『歩哨』
全ての兆候に深く注意して、常に警戒監視を怠らず、異常を発見したならば速やかに通報すべし。

「要は見張り役兼やられ役かよっ!」
赤本から抜粋したメモを見ながらツッコミを入れる。肩から提げた89式小銃が重たく感じる…それでも64式と比べたら随分軽くなったが。

――陸上自衛隊あいば野演習場。3夜4日の状況で40km夜間接敵行軍後、防御戦闘というダルいことこの上ないメニューも中盤にさしかかり俺は歩哨の任(これまたダルい)に就くことになった。

昼の缶メシを食べ、一息ついていると前方50m先で何かの影が。メシの邪魔になるからと手近な立木にたてかけておいた小銃を取りその場所を凝視する。…ん…?子グマ?
ぬいぐるみのようなナリをした子グマが木の実を食べていた。
「へぇ、熊がいるとは聞いてたが…こうして見るとかわいいもんだな」
銃の安全装置を外して構えてみる。弾倉はついてないので弾は当然ながら出るはずもないが、気分はハンターだ。
「バーン、なんちゃって~」


『バーン?』
耳元で囁く声。
「!!!!!――誰か!?…ってなんだ人間か。」

彼が目にしたのは1人の女性だった。
背は高く、腰まで届く黒髪と豊かな胸、“出るところは出てる”と言った方がいいだろうか。そしてなにより…美しい。なぜか変な格好だが気にしない。
「あのう、ここは自衛隊の演習場でして民間人の立ち入りは禁止されているんですが」
『ん~一応この山の住民なんだけどなあ』
「は?」
『だ~か~ら~!“私たち”はこの山に住んでるの!』
「あんた何言って――」
『しかも!さっき私の娘を狙ってたでしょ!知ってるんだよ、それ“てっぽう”だよね?これだから人間は…』
「いや、俺が狙ってたのは熊の子供で――」
『ま、冬眠用のエサを探しに来ていい獲物に出会えたのは好都合だけど』

冬眠?獲物?私の子供?
『まだ分からないの?愚かな人間ね』

妖艶な微笑を浮かべる女性。
よく見ればなにかの衣装かと思っていたその格好――黒髪の上にはフサフサとしたくまのような耳、形のいいおしりにはしっぽのような物がついている。
手足の肘から先と膝から先は毛皮に包まれていて、指先には両手足とも鋭い爪がギラついていた…。


「………!?」
『ん~まだ分からないのかしら?食べちゃうよ?』
言うなり彼女は霞がかり――1頭の熊になる。

「ぁ……ぁ…」
声が出ない!銃の引き金に指をかけたまま後ずさる。恐い、死ぬ、殺される、喰われる、怖い、喰われる、喰われる―――――死にたくない。

ゴッ!熊の腕が振るわれ、俺は地面に叩きつけられる。世界が回り、霞み、白んでいった。



――お母さん、この人食べていいの?

――だめよ。まずは味見して、冬眠用にとっておきましょ。



どれくらい時間が経ったのか。頭でも打って気絶してたのか…ぼんやりとしか見えないが洞穴の中にいるようだ。それにしてもいやに下半身が涼しい。
というか何も は い て な い ?
そして何故あの女性(熊)が俺にまたがってるんだ?
慌てて起きようとする俺の上半身を彼女は左手で俺をおさえつけて、残った右手で上着を引き裂いていく。その力は熊のままだ。

「俺をどうするつもりだ…?」
『食べるの♪久しぶりの人間だし、あの娘もまだ人間を食べたことないからいい機会だと思うし』
あっけなく死亡フラグが立ってしまった。走馬灯は頭を駆け巡り、家族や友達や昔付き合ってた後輩の顔がよぎる。


「死にたくない…助けて…」
『い・や♪キミ、おいしそうだし。あの娘もきっと喜ぶよ~』
残酷に笑う彼女――心が折れる。感情が、涙が溢れる。
「うぅ…ぅ…銃さえあれば…銃さえあればお前なんか…」
『あらあら、泣いてるの?あなた男の子でしょ?だったら泣かないの…ふふ…』

彼女は馬乗りになったまま俺のはだけた胸に指を這わす。指は下半身へと伝っていき、俺自身に触れる。刹那、快楽の電気信号が走り思わずのけぞる。
「んぅっ…!ぁ…」
『はぁぁぁ、ぞくぞくする…ほんとに全部食べちゃいたいぐらいかわいいわぁ』

嗜虐心をくすぐられたのか、身悶え、恍惚とした表情を浮かべる彼女は絶対的な強者にして捕食者。
そして俺は…無力な弱者。


「いや…いやだ…―――んむ…ぷぁ」
『ん…ちゅ…黙りなさい、人間』
俺の口は塞がれ舌がぬめるように入ってくる。まるで口内を犯すかのような激しい接吻。頭が白くなっていく。
やがて唇から糸を引きながら彼女の顔が離れる。
ふと見るとすでに俺の下半身は天を仰いでいた。

「ふ…ぐぅ…」
『くすくす…キミの口の中が私の舌に犯されちゃったね…次は…』
俺自身にこすりつけられる彼女のぬめりを帯びた秘部。すでに糸を引いて、妖しい光にてらついている。
「やめろ…それだけは…だm」
『いただきま~す♪』
彼女は陶酔した表情のまま腰を沈め、俺自身を飲み込んでいく
ぐちゅん!

「アッー!」
ずちゅ、ぐちゅ…
『ん、はあ…いい、いいわぁ』
髪を振り乱して腰を振る彼女。下半身が別の生き物のように蠢いて扱いていく。
それはまぎれもなく交尾であり、メスとオスが交わる姿があった。
「ちくしょう…ぁ…ちく…しょ」
『すごいぃっ!すごく…はぁんっ!かたい…あぁっ!』


滅茶苦茶に腰を打ちおろし、締め上げられる。抗おうとする心とは逆に体は猛烈な射精感に襲われ、高まっていき…
「うっ…ぐあっ!」
びゅるっ!!びゅくん!びゅーっ!
『は、あ、ぁぁぁ!出て…るぅ!』
彼女が快楽にうち震える度に膣壁は締めつけられ、俺の精が搾り取られる。
びゅっ…びゅっ…

『ずるいよお母さん!』
絶え間なく続く射精の中、ふいに聞こえる幼声。俺は首だけを向けるとそこにはほっぺたをぷー!と膨らませた件の小熊娘がいた。
ずるり、と精液や愛液混じりの汁を滴らせながら彼女――お母さんが立ち上がる
『ふ…はぁ。あら、ごめんなさいね。お母さん、我慢できずに先に食べちゃった♪』
『むー!お母さんばっかり!私だってもう交尾できるもん!…まだしたことないけど』
小熊娘はキッと俺を睨むとずかずかと歩いてきて四肢を投げ出し呆けていた俺をヒョイと担ぐ。

『私、この人と交尾するから!借りてくよ!』
『あぁん!私まだ満足してないのに~』
こ、こいつら勝手に…!


「待て、俺はお前みたいなガキは興味ない―――」
『うるさ~い!精液タンクのオス人間は黙って私と交尾しなさい!』
洞穴の奥に連行される俺。母熊とのすれ違い様、小声で
『…私もすぐに行きますから…がんばってくださいな…ふふっ♪』



ぐちゅぐちゅぬぷぬぷぐちょぐちょ(ry
―――アッー!
―――あ~っバカ人間!なに勝手に出してんのよ!罰として10回追加!

ぐちゅぐちゅぬぷぬぷぐちょぐちょ(ry
―――おまたせ~♪ささ、交代よ♪まだまだがんばってもらわないとね~
ぐちゅぐちゅぬぷぬぷぐちょぐちょ(ry
―――アッー!


「はっ!寝てたのか!?」
さっきのは夢だったのか?いやにリアルだったが。
時計を見ると歩哨を交代して4時間、交代の時間だ。…だがなかなか引き継ぎの奴が来ない。無線も応答なし。
仕方がないので後方の陣地まで後退することにした。
だが、すぐに淫靡な匂いが鼻をついた。この匂い、どこかで…?
訝しみながら廠舎(寝泊まりするコテージのような所)に歩いていくとますますその匂いは強くなる。
それに混じって呻き声のようなものも聞こえてきた。
まさか!?と思い走って廠舎まで行き、ドアを開くとそこには―――!




『ああ~っ!いい~!』
『もっと、もっと奥まで来てぇ~!』
『出てる~っ!奥までドクドク熱いのが出てるぅ!』
『私、孕んじゃうよぉ!人間の精子で孕んじゃうぅぅ!』

狐、虎、龍、犬、猫、狸、牛、猪、カラス、ワシ、タカ、フクロウ、鹿、蛇、狼、蜂、亀、蜘蛛etcetcetc

十二支はもちろんのこと、実在するのかさえ怪しいありとあらゆる動物っ娘が中隊の男達を犯していた。年端もいかない幼女から艶を帯びたオトナのお姉様まで皆が皆、男から精を搾り取っている。

ドアを開け放ったままポカンとしている俺の肩を誰かが叩く。振り向いた先には熊の母娘。
『あら~、もう皆さんお揃いで始めちゃってたのね~♪お母さんぞくぞくしちゃう♪』
『わ~!すご~い!早く行こっ』
『んもぅ、せっかちなんだから…それではお兄さん、参りましょうか♪』
ガッシと俺の手を取り中に入っていく…。

「待って!まだ心の準備が―――」
バタン。




ぐちゅぐちゅぬぷぬぷぐちょぐちょ(ry
中隊146名「「「「「「アッー!」」」」」」
最終更新:2006年12月04日 00:11