『黒白』Wiki内検索 / 「次の案件」で検索した結果

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  • 次の案件
    闇雲との遭遇後、あたしは直行で拠点に帰った。 珍しく闇雲につけられる事もなく、平和に戻ってきたんだけど・・・。 帰ってきた途端、あたしの耳に入ったのはまた案件の話。 やはりその話を切り出してきたのは、偶然拠点の入口で会ったカズ兄だった。 「お帰り神無。早速だけど次の・・・」 「却下だ。」 どんな話がされるか予測できて、あたしはカズ兄が言い終える前にきっぱりと言った。 これ以上カズ兄の為に働いてたまるか。 「まだ俺、何があるのか喋ってないぞ?」 「聞かなくても判るよ。どうせまた黒蝶の情報・・・案件だろ?」 「ギクリ」 …ギクリって… 自分で言ってどうする。 頭が痛くなってきて、あたしはため息を吐く。 そのままカズ兄を無視して行こうとしたが・・・。 「確かに案件だが、今回は俺に来た案件ではない。 お前に来たものだ」 カズ兄の...
  • 第一部(黒と白の間)
    ...悪夢(リリアーナ) 次の案件(神無) 3分→謎→女とナイフ(黒龍) 援護(拓也) 強者(ローティス) 卿使・燐(帆希) 森と人探し(神無) 戦闘(一流) 真相への扉→終焉→決意(炉都)
  • 情報収集中
    「向こうさんもなかなかやりますねぇ」 返り討ちの報告を2つほど聞いた後、ローティスは呟いた。 「しかも、一方はあの坊やですか。いつも私を楽しませてくれる…」 「…はぁ」 報告に来た部下が、困惑気味に返答する。 そんな部下の様子も楽しげに見ながら、 先程アリスから貰った案件リストに手を伸ばす。 「…ふむ。此方に来ているのと、さほど変わりませんね。……おや?」 「どうされました?」 「見てください。ここだけ印が付いている」 リストの中で一つだけ、色が引かれている。 「これは、何かありますね」 「いかがいたしましょう?」 「……この場合、能力者が来ると思って間違いないでしょうね。こちらも向かわせましょう」 「分かりました。手配します」 ローティスは窓の外を見ながら、おもしろそうに言う。 「向こうは誰が来るんでしょうね。あの坊やなら、私が出向いても良いのですが」 ...
  • 用語一覧
    あ行 案件(アンケン) 黒蝶と思われる少女の目撃場所リスト。 白蓮で主に作成しているが、白使から奪った闇也が持っている事も…。 闇也(アンヤ) 闇雲構成員の事。 闇雲の方針が基本自由行動である為、行動は人によって様々。 「白使を見たら攻撃、そして死を」は暗黙の了解内。 か行 卿師(キョウシ) 白卿護衛師団の中でも、特に優れた人物に与えられる階級。 師団の指揮でもあり、白蓮内では、白卿、帆希に次ぐ3番目の権力を持つ。 さ行 総帥(ソウスイ) 闇雲のトップ・遠宮孝一郎(とおみやこういちろう)のこと。 言動は常に冷静で、紳士的な態度を見せる。 妻と娘は闇雲創立前に事故で死去しており、息子の和希は現在消息不明。 た行 な行 は行 白卿護衛師団(ハクキョウゴエイシダン) 白卿の護衛の為、強い人達を集めた団。 その...
  • 闇との遭遇
    「よっこいしょ、っと…」 案件が耳に入り、あたしはそれを確かめるために街のはしにある寂れた建物にたどり着いた。ボロボロになっている建物の入り口に溜まっていた瓦礫をどけて、あたしは建物の中に入った。 …全く、なぁんであたしがこんなことをしなきゃなんないんだよ… 薄暗い建物の中を歩き進みながらため息を一つもらす。 案件っつったって、カズ兄が調べればいいだろうに… あの人はあたしが暇だったらいっつも仕事をおしつけんだから…やになるよなぁ… ま、暇だったからまだいいんだけどサ…。 そんな事を思いながら探索を続ける。 …でも、どこを探しても黒蝶の気配はない。 黒蝶の姫さんが去った後か…はたまたデマ情報だったか。 どっちにしても無駄足だったみたいだ。 とりあえず…一応調べてみる、か…。 あたしは黒蝶の手がかりを調べるために...
  • 手当
    俺は闇雲の本拠地にいた。 特に任務もなくのんびりしていた。 すると急に一流が帰ってきた。 「おい、一流。怪我したのか?」 肩に血がついている。 「最悪だよぉ~はやく後で手当してよ!今白使が持ってた情報の紙、ローの兄さんに持っていってくるからっ」 「わかった。はやくこい。」 「うんっ!」 一流は走っていった。 肩の傷はおそらく銃でやられたものだろう。 しかし弾も貫通して、治療は簡単だ。 俺はあまり外に出ないで、本拠地で治療するのが多い。 どうしてもという時、人手が足りない時は任務にあたる。 一流が帰ってきた。 俺の前にちょこんと座る。 「よし、そこに座っていろよ。」 「うんっ!」 俺は薬品を取りだし、傷口にかけてやった。 すると、血は止まり、傷口は小さくなっていった。 後はまあ普通に包帯してやればいいだろう...
  • 休日の襲撃
    (やはりガセか…) 珍しく仕事がなく、白蓮内久しぶりの休日となった今日。 皆が思い思いの休日を過ごしている中、 帆希は護衛の瑪瑙と共に廃墟ビルに来ていた。 理由は今朝早くにかかってきた、彼の親―白卿からの電話だった。 『案件の真偽を確かめてきて欲しい。人手が足りなくてな…』 案件というのは、黒蝶の情報を指す。 目撃証言など、あらゆる所から情報は来るのだが、 そのほとんどはガセか、すでにいなくなった後だったりする。 通常は能力者が行く前に、 官と呼ばれる、能力者ではない白使が下見に行くのである。 (『人手が足りない』って…だいたい、卿には官がたくさんいるんだ。 僕がこんな事をする意味はあるのか…。まあ、現場に来ておくのも悪くないか…) 一人ごこちて、少し離れた場所にいた瑪瑙を呼ぶ。 「瑪瑙」 「はい」 「調査は終了。ガセ決定だ。帰ろう」...
  • 援護
    案件で拠点にはほとんど人が残っていなかった。 まあすぐに見つかる場所でもなく心配はいらないが・・・ ローティス、黒龍、一流は行ってしまった。 なんか楽しそう・・・ だが、俺にはあの3人ほどの戦闘能力はない。 だが、後からついていくことにした。 森の中のようだが・・・ すると少し先にあの2人の姿があった。 しかし、黒龍は話した後どっかに行った。 一流の姿もないようだ。 まあ俺の任務はローティスの援護。 指示はされていないが、ローティスがどっか行く時よく援護をする。 しかし、敵には姿を見せない。 一応ローティスに遠くから心に声かけた。 「ローティス、一応援護にきた。少し距離を置いて待機。怪我したものは即刻治療、戦闘に復活させる。」 返事が返ってくる。 心に俺が声かけた場合、あっちも心で念じれば会話を出来る。 「わかりました。...
  • 森と人探し
    「あー・・・なんなのよこの森は・・・」 森の中を歩きながら文句を口にする。 見渡す限り、木、木、木・・・ こういう自然は絵になるし、昼寝にも最適な場所だから嫌いじゃないけど・・・ それはあくまで仕事でない時の事。 仕事で、しかもそれが人探しの時は、どうも好きになれなかった。 +++ カズ兄に着替えを頼んで直ぐ、あたしの耳に知らせが届いた。 「紫水、今からちょっと向かってほしい場所があるんだが・・・」 そう言ってきたのは、多分白郷の使いの人だろう。 これは、・・カズ兄が持ってきたのと違う仕事が入るかなぁ・・・ 「ここより離れた山で、蒼樹帆希達が闇也と接触した。 今からお前にもそこに向かってもらいたい」 使いの人は、淡々と用件を有無言わさぬように告げてきた。 強制、なわけね・・。 でも帆希達が言ってるのに、何...
  • ラッキーディ??
    「面白い事、ないかな?」 そう一人呟いた。 今、私は白使サン達を追って場所場所を移動している最中だ。 行けども行けども案件に当たる場所ではないらしく、白使サンは誰も居ない。 貰ったリストの中をしらみつぶしに当たっていて、残す所あと一つになっている。 最後の一つも誰も居なかったら、とんだ無駄足だ。 ローの兄さんに文句でも言ってやろうか。 そんな事を思いながら、人の波に飲まれつつ歩いていた。 すると、前方に何となくクサイ連中が歩いているのが見える。 恰好、態度、雰囲気、どれをとっても白使サン達だろう。 ナイスタイミングってヤツだろうか? 私は気配を消しつつコッソリ、そして迅速に彼らの背後につき、その後を付けだした。 辿り着いた所は、広々とした公園だった。 しかし、何処を見渡しても蝶のお嬢さんらしき人物は見あたらない。 コイツらも無駄足か。 そのまま何も...
  • 蒼樹帆希
    蒼樹帆希(そうきほまれ) 白卿の養子。 元々は両親を幼い頃に亡くし、親戚筋に預けられていたが、 その能力故に家の人達から迫害を受け、 次の親戚へ預けられたが、また迫害を受け…の繰り返し。 親戚中をたらい回しにされ、自分が要らぬ存在であると思い詰め、 10歳になる時に、自分で死ぬ事を決意し、近くの雑木林に迷い込む。 その途中で休んでいる所を、白卿が通りかかり、助けたという経緯があった。 白卿を通じて黒蝶とも出会い、お互いに良き話し相手をしていた。 帆希にとって彼女は、兄弟の様な存在であったらしい。 現在19歳ながら、既に人生を悟った感を持つ青年。 世話役(教育係)をしていた、瑪瑙(めのう)と奏摩(そうま)が彼の護衛をしている。
  • 卿使・燐
    (どうしたら良い…) もう紅嵐には弾は残っておらず、 緑仙は撃たれた拍子に落としてしまった。 護衛の瑪瑙は脱臼と容赦ない銃撃のせいで、 動けないのか、蹲ったまま。 『本部と連絡を取りました。卿使殿とあと数名、お出でになるそうです』 先ほど瑪瑙が言った言葉を思い出す。 (どの"卿使"だか知らないが、来るなら早く…) そう思ったときだった。 上空からヘリらしき音。 そして、何かが上から降ってくる音。 「な…っ」 相手が機関銃を向ける前に、人影が懐に入り込む。 そして…持っていた剣を振った。 次の瞬間には、機関銃を持った男は吹っ飛び、 身長の半分以上もある大きな剣を持った人が佇む。 その後姿に見覚えがあった。 「燐…」 絶剣の燐。卿使の一人だ。 歳は自分とそう変わらない。 卿使の面々とは何度か会った事があ...
  • 女とナイフ
    森へ入って暫くすると、早速白使の面々と出くわした。 それはローティスがよく言っている「坊ちゃん」たちであった。 どうやら、否が応でも戦闘らしい。 俺はあまり戦う気はないのだが…。 そうこうしているうちに、俺は白使の3人のなかの1人と戦うことになった。 相手は女、武器多数所持。 本当に面倒くさそうな相手だ。 「おい、女。殺す気は無い。蝶の手がかりを置いて去れ。」 「・・・」 次の瞬間、ナイフが頬を掠める。 (だから、戦いたく無いんだって・・・。しかも、ナイフか。面倒だな。) 仕方が無いから、腰から刀を抜く。 右手に構えて間合いを取る。 落ち葉を踏む音と鳥のさえずりが聞こえる。 そのとき、パキッという枝が折れる乾いた音がする。 その瞬間、一気に間合いを詰める。 俺は飛んでくるだろうナイフを警戒しつつ、相手は俺の行動をよみながら…。 相手の懐...
  • 3分
    数時間前、俺はローティスに付いていくことを決定した。 その後、アリスもくっついてくることになった。 しかし、不満点が一つ。 「ローティス、着替えたいのだが?」 「なんですか、こんなときに。」 「いや、そんな気分なんだ。白使とも会うだろうし、気分を変えたい。」 「アナタも変わった人ですねぇ。では、3分以内に着替えてきてください。 それが出来なければ置いて行きますから。」 「あぁ。」 「ロー兄さんは相変わらず無茶なことを言うのね。」 「そうか?無理なのか?」 それと同時にこちらを見やる。 「いや、無理でない。」 「じゃあ、3分後な。」 そして、俺は部屋へ。残りのものは入り口へと向かう。 しかし、3分はキツイ。 ローティスはいつもそうだ。 無理難題を出して喜んでいる。 変態が。 そんなことを思いつつ自室へと走って行く。 その間に何に着替え...
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