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 *概要
 グルトリスハイトは、「メスティオノーラの書」とも呼ばれる謎の書物。最古の聖典とされる。「グルトリスハイト」と唱えることで、術者がイメージする文書の形で具現化する。本来であれば、[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]に就任する際にグルトリスハイトを掲げ、ツェントになるだけの力量と資格があることを示す必要がある。
 
 グルトリスハイトには、メスティオノーラの英知が記載されている。シュタープを得た者の中で一定以上の魔力を持った者が魔石になった時に、その記憶がメスティオノーラの英知に加わるため、文字どおり(魔力豊富なユルゲンシュミット貴族の)英知の結晶といえる。逆に言えば、現在生きている者・平民などの一定以下の魔力持ちしか知らない知識や、シュタープを得た者が知りえなかった知識は含まれていない。聖典や神話関連の古文書に書かれた内容の一部は、グルトリスハイトを得た者がその知識を書き出したものである。
 
 *&aname(本来の取得方法,option=nolink){本来の取得方法}
 #CO{{
 グルトリスハイトを得るには、貴族院で神々に祈りを捧げる必要があるが、さらにその前提として、全属性で魔力が豊富で器が大きく、かつ始まりの庭でシュタープを取得していなければならない、とされる。
 
 貴族院でシュタープで構築した神具で儀式を行うと、祈りを捧げた神の貴色の[[光の柱>貴族院#光の柱]]が立ち、魔力が神に奉納される。その時、祈りを捧げた者が取り込んでいた「神の意志」と祈りの魔力が、貴族院に7つある各[[大神の祠>貴族院の施設#神を祀った祠]]に飛んでいき、貴色の石板となる。
 
 大神の祠には、大神とその眷属が奉らわれており、通常は閉ざされている。資格を持った者が祠の扉に触れると祠の中に召喚される。祠の中で神々に祈りを捧げ、神に祈りが届くと、グルトリスハイトを持つ資格を認められ、「神の意志」と祈りの魔力でできた貴色の石板と、「メスティオノーラの書を手に入れるための言葉」を賜る。貴色の石板は、資格を認められた者の体に同化する。大神の祠を巡り貴色の石板を得ると、その大神の属性で貴族院全体を覆いつくす規模の魔方陣の一部が上空に展開され、すべての大神の祠を巡り終えると、ツェント選別の魔法陣が構築される。
 
 ツェント選別の魔法陣は、普段は大木の姿を取っている“じじさま”こと[[エアヴェルミーン]]が人の形を取り、神々と交信するために必要な物である。通常は、最奥の間で奉納舞を行い、この魔法陣に魔力を供給して発動させる。ただし、奉納式で魔力を注ぎ込んでも良いし、空中で魔法陣に魔力を叩きつけて始まりの庭に侵入した例もある。
 
 図書館2階にあるグルトリスハイトを持ったメスティオノーラ像に魔力を注ぐと、神具の作り方を憶えた時と同様にグルトリスハイトを具現化する魔法陣が頭に焼き付けられる。また空中の魔法陣を起動させた後であれば、大神の祠の入り口と同様に“選別の間”に転送される。
 
 選別の間は、来訪者の望みを映す場所でもあり、来訪者に知識を求める意思と資格があるかを確認される。資格と意思が確認されると、金色のシュミルが現れ、始まりの庭に通じる扉に案内される。
 
 始まりの庭に到着すると、真ん中に白の石でできた彫刻のような大木が本来の姿を取り戻し、「じじさま(エアヴェルミーン)」と呼ばれる姿になる。じじさまに指示されると、大神の祠で得た貴色の石板に取り囲まれ、「メスティオノーラの書を手に入れるための言葉」で光の柱の結界が構築される。最高神と五柱の大神に呼びかけ、メスティオノーラの英知をお借りしたいと心の底から祈ると、光とともに知識の奔流が体に流し込まれ、体に同化している「神の意志(=シュタープ)」によりグルトリスハイトを構築する。
 }}
 グルトリスハイト(メスティオノーラの書)の本来の取得方法は、以下の様なものであると推測される。&footnote(第405話)&footnote(第546話)&footnote(第569話)&footnote(第584話)&footnote(第606話)
 
 +シュタープを取得するより前に、[[大神全属性>貴族の魔力]]となっている必要がある【第6期で省略】
 ++生まれつき全属性でない者は、欠けた適性の眷属神の加護を揃えると、大神の加護を得ることができる
 ++魔力を増やせるだけ増やしておく方が良いとされるので、神々に祈りを捧げ魔力を奉納する
 +貴族院の[[最奥の間>貴族院の施設#最奥の間]]で神々の加護を得る儀式を行い、全ての大神の加護を得て全属性となると、[[始まりの庭>貴族院の施設#始まりの庭]]への道が開かれ、祭壇に上がれるようになる
 +始まりの庭にて、全属性シュタープを得る
 ++この時点で全属性シュタープを得られなかった者は[[ツェント>ユルゲンシュミット国王]]候補たり得ない
 +貴族院(聖地)にて大神に魔力を奉納し、大神の祠を巡って「[[メスティオノーラ]]の英知を手に入れるための言葉」と石板を体内の「神の意思」に取り込む
 ++魔力の奉納方法としては少なくとも2つある模様&br()
 +++シュタープで作った神具で神事を行う([[光の柱>貴族院#光の柱]]を立てる)
 +++[[大神の祠>貴族院の施設#神を祀った祠]]に入って直接魔力を奉納する【第3期以降は省略】
 ++大神の祠に入るためには前段の全属性シュタープが必要になる
 ++これを7柱の大神について繰り返し、言葉をコンプリートしなければならない
 ++石板を体内に取り込んで言葉を集めきると、貴族院の上空に完成した[[選別の魔法陣>貴族院の施設#巨大な魔法陣]]が見えるようになる
 +選別の魔法陣に魔力を注ぎ、これを起動させる【第2期以降は省略】
 ++起動方法は複数存在するらしい
 +++順当な方法は最奥の間の祭壇で1人で奉納舞を舞って七つの神具から光の柱を立てることらしい&footnote(第519話 フェルディナンドからエグランティーヌへの説明によると「貴族院で学んだ優秀な王族及び領主候補生が成人の時にツェントに足る魔力量があるか否かを問うのが奉納舞」「奉納舞を舞いながら魔力を奉納すると(舞台の)魔法陣が浮かび上がる。全属性で魔法陣を作動できる魔力量がある者は光の柱を立てることができる」「大事なのはそれから先」→ツェント継承の儀式では更に神像も動き、始まりの庭への入口が開いた。入口へ向かえるのは大神全属性の者だけだった)
 +++最奥の間で奉納式を行い七つの神具から光の柱を立てる
 +++空中からの魔力注入
 ++この魔法陣は、普段樹の形態をとっているエアヴェルミーンが人の姿をとり、神々と交信するために必要なものである
 +[[貴族院の図書館]]2階にあるメスティオノーラの像に魔力を奉納し、シュタープをグルトリスハイトに変化させる魔法陣と呪文を得、「選別の間」へと進む
 ++この時点で手に入る「グルトリスハイト」は、中身の無い、形だけの器である
 ++選別の魔法陣を起動していないと「資格はあるが、魔法陣が動いていない」と金色のシュミルに追い返される
 +++つまりシュタープ取得後であれば祠巡りや選別の魔法陣を起動させていなくても、グルトリスハイトの呪文と魔法陣は取得できる
 +++ただし先に取得しても二度手間になるだけなのでかつては祠巡りの後にグルトリスハイトを取得していた&footnote(第606話『次期ツェント候補は魔力を増やし、祠を回って魔法陣を完成させ、メスティオノーラの書を得た後、足りない部分に関しては地下書庫の奥のグルトリスハイトの内容を自分の聖典に写していた。』)
 ++選別の間は、来訪者の望みを映す場所でもあり、来訪者に知識を求める意思と資格があるかを金色のシュミルによって確認される。資格と意思が確認されると、始まりの庭に通じる扉に案内される
 +始まりの庭にて人の姿を取ったエアヴェルミーンと面会し、シュタープを出して祈りを捧げることにより、メスティオノーラの英知が光とともに奔流となって体に流し込まれる
 ++この際、知識の奔流に抗わず、注意を払わず、一旦丸呑みにすることが必要らしい
 ++流れていく知識に気を取られると、知識の取りこぼしが起こる
 ++取りこぼした知識は再度始まりの庭を訪れることで補完できるとされる
 
 **「王族」出現以降の道筋
 -[[地下書庫>貴族院の図書館#地下書庫]]の資料(白い石板)の知識だけでメスティオノーラの英知まで辿り着く事が可能だったらしいが、その者たちが王族に粛清された事を考えると、現在も可能な状態で資料が残されているかどうかは不明
 -第4期の女王~第6期の女王までの歴代王族ツェント達の道筋は、1→2→3→4.1.1→6.1→[[地下書庫の最奥>貴族院の図書館#地下書庫の最奥]]でマニュアル写本となっていたことになる(4.1.1と6.1は前後する可能性有)
 --6.で女神像から器を得ると同時に「選別の間」送りになる条件が4.1.2~4.4(祠巡りによる魔法陣の出現)だと推測される
 ---ローゼマインは同時に行ってしまったが、「選別の間」送りにも何か条件が存在すると仮定しないと、女神像で器を得る歴代ツェント達が全員金色シュミルに追い返され続けていた事になってしまい、不自然なため
 ---ローゼマインの道筋と比較して、祠巡りを省略しているのに「いのりたりた」と地下書庫の最奥に入れていた事に関する議論→[[グルトリスハイトに関する考察と議論>グルトリスハイトに関する考察と議論#シュバルツに「いのりたりない」と言われることに関する考察]]
 -生来1.の[[フェルディナンド]]は、2.→3.を貴族院3年時に行い、不思議話に興味を持ち4.、地下書庫の独自研究で6.2となり、5.1.3を経て7.2まで行っている
 -生来1.の[[エグランティーヌ]]は、3.(貴族院1年時)→2.(貴族院3年時)の順で行っている
 -[[トラオクヴァール]]、[[ジギスヴァルト]]、[[アナスタージウス]]らは小さな祠巡りは行っていたが、3.(=4.2)をクリアできないと思われる([[貴族の魔力>貴族の魔力#全属性に関して]]を参照)
 --大神の祠巡りができなくても、歴代王族ツェント同様「器」+「地下書庫の最奥のマニュアル本」は入手できた可能性はある([[上記議論>グルトリスハイトに関する考察と議論#シュバルツに「いのりたりない」と言われることに関する考察]]参照)
 
 **ローゼマインの辿った道筋
   1.大神全属性 
      身食いで死にかけたことにより、体内に魔力の塊ができる(エーヴィリーベの印を持つ子)
      全属性を持つ[[フェルディナンド]]から記憶を覗く魔術具を使用された際に魔力の塊を染められ全属性を獲得&footnote(第585話、第132話)
   3.始まりの庭で大神全属性のシュタープ
      洞窟経由で1年時の実技でクリア&footnote(第295話)
   2.加護を得る儀式
      3年時の実技で実施、神像が動き始まりの庭へ行くも空振り&footnote(第466話)
   4.祠巡り~上空の魔法陣出現
      たまたま大神の祠を発見し&footnote(第546話)、強要されながらクリア
      石板(言葉)を得てシュタープが強化される&footnote(第549話)
      この時点で「いのりたりない」が無くなり、シュバルツ達に「しゃほんする」と地下書庫の最奥まで案内される&footnote(第550話)
      (マニュアル本ルートに行きかけるが「おうぞくとうろく」に阻まれる)
   5.上空の魔法陣起動~エアヴェルミーン顕現
      4年時のクラッセンブルクとの共同研究で初めて神像に向かうパターンの奉納式を実施してクリア&footnote(第583話)
      (1人奉納舞のように始まりの庭は開かず、神具から七本の柱が立っただけ)
      図書館に行って魔力供給をしているとシュバルツ達に2Fに案内され魔力をねだられる&footnote(第583話)
   6.器の魔法陣焼付と当時に選別の間へ進む&footnote(第583話)
   7.金色のシュミルから知識を求める意思と資格を確認され、始まりの庭に進み、エアヴェルミーンと面会して言われるままに祈りを捧げる。&footnote(第584話)
 
 **メスティオノーラの英知を手に入れるための言葉(ローゼマイン)
 |>|CENTER:BGCOLOR(lightgreen):天空を司る最高神たる夫婦神|h
 |BGCOLOR(#009CD1):CENTER:COLOR(white):名前|BGCOLOR(#009CD1):CENTER:COLOR(white):メスティオノーラの英知を手に入れるための言葉|h
 |闇の神||
 |光の女神||
 |>|CENTER:BGCOLOR(lightgreen):大地を司る五柱の大神|h
 |BGCOLOR(#009CD1):CENTER:COLOR(white):名前|BGCOLOR(#009CD1):CENTER:COLOR(white):メスティオノーラの英知を手に入れるための言葉|h
 |水の女神 フリュートレーネ||
 |火の神 ライデンシャフト|クレフタルク&br()Kräfte(力、勢い(の複数形))+stark(強い、激しい)|
 |風の女神 シュツェーリア|タイディヒンダ &br() Verteidigung(防御)+hindern(阻む)|
 |土の女神 ゲドゥルリーヒ||
 |命の神 エーヴィリーベ||
 
 *呼称・異称
 「グルトリスハイト」は本来シュタープを変化させる呪文であり、その正式名称は「メスティオノーラの書」である。しかし、シュタープの盾を「ゲッティルト」と呼ぶように、ユルゲンシュミットでは呪文で呼び習わす慣習があるらしく、「メスティオノーラの書」は一般に「グルトリスハイト」と呼び習わされている。
 
 厳密には、「グルトリスハイト」の呪文で手に入るのはメスティオノーラの英知を検索し、閲覧するための神具(器)だけであり、その内容であるメスティオノーラの英知は別途始まりの庭で脳内にダウンロードする必要がある(自分で書き加えることも可能)。そのため、歴代のツェントそれぞれの持つ「メスティオノーラの書」の内容(情報量)は異なるものと推測される。
 
 また、歴史的経緯により、「グルトリスハイト」と呼ばれているものが複数存在している。
 
 **異本等
 :正規の手段で得た[[『グルトリスハイト』>魔術具と神具#グルトリスハイト]]|大昔のツェントやフェルディナンド、ローゼマインが取得した物。エアヴェルミーンと出会い、メスティオノーラの英知を与えられ自分のシュタープを変化させて顕現させる。&br()メスティオノーラの英知は、シュタープを持ち一定以上の魔力を持つ者が死亡した場合、魔石となったその者の知識がメスティオノーラの英知に追加されて増え続けていく。&br()基本的に一人で全てを受け継ぐ物であり、何度も祈りを捧げて魔力を高めて儀式を行い…と取得するためのハードルが非常に高い。&br()(個人的な推察を[[グルトリスハイトの分割問題>グルトリスハイトに関する考察と議論#グルトリスハイトの分割問題]]へ移動)
 
 :マニュアル本『グルトリスハイト』|代々知識が増えていく正規のグルトリスハイトでは、知識の取り零しが発生するようになり、ツェントの執務に影響が出るようになったため、雑多な知識を抜き、執務に必要な知識を抜粋した物。貴族院図書館の地下書庫の奧に収められている。&br()メスティオノーラの英知を得た次期ツェント候補は、自分に足りない知識をこのマニュアル本から自分のメスティオノーラの書に書き加えて補完した。&br()元々はグルトリスハイトの形を得た次期ツェント候補なら閲覧できるものだったが、“ひめさま”以降の世代では王族登録がないと入れなくなっている。&footnote(第590話,第585話,第606話)
 
-:マニュアル本を写したシュタープ製の『グルトリスハイト』|図書館二階の女神像に魔力を注ぐことでグルトリスハイトの形をシュタープで作り、地下書庫の奥にある「マニュアル本グルトリスハイト」を書き写したもの&br()メスティオノーラの英知は得られないが、ツェントの執務は問題なく行うことができた。&footnote(第606話)
+:マニュアル本を写したシュタープ製の『グルトリスハイト』|図書館二階の女神像に魔力を注ぐことでグルトリスハイトの形をシュタープで作り、地下書庫の奥にある「マニュアル本グルトリスハイト」を書き写したもの。&br()メスティオノーラの英知は得られないが、ツェントの執務は問題なく行うことができた。&footnote(第606話)
 
 :親が持つ書をシュタープに写し取った『グルトリスハイト』(不確定情報)|この取得方法は読者の考察によるもので、この方法が実在したかどうかを含め複数の主張が存在した。&br()[[ランツェナーヴェにおけるグルトリスハイトの継承問題>グルトリスハイトに関する考察と議論#ランツェナーヴェにおけるグルトリスハイトの継承問題]]を参照。
 ⇒後の[[ジェルヴァージオ]]の行動により、この形のグルトリスハイトは存在しなかったと考えるのが妥当と思われる。
 
 :[[魔術具の『グルトリスハイト』>魔術具と神具#魔術具のグルトリスハイト]]|出来の悪い息子を溺愛した女王が、属性が一つ足りない息子に跡を継がせるために作った魔術具。魔術具なので物体であるが、持ち主が死ぬと地下書庫の奧に転送されるようになっていた。母である女王とシュタープの魔力を通し合わせることで魔術具を受け継いでツェントとなった息子は、自らの息子に同様にしてこの魔術具を譲ったが、「持ち主が死んだら地下書庫の奧に戻る」ことは伝えなかった。以後、図書館の地下書庫の奧でマニュアル本グルトリスハイトを閲覧することはなくなった&footnote(第606話)。&br()政変の際に当時の第二王子が殺害されたため、グルトリスハイトは地下書庫の奧に返ったと考えられる。&br()この魔術具の機能を示唆する「グルトリスハイトの魔術具でシュタープによる引継ぎができる」という本文の記述については複数の解釈がされているため、[[「グルトリスハイトの魔術具でシュタープによる引継ぎができる」の解釈問題>グルトリスハイトに関する考察と議論#「グルトリスハイトの魔術具でシュタープによる引継ぎができる」の解釈問題]]を参照。
 
 :[[一代限りの魔術具の『グルトリスハイト』>魔術具と神具#一代限りの魔術具のグルトリスハイト]]|フェルディナンドが、自力でグルトリスハイトが入手できそうにない王族に与える為に作った魔術具。ローゼマインが提供した最高品質の魔紙を使っている。かつての王族が作った「魔術具としての『グルトリスハイト』」と違って、最初に魔力を登録した一人にしか使えないという、一代限りの魔術具になっている。新たなツェントとなったエグランティーヌに与えられた&footnote(第661話)。
 
 *機能
 :王権の証拠|初代王のグルトリスハイトを写した者が王であると聖典に記されており、長い歴史の中でグルトリスハイトの得方は変化しているがグルトリスハイトを持つ者が王とされている。&footnote(第406話 聖典を調べる 後編)&br()ただし、建国初期においては各地のアウブがグルトリスハイトを得ていたこと&footnote(第649話 ツェントレース)、[[ランツェナーヴェ>地理#ランツェナーヴェ]]を建国した[[トルキューンハイト]]と同時期に3人のグルトリスハイト所持者がいたことが作中に示されており&footnote(第569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編)、当初は十分条件ではなく必要条件であったことが窺われる。
 
 :メスティオノーラの英知|開けば望む知識が得られ、文字が光るため暗い中でも読むことができる&footnote(第605話 わたしのゲドゥルリーヒ)。
 ローゼマインのメスティオノーラの書は現代のタブレット端末のように調べたい言葉を入力して検索するようになっている。
 
 :国境門|国の礎を押さえなくともグルトリスハイトがあれば国境門を使うことができる。&footnote(第600話 転移陣)
 -魔力供給&br()国境門を通じてユルゲンシュミットに魔力を満たすことができる。
 -国を結ぶ転移陣&br()国と国を繋ぐ転移陣を起動したり停止することができる。繋ぐ先はグルトリスハイトを持つものの自由にできる。&footnote(第569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編)
 -国境門を結ぶ転移陣&br()国境門から国境門へ移動することができ、転移した際に光る。&footnote(第601話 出陣)
 
 :礎の魔術|
 -作成&br()礎の魔術を新たに作成することができる。&footnote(第569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編)&br()領主候補生の講義に使われる模型の礎の作成にグルトリスハイトが必要ならば、フェルディナンドはローゼマインの教育にグルトリスハイトで得た知識や権能を使用していることになる。常識では予習できない。&footnote(SS.19 アナスタージウスの頭が痛い報告時間「模型がないのですから」)
 -境界線の引き直し&br()土地を切り分け、境界線を引き直すことができる&footnote(第549話 祠巡り)。これを行うには国の礎を押さえていることが必要であると推察される。
 
 :メモ機能|シュタープで作り出すグルトリスハイトには、スティロでいくらでも書き込むことが出来る&footnote(第639話 協力者)。但しグルトリスハイトと同時にスティロを使うため、シュタープを複数出す技術が必要。&br()知識の取りこぼしが起きるようになった後のツェント候補は、この機能を使ってマニュアル本グルトリスハイトから必要な知識を書き写した。&br()タブレット型端末を模したローゼマインのグルトリスハイトの場合キー入力による書き込みは無理があるので、ペンタブであるか手書き入力機能があると推測される。
 
 **メスティオノーラの英知の内容
 ダウンロードされる内容は上記の機能を使いこなす為の知識を始め、歴代ツェントの記憶映像など種々雑多であるが、作中で登場しているものを大まかに記述する。
 ローゼマインとフェルディナンドで1冊分を分割ダウンロードしたが、後にツェント業務に必要な知識や魔法陣(=マニュアル本の内容と同等程度だと思われる)はフェルディナンド側にコピペされて補われている。
 
 :ローゼマインが得た内容(6~7割)|
 -神話や建国関係の知識&br()・神事に関する知識(聖典と共通)&br()・神々のこぼれ話(ダンケルフェルガーの本と共通)&br()・建国の頃のエアヴェルミーンの様子と名&br()・ユルゲンシュミットが命の神の記号を中心に置き、命の神の力を封じるような形の魔法陣で構成されている事実
 -ユルゲンシュミットの歴史映像の一部&br()・グルトリスハイトの取得方法の変遷&br()・先代ツェントからのシュタープを通しての魔術具継承、政変時にグルトリスハイトが失われた場面など
 -ツェントの業務内容に関する知識&br()・ツェントによって作られる各領地の礎、国境門を開く仕事、国境門を回ってのユルゲンシュミットへの魔力供給&br()・国境門での魔力供給は建国当初はアウブの仕事だった事実&br()・当初の神殿の役割、神殿長の聖典に関する知識&br()・神殿図書室→礎の間への行き方と聖典の鍵の存在、礎を奪う方法&br()・領地を富ませる儀式のやり方やその魔法陣の一部(地下書庫の石板と共通)
 -魔力に関するその他知識&br()・夫婦や産まれてくる子供の魔力の特徴、最高神の名前を得る事での個人判別の仕方&br()・身食いやエーヴィリーベの印を持つ子の属性や魔力の特徴について&br()・開錠の魔法陣の一部
 :フェルディナンドが得た内容(3~4割)|
 -ユルゲンシュミットの歴史映像の一部&br()・アダルジーザの離宮の成り立ち~ランツェナーヴェ関連が中心
 -ツェントの業務内容に関する知識&br()・領地を富ませる儀式のやり方やその魔法陣の一部(地下書庫の石板と共通)
 -魔力に関するその他知識&br()・開錠の魔法陣の一部
 
 *取得方法の変遷
 「第606話 ツェントとグルトリスハイト」の王位継承の歴史のまとめ。
 >期分けは継承方法の変遷に伴って番号を割り振った便宜上のもので、本編に登場するものではありません。
 >初代王におけるグルトリスハイトの取得経緯は[[建国神話>歴史#建国神話]]を参照。第1期より前の段階が存在している可能性がある。
 >各時代のツェントに関しては[[ユルゲンシュミット国王]]を参照。
 
 **第1期
 全ての祠を巡り言葉を得て、エアヴェルミーンを通じて始まりの庭でメスティオノーラの英知を授かっていた。
 個人の資質によって取りこぼしが生じるため、ツェントの執務に必要な知識を集めた「マニュアル本グルトリスハイト」が作られ、[[地下書庫の奥>貴族院の図書館#地下書庫の最奥]]に収められた。
 メスティノーラの英知を得たツェント候補はマニュアル本グルトリスハイトを写すことで知識を補完していた。
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|全ての貴族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|全ての貴族のうち、全属性で祠を巡り祈りの足りた者の中で、メスティオノーラの書を得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|エアヴェルミーンを通じた英知の取得、地下書庫の奥のマニュアル本をシュタープで作る器へ写す|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|メスティオノーラの英知全て。ただし個人の資質によって取りこぼしあり|
 
 **第2期
 エアヴェルミーンの所へ行かなくなった(=[[本来の取得方法>#本来の取得方法]]の5が省略された)。
 図書館二階の女神像に魔力を注ぐことで、グルトリスハイトの形を手に入れ、地下書庫の奥にある「マニュアル本グルトリスハイト」を写すことで知識を得た。
  
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|全ての貴族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|全ての貴族のうち、全属性で祠を巡り祈りの足りた者の中で、グルトリスハイトを得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|地下書庫の奥のマニュアル本をシュタープで作る器へ写す|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|ツェントの執務に必要な知識|
 
 **第3期
 祠を巡らなくなった(=[[本来の取得方法>#本来の取得方法]]の4-1-②以降が省略された)。
 ただし、神事はたくさん行っているため、神々のご加護は問題なく得られていた。
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|全ての貴族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|全ての貴族のうち、全属性で祈りの足りた者の中で、グルトリスハイトを得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|地下書庫の奥のマニュアル本をシュタープで作る器へ写す|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|ツェントの執務に必要な知識|
 
 **第4期
 ある女王が毎回起こる激しい継承争いを避けるためにはツェント候補の数を絞れば良いと考えた。
 図書館に金のシュミルに似せた[[シュバルツとヴァイス>貴族院の図書館#シュバルツとヴァイス]]が配置され、ツェント候補の行動を監視し、当時のツェントの一族(以後、王族)として登録した者以外、地下書庫の奥に入れないようにした。
 抗議した者や地下書庫の内容から第1期の方法でメスティオノーラの英知を手に入れた者は粛清されるようになった。
 各領地と転移陣で直結している聖地での襲撃を防ぐため、王族は居住地を転移陣の刻まれた扉でしか行き来できない別の場所に移した。
 しばらくは問題無かったが、段々とアウブや次期アウブ(神殿長)の足が聖地から遠のき、神事が小規模になっていった。
 -シュバルツに「いのりたりない」と言われるが、祠巡りをすることで地下書庫の奥に案内されることに関しては[[グルトリスハイトに関する考察と議論>グルトリスハイトに関する考察と議論#シュバルツに「いのりたりない」と言われることに関する考察]]を参照
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|聖地|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|王族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|聖地とは別の場所|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|王族のうち、全属性で祈りの足りた者の中で、グルトリスハイトを得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|地下書庫の奥のマニュアル本をシュタープで作る器へ写す|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|ツェントの執務に必要な知識|
 
 **第5期
 王族内で継承争いが起き、候補同士が相打ちになった。
 残ったひ弱なツェント候補のためにツェントの居住地の近くに中央神殿を作り、神事を行うようになった。
 神事が行われなくなった聖地は、貴族院と呼ばれるようになる。
 -ランツェナーヴェ建国時期に関しては[[グルトリスハイトに関する考察と議論>グルトリスハイトに関する考察と議論#ランツェナーヴェ建国時期問題]]を参照
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|中央神殿|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|王族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|貴族院とは別の場所|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|王族のうち、全属性で祈りの足りた者の中で、グルトリスハイトを得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|地下書庫の奥のマニュアル本をシュタープで作る器へ写す|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|ツェントの執務に必要な知識|
 
 **第6期(政変前)
 属性が一つ足りなくても使える魔術具のグルトリスハイトが作られ、継承されるようになり、祈りを行うことも無くなっていく。&footnote(第649話 ツェントレース)
 この継承は最低3代行われている。
 +グルトリスハイトの魔術具を作成した母に溺愛された息子(地下書庫の奥について知っていたが伝えず)
 +溺愛された息子に溺愛された全属性の息子(最低ケースなら前王)
 +さらにその子(最低ケースなら前王の第二王子)
 この時点でツェントはグルトリスハイトの魔術具により引き継がれるものに変質してしまい、地下書庫の奥に関する知識が失伝する。
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|次第に中央神殿に行かなくなる|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|王族も行わなくなる|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|貴族院とは別の場所|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|王族のうち、(六属性以上から)ツェントが任意で一人選ぶ|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|グルトリスハイトの魔術具|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|シュタープに魔力を通し合うことによるグルトリスハイトの魔術具の継承|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|ツェントの執務に必要な知識|
 
 **第7期(政変後)
 現物を奪えば次期ツェントになれると考えた前王の第一王子によって、魔術具のグルトリスハイトを継承したツェント候補だった前王の第二王子が殺害され&footnote(第519話 エグランティーヌとの話し合い)、持ち主の死亡により魔術具のグルトリスハイトが地下書庫の奥に戻った。
 地下書庫の奥に関する知識が失伝しているため、グルトリスハイトが失われた。
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|忌避され行われていない|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|忌避され行われていない|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|貴族院とは別の場所|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|無し|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|失伝|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|失伝|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|失伝|
 
 **第8期(15年春~)
 女神の化身となったローゼマインより神の意志が伝えられ、自力でメスティオーラの書を得た者がツェントを継承する古代の方法に戻された。
 マニュアル本を用いるかどうかは不明であるが、第1期相当と考えられる。
 当期の初代の継承者であるツェント・エグランティーヌは制度変更を担うため例外で、女神の化身より直接グルトリスハイトを授けられている。
 
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事を行う場所|貴族院|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):神事の参加者|全ての貴族|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェントの居住地|貴族院|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):ツェント候補|全ての貴族のうち、全属性で祠を巡り祈りの足りた者の中で、メスティオノーラの書を得た者|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの形の入手法|図書館の女神像への魔力奉納による脳裏への魔法陣焼付|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):グルトリスハイトの中身の入手法|エアヴェルミーンを通じた英知の取得(マニュアル本を用いるかは不明)|
 |CENTER:BGCOLOR(lightgreen):得られる知識|メスティオノーラの英知全て。ただし個人の資質によって取りこぼしあり|
 
 *グルトリスハイトに関する考察と議論
 コメントが長くなってきたのでこちらでお願いします。
 [[グルトリスハイトに関する考察と議論]]
 
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