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&bold(Circle of Life){}
&ref()
[[BGAでプレイ>]]
このゲームはまだBGAに追加されていません。今後BGAに追加予定のゲームです。訳語は個人で訳したものです。画像は準備中です。
#contents
*ゲーム画面
&ref(全体.png)
*目的と概要
BGG Best Combinatorial Game Awardを受賞した『サークル・オブ・ライフ』は、食物網の中で種を操り進化させていく2人用の戦略的アブストラクトゲームです。プレイヤーの操る種が生態系の中で完全なコロニーを形成するか、一定量の生物を捕食すると勝利します。
このゲームはコンパクトなボードでプレイできるような簡単なルールであるにもかかわらず、実際の生態系の変遷を再現しています。
*このゲームで使うもの
ゲームボード
プレイヤーごとに色の異なるコマ
*用語の定義
・&bold(){種}
ボード上に置かれている同色のコマ同士で接続している一連の塊を「種」と呼びます。他の同色のコマと接続していない単独のコマ1つも「種」として扱います。
・&bold(){生命の輪}
ゲームボードの周りに描かれているのが生命の輪で、これは種同士の捕食-被食関係を表します。コマの形は、ボード上の「種」がどの種類になるのかを定義します。矢印は捕食できる関係を表すものです。例えば、矢印が種Aから種Bへ伸びている場合、種Aは種Bを捕食できることを表します。生命の輪では、4つまでのコマで構成されるすべての「種」が表されています。
*プレイ
ゲームはボードに何も置かれていない状態で始まります。
各プレイヤーはプレイヤーカラーに応じたコマのセットを全て持った状態でゲームを開始します。
各プレイヤーは手番順に手番を行います。各手番では次の2つのステップを数字の順に行います。
:1.進化|
自身の色のコマ1つをボード上の空いているスペースに置かなければなりません。このとき、「自身のコマ5個以上(5個を含む)を接続させてはならない」というルールがあります。
:2.捕食|
自身のボード上の「種」それぞれにつき、これに隣接している捕食可能な相手のすべての「種」を捕食します。捕食できるかどうかは生命の輪に従います。捕食された「種」を構成するコマはボードから取り除かれます。
以上の2つのステップを実行したら手番が終了し、次のプレイヤーに手番が移ります。
ゲームは以下の2つの条件のいずれか1つでも満たされたら終了します。
:a.|「1.進化」において、コマの配置ルールを満たすようにコマを置くことができない。つまり、どこにコマを置いても自身のコマが5個以上接続してしまう状態になる。
:b.|20個のコマを捕食する。
以上の条件を最も早く満たしたプレイヤーが勝者です。
・プレイ例
2人プレイで、白プレイヤーの手番です。
:1.進化|
:2.捕食|
上記の例では、白プレイヤーはコマを1個置き、相手の3個のコマからなる種を捕食しました。
*戦略のヒント
:1.|大きな種を早く作るべきではありません。相手の計画に柔軟に対応できなくなります。また、ボードに自身のコマを置くことのできるスペースが少ないと、相手に簡単に捕食されていまいます。
:2.|2個のコマで構成されている種(以降、2コマ種)は、これに隣接するスペースに相手が新たな種を作ることを妨害するため、戦略的に最も重要です。1人のプレイヤーが2コマ種を最後まで温存し、これに隣接するスペースに相手が1個のコマを置くことを余儀なくさせた場合にゲームが決まってしまうことがあるほどです。
:3.|ただし、ゲームの序盤では2コマ種を対戦相手に捕食させるように動くことも重要です。これによって相手は3コマ種を作ることを強制され、2コマ種を作ることを結果的に妨害されることになるからです。そして、ゲーム中盤から終盤にかけて、対戦相手よりも多くの2コマ種を確保することを目指しましょう。
*テーマについて
簡単なルールであるにも関わらず、このゲームは実際の食物網の変遷を再現しています。
・生態系は単純な種から始まり、時間の経過とともに徐々に複雑なものへと進化していきます。
・進化的に単純な種は、より複雑な種よりも繁殖が早いが、その寿命は短く、より多くの個体が死ぬ傾向にあります。
・1つの種の個体数が多いとき、それを捕食する種の個体数の増加をもたらします。
・食物連鎖の上位捕食者になるにつれて種の複雑さは増しますが、頂点捕食者が死ぬと再び単純な種に戻ります。それぞれの種は一部の例外を除いて、自身が捕食できる種よりも少しだけ複雑な構造を持ちます。
&bold(Circle of Life){}
&ref()
[[BGAでプレイ>]]
このゲームはまだBGAに追加されていません。今後BGAに追加予定のゲームです。訳語は個人で訳したものです。画像は準備中です。
#contents
*ゲーム画面
&ref(全体.png)
*目的と概要
BGG Best Combinatorial Game Awardを受賞した『サークル・オブ・ライフ』は、食物網の中で種を操り進化させていく2人用の戦略的アブストラクトゲームです。プレイヤーの操る種が生態系の中で完全なコロニーを形成するか、一定量の生物を捕食すると勝利します。
このゲームはコンパクトなボードでプレイできるような簡単なルールであるにもかかわらず、実際の生態系の変遷を再現しています。
*このゲームで使うもの
ゲームボード
プレイヤーごとに色の異なるコマ
*用語の定義
・&bold(){種}
ボード上に置かれている同色のコマ同士で接続している一連の塊を「種」と呼びます。他の同色のコマと接続していない単独のコマ1つも「種」として扱います。
・&bold(){生命の輪}
ゲームボードの周りに描かれているのが生命の輪で、これは種同士の捕食-被食関係を表します。コマの形は、ボード上の「種」がどの種類になるのかを定義します。矢印は捕食できる関係を表すものです。例えば、矢印が種Aから種Bへ伸びている場合、種Aは種Bを捕食できることを表します。生命の輪では、4つまでのコマで構成されるすべての「種」が表されています。
*プレイ
ゲームはボードに何も置かれていない状態で始まります。
各プレイヤーはプレイヤーカラーに応じたコマのセットを全て持った状態でゲームを開始します。
各プレイヤーは手番順に手番を行います。各手番では次の2つのステップを数字の順に行います。
:1.進化|
自身の色のコマ1つをボード上の空いているスペースに置かなければなりません。このとき、「自身のコマ5個以上(5個を含む)を接続させてはならない」というルールがあります。
:2.捕食|
自身のボード上の「種」それぞれにつき、これに隣接している捕食可能な相手のすべての「種」を捕食します。捕食できるかどうかは生命の輪に従います。捕食された「種」を構成するコマはボードから取り除かれます。
以上の2つのステップを実行したら手番が終了し、次のプレイヤーに手番が移ります。
ゲームは以下の2つの条件のいずれか1つでも満たされたら終了します。
:a.|「1.進化」において、コマの配置ルールを満たすようにコマを置くことができない。つまり、どこにコマを置いても自身のコマが5個以上接続してしまう状態になる。
:b.|20個のコマを捕食する。
以上の条件を最も早く満たしたプレイヤーが勝者です。
・プレイ例
2人プレイで、白プレイヤーの手番です。
:1.進化|
:2.捕食|
上記の例では、白プレイヤーはコマを1個置き、相手の3個のコマからなる種を捕食しました。
*戦略のヒント
:1.|大きな種を早く作るべきではありません。相手の計画に柔軟に対応できなくなります。また、ボードに自身のコマを置くことのできるスペースが少ないと、相手に簡単に捕食されていまいます。
:2.|2個のコマで構成されている種(以降、2コマ種)は、これに隣接するスペースに相手が新たな種を作ることを妨害するため、戦略的に最も重要です。1人のプレイヤーが2コマ種を最後まで温存し、これに隣接するスペースに相手が1個のコマを置くことを余儀なくさせた場合にゲームが決まってしまうことがあるほどです。
:3.|ただし、ゲームの序盤では2コマ種を対戦相手に捕食させるように動くことも重要です。これによって相手は3コマ種を作ることを強制され、2コマ種を作ることを結果的に妨害されることになるからです。そして、ゲーム中盤から終盤にかけて、対戦相手よりも多くの2コマ種を確保することを目指しましょう。
*テーマについて
簡単なルールであるにもかかわらず、このゲームは実際の食物網の変遷を再現しています。
・生態系は単純な種から始まり、時間の経過とともに徐々に複雑なものへと進化していきます。
・進化的に単純な種は、より複雑な種よりも繁殖が早いが、その寿命は短く、より多くの個体が死ぬ傾向にあります。
・1つの種の個体数が多いとき、それを捕食する種の個体数の増加をもたらします。
・食物連鎖の上位捕食者になるにつれて種の複雑さは増しますが、頂点捕食者が死ぬと再び単純な種に戻ります。それぞれの種は一部の例外を除いて、自身が捕食できる種よりも少しだけ複雑な構造を持ちます。