状だし、 増槽を投下した時の機体への干渉を回避する為にパイロンが斜めについていたりする。 だから燃費が悪いし、加速性能が悪い。 F-18系は飛行機としての素性はあまり芳しくない。 原型となったYF-17からしてF-16と比較して空戦性能、航続力共に劣った機体だった。 #right(){(317:268)} **F-5戦闘機のシャークノーズ型とはどんな型なの? 機首の形状がF-15のような円錐状ではなく、 扁平になっている形状の事。 F-5E/Fの開発時、ノーズにストレーキを設置する事により高迎角時にボーテックスにより垂直尾翼の利きが確保される事が発見された。 その為ノーズを扁平にしてストレーキの役割を持たせシャークノーズと呼んだ。 F-20にも採用されている。 #right(){(313:847,854)} **F/A-18のF型はE型に比べてどこが劣っていますか? >F型は後部座席を新たに設ける分、機体のスペースを消費し、E型よりも一部性能や機能がカットされてますよね。 設計者のハイネマンは人間をひとり増やすとだいたい300キロの重量の増加になると 計算したらしいが、つまるところこの重量増加によるデメリットを甘受できる機体規模 と、それを上回る「任務に対する」複座のメリットがあればよいわけだ。 そして米海軍はEとFを「別の飛行隊で」運用している。ちゃんぽんにはしないのだから 複座であることが「劣っている」とはみなされていない。必要だから複座型を使ってい るわけで。 #right(){(619:ふみ ◆Y.QUKJBduY)} ライノのEとFの違いはFの方が燃料搭載量が215lb減る。 F-15系が複座型が当初は純粋トレーナー型(戦闘・攻撃能力はあるにしても)だったので 後部電子室を潰して後部座席を設けたのに対し、 FA-18Fは当初からトレーナー型ではないので、Eとの搭載システムの違いはない。 トレーナーとして使用はもちろん出来るが、通常はスティックやスロットルは後部座席にはない。(取り外し式で装着は出来る) 任務の違いは基本的にはE/Fは同じだが、Fは二人乗りに有効なミッション 空中前線航空管制(FAC(A))やSHARPSを使った偵察ミッションなどは専門に行う。 タンカーロールもFに割り当てられることが多いが、Eがすることもある。 厚木のCVW-5などでは、当初はタンカーミッションはFのVFA-102に割り当ていたが、 最近はEのVFA-27でも行う。これはVFA-115/VFA-102が最新のBLOCK2の機体なのに対し、 VFA-27はBLOCK1の古い機体なので能力的には劣る為にタンカーミッションも割り当てるように なったと推測される。 このようにE/Fの運用形態は大差ない。実際FはCVWの4つあるVFAのうちの一つしか配備されていないし、 配備されていないCVWもある。 ならどうして複座型を採用したのか? 脅威度の高い目標へのミッション特に夜間攻撃には複座が有利(F-15Eが例) 以前より海兵隊ではDを夜間攻撃機として運用している。 が、本音としては前に出ていたF-14のRIOの活用と言う面が大きいと思われる。 (ライノになってWSOとなった。) 重量などスペック面では多少FはEよりも不利だが(フルタンクでは重量はほとんど変わらない) 戦闘機としては状況によって却って複座の方が利点がある場合ある。 ナム戦の混戦時にはバックシーターの存在が大きかった。 F-4はバックシーターを上手く活かせなった緒戦苦戦したが、連携が上手く行き バックシーターを活用出来るようになった後半は(その他の向上した要素多々あるが) F-4の能力を充分発揮できたと海軍は高く評価した。 戦闘機の能力はスペックだけでは計れない部分がある。 #right(){(619:883)} **F/A-18にはEとFがありますが、双方の能力・ 運用・配備にはどのような違いがあるのでしょうか? スパホのE/Fは単座/複座の違いです。 他の米軍機と同様、Eが基本でFは練習機や攻撃任務・空中給油任務に就いていますが、 それは複座という根本的性質を活かしたもので、スペック的な違いではありません。 スペックを比べたいならブロック単位で調べた方が適切です。 基本的任務の違いはEとFにはないが、SHARPポッドを使った偵察任務やFAC(A)などは複座型の利点を生かす為にFの任務とされる。 また最近配備が進んでるブロック2の機体は、より能力が高いので、脅威の高いの場所、複雑な場所、夜間攻撃などでは、Fを使う可能性が高い。 配備としては、Fは基本的にF-14からの改編で空母航空団CVWに4つある戦闘攻撃部隊の内1つだけ。配備しないCVWもある。 Eは1つないし2つの部隊に配備されてる。CVWやクルーズによって違いがある。 #right(){(638:798,802)} **偵察機のSR-71には戦闘機型のYF-12があったそうですが、一体何を迎撃するつもりだったのでしょうか? YF-12Aはソ連爆撃機がアメリカ本土に到達する前に迎撃するための超音速長距離迎撃機でした。 YF-12Aは厳密にいえばSR-71の戦闘機型ではなく、その前身であるCIAの超音速スパイ偵察機 A-12の派生機種です。 開発者であるケリー・ジョンソンが量産効果を見込むため、A-12の戦闘機型として 売り込んだのがAF-12(YF-12A)、空軍向け複座偵察機として提案したのがR-12(後のSR-71)でした。 YF-12Aは開発中止となったノースアメリカンF-108レイピアに搭載予定だった ASG-18レーダーとGAR-9(AIM-47A)スーパーファルコンミサイルを装備して迎撃任務につく予定でしたが、 ちょうどそのころからアメリカはベトナム戦争に本格的に参戦したため、マクナマラ国防長官は 量産型であるF-12Bの予算を認めず開発はキャンセルされてしまいました。 #right(){(301:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **色んな戦闘機のパッチワークで作った、アメリカ初の超音速VTOLになるはずだった機体ってどんなやつでしたっけ? >初飛行の時に垂直発着できなくて大恥かいたって奴です XFV-12だな、垂直離発着時の推力不足が失敗の要因 エンジンの排気をダクトで導く方式だったから、その際の出力の欠損が酷かったのと、オーグメンター・ウイングって VTOLの為の新理論が実機の実験では理論通りに働かなかったのが推力不足の要因 超音速飛行諦めてハリアーのような推力偏向にしときゃ、取り合えず垂直離発着はできただろうが、 それじゃ開発する意味が無いしねぇ そもそも、この飛行機の開発を主導していた人は「革命的な航空理論を開発するけど、手がけた機体は殆ど実用化されない」 っつー航空機開発史上とても不吉な人の時点で、失敗が約束されたようなものなんだがw #right(){(646:823)} **F-86Dのマイティマウス ロケット弾を使用しての撃墜記録は実際にはあったのでしょうか? 撃墜記録も交戦記録もない。 F-86Dは1953年からADCへの配備が開始され、FEAF、USAFEへも配備され 短期間スペインへも短期間派遣されたが、インターセプターだから米軍基地が 攻撃されない限り活躍の場がなかった。 米軍機では朝鮮戦争後に配備されベトナム戦前に退役した物は交戦記録は無いのが普通。 当時のインターセプターの最大の役目は、核を搭載した敵爆撃機を確実に撃墜する事。 その為には一掃射で確実に仕留められるような大きな火器が必要。 後継のF-101は無誘導核ミサイル・ジニ―を運用したし、F-102/106のファルコンも も核弾頭付きのタイプもあった。 したがってドッグファイトでの能力は問われていた訳ではないのは上記の機体性能を 考えれば納得出来ると思う。 セイバードッグの時代では、ミサイルの誘導能力、破壊力ともに充分ではなかったので 無誘導でも多数のロケット弾を多数同時発射して放射状の「ショットガン」状態が一番 確実と考えられていた。 #right(){(655:854)} **何でいつまでもF/A-18E/Fが使われてるんですか?加速性、航続距離、巡航速度に問題があるのに つうか根本的に空母艦載機として使う場合は 飛行場の方を目的地の近くに持っていけるので、 それらのデメリットがさほど気にならない。 むしろ逆にそれらの元凶になった緩やかな主翼の後退角が 亜音速時の良好な空力特性っつーか強い揚力を生み出すので 優れた低速性能や旋回性能を発揮する。 これは発着艦や滞空時間伸長に有利なため、艦載機としてはホルホルできる。 それからレガシーはともかくスパホは航続距離の問題は対策されてるぜ。 機体大型化により遷音速で更に鈍重になったけどケンチャナヨ。 #right(){(戦争板初質スレ4:16)} **ファントム(亡霊)とかバンシー(泣霊)と言う名前の戦闘機はありますが、スペクター(幻霊)という名前の戦闘機はありますか? スペクターならAC-130という攻撃機wがある マクダネル社はなぜか知らんが戦闘機にモンスターの名前をつけたがったので そーゆー名前になった。 尚デビルやコボルドやオーガーという名前のつけられたものはない。 スペクター、はAC-130の愛称だが、F-4ファントムⅡを空軍が採用することを 決めた時はまだ海軍と空軍で戦闘機の形式記号が統一されていなかったので、 海軍のF4H(FH-4)にはF-110 スペクター という名前が考えられていた。 導入したときには形式記号は統一されていたので空軍型もF-4 ファントムⅡ に なったが。 #right(){(292:363-374)} **米軍の戦闘機で作戦中、何フィート以下は飛行禁止ってのはありますか? 地上攻撃ん時に10エンジェル(1000ft)以下に降りちゃいかんつーのは空海軍共通 訓練んときもだめ(地上激突と判定される) 洋上攻撃ん時は制限はないみたいよ #right(){(292:439)} **T字尾翼まで採用したF-104がデルタ翼じゃないのはなぜですか? 超音速前縁を持った低アスペクト比の薄い矩形翼の方が、(後退翼・デルタ翼に対し) 主翼が完全に超音速流に包まれる領域においては抵抗が小さく悪癖も少ないと考えられてたから。 (反面遷音速域では不利) また低速域においても高揚力装置の取り付けで有利で、比較的高い最大揚力係数が期待出来た。(主翼面積を小さく出来る) >デルタ翼なら水平尾翼はいらないの? F-104があの基本形になる前にケリージョンソンが検討していた形態は、テールドデルタだよ。 テールドデルタは、後縁に高揚力装置を付けれないなどの無尾翼デルタの欠点を補うものとして、 50年代には盛んに研究された、現在のクリップドデルタまでその流れは続いているとも言える。 #right(){(677:426-427)} **F-16E/Fがスーパーファイティングファルコンと呼ばれないのはなぜですか ホーネットのFA-18E/Fがスーパーホーネットっと呼ばれるのに対してって意味なら 飛行機が違うからw ホーネットは外観は似てるがE/FはA/B/C/Dの派出、もしくは発展機でなく 全くの新造機で両者の共通性は脚関係ぐらい。 それに対してF-16ははあくまでも従来機の発展型。だから公式には呼ばれない。 非公式ならF-16ベースの拡大版でスーパーホーネット少し似た成りたちの F-2をF-16の別愛称「ヴァィパー」に対して「スーパーヴァイパー」と言う人もいる。 余談ながら「スーパーホーネット」は単なる愛称ではなく、公式名。 ボーイングの登録意匠だか商標登録名だかになってる。 ホーネットは一般名詞だから出来なかったが、スーパーが付くと合成語なので出来たと言う話。 #right(){(680:587)} **F-104の評価はどうだったんでしょうか? 航続距離が短い、亜音速飛行が苦手、滞空時間が短い、拡張性に乏しいなどなど。 無駄を省いた純然たる要撃戦闘機として設計されてるので空域制圧は得意ではない。 ただし空自はそれまで全天候型戦闘機はF-86の改良型のF-86Dしか持ってなかったので 本格的な全天候要撃作戦を行える初の戦闘機としてとても愛着を持って接していた。 後にデータリンクシステムの搭載に成功し、翼端燃料タンクを装備して 亜音速での揚抗比の改善と燃料搭載量の増大に努めている。 戦術面でも各部隊で熱心な研究が行なわれ、 超音速での良好な加速力とズームアップを活かし 格闘戦闘機としても潜在能力をひきだす事に成功していた。 #right(){(686:907)} **冷戦下の米軍の戦闘機には銀ピカの塗装が多い気がするんですがあれは何か意味があるのですか? 銀色なのは塗装でなく、むしろ無塗装だから。 米陸軍航空隊は二次大戦後期から無塗装銀が多くなる。 それが戦後米空軍になっても引き継がれた。 #right(){(俺初質スレ432:251)} **アメリカ海軍のVTOL戦闘機で、試作したけどエンジン出力の不足で全く飛べなかった機体があるそうですが Rockwell XFV-12Aだす。 米海軍が1972年に超音速VTOL戦闘機開発の提案要求を行った中のロックウェル社案。 小型艦からの発艦、マッハ2のスピードを目指し、コストを抑えるためA-4から コクピットや機首部分、F-4からインテークと胴体を流用した。 完成したものの推力不足は深刻で自力飛行は不可能だった。 147 名前:名無し三等兵 :04/01/16 13:31 ID:??? 推力不足じゃなくて、正確に言えば、Thrust Augmenter Wingによる 推力の増強率が目論見ほどではなかったってことね。 #right(){(113:146)} **今でもアメリカの同盟国が「F-14やF-15Cの改良・発展型新造機を購入したい」と申し出れば購入可能? 実例がないので何とも言えないが、可能と言えば可能だろう 実際F-15SEが韓国向けに輸出されるという話があった(結局採用されなかったが) #right(){(俺初質スレ435:52)} F-14は無理。 たとえラインを新設する金を出すと言ってもイランに部品が流れる可能性があるので、 拒否されるだろ。 #right(){(俺初質スレ435:56)} **F-86のFCSレーダーのアンテナってどこにあるの? 機首インテークリップの上側の部分 詳細はここの図で http://up-ship.com/blog/?p=10172 #right(){(俺初質スレ435:363)} F-86のは、レーダーといっても、目標までの距離を測るだけの簡単なものだから、あのスペースでも納まる (D型除く) #right(){(俺初質スレ435:364)} >ということは、敵機の周りを照準(レティクル?ピパー?)が自動的に追っかけたりしないんだね いや、自動的に動くよ F-86は、そもそも開発が1940年代なので、現代に比べれば原始的なものだけど、標的までの距離と、自機の機動に応じて、 自動的に見越し角を計算して、レティクルを動かすくらいの芸は、FCSが見せてくれます #right(){(俺初質スレ435:366)} **F-16は生残性が低いの? 湾岸で参戦した米軍パイロットの間では「F-16は石のように落ちる」と言われた #right(){(戦争板初質7:526)} **F-4等の複座機は後席でも操縦ができるようですが、前席よりも難しくないですか? F-4の空軍型は操縦桿と簡単な計器は備えているが、前方視界がゼロに近いので 離着陸なんかは難しい でも空中で高度を維持してまっすぐ飛ぶには十分 海軍型は後席で操縦できない 解けない疑問はF-4Gで、資料により後席に操縦桿がある説とない説があって どっちが正しいかわからん 「F-4等」の「等」は範囲が広すぎて、一般的な答えはない ユングマンなどの大戦型複座練習専用機は、後席がメーンの操縦席で、一人で 乗るときは後席で操縦する #right(){(俺初質スレ435:581)} F-4Gって空軍のワイルド・ウィーゼルの他に海軍の自動着艦システム試験機の通称でもあるから、 それが混同されてたりしないだろうか? #right(){(俺初質スレ435:582)} 電子戦型のF-4Gの後席の写真に映っているステックを「操縦桿ではなく 電子機器の操作用」と解説してる本があったりする #right(){(俺初質スレ435:583)} *F-14 **F-14て対空・対艦の戦闘機じゃないの? トムキャットは艦隊防空専用の戦闘機でした。 ところが、ホーネットが配備されると「トムキャット邪魔じゃない?」と言われ始めたので、 「じゃ、爆撃もやるよ」といって爆弾も積めるようになりました。 でも2から4発しか爆弾を積めないので、費用対効果悪すぎです。 でも使わないと議会に「必要ないじゃん」と言われるので、ムリムリ使っていました。 海軍のお偉いさんに元トムキャット乗りが多いからだね。 #right(){(12:154)} F-14はJSOWもレーザー誘導爆弾もGPS誘導爆弾も運用可能です。 #right(){(12:156)} **海軍のF-14と空軍のF-15が空中戦をおこなってF-14が圧勝したことがありますけど、それについての詳しい経緯を教えて下さい。 F-14に圧倒的有利な条件での模擬戦だったとか。 とりあえずF-15側はアフターバーナー使用不可。 #right(){(24:706)} **F-14のキャノピーって、正面のグラスだけ青いのは何故? HUDの反射面を兼用しているからです #right(){(32:606)} **F-14なんかは前席から後席まで一枚の風防になっていますよね。しかし、F-4“ファントム”なんかは、前席、後席別々の風防になっています。 >この差は、意味があるのでしょうか? 風防が別々になっているF-4では、緊急脱出の際先に後席が脱出してしまうと 前席が脱出できず機体と運命を共にするという事故が多発しました。 これはキャノピーに負圧がかかってしまったためです。 おそらくそれを教訓にしてキャノピーが一体型になったものと思います。 #right(){(33:名無し軍曹)} **F-14戦闘機の初期型には、光学ズーム機能がついていたって本当ですか? 一番初期には赤外線スキャナが付いていた。 それをTVカメラに替えたんだが、識別にはいまいちだったらしい。 でも当時は目標の光学的識別に必死で、 F-15でもサイトの上に狙撃用スコープをくっつけてみた、てな話もあったぞ。 ある種のベトナム後遺症でもある。 #right(){(36:346)} **F-14って対地攻撃できんのかね? 海軍のF-14は1996年からLATIRN目標照準ポッドを導入し、これによってGBU-12やGBU-16といった レーザー爆弾が使用可能になりました。この改修した機体を”ボムキャット”と称しています。 #right(){(51:名無し軍曹)} **もし日本がF-15でなく、F-14を採用していたらどうなったのでしょうか。 日本がF-14を採用していたらどうなったかですが、 空母の無い日本ではF-15と使い方は変わらなかったと思われます。 #right(){(56:966)} **トムキャットの可変翼って基本的にどういう動きなんでしょうか 低速飛行時に完全に前進した状態 後退角20度になる 速度の増加に従い高速飛行用の68度まで徐々に後退角を強めていく スピード、マニューバー、エンペロープの全領域において 自動後退角制御プログラムがエアデータ、姿勢センサーの指示値を参考に 理想的な後退角を決定するが 特殊な状況、緊急時には手動によるオーバーライド(手動優先)もできる #right(){(59:816)} **トムキャットは後席の人がやることを一人でやれる物なのでしょうか 一応飛ばせるだろうけど戦闘は無理なような気が・・・ #right(){(60:396)} **トムキャットの後席の人はパイロットのライセンス必要だったんですか NFOはパイロットをエリミネートされた人がなる例が多いんですよ だからライセンスは「要らない」のではなくて、取ってません #right(){(63:471)} 後席はNFO(Naval Flight Officer)と言って、パイロットではありません。 #right(){(63:472)} **F-14の実力は低いのでしょうか? >たとえばSu-27とかMIG-29とかとドックファイトしても不利ですか? 1vs1でドッグファイトなんかしたらボロ負けだと思いますけど。 トムキャットは設計は1960年代です。 イーグルあたりと それほど初飛行の時期に差はないですが世代的には0.5世代 古いといっていいものですし。 博物館用に何機かくれないかなぁ... #right(){(75:665)} 不利です。 そもそも設計された時代が違いすぎる。 #right(){(75:666)} **F-14トムキャットの可変翼というのは、パイロットによる手動での後退角度の調整というのは可能なのでしょうか? F-14の後退角手動操作 可能です。模擬空戦などの時、わざと操作して相手にこちらの速度を見誤らせて ハメる、なんて話が良く出てきます。 #right(){(80:system)} **F-14トムキャットが最強と思ってましたが、間違いですか? >戦闘機同士ならフェニックス一発でおしまいと思うのは間違いですか? トム好きには残念ながら両方とも間違いです #right(){(91:612)} フェニックスは、空母輪形陣に遠距離から対艦ミサイルの飽和攻撃をしかける ソビエトの大型機相手にして、発射前に撃墜するための長距離ミサイルです 従って敵が機敏な回避機動することは予想されて折らず 戦闘機相手なら簡単に回避されるでしょう。 おまけに高価で、数撃てないので、対戦闘機戦闘には不向きです。 #right(){(91:615)} **なんでイランはF-15よりも高いトムキャットを配備したのですか? 若い人は知らないだろうが、当時のイランは、中近東一の親米国家だったのだ。 だから、アメリカでも最新鋭の兵器を、優先的に供給されていた。 #right(){(91:657)} インターセプターとしてはかなり優秀ですよF-14。 空対空戦闘もF-4よりも優れているとされたF-14が採用されても、何の不思議もありません、価格を除いては。 要はお金持ちだったのですね。 #right(){(91:661)} 当時シャー・パフレヴィーが何を考えていたかは、 今となっては死人に口なしゆえ分かりようがないが、 この頃F-14Aだけではなく、キッド級など高価な兵器を シャーが買い漁っていたことに留意されたい。 F-14は海外セールス的には失敗であったことを考え合わせてみるに、 アメリカの販売担当者が直接シャーに売り込みをかけ、 兵器そのものには疎いシャーがそれに乗ったというのが真相に近いところであろう。 ちなみに、イラン・イラク戦争では僅かに稼動したF-14Aは、その優れた電子能力を生かし、 早期警戒機もどきとして使っておった。 F-14Aにも、フェニクスを撃つ以外にも色々な長所があるということだな。 #right(){(91:イラン国防相 ◆F8x7Fmv9BA)} これまでのレスでは「なぜアメリカはF-14をイランに売ったか」ばかりを回答しているようですが 当時のイランではアメリカがソ連国内の電子情報を探るための巨大な電波傍受施設を維持しており そのためにソ連はTu-16かMIG-25まで、ありとあらゆる偵察機や爆撃機で イランの領空侵犯を繰り返していたのです これに対抗するにはF-4では不十分で(特に対MIG-25には)F-14とAIM-54のセットが必要とされたのです 候補に上がっていたF-15はスパローしか運用出来ないことが問題であり、おそらく、政治的配慮の 部分を除いても採用されなかったでしょう #right(){(91:752)} **F-14はフェニックス6発搭載すると空母に着艦できないとそうですが、4発+サイドワインダー+スパローでも着艦は無理なんでしょうか? F-14のブリングバック・ペイロード(持ち帰り可能な兵装量)がちょっとわからなかったので 推定になりますが、F/A-18Eと同程度の3000~4000ポンド程度なら、 フェニックス二発にスパロー、もしくはサイドワインダー二発なら持ち帰りは可能です。 CAP任務はたいていスパローとサイドワインダー二発ずつが多いようです。 #right(){(102:354)} F-14の開発時点での要求はフェニックス4発を装備した状態で着艦可能、つーもんだったよ 実際には無理だったみたいだけどね(必ず1番近い陸上基地に着陸) #right(){(102:357)} できない 信管が生きている状態のスパローとサイドワインダーは安全規定により着艦前に投棄しなければならない この規定、重量は関係ない フェニックスについては、F-14は4発搭載でのブリングバックが要求されていてそれを満たしたらしいが 実際には実弾搭載の場合はたとえ1発だろうが着艦はしなかったはず(試験は除く #right(){(356:608)} >上、「信管が生きている状態の」 (active / live) の意味を間違ってないかい? 信管を取り付けても安全装置があるので、そのままでは生きていない(inert)。 発射/投下によって安全装置が解除されて初めてactiveになり、弾薬がliveになる。 それまでは12.7mmぶち込んだり、火にくべたり、RPGで撃ったりしない限り (低感度爆薬の試験ではその通りのテストが行われるが)爆発しない。 だから発射/投下操作を行ったのに機から離れなかった弾薬はliveと考えられ、確かに規定によって なんとかして振り放さない限り着艦できない。射出か、地上基地に緊急着陸となる。 しかし、発射操作を行っていない弾薬はカタパルト射出時と同様に安全。だから現在の艦載機では bring back能力が要求仕様の一つとなっている。 サイドワインダーとスパローだけが例外、ということはあるのかもしれないが #right(){(356:742)} **何で、トムキャットは、ホーネットの倍の値段なんですか? とっくの昔にホーネットはトムキャットとタメ張るくらい価格が高騰しておりやす。 そもそもF/A-18は空軍の低価格戦闘機試作でYF-16に敗れたYF-17コブラが元で、 海軍/海兵隊がF-14を高価格のため大量に採用できないためF/A-18と名づけ 戦闘機と攻撃機を統合した機体として採用した物です。初めはTomより安くて当たり前。 その価格が倍という話がいつの話でどこから聞いたのか知りませんが、 調達した年度や調達数で価格はいくらでも変わります。単純な比較は出来ないですね。 #right(){(50:441)} **F-14はなぜ後継戦闘機を開発せずF/A-18をあてるのですか? 元々、F-14は艦体防空のために作られました。 で、ソビエト艦体の脅威も減少して貴方の察しの通り、F-14で直接、戦闘機から 艦隊を守る必要性も減ったんですな。イージス艦もありますし。 #right(){(44:664)} F-14は、艦隊防空以外の任務には殆ど充てようがない機体です。 対アフガンでは偵察装備を搭載してすこし重宝されたようですけど。 冷戦が終わって、F-14のような性格の艦載機は米軍の戦略構想から すっかり浮いちゃいました。 #right(){(44:670)} **F-14戦闘機(フェニックス空対空ミサイルも)を退役させて大丈夫なのでしょうか。 F/A-18EorFスーパーホーネットが就役していますので無問題。 イージス艦が充実した現状もあり、またフェニックス空対空ミサイルは 爆撃機/対艦ミサイル迎撃用で対戦闘機戦には使用が難しく高価に過ぎます。 F-14は老朽化が著しく早期の交代が望まれていました…。 (望まれています → 望まれていましたに修正) #right(){(65:783)} **「F-14はFBWではないので整備性が悪いのが引退の一因」というような話を目にしたのですがFBWと従来の方式では整備性がそれ程違うものなの? メカニカルな部分が減るのでそういう意味では整備は楽になるの ではないでしょうか。(まぁ電子機器は増えるわけですが) ただ、「F-14はFBWではないので整備性が悪いのが」というのはどうなんでしょう。 新鋭機に比べて整備性が悪いのは事実ですが、 それはもっと新しい戦闘機は整備性を最初から十分考慮にいれて設計されているからで、 「FBWじゃないから」、というのは一因でしかないと思います。 #right(){(75:488)} **米海軍のF-14AとF-14Dに外見的な違いはあるのでしょうか? ぱっと見で分かるところは少ない。 ・エンジンノズルの形状 (F-14A:P&W TF-30-P-414A F-14D:GE F-110-GE-400) ・グローブベーンの有無(D型で廃止) ・チンポッドの形状 (D型はTCS・赤外線センサー・ALQ-100 ECMアンテナの3つが装備。 A型は生産時期によって違うが、このうちのどれかが装備されている) #right(){(81:14)} **トムキャットはなぜ引退してしたうのですか?MIG-19だってまだ頑張っているのに。 基本的には老朽化が理由です。 Mig-19で頑張ってるのは、金が無くて新しい戦闘機を導入できず、 大昔のオンボロで事故覚悟のやりくりをしなければならない国です。 ほか、可変翼などの複雑な機構のせいで整備に手間とコストがかかり、 冷戦が終わって空母上空警護などのような戦闘機の仕事が激減したことも 理由といえば理由でしょう。 #right(){(84:588)} **このAAの元ネタってなんですか?                    ,'⌒,ー、           _ ,,..  X                  〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´           〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"            ,ゝ `</ /  〉 /  ∧_,. r ''" - - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -   _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +  '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   _-  - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐ ______,''___,;;"_;;__,,___________ /////////////////////// 空母からウエーブオフするF-14Aの超有名写真 #right(){(98:309)} **地上(艦上)に停まってるF-14Aの画像を見ると、エンジンノズルの絞りが左右で違ってる状態の機体が多いんですが何故ですか? TF30の場合、機体の油圧装置を作動させるポンプが左側のエンジンにあるらしい。 だからエンジンを停止させる場合も右→左の順に行う。 エンジンの再起動のために左側の油圧ポンプには圧力がかかったままだが、 右エンジンはエンジンを停止すると油圧が抜けてしまう。 だから連動して作動するノズル・アクチュエーターが開いたままになるらしい。 #right(){(114:882)} **アメリカのF-14ですが、最後の実戦参加はいつ頃なんでしょう? F-14はアフガンの”エンデューリング・フリーダム”にも対イラク戦の”イラキ・フリーダム”にも 参加しています。 ”イラキ・フリーダム”ではVF-154がカタールに4機の分遣隊を派遣し、FAC(A)任務に就いています。 この他、VF-2、VF-31、VF-32、VF-213のF-14も作戦に参加しています。 #right(){(281:名無し軍曹 ◆Sgt/Z4fqbE)} **スーパートムキャットが現実の物となっていたら、F/A-18Eぐらいの性能はあるのでしょうか? スーパーホーネットはあくまでA-6後継もF-14発展型も装備出来なかった 米海軍の妥協の産物でしかないよ #right(){(俺初質スレ2049:895)} 妥協の産物でも結構名機と言えると思うんだがどうなん? 俺はスパホの現状を見ると結果的には米海軍は間違った判断はしてなかったと思う #right(){(俺初質スレ2049:896)} スパホは「相手がいない」優位に恵まれただけで、実際の戦闘局面では鈍足攻撃機でしかない 大戦機に例えればデバステーターかな #right(){(俺初質スレ2049:897)} *F-15 **ストリークイーグルとストライクイーグルは別物なんですか? ストリークは記録樹立の為の特別な機体。塗装をはがし要らない物を降ろした。 ストライクは戦闘爆撃タイプ。 #right(){(28:バーナー保守員)} **F-15の上昇力記録機「ストリークイーグル」が金色なのは何故ですか? 塗料というのも結構重量を食います。 そこで、塗装を剥がして少しでも軽量化を図ろうとしたため、 金属の地肌が露出されたものです。 #right(){(36:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15イーグルとF-15Eストライクイーグルの見分け方を教えてください。 爆弾を搭載するハードポイントで判断してください。 あとは単座か複座か、です。 戦時には、(主に訓練用の)複座型のF-15Dが出張ることは有りません故。 F-15E Strike Eagle の単座型はありません。 対地攻撃用に改修した結果が E の複座型で、後席は爆撃等の操作を行います。 D 型は訓練用で E 型のような爆弾運用能力はありません。 #right(){(12:844)} **F-15が湾岸戦争でイラクのミサイルに撃墜されたという話を聞いたのですが本当でしょうか? 本当です。ちなみに撃墜・戦死されたパイロットは、普段は医師を やってる予備役だったとのことです。合掌。 #right(){(14:661)} **あまりイーグルプラスという呼び方が定着していないのは何故ですか? イーグルプラス、Eagle Plus、は1996年に空軍のカレッジに提出された論文でタイトルに(そしてタイトルにだけ)使用されています。 その意味で、単なるライターの造語ではありません。 要するに、21世紀に入ってもF-15Cを制空戦闘機として有効に保つことが できるか、そのためにはどのような改修が必要か、を調査した論文です。 #right(){(15:system)} **なぜF-15Eなどは複座が多いんですか? 爆弾、ミサイルをコントロールする人が必要だからです。 幾ら自動化されているとは言え、爆弾、ミサイルを照準しつつ、発射タイミングを計り、 上空を警戒し、空戦も行うのでは、パイロット一人だけではとうてい出来るものではありません。 精度を向上させるためにも、専門の人間が操作する方が効率的なわけです。 F-15JもFCSに対地攻撃用のプログラムを載せれば、戦闘爆撃機に改造することは可能でしょう。 しかし、F-4EJ改やF-2が実戦配備されている状況では、今は必要無いと思いますよ。 #right(){(17:眠い人 ◆ikaJHtf2)} **F-15Eはどうして2人乗りなんでしょうか。 置き換える対象だったF-111が二人乗りだったから、一人乗りにすると搭乗員が あまってしまいます。 それとF-15Eに要求されてる戦闘力は、F-16やF/A-18よりはるかに高い ってのが理由でしょう。 #right(){(62:532)} 周囲を警戒しながらピンポイントのレーザー照準だとか一人でできないからです #right(){(62:533)} 地形に沿って長距離を夜間低空進入飛行して、 その合間に兵装関係のコントロールをするには手が2本では足らないから。 >逆にF-16やF/A-18は一人乗りでも対地攻撃任務は大丈夫なんでしょうか。 近接支援や戦場航空阻止程度なら問題ない。 航空優勢が確保されて高度を上げて飛べる領域が増えれば、後方も叩けるようになる。 しかし、脅威が残ってる段階で敵後方に侵攻爆撃をかけるとなれば、専用機が必要になる。 #right(){(62:539)} **アメリカのF-15Cなら爆撃できるんですか? アメリカ空軍のF-15Cには火器管制に自由落下爆弾の照準機能があるよ。 #right(){(62:199)} **F-15はペイロードを落せば1200mで離陸可能なんですか フル装備のF-15Eですら、離陸に必要な滑走路長さは800mに過ぎない Cなら500m未満 #right(){(62:933)} **イギリス・ドイツってF-15を持っていないですよね。なぜでしょう? 自国に有力な航空機産業があるなら、国産を選ぶよ ドイツの場合、政治的な兼ね合いでしょ。 日本や韓国(韓国はF-16)、サウジは国産出来ないのと 防衛政策の問題。アメリカと同盟結んでいるので 同じ機体の方が便利。 #right(){(62:891)} **F-15って尾翼にドッグトゥースが付いてるけど、これって珍しくないですか? 尾翼のドッグトゥースは設計段階ではありませんでした 飛行試験によりフラッター(舵面が振動する現象)を起こす事が分かりました そこで、ドックトゥースをつけることで空気圧の位置を調整しバランスを とる事で解決しました F-15には他にも、ある飛行領域で激しいバフェット (翼面から気流が剥離し胴体などに気流が当たる事で生じる振動) が生じる問題がありましたが、主翼端を斜めに切り詰め、スピードブレーキを 大型化することで改善されました (最初、主翼端はF-16のようなグリップドデルタでした) #right(){(64:名無し三等兵候補)} 尾翼にドッグツースを採用した戦闘機としてはF/A-18の試作機があります たしか3号機ぐらいまではドッグツース尾翼で完成したと思いますが (調べるのがメンドクサイ)航続距離の不足解消策として、抵抗を少しでも 減らすために通常の尾翼に戻しました #right(){(64:359)} **F-15にカナードが付いたやつ、確か F-15ACTIVEって名前だったと思いますが何で実用化されてないんですか? あれは概念実証機です 量産ではなく試験のための機体です #right(){64:560)} アレは元は短距離離着陸と機動性向上の実験機(デモンストレーターだから実証機か?)だ。 最初から実用機にする予定は無かった。 推力変更ノズルのデータはF-22に生かされてる。 #right(){64:563)} ACTIVEに付いてるのは三次元変更ノズルでコイツは試験していた。改造前の S/MTDに付いてた2次元ノズルがF-22に。推力変更ノズルの試験じゃなく て、ソレが実際の機体に搭載された場合の応用について実際に確かめる のが実証機の役割。 兵器の開発が数ヶ月で終わるのはアニメの世界だけだよ。 #right(){64:570)}※試験は終わっているので表現を過去形に修正 **トムキャットはもう引退してるのにイーグルはなぜこれからも働き続けるのですか? 海軍戦闘機は空軍戦闘機よりも短命なのです #right(){(71:76)} トムキャットを運用するよりホーネットを運用する方が安い上に 機種を統一できるので整備などの面で有利だからだと思われます。 イーグルもいずれF22と交代するでしょう。 #right(){(71:77)} 世代も一つ違うと考えていいでしょう。 整備性はF-15の方が段違いに良いはずです。 それにF-15Aとかは第一線では使われていないのでは? #right(){(71:79)} 搭載機数の限られる艦載機では、単目的の(付け焼刃でボムキャット化したけど)F-14を長く運用するより、マルチに使えるF/A-18を多数運用した方が柔軟性が増すから 空軍機では、F-15を改良して使った方が安上がりだから #right(){(71:83)} 理由は二つ有ります。 まず一つ目は、艦上機は陸上機に比べると、運用条件が格段に厳しい と言う事が有ります。 絶えず潮風にさらされている上に、着艦は着陸に比べ、加わる衝撃は 一桁違います。別名、「コントロールされた墜落」ですからね、着艦は。 二つ目は、F-15は90年代に入っても生産されたのに比べ、F-14は 80年代半場より、追加生産がされていません。 当初はF-14Dが84年から約400機ほど生産されて、空母航空隊に更新用に 行き渡る筈だったのですが、予算不足の為、Aの改造でB&D仕様に されただけでした。で、機体の飛行時間はF-15よりかさんでいくのです。 他に考えられる理由は、VG翼である為に運用コストがかかる事も挙げられるでしょう。 #right(){(71:84)} 蛇足を付けるならば、F-22の調達機数が価格高騰に伴ってどんどん減少した ため、F-15アップグレード、寿命延長をせざるを得なくなった、という 些細な側面もあります。この年寄りをまだ働かせようっちゅうんかい、とか 言うとイラン空軍のF-14に笑われるよ(笑) #right(){(71:system)} **普通のF-15をF-15Eに作り変えることってできます? 機体構造自体が異なるので無理です #right(){(78:名無しAPG ◆T8Jo8csczo)} 機体フレームを再設計しているので 厳密な意味でのE型へは改修できませんが E型もどきの戦闘爆撃機への改修は可能でしょう しかし採用国では制空機型を戦闘爆撃機型にする予定はないようです アメリカの改修案も聞いたことありますがその後音沙汰なしです #right(){(78:619)} **米軍のF-15Eでも攻撃しにいく時は護衛機つけるんですか? 爆撃機と攻撃機が大規模な編隊組んでのこのこ出かけるのは せいぜいリビア攻撃まで 今は単機か2機でひそかに、って戦術のが主流だから多分F-15Eに 護衛は同行しない(空中給油機やある程度離れたところからEW支援に当たるEA-6B除く) #right(){(78:912)} 護衛: いまの米軍は攻撃機や爆撃機に随伴する形での「護衛」はつけません。 しかし、AWACSでそうした空域を常に監視しており、なにかあったらすぐに 駆けつけられるように制空戦闘機が哨戒しているのが普通です。 線・点での護衛から、面での制圧にかわっと考えるとよいかと。 #right(){(78:917)} **イーグルがまだがんばってるのは異常ですか? 世代に限らず、最近は更新サイクルが延びてるよ。 開発に金掛かるし、改修で性能延びるしね。 15も機体ハード以外はだいぶ変わってる。 #right(){(84:595)} **F-15を打ち出すだけなら今の空母と、空軍戦闘機で、出来ますか? F-15に関しては1の無理です。F-15Eは設計はDに近いですが、完全な新造機で 共通部分は数割だったと記憶しています。言うなればF-16とF-2の関係に近いでしょう。 F-15を空母から射出することに関しては、まず無理とお考え下さい。 機体構造も脚の強度もそれ用には作られていません。艦載機と陸上機の脚部を 写真で比較してく見てください。 #right(){(98:26)} >陸上機を打ち出す ランチバーが無いので無理 #right(){(98:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} **F-15の前の方に小さい翼の様な物をつけて機動性UPとかいう計画はあるんでしょうか? 無いです #right(){(101:名無しAPG ◆yvNqrnvsYY)} つうかね、とっくの昔に研究済みで試作機まで飛ばしてるんですよ。 んで、結論としてそんな余計な翼は必要ないと。 その際の研究結果である飛行制御プログラムは現在のF-2に盛り込まれています。 #right(){(101:477)} 古い設計の機体でも 未だF-15は総合的にはトップクラスの戦闘機ですし 改修計画もありますが「あんな様な物」はついてません それに「あんな様な物」がついてる機体が 必ずしも新しく機動性が高いわけでなく 設計思想、機体形状により必要となる機体もあるという程度です ちなみにF-15より新しい世代のアメリカの戦闘機にもついてませんし つけたからといって単純に機動性が上がるものでもないです #right(){(101:480)}※開発中→F-15より新しい世代 に修正 初期型のF-15と今のF-15ではほとんど別物です。 外見は変わってませんが、ナカミ(レーダーとかFCSとかアビオニクスとか)は全然違います。 そして、現代の戦闘機で重要なのは、まさしくそうしたナカミの部分です。 (運動性で多少劣ろうとも、敵のレーダー圏外からミサイルを一刻も早く より正確に発射できるほうが遥かに有利だというのは分かりますよね) F-2も最初は小さい翼(先尾翼とかカナードとか言います)を持つ予定でしたが、 設計のかなり早い段階で必要なしと判断されました。 と言うのも、カナードには運動性の向上などの利点ももちろんありますが、 高速性能の低下、機体重量の増加、操縦の複雑化など、デメリットもあるからです。 F-2の開発に当たっては、カナードのメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断されたわけですね。 ちなみにF-2は戦闘機ではなくて対艦任務を主とする戦闘攻撃機ですので、 制空戦闘機であるF-15などと比較するのはあまり適当ではありません。 カナードについて補足ですが、特別新しい発想のものでもありません。 それどころか、人類初の動力飛行機であるライトフライヤー号も先尾翼機でした。 #right(){(101:481)} **F-15 ACTIVEのACTIVEとはなんですか。 先進制御技術統合航空機 Advanced Control Technology for Integrated Vehiclesの略 #right(){(113:387)} **第一線を退いたF-15が電子戦機型のEF-15に改造されると言う話は、本当ですか? F-15は、まだ第一線で活躍中です。 将来、その可能性もありますが、未来の話はわかりません。 #right(){(114:254)} 嘘です。そのような計画が決定されたことはありません。 そもそもEF-15なんてもの自体確定していない。 #right(){(114:255)} **兵装はどちらも同じにして、F-15Cの空戦能力を1とした場合、F-15Eの空戦能力はどの位になるんですか? 数値化なんぞ出来んのは基本中の基本です。 #right(){(114:327)} 価格や出た時期も関係するのでそんなに単純ではないだそ つまりEはどう考えてもCより高価だろ、とか Eを取得できる前に取得できたCをすぐに退役させるのか、とか #right(){(114:334)} **F-15のMSIP機と非MSIP機が何が違うの? 前者はMIL-STD-1553Bデジタル・データバスを搭載してデータ処理してるってこと。 #right(){(116:335)} **F-15イーグルでアフターバーナー全開で物凄い速さで逃げればアクティブレーダー誘導ミサイルから逃げ切ることは出来るのでしょうか? 射程外まで行ければ #right(){(119:28)} おそらく実戦でARH撃たれたことはないと思われる #right(){(119:32)} **サウジアラビアへのF-15の納入価格はいかほどだったのでしょうか? 以下に推定371millionsとある。 http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/f-15-fms.htm #right(){(122:324)} んーと、それは 「556 GBU-15 Guided Bomb Units (including six training units), 48 data link pods, personnel training and training equipment and other related elements of logistics support」の価格かと。 #right(){(122:system ◆systemVXQ2)} **F-15は設計が戦闘爆撃機向きじゃなくってE型に改造するのには苦労したって話を聞いたんですけど、F-15のどの辺が戦爆として不適なんでしょうか? 爆弾を大量に積むことを考えてなかったので、ハードポイント(兵装搭載箇所)が少なかった。 エンジンパワーがいくら大きくてもそれでは攻撃機としては使えない。 また、F-15のエンジンは低空高速飛行に向いてなかったし、機体構造も低空を這うように 飛ぶには不足していた。 何より、F-15は二人乗りの訓練型はあったが基本設計は一人乗りで、パイロットと兵装士官の 二人が必ず乗って元のF-15と同じ性能が出せる機体にするには根本的な設計変更が必要だった。 あとそれは根本的設計とまでは言えないが、とか夜間飛行用の対地照準装置とか夜間低空飛行用の航法システムとか、 戦闘爆撃機として誘導兵器を運用するのに必要な電子機も搭載してなかった。 #right(){(初心者質問スレ473:725)} **F-15が敵機に撃墜された公式記録は無いと聞きましたが? イスラエルが02年に同空軍のF-15が最低2機、撃墜された可能性があること公式に認めているよ。 もちろん空戦で撃墜されたって意味ね。 #right(){(初心者スレ496:148,149)} **F-15って背中にロケット背負ったままマッハ1.5なんて出せるもんなんですか? >日本でロケットを空中発射する計画があるそうです。この母機の候補のひとつにF-15が挙げられてるそうですが、 >なんでも背負い式にするんだそうです。 F-15は センターラインに600Galの超音速増槽を付けた時の速度制限がM1.5になってますね。 #image(http://www.globalsecurity.org/military/systems/aircraft/images/f-15c-art.jpg) USEFによる空中発射打上げ検討でのF-15利用については、下記PDFの58Pあたりに載ってます。 http://www.usef.or.jp/gijyustu/pdf/18-R-3.pdf 600Galよりはかなり大きく、空力・切り離し挙動からすればセンターライン搭載が望ましいけど、クリアランスからあきらめ背中に搭載ってところ。 ちなみに有名なASATは、センターライン搭載で1回り小さくてこんなかんじ。 #image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/24/ASAT_missile_launch.jpg) (38100ft、65度ズームアップ、M1.22だそうな) #right(){(537:798)} **F-15の水平尾翼にはどうして返しが付いてるんですか? 水平尾翼の前縁の”段々”の事ね? あれは「返し」ではなくドッグトゥース。犬歯翼、鋸歯翼とも。 F-15の尾翼だけでなくF-4、クフィルなどの主翼にも付いてる。 主翼の場合段付き部分から発生する乱流で翼根からの気流を遮断して翼端失速の防止 また段付きから外側では翼の翼弦長が増すので、衝撃波失速の予防にも。 尾翼の場合は主翼と類似の理由のほか、乱流の制御によって尾翼の利きを確保する目的もある。 欠点としては翼の強度が不連続になりがちなのと、通常の翼型と比較して空気抵抗が増加すること。 F-18の試作型は主翼、尾翼ともにドッグトゥースを持っていたが、速度不足と航続力不足が指摘された際に両方とも廃止している。 #right(){(351:910,913)} **F-15SEとはどんな戦闘機か? アヴィエーションウィーク記事の翻訳文等をざっと要約してみた。  ・F-15Eが原型。今回改造された機体はボ社保有のF-15E生産初号機(86-0183)。  ・設計開始は2008年の9月。フライトテストは2010年第1四半期までに実施予定。  ・各々2箇所のウェポンベイを内蔵したCFTを装備。    タンクにはAIM-9、AIM-120、JDAM(500lb,1000lb)、SDB(250lb)を搭載可能。  ・尾翼を15度外側に傾斜。空力効率改善や揚力付加、重量低減の他、RCSを低減。  ・ステルス塗料も使用し、正面からのRCSはF-35と同程度に(アンテナ等からの反射を含む)。  ・F-15Eと比較して、最高速度(M2.5)は維持。    航続距離はCFT容積の減少で180~200マイル減少と予測。  ・BAEシステムズ製のデジタル電子式戦闘システム、レイセオン社製のAESAを搭載。  ・レーダーブロッカーは政府が許可すれば搭載も可能。  ・V字尾翼、レーダーブロッカー、ステルス塗料等はオプション装備。CFTは従来型も用意。    既存のF-15Eに新型CFTを搭載する改造も可能。  ・コストは新造、部品込みで1機1億ドル程度に。  ・顧客は日本を含めたF-15を運用中の諸外国を想定。F-22やF-35との競合はしない。    内部機器は顧客の要求に合わせることも可能。 #right(){(F-15スレ21:41)} **F-15が艦載機として使われた事ってありますか? 艦載型F-15あったよ。提案のみで駄目だったけど。機体名はF-15Nだったはず。 海軍がF-14を導入して、空軍にもF-14を採用させて単価を下げようとしたんだよね。 でも空軍はあくまで空軍専用の機体を必要としていた訳で。 海軍と同様の機体を使用することに劣等感を感じていた。まさに「F-4と同じ状況になってしまうから」と。 そこでF-15が開発されてその艦載型を作って海軍に対抗しようとしたんだよね。 結局、海軍はF-14を採用していたから当然採用されることもなく、海軍と空軍の意地の張り合いとなった訳だが。 F-15Nはマクダネルのプライベートスタディで空軍は関知してない 提案後に空軍でもフェニックス搭載のF-15を採用しろっていう動きが議会で 出始めたので、火消しにやっきになってる #right(){(325:786,796)} **F-15EはFCSはともかく、エアフレームはC型と同じようなもの? 構造的にはかなりの差異が有る、空力形態は基本的に差が無い。(E系統はCFT常用してるが) FCSはAPG-63>APG-70>APG-63(V)1と順次改善されており、後のタイプは以前の改善を取り込んでおり、 EだからCだからと単純に言えない。 #right(){(304:627)} **F-15の要求仕様に主エンジンは機内設備のみで起動できることってあったんですが、副エンジンなんてあったの? >この機能がないと空中でエンジン止まったとき始動出来ない気がするんだけど、エンジン止まったら真っ逆さまだったの? 2基のエンジンの他にAPUと呼ばれる、一種のセルモータを積んでるから、2基のエンジンは主エンジンと表記される。 それまでは、外部から、コンプレッサーを接続して、起動してた。 ジェットの場合はフレームアウトと呼ばれるが、一応、再起動の手順はある。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88 #right(){(645:724)} **F-15は企画・開発の構想段階からF-16とのハイ=ロー・ミックスを意識していたんでしょうか 当初はF-15だけで運用するつもりだったけど、開発してたら意外に高価になたんで、 後からF-16(とF-17)の開発を決めた。 #right(){(284:40)} **F-15がフランカーに負けたというのは本当ですか? こないだのAW&ST誌に、今年初めアラスカの米基地で行われたインド空軍Su-30MK対米軍F-15Cの 模擬空戦が紹介されていましたが、F-15Cには最新鋭の長距離高精度レーダーが搭載されていたにも 関わらず、Su-30MKに搭載されたAA-10ミサイルは先手を取ってロックオン、模擬発射され、長距離 交戦でしばしば米が負かされたと言うことです。この結果には、F-15のレーダー反射面積が大きいために 長距離から容易に発見、ロックオンされ、しかもAA-10ミサイルがその距離で有効である、というポイントが 大きく関わっている、とされています。まあ、F/A-22獲得のためのやらせというウワサもありますが・・・ #right(){(130:system ◆systemVXQ2)} **F-15は、AIM-120四発とAIM-9x四発のフル装備でまともな空戦機動はできますか? F-15Cは湾岸戦争時は610ガロンタンク×2、AIM-9×4、AIM-7×4で運用していた。 撃墜記録は簡単に調べられる。このCAP体型は普通。AIM×8で充分な機動が取れないなら 制空戦闘機として失格だろ。 AIM-120はAIM-7よりも軽量なのでまったく問題ない。 JASDFではアラート時にはIR×2の軽装備で、実弾フル搭載なんっていうのは まず見ないが、出来ないのではない。通常はしないだけで問題がない。 #right(){(702:184)} **何でどこの国もF-15SEを買わないんだ? どう考えても高いからだよ #right(){(戦争板初質7:534)} ----

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