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蛇娘6」を以下のとおり復元します。
 「おかえり、買って来てくれた?」
 「あ!」
 「ちょっと、『あ!』って何!?」
 「…ゴメン、明日仕事の帰りにスーパーで食材買ってくるからその時に…」
 「もう1回買いに行きなさい!」
 「えー、また車出すの面ど……ぐ、ぐぅ」

車でなけりゃ行くのも億劫な’最寄’のコンビニに行くのを渋ったら、姉ちゃんに尻尾で絞め上げられた。そう、尻尾でだ。
姉ちゃんが穿いている、デニムのスカートから延びる鱗に包まれた長く大きなヘビの尻尾は僕の体を数回転、ギリギリと万力のような力で締め付ける。僕の爪先は地面から浮き上がりそうだ。

「マ、マキ様、ギブ…ギブです」
これは姉ちゃんが我が家のペット、アフリカニシキヘビのマキの頭をスカートの中に突っ込んで僕を締め付けさせている……のではなく正真正銘僕の姉、水池麻紀(みずち まき)の尻尾なのだ。
尚、姉をなだめるために様付けしなければならない、我が家の力関係は推して測るべしだ。
あ、因みに僕の名前は水池潤(みずち じゅん)。 

力が緩んでようやく僕の両足が床に着く。
「あ、アイスあるじゃん!これよこしな」
僕がコンビニから買ってきたものが入ったビニール袋を覗き込み、抹茶アイスの占有を宣言する姉。
「え、それ僕の…」
「だから?」
未だに僕の体に巻きつく尻尾に再び力が込められる。
「何でも無い…」
「よろしい」
この傍若無人が僕の姉だ。

「ちょっとあなたたち、玄関で何してるの」
ともう一人(匹?)黒のワンピースにエプロンをかけた、下半身が巨大なヘビで妖艶な女性が現れた。
姉ちゃんと僕を産んだ実の母だ。
自分の母親を妖艶と形容するのもどうかと思うが、家の外の女に比べて文字通り人間離れした美人なのだから仕方が無い。

見た目通り、僕の母さんと姉ちゃんは人間ではない。
厳密には僕もなのだが…
 
母さんは所謂ラミアと呼ばれる半身半蛇の化生で、元々はギリシアの方の出身だそうだ。ある年バカンスの最中、学生時代の夏季休暇にエジプト旅行に出かけた父さんをナイル川の辺で見初め、無理や…多少強引に関係を持ち、そのまま日本に付いてきたそうだ。
何でも昔々ご先祖様が水の精霊、蛟(みずち)を嫁に貰ったと言い伝えられる我が水池家の血に惹かれ、
誠実な父に惚れてしまったそうだ。…先祖代々竜蛇の類に好かれる体質らしい。

ラミアは女系の種族で、人間の男を捕まえて繁殖するのだとか。
生まれてくる子供が女の子の場合は母方の血を受け継いでラミアとなるが、稀に生まれてくる男の子の場合は普通の人間とは見た目も機能的にも違いないそうだ。僕みたいに。

「もうすぐご飯だから、こんなところで遊んでないで手洗ってきなさいな」
母さんに促され手を洗い、コンビニで買ってきたものを冷蔵庫にしまった。

「ただいま」

と、玄関から声がする。
父さんだ。この、中心部に近付かなければコンビニすらない、ど田舎の集落を含む町の役場に勤めている。

学生旅行から帰国し、一息ついてから帰省すると何故か実家にいる見知った半身半蛇(=母さん)。
しかも両親に馴染んで、お茶碗まで用意してある。

「ちょっと!あんた、こんな綺麗な外人さん放っておいて!!」
「あんたたち結婚の約束したんでしょ?」
「いいじゃない。蛇のお嫁さんなんて、ここいらじゃ縁起がいいし」

と語ったのは今は夫と共に世界一周旅行中で留守の父さんの母、つまり僕の婆ちゃんだ。
そのままあれよあれよと言う間に挙式。卒業までは都会で暮らしていたのだが、こっちの方が母さんの性に合うということで実家に戻った。今ではご近所(ど田舎スケールなので結構距離がある)にも、水池さんとこの蛇のお嫁さんと親しまれている母さん。

おかげで母さんも姉さんもこの辺一体なら自由に出歩けるのだが、集落の外に用事があると今日みたいに僕が言い付けられる。母さんは少しなら人間に化けられるハズなんだが、「あれ疲れるのよ」と面倒臭がるので買い物は僕の仕事だ。

因みに今日は出勤前にシュークリームが欲しいとねだられたのだが、帰りに立ち寄ったコンビニで漫画を立ち読みしている間に忘れてしまっていた。よりにもよって姉ちゃんのリクエストを忘れるとは。

旅行中の爺ちゃん婆ちゃんを除き家族揃っての夕食後、TVを見ていると風呂場から姉ちゃんに呼ばれた。胸から下腹部にかけてタオルを巻いた姉ちゃんがそれとは別のタオルを寄越した。
何のことは無い。長い尻尾を一人で拭くのは大変だから手伝えといつものことだ。父さんも母さんの風呂上りに手伝ってるし、僕も当たり前のこととして姉ちゃんを手伝った。

僕が中学に入るまで一緒にお風呂に入っていた時はお互いに拭き合いっこしていたのだが、別々に入るようになってからは僕が一方的に拭くのを手伝うようになった。
今思えばこの時ぐらいから姉ちゃんの態度が大きくなってきた気がする。

「お父さんとお母さん、後でいいって言ってたから次いいよ」
と言われ、そのまま風呂を浴びて髪を乾かしながら居間に戻ると、姉ちゃんがソファの上で今日買ってきた抹茶アイスを食べようとしていた。

いつの間にか恨めしく見ていたようで、カップの蓋の裏を行儀悪く長い舌で舐める姉ちゃんと目が合った。すると、姉ちゃんが勝ち誇ったような目で「欲しいか?」と聞いてきた。

素直に欲しいと答えると、「じゃ、いつもの」と要求される。
大好きな抹茶味では背に腹は代えられず、仕方なく姉ちゃんに寄り添う。するとシュルシュルと姉ちゃんの尻尾が伸びてきた。こうして僕はまたもや姉ちゃんに絞められてしまうのだが、先程玄関での骨が軋む痛みに比べれば今度は多少息苦しい程度だ。足から胸の辺りまでを巻きつかれながら首から上
は姉ちゃんの上半身に預ける格好になる。

「姉ちゃん、アイス」
と対価を要求すると、しかたないなぁと言いながら自らの口に運ぼうとしていたスプーンを僕に咥えさせた。本来は全て僕のものになるはずの幸せな味をかみ締める。

「我が弟ながら、あんたの絞め心地たまんないね」
今度はそのスプーンで自らの口にアイスを運びながら、喜んでいいのか分からないことを言う。
「弟で欲求不満を解消しないでよ」
「この辺じゃあんたぐらいしかいないんだから仕方ないでしょ」


はぁ、私にも蛇梨くんみたいな彼氏がいれば…と、人気アイドルの名前を出しながら呟く姉ちゃんを軽く聞き流す。なんでも、ラミアは年頃になると無性に男に巻き付いて締め付けたくなるらしい。

母さんのように成熟したラミアならしばらくの間尻尾を人間の足の様に変化させることが出来るのだが、未熟な姉ちゃんはまだそれが出来ない。

そしてこの集落には僕や姉ちゃんの同世代は少ない。少し前までは子供もそれなりにいて、まがりなりにも小中高一校ずつあった。姉ちゃんは集落の子供達と同じように学校に通い、授業を受けていたの
だが高校は姉ちゃんが高2の時に廃校。更に数年後に小中学校は一つの校舎に統合された。姉ちゃんは集落の外の学校に通うわけにはいかず、家事手伝いと魔力を高める訓練。僕は街の学校に通い、専門学校を出て地元に就職。

この辺の同世代の男は早々に嫁さんを貰ったり、街に出て行ってしまっているので姉ちゃんは男日照り。因みに僕も女日照りで産まれてこの方彼女なし。仕方が無いのでこうやって姉ちゃんの相手をしている。姉ちゃんは人間に化けられるようになったら街に出ていい男を探すのだと言っている。
正直、下半身と性格の悪さを隠せば中々のものなので男くらい簡単に騙せるんじゃないだろうか。

そのまま姉ちゃん2/3、僕が1/3の割合(不公平)でアイスを食べ一緒にTVを見ていると父さんと母さんに呼ばれた。

「あなた達、またいちゃいちゃしてたの?」
いや、いちゃいちゃなんてしてないし。一歩的に絞められてただけだし。

「…それで、話って?」
とりあえず話題を変えさせてもらう。
「毎年の事だから分かってると思うんだけど、そろそろラミアの発情期なの」
あぁ、そう言えばそんな時期だな。
毎年この時期、特に排卵日前後は気性が荒くなるからって、母さんは(ここ数年は姉さんも)薬を飲んで気を静めて一日中寝込んでるっけ。この時は婆ちゃん中心に家事を分担するけど、今年は婆ちゃんいないからな。話とはそのことだろうか?

「それで今度の連休、金曜から休みを取ってお父さんとお母さん温泉旅行に行こうと思うの」
という言葉だった。父さんは黙って頷いていた。

どうしてまたこの時期に?それにその日の月齢からすると……それこそもっとも興奮しやすい予定日あたりじゃないか。

「あのね、あんた達の妹か弟を作ろうと思うの」
衝撃の発言第二弾!

「潤も独り立ちしたし、母さんはまだまだ若いし、父さんが頑張ってくれれば産めるもの」
「私、妹がいい」
姉ちゃんは順応が早いな!
まぁ、母さんの年は分からないし僕が生まれた頃の写真と見た目が変わってないからな。まだまだ若いというのは分からないでもない。でも父さんは普通の人間で、中年と言って差し支えないと思うんだけど……親がそれで良いなら口は挟めないだろう。

「父さんと母さんがいいならいいんじゃないかな。でも何で温泉?」
「子供に激しいのを見られるのは恥ずかしいじゃない」
激しいんだ…。父さんは黙って軽く頬を染めている。母さんが遠出して大丈夫なのかも聞いてみたら、人目につくところでは人化して部屋に入ってしまえば他のお客さんにはバレないし、家族風呂も予約しているそうだ。それに世の中には奇特な人々がいるもので、少なくとも旅館側は人外にも理解があ
る所だそうだ。

それで、と母さんは続ける。
「潤くんは3泊4日の間、麻紀ちゃんのお世話をお願いね」
あぁ、週末は友達(既婚)でも誘って何処か行こうかとも思ったが仕方が無いな。
楽しんできなよ、と僕も姉ちゃんも両親に告げた。母さんはありがとうねと言い、それから興奮を抑える薬といって薬袋を姉ちゃんに渡した。


僕も姉ちゃんも見たいTVはないし、それじゃあと言って2階の部屋に戻ろうとすると僕だけ母さんに呼び止められた。

姉ちゃんはシュルシュルと部屋に戻り、父さんはお風呂に入ったようで居間には僕と母さんだけ。
「もしかしたらなんだけど」
そう断りをいれてから母さんは続けた。
「あの娘、あんたを狙ってるかもしれないの(性的な意味で)」
まさかのここで、衝撃の発言第三段!



いやいやいや、あの姉ちゃんに限ってそれはない。
(金銭的な意味で)とか(奴隷的な意味で)ならまだしも。
僕と姉ちゃんが(性的な意味で)なんて…いや、ないな。絶対ない!

「万が一の話よ。万が一だけど…もし襲われたら無理に抵抗しないこと。発情期は気が立ってるんだから、下手したら食べられちゃうわよ」
「(性的な意味で)?」
「(食的な意味で)!」

それは困る。非常に困る。文字通り生命の危機だ。
だからと言って(性的な意味で)食べられても困る。
僕が心の中でどうしようとグルグル考えていると、ふいに母さんがクスクスと笑い出す。
「なんちゃって半分冗談よ。潤くん、反応面白いな~」
ふぅ、どうやらからかわれたらしい。って……おい、半分本気!?

「若い男女が二人きり。しかも片方は絶賛発情中なんて…不測の事態があっても困るでしょ?一応持っ ておきなさい」
そう言って小さめのお菓子の箱のようなものを取り出す。
何だろう?うすさ0.03?ウエハースかなんかか?

「はぁ、その反応だと今までこれを見る機会もなかったのね」
母さんが何故か嘆いているぞ?
え?何その可哀想なものを見る目は?
そんなに有名なお菓子かこれ?
ってこれはもしや…
「む、息子に何渡してんだよ!」

「あら?分かった?コンドームよ」
母さんとは言え、ドキッとするような艶のある表情を浮かべながらコンドームなんて単語を聞かされると…
「はぁ、真っ赤になっちゃって…可愛いなぁ」
畜生、何だこの羞恥プレイ。

「使うことはないかも知れないけど一応持っときなさい。尤も…」

「使う暇もないかも知れないけどね」
母さんは、そう不吉なことを言って締めくくった。



それから、父さんと母さんが出発する金曜日までは特に何もなかった。いつもの年のように母さんも姉ちゃんも安静にしていたし、家事は父さんと分担して何とかこなした。

そして金曜日、仕事から帰ると父さんと母さんは予定通り出発した後のようだった。
自室で安静にしているはず姉ちゃんの様子を見に行こうと思ったが、何故か台所で料理をしていた。
「姉ちゃん、お腹空いた?」
出かける前に母さんが作り置きしてくれるはずなんだけどな。
「姉ちゃん休んでなよ、後作るから」
「いいよあと少しだし、料理ぐらい平気」
お、なんか豪華だな。
「お母さんの作り置きもあるけどね。あんたは着替えておいで」
なんか姉ちゃんが妙に優しい、と多少疑問に思いながらも言われた通りにした。


「どう、その煮物おいしい?」

「明日はあんたの好きなビーフシチューね」

「いつも尻尾拭くの手伝ってくれてありがとね」

「あんたこの後入るでしょ?プリン作ったからお風呂上がったら食べよ」 

「大丈夫?プリン変な味しない?」

「良かったぁ。あんたが美味しいって言ってくれて嬉しい」

風呂から上がり姉ちゃんの美味しいプリンを食べた後、僕は自分の部屋でベッドに寝転びながらもやもやと考えていた。

おかしい。今日の姉ちゃん、絶対に変だ。
何か企んでいるのだろうか?
これが音に聞くデレ期か?
ツンデレか?ツンデレなのか?
母さんは冗談って言ってたけど、やっぱり僕に気がある…のか?
どうしよう、姉ちゃんに告白されたら何て言おう。
…て待て待て!告白とか妄想先走りすぎだろ!

先走りといえば…
(僕は真面目に考えているのに、どうしてお前はこんなに元気なんだ?)と、自らの股間の相棒の節操のなさに嘆きたくなる。何故か分からないが先程から痛いくらいに相棒が自己主張を続けているのだ。
姉ちゃんのことを考えながら勃起するなんて…インモラル過ぎるじゃないか。
おい、そこの僕!止めるんだ!何故ここで風呂上りの姉ちゃんなんて思い出す!?

…溜まってるのかなぁ?
もやもやというよりむらむらしてきた。
別に今まで姉ちゃんを変に意識したことないんだけどな。
あれもこれも母さんが変なもの渡すからだ。
僕は机の上のウエハース(違)の箱を恨めしげに眺めた。

…よし、抜こう。
「仕方がないよね」と、誰にでもなく断って今日のオカズは何にしようかと考えを巡らせる。
そして二分間の厳選の末、やっぱり巨乳ものかなとDVDのパッケージに手をかけたとき、コンコンと部屋のドアをノックする音が聞こえた。姉ちゃんしかいない。
僕は慌ててコレクションBOXを押入れの奥の方、少し窪んでいる所に縦にした将棋盤で隠すようにしまってから股間をクッションで隠し、極めて平静を装ってどうぞと声をかけた。

ピンク色のネグリジェを着た姉ちゃんが「何かしてた?」と言いながら入って来た。
僕は「漫画でも読もうかと…」と白を切る。

姉ちゃんは「まあいいけど」と言いながら僕の隣に座る。
そして、姉ちゃんは無言のままグネグネ巻き付いて来た。

「え?僕何かした?」
自分でも知らない間にまた何か姉ちゃんの機嫌を損ねることでもしたのかとビクビクしていると、姉ちゃんに――キスされた。
え?何!?と思う間に姉ちゃんはその長い舌で僕の唇を舐め、ジュルルと音を立てながら唇に付着した唾液を吸いたてた。
「ほら、口開けなさい」
「え?なん…んぅんん…」

姉ちゃんの一方的な命令が理解できず、聞き返そうとしたら今度は舌を口の中に突っ込まれた。
姉ちゃんは口を閉じられないように僕の下あごに手を添え、僕のものとも姉ちゃんのものとも分からない唾液をぴちゃぴちゃ鳴らせながら僕の口の中を好き勝手に舐めてきた。
上あご、頬の内側、奥歯、歯茎、舌、前歯の裏……なんか歯磨きされてるみたいだ。脳裏に漠然と、母親に押さえ付けられながら歯を磨かれる幼い子供を想起した。そうすると、目の前のこの人は自分の身内なんだよなということが連想された。同時に僕、キス初めてなのに…と悲嘆した。

ぷはっ、と姉ちゃんが口を離した。

「ね、姉ちゃん!何してんだよ!冗談にしちゃ酷いよ…ファーストキス返せ!」
開口一番、我ながら女々しくも抗議せずにはいられなかった。
が、そこは姉様。何が問題なのとでもいいたげな表情で
「ファーストキスなんて小さい頃とっくにしてるでしょ?」
と言ってのけた。
それとこれとは違うだろと思うのだが、言葉が上手くまとまらない。

苦し紛れの一言も、
「いや、家族はノーカウントだろ」
「なら、問題無いじゃない」
墓穴。


そうじゃないだろ!?ああ、なんて言ってやればいいんだ。などと考えているうちに再び口で口を塞がれた。

レロレロとチロチロと舌使いを微妙に変化させながら僕の口の中を犯す。あ、そうかこれ犯されてるんだ。そうかそうか犯されてるのか…そう思ったらと母さんの一言が頭の中に繰り返し再生される。

「発情期は気が立ってるんだから、下手したら食べられちゃうわよ」

背筋が急に寒くなった。原因は分からない。が、姉ちゃんは発情してて(性的な意味で)か(食的な意味で)か、恐らくは前者で、僕を食べようとしている。姉ちゃんはどこまで正気なのだろう。
会話は成立してたし、自分を見失ってはいないようだが…抵抗したらどうなるか分からない。
最悪は犯され尽くした上で食べられてしまうことだろう。次点は、食べられるだけか犯されるだけ
――どっちがましだ?
そもそも選択権は僕にない。決めるのは姉ちゃんだ。コミュニケーションは取れるみたいだし、ここは聞いてみるべきだろうか。

一方的に与えられるキスの快感に頭がぼーっとしつつもここまで考えた。

ぷはっ、とまた姉ちゃんが口を離したので思い切っていってみる。
「姉ちゃん、そのさ…シたいの?」
「まぁね。普段あんたに巻き付いてるときから、ずっとあんたと交尾がしたかったんだよね、エヘヘ」
口調も表情もいつもの姉ちゃんだが言ってることは欲望丸出しで、最後の下卑た笑いは姉ちゃんのものとは思えなかった。

「姉ちゃん薬飲んだ?姉ちゃんの部屋にある?僕が取ってこようか?」
僕はなんとか逃げ出す口実を探るが姉ちゃんはそれを許してはくれない。
「そんなことどうでもいからさ……ここガチガチじゃない」
股間を隠していたクッションはとっくの昔にどこかに行き、喰われるか喰われるかの瀬戸際だという
のに一向に自己主張の収まらない相棒は、パジャマのズボンに突っ込まれた姉ちゃんの手中にあった。

姉ちゃんは、熱いねこれと言いながらしゅっしゅっと扱き立てた。自分の手とは比べ物にならないくらい気持ちいい。
ベッドの上で複雑に絡む長く太い尻尾。その中に浮かぶ、妖艶に微笑む姉ちゃんの顔は綺麗だとさえ思う。このまま姉ちゃんに身を任せてしまおうか。こんな気持ちいいなら、後で食べられることになっても、それはそれで……と悪魔が囁く。

姉ちゃんの手が止まった。思考が現実に戻り、どうやって姉ちゃんに薬を飲ませるかを考え始める。
が、それも僕の体の上で器用に体をくねらせていた姉ちゃんの口が僕の股間に到達するまでだった。

「いただきま~す」
姉ちゃんの口の中は天国で地獄だった。
まず、舌が凄い。長く滑る舌がグネグネ、自由闊達に動く。
次に、暖かい。ネトネトなのにぽかぽかと心地よい。
音もジュボジュボ、ピチャピチャととにかく卑猥だ。
そして、姉ちゃんの口はヘビのように顎が外れて竿から袋までを丸呑みにして喉が亀頭と絶妙に擦れる。

「んぐ、んぐ、ジュポ、ジュルルル、んぐ、ん、ん、げほっ、ん、ジュル、ん……」
「姉ちゃん苦しくないの?」

こんな時でも姉を気遣ってしまうのが弟の悲しい性だが、姉ちゃんは幸せそうにこくこくと2回頷いた。正直気持ちいいのだがビジュアル的にも精神的も怖すぎてちびりそうだ…なんてことを考えていると、一旦口を外した姉ちゃんが

「口の中で精液以外の漏らしたら噛むからね」

と警告。…何故分かった?

その後しばらくして姉ちゃんの喉に擦りつけながら射精をした。
極上の快楽と急激に襲う後悔。姉ちゃんの口で射精しちゃった…射精しちゃった…射精しちゃった…。
だが、何故か俄然張り切る相棒。

どうしてなんだ…と思っていると、知りたい?と姉ちゃんが聞いてくる。…だから何故分かった?

姉ちゃんは
「実はあのプリンこれで作っちゃった」
と言ってネグリジェの胸元を肌蹴て双球を晒した。濃厚なミルク臭が立ち込めてくらくらする。
そして姉ちゃんの大きく形の整った乳房の先には白い液体が滲んでいた。

「姉ちゃん、それ、母乳…?」
「あ、勘違いしないで。別にまだ妊娠してるわけじゃないから。これは赤ちゃん用じゃなくてあんた用」
「えっ、僕?」
「繁殖相手に飲ませて精力を供給する用ってこと」

つまり、場合によっては数日に渡るラミアの交尾の際、相手の人間の雄が萎えてしまったり衰弱してしまわない為の媚薬兼栄養源ということだ。その母乳で作ったのがあのプリンだという。
それを今まで食べた中で一番美味しいな、と思ってしまった数時間前の自分を問い詰めたい。
小一時間ほど問い詰めたい。


「覚えてる?あんたが小さい頃わたしのおっぱい吸おうとしたの」
覚えてはいない、が母さんが僕をからかうネタとして使うのでエピソード自体は知っている。

僕は乳離れが中々出来ずにいたのだがちょうど今の時期、薬の効果が特に重くて母さんが僕の世話を出来なかったとき、僕が寂しくないようにと一緒に寝てくれていた姉ちゃんのおっぱいを吸っていたらしい。父さんも横で寝ていたのだが、「あーん、じゅんくんのせいでおっぱいはれちゃったー」と
泣く姉ちゃんの声で発覚したそうだ。その後ことあるごとにからかわれる僕の黒歴史だ。

「ぐわーーー黒歴史ーーー」
「ほら、恥ずかしがらなくてもいいよ。今度はちゃんと出るから飲んで」
「え?その…」

飲んだらもっとやばいことになるのは分かりきっている。っていうか数日に渡る交尾ってなんだよ!
姉ちゃんの口で射精しただけで、気が狂いそうな背徳感に苛まれているのに、これ以上濃い関係になってしまったら……。

僕が躊躇っていると、いいから飲みなさいと強制手段に出る姉ちゃん。
最早一糸纏わぬ僕の体を、腰に皺くちゃになったネグリジェをかけているだけの姿で抱きしめた。
後はラミアのお家芸。僕は太くて鱗のざらつく尻尾で何重にも雁字搦めにされた。胸の谷間に顔を挟まれ、むせ返る母乳の臭いから逃げようとする僕の口に姉ちゃんの人差し指が咥えられる。口の中にミルクの味が広がって……気が付いたら姉ちゃんの胸を貪っていた。

「ちゅぱ、ちゅぱ、姉ちゃん、姉ちゃん……」
「もう、そんなにがっついちゃって」

肉棒はかつてありえないぐらいに硬くなり、先端から溢れる潤滑液を姉ちゃんの尻尾に塗りつけていた。エラの部分が鱗と擦れてじわじわと快感のボルテージが上がってきた。下手したらまた出してしまう。また姉ちゃんを汚すわけにはいかない。なけなしの理性を働かせて腰を離そうとしたものの…

「そろそろ、寂しがってるおちんちんも相手してあげないとね」
そう言って姉ちゃんが僕の股間に手を伸ばし、その指が触れた瞬間……暴発してしまった。

びゅーびゅーと姉ちゃんの手や腕に降りかかる白濁液。
「あ、ごめん、ごめん…」
力なく謝る僕に対して姉ちゃんは
「もう、ばか。言えばもっと気持ちいいところで出させてあげるのに」
と笑っていた。

姉ちゃんの絞め付けからは解放されるも、射精後の気だるさで僕が動けず寝転んでいると姉ちゃんが僕の顔の前に下腹部を晒すような体勢になった。
人間の部分とヘビの部分の境目、なだらかにぷっくりと膨らんだ肌色の部分に慎ましく閉じた割れ目がある。
姉ちゃんは「見える?」と言ってその割れ目に両手をかけた。
くぱぁと割れたそこにはピンク色の複雑な地形があり、中心のやや下寄りに小さな窪みの穴が一つだけ開いていた。
正直、想像以上にグロテスクだ。思いっきり内臓の色だし。

姉ちゃん達ラミアは蛇の化生のため、子供を産む穴も排泄をする穴も同じだ。一つの入口(出口)の穴の奥で腸と膀胱と子宮に別れているそうだ。

だんだん、思考が戻ってきた。姉ちゃんがここを僕に見せ付けてるってことはつまり……。
案の定、姉ちゃんはまた僕の体に巻きついてきて、二度の射精でも萎えない肉棒の先端を割れ目に咥えさせようとしてきた。僕が首を振って拒否反応を示していると

「大丈夫。ちゃんと綺麗に洗ってきたから」
「綺麗にしてるしてないとかの問題じゃなくて、姉弟だろ!?止めてよ!」

なんとか拒絶を声にすることが出来た。でも、姉ちゃんは「悪いお姉ちゃんでゴメンね」といいつつも動きを止めない。せめて避妊を、と思い机の上に視線を向けると姉ちゃんも気付いてくれたみたいだ。
「ん?何かな?」と言って僕の戒めを解き机の上の箱に身を伸ばした。
(助かっ…てはいないか…でも…)

「なんだ、あんた準備いいじゃない。あんたも期待してたの?でも大丈夫、わたしはあんんたの赤ちゃん産む覚悟は出来てるから、こんなのいらないよ」
(何かとてつもなく恐ろしいことを言っている気がするが、今だ!これが最後のチャンス)

姉ちゃんはウエハース(違)に気を取られている。僕は渾身の力でこの部屋から逃げ出そうとした。ベッドから飛び起き怒涛の勢いでドアを目指す。そしてドアノブに手を掛け、たところで足を尻尾の先端に絡め取られた。そのままベッドまで引っ張られ姉ちゃんの腕の中に。

「あのねぇ、わたしはあんたのお姉ちゃんなんだから、それぐらいお見通しだっつーの」
この人が姉じゃなかったら逃げ切れていたかもしれない。でも、そもそもこの人が姉じゃなかったら逃げる必要もなかったかもしれない。不条理だ。
…正直僕、頑張ったよね?

「いくよ」の一声で僕の自分自身は姉ちゃんの中に吸い込まれた。

「ふぅ~これがチンポかー」
嬉しそうな姉ちゃん。
「あ、処女膜はないけど、わたしあんたが初めてだからね」
注釈する姉ちゃん。
「すぐ射精しちゃっても面白くないでしょ?最初はゆっくりね」
腰を揺らす姉ちゃん。
「あーーごりごり引っ掻かれるーー」
感触を楽しむ姉ちゃん。
「あ、あぁん…ここ、いい、ここいいの~」
性感帯を見つける姉ちゃん。

「せっかくなんだからあんたも腰動かしてみなよ。気持ちいいぞー」
姉ちゃんに誘われ、恐る恐る姉ちゃんの中の探検を始める。
姉ちゃんが仰向けの僕に覆いかぶさり、更に尻尾でぐるぐる巻きにしている状態のため少ししか腰は動かせないが、じわじわといろんな方向に亀頭を擦り付けてみる。
姉ちゃんのお腹の中、狭いけど結構深いし複雑なんだなぁと感慨深い。

そして、姉ちゃんの下の方の壁を伝いながら、奥まっているところに亀頭を挿し込んでみようとした瞬間、亀頭を何かに吸われた。
「はぁん」え?何?
姉ちゃんが鋭く喘ぎ、慌てて腰を引くとちゅぱっと離れた。
もう一度確かめてみようと同じ道を辿らせると、先端は先程より深く膣壁よりも滑る何かに包まれた。

「は、はぁん気持ちいい」
「ね、姉ちゃん!中に何かいる!」
僕は驚いて姉ちゃんに尋ねた。
「あは、あっ、我慢できなくて…あ、あん…子宮が降りてきちゃったみたい」
子宮?これ姉ちゃんの子宮なのか!?
なんだろう。何故か感動というか感慨深いものを得ている自分がいた。
凄いな別の生き物みたいだ。さっきから姉ちゃんの中でだだ漏れの先走りを、まるで飲んでいるかのような動きで吸い付いてくる。凄いつるつるしてて気持ちいい。

「姉の子宮の感触でまた大きくしちゃうなんて…ホント変態」
どうやら大きくなったのが分かるらしい。弟に巻き付いて下の口で貪っているような姉ちゃんには言われたくないのだが、弟で発情した性的欲求を満たしている姉ちゃんにも言われたくないにだが、それでも反論できない。

「さぁてそろそろ本格的に絞ってやりますか」
姉ちゃんの目が獰猛に光った。ペロリと舌なめずりがエロ…ごめんなさい怖いです。
「ったく、犯されてる身分を忘れて人のお腹の中で好き勝手してくれて……」
ごめんなさい。僕が調子に乗ってましたー!調子こいてましたー!!

先端は子宮に埋まったまま、姉ちゃんの腰がぐいんぐいんと動く。
ごめんなさい。ラミアを舐めてました。人外の快楽ってこういう……

「はぁ、自分でも…んぅ…天性の、淫乱…さが、あん…恐ろしくなっちゃう…」
どうやら姉ちゃんも快楽を制御できていないみたいだ。勿論それでも僕の方が快楽への耐性は低いだろう。そして、そんな姉ちゃんとは別の意思のように動く子宮が強く吸い立てて来た。

びゅる

「あ、今何か出たでしょ?さっきの精子の残りかな?それとももう我慢できない?」
それは分からない。分からないけど…姉ちゃんの中に精子が出ちゃったみたいだ。
姉ちゃん嫌がってないな…。
弟の精子なのに姉ちゃん受け止めてくれるんだ…。
そう思ったら堰き止めていた我慢が途切れた。

びゅるびゅぅびゅびゅびゅーびゅるびゅびゅぶびゅぶびゅー

「……あふ、あ~んも……出るな……るって言いなさ……」
姉ちゃんが何か言っているようだが耳に入らない。僕はただひたすら、姉ちゃんの子宮に肉親の中に絶対に出してはいけない液体を飲んでもらっていた。発情期の姉ちゃんの子宮は貪欲に精液を啜って、その蕩けるよな快楽で僕の理性をズタズタにしてくれた。

多分人生で一番長い射精を終え、僕がぼーっとしていると。姉ちゃんは再び腰をくねらせ出した。
「さて、いっぱい出してくれたお返し」
先程の円を描くような腰使いと違い、今度は前後に揺するような動きだ。亀頭に子宮がこつこつとぶつかるのを感じた。これはこれで気持ちいい。気持ちいいのだが…。

「姉ちゃん待って、待って」
正直逝った直後で敏感すぎるので許して欲しい。それなのに、姉ちゃんの腰のくねりは益々激しくなって来て、
「出る、また出るから、出ちゃうから」
と必死に訴えながら堪える僕なのだが、その我慢も
「いいよ、いいから…おいで」
という姉ちゃんの一言の前に脆くも崩れ去った。

びゅるびゅびゅびゅびゅーびゅびゅびゅびゅぶびゅー

そして、これで終わってくれない姉ちゃんは人でなしだと思う。実際人じゃないんだけどさ。
今度は射精中にも関わらず腰を動かし出したのだ。
「もう少し頑張って、次はわたしもいけそうなの」

「姉ちゃん、あへ、ぼ、ぼ、僕もう無理、無ひ、限界」
僕は最早歯の根が噛み合わないほどの快楽に震えながら拒もうとするが、姉ちゃんは止める気配が無い。僕の体には姉ちゃんが幾重にも巻き付いて逃れることも出来ず、涎を垂らしながら弱弱しい抗議をするくらいしか出来なかった。
興奮で勃起しているというよりも姉ちゃんのきつい下の口に絞られて無理やり勃たされている感じだ。
むしろ感覚があるのは根元だけでそこより先は溶けてしまったかのように何も感じない。いや、快感を感じてはいるのだろうがそれを知覚出来ない。

「あ、いく、私もいきそう、いく、いくーーー」
姉ちゃんが逝くのに合わせて僕も今日5度目の射精をしたみたいで、精液の流れによって狭く深い姉ちゃんのお腹の中にようやく尿道の存在だけを知覚することが出来た。もう何が何なのか僕には分からない。

びゅる~びゅる~びゅる~びゅる~びゅる~

勢いのない惰性だけの射精が続く。
そして、それが終わって感じたのは射精とは違う感覚だった。

(あ、やばいな…)

じょわーーーーーーーーーーーーー

「やん、いきなり勢い凄…って、あ、これ!ば、ばか!何漏らしてるの!いや!ちょ、おしっこ中に 入って…」
姉ちゃんが慌てているみたいだ。ゴメンと謝ろうとするが声が出なかった。

「あーん、もー!お風呂いくよ!」
僕は虚ろな意識で繋がったまま姉ちゃんに抱きかかえられてお風呂場に運ばれた。

「まぁ、私もちょっとやり過ぎたかも知れないけど」
湯船にお湯を溜めながら、僕と向かい合うようにして入っている姉ちゃんが多少申し訳なさそうに言った。

姉ちゃんに風呂場に運ばれた所で気が付き、一緒にシャワーを浴び、姉ちゃんの中を洗わせられた。
「姉ちゃん、精子出て来ないよ」
あれだけ注ぎ込まされたというのに、姉ちゃんの総排出腔(あそこの穴)からは僕の尿や姉ちゃんの愛液のようなものしか出てこない。
「あんたの精子は一匹残らず子宮でおいしく頂きました」
僕の子孫の素はあの別の生き物みたいな姉ちゃんの子宮の中らしい。
「今も元気に泳いじゃってるよ~」
楽しそうにお腹を撫でてる姉ちゃん。何かすごい複雑な気分だ。

そろそろお湯が溜まってきたのでお湯を止めて一息突きつつ、先程来の最重要懸案事項を姉ちゃんに聞く。
「姉ちゃん…出来ちゃうかもよ…どうするの」
「何がー?」

意地の悪い目でからかう様に尋ねてくる。

「…その…赤…ちゃん」
「誰と誰のー?」

ホント意地が悪い。

「姉ちゃんと…僕の…」
「はい、続けて言ってみて」

何でこんな恥ずかしい…。

「えと…姉ちゃんと僕の、あ、赤ちゃん出来ちゃ…って、何言わせてんだよ!」
「何よ、実の姉を孕ませたかも知れない背徳感でまたおっきしちゃったあんたには言われたくないね」

どうしてこう節操がないんだろうか。いつのまにか、相棒の再充填が完了していた。

「まぁ、あんたのいうことも尤もだけどね」
「え?節操なし?」
「え?赤ちゃんの話だけど」

姉ちゃん曰く、今日は排卵日ど真ん中なので多分出来てる。出来れば産みたい。
元は母さんが、「1回子供でも産めば、魔力が高まって人化出来るようになるかもるかもしれないか
ら、適当な男捕まえて来なさい」と言い出した。
姉ちゃんとしては前々から弟を狙っていたのだが、ダメ元で「潤がいい」って言って見たところ、母さんも了承、協力を約束した。

「やっぱり母さんもグルかよ!」
「まぁ、話を聞きなさい」

僕も彼女の一人も出来ないようだし、お見合いで外からお嫁さん貰うにも、母さんと姉ちゃんがこれでは中々難しいだろう。というか姉ちゃんは寿命も長いし若いままだけれど、僕は人間と変わらないんだから僕の方が深刻。それなら姉ちゃんをお嫁にすればいい、というかしなさい。
お嫁さんを妊娠させたなら夫が当然責任を取るべき、というか取りなさい。

「ということで、私と産まれてくる子供の面倒よろしくね」
「ねぇ、僕の意思は?僕の意思はどこ?」

「何言ってんの。逆レイプスレなんだから男の意思なんてあるわけないでしょ」
「メタ発言!!」

「さ、あんたのベッド汚しちゃったから続きは私の部屋でしようね」
「あのー、もう十分なのではないでしょうかと思ったり」
「何言ってんの?まだ日付が土曜日になったばっかだよ?交尾は日曜まで!」
「いや、無理、死んじゃう!」
「何言ってんの。逆レイプスレなんだから男の意思なんてあるわけないでしょ」
「それはさっき聞いたよ!!」

~第1回戦(?)終了~

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