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魔人間アラキ~第1回放送~ - (2007/09/09 (日) 23:46:10) の1つ前との変更点
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もし、夢がかなったとしたら。
人はまず何をするだろうか。
あなたは、感嘆の声をあげるだろうか。
あなたは、拳を握り締めてガッツポーズをするだろうか。
あなたは、他人に気づかれぬよう笑いをこらえるだろうか。
あなたは、体全身で思わずはしゃぐだろうか。
誰もが事の大小に関係なく『喜び』を得たとき、
幾千もの動作の中から人は『喜び』を表現する。
そしてそこには必ず『沈黙』が存在する。
『沈黙』は受け入れる時間をつくる為に存在する。
過程、状況、環境……それらを結果にまとめあげ、現実世界の自身の認識に受け入れさせる。
それは実に最高な気分であり、幸福の『瞬間』でもある。
喉の調子を確認し、腹から息を吐く。
今、まさに男はその『瞬間』を『沈黙』しながら噛み締めていた。
―――――――――待ちに待った放送の時間である。
* * *
えー皆聞こえてるかな?それじゃあただいまから一回目の放送を行いま~す。
う~ん……どうしようかな。
最初の放送とはいえ実はそんなに話すことなんてないんだ。
そうだな、まず死んだ参加者から話そうか。
君たちだっていの一番に知りたいだろう?
………誰の『運命』が潰れたのかを。
死亡者を発表するよ。死亡したのは――――
ジョナサン・ジョースター、ロバート・E・O・スピードワゴン、黒騎士ブラフォード
ジョセフ・ジョースター、ストレイツォ、カーズ
ペット・ショップ、ヴァニラ・アイス
山岸由花子、吉良吉影
プロシュート、ギアッチョ
スポーツ・マックス
……13人。およそ四分の一か。
なかなかどうして頑張るねぇ。この分だと今日中に終るかもしれないな。
そして、もう一つの重要事項、禁止エリアについて話すよ。
一度しか言わないからよく聞いて欲しい。該当するエリアは―――
まず7時からI-3
次に9時にD-2
最後に…11時にD-6
とりあえずこの3箇所にしたよ。
もちろんその時間までに禁止エリアに留まっていたら、首輪の仕掛けが発動する。
自分自身のせいで『生命』を奪わないように注意してくれ。
予想以上の進行具合に私は非常に満足している。
これからもゲームを余すことなく楽しんで欲しい。
とはいえ……妙な考えはあまり関心しないな。例えばそう――――ゲーム台無しにしようとするなんて、ね。
言い忘れていたけど、このゲームを頑張った人には何かプレゼントを差し上げようと思う。
何とまでは言えないけど、とても『素晴らしいもの』であることは約束しよう。
巨万の富?最強の種族になれる処世術?あるいは……ブラフ?なんてね。
まあいいさ。どう解釈するかは君たち次第だから。
生き残っている38人の参加者のみんな、おめでとう。やっと夜が明けた。
最後になるかもしれない『朝日のあたたかさ』を充分に味わっておくといい。
次の放送は……正午かな。
じゃあ、おおむねそうゆうことでよろしくね―――
* * *
放送を終えた主催者は『沈黙』する。
今の自分は確かに幸福の『瞬間』であった。
あと何回この機会に出くわすのかを想像しながら、男は胸をおどらせる。
そして、視線の先にある一つの物。
無くとも戦えると吼えたDIOに見捨てられた支給品のバッグであり、吸血鬼の帝王の誇りの証明。
荒木はおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせた。
「せっかく用意したんだし。これ、どこかに置くなりしたほうがいいのかもね」
【教会(?-?)/一日目/早朝】
【荒木飛呂彦】
[スタンド]:バトル・ロワイヤル?
[時間軸]:???
[状態]: 健康、ちょっと嬉しい。
[装備]: ???
[道具]: ???
[思考・状況]
1:DIOくんの支給品か。ああ、こんなのあったね(笑) 。どうしようかな。
2:参加者を観察し、ゲームを楽しむ
3:優勝者に『プレゼント』の存在を示唆。
*投下順で読む
[[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで]] [[次へ>それはまるで乙女のように]]
*時系列順で読む
[[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで(時系列順)]] [[次へ>それはまるで乙女のように]]
もし、夢がかなったとしたら。
人はまず何をするだろうか。
あなたは、感嘆の声をあげるだろうか。
あなたは、拳を握り締めてガッツポーズをするだろうか。
あなたは、他人に気づかれぬよう笑いをこらえるだろうか。
あなたは、体全身で思わずはしゃぐだろうか。
誰もが事の大小に関係なく『喜び』を得たとき、
幾千もの動作の中から人は『喜び』を表現する。
そしてそこには必ず『沈黙』が存在する。
『沈黙』は受け入れる時間をつくる為に存在する。
過程、状況、環境……それらを結果にまとめあげ、現実世界の自身の認識に受け入れさせる。
それは実に最高な気分であり、幸福の『瞬間』でもある。
喉の調子を確認し、腹から息を吐く。
今、まさに男はその『瞬間』を『沈黙』しながら噛み締めていた。
―――――――――待ちに待った放送の時間である。
* * *
えー皆聞こえてるかな?それじゃあただいまから一回目の放送を行いま~す。
う~ん……どうしようかな。
最初の放送とはいえ実はそんなに話すことなんてないんだ。
そうだな、まず死んだ参加者から話そうか。
君たちだっていの一番に知りたいだろう?
………誰の『運命』が潰れたのかを。
死亡者を発表するよ。死亡したのは――――
ジョナサン・ジョースター、ロバート・E・O・スピードワゴン、黒騎士ブラフォード
ジョセフ・ジョースター、ストレイツォ、カーズ
ペット・ショップ、ヴァニラ・アイス
山岸由花子、吉良吉影
プロシュート、ギアッチョ
スポーツ・マックス
……13人。およそ四分の一か。
なかなかどうして頑張るねぇ。この分だと今日中に終るかもしれないな。
そして、もう一つの重要事項、禁止エリアについて話すよ。
一度しか言わないからよく聞いて欲しい。該当するエリアは―――
まず7時からI-3
次に9時にD-2
最後に…11時にD-6
とりあえずこの3箇所にしたよ。
もちろんその時間までに禁止エリアに留まっていたら、首輪の仕掛けが発動する。
自分自身のせいで『生命』を奪わないように注意してくれ。
予想以上の進行具合に私は非常に満足している。
これからもゲームを余すことなく楽しんで欲しい。
とはいえ……妙な考えはあまり関心しないな。例えばそう――――ゲーム台無しにしようとするなんて、ね。
言い忘れていたけど、このゲームを頑張った人には何かプレゼントを差し上げようと思う。
何とまでは言えないけど、とても『素晴らしいもの』であることは約束しよう。
巨万の富?最強の種族になれる処世術?あるいは……ブラフ?なんてね。
まあいいさ。どう解釈するかは君たち次第だから。
生き残っている38人の参加者のみんな、おめでとう。やっと夜が明けた。
最後になるかもしれない『朝日のあたたかさ』を充分に味わっておくといい。
次の放送は……正午かな。
じゃあ、おおむねそうゆうことでよろしくね―――
* * *
放送を終えた主催者は『沈黙』する。
今の自分は確かに幸福の『瞬間』であった。
あと何回この機会に出くわすのかを想像しながら、男は胸をおどらせる。
そして、視線の先にある一つの物。
無くとも戦えると吼えたDIOに見捨てられた支給品のバッグであり、吸血鬼の帝王の誇りの証明。
荒木はおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせた。
「せっかく用意したんだし。これ、どこかに置くなりしたほうがいいのかもね」
【教会(?-?)/一日目/早朝】
【荒木飛呂彦】
[スタンド]:バトル・ロワイヤル?
[時間軸]:???
[状態]: 健康、ちょっと嬉しい。
[装備]: ???
[道具]: ???
[思考・状況]
1:DIOくんの支給品か。ああ、こんなのあったね(笑) 。どうしようかな。
2:参加者を観察し、ゲームを楽しむ
3:優勝者に『プレゼント』の存在を示唆。
*投下順で読む
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*時系列順で読む
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