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ポップフォークに関する書籍 - (2012/05/11 (金) 22:29:40) のソース

ポップフォークの概要について書かれた英語文献は以下の通りです。


・Rough guide to world music
数年毎に改定されており現在は第3版。初版は90年代前半に出ており、ポップフォーク関連は数行だがクリスタルなどを紹介。恐らくブルガリア以外でポップフォークに言及した最初の印刷物。現在は地域ごとの分冊となっており、内容も充実しアジス、プレスラヴァ等についても触れられている。

・Rice,Timothy.2004.&italic(){Music in Bulgaria}.Oxford:Oxford University Press
Global Music Seriesというワールドミュージックの教科書の一冊で、ブルガリア音楽全体を紹介。最終章にポップフォークがあり、筆者がフィールドを行った2000年当時の人気歌手(ツヴェテリーナ、ボイカ・ダンゴヴァ、ルスラン・マイノフ、エクストラ・ニーナ等)が取り上げられている。CD-ROM付。

・Buchanan,Donna.2006.&italic(){Performing Democracy:Bulgarian Music and Musicians in Transistion}.Chicago:University of Chicago Press
1980年代後半から90年代前半のブルガリア民族音楽の状況に関する研究。まだ「ポップフォーク」という概念が登場していなかった頃の新しい音楽潮流に簡単に触れられているが、筆者は限りなく否定的な見方をしている。主要レコード会社としてパイネルよりも先にミレナの名前が挙げられていることに注目。

・-(ed.).2007.&italic(){Balkan Popular Culture and the Ottoman Ecumene:Music,Image,andRegional Political Discourse}.Lanham:Scarecrow Press
バルカン各国のエスノポップの論文集。ブルガリアに関する論文は2本収録で、ブキャナンも前作よりは落ち着いてポップフォークを観察できるようになっている。同梱VCDにペトラ、サシュカ・ヴァセヴァ、ヴァルデスのクリップやその他の写真も収録。