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ボリス・マキシミンの魔剣士型スキル(魔剣技)のシステム上の問題点、特にディレイ減算式の不整合を指す。魔剣技とは、氷撃斬や五花月光斬などのINT+HACK依存のスキルを指す。 魔剣技は魔法と同じくMRのみでディレイが減少し、中心となるHACK、DEX、INTではディレイが減少しない。 物理型スキル(物理技)の攻撃に必要なステータスはSTAB、DEX、HACKであり、ディレイを減少させるステータスもSTAB、DEX、HACKである。 魔法型スキル(魔法)のディレイを減少させるステータスMRのみだが、魔法におけるMRはディレイを減少させると同時に攻撃力を上昇させる。 つまり、物理技と魔法は、攻撃に必要なステータスとディレイを減少させるステータスが一致しているのである。 魔剣技のディレイを減少させるステータスは魔法同様MRであるが、魔法とは違い、MRは魔剣技の攻撃力には影響しない。 魔剣技の攻撃に必要なステータスはHACK、DEX、INTであるが、ディレイを減少させるステータスはMRのみであり、攻撃に必要なステータスとディレイを減少させるステータスが一致していない。つまり、攻撃力とディレイ減少が連動しないのである。 この問題はキャラクターのレベルが高くなるほど顕著になる。物理技と魔法が高い攻撃力と短いディレイを両立しているのに対し、魔剣技はどちらか一方を選ぶ片手落ちとなり、魔剣士型スキルの致命的な欠陥となっている。 このことから、魔剣技のディレイを減少させるステータスをMRからHACK、DEX、INTに変更すべきという声が多く挙がっているが、修正の目処は立っていない。

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