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  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【クリスマス2021】高本彩花|ひなこい - ひなこい攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOル...
  • ニューゲーム
    0話 ニューゲーム 「また殺し合いの運営をやれってか?」 「そのようですね」 某所、自分のオフィスにて、助手の少女岩岡朋佳から関係書類を受け取った狼獣人、 吉橋寛和は少しうんざりした様子で言った。 「俺の他にも適任はいると思うんだがな。柴田とか、安川とか、クラークとか」 「皆さん用事があって、吉橋さん以外に頼める人がいない、と」 「へえそうなのか、いや納得した訳じゃねぇぞ。まあ、やらねぇと後が怖ぇからやるけどな」 「それじゃあ準備を始めます。吉橋さんもちゃんと働いて下さいね」 「俺、いつもちゃんと働いてると思うんだけどなぁ」 不満そうに言う寛和を尻目に、朋佳は「失礼します」と部屋を出て行った。 仕方無く寛和は朋佳から渡された書類に目を通す。 「今回の参加者は、64人。 会場は前と同じように孤島、運営本部は……会場内の小中学校か。 そ...
  • プラグイン
    @wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
  • 自由奔放オリキャラバトルロワイアル
    2013年1月16日土曜日 リニューアル 2013年3月20日水曜日 諸事情により非リレーロワ@wikiより移転 2013年4月18日木曜日 完結しました。ありがとうございました! 自由奔放オリロワ目次 自由奔放オリロワ追跡表 自由奔放オリロワ参加者名簿 自由奔放オリロワ死亡者情報 自由奔放オリロワ支給品リスト 自由奔放オリロワルール・マップ
  • 第一回放送(俺オリロワ3rd)
    34話 第一回放送 夜が明け、殺戮ゲームの舞台となっている島にサイレンが鳴り響く。 定時放送の始まりを知らせる合図だと言う事は、生存者達はすぐに気付いた。 そしてサイレンが終わった後、運営側の人間――吉橋寛和の声で、第一回目の放送がスタートする。 『おはよう……俺だ、吉橋だ。 朝の六時になったから、一回目の定時放送始めるぞ。 寝てる奴がいるならもう起きろよ? 聞き逃しても知らねぇからな~。 じゃあまず禁止エリアからな。 今から一時間後、午前七時より、 B-2 B-3 B-4 F-4 F-5 の五つだ。 繰り返す。午前七時より、B-2、B-3、B-4、F-4、F-5の五つ。 分かったな? ちゃんとメモ取るなりなんなりしてるな? 次行くぞ……次はいよいよ脱落者の発表だ。男女別五十音順で言うぞ。 天宮政仁 池島高貞 大嶋敏昌 ...
  • 生死を分かつすれ違い
    21話 生死を分かつすれ違い 窪川尚孝は駐在所に寄っていた。 大昔のヒラの警官だった時代に、ほんの一時期ではあるが尚孝は駐在所勤務だった事がある。 それを思い出し、ほんの少し思い出に浸る。 「……今更思い出も何も無いか」 自嘲気味に呟くと、尚孝はニューナンブM60を右手に、駐在所の奥へと進む。 奥は普通の平屋民家と言った感じで、ついさっきまで人がいたかのように生活感が残っていた。 居間、トイレ、台所、風呂場と一通りの部屋を見て回るが人の姿は無い。 「誰もいないか……?」 念のため押入れの中や、その上部の収納スペースも覗くがやはり何もいない。 「……」 誰もいないならここで休んで行こうかとも思ったが、 地図にも載っているこの駐在所を目指して訪れる者は自分の他にも出てくる可能性は高い。 休むならここより安全な場所があるだろうと...
  • 俺オリロワ3rd支給品情報
    【男性参加者支給品】 氏名 支給品1 支給品2 天宮政仁 MkII手榴弾 マッチ 荒津文護 新聞エロ記事スクラップノート ― 伊神嘉晴 組立式十文字槍 ― 池島高貞 アウトドアナイフ パーティークラッカー 内水直之 タウルスレイジングブル.500S Wマグナムモデル ― 大嶋敏昌 ??? ??? 奥富克憲 ベネリM1スーパー90 精力増強剤入りスポーツ飲料 カルステン ??? ??? 窪川尚孝 ニューナンブM60 ― コンラート コルト ジュニア ― 沢橋小次郎 脇差 暗視ゴーグル 島田長常 工事用ヘルメット ― 下斗米規介 シグザウエルP226 ― ジョン・ブラナー トンファーバトン ― 白峰守矢 サバイバルナイフ ピアノ線 高谷泰明 シャボン玉セット 手持ち扇風機 戸崎康浩 アンカライトナイフ ― 長沼陽平 キャップ火薬鉄砲 ― 中元寿昭 三十年式銃剣 ディルド 七塚史雄 ノリンコN...
  • PARADE OF DEATH
    86話 PARADE OF DEATH 市街地を西に進み、E-4からは離れられた事を確認する巴とKBTITこと拓也は、次は南下を始める。 「うっ、腹の調子が……」 市街地を外れた辺りで、KBTITが腹痛を訴え出す。 「大丈夫? やっぱりさっきの変な虫がやばかったんじゃ」 巴の言う「変な虫」とは、先刻、ひでを倒した時に現れ、KBTITの口から彼の体内へと入って行ってしまった謎の虫の事だ。 恐らくと言うか腹痛の原因はその虫であろうと巴が言う。 「どっかで糞くするしか無ぇかな、糞漏らしてうんこ野郎になっちまうのは勘弁だぜ」 「もしかして虫が内臓喰い散らかしてるんじゃないの?」 「いや流石にそんな事なったら俺死ぬだろ……普通にうんこ出る時の腹の痛みだ」 「うーん、あ、でかい建物有るじゃん」 そう言って巴が指差すのは前方に見える大きな建...
  • 俺オリロワ3rd第一回放送までの死者
    【第一回放送までの死者】 時間帯 死亡者 加害者 死亡話 死因 凶器 深夜 宮武麻紀子 上神田ため 002:泡沫の夢 撲殺 木槌 深夜 天宮政仁 窪川尚孝 003:疾走するキョウキ 射殺 ニューナンブM60 深夜 牛原アヤノ 池島高貞 005:闇夜の急降下刺突 刺殺 アウトドアナイフ 深夜 カルステン ― 006:お馬さんが落ちていくよ 転落死 無し 深夜 エドウィージュ 宇都野霊華 007:ゴリ押しでイっちゃう竜娘 頚椎骨折 素手 深夜 中元寿昭 荒津文護 009:美味しいものは、独り占め! 失血死 牙 深夜 沢橋小次郎 ジャスティーナ・オールドカースル 010:美しき野獣 射殺 H K VP70 深夜 茅部千聖 下斗米規介 012:力を持ったは錯覚か、それとも 射殺 シグザウエルP226 黎明 ウータ・ブルーンス 李悠 014:後悔先ニ立タズ、死ハイツモ身近ニ 爆殺 M67破片手榴弾...
  • 重ねた月日に交わした言葉を胸に
    61話 重ねた月日に交わした言葉を胸に 僕は自分の家に帰ってきた。 気が付いた時には自分の部屋で倒れていて、目を開けると、お父さんとお母さんが泣きながら僕の名前を呼んでいた。 二人は僕を抱き締めた、僕も泣いた。 落ち着いてから、僕は、僕が居なくなった時の事をお父さんとお母さんに尋ねた。 朝に僕が部屋から出てこない事を不審に思ったお母さんが部屋に行ったら、もう僕は居なかったらしい。 床には着ていたパジャマが脱ぎ捨てられていて、洋服ダンスが開けられていて、靴箱には僕がいつも履いている靴――殺し合いで履いていた靴――が消えていて。 ベッドの上には封筒に入れられた手紙が置かれていてそこにはこんな事が書かれていたと言う。 『前略、白峰嘉行、春奈夫妻様。御子息、守矢君はこの度特別ゲームへの参加権を獲得されました。 従って守矢君をゲーム会場へとご案内させて頂きます』 ...
  • 先輩に相談だ
    47話 先輩に相談だ 民家の中で息を潜める、野獣先輩こと田所浩二、KMR、太田太郎丸忠信の三人。 リビングにて、自分の支給品であるリボルバー拳銃を右手に持ちながら、カーテンの隙間から外を監視する太田。 その背中を僅かに疑念の籠った目で見るソファーに座ったKMR。 (ちょっと先輩に相談しようかな……) KMRはソファーから立ち上がり、二階に行っている野獣の元へ向かう。 太田はちらっとKMRの方に目をやったがそれだけですぐに見張りに戻った。 野獣は民家二階の一室に有る本棚を漁っている最中であった。 そこへKMRがやってくる。 「先輩、ちょっと良いですか」 「お? どうしたKMR」 「太田さんの事なんですが……」 「太田がどうかしたのか?」 「これは、僕の勝手な思い込みかもしれませんが……太田さんはどこか信用し切れません」 自分が心配して...
  • 薄れる自暴自棄の心
    50話 薄れる自暴自棄の心 森を歩く三人。 柏木寛子、狐閉レイナ、アゼイリアは市街地を歩く事を避け森を歩く事にした。 市街地を避けた理由は、殺し合いに乗った参加者と遭遇する可能性を少しでも低くするため、だったが、 同時に殺し合いに乗っていない人とも会いにくくなると言うデメリットがあった。 もっとも三人はそのデメリットの事は余り考えてはいないようだったが。 狐閉レイナは首にはめられた首輪の事を考える。 自分は機械の知識はある方だ、この首輪も内部構造させ知ればどうにかなるのでは、と。 だがそれには、少なくとも首輪を手に入れて中身を調べなければならない。 首輪を手に入れるのはどうしたら良いか。 「狐閉さん?」 「……ん? 何? アゼイリアさん」 「あ、いや、ずっと無口だったものでどうしたのかなと」 「あー、いや、何でもないよ」 まだアゼイリアと...
  • 『これからの身の上』
    40話 『これからの身の上』 市街地の民家、その中の一室が血塗れになっていた。 巨躯の狐が部屋に横たわる。 血塗れの床の上に、包帯と消毒薬、鋏が転がっていた。 「放送か……」 不意に始まる放送に、狐、イェレミアスは身体を起こし、痛みに耐えつつ自分の荷物から、 筆記用具と名簿、地図を取り出す。 そして放送に耳を傾ける。 そして放送が終わる。 「おいおい、D-5ってこの辺なんじゃねぇのか……!? 畜生!」 自分が今いると思われるエリアが禁止エリアに指定され、悪態をつくイェレミアス。 負傷して動くのも億劫だと言うのにこの容赦の無い仕打ち。 もっとも自分を狙って禁止エリアを設定したのでは無いとは思うが。 民家の中を漁って包帯やら消毒薬やらを見付け慣れない手(前脚)で応急処置を施し、 安静にしていたがここにきて移動を余儀無くされる。 ...
  • Paradise is Nowhere(後編)
    44話 Paradise is Nowhere(後編) レジャー施設一階に有るボーリング場。 銀鏖院水晶は、カウンターの陰に隠れていた。 何故隠れているのか、それはひとえに襲撃を受け、追われていた為である。 (何なのよあの犬の化物は……!) レジャー施設を訪れた水晶は、探索中に巨大な犬に襲われた。 その犬は青と白の毛皮を持ち、背中から赤い二対の触手が生えていた。 獣人が存在する世界に生きる水晶でも見た事の無い動物である。 言葉を発していたので意思疎通は可能のようだったが、こちらの話を聞いてくれそうな雰囲気では無いように見えた。 「どこに居るんだ……出てこいよ!」 その犬――ガオガモンが水晶を追ってボーリング場に入ってくる。 目は充血し涎を垂らすその様は誰が見ても正気とは思えない。 実際彼は既に錯乱しており、目に映る者全てを敵として認識し...
  • 暗澹の心
    27話 暗澹の心 狐閉レイナによる柏木寛子への説得は非常に難航を極めたが、 取り敢えず自殺願望を減退させる事には成功した。 だが、悲観的、自虐的思考は相変わらず。 身を隠すのに使っている神社のお堂の隅でぶつぶつと独り言を呟いていた。 (どうしたもんか……) レイナは困り果てる。 彼女が思っている以上に寛子の抱えた事情は深刻だった。 何しろ、家族は不和、家出しても捜して貰えない、挙句の果てに悪い人狼に捕まり監禁凌辱。 死にたくなるのも無理は無い。 だが、出会ってしまった以上、目の前で死なれるのは嫌だった。 かと言って、殺し合いと言う状況下で、ずっと凹まれてても、正直に言えば行動の妨げになる訳で。 だがこれ以上寛子を立ち直らせる方法はレイナには思い付かなかった。 望み薄だが自力で立ち直ってくれないだろうかとレイナは思う。 「誰かいますか?」 ...
  • 美味しいものは、独り占め!
    9話 美味しいものは、独り占め! ホテルの客室の一室、306号室。 妖犬の青年、荒津文護と、セーラー服姿の美少女、丹羽三矢、 鯱人の男、中元寿昭はこの客室に身を潜めていた。 三人はこのホテルで遭遇し、殺し合う意思は無い事を互いに確認した上で一つの部屋に隠れた。 「俺の支給品は、何だろうこれ……ノート? 新聞のスクラップみたいだ。これだけ……だな」 「私は、ライフル……ですね、古い奴みたいです。説明書が……十八年式村田銃、らしいです」 「おれは、あー、銃剣、と……うへぇ、ディルドだ」 「ディルドですか……ハッ、銃剣で私を脅してディルドを突っ込もうなんて思ってるんじゃ」 「お望みならそうしてあげるぞ三矢ちゃん」 「らめえ!」 「折角だしスクラップ読んでみようぜ」 文護に支給された新聞のスクラップに、三人は目を通してみる事にする。 どんな記事があるのだ...
  • 俺オリロワ3rd第一回放送までのSS
    【試合開始前】 No. タイトル 登場人物 000 ニューゲーム 吉橋寛和、岩岡朋佳 【深夜】 No. タイトル 登場人物 001 デッドマンズチェスト 白峰守矢、レオノーレ、樊欽 002 泡沫の夢 宮武麻紀子、上神田ため 003 疾走するキョウキ 天宮政仁、窪川尚孝 004 月明かりふんわり落ちてくる夜は ジョン・ブラナー、重本あいこ、西見由妃 005 闇夜の急降下刺突 池島高貞、牛原アヤノ 006 お馬さんが落ちていくよ カルステン、劉恵晶 007 ゴリ押しでイっちゃう竜娘 宇都野霊華、エドウィージュ 008 ゲーム大好き少年とふしだらおおかみくん 長沼陽平、舩田勝隆 009 美味しいものは、独り占め! 荒津文護、丹羽三矢、中元寿昭 010 美しき野獣 沢橋小次郎、ジャスティーナ・オールドカースル 011 道筋を探求する 雨龍春美、野沢佳美、宮義恵 012 力を持ったは錯覚か、そ...
  • 健康レ☆プ! カレー料理人と化したソフィア
    53話 健康レ☆プ! カレー料理人と化したソフィア 第一回目の放送が終わり、A-3に有る民家・新今家の中の原小宮巴とKBTITは、 放送によって得られた情報を書き込んだ名簿と地図を見返す。 「AOKとINUEと爺が死んだのか……仲が良かった訳じゃねぇけど、クラスメイトが死んだって言われると悲しいなぁ……」 「私は知り合いと言うか親しい人は居ないんだよね……あ、戻ってきた」 巴が戻ってきたと言ったのは、現在居る新今家に先客として居た兎獣人の女性、ソフィアである。 その表情は心無しかやつれているように見え、苦しげに腹をさすっていた。 「おいおい、大丈夫かソフィア」 「……これは完全に食中毒ね……間違い無い……」 「おねーさん、何か悪い物でも食べたの?」 「戸棚に入っていた饅頭、あれだと思う……ちょっとパサついていたような気がしたし……ヴッ! またっ…...
  • Secret Strategy
    59話 Secret Strategy 水晶はA-4エリア(数十メートル北へ行けばもうA-3エリアになる位置)の民家の中にて第一放送を聞く。 自分のスタート地点である建設現場の有るA-6エリアと、 放送前まで居たレジャー施設の有るB-3エリア、他に二つのエリアが禁止エリアに指定される。 レジャー施設にも建設現場にももう行くつもりは無く、他二つのエリアも遠い為、これについては今は気にする必要は無さそうだ。 死者の発表では19人の名前が呼ばれた。 水晶のクラスメイトも五人呼ばれたが、彼女は特に気にする事は無かった。 建設現場にて交戦した野原ひろしとラトの名前は呼ばれなかったので、まだ生きているらしい。 ただ、ひろしの息子であり、見せしめで殺されたひまわりの兄に当たるしんのすけと、飼い犬のシロの名前は放送で呼ばれた。 残された野原夫妻はきっと悲しみに暮れているだろう...
  • 朽ちた集落抜けた先
    44話 朽ちた集落抜けた先 有翼獅子獣人ウラジーミルと、小学生の少女和歌子は、廃村から脱出すべく草が生い茂ったかつての村の生活道路を南下する。 何年も使われていない故の荒廃ぶりに悩まされつつも、どうにか二人は村の外へと出る事に成功した。 「ふぅ、ようやく抜けられたね……」 「ウラジーミルさんの翼が使えればもっと早く出れた気もしますけど」 「いや、流石に人一人抱えて長時間飛ぶのは無理だよ……」 もし廃村からウラジーミルが和歌子を抱えるか背負うなりして飛翔出来れば更に楽に村を脱出出来たであろうが、 普段飛翔をあまりしないウラジーミルにはそれは無茶な相談であった。 「それよりほら、あそこに建物が有るよ」 ウラジーミルが話題の切替も兼ねて前方に見える小規模の建物を指差す。 正面に回って見るとその建物は武器屋らしかった。 地図のC-3エリアに表示さ...
  • 疾走するキョウキ
    3話 疾走するキョウキ 「あははは! こいつぁクレイジーだぜ! なあアンタそう思わないか!?」 妙にテンションの高い男が海の見える道路で、もう一人の男に問い掛けていた。 その男は白いスーツに金色に染めた短髪、サングラスと言う派手な格好である。 「ああ、そうだな」 対する男は静かな様子であった。 黒髪の壮年の男でくたびれたスーツを着ており目の前の男とは対照的な格好であった。 「まさか殺し合いなんてなァ。とんでもねぇコトに巻き込まれたもんだぜ! まあ殺し合いなんざやらねえけどな!」 「それじゃあどうするんだ? 天宮君」 「決まってんだろォ窪川のおっさん! 仲間集めて殺し合いなんて潰しちまうんだよ! 64人もいんだ、三人寄れば文殊の知恵とも言うだろォ? それが64人も集まりゃ、 ああ、死ぬ奴は出てくるだろうから64人全員でとはいかねぇかもだけ...
  • 俺得バトルロワイアル7th支給品情報
    【出典別支給品紹介】 【オリキャラ/エクストリーム俺オリロワ2ndリピーター 出典支給品】 【S Wスコフィールド・リボルバー】 支給者:野原しんのすけ S W社が1875年にM3リボルバーを元に開発した中折れ式シングルアクション回転式拳銃。 名前は開発に携わったジョージ・W・スコフィールド少佐に因んでいる。 出典元のロワにおいて沖元実沙に支給、その後コーディに渡り数人の参加者を撃ち殺す事になった。 【警棒】 支給者:原小宮巴 警官が所持する金属製の棍棒。 元ロワにおいて狼獣人少女藤森真海が自慰に使用した。 【千切れた電気コード】 支給者:愛餓夫 何らかの大型家電から千切られた電源コード。強度と長さは有るため、使い道は有るかもしれない。 元ロワにおいてはフェリックス・クレイグに支給され、後に遠矢英教の手に渡り、古澤由樹を絞殺するのに使われた。 【ローバーR9...
  • 虚ろな魂
    74話 虚ろな魂 どうにか動けるまでに回復した金子翼は、隠れていた民家を出発し東へと進んだ。 途中、ガソリンスタンドが有った為立ち寄るが、多少争った形跡が有る以外は何も無かった。 しかし、その次に立ち寄った工場では、三人の死体を発見する。 中高生ぐらいの少年は全身穴だらけ、同じく中高生ぐらいの銀髪の少女は腹部に大きな穴が空き、 兎の頭の女性は頭から血を流し、それぞれ死んでいた。 消火剤をぶちまけた跡も有る。 「あれ、この人と、この人は」 少年以外の二人には翼は覚えが有った。 銀髪の少女は西の市街地にて交戦し、重傷を負わされた。 兎の女性は同じく西の市街地にて、レジャー施設の時の二人組と一緒に居た女性に違い無い。 他の二人の姿は無い。この銀髪の女性もしくは少年と交戦した結果、兎の女性が死んだのか、 それとも別の理由が有るのかは分からなかったが、とにか...
  • 顔も知らない友達ごっこで
    77話 顔も知らない友達ごっこで はるばる歩き歩き、ようやく巴とKBTITこと拓也はゲーム会場中央部の市街地へと辿り着く。 ここに来るまでに実に様々な事が有ったと二人は回顧する。 具体的に言うと、「獣人の苦しむ顔が見たい」などという理由で巴に危害を加えようとした一人の少年を一から調教したり、 その少年が少し目を話した隙に殺されてしまったり、 背中から触手の生えた青い大きな犬に襲われたが返り討ちにして殺したり、 兎の女性ソフィアと出会って行動するようになった後、レジャー施設で会った銀鏖院水晶に看板を落とされたり、 工場にて水晶と再び遭遇しソフィアを喪ったもののこれを返り討ちにして殺したり、 図書館にて惨状を目撃したり、と、本当に色々有ったのだ。 「さぁ~次はどんな出会いがあるのかな~アッハ」 「殺し合いに乗ってる奴とは出会いたくねぇな……あーくっそ、まだ...
  • 時間があれば、ね
    42話 時間があれば、ね 稲葉憲悦は南部市街地を東に突き進んでいた。 エリアD-5から早々に脱出しなければならない、さもなくば文字通り「首が飛ぶ」。 タイムリミットは一時間、一時間は長いようで案外短いものだ。 「ん……? あれは……」 しかし、憲悦はここで足を止めてしまう。 見覚えのある人影を見付けたためだ。 懐中時計を取り出し時刻を確認する憲悦、まだ時間はある。 にやりと、鋭い牙を覗かせて笑みを浮かべた。 ◆◆◆ 「おい、寛子ォ」 「……!」 アゼイリア、狐閉レイナと一緒に、エリアD-5を抜けるべく歩いていた柏木寛子は、最も聞きたくない声を背後から聞く。 全身に悪寒が走った。 恐る恐る振り向くと、やはりと言うか、良く見知った顔がいた。 「……憲悦……!」 「おいおい、久々の再会だってのに、嬉しそうじゃねぇな? クク...
  • 自由奔放オリロワ支給品リスト
    ≪キャラ別支給品一覧≫ 名前 支給品 説明 【男性参加者】 浅井貴光 ステーキナイフ ステーキを食べ易い大きさに切る時に使う小型のナイフ。刃の部分がギザギザになっている。 安野賢史 ??? イェレミアス 苗刀 中国で明の頃から製造されている刀。長さが有る割に細く、軽量に造られている。 石川信泰 ブッチャーナイフ 精肉業者が用いるナイフで、性質的には「叩き切る」という側面において鉈(なた)や斧に近く、汎用の刃物ではない。 稲葉憲悦 ブローニング オート5 1898年にジョン・ブローニングが設計した、ロングリコイル式のセミオートショットガン。12ゲージ口径。 石清水成道 モーゼルM712シュネルフォイヤー ドイツのモーゼル社が1932年に開発した機関拳銃。セミフル切り替えで20発装填。7.63mmモーゼル弾を使用する。 ウラジーミル・コスイギン クロスボウ 専用の矢を板ばねの力で、...
  • Flower garden of the moonlit night
    9話 Flower garden of the moonlit night 夜の帳の中でも、一面に咲き誇る花達はその美しさを損なう事は無い。 そして花畑の中を通る道で、茶髪セミロングの少女、柏木寛子は目を覚ます。 「私は死んだ筈なのにどうして……」 寛子は以前にも殺し合いをさせられ、そこで落命した筈だった。 従って今現在自分が生きて立っている事に加え、別の殺し合いに参加させられている事実は、 理解するのには少々時間が必要だった。 「何だかなあ……どうしようかなこれから……」 また殺し合いの中に居ると言う現実にうんざりしつつ、名簿を見ようとデイパックを開ける寛子。 月明かりだけでは明度が足りず、目立つ危険は有ったもののやむを得ず懐中電灯で名簿を照らす。 殆どが知らない名前だったが、数人、以前の殺し合いでも居た名前が有った。 寛子を性奴として...
  • 闇に根を不規則な明日へと
    32話 闇に根を不規則な明日へと 少しずつではあるが最初の放送の時刻が迫る。 半竜人種の若い女性、沢谷千華は海沿いの集落を歩いていた。 「ん……」 人影が見え、それを確かめるため足を早める。 その小さな人影は千華の姿を認識したのか、民家と民家の間の細い路地に入って逃げようとする。 千華もまたその細い路地に入るが、背中の翼が民家の壁に当たって少し痛かった。 「い、行き止まり……!? そんな……」 人影――狐の獣人の少年、大嶋敏昌は逃げようとするも、 路地は行き止まりになっており、扉があったが固く施錠され開けられず。 袋小路に追い詰められた形となってしまった。 「逃げないで……逃げなくても良いでしょう」 「……!」 半竜人の女性が敏昌の元へやってくる。 その表情は何と言うか、笑顔では無かったが、かと言って無表情と言う訳でも無...
  • 何で太陽は僕をいぢめるの
    84話 何で太陽は僕をいぢめるの E-4エリアからの退避を目的として、ノーチラス達四人は西方向へとひたすら歩いていた。 遠方から銃声が響く時も有り、その都度、生き残りの数が少なくなった今も殺し合いは確実に継続している事を四人は再認識させられる。 「もうそろそろ、E-4からは出られたんじゃねーか? ノーチラスのにーちゃん」 とある十字路に差し掛かった時に小鉄がノーチラスに言う。 「うーん、確かに大分歩いた気はするけどな……」 小鉄の言うようにE-4エリアからは既に脱しているかもしれないが、 エリアの境界線と言うのが地図上では描かれているが、実際の場所に線が引かれたりしている訳では無いので、 現在位置が本当にE-4の外かどうかノーチラス含め四人共判断が付かない。 「んん……」 サーシャが自分の地図を取り出し、周囲の建物と地図に記載さ...
  • デッドマンズチェスト
    1話 デッドマンズチェスト 黒と白の身体に金髪を持った竜人の少年、白峰守矢は自殺を考えた。 神社の社の中で殺し合いをスタートさせた彼はどうせ生き残れる筈が無いと絶望し、 他人に殺されるのは嫌だから自分で死のうと考えたのである。 支給品を漁ると、大型のナイフとピアノ線が出てきた。 「大きなナイフだなぁ……これで刺されたら痛いだろうな」 ナイフの刃を見ながら呟く守矢。 意を決してナイフの刃を首筋に当てる。 頚動脈を切れば血が噴き出して死ぬのは小学生の彼でも分かっていた。 「ちょっと、怖いなぁ……あっ、遺書書かないと……」 ナイフを床に置いて守矢はデイパックから筆記用具であるメモ帳と鉛筆を取り出そうとした。 暗かったので懐中電灯を取り出し点ける。 そしてメモ帳に遺書を書き始める。 「……これで良いや」 文を書き終え、ナイフを手...
  • コラテラル・ダメージ
    71話 コラテラル・ダメージ D-2エリアの工場に、銀鏖院水晶は辿り着いていた。 そしてそこで、B-2市街地にて一度対峙した三人組を再発見する。 犬狼獣人少女の原小宮巴、色黒サングラス貧弱下半身のKBTITことタクヤ、兎獣人女性のソフィア。 図らずも、三人と同じ道筋を辿ってきてしまったらしいと水晶は思う。 (気付かれてないわよね……?) 大型の何に使うのか分からない機械の陰から三人の様子を窺う水晶。 数時間前に三人を尾行していた時と似たような状況になっていた。 ただ、今度はあの時のように気付かれている様子は無い、ように見える。 どうやら誰かの死体を発見して調べているようだった。その死体の着ている服は、水晶が通う高校の男子制服に似ていたが、 水晶の居る位置からでは詳細は分からなかった。 (見付けたと言っても、迂闊には手を出せないんだけど……) ...
  • しょくしゅ注意報 其の六 ~絶対侵蝕~
    82話 しょくしゅ注意報 其の六 ~絶対侵蝕~ 図書館にて獣人の少女と色黒の男をやり過ごした後、金子翼は会場中央の市街地へ到達し、そこで第二放送を聞く。 大沢木小鉄の名前は、今度も無事呼ばれる事は無く、翼は安堵した。 代わりに担任教師の春巻龍が呼ばれたものの、それについては「ああそう」程度にしか思わなかった。 「良かった、小鉄っちゃん流石、まだ生きてるなんて」 殺し合いに放り込まれても半日以上生き延びているのは流石大沢木小鉄だと翼は改めて感心した。 自分自身も同じように生き延びていたのだが。 「禁止エリアは、一番近いのはE-4……今居るのがD-4かE-4か判断が付けられないなぁ」 新しく指定された四つの禁止エリアの内、最も近いと思われるのは、会場中央市街地の東のほぼ全域を飲み込むE-4エリア。 何しろ、現在位置が、安全なD-4エリアか禁止エリ...
  • Crucial Stage
    63話 Crucial Stage 金子翼にとって、放送における最大の関心事は小鉄の名前が呼ばれないかどうかであった。 そして放送では、クラスメイトの西川のり子、土井津仁の二人が呼ばれてしまったものの、肝心の小鉄は呼ばれなかった。 「良かった、小鉄っちゃんはまだ生きてるみたい」 死んだ二人に対し後ろめたさは有ったものの、小鉄が少なくとも現時点では生存している事を確認出来、翼は安堵する。 「でもそうだよね、小鉄っちゃんがそんな簡単に死ぬ訳無いよね」 冬場でも半袖で走り回り車に撥ねられたり高所から地面に落下しても平気で居られる程の、 桁外れのタフさを持つ小鉄ならば、殺し合いの状況下でも生存していられるのは頷ける。 だが、それもいつまで続くか分からない。 早く小鉄を優勝させなければ、小鉄が死んでしまう、或いは自分が死んでしまうかもしれない。 もっ...
  • 炎上路線
    51話 炎上路線 貯水池の畔にて休んでいた青飛竜フーベルトゥス、紫髪の少女由比真奈紀、 茶髪ツインテールの少女野沢佳美。 「そろそろ移動した方が良いか?」 フーベルトゥスが真奈紀と佳美に提言する。 貯水池の周りはプレハブの倉庫が有るだけで他は何も無くかなり見晴らしが良い。 つまり自分達の姿が丸見えで、殺し合いと言う状況下ではかなり危険である。 倉庫は固く施錠され中には入れない。 貯水池はいつまでも身を休めるのには適してはいない場所だった。 「そうね」 「でも、どこへ行きますか?」 真奈紀と佳美もフーベルトゥスに同意するが、佳美がフーベルトゥスに行く宛ては有るのか尋ねた。 「そうだなぁ、どうする真奈紀ちゃん」 「え? 私に振るの? 訊かれてるのフーさんなのに」 唐突に話を振られ不満気な真奈紀だったが渋々自分の持物から地図を...
  • You don't know where you're going to
    44話 You don t know where you re going to 「B-4エリアが禁止エリアに指定されてるが……この辺って、B-4なのかそれともB-5なのかどっちなんだ?」 放送の情報が書き込んである自分の地図を見ながら飛竜、フーベルトゥスは言う。 放送で禁止エリアに指定された五つのエリアの内、B-4エリアは、もしかしたら自分達が今いるエリアなのかもしれなかった。 それとも禁止エリアには指定されていないB-5なのかもしれなかったが、それを確実に判別する手立ては無い。 もし自分達のいる場所がB-4エリアだとすると一刻も早く退避する必要がある。 「ここがB-4なのかB-5なのか今一良く分からないけど、 念には念を入れて、移動した方が良いね……大丈夫? 佳美ちゃん」 「はい……」 フーベルトゥスの同行者二人の内の一人、薄紫髪の少女、由比真...
  • いいひと
    81話 いいひと ぽっかりと心に穴が空いてしまったような気分で、遠野は街中を歩いていた。 先刻、怪物と化したひでに襲われ、同行者である野獣先輩こと田所浩二、稲葉憲悦、柏木寛子の三人を殺されてしまった。 三人の死を悼んだ後、野獣と寛子の持っていた拳銃と予備弾薬を少々気が引けながらも回収し、 遠野は傷心したまま三人の元を離れ現在に至る。 特に、遠野に喪失感をもたらしていたのは、敬愛していた野獣の死である。 「先輩……僕はこれからどうすれば……」 遠野はすっかり希望を見失ってしまっていた。 先程行われた第二放送では、虐待おじさんこと葛城蓮、KMRの名前が死者として呼ばれたが、 先輩を喪った悲しみが強過ぎたのか、余り感じる所は無かった。 薄情な奴だ、と、自分で思いはしたが。 「いっその事、僕も……」 手にしているモーゼルKar98Kを見詰め、遠...
  • 花びら撒き散らして
    【21】花びら撒き散らして ビキニアーマーの少女、リューレンは展望台の駐車場部分にてゲームスタート。 露出の多い格好の彼女に潮風に近い展望台は些か寒い。 「寒っ、早い所ここから離れ……」 「あぁあぁああぁああああああぁあああぁああああぁあ!!!!」 「い!?」 突然頭上から響いた絹を裂くような悲鳴。男の物だった。 男性がこのような悲鳴を発するなど只事では無い、リューレンに緊張が走る。 「るんるん」 暫くして展望台から出てきたのは、大きな牡馬。人間の言葉を解するようで楽しげに鼻歌を歌っていた。 しかしリューレンが目を奪われたのは股間にぶら下がる勃起したままのモノ。 先端が大きく開いており行為を終えた後らしいのはすぐに分かった。良く見れば赤い血のような物も付着している。 「ん?」 「うっ」 「うーん、女の子かぁ。悪いけど用は無いん...
  • KUROAME(後編)
    85話 KUROAME(後編) ノーチラス達がやって来てからそう時間が経たずして、再び来訪者が現れる。 ライフルを持った青年、腹部に包帯を巻いた黒猫少年、茶髪の少女の三人。 「遠野、それに……ラト君か!」 「ラト、北沢!」 MURは青年と黒猫少年に覚えが有り、ノーチラスは黒猫少年と少女に覚えが有った。 青年はMURのクラスメイト、遠野。 黒猫少年と茶髪少女はそれぞれ、ラトと北沢樹里。ノーチラス、サーシャ、貝町ト子のクラスメイトである。 「MURさん!」 知り合いに再会出来た嬉しさからか屈託の無い笑顔を浮かべる遠野。 MURもまた、安堵の笑みを顔に湛える。 「遠野、また会えて良かったゾ」 「ラト君から、MURさんがここに居るって聞いて、一緒に来たんです」 「ラト君も……あっ、お腹怪我してるじゃないか、大丈夫か大丈夫か」 「ええ、...
  • 否定のレクイエム
    【12】 F-1港。 「ウィィィィィィッス! どうもージャムでぇーす! いやぁー何と、私、殺し合いゲームと言うものに、巻き込まれてしまいました!」 「ジャム」と言うHNで全くその才能も無いのにユーチューバーを気取っている小男、浜土竜平は、 今回の殺し合いに巻き込まれても「これで生きて帰れれば大人気だで」としか考えず呑気に支給されたビデオカメラで撮影を行っていた。 今の彼の脳内に有るのは見事に過酷なゲームを生き延びちやほやされる自分の姿のみであろう。 「もし生きて帰れたら、そうやなあ、オフ会……オフ会を開こうかなって。やっぱ……」 都合の良い妄想に基づいたナレーションをしている時、 背後から二人の参加者が近付いている事に彼は気付く。 一人は高校生らしき少年、もう一人は裸族なのか全裸の竜人女性。 「え? あー、ちょ、ちょっと一旦切りまぁす...
  • ジョン・ブラナー
    【名前】ジョン・ブラナー 【年齢】28歳 【性別】男 【職業】実業家(詳細不明) 【性格】女たらしだが根は正義感が強い 【身体的特徴】黒豹の獣人。187センチの長身で引き締まった体格 【服装】暗い灰色のスーツ 【趣味】セックス、自慰、映画鑑賞、ドライブ 【特技】日本語、ドイツ語、中国語等八カ国語を操る 【経歴】アメリカ風国家の資産家、ローレンス・ブラナーの一人息子として生まれる 【備考】小学生の頃からセックスに明け暮れていた。     妊娠させても親が金に物を言わせ隠蔽するなど、甘やかされて育つ。     それでも性格が余り捻くれなかったのは奇跡と言えよう。     青年実業家として有名経済雑誌などでインタピューもされたりしている。     セックスのテクニックも凄まじく嫌がる女性でも二分と持たず堕ちるとか。     最近はホモセックスに興味を持ち始めている。...
  • 覗きは良くないと思います
    19話 覗きは良くないと思います 上泉賢通と言います。 殺し合いに巻き込まれ、僕は恐らく生きて帰れないでしょう。 どうしてこんな事になってしまったのか、神様は酷いですね。 さて、僕は今、分校の教室の掃除用具入れの中に隠れています。 なぜかと言うと、教室で支給品を確認していたら誰かが分校の中に入ってくる音が聞こえたので。 咄嗟にこの掃除用具入れの中に入った訳ですが良く考えたら、ばれる可能性高いですね。これ。 ああ、失敗した。窓から逃げれば良かった。 でも今更どうしようもないし、それに、急いで逃げる必要も無さそう。 「ああん、駄目、ハヤトぉ」 「良いじゃん良いじゃん、もう我慢できないよ」 「……」 掃除用具入れの通気口、その向こうに見える宴に僕は心臓を高鳴らせ興奮していた。 教室の真ん中で、踊り子っぽい格好の金髪の女性と、白い毛皮の大きな狼がい...
  • 半信半疑、泳いでみるのも悪くないよ
    60話 半信半疑、泳いでみるのも悪くないよ ジャンケンに勝った後、僕達五人は学校のとある教室に通され、そこで吉橋寛和から労いの言葉を掛けられた。 そしてジュースやらお菓子やらを出された。 ささやかな祝賀会のつもりだったのだろうけど、嬉しくも何とも無い。 って言うか殺し合いさせておいてジュースやお菓子で労えると思っているんだろうか。 いや、出される物は問題じゃないんだけど。 最初、僕と都賀さん、舩田さんは警戒して手を付けなかったが、沢谷さんとリクハルドさんは普通に食べていた。 「毒は入ってない」とリクハルドさんが言ったので、恐る恐る僕達も食べる事にした。 普通に美味しかった。 「さて、何か質問有るか?」 唐突な質疑応答の時間。 まず手を上げたのは舩田さん。 「どうして、俺達が選ばれたんですか?」 「……この殺し合いの参加者に、って事か?」 ...
  • 食わなきゃやってられない時もある
    17話 食わなきゃやってられない時もある 安野賢史は幼少期から肥満気味だった。 何度か痩せようとしてはみたものの全てにおいて失敗。 本人の意思が強くないのもあるがどうやら賢史は元々太りやすい体質のようだった。 肥満体型で、そして外見のイメージ通り鈍い彼は良く同級生からからかわれていた。 そのストレスが元で更に食べ、太ると言う悪循環を賢史は辿ってしまっていた。 賢史は無人のコンビニを訪れる。 電気は点いているが、店員も客もいない。 彼は店内を物色し始める。 店員がいないのなら、物色して物を持っていったとて誰も咎めやしないだろう。 カゴを持って目に付いた弁当やおにぎり、お菓子、ジュースを片っ端からカゴに突っ込む。 後はこれを食べるだけだ、どこで食べよう? 賢史は辺りを見回し「STAFF ONLY」のプレートが貼られたドアを見付ける。 あの先は従...
  • 4:00AM
    25話 4:00AM 明るくなってきた。 私―――江木瀬理奈は、身を潜めている家具店二階の住居スペースの窓から差し込む光を見て思う。 この殺し合いが始まって早四時間が経過した。 どれだけの死者が出ているだろう、どれだけの人が殺し合いをやる気になっているだろう。 「ん……ん」 「ふああ……」 「起きた? 二人共」 さて、今眠りから目覚めたのは私の同行者二人なんだけど。 大きな紫色の妖犬の雄、リクハルドと、 私の一年下らしい舘山瑠夏さん。 二時間ぐらい前から寝てた。 二人でエッチしまくって疲れて寝やがったのよ、この変態二人。 しかも繋がったまま。瑠夏さん全裸でヨダレと精液塗れ。どうなのこれ。 「あー、エギ? 今何時ー?」 「四時ちょっと回った所よリクハルド」 「うーん……寝ちゃった……あん、まだ気持ちいい」 「良いからちょっと身体洗って...
  • 砂の城
    50話 砂の城 二人の獣人の女子高生が島の役場を訪れる。 一人は犬狼の少女、原小宮巴。もう一人は狐の少女、都賀悠里。 「この島の役場だけど、誰か居るかなー?」 「気を付けて行こう、巴……」 「おーけー」 お互いに散弾銃――――巴はウィンチェスターM1912、悠里はフランキスパス12――――を携え、 役場の中へと入って行った。 そして入るなり、二人の参加者と遭遇する。 紫色の毛皮を持った巨躯の雄犬と、茶髪ツインテールの少女。 少女は巴の悠里に向けて突撃銃を構え、銃口を向けていた。 対する巴と悠里もまた散弾銃を犬と少女に向けて構え、威嚇する。 「何だお前ら……殺し合い乗ってんのか? お?」 紫犬が高圧的な口調で巴と悠里に尋ねる。 巴は一瞬眉をしかめたが、大人しく返答した。 「乗ってないよ。銃向けてんのはそっちが向けてるからだしぃ...
  • 踊り子に獣の熱情が迸る
    32話 踊り子に獣の熱情が迸る とある民家の中。 和室に敷かれた布団の上で、金髪美女とシェパード獣人青年が裸で絡み合っていた。 大きく股を開いた美女に向かってシェパード青年は涎を垂らしながら腰を振る。 美女の豊満な乳房を揉みしだき、舐め回し乳首にしゃぶりつく。 「はあぁん……あ……ん……気持ち良い? 賢通君」 「凄く、気持ち良いよぉっ……オ*ニーより何倍も何百倍も……お*んぽとろけちゃうっ、何回でもイけるよぉ!」 「へっ……すげぇな、精力絶倫じゃねーか」 既に何回も美女――板倉怜佳の身体で楽しんだ白狼、ハヤトは、少し離れた所で寝そべりながら、 怜佳とシェパード青年、上泉賢通の激しい行為を見物していた。 彼の股間のモノは、ギンギンに肥大し根元の瘤も完全に巨大化し、粘液と白濁液に塗れ先端からも白液が出ていた。 何度も絶頂に達した事を表していた。 ...
  • 幸福な死
    【25】幸福な死 酒場に立ち寄る金髪白猫獣人少女、レイチェル。 まだ酒の飲める年齢では無いし酒にも興味は無いのだが立ち寄った。 果たして巫女服姿の狐耳女性が酒を飲んでいる。 「おや、お客かの」 「ここ、貴方の店?」 「いや違うがな。気分じゃ気分」 「ふぅん……」 レイチェルは冷蔵庫から適当にジュースを取り出し狐巫女の隣に座って飲む。 「わしは稀衣じゃ。こう見えても結構生きてるぞ」 「私はレイチェル」 「そうか、レイチェル……お主は殺し合いに乗ってるのか?」 「……乗ってるって答えたら?」 「別に何もせん」 「……乗ってる」 「そうか。ならわしも殺すか?」 「……うーん、今の所は……」 「おやおや、まだ誰も殺しとらんのか」 「うん」 「人を殺すと言うのは、かなり覚悟が要るぞ。罪悪感に押し潰されるなんてものでは無いかもしれんが。 ...
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