擬人化した凶暴な♀動物が逆レイプするスレまとめ @ ウィキ内検索 / 「戦場の小さな恋」で検索した結果

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  • 戦場の小さな恋
    戦場の小さな恋 「ただいま~」 「おどぉおざぁ~ん!! おがぁざぁ~~ん!!」 戦場から無事、獣人居住区『家』に帰ってきた俺達狼型獣人部隊の家族は 少年が銀色に輝く灰色の髪を振り乱して泣き叫び、俺達のほうに走ってくる。 俺の方に抱きついてきた。 一体どうしたの、と妻が自分と同じ灰色の髪を撫でながら尋ねた。 「どうしたの? 英雄(ひでお)」 根室 英雄 (ねむろ ひでお) 俺、根室悠阿と 妻、大神鳴の 13番目の子供にして、初めての男の子。(5才)だ。 獣人は即戦力の為、一度に数人生まれ、人の3倍早く成熟するのだけど、 この子の場合1人で生まれ、人間として普通の人と同じ早さで成長していた。 息子より下の妹達はこの子より早く成長している。 (…今でもこの子が出来た日のことを思い出すと恥ずかしい…。) …話を戻してこのショタ息子の話を聞く...
  • 鳥娘3
    10年後、少年は青年へと成長し。少女は女へと成長した。 「異常は?」 「ありません、少尉。・・・・・・今頃、戦端が開かれているでしょうか?」 「どうだろうな。気になっても仕方がない。私達は、彼らが安心して戦えるように、彼らの家族を護っているのだから、それに集中しろ」 「了解であります、少尉。では」 人間と獣人の争いの歴史は既に200年程立っていた。 獣人の、その能力は遥かに人間を凌駕する獣人達ではあるが、数で勝る人間は彼らに対等以上に戦を進めてきた。 だが、それも10年前に一変する。 「アンゼリカ・・・・・・」 数十キロに渡って作られた城壁の上で、先ほど、少尉と呼ばれた青年は茜に染まる空を眺めて呟いた。 ゆるゆると追い詰められていた獣人たちの下に、彼女が現れたのは8年前だった。 ユーラシア大陸の、チベット高原付近で行われた獣人1万と人間23万との戦。 それまでどおり...
  • 灯台と怪談
    夏の怪談話にはいささか早いが…まあこの暑さなら夏みたいなもんだ、気にするな。 さて、何を話すべきか。 『チェレンコフ光とエニグマ』…いや『未來のイヴと東鳩の相対論』だったか? 『電気羊の妹』…『ドグラ・マグラはヤンデレの先駆けか?』でもないんだよな? そうだそうだ、『夜雀に逆レイプされた男』だったな! あれは何年前か。俺は三年ほど灯台官吏官…いわゆる「灯台守」としてある島で働いていた。 特警隊だSSTだのといった警備事案もなければ「海猿」や「トッキュー!(特救隊)」の活躍するような海難もない、挙げ句の果てに刑事事件とも遠縁な部署で日々日々、灯台を整備したり気象を観測したりと平穏な日々を送っていた。 島には空自の小さなレーダーサイトや気象庁の事務所がある以外に建物はなく、たまに本土から日用品や手紙といった類が届いて…まあ酒盛りなんかもしていたんだけど。 ...
  • 猫娘11
     ある雨の日、俺は不思議な子猫を拾った。  不思議といっても変な特殊能力があるというわけでもない、ただ気になっただけ。  雪のように真っ白な毛並み。綺麗な瞳は、左目が赤、右目が青とオッドアイだった。  帰って風呂に入れさせて、牛乳を与えた。  今、その子猫は胡坐をかいている俺の膝の上で、俺を見上げながらにゃあにゃあ鳴いている。  頭を撫でてやると、小さな猫耳がぴくんと動いた。引っ掻かないあたり、俺を懐いているようでちょっと嬉しい。  人差し指を猫の口元に持っていくと小さな舌で舐める。少しくすぐったい。  俺はこの子猫を飼うことにした。  両親も既に他界して、一人で暮らしている俺に家族ができた日だった。  数ヵ月後。その日は暖かかくてバイトも大学もないので、部屋でずっと昼寝をしていた。  起きた頃にはすでに外は真っ暗で、電気もつけていなかったので部屋も真っ暗。 ...
  • チーター型獣人兵士 後編
    僕、「織世 浩二」は今も最前線で一番安全であるNWS部隊で戦場にいた。 安全とは言っても前みたいに遠隔無人兵器を操作しながら戦うけど、 本体である自分達が敵兵に見つかったら最後。という リスクの高い部隊だったけど、 僕達の部隊に『チーター型獣人部隊』という護衛が付いてくれることになる。 陽子さんが前線から退いて今は結子さんと夢子ちゃんの二人だけだと言うことで、 僕らの部隊と共同で参加してくれることになった。 ・・・ あれから二ヶ月経って、検査で陽子さんのお胎の中には4人の子供がいることが分かった。 その子達が生まれて、成長すると新しく部隊に入ることになる。 (自分の子供が戦闘に出るのは、あまりいい気持ちいいものではないけど…) 四足歩行装甲車型の狼獣人や四足歩行戦車型の虎獣人の戦闘にあたり、 その前にあらかじめ敵を撹乱させるというのが今回の僕らの作戦だ。 戦場のとある建物の中。 ...
  • 狛犬姉妹
    「はっ、はっ、はっ、はっ」 まだ朝霧の残る小高い山に響く荒い呼吸 ランニングスーツに身み、朝霧を切り裂いて長い石段を駆け上がっていく ここは俺お気に入りのトレーニングコース、通称、「地獄の石段昇り(俺命名)」だ そもそもここを見つけたのは偶然で、ある休みの日に散歩に出かけたのがきっかけだった 小高い山があるのは知っていたので、散歩ついでに登ってみようときてみると 目の前にあったのはゴールの見えない長い長い石積の階段である さすがに最初は躊躇したが、せっかくここまで来たのだから・・・と登ってみた そして、登り終えるとそこで待っていたのは鎮座する2匹の狛犬と寂れた神社の姿だった 雑草は伸び放題、コケは生し放題、狛犬もコケまみれで可哀想に見えた だが、俺はその人気の無さと静けさが気に入り 出勤前や休日にはここでトレーニングをするようになった ここの...
  • 金色の小瓶Ⅱ
    怪しげな露店で買った小瓶は姉に使って以来まったく 使用していないが、それは”人を虫にし、虫を人にする” というこの小瓶に興味をなくしたからでなく、むしろ逆で はやく、”ある事”を試したくて仕方が無いのが本音だった。・・が 一ヶ月間まったく別の心配事に頭を占拠されていた僕は 使用に踏み切ることが出来なかった。 それは、以前の性交で姉が妊娠していないかどうか?という問題だ。 結論から言えば、姉には無事生理が訪れ二人とも心から安堵したのだが 詳細は割愛したいと思う。 …そして、僕は次の使用を目前に控えていた。 駆け足で学校から帰った僕は自分の部屋に入ると 夕暮れ時にも関わらず窓を全開にし、アレの来訪を待った。 やがて、耳障りな羽音と共に僕の腕に一筋の痒みが走った――― そう、僕が待っていたのは「蚊」である ひとつきもの間、僕が試した...
  • 赤いアンタレス
    「………迷った。」 広大な砂漠に、男が一人ポツンと佇んでいた。 一人きりと言うわけではなかったが、同行者はラクダ一頭のみ。 この男は行商人で、エジプトからシルクロードを通り唐の国へ物資を届ける最中だったのだが… 突然キャラバンに襲い掛かった砂嵐のため、隊列はバラバラとなってしまい…結果男は孤立してしまっていた。 「参ったな…まあ、夜になって星が確認できれば何とかなる、か。」 男は星を見る事により、方角を知り目的地へ向かう術を見に付けていたため、然程悲観的になる事もなく、 一晩を凌ぐための準備を始めた。 「そう言えば…最近砂漠に怪物が出るとか言ってたな。」 行商に出かける前、物資を仕入れた別の商人から、最近砂漠地帯に怪物が出るらしい、と聞いていた。 なんでも、その姿は蠍に似ていて、近くを通りかかった人間を巣穴に引きずりこんで捕食するらしい。 「……...
  • 風呂の神様
    「来たか…」 村の中心に鎮座する霊石に座り続け三日と三晩を経た四度目の朝、それは訪れた。 湿り気を帯びた烈風が吹き荒び、雷光が天を走り、海を落としたような勢いで雨が降り始める。 『かの声は雷電となりて驚天動地のごとし。 かの爪は天剣となりて大山鳴動せしめん。 御姿過ぎ去りし所には七色の帯を引かんとす。 帯に眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識、末那識、即ち七識あり。』 俺は気付かぬうち祖父の口伝を口ずさんでいた。 「六道八卦を司る神々の長たる天神、それが龍…全く口伝の通りだ。」 瀬戸に面するこの小さな村は幾度となく龍に襲われた…といっても酒蔵の酒を全て空にされただとか程度の悪戯だが。 だが天神たる龍の誇りを穢したという罪は重く、村へ赴き逆賊を討伐せよという龍皇の勅命を受けて俺はここへ来た。 雲を縫って降り立った龍の姿を見るなり俺は...
  • 題名なし
    己の擬人化脳の限界に挑戦してみたので投下するよ。3レスの予定。 注意事項: 実験作 動物じゃないのも混ざってる エロ薄い  夢を見ていた。  はるかな昔、地球創世から間もないころの原始の海を漂う夢を。極端なまでに清潔で虚無的な海中を漂い、漂い続ける。  流れ着いたのは、深海の闇の中。そこに、この惑星で最初の生物がいた。海底から突き出た煙突から、猛毒の硫化水素が吹き出す場所に。 この灼熱の地獄のような光景こそが、生命の始まりの場所なのだ。  黒い硫化物の煙幕の中から、全ての生命の母なるものが手招きしていた。まるで糸が手繰り寄せられるように、『私』はそちらに漂っていく。  『彼女』は私を優しく迎えてくれた。まだ幼く、生まれたばかりの彼女が、慈母のように私を抱く。拙い手で、私を愛撫する。 やがてその手は、何かを求めるように私の生殖器へと伸ばされた。小さい手が、擦るという...
  • 龍と人の昔話
    その日は月が青く澄み渡り、縁台に座って茶をすすれば遠く虫の鳴き声が心地良い夏の夜だった。 「神は天に在り、世は全て事も無し…そろそろ寝るか。」 どんどんどん!―――たのもーっ! できれば無視して眠りたいが、放ってほいたら戸を打ち破る勢いだ。 やむなく重たい腰と尻尾を上げて入り口に向かって戸を開けながら文句を投げる。 「なんだなんだ騒々しい。戸を破るつもりか!…ん?」 来客の顔があるべき位置からずっと下、余の腰より下に顔があった。 齢は五つばかり、ぼろを纏った背中には不釣り合いな拵えを担っている。 「お前が龍か!」 「いかにも余は龍だが…小僧が何用ぞ?」 「小僧じゃないやい!僕は刀刃斎って名前があるんだ!お前をやっつけてやる!ていてい!」 言うなり手を振り上げて殴りかかってきた。なんだこの騒々しい小僧は…。 尻尾を小僧の体に巻きつけて持ち...
  • Кудрявка
    目を瞑って虚空を感じ取る。無の世界に包み込まれて、安堵とも恐怖ともつかない不思議な感覚だ。 母親の胎内にも似た空間とどこか懐かしい空電の砂音。 『―――obj(オブジェクト)接触まで300秒。』 耳元から聞き慣れた声が聞こえて僕はふっと目を開ける。 月の鏡と地球の輝きの中に浮かび上がる老船。 「CCCP」と記されたそれは悠久の時の流れにも形を変えることなく静かに眠っていた。 僕は心の中で自らの腕と船のマニュピレータとを同調させていく。 時間の流れがゆっくりと、限りなくゼロになったかのような感覚。 『―――obj接触まで250秒。』 機械と化した僕の腕は静かに目標に伸びていった。 その日は何故だかいつもより早く起きてしまった。だがここで起きては体のリズムが崩れる。 「眠…こりゃもう一回寝るしかないな」 いそいそとベッドをかぶった俺だったが...
  • 成人の儀式
    15スレ目、533-535 ID 4fGXrUxR 氏  月夜の美しい夏の夜。  辰巳竜司は成人の儀式を迎えるためにカンテラを片手に単身海辺の洞窟へと赴いた。  そこここに横たわる岩の間に満ちては引いていく黒い血のような夜の海の色と、さざめきの音を聞きな がら、竜司は岩に躓かないように注意深くカンテラで足元を照らしながら進む。  そしてようやく儀式の場所であるあの洞窟へとたどり着いた。  洞窟の入り口はそう大きくは無く、そして洞窟事態もたいしたことではない。しかしそこは竜司の村で は非常に神聖な場所とされ、普段は幾重にも注連縄が施され、成人の儀を迎える男子とそれを施す女性以 外が立ち入ることは許されない。  竜司は洞窟の入り口に立つと緊張した面持ちで潮風で粘つく灰色の髪を掻きあげた。  頭には申し訳程度についている短い角とくるりと円を描いて飛び出た尻尾が彼...
  • 狼娘と同居
    青年は彼の住むボロアパートの玄関で立ち尽くしていた。 思考がいったん停止する。 いつもと変わらないはずの彼の部屋には裸の女性が気持ちよさそうに寝ころんでいる。 この部屋の主、小鹿朔太郎はこの状況にただ呆然としていた。 驚きながらもよく見るとなかなかの美人で日本人離れした目鼻立ち、 腰まで伸ばしてある美しい輝きを持つ白色の髪、 全体的に余分な肉の少ないスラッとした体形が魅力的だ。 こんな状況でなかったら声でもかけたいぐらいだ。 だが一番奇妙な点はその頭に着いた犬のような耳とおしりあたりに生えている尻尾である。 すると青年の存在に気がついたのかその女は狩人のような鋭い目でこちらを見る。 「サクタロウ、おかえりなさいです。まっていました」 尻尾をかすかに揺らしながらそうことばをかけてくる。 だが彼自身にはまったく身に覚えがない。 そして彼女への視線がなかなか定まらない。...
  • crying over spilt milk1
    ここからちょうど西。 すぐ傍に樅(もみ)の木で覆われた山が日の沈む方角にそびえ立つこの街の昼は短い。 つい最近まで、ここでは芋さえまともに作れなかった。少ない日照量や乾びた土地が問題なのか? そうではない。 日が落ちた途端に寂れた街は活気づき、誰も眠らぬ饗宴を開く。もてなされる食材は貧相な農作物、肉の付いていない家畜、人。 異形の宴だった。山には魔物が住んでいた。周囲を囲む石壁も無いこの街をオークの群れが根ごと食い尽くし土地を枯らしていく。 来訪者は毎晩飽きる事なくやって来た。その執着心は明かりに群がる蛾のよう。しかし厄介な事にこちらは五本の指で振り払う事が不可能だった。 金も石炭も無い首都から遠く離れたこの街には、いくら手で招こうとも騎士団はおろか傭兵すらもやって来はしなかった。 人々が眠れないのは荒々しい鼻息や低く鳴り響く足音の所為だけでは決して無かった。 ...
  • 1977~子犬とワルツを雨の日に
    「雨、降ってきたな」  灰色の髪を後ろに撫でつけたハンス=カウフマンは窓間から見える灰色の街並みを眺めながら、じっとラジオに耳を傾けていた。  「はい」  ノイン=カウフマンは頭の上の耳をぴくぴくさせながら夫と同じ様に窓間から雨に濡れる景色を眺めている。  ラジオからはゆったりとした曲が流れ、カウフマン家の居間全体を包みこんでいる。 上の娘二人は今はそれぞれミュンヘンとベルリン、真ん中の息子と下の四人の娘はまだ学校。店は定休日。  それにここ最近立てこんでいたごたごたも片付いて、久々にハンスは妻とゆっくり休める休日を過ごしていた。 こんなのはいつ以来だろうか。とハンスは思う。  おそらく慣れない料理をしようとしてレンジで手を火傷した時、病室でノインと夜を明かした時以来だろうか。 いや。ちょうどこんな雨の降っていた、この街にたどり着いた日以来だろうか。 ...
  • 二又の白魔女
    「おいレオン。次の町にはまだ着かんのか?」 「まだまだですよ」 「もう野宿は嫌だぞ私は。今日中に何とかしろ?」 「無茶言わないでくださいよ。最低でもあと一日はこの森に……痛いッ!」 「主に口答えとは、随分と偉くなったもんだなぁ」 「す、すみません」  鬱蒼とした木々が日の光を遮る薄暗い森の奥深くに、一人の青年と一匹の猫がいた。  猫にレオンと呼ばれた青年は、背中に旅道具と思わしき物を背負って重そうに揺ら揺らと危なっかしく歩いている。  茶髪の短髪、顔は完全に女。しかもそこ等の女では敵わないであろう美人顔で、過去の記憶が断片的にしかない男。  だが身に着けているものは白い鎧で、彼の胸を覆っている。  肩や腕や脚には白い肩当て、腕当て、臑当ても身に着けておりその下は普通の服。  そんなちょっとした騎士のような格好をしている彼の肩当ての上に乗っている一...
  • <亀神さま>
    「――亀神さま!!」 僕は、悲鳴をあげてその病室に飛び込んだ。 病院で目が覚めて、遭難から助かった事情を聞かされて、いてもたってもいられなくなったからだ。 この当りの漁師たちは、海の神様たちと仲がいい。 だから、未熟な僕が操船をまちがって遭難しかけているところを、亀の神様が助けてくれたのだろう。 だけど、僕を助けてくれたのは、齢百歳のお婆さん亀で、僕を陸に押し上げた後、帰る力もなくて、 同じ病院で療養しているという。 僕のせいで──。 せめて一言お礼を、と思いながら、僕は、その病室に飛び込み、 優しいお婆さん亀に頭を下げようとした。 だけど、そこにいたのは……。 「おお、気が付いたか、坊」 白いベッドの端に、ちょこんと腰掛けて足をぶらぶらさせていたのは、 去年が初漁だった僕よりも、さらに小さな女の子。 「まったく、無茶をする坊じ...
  • 狐娘13
    暁狐  今日も俺はある神社に訪れていた。  高校生活二度目の夏休みになり、最近はもう日課となっている。何も無いただ古びた神社には、俺以外周辺には誰もいない。  正確には出てこないの方が正しいかもしれんが。  だけど俺は待っていた……その子が現れるのを。  それこそが俺の目的であり、近くの大きな樹の下に靠れて何をするわけでもなく、ただ揺れる木を眺めていた。 「よう」 「………」  数分経ち、樹に靠れて座りながら軽く片手を挙げ、少し笑顔を見せて自分の前に現れた者に挨拶。  現れたのは、小さな少女だった。実際の年齢は男は知らないが、外見的には小学生。  下半身の丈が短い白い着物を身にまとい、セミロングの白髪に真紅の瞳が特徴の、この町では見られない美少女。  名前も知らない、その少女は黙って俺に会釈をし、ゆっくりと隣に座った。 「今日も見てくれるか?」  俺の問いに...
  • グランゾンとシンシア1
     ある夜の学校でのこと。  一人の男子生徒が、懐中電灯を片手に真っ暗な廊下を歩いていた。 「まったく……こんな時間に何の用だよ……」  ブツブツ文句言いながら歩く男子生徒の呟きも、誰もいない廊下に響いて何とも不気味な雰囲気を出している。  男子生徒の名は、神崎 巧(しんざき たくみ)。  ある事を除いてはごく普通の男子生徒である。  ちなみに彼の親戚が近所に数人いる。 「おい来たぞ。何の用だ?」  巧は真っ暗な学校で唯一明るく光っている教室、現在は使われていない化学実験室の扉を勢いよく開けた。  科学実験室内は得体の知れない機械やカプセル、多種多様な機材の他に鼻につく薬等の匂いが充満しており、巧は入った瞬間表情を歪めた。  そんな巧に、ソファーに座りながら制服の上に白衣を着ている男が一人、怪しく笑いながら振り向いた。 「ふっふっふ……来たなマイベストフレンド巧よぉ」 ...
  • 金色の小瓶
    全身を赤黒い布で覆ったその店主が売っているのはどれもキワ物ばかりで――― 特殊な性癖を持つ僕の、目を引いた。 当時中学生だった僕は塾帰りの途中、薄暗い路地裏に見えた 明りに誘われフラフラとその露店を訪れた。そして 「コレヲオサガシデショウ?」 男とも女とも付かない外見をした店主が、かすれた声で 僕に金色の液体の入った小瓶を差し出した。 「これって・・・?」 「人ヲ虫ニシ、虫ヲ人ニスル薬」 「え?」 「マァ・・・タノシメ・・・フフ」 僕が顔を上げた時、売人はにんまりと笑いぼろぼろの歯を こちらに見せたかと思うとそのまま店をたたみ姿をけした。 いつもより30分ほど遅れて家に帰ると、姉から怒号が飛んできた 「もう、早く帰って来てって行ったでしょ? 今日は私用事で夜出なきゃいけないんだからねっ」 両親が共働きで夜も帰るのが遅い我が家では 大...
  • 蜂娘4
    うっそうと茂る森の中、茂みをかき分け進む、一人の少年がいた。少年は、住んでいた町を離れ、旅をしていた。町に未練はないが、少し人と顔を合わせることのない日々が続いていて、寂しかった。 「いちばん近い町まであと5日か・・・ほんと、遠いなあ」 「ああ、こうも一人だと気が滅入ってくるよ。・・こんなところに、誰もいるはずないしな」 (なんかこのところ独り言が多いなあ) ふつうは森の中にだって集落はあってもおかしくはないのだが、ここはいくら歩いても見当たらなかった。 「・・・今日は疲れたし、ここらあたりで休むか」 荷物を置いて、ゆっくりしていると。 「きゃあああああ!!たすけてくださいい~っ!!!」 甲高い声が近付いてくる。やっと誰かに会えるかなと胸を躍らせつつ、近くに置いてあった武器を取り、声のする方へ向かった。 声は、少し開けた広場のような場所に向かった。...
  • 夢の中の狐
    彼女は俺を押し倒し、俺の上に乗った。 そして優しく微笑み、柔らかい唇で口付けをした。 やや酸味がかかった甘みを感じる。 さらに彼女は舌で、俺の口の中に割って入る。 俺はその舌を受け入れ、舌を絡ませる。 お互いの舌が、お互いの口の中を絡まったまま、往復する。 その中で、俺は彼女に情熱と愛しさを感じた。 彼女が口を離すと、二人の舌の間に銀の糸が伸びた。 その時の俺の表情はどんな顔かわからないが、彼女は恍惚としていた。 彼女が上体を起こすと、俺のイチモツにふわりとした柔らかい感触が当たった。 彼女の尻尾だ。 彼女の頭の上には、先端だけが黒く染まった黄色系の三角の耳がある。 さっきまで気づかなかったが、彼女は狐の獣人なのだ。 俺が尻尾で感じているのに気づいたのか、俺の上に腰を降ろし、彼女は嬉しそうに目を細め、ゆっくりとねっとりと、尻尾で俺を弄ぶ。...
  • 鳥娘2
    「助け・・・・・・」 男の、かすれた声は何かが潰れるような嫌な音に飲み込まれた。 頑丈そうな甲冑に身を包んだ男の、鉄製の兜に護られていた頭が踏み潰されていた。 「セイル・・・・・・」 少女が歌うように呟く。声にあわせて、少女の背後で家屋が音を立てて崩れ落ちた。 爛々と青く輝く瞳は、救いを求めるように伸ばされた男の、無骨な手の先で座り込む少年を捕らえている。 背中に生えた少女の体には不釣合いなほどに大きい羽が、少女が人間ではないことを示していた。 悠然と佇む少女の、小さな足・・・・・・いや、体全体が、血に濡れていた。 「ア・・・・・・ン・・・・・・?」 目の前の光景が信じられないかのように、搾り出すような声で少年は幼馴染である少女の愛称を呼んだ。 その声に促されるように、少女は一歩足を前に進めた。動きに合わせてめちゃ、と吐き気を誘う音が鳴る。 少女の翼が、嬉しそうにはた...
  • 知恵熱
    今日は久しぶりに早くかえってあの人間に温かいスープをつくらせよう。 夕日が山に沈んでいくのを見て、スカートに付いたフリルを弾ませて少女は視界の隅に小さく見える街を目指して歩いていく。 金色の長い髪が風にたなびき、その寒さに背筋が思わずぴんとなった。さ、さむい。 うん、今日はいちだんと寒い。だからすぐに家にかえるのもしょうがない。寒いからかえるのであって、べつにあの男の顔が見たいわけではない。 少女は寝起きを共にする男の事を考えながら足を動かせ、やがて街の一軒一軒を区別できる程までその距離を縮ませた。 と、件の男の姿を見つけた。その姿は少女の頭の中で思い描かれたものと一辺たりとも違わない姿であったが、その顔は少女があまり目にしたことの無い表情を作っている。 男の正面には若い女がいて、その女と何やら楽しげにお喋りをしているようだ。少女は胸の辺りがなんだかむかむかしてきた。 なんだ...
  • 同居蜘蛛2
    同居蜘蛛2 「はぁー、疲れたぁー」 残業を終えて家に帰り着く。 脇に抱えるのは近所のコンビニで買った夕飯を 今は独身寮に住んでおり、家に帰っても誰もいないはずなのだが・・・ 「ただいまぁー」 空しいものだが、なぜか挨拶だけはしてしまう癖がある しかし、玄関の扉を開けて異変に気が付いた 部屋の電気はつけっぱなし、しかもTVも付けたままのようで、今日のニュースが流れている 「っかしーなぁ、戸締りはちゃんとしたはずなのに」 不審に思いつつも部屋の真ん中にちゃぶ台を置き、冷蔵庫からこの前スーパーで買った特売のビールを取り出して飲む そしてコンビに弁当にがっつく、と あぁ、サラリーマン万歳 満腹になり、ちゃぶ台を片付けてスーツを脱ぎ捨てビールの残りを飲みつつテレビを見る これぞ独身男の心意気・・・うぅ、さみしい ふと、目の前の壁を見ると、黒い物体が移動しているのが...
  • 猫娘3後日談
     秦&夜天 あなざ~すと~り~  二人の娘が生まれて月日が流れた。 「んッ……んんッ……んじゅッ!」 「レロレロ……ぴちゃッ……ろおれふか? おろうはまぁ」 「パパ、きもちいい?」  猫の耳を生やした長い白銀の髪と短く黒い髪の毛の幼女が、そそり立った秦の肉棒を嘗めあげていく。  白銀の女の子の名は凛(りん)。黒髪の女の子の名は由良(ゆら)。  彼女達は秦と夜天の娘で双子の女の子であり、凛は小さな口で頬張り、由良は竿や玉を嘗めていた。  そして秦はというと、両手両足をXの字のように開かされ縄で縛られて身動きがとれず、娘達の攻めをただ耐えているしかない。 「お、お前達……もう、くっ……やめなさい」 「ふふふ、そんなに硬くなっているのに何を言っているのだ秦」  快感に耐えながらも、肉棒をしゃぶりあげている娘達に言う秦。  そんな彼を、上から覗き込むように夜天は笑みを...
  • いそぎんちゃくおんな
    浅瀬にゆらゆらと揺れるそれが、ある日女になった事を誰も知る者は無い。 地球より遙か彼方、宇宙の深淵の闇から放たれた一本の矢が青い星へ向かって突き刺さった。 矢の先にあったのは浅瀬でゆらめく肉厚な……。 白い人工砂の敷き詰められたビーチに太陽が降り注ぐ。 ヌーディスト達や、たるんだ肢体の白人女、陰部まで見えそうな尻が丸出しの若い美女の中で、彼女は白いという以外は目立たなかった。 沖から浅い水底に段々と陰が近寄って来る。 水の中を漂っていた彼女が、海底に腕を付き、体を重そうに空中に押し上げ、ざばりと髪を振り上げる。 邪魔そうに垂れた長い金髪を掻き上げると、豊満な乳房が美しい曲線美を見せる。 彼女は怠そうに立ち上がった。 ごぽりと口から粘っこい水を吐いて、深呼吸をする。 髪の張り付く濡れた素肌が光を反射して上下する。 彼女は少し歩くと砂浜に立ち、ぼんや...
  • Кудрявка 完結編
    いつか見た青空にそびえ立つ白い巨塔…重力を振り切り、母なる地球を離れる天上の舟。 ロケットの先端に取り付けられた衛星はただ黙って空の先を見据えている。 ライカ教官以下クドリャフカを始めとする訓練生達もソビエト空軍の制服に身を包んで記念式典に参加していた。 俺は軍属とはいえ正規軍ではないから制服は持っていないし、式典などという堅苦しいのも性には合わない… ってなわけでサボりつつ遠くから軍の将官や中央政府、党の高官と共に壇上に立っているダボダボの制服に“着られている”クドを笑いをこらえながら眺めていた。 「あちゃー…ありゃ見てられねーわ。ガッチガチじゃないか。おいおい歩き方が…あっ、ころんだ」 「うぅ…緊張したよぉ…こけちゃったし」 その日の晩、俺の部屋の机につっぷしてふてくされるクドと共に尻尾も耳も力無く倒されている。 壁に掛けた制服の胸には今日の式典で授与されたばかり...
  • 土竜娘
    土竜娘 ID ASQVPI3C にちよう ― ハイキング ― ちかみち ― けものみち!          *おおっと おとしあな* 「…ぁぁぁぁああああッ あがッッ!!」 落下速度が一瞬でゼロになると同時に衝撃と激痛が背中から全身へと走る 肺から空気を強制的に搾り出され、更なる苦痛に顔が歪んだ 数分後、かろうじて動く首だけを起こし、痛みが残る思考を無理矢理回復させ恐る恐る目を開くと… …見渡す限り闇一色。 落下した感じからして結構深い。生きているのが幸いだ。死にそうだけど。 「…痛ッ!!」  どうやら足を挫いたらしい、鈍痛と熱が右足首から広がっていくのが明確に分かった 声の反響具合からしてかなり広い空間なのだろう、視覚が無いせいか、土の匂いが鮮明に感じられる 痛みに堪えながら背中のリュックを手探りで漁り、ペンライトを掴み、壊れてない...
  • 孤里山
    夢を見ていた。 不思議な浮遊感。 透き通るような青空の中を、俺は漂っていた。 眼下に広がるのは見覚えのある景色。それは、収穫を待つ水田以外には何もない、俺の嫌いな故郷の風景。 けれども、その光景は、最後に見た其れとはほんの少しだけ違っていた。何かが、違っていた。 不意に、何かに引っ張られるかのように、俺の視線はある場所で固定された。正確には、ある物に固定された。 それは、小さな子供。白いシャツと短パンに身を包んだ年端もいかない男の子。 その子供は険しい山道を、一心不乱に上へと目指して走っていた。 動物の通る、道とも呼べないようなわずかな痕跡を頼りに、両脇から押しつぶそうとするかのように生える草花を掻き分けながら。 子供の向かう先には、ただ青々とした森が続くだけで、他には何もないように見えた。 何の目的もなく、危険な動物に襲われる危険すら無...
  • <ナイルなティティス>2
    「……」 気がつくと、見えたのは、古ぼけた木の天井だった。 「ここは……」 身を起こそうとして、ものすごい虚脱感に身体を襲われた俺は、 そのまま布団の上に沈みこんだ。 布団? 「お、気がついたみたいだぞ」 「あっ! よかったー!」 声がする。 男の人の声がふたつ。 片方は年上に思え、もう片方は同い年か下くらいのものに聞こえる。 身を捩ってそっちのほうを見ようとしたが、やっぱり身体は動かなかった。 「あ、動かナい方が良イでス。あなたの身体、弱ってマす」 三人目の声。 微妙にイントネーションがおかしいけど、びっくりするくらい綺麗な声が降ってきた。 俺をのぞきこむ顔が三つ。 「よかったー。意識が戻らないんじゃないかとハラハラしましたよ」 同年代の学生の、ほっとしたような表情 「大丈夫だ、ここで治せない毒はないぞ」 サラリ...
  • クラゲ娘1
    今日の仕事も無事に終わり、帰路に着くフツーのサラリーマン、それが俺、 まだ一人身なのだが、正確に言えば家には待たせてるやつがいる。 今左手に引っさげてるちっこい海老が、そいつの晩飯だ。 「ただいま~」 ……シーン さすがに沈黙なのだが、そいつは喋らないのであしからず。 とりあえず、スーツ姿から動きやすいスウェットに着替えると、ある場所へ向かう。 普通のリーマンなら、テレビか、残業後なら速攻ベッドだろう。 しかし俺が向かうのは……水槽だ。そして俺は中身に喋りかける。 「今日は久しぶりに早く帰って来れたぞ~。すぐ餌入れてやるからな」 え?何も入ってない?いやいや、目を凝らしてみると…… ふよふよと漂う、まるで生き物っぽくないものが一匹……ミズクラゲ君だ。一匹と言うせいで見事にさまになっていない。 なぜ一匹かと言...
  • 萌魔王
     魔王は暇であった……  大きな玉座に座りながら大きな欠伸をする。  最強と呼ばれた力を得て魔王となり数百年の月日が流れたが、どうにもつまらない。  やる事がない……暇つぶしに人間族全てを消滅させるか……  魔王になりたての頃、力の制御があまりできず誤って”魔女の力”を与えてしまい、逃げてしまった飼い猫を捜すか……  それとも世界の一つでも創世し、自分の理想とする世界でも創るか……  しかし、人間を滅ぼしたら唯一無謀にも自分に立ち向かってくる種族がひとつなくなってしまう。人間は程よく残しておこう。  猫は……魔女の力が少し厄介だし、二匹いたし、もうくたばっているかも知れない。  世界を創るのも面倒だ。出来なくもないが何だか面倒くさい。 「はあ~ぁ……召喚でもすっかなぁ」  一人で考えても、この退屈を解消する良い案が浮かばない。  と言...
  • 蝙蝠娘1
    「……きろ……お、き、ろ……」 「うーん……」 薄暗い部屋で、小柄な少女が布団を蹴っ飛ばしてぐちゃぐちゃにし眠っている男を起こそうと、男の体を揺すっている。 暗い部屋に妖しく光る真紅の瞳に、背中には蝙蝠のような黒く大きな羽を生やした少女は、羽を羽ばたかせ男の真上を飛びながら男を揺する。 しかし、少女の力では男は起きず、低いうなり声をあげるだけであり、少女は渋い表情を浮かべると揺するのをやめ息を思いっきり吸って男の耳に顔を近づけた。 「起きろっ!! シンザキカズマーーーーーーーーーー!!!!」 「だああああああああああああああ!!!!」 男、カズマ(和魔)の鼓膜を破壊してしまうのではないかと思うほど、少女は大声でカズマを叩き起こし、この攻撃に寝ていたカズマも飛び起きた。 恐らく50メートル先まで聞こえたであろう大声の直撃を受け、胡坐をかきながら耳がキーンとする...
  • 鮫娘1
    眩いばかりの日差しが、辺り一面に青く広く広がる太平洋の海をさらに幻想的なブルーにライトアップする。 普段は最高の風景なのだが、その雰囲気をぶち壊すかのように大きな白い一隻のクルーザーが浮かんでいた。 クルーザーの上ではウエットスーツに身を包み、酸素ボンベを背負った若い男が水中に潜る準備をしていた。 男は、普段は仕事で休む暇もないのだが、趣味であるスキューバダイビングをするために無理に休みを作って海にやってきていた。 「よく水の中になんか潜れるわねぇ・・・。」 手際よく水中へと潜る準備をする男に、ふいに船室から年端のいかない少女の声が聞こえてくる。 男は足にフィンをつけると、まるで半漁人でも歩いているかのようにビタビタと音を鳴らしながら少女のいる船室へと入っていった。 余程具合が悪いのか、少女は薄いタオルケットで全身を包むようにしてソファーに横...
  • 猫娘22
    カラカラカラカラ 猫耳をぴくぴくさせながら自分の部屋の窓を開け。こそこそとかつ足早に向かいの家の窓に向い屋根伝い に足を進める。そして、そこの家の窓を静かに開け猫娘。猫頭比(ころ)は幼馴染(♂)が寝ている部屋 へと侵入した。スゥゥーっと息を鼻から大きく息を吸ってみる。 (この雄臭いスルメ臭!!) 比の幼馴染、長谷川文也はいわゆる普通の思春期を迎えている男子高校生である。比とは二つ違いの年上 のお兄さんだ、この前にふとしたきっかけでオナ禁を目指すもオナ禁2日目にして遊びにきた比とのじゃ れあいに興奮してしまい、禁を破る。現在は再びオナ禁を始め現在3日目、襲い来る性衝動と必死に戦っ ている。とはいえ、部屋にこびりついた精臭は消え難く。発情期の獣人ならばすぐに反応してしまうくら いにはにその匂いが染みついていた。 (これは…想像以上...
  • <守宮さん>
    「今度のバレンタイン、どうするー?」 「……うーん、エレナよりも、エリザベータ母様萌え!」 「それはバレスタイン!! しかもリメイク!」 「漢なら、魔道士=倉庫番オンリーよ! あとで大物らしく復活しない!」 「わ、私、男じゃないし……」 「――まかせて! 国産とゴヂバの二刀流で200万カロリー! 普段の倍の砂糖で400万カロリー! さらに普段の3倍の生クリームを加えれば、 あの乳牛女のミルクチョコレートを上回る1200万カロリーよ!」 「それは、どこの登山用非常食ですか?」 「愛は熱量に比例するのよ!」 「いや、そのりくつはおかしい」 ……うるさい。 きゃいきゃいと盛り上がる女子部員たちの声に、僕は眉をしかめた。 昨日から熱があるせいなのか、女の子の高い声が、いつに増して耳障りに感じる。 必須でなければ、こんな部活、とっくに...
  • 狼娘5
    「あひゃあぁんッ……ああぁッ……ひぁッ……!!」 「ぅ……ぁ、ぅ……」  ガイア達が狼女達に捕まり数日が経った。  あれからガイアは、休む暇はおろか食事の時でさえ狼女達に求められ精を吐き出されていた。  一方のテラもローテーション式に狼女や狼少女が入れ替わり、こちらも一日に何十回と絶頂させられていた。  そしてもうすぐ日が落ちる時間であっても、ガイア達には関係なく今もガイアの上に狼の雌が跨り卑猥な音を響かせながら下の口でガイアの硬い肉棒を咥え込んでいた。 「んんッ……あんッ、ふあぁッ!」  しかしガイアの上で髪を乱し、瞳からは涙、だらしなく開かれた口からは唾液が一筋流して淫らに腰を動かしているのは、狼女でも狼少女でもなかった。 「あんッ……ああッ……お、おにい……ちゃんッ!」  そう、妹のテラである。 「ぐっ……ぁ、て、テラぁ……」 「ほら、ちゃんと見ないとダメよ?」...
  • 猫娘14
    ユウイチは道に迷っていた。 都心から2時間ほど車で離れたところにある、山中である。 ユウイチは大学院で生物学を専攻しており、 今回は研究論文の資料とサンプルを揃えるため、やってきたのだが…。 おりから激しい夕立に遭遇してしまった。 慌てて川原にあった小さな洞穴へ身を移し、雨宿りをしたが、天気は悪くなるばかりである。 もともと登山道を逸れて、奥まったところで探索をしていた。 辺りはすっかり薄暗くなり、視界はかなり悪くなっていた。 「判断を誤ったな。早いうちに登山道へ戻って下山していれば、何の問題もなかったんだが…。」 空を見上げる。激しい雨。 しげみをかきわけて登山道へ戻るか? 道はないに等しい。 もう間もなく、完全に日は暮れるだろう。 足を滑らせてケガをしたり、道に迷うくらいならば、 夜が明けるまで待っていたほうがいいのではないの...
  • 犬娘2(日本逆レイプ話)
    日本逆レイプ話  昔昔あるところにお爺さんとおば………もといお姉さんが住んでいた。  お爺さんは山へ芝刈りに、お姉さんは川へ洗濯をしに行った。 〈中略〉  10年後、桃から生まれた少年、桃太郎は人間たちを苦しめているという鬼女達の退治を両親に命ぜられた。 「おじいちゃん、おば……おねえさん、怖いけど行ってきます」 「お待ちなさい桃太郎。これを」 「これは?」 「きび団子よ。それを犬と雉と猿に与えると仲間になるの」  旅の支度を終え、家の入り口で桃太郎はきび団子が入った袋をお姉さんに渡された。  袋を腰に提げ、お爺さんから家に代々伝わる名剣『エクスカリバー』を受け取った桃太郎は、不安な気持ちを抑えて笑顔でお爺さんとお姉さんに手を振りながら旅に出るのだった。  道中、凶暴な♀魔物に襲われながらも桃太郎は何とか倒し、LVアップしながら歩いていた。  日が...
  • 鯱娘
    鯱娘 ID QO7NZxmB 「早朝の浜辺を歩くときにゃ、絶対に波打ち際に近づいちゃならねぇ」 漁師だったじーちゃんが生前、口癖のように何度も僕に語ってくれた。 ……ここの海は彼岸につながってんだ。冥府の化けもんに魂ィ抜かれんぞ…… たぶん水難事故を防ぐ為の作り話なんだろうけど、じーちゃんの真剣な表情と異様に暗い語調が トラウマになりそうな位怖かったのをよく覚えている。 ……でも、それが決して作り話なんかじゃないと判ったときには、もう手遅れだった…… 「いってきまーす!! お昼までには帰るから!」 釣り道具を一式抱えて徒歩30秒の浜辺まで全力疾走。緩い坂道を登りきると眼下に広がる青い海。 お盆休みになると、田舎にあるじーちゃんの家に泊まりに行くのが毎年恒例の行事だ。 そして、小さい頃から釣りキチとして慣らしてきた僕にとって、またとない海釣りの...
  • 狐娘1
    俺は、死んだ婆ちゃんの墓参りで地方の方に来ていた。四方を山で囲まれた小さな村。 都会とは違い自然に満ち溢れて空気がうまい。  墓参りも終えた直後、俺は村人が話しているのを偶然耳にした。  村の四方を囲んだ山々のどこかに大きな化け物がいるとかで、もう何年も農作物が荒らされているらしい。  そして今夜、その化け物を生け捕りにする為村の男集で徹底的に山を探すとか。 「化け物……」  少し気になった。怖いもの見たさと言うものだ。  見つけても何するわけでもなく、本当にいたのかくらいにしか思わないと思う。  そして俺も化け物探しに誘われた。若い男という事だそうで、俺も即答で頷いた。  夜の森。懐中電灯と月の明かりだけが頼りに、俺は一人で森を散策していた。 「本当にいるのか……」  鳥の鳴き声や虫の飛ぶ音が聞こえる中、ガチャガチャっと金属製の物がぶつかり合う音が聞こえる。 ...
  • Am Tag des Regens im Mai~子犬とワルツをベルリンで 後半
    1945年5月2日午後 時 ドイツ第三帝国首都ベルリン 天気 曇り ちゅ……ちゅぴ…… ハンスは口内に感じる違和感に再び目を覚ます。 どうやらまだ自分は生きているようだ。 雲が完全に晴れたのか先ほどより月の光は強まっており、そして眼前には俺の唇を攻める全裸に上着だけのノインがいる。 「あ、おはよー。ハンスさん」ぷあ、と唇を離してノインがハンスに言った。 「…………おはよう」ハンスは答える。と言うか、そうするしか無かった。 どうやら靴紐か何かで手足を縛られているらしく、コンクリートの壁にもたれかかったままハンスは全く身動きが取れない。 不意にノインが立ち上がるとドイツ国防軍の上着をめくり、ところどころ火傷を負った白い肢体をさらけ出す。 「ハンスさん、どうです?わたしの裸」 「……そういうのは無闇に見せるもんじゃないだろ……」 ハンスは顔をそむ...
  • わんわんパラダイス3
    最近ハスキの機嫌が悪い。 元から無口な方だがそれ以上に喋らない。というより口を聞いてくれない。 尻尾も動いていない。耳もまた然り。 もう一人の住人(犬?)であるレトにも同じような態度だ。 「ハスキ、どこか調子が悪いのか?」 そう聞いてもぷいっと顔を背け離れていってしまう。 前はいつも俺にくっていてきていただけに心配だ。 「どうしたんだろう……?」 「生理はまだですし…きっと難しい年頃なんです。気にするほどでもないと思いますよ」 なんでレトはこうも呑気でいられるんだか…… 「だいたいレトにそんな時あったか?」 「さぁ?その頃はまだ私も犬でしたからね」 そういえばそうだった。レトもハスキもついこの間まで犬だったな。 どうして人になってしまったのか…… 「じゃあ私はお買い物に行きますから、ハスキちゃんとお留守番お願いしますね。ご主人様っ」 いい大人なんだからウインク...
  • チーター型獣人兵士
    くっ…、獣人部隊の援軍はまだか…。 現在、大陸における僕たち日本軍と、その敵である<中央の大国>との戦闘を最前線である某大都市で繰り広げていた。 もともと極端な質と量との戦いであり、僕たちの軍の装備はともかく、 <大国>の装備は兵士の人数のわりに装備は行き届いていないらしく、 2人に1人が銃を持っている程度であることがほとんどだったので、 この戦闘は我々日本軍が勝つのだと思われていたが…、ピンチである。 僕の名は「織世 浩二」(おりぜ こうじ) 僕らの部隊は無人兵器を扱う特殊戦闘部隊。通称NWSである。 要はちょっと離れた所から最大1キロ離れた場所から本物の人間の敵をFPSというゲームのジャンルのように殺す。 比較的安全な部隊だ。安全なはずだったんだけど…。 今回の戦闘は違っていた。衝突した敵の軍隊は、今までと違って装備も兵士としての錬度も充実して...
  • 蝙蝠娘2
    「困ったなぁ」 夜9時 通学路を脇にそれて、少し歩くと見つかる、家と学校とを10分で往復することが出来る山林の獣道 入学してから一年とちょっと、毎日のように使っている道なのに、なぜか、今日に限って僕は迷っていた 手に握っている携帯電話を開く 迷ったと自覚したときから何度も繰り返しているこの行為は、だけど、『圏外』という二文字を確認することで終わる。電池も残り一本になっていた 夏の生暖かい風が、木々の間を吹き抜けている。どこかで風切り音が鳴る度に、枝の擦り合う音が 月の光も届かない雑木林に響いていた 「ここ、どこだろ・・・・・・」 僕は途方にくれていた。学校と出る頃から鳴り続けていたお腹を抱えてうずくまる 別に、迷っていると言う事実自体はなんでもなかった。そう大きくもないこの山、朝日が昇れば出れる自信は有った けれども、この空腹だけはどうしようもない ...
  • バスルームの幻
    ~ちゅうい!~ ☆生きものをさわったあとは、石けんで手をあらおうね! ※おうちの方へ 擬人化ナメ子×リーマン男性のラブラブ?物 ふたなりというか触手・ねばねば・虫嫌いのヒトは注意? お子様の目の届かないところで閲覧してくださいw 「……っあー。やっぱこれが一番……」 仕事から漸く解放された俺は、少しぬるめの風呂に浸かりながら2本目の缶ビールを開けた。 プシュ、と小気味良い音が浴室に響く。 既に時刻は夜の11時を回っている。風呂で飲酒など、身体に悪いことは百も承知だが、これだけが近ごろの俺の唯一の楽しみだ。 と、突然に。 脱衣所と風呂場の間の扉がガラリと音を立てて開いた。 固まる俺の目の前、薄く漂う湯気の向こうにゆらり、と立つ人影。 「……あぁ、ここは暖かくて気持ちが良いですねぇ」 した、と足音をさせて、踏み入ってくる。 「――あ、あん...
  • クワウヤトリヤトリヤオイエイエー
      トテモチンポスキ、などという日本人なら自分の子供に付けないであろうイカガワシイ名前を一度聞いてしまったら最後、死ぬまで忘れられないのではないかと思う。   まあ、それは言い過ぎかもしれないが、エロマンガ島だとかヤキマンコと同じように、とにかく珍名として印象に残る。   しかしニュースでもよく耳にするその名前に反して、彼女がどんな人であるかどころか顔すらまともに見たことのある地球人は一人しかいない。   確信を持ってそう言える。     クワウヤトリヤトリヤオイエイエー 「せ、せくろすふぁいと、は、わかっているわね。さきにいかされたほうが、まけよ」   画面に表示された文章を彼女、トテモチンポスキさんは読み、多分眉をしかめている。 「『セクロスファイト』、はカタカナだからガイライゴか? ……『ファイト』は『たたかい』。……せく、ろす? しらない」   さて...
  • 同居蜘蛛 3?
    同居蜘蛛 3? 知っている人は知っているが、知らない人は知らないと思うので言っておく 俺の家には人外が住んでいる 種族は虫で種類はクモで詳細を言うとハエトリグモだ 今の家に越してきた3年前から同居しているのだが、俺はただのクモと思って気にもしていなかった (あっ、痛っ、痛いからその脚で突っつくんじゃないって・・・) コホン、訂正 一匹のハエトリグモと平穏な共生関係を送っていたわけだ しかし、その平穏な生活が崩れたのは今年の夏の事になる そう、ただのハエトリグモと思っていたアイツが変身(変態?)したのだ しかも可愛らしい女の子に まぁ、クモ脚とクモお尻がちょっと余分だったのだが、自在に消せるらしいので問題ない (わかった・・・余分なんてもう言わないから・・・噛み付くな・・・・) しかし、最初の出会いは夜這という衝撃的なもので、その後も...
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