猫さんのアトゲファン内検索 / 「冬の街を一緒に歩こう(20121214)」で検索した結果

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  • 冬の街を一緒に歩こう(20121214)
    上の画像をクリックすると、イベントページ(公式)にジャンプします。 検索エンジン用 クリーミィハート てくてくおさんぼ 窓から見える君の前景2 君へのクリスマスブーケ きらきらクリスマスオーナメント
  • 2012年度のイベント②
    2012年度のイベント 頁:1ページ バナー・文字、どちらをクリックしても同じページ(wiki内)に飛びます。 ファンタジックカプセルリレー(2012年9月11日~2012年9月25日) さよなら2012夏!レイトサマーポーカーイベント(2012年9月14日~2012年9月28日) かわいいドールとおそろいの格好をしてみよう!(2012年9月14日~2012年9月28日) 運命のボールくじ!(2012年9月18日~2012年10月2日) 星降る夜のできごと(2012年9月21日~2012年10月5日) おポーンの野望!(2012年9月28日~2012年10月12日) じゃろの爆釣伝説(2012年10月19日~2012年11月6日) 狙うねこにゃん!としあわせ娘っ(2012年...
  • ドリーム&メモリーズ17(20121211)
    ティーチとエールに招かれて、パピメルが足を踏み込んだ扉の中は、それまで辿ってきた道とうって変わって、何も無い無機質な部屋だった。 正確には、鏡が一つ。 パピメルの目の前にただ一つだけ、全身を映す姿見が置かれている。 「ティーチ? エール?」 不穏な気配を感じ、今まで一緒にいたその人物の名を呼ぶが、いつの間にか二人の姿がどこにも見えない。 後ろを振り返ると、部屋に入ってきたはずだが扉などは一切無く、ただ無機質な部屋が後方にもずっと続いているだけだった。 (入る前に二人が言っていた、私の知りたいものって、これなの?) 仕方なく、パピメルはその鏡に近づく。 鏡面に歩いて近づくパピメルの姿が映っているが、それは何も不思議なことはない、ただの鏡であった。 「ティーチ、エール。私の記憶はこの鏡と関係があるの?」 理解できず、ただ一枚の鏡を目の前にして、パピメルの不安は募っていく。 ...
  • *White Sweet Date*(20121214)
    上の画像をクリックすると、ガチャページ(公式)にジャンプします。 検索エンジン用 スウィートデートイルミネーション てくてく歩き去る るんるんまだかなー スウィートリボンロリータコートワンピA スウィートリボンロリータコートワンピB スウィートリボンファースタイルA スウィートリボンファースタイルB ストライプデートジャケットスタイルA ストライプデートジャケットスタイルB ナポレイトデートダッフルコートA ナポレイトデートダッフルコートB スウィートデートハーフアップ ナチュラルデートショート スウィートリボンファーベレー スウィートあったかマフラー スウィートリボンロングブーツ スウィートまったりソファー 待ち合わせのベンチ 待ち合わせの時計台
  • 2012年度のイベント
    2012年度のイベント 頁2ページ バナー・文字、どちらをクリックしても同じページに飛びます。 DRESS UP SUMMONER-ドレスアップサマナー(2012年5月29日~2012年6月29日) セルピット生誕5周年記念パーティー(2012年6月1日~2012年6月29日) 秘密のセルピット図鑑(2012年6月8日~2012年6月29日) アイテムトレード買取希望リクエスト登場キャンペーン(2012年6月19日~2012年6月29日) 今ならGコイン購入がお得!(2012年6月22日~2012年6月29日) あっち向いてココロ(2012年6月22日~2012年6月29日) アイテムチェンジアクア(2012年6月26日~2012年7月10日) 毎日ログインするだけでもらえちゃう!アクションアイテムプレゼントキャンペーン(2012年7月...
  • ドリーム&メモリーズ1(20121211)
    『昔々、小さな森の中に魔女が一人住んでいました』 (……その始まり方、覚えてる) 何処からか語りかけるように聞こえる声。 その内容はパピメルが知っている本の始まり方だった。 『森の動物たちは魔女が大好きでした。でも、魔女は動物に触れることが出来ません』 (私が昔持っていた絵本と同じ内容……) 『魔女を悲しませたくない動物たちは、一緒に遊べる方法を考えました』 (ねぇ、あなたは誰?) 聞こえる声にパピメルが問いかけるが、返事は返ってこない。 『そこで、動物たちは魔女に頼んで、体をおもちゃにしてもらいました』 (……そう、次のページで動物が飛び出して――) 「…………」 そこで、パピメルはゆっくりと瞼(まぶた)を開けた。 視界には見たこともない星空が広がっていて、思わず声を漏らしてしまう。 「え……?」 慌てて体を起こそうとして、初めて自分が雲の上で寝ていたことを...
  • ドリーム&メモリーズ22(20121211)
    母の指が優しくパピメルの頬に触れる。 気付けばパピメルは幼い頃の思い出も、少しずつ思い出していた。 「私は……私は姉さんと同じ、ママの子なの?」 「心配しないで大丈夫。あなたは私の大事な子。クレイルとフラメルと同じ、家族よ」 抱きしめられ、ようやく落ち着きを取り戻したパピメルにイヴは真実を伝えた。 生まれてからあの日まで、フラメルとおそろいの髪と瞳を持っていたこと。 魔獣に家族全員が襲われたあの事故と、父親であるマグナの存在。 そしてそれを今まで隠し続けたクレイルとフラメル、さらにレオルスとラウロスを恨まないで欲しいと、そう告げた。 「ねぇ、ママ……私はここにいちゃいけないのかな? このまま一緒に……」 「それはダメよ。パピメル」 「どうして? せっかく会えたのに……」 すると、イヴが小さく微笑んで言った。 「ママと同じ様に、あなたを助けたいと思っている人がたくさん...
  • ドリーム&メモリーズ11(20121211)
    森から出たラウロスがクレイルをそっと草原の上に座らせる。 ふと、幼い自分を見てクレイルが思った。 (何故、今までの僕は覚えていなかったのに、今この状況は再現されているんだ……?) 父と歩く森の中へ強制的に移動させられたのは、クレイルは母と一緒にその場にいなかったからである。 つまり自分が見ていなかった過去は、この場で再現されないはずである。 だが、今記憶を消された自分の過去が再生され続けている。 座ったままの幼いクレイルは、少しずつ視界がはっきりしてきているのか、ぼんやりとしながらも自力でその場で顔を上げようとするが、俯いたままで今の周りの状態を認識できているとは思えない。 詳細は不明だった。 ようやく出てきた父親に気づいたレオルスが少しだけ安堵した、その時―― 唐突に訪れた風が、その場の全員を襲う。 その風はレオルスが発生させていた防護膜も吹き飛ばし、その場の全員を晒...
  • ドリーム&メモリーズ5(20121211)
    目を開けると、クレイルは森の入り口で木に寄り添い、座っていた。 秘薬を完成させる為に急いでいたのに、レオルスが自分のことを心配してわざわざ入り口に運び出したのかと思い憤慨する。 「レオルス! 何故外に……」 と、叫ぶと同時に顔を上げると、目の前には信じられない光景が広がっていた。 (なっ――) それを目にした瞬間、ぼやけていたクレイルの視界が鮮明になる。 「ママ見て! 四葉のクローバー!」 桃色の髪の少女が、ぱたぱたと走っていく。 (幼い頃のフラメルと……母さん……!) 向かう先には、桃色の髪の子供を抱いた、白い衣装に身を包んだ女性がいる。 クレイルはその光景を知っている。 今、自分の足元に五つ葉のクローバーを隠した子供がいることも。 (これは、子供の頃の僕の記憶……?) 「まぁ、すごいわねフラメル。お兄ちゃんより先に見つけられるなんて」 母に走り寄ったフラメル...
  • ドリーム&メモリーズ6(20121211)
    クレイルが父の事を、父と過ごした子供の頃の日々を思い出す。 目の前にいる父、3人の子を持つマグナは、顔や髪などの見た目は、現在ここまで成長したクレイルとほぼ同年代に見える。 身体に老化が見られないのは、体内に流れる魔力の影響があるからだろう。 クレイルは、父の両親についての話を聞いた事はないが、マグナが持つ魔力量や魔術の能力は何かしらの魔女の恩恵を受けていたのでは、と考えていた。 少なくともイヴと出会う前には錬金術の研究をしていたはずであり、合成師としての術の使用は不可能だったと思われる。 マティリア家は、<過去何世代にも渡って魔女たちとの関係性を築いてきた>との記録もあるので、クレイルが察するにマグナの母親か、もしくはそのさらに過去には魔女と何かしらの関わりを持っていたに違いなかった。 少しずつ、クレイルが知っていた父の記憶を取り戻していく。 だが、それでもまだ、現在...
  • ドリーム&メモリーズ12(20121211)
    生き物の気配をまるで感じない森の中、空気の冷たさを感じながらレオルスが森の奥を眺める。 目的地である中心部はまだ先だと思われるが、徐々に赤い霧が近づいている様に見えた。 ふとクレイルに目をやると、いつの間起きたのか顔を上げ、そびえ立つ木々を見ている。 「…………」 レオルスは、一瞬クレイルの目に涙が浮かんでいる様な気がしたのだが、それには触れずに声をかけることにした。 「おい、起きたか? 大丈夫かよ?」 「レオルス、ここは?」 「ここはって、変わらず森の中だ。奥まではまだもう少し距離がありそうだぜ」 動かないクレイルを見て、レオルスが言う。 「一体、急にどうしたんだよ」 クレイルがようやく身体を起こし、レオルスのそれに答える。 「思い出したんです。僕ら兄妹には、父親がいた。間違いなく、あの事故の時までずっと一緒に生活していた」 その言葉はレオルスの予想通りであり、そ...
  • ドリーム&メモリーズ4(20121211)
    森の中へと入ったクレイルは、既に何度も謎の幻聴に襲われていた。 その場に一緒にいるレオルスが話かけている訳ではない。 聞き取れない音が、クレイルに精神的な疲労を蓄積させていく。 (……他に誰か……いるのか? この森に?) クレイルが何度も周囲を見回す度に、レオルスも警戒するが、レオルスが声をかけても苦悩するクレイルの表情が晴れることはなかった。 歩き続け、森の入り口に比べて辺りの霧も濃くなり始めた頃、事は突然起きた。 苦悩の表情を浮かべたまま、クレイルがついに膝をついた。 先を進んでいたレオルスが慌ててクレイルのもとに走り寄る。 「お、おい!」 「…………」 「どうしたんだよ!」 「……いる」 「は?」 「似ている……?」 クレイルは地に膝を付いたまま、虚ろな表情で前を見る。 「似ているって、何が?」 「この森が……あの時の、母さんが消えたあの時の森に……」...
  • ドリーム&メモリーズ21(20121211)
    真っ暗闇の空間で、パピメルは目を開ける。 黒猫のぬいぐるみがパピメルを飲み込んで、どれくらい経ったのだろう。 (手足が……) いつの間にか、手足は拘束されている。 手錠や足枷などではなく、周りの壁と同じ黒い何かがパピメルの四肢を捕らえて離さない。 (ティーチとエールではないと言っていた。だったら、あの人たちは一体……?) パピメルが手足を外そうともがくが、拘束されているその何かが緩むことはない。 (魔獣……魔獣と言っていた) パピメルも魔界や魔獣の話は聞いたことがある。 合成師としての知識を得るために魔女とその力の存在を知る時、それに反する魔界の存在も一緒に知るからだ。 (魔獣……) 俯きながら考えて 「グリーン、ブレイド?」 無意識に口から漏れたその言葉に、パピメル自身が驚いて顔を上げた、その時だった。 突如音もなく、目の前に現れた扉から黒く変化した二人が現れ...
  • ドリーム&メモリーズ14(20121211)
    クレイルはレオルスを呼ぶ直前、その光景を一部始終目にしていた。 していたが、理解するまでの数秒で事は最悪の事態に陥った。 クレイルの目の前で、その樹木は軟体生物の様に揺れた。 揺らいたと同時に、絡んでいたブラッドローズがその樹の背面から、まるで別の生き物の様に飛び出し、束になった蔦がレオルスを側面から殴り飛ばしたのだ。 「樹が攻撃した!?」 叩きつけられたレオルスのそばに近づこうとするが、その蔦が伸び二人の間で邪魔をする。 (しまった、ケースは――) 「くそっ、何なんだコイツ!」 その叫び声を聞いてクレイルがレオルスの無事を確認した。 レオルスが腕で庇ったケースを見ると、シャドウリザードの尻尾が無事に収められている。 根元に叩きつけられながらも、蓋を閉め、割れない様にケースを守っていたのだ。 殴打された衝撃で圧迫された肺から空気を漏らす様にレオルスは咳をした。 クレ...
  • ドリーム&メモリーズ23(20121211)
    身体が自由に動く確かな感覚を持って、パピメルが瞬きをして急に身体を起こすと、すぐ隣で目に涙を浮かべながら見守っていたフラメルが驚き、固まった。 「姉さん、おはよう」 パピメルが呟いたその一言を聞いたフラメルが、パピメルに思い切り抱きつく。 「おかえり、パピちゃん!」 「うん……ごめん」 「ううん、良かった、ほんとに!」 母親の胸の中で枯れるほど泣いたはずなのに、涙を流して喜ぶ姉に抱きしめられながら、再びパピメルの瞳からは涙が溢れていた。 パピメルがそっと手を開くと、そこには白い羽根が一枚乗っている。 「パピちゃん、それは?」 「羽根なんていつ持ったんだ?」 パピメルが持っている羽根を見て、フラメルとレオルスが言う。 「うん。夢の中でママに会ったの」 パピメルがフラメルとレオルスに全ての出来事を話す。 フラメルは母に会えたパピメルを少しだけ羨ましいと感じながら...
  • 秘境の魔女5(20121109)
    「何もそこまでしなくても! この子は魔女じゃないのよ!?」 「お黙り、ティファレット」 今は娘の言葉なぞ知らん、とばかりに、ティファレットを一言で黙らせる。 「魔女には魔女のルールがある」 相変わらずクレイルたちの方に顔を向けることさえせず、セフィラが続ける。 「言ったとおりだ、お前がまだ魔女の血を強く残す孫だからこその条件だよ。さぁ、どうするね?」 再度クレイルへ問いかけるセフィラ。 だが、クレイルの中で既に答えは決まっていた。 「構いません。僕の一年で事足りるなら……妹のために、大事な家族のために、喜んで差し上げますよ」 「クレイルお前……!」 レオルスが止めようとするも、こうなると恐らくクレイルは聞く耳を持たないだろうと瞬時に理解し、言葉を押し殺して小さく舌打ちをする。 「いい答えだ。それでこそ私の孫だよ」 そう言うと、椅子に座ったままのセフィラが左腕をそっと...
  • 2012年度の複合イベント
    電子空間に可愛いペットを連れて行こう!(2012年6月19日~2012年6月29日) ポップスター ピンクを集めよう!(2012年6月26日~2012年6月29日) レインボー・ヘアスタイル(2012年7月3日~2012年7月17日) ちょこクエ☆モンスターカード(2012年7月10日~2012年7月31日) ヴァンパイアボックス(2012年7月13日~2012年8月10日) ツインスターで楽しみ方2倍!?(2012年7月17日~2012年7月31日) かならずボーナス登場!(2012年7月24日~2012年8月21日) ドリンク&フェイクカードセットを販売!(2012年7月24日~2012年7月31日) 月兎の箱(2012年9月7日~2012年10月5日) 素敵なヘアスタイルにアレンジしよう♪♪(2012年9月18日...
  • 秘境の魔女4(20121109)
    「さ、中へどうぞ」 案内されるままに、クレイルとレオルスは屋敷の中へと足を踏み入れる。 ここへ来る途中、いくつもの家や小屋が立ち並んでいて、それらの建物はすべて区間ごとに一つの色で構成されていた。 ティファレットと一緒に姿を見せた、赤・青・緑・黒の魔女も、それぞれの色の家に住む魔女であり、案内された屋敷の大きさを見る限り、この白い区間の魔女がこの町の統率者だろうと、二人にも安易に予想できた。 そして今いるこの魔女の町のことも、訪れるのは初めてだが母からは昔話のように何度も聞かせてもっていた。 そう、母親の母親である祖母<セフィラ>についても……。 「お母様、姉さんの……イヴ姉さんの長男、クレイルよ」 ティファレットの案内で屋敷の一番奥の部屋に案内された二人。 直後、その部屋に入ったことを後悔しそうになる。 魔女の部屋としてはありきたりで、鍋に書物、怪しく灯る蝋燭と足...
  • ドリーム&メモリーズ8(20121211)
    クレイルが森の中に入り、突然気を失ってから何分くらい経っただろう。 その場に立ち、周囲を警戒していたレオルスがふと、木の根元でうな垂れて座るクレイルを見る。 (…………) 突然の出来事にレオルスは驚いたものの、クレイルのそれは、どこか頭の片隅で思っていた彼の「父親の記憶」に関してではないかと考え、しばらく様子を見ることにしたのである。 レオルスも、改めて自分が見た当時の記憶を振り返ってみることにした。 クレイルが話した内容は、レオルスがラウロスと共に現れ、その場にいたクレイル本人と妹のフラメル、パピメルを守ったと言う話だったが、レオルスの記憶ではその場にクレイルはいなかった。 レオルスは、森に飛び込んだクレイルを追ったラウロスの指示で、その場に残ったフラメルとパピメルを守っていたのである。 「友達に会いに行く」と、父のラウロスと共に出かけ、目的地まであとわずかと言う所で...
  • 2012年度のガチャ@セルフィ
    2012年度のガチャ@セルフィ バーチャル・メッセンジャー(2012年6月19日~2012年7月17日) Royalココロ・プレミアム(2012年6月22日~2012年7月20日) 書生さんが行く(2012年6月26日~2012年7月24日) ファンタジー・ペインター(2012年6月29日~2012年7月27日) シャーベティ・カフェ(2012年7月3日~2012年7月31日) トワイライトキングダム(2012年7月6日~2012年8月3日) Vampire Forest(2012年7月13日~2012年8月10日) ガラスのお姫さま(2012年7月17日~2012年8月14日) ハピネス・ストーリー(2012年7月24日~2012年8月21日) アクアワールドプリンセス(2012年7月27日~2012年8月24日) パンキッシュ☆ラビット(...
  • hulu(20121207)
    検索エンジン用 キラキラゆるふわヘア
  • 第2章 ドリーム&メモリーズ(story)(20121211)
    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 30ピース開放: ドリームラビリンスロック 60ピース開放: ドリームトルソーワンピース デスティニースクエアイラスト 第2章
  • ドリーム&メモリーズ7(20121211)
    イヴへの追撃に失敗し、逆に武器によって反撃を受けた魔獣が怒りを露(あらわ)にして大声で叫び、それを刺したマグナの右腕を掴んだ。 「コイツ……まだ倒れな――」 魔獣はマグナを掴んだ左手に力を込め、身体ごと持ち上げる。 魔獣はその場から距離を置くのか、それとも別の攻撃手段を持つのか。 何か行動を起こす魔獣の目論みに気付いたマグナが、左手に残された最後の薬品武器を刃に変え、首を切り落とそうとした。 魔獣の左肩から下は、イヴの攻撃によって吹き飛ばされていて腕はない。 掴んだ右腕に力を込めているため、今この瞬間魔獣が攻撃を防ぐ手段は皆無。 マグナの武器が魔獣の首へ刺さる――はずだった。 魔獣は斬撃が触れる瞬間、首を庇う様にして咄嗟に頭部を動かして、その口でマグナの武器を受け止めた。 当然、武器を受けた口と顎が裂ける。 だがその強靭な筋肉と骨はマグナの斬撃を止め、傷は首まで到達して...
  • 運命を受け入れ、その宿命を乗り越えろ!デスティニースクエア(20121109)
    第1章 秘境の魔女(story) 第2章 ドリーム&メモリーズ(story) 最終章 悪魔達の侵略(story) キャンペーン 前景アイテムプレゼントキャンペーン!(2012年11月9日~2012年11月13日) ガチャプレイで交換!デスティニースクエア(2012年11月9日~2012年11月22日) ツインスタープレイでかならずゲット!(2012年12月11日~2012年12月25日、一部2013年2月8日まで)
  • ドリーム&メモリーズ15(20121211)
    「この樹は……!?」 「まさかクレイターローズ!? 魔界の生物が何故!?」 魔界の門が開く前に、そこから漏れてくる瘴気で植物が変異して出来るのがブラッドローズである。 だが、今彼らの目の前に立つクレイターローズは魔界の生物。 魔界にしか生息しない生物が、短期間でこちらの世界に現れたのは異常である。 やがて大樹と化したそれの葉が紅く染まり、巨大な樹木は完全な姿になった。 <クレイターローズ> 全ての葉が紅くなったその様子を上空から見ると、一輪の巨大な薔薇の花の形を持ちながら、その姿がまるで溶岩の溢れる火口の様に見えるため、そう呼ばれている。 こちらの世界には存在しないはずであり、合成師たちは書物の中でしか知らない。 だがそれは紛れもなく魔界に存在する生物で、ブラッドローズの様な変異して出来た程度の植物ではなく、人に害を成す<魔獣>の一種である。 何の予兆も無く、クレ...
  • ドリーム&メモリーズ3(20121211)
    歩き出したパピメルはすぐに額縁の変化に気付く。 額縁を通過する度、その中には絵画の様にパピメルの知る人物が映し出されるのだった。 最初に映った、隣で眠るフラメルの寝顔からスタートし、これまでパピメルが出会ってきた人々が次々に額縁内に映し出されていく。 そこにはもちろん、セルフィタウンの合成所に訪れた人々の顔もある。 通路の中に繋がった階段があり、上ってから降りると上る前とは違う通路に繋がる。 しばらくすると、額縁ではなく割れた鏡が複数並んでいる場所があった。 何も映らないそれを見てパピメルが二人に問う。 「この鏡は……?」 すると、ティーチが振り返ってこう答えた。 「それはあなたの記憶ではなく、<あなたを記憶していた人>のものでしょう。ここに映らないと言う事は……きっとどこか遠くに行ってしまったんでしょう」 記憶されていたという事は、相手は自分を知っていて、こちらは知ら...
  • 秘境の魔女3(20121109)
    <ティファレット>と、クレイルにそう呼ばれたその白い魔女は、周りの四人の魔女を解散させる。 またしても音もなく魔女たちがその場から消えていった。 「あなた……何故ここへ?」 頭を下げたままのクレイルに、再び声をかける白い魔女。 「失礼ですが単刀直入に。僕の妹が<魔刃の傷跡>に苦しめられています」 「何ですって……その傷は消えたはずじゃ?」 クレイルはようやく立ち上がり、目の前の魔女と視線を交わす。 「僕もそう思っていました。母さんが消える前に治してくれていたものだと」 「可能性があるすれば……それは魔界のゲート開放前の影響でしょうね」 それも認識済みだ、とクレイルが頷いて言う。 「あなた方なら既にご存知だと思っていました。そしてそれを開放前に止める術もご存知のはずだ」 「…………」 クレイルの言葉は、ティファレットにとっては想定通りのことであった。 <魔界のゲート...
  • 秘境の魔女11(20121109)
    「ママ見て! 四葉のクローバー!」 桃色の髪の少女がぱたぱたと全力で母親に走り寄る。 一刻も早く母へ自分の功績を報告したいのだろう。 「まぁ、すごいわねフラメル。お兄ちゃんより先に見つけられるなんて」 「えへへーわたしのかち!」 負けたよと、離れた場所から兄のクレイルが声をかける。 手には既に五つ葉のクローバーを握っていたが、それをそっと隠しながら草の上に座り込んだ。 雑草の生え具合を観察し、草を使って魔法陣を組んだり出来ないかなどと考えながらゆっくりと辺りを見回す。 「パピちゃん、起きないね」 母親の元へ戻ったフラメルは、すやすやと眠る妹の桃色の髪を撫でる。 母に抱きついて眠っているのは、マティリア家の次女パピメル。 「さっきまでフラメルと走り回っていたんだもの。少し疲れちゃったみたい。フラメルは大丈夫?」 「うん! わたし、まだまだはしれるよ!」 「ふふ、元気...
  • ドリーム&メモリーズ13(20121211)
    二人はすぐに、その樹にまとわり付く植物に注目する。 根元から続き、茎、花弁までの全てが紅に染まった植物。 パピメルを救うための秘薬に必要な素材の一つであり、魔界の植物である「ブラッドローズ」がそこにあった。 「これだな」 「気をつけてください。まだ見当たらないとは言え、その樹木はかなり魔界の魔力の影響を受けている」 クレイルがそう言ったのは、周りの木々の異変にも気付いたからであった。 ブラッドローズの茎と蔦は、周辺の上下左右へ自由に広がり、触れた他の植物へその赤色が侵食し始めている。 根元の苔、雑草、落ち葉に到るまで全てが赤い。 ブラッドローズは二人がそうして見ている間にも、森を変化させ続けていた。 「早く済ませてここを出ようぜ、目的は門の封印じゃない」 不気味な雰囲気の中、レオルスが言う。 「そうですね。魔界の門は、開かれる前に魔女たちが塞いでくれるでしょうから」 ...
  • 秘境の魔女20(20121109)
    一方、レオルスもようやく山の頂上へと到着した。 セフィラに強化された魔力にはまだまだ余裕がある。 レオルスも素早く辺りを探索し、目的の物が見当たらなければすぐに次の山へ向かうつもりだった。 だが、クレイルと反対方向へと駆け、距離が離れた所で、ふと脳裏に浮かんだ記憶がレオルスの足を止める。 レオルスは、この山に来る前に聞いたクレイルの話を思い出してみる。 兄妹の母親イヴが倒れたその場に、レオルスとその父ラウロスが到着した、とクレイルは言った。 (あいつの話だと……俺が親父と一緒に守ったのはあいつら兄妹全員……ってことだよな) あの時、確かにレオルスは張られた結界を維持させてその場にいた者を守っていた。 (だけど……) レオルスがクレイルの向かった方向を見る。 (違うよな……親父が結界を張って、その中で俺が守っていたのは……) 心の中でそこまで呟いたレオルスの鼻のてっぺん...
  • 秘境の魔女29(20121109)
    その場に集まった合成師たちに声をかけたのは、アイテムトレード管理人のローズだった。 腰の高さほどもある大きな麻の袋を運びながら手を振っている。 その後ろには、ローズと同じサイズの麻袋を二つも運んでくるフェインの姿もあった。 「お待たせー! 持ってきたわよ!」 家の前に到着したローズとフェインが、膨らんだ麻袋を地面に下ろす。 「見てください、いつもトレードへいらっしゃるお客様たちが協力してくれました」 そう言いながら、フェインが閉じていた袋の口を開くと、三つの大きな麻袋の中には、溢れんばかりのガーネットハーブが入っていた。 テンペストのそばに立っていたレオルスも、思わず袋の側に寄って中を覗き込む。 「すげーな! こんだけあれば余裕だろ」 「えぇ、あとは<グラトンポット>に任せれば大丈夫でしょう」 驚くレオルスの隣でクレイルも思わず頷く。 「お二人とも、ありがとうございま...
  • スノー*フェアリア(20121204)
    上の画像をクリックすると、ガチャページ(公式)にジャンプします。 検索エンジン用 スノーリィファンタジードレスA スノーリィファンタジードレスB 深々と降る雪と公園の背景 フェアリアエターナルドレスA フェアリアエターナルドレスB スノーリィガールスタイルA スノーリィガールスタイルB スノーリィボーイスタイルA スノーリィボーイスタイルB スノーリィモコモココートA スノーリィモコモココートB スノーリィ編み込みツインテールA スノーリィ編み込みツインテールB スノーリィミディアムショートA スノーリィミディアムショートB フェアリアイヤーマフ 公園のうさぎ雪だるま 公園のねこ雪だるま フェアリアスノースレッド 公園のラビリスとピエル 公園のキコリノとツララコ フェアリアスノーブランコ フェアリアメリー...
  • ドリーム&メモリーズ18(20121211)
    迫り、襲い来るクレイターローズの攻撃を防ぎ、走り続けた二人は、ついに森の入り口を目にする。 「外が見えたぞ!」 「レオルス、これを!」 クレイルが残り数本となったコンポジションウェポンズを剣に変え、ここまで速度を落とすことなく、執拗に二人を捕らえようとしてくる蔦を切り落とす。 それと同時にレオルスにブラッドローズの入ったケースを投げ渡す。 「おっと、あぶねっ!」 「そのまま先に! 突っ切ってください!」 「わかった!」 クレイルが両手に剣を構え、レオルスのすぐ後ろで両側から迫る蔦を切り落とすタイミングを見計らう。 左右どちらから来ても、先を走るレオルスを守りながら攻撃できる。 (よし、これなら――) 残り数歩で外へ出るその瞬間、レオルス眼前に無数のクレイターローズの根が飛び出した。 「嘘――だろ」 出口まで突っ込む勢いで走っていたレオルスが急に止まれる訳も無...
  • 秘境の魔女30(20121109)
    「レオルス、急いで森へ向かう準備をしましょう」 「わかった」 レオルスが頷き、クレイルがさらに続けて怪訝そうな顔をして言う。 「先ほどの話にあった『空気が赤かった』とは……負の魔力が蔓延してきている可能性があります。こちらの世界に影響を及ぼし始めているかもしれない」 「ねぇ、お兄ちゃん。その影響なのかは分からないんだけど……」 フラメルが割り込むように、二人に自分が目にした二冊の本の話をする。 一冊は急に浮遊した白い魔導書。 もう一冊は、恐らく子供の頃のパピメルの持ち物であろう飛び出す絵本。 そしてその二冊は本棚以外の場所から部屋に現れた可能性があると言うこと……。 話を聞いたクレイルが何かを考える様な仕草をするが、すぐに答えが出るわけではない。 「レオルス、何か分かります?」 「いや、お前に解らなかったら俺にもわかんねーよ!」 悩んだクレイルにそう聞かれたレオルス...
  • 秘境の魔女28(20121109)
    「お兄ちゃん! レオ君!」 フラメルが戻ってきた二人に声をかける。 「ただいま。パピメルは?」 レオルスは無言のままテンペストから降り、先に降りたクレイルはしまっていた水筒を取り出す。 「ううん、まだ一度も目を覚ましてないよ……」 いつもは笑顔を振りまくフラメルの表情がこんなにも暗い。 クレイルは、もう少しだけ我慢して欲しいと思い、心の中で謝りながら、玄関へ向かうすれ違い様にフラメルの頭に掌を乗せて言う。 「大丈夫、必ず治してみせるよ。約束する」 「うん……」 しょんぼりと頷く妹の頭をそっと撫でる。 「パピメルを救うための秘薬を作る。僕とレオルスはもう一度だけ出かけなければならない。でも次で素材集めは終りだ。戻ってきたら薬が完成するよ」 うん、ともう一度フラメルが頷くと、クレイルは手にしていた水筒をフラメルに渡した。 「これが材料?」 「あぁ、でもまだ開けない様に...
  • 秘境の魔女16(20121109)
    クレイルとレオルスは、とある山の奥地へと到着していた。 魔力を持つこの山には秘境の魔女たちが住む町の入り口同様に、麓(ふもと)に結界が張られている。 門番として忍んでいた一人の魔女に、クレイルが事情を話すと、すぐに結界が解除されて入り口が現れた。 少なくともクレイルがただの合成師であったなら、そう簡単にはいかなかっただろう。 白金の魔女の子孫――その言葉で生粋の魔女を動かせるほど、彼の受け継いだ血は強力なものなのである。 入り口から歩き続け辿り着いた目の前には五つ水源から流れ出た水が混ざり合った<ティアラレイク>が一望できた。 五本の川が下流に向けて幅を広げて流れ、河口に四角い湖を形成する。 上空から見ると、それがまるで女王の頭に乗るティアラの様な形に見えるため、湖にその名が付けられた。 パピメルの傷を治すための秘薬の素材の一つがこのティアラレイクの水である。 水源を持つ...
  • ドリーム&メモリーズ20(20121211)
    レオルスは玄関にあったポットに、大量のガーネットハーブを入れようと蓋を開けた。 するとポットがその場にあったガーネットハーブを認識したのか、大きな麻袋三つ分ものハーブを、一瞬でその中に吸い込んだ。 驚きを隠せない二人だったが、続けてフラメルがクレイルから受け取った水筒を開け、ポットに近づける。 中に入っていたティアラレイクの水と、既に熱が冷めたレッドホットレモンの小さな果実は、ハーブと同様に瞬く間に中に吸い込まれていく。 それでもポットからは何かが溢れてくることはなかった。 そこまで準備して、フラメルとレオルスがパピメルの元へと急ぐ。 部屋の中に入ると、レオルスが最後の素材であるブラッドローズとシャドウリザードの尻尾が入ったケースを取り出し、底を割って取り出した中味をポットへ近づける。 ポットがそれらを吸いこんだ所で、全ての素材を入れたことを合図するためにフラメルがポットの蓋...
  • ドリーム&メモリーズ9(20121211)
    ラウロスがマグナとクレイルを視界に捉え、その場に到着した時、もはやそれは手遅れと言うしかない状態だった。 親友であるマグナの身体の半分は、魔界とこちらの世界を繋ぐ<次元>の隙間に捕らわれており、こちら側に出てくることはどう考えても不可能である。 腕の一本程度であれば、それを犠牲にして引きずり出せばまだ可能はあっただろう。 だが、半分近く身体が埋まっている状態で引きずり出しても、失った部位を瞬時に再生できる様な力がなければこちら側で生命を維持することは出来ない。 (結局、僕が行っても助けられなかった……) 「父さん……どうして……」 泣き出しそうな震える声を出し、涙を耐える幼い自分を見てクレイルは落胆する。 (…………変わらない。母さんも父さんも救えない。戻ったら、僕はパピメルを救えるのか……?) 「マグナ……!」 直ぐ後ろから、ラウロスが駆け寄る。 「ハハ……すまん、失...
  • ドリーム&メモリーズ2(20121211)
    「……どちら様ですか?」 不意に声をかけられ、驚きながらも警戒して二人に問いかけるパピメル。 「僕はティーチ。君の夢の案内人。」 「私はエール。あなたの夢の案内人。」 「「どうぞ、よろしく」」 男と女はそれぞれ名乗り、パピメルに向かって頭を下げた。 ティーチと名乗った男の頭には、汚れのない真っ白なハットが乗っている。 ハットの装飾には大きな青いリボン、半分だけの仮面が付いており、顔の右側はそれで隠されていた。 白を中心とした衣装を身にまとい、ハットを押さえながら頭を下げると、左右非対称のロングコートがなびく。 振る舞いだけでなく、その立ち姿までが完璧に整っている。 エールと名乗った少女は、薄い桃色に紫が混ざった不思議な髪色をしていた。 身につけているワンピースは髪と同じ配色で、裾のフリルに付いた星の装飾はエールが動くたびに小さく揺れる。 ティーチ同様、その丁寧なお辞...
  • 秘境の魔女17(20121109)
    クレイルとレオルスが初めて相見えたその日は、両者にとって忘れることの出来ない<事故>が起きた。 <魔人グリーンブレイド> 全身翠色で片腕が刃と化したその魔人は、<魔界の門>の開通を待つことなく、自らの刃で門を引き裂き、抉(こ)じ開けてこちらの世界へ飛び込んできた。 通常、数百年に一度開かれると言われている魔界の門は、予兆の発生から魔女達に監視されている。 それ故に、余程のことがなければ大規模な被害は起きず、世界が脅威に晒されることはない。 だが、その翠の魔人は誰にも感知されることなく、突如現れた。 そしてその時、偶然近くにいた強力な魔力を持つ存在……兄妹の母親である魔女のイヴは、子供たちと一緒に狙われたのだった。 それは事故と呼ばれても仕方ない程、偶然が重なり合って起きてしまった悲劇。 秘境の魔女たちにも予測できなかった事故として、彼女たちの記録にも残されることになる。 ...
  • ドリーム&メモリーズ24(20121211)
    だが、問題が一つ浮上する。 時間がないと言われたが、三人が森へ向かう移動手段を失っていた。 テンペストはクレイターローズの襲撃の際に魔力を吸われ、残っていた魔力は全てレオルスを運ぶために使い果たしている。 クレイルが捕らわれている森は走って辿りつけない場所ではないが、距離はそれなりにある。 何とかもう一度だけ飛べないかと、玄関を出た二人がテンペストへ近づいた、その時だった。 「あっ!」 フラメルの持っていたイヴの羽根がテンペストに反応する。 やがて羽根が輝くと、その光と共鳴する様に身体を輝かせたテンペストがゆっくりと立ち上がる。 「お、おい! 身体が――」 レオルスが驚いたのはその光ではなく、テンペストの身体の変化に対してだった。 イヴの羽根の魔力なのか、テンペストの身体はさらに成長していく。 四肢は伸び、首や背中は今まで以上に広く、大きくなった。 生える翼は何を乗...
  • ドリーム&メモリーズ10(20121211)
    (父さん……今、僕に何をした……?) 「マグナ、何を!?」 気づいたラウロスが叫ぶ。 「頼みがあるのは、お前だけだ。ラウロス」 ラウロスがクレイルの肩をつかみ、その表情を見て驚愕する。 父を見る目の焦点が定まっていない。 立ったままの状態で、呼吸もしていないのかと思うほどに身体の動きが止まっている。 「まさか……」 「あぁ、今までの俺に関する記憶を……クレイルから消し去った」 (父さんが……!? 何故!?) 自分が父親を知らなかった訳でも、父親が家族を見捨てていた訳でもない。 クレイルは父親から、その記憶を全て消されていたのである。 「今までの俺の存在は消えて、適当に構築されて埋まっていくだろう。もちろん、綺麗に埋まることはない。いや、もしかしたら苦しめちまうかもしれないな……」 「何故だ、マグナ! この子は……クレイルは両親を失うんだぞ! その記憶まで消してしま...
  • ドリーム&メモリーズ19(20121211)
    レオルスを乗せて、テンペストは無事にマティリア兄妹の住む家に到着する。 テンペストもまたレオルス同様、捨て身でレオルスを救い、素材を託したクレイルの覚悟を目にした。 その為か、森を出てすぐに残り僅かとなった自分の魔力を最大限駆使して、全速力でここまで戻ったのである。 着地し、レオルスを降ろしたテンペストがそのまま地面に倒れ込む。 呼吸は荒く、顔を上げるのも辛そうなテンペストを撫で、レオルスが小さな声でありがとう、と言う。 レオルスが素材を手に玄関へ向かうと、物音を聞きつけたのか、フラメルが玄関の扉を勢いよく開けて出てきた。 「お兄ちゃ――」 ようやくその時が来たのだと、待ちわびて迎えに出たフラメルの目に飛び込んだのは、疲弊したレオルスと地面に倒れているテンペストだった。 「レオくん!? テンちゃんもどうしたの!」 慌てて駆け寄るフラメルに、レオルスが手に持ったケースを見せ...
  • ドリーム&メモリーズ16(20121211)
    レオルスが驚愕と共に樹を見上げたその時、ついにクレイターローズの蔦と根は攻撃を開始する。 魔力を失っているレオルスがこれ以上魔獣に触れられてしまえば、命の危険がある。 だが祖母セフィラから支援された魔力がなくとも、合成師として元からレオルスが持っていた魔力の回復さえ出来れば最低限の魔術が使用できるだろう。 「レオルス、逃げてください!  魔力が少しでも回復するまで!」 その声を聞いて、レオルスがここまで来た道のりの逆走を開始する。 魔力の弱ったレオルスを狙った蔦が、クレイルのブレイドによって断ち切られる。 だが、再びクレイルの使用した武器がたったの一太刀で崩れ落ちてしまった。 「なるほど……そう言うことか」 コンポジションウェポンズの武器を生成するためには魔力を使用してその形を作成している。 つまり、クレイターローズの蔦が切られる瞬間に武器に触れているのでその瞬間に武器に...
  • 秘境の魔女26(20121109)
    「見つけたは見つけたんだけどよ、これどーすれば……あちち!」 今度は実ではなく、枝を素手で掴んで無理矢理引っ張ろうとしたが、レオルスは再び悲鳴を上げて手を離した。 果実の特性を知っているクレイルから見た、レモンに翻弄されるレオルスの姿は何とも滑稽(こっけい)だった。 「それに素手で触れるのは、流石に危険でしょう」 「枝でも無理だし、どーすんだよこれ……持ち運べるか?」 触れた手から熱を飛ばす様に、腕を振りながら言うレオルスの前で、クレイルが徐に水筒を取り出す。 「魔力を帯びるティアラレイクの水は、水温が変わりません。ここにレッドホットレモンを入れてしまいましょう」 クレイルが水筒と一緒に取り出した小さなナイフでレモンを枝ごと切り取り、直接水筒の中に収める。 とぽん、と水の中へ果実が落ちる綺麗な音が響いた。 高温のレモンが落とされた水筒の中、ティアラレイクの水は全く変化を起...
  • 2012年度の合成イベント(キャンペーン)
    あのNPCのレプリカアイテム!クリスタル合成キャンペーン!(2012年6月22日~2012年7月6日) 素材を合成してみよう!クリスタル合成キャンペーン!(2012年7月27日~2012年8月10日) クリスタル合成キャンペーン!(2012年8月21日~2012年8月31日) クリスタル合成キャンペーン!(2012年9月25日~2012年10月9日)
  • 悪魔達の侵略8(20130104)
    「ビービー、様子がおかしい。あのアホイヌが帰ってこねー」 魔界を出て、門へ通じる異空間を歩いていたティピードがため息をついて言う。 一緒に連れてきた魔界の獣を、様子見として先に放ったのだ。 それを聞いて、一緒に歩いていたビービーが笑いながら言う。 「あら、それなら<当たり>かも知れないわよ。ティピード」 「魔女に消されたか?」 「可能性はあるわね。クレイターローズが出来上がってから結構時間が経ったし、待ち構えてるかも」 「よし、じゃあもう潰しに行かせてもらおーか」 「フフ、了解。行きましょう」 ティピードとビービーが笑いながら、異空間を抜ける。 ついに魔界に住む悪魔が森の中へと降り立った。 「フラメル、パピメル!この場から離れるんだ! レオルス、武器は!?」 現状を打破すべく、クレイルが考え付いたのはまたしても時間稼ぎだった。 「少ないけど、まだある!」 ...
  • 秘境の魔女10(20121109)
    暖かい春の陽射しの中、柔らかい葉が揃う草原に穏やかな風が流れる。 風は草を撫で、側にある森へと吸い込まれていく。 ゆっくりと時の流れる空間に、幼い子供の笑い声が響き渡る。 白い髪の少年と桃色の髪の少女が仲良く草原を駆け回っていた。 側に、母親と思わしき女が一人。 顔を覆う白い大きな帽子から長い髪が優しく地へ降りている。 闇を寄せ付けないような輝く白の装いが彼女を包む。 人々は皆、その者を<白金の魔女>と呼んだ。 魔女は人と恋に落ち、やがて三人の子を授かった。 魔女と人の血が混ざり合う存在。 禁忌の存在とも思われたその子らが世に受け入れられたのは時代の助けがあったとも言える。 当時、世に晒されることの無かった「魔女」と言う存在が明らかになり、魔女は共存を望み、魔術は人へと提供された。 人が知識を駆使し、科学の力によって生み出された錬金術は純粋な「魔術」を取り入れること...
  • 2012年度のゲームセンター
    フォレストハウス(2012年6月19日~2012年6月26日) 猫喫茶(2012年6月29日~2012年7月6日) リゾート(2012年7月27日~2012年8月3日)
  • ちょこっと☆スターカプセル(20121211)
    上の画像をクリックすると、イベントページ(公式)にジャンプします。 検索エンジン用 スターエイミークラブツリー ディプロマティスタブーツ グラサンライダーキャット ディプロマティスタハット ロングスカーフマフラー ブラック ロングスカーフマフラー レッド メリクリキャットファイターハット ディプロマティスタスタイル メリクリキャットファイタースカート メリクリキャットファイタースタイル チェストビッグリボンスタイル ピンク チェストビッグリボンスタイル ブルー シャケクロースの前景2 ちょこっとメリクリの前景2 シャケクロースのプレゼント配り
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