ハリマ・オブ・ナイツ > 第4話 幻想郷の道具屋

廣島郊外で、幻想郷から拉致した2人が、『幻想郷解放軍』の小屋に閉じこめられているのを聞き、中原達は、その小屋の近くまでやってきた。

「ていうか・・・俺たちがわざわざここに来なくても、射命丸さん1人で解決できそうな問題じゃなかったんですか・・・?」と、中原
「でも・・・敵は強大な霊力を持っています。そしてこのあたりの一般兵も侮れないですよ・・・それに、私がいないと、あなたたちは困るでしょう。」と、文
「そうですか・・・ならば、みんなで進撃するしか、ありません。」
「そうですね・・・」と、咲夜
すると、4人は戦闘準備を行う。中原は銃器を構え、咲夜、チルノ、文はスペルカードの装填を行った。
「敵のレベルは・・・どのくらいですか?」と、中原は訊く
「もう・・・Lunaticの3面ぐらいですね・・・」と、文は答える。
「よし、みんなで2人を救出するしかないね・・・」と、チルノ
「今回の作戦は、監禁されている2人の救出・・・・・総員、かかれ!」
と、中原の一声で4人は車から出て、中原と咲夜は陸を走り、文とチルノは空を飛んで、敵陣へと飛び込んでいった。

すると敵の解放軍は・・・
「不審者4名発見」
「迎撃せよ!迎撃せよ!」
と、解放軍の兵士は4人に弾幕を発射した。高速な弾幕だが、4人とも軽々かわしていく。
「へっ、こんな道中なんぞ」と、中原、日本人民軍での従軍を経験しただけあって、テンポ良く進んでいく。
「ぐわぁっ!」
「うおあっ!」
「ギャース!」
4人の通常弾幕で次々倒れる解放軍兵。
ここで、何か進行方向右のほうに、煙のようなものが登っていた。
「なんだろ?」と、中原はそれに気づく。
「どうしたんですか?中原さん。」と、咲夜も立ち止まり、他の2人も立ち止まる。
「何か怪しい・・・山火事か?」
「とりあえず、行ってみた方がいいよね」と、チルノ
「そうしよう」
と、4人はその煙のようなものが立っている方角に走っていった。

その煙の立っているところには、小屋があった。煙突もないのに、一体どこから煙が出ているのか。
「おい、見ろ、おかしいぞ」
「どうしたどうした。」
と、小屋を見張っていた解放軍兵。小屋の扉の裏側をのぞくと・・・
「見ろ!こんなところに発煙筒があるぞ!」
「なに!?発煙筒!?一体どこから持ってきた!?」
「わからん・・・」
すると、その2人の兵士はまもなく弾幕に呑まれた。
「ここか」と、中原
「は、発煙筒!」と、咲夜
「まさか・・・」と、中原は施錠された小屋を小銃でこじ開け、扉を開けた。
すると中には・・・・
「あっ・・・まさか・・・」
「こーりんだ!」
森近霖之助、幻想郷の魔法の森近くにある古道具屋「香霖堂」の店主。彼もまたどういうことか、解放軍に拉致されて、この小屋に閉じこめられていた。
「な、なぜ・・・霖之助さんが・・・」と、中原
「わからない」と、霖之助
「どういうことで日本に?」
「うん・・・ある日いつものように店を開けていたら・・・謎の集団に睡眠薬を飲まされて・・・・気がついたらこの小屋に・・・・」
「まさか・・・」

続く
最終更新:2010年02月05日 18:38
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。