『翔(しょう)、起きて?』
「ん、……んっ、ん?」
名を呼ぶ声がした後に、頬を軽く叩かれ、目を覚ます。
寝ていたのか、と思って身体を起こそうとした時、違和感を覚えた。
腕が動かない、と思ったのも束の間。気付けば縄のようなものが手首にくくりつけられ、ベッドに固定されていたのだ。

「………えっと。」
『あれ、暴れないの?ま、その方が私にとっては楽なんだけど。』
「……竜樹(たつき)先輩、ですよね?」
俺がそう、その先輩の名前を呼ぶと、真っ暗闇に浮かんでいたシルエットが動き、カーテンを開ける。
その窓から射し込む月光を浴びた肢体は、妙に艶めかしく見える。
竜人、と呼ばれる種族の一糸纏わぬ、所謂全裸の竜樹先輩の姿を見て、俺は素直に美しいと思うばかりであった。
整った顔、大きな胸、くびれは細く、尻尾は太く、人を巻きつけ持ち上げられる程の長さを持っている。
『そうよ。……綺麗でしょ?』
「ええ、とても。」
問いに答えを返した時、竜樹先輩は俺に近寄ってきた。
「……先輩?」
『裸のキミも、可愛い。』

そう言われて気付いた。自分も彼女と同じ、裸なのだと。
そう気付いた瞬間、恥ずかしさが現れた時、ある疑問が浮かぶ。
「先輩、どうしてこんな事を……?」
『キミを犯すため。』
最初は何を言っているかさっぱりだったが、時間が経つと、ようやく自分の置かれた状況を理解する。
「せ、先輩!? 犯すって、私はまだ、未成ね……」
叫ぼうとした口は、何も言わない竜樹先輩のキスで塞がれ、不意打ちを食らって固まった数秒の内に、彼女の舌が私の口内へ侵入してくる。
「ん、ん っ!」
身体を捩って抵抗を試みるが、そうすれば逆に豊満な乳が身体に強く触れ、口内を刺激され続けた影響もあり、自身の雄が勃起を始める。
『感じてくれてるの?』
「先輩!ど、どうして、こんなこと……してるん、ですか!」
ようやく自由となった口で、慌てながら問いを出す。

『異種族じゃ、嫌だって言うの?』
「ち、違います!私はまだ未成年ですし、それに先輩だって、今日は話があるからって………」
『未成年だから悪い事があるなら、言ってみなさい。』
先輩が先生のような言葉遣いをしたのに驚いて、言葉が出てこなくなる。
そんな私を見て、満足したのかいきり立った雄を乳で挟み、上下に動かして扱き始めた。
「んぁっ!?っ、ぁ、」
自慰をするときは床だけでしか達せず、自身の手で扱いても射精にまで至らなかった自分が、柔らかく、大きな双丘の狭間でピクピクと今にもイきそうになっているのが、自分でも分かった。
『イヤがってた割には弱いのね、翔君って……。』
「…… っ ふ、はっ、あぁ……」
反論が出来ないまま、呼吸も荒くなって、恥ずかしさから黙ってしまう。
『翔君の初めて、私のものにしてあげる。こんな美人さんにお相手してもらえるなんて、嬉しいでしょ?』
イきそうになっていたのを知っていたように、パイズリを止めて、俺の上に跨る先輩。
俺が言葉を発する間もなく、俺の雄は彼女の孔へと一口で飲み込まれてしまった。

「――っ!!」
濡れていたのだろうか、根元まで飲み込まれるのに時間はかからず、雄に与えられるヌルヌルとした、初めての生暖かい孔の感触。
我慢など出来るはずもない、俺は一瞬にして彼女の孔の中で果て、精液を勢いよく吐き出していた。
『翔君のはじめて、貰っちゃったねー。』
嬉しそうな顔で言われ、恥ずかしさと怒りがこみ上げてくる。
憧れだった先輩に犯され、童貞を奪われて、どうしても許せない。
だが、逃げようにも、立ち上がろうにも、そんな俺の行動を予測したように、縛られ、固定された両手が邪魔になる。
『じゃあ、今日は一晩中ヤり続けてあげる。膣の中で何度射精するか、楽しみだわ。』
「っ……お願い、先輩、やめて……。」
泣きそうになりながら、涙を必死にこらえて、小さな声で懇願する。
だが、それがいけなかった。
『止めて欲しい、ね。……絶対に嫌。今日は絞り尽くして、おちんちんは私が居ないとイけないようにしてあげるから、覚悟しなさい。』
「そ、ん…ぁあっ!や、ぅ、」
拒否の言葉すら紡げず、口を開ければ喘ぎ声へと変貌する言葉。
そう言った後、先輩は腰を振り始め、精液と愛液でヌルヌルの膣に俺の雄をくわえ込んだまま、上下左右に動き、硬さを取り戻したとなるや、お

っぱいで俺の顔を挟む。
「っ、だめっ!せんぱ、いっ、ぁぁッ!」
呼吸をする度に仄かに香る、甘い香りが思考を妨げ、まさにあっという間の出来事、亀頭から根元まで腰を降ろした時、また射精をしてしまった


「はっ、っん……ぅう……」
疲労と、倦怠感が襲ってくる。

そんな俺の様子を見て、先輩が僕の首筋を優しく噛んだ。
「っ――?!」
得体の知れない感覚が電気のようになり、全身を駆け巡る。
『どう?気持ちいいでしょう?』
「ひっ、あっ、っ 痛っ!」
甘噛みと、舌での愛撫に踊らされ、膣内で射精した直後だと言うのに、また勃起を始め、乳首が勃ったのを見た先輩は、乳首を摘んではこねくり

回し、引っ張っては離す、そんな行為は痛みしか感じなかった。
「せんぱ、いっ、へん……だよぉ……」
膣内で雄を弄びながら、乳首をいじられると、痛みが別の何かに変わり始め、嬌声を出して、訴える。
『段々、気持ちよくなってきたでしょう?……ふふ、おちんちんもぴくぴくしてるわ。』
などと言いつつ、それから数分間は乳首と、ピストン運動を続け、
「せんぱい、せんぱ、ああぁああっ!」
再び果てるまで、そう時間はかからなかった。




数日が過ぎ、とある一軒家の、一室。

「せんぱい、今日はどんなことをしてくださるんですか……?」
甘えるような声で、そう発するのは、翔と呼ばれる男の青年。
数日前から竜樹という竜人の女性の家に居候をするようになって、昼間は学生としての本分を全うし、帰宅した後は毎晩のように彼女との擬似交尾を求めるようになっていた。
陸上部のエースである竜樹と、そのマネージャーである翔の2人は、他人から見れば仲睦まじき先輩後輩で、2人きりになれば、ご主人様と肉奴隷という事実を、誰も知る余地はなかった。

『そうね、今日は……』

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最終更新:2010年07月06日 16:07