真北の大冒険 > 第4話 出てこい!ジャイアント東京

ブラック団の蛮行を止めるため、アジトに突入しに行った島田真北。

0010

真北にはまだアジトが見つかっていない。
「どこだ、敵は罠でも仕掛けてそうな気がするんだが」
すると何かの騒がしい声が真北の耳に入った。
「何か騒音がする」
真北はその騒がしい声の方向へと向かった。すると
「あったぞ」
真北はついにブラック団のアジトを見つけた。しかし、団員達は真北が来ることにはまだ気づいていない。
「よし、どうやら気づかれていないようだ」
真北はペースを上げてアジトに近づいていった。が・・・
「いたぞ!何か変な奴が!」
「失敗った、気がゆるんでしまった」
どうやら団員に発見された模様
「やい!よくも我がブラック団のアジトに侵入しようとしたな!」
団員が真北に近づいていく
「さあ、とっとと誘拐した女性を返せ。そして無駄な暴力行為はやめろ。」
真北はこう言ったが、団員は応じようともしない。そして更に真北は言葉を発し続ける。
「嫌なら好きにすれば。ただ、お前らが血を見ることになるんだぜ」
すると団員は腹を立てた。
「猪口才な野郎だ!貴様が貴様の血を見るがいい!」
すると団員は斧を構えて真北に斬りかかる!
しかし、真北は難なくかわした。
「その程度か」
「なにっ!?」
さらに団員は攻撃を続けるもちっとも真北に当たらない。
「くそっ!一発ぐらい命中しろ!」
「ふん、冷静にもなれないのか」
どうやら二人の戦闘力の差は明らかのようだ。
「こんな奴は放っておくしかないのか」
と言って、真北はアジトの内部に入ろうとした。だが団員の怒りは頂点に達した。
「散々こけにしやがって!」
冷静さを失った団員は斧を真北のほうに放り投げた!
しかし真北は振り返ることなく斧を掴んだ。
「さて、後でこれを使ってアジトを壊そうか」

0020 真北はついにアジトの内部に入った。
ブラック団のアジトは4棟に分かれており、人質監禁用が1棟、事務室が1棟、武器庫が1棟、そしてボスの住み場所が1棟となっている。他にも少し離れたところに団員達の宿舎があるらしい。
すると別の団員が4人ほど待ちかまえていた。
「帰れ!」
団員の攻撃
しかし真北は難なくかわした。すると真北は竹槍を構えて言った。
「お前らが帰れよ」
すると真北は竹槍を振り回し、団員を外へと追い払った。
「ひぃっ!こいつ絶対おかしいやろ!」
団員はこう叫びつつ逃げ出していった。
この後もまた一人二人と団員が現れ続けるも、真北の前に為す術もなくアジトから追い出されていった。
真北はこれで一般の団員がいなくなり、残りはジャイアント東京と誘拐された女性しかいないと思って、大音声で言った
「出てこい!ブラック団のボス!貴様が誘拐した女性は無事なのか返事をしろ!ブラック団のボス!出てこい!」
と、その数十秒後、どこからか一人の男の声が・・・
「ハッハッハッハッ!」
「ボスが来たぞ」
ボスの住み場所と思われる1棟の扉が開くと、身長230センチほどの巨人が現れた。
「出たな」
噂通り、大柄で筋肉増強剤を使いまくったモンスターのような肉体だ。
「俺の名はジャイアント東京、ブラック団のボスだ。貴様は何しに来た」
「お前のその邪悪な心を浄化しにきた」
「浄化できると思ってるのか」
「ああ、できるさ」

島田真北VSジャイアント東京、まもなく戦闘開始。

続く
最終更新:2008年11月21日 22:59
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