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    <title>西南学院高校文藝部　ＯＢＯＧ会　＠wiki</title>
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    <description>西南学院高校文藝部　ＯＢＯＧ会　＠wiki</description>

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    <title>LOVE PHANTOM</title>
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    <description>
      庭から見上げた二階の部屋に、若い娘がいるのを知っていた。
吸血鬼から逃れるためだろうか。
「無駄な事を・・・」
地を蹴って、木の上に音もなく飛び上がる。窓は、しっかりと閉じられていた。
しかしそんな事は関係ない。ただ窓を見つめていればいい。
―窓は静かに開き、私は部屋に入った。
寝台の上の娘の前に立つ。
血を吸うために首に手をかけようと、娘の顔を覗き込んだ。
「あ・・・あ・・・」
其処に寝ていたのは遠い昔、この身になる前に愛した人にあまりにも酷似していた。
首にかける手に、躊躇いが走る。
金色の波打つ巻き毛、月光の下に輝く白い肌。安らかに規則正しく上下に動く胸。
私が血を吸えば消えてしまう動き。愛した人の残像がその寝顔に重なる。
一瞬の眩暈。思わずサイドテーブルに手をついた。写真立てが、倒れて音を立てる。
「誰・・・？！」
拙い。とっさに娘の目と口を塞ぐ。
「大人しくして、何もしない。その代わり、薔薇を、あの飾られた薔薇を全て頂けまいか」
「殺さないで殺さないで殺さないで！！」
塞いだ手の下で、必死に懇願する声。
「わかっている。だからあの薔薇を・・・」
「薔薇・・・？貴方、もしかして・・・」
「薔薇さえ頂ければ何もしない！！」
そう。生き血が無い時吸血鬼は薔薇の精気を糧にする。この辺りの人々はそれを知っている故に、庭に薔薇を溢れさせるかの如く植える。吸血鬼を避けるために。
「ほ、本当に・・・？」
手を放し、寝台の傍に跪いた。瞳は、合わせない。ただ、頷いた。
「ただ、貴女の手で私に薔薇を渡して欲しい」
彼女は寝台から走り降り、飾ってある薔薇を花瓶から引き抜いて私に渡した。
言葉は発せられない。震えるような息だけが耳に聞こえてくる。
瞳を合わせぬまま、其の束を受け取り「ありがとう」と呟いた。
「今宵の事は口外しないで。貴女のためにも・・・」
頷いたのを見て、私は窓から飛び降りた。
薔薇に、僅かに血がついている。
甘い味が、舌先に広がった。
本当はそれで満足は出来ない。けれども良かった。
薔薇に顔をうずめると、薔薇は音を立てて枯れた。

あの日以来、私は夜毎あの庭の木から彼女を眺め続けている。
彼女は部屋に十字架を置いていない。今宵も薔薇を飾った。本能が、騒いだ。
ア　ノ　薔　薇　ガ　欲　シ　イ    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/45.html">
    <title>Calling</title>
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    <description>
      　この声が聞こえますか
　どれだけ離れていても　私の時が止まっても
　貴方の笑顔が曇る事の無い様に―


　　華道の家元である此の家の庭の外れには、桜の、それは見事な木がある。
幼い頃、春になると私はずっとこの木の下で、一人で遊んだ。
　父と、母が周囲に余り温かいとは言えない眼差しの中で結婚した所為もあるのだろう。私は父から受け継いだ此の血が流れている、という理由だけで家で育てられた。しかし母は、周囲の所為か次第に病気がちになり、私が３歳の時に帰らぬ人になってしまった。
　それを待っていたかの様に周囲は父に再婚話を持ちかけて、父は再婚し、腹違いの妹と弟が出来た。私の存在価値は、無いも同然だった。
　此の様な事情も含め、私に近寄る者はいなかった。
―そう、５歳の春まで。

　「何をしているのですか？」
庭の外れの桜の木の下。一面の薄紅の中で、縁の少し欠けた茶碗を使い、いつもの様にたった一人で飯事をしていた。
突然かけられた声に驚いて見上げると、黒い詰め襟の男の子が中腰で私に話しかけている。見慣れない人だった。
「ごはん作っているの」
「僕も、頂いていいですか？」
優しく、目を細めて彼は私の方を見つめる。私の「うん」という声を待って。
私は強く頷いた。彼は、新品の詰め襟が汚れぬ様に私の横にしゃがみ込む。　
それが、彼との出会いだった。
　
　彼の名は帯刀誠一。何故彼が此の家に引き取られたのか、詳しい事は今でもわからないが、付き人見習として連れてきたのだろうと、よく華道教室の生徒達が噂しているのを聞いた。
　誠一は、私を妹のように可愛がって、私を護ってくれた。嫌な顔一つせずに私の遊び相手になり、私が学校に通う年になると勉強を見てくれた。
「誠一ぃ」
私が息を切らして彼の許へ駆けていくと、彼はいつも目を細めて温かく迎えてくれたものだった。
「はい、何でしょう？」
と。

　「誠一、どうして私を一人にしたの？」
主の居ない部屋に私は一人、立ち尽くす。数年前の夏の午後のまま、止まってしまった様な部屋。静かに時計の音だけが響く部屋だ。
此の部屋で、私は彼と遊んだ。彼に勉強を教えてもらった。少女としての思い出は、ほとんど全部此の部屋でのものだ。
　誠一がこの世から居なくなってから、此の部屋に近寄るのは私以外にはいなくなっ    </description>
    <dc:date>2009-05-01T03:40:38+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/44.html">
    <title>Warp</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/44.html</link>
    <description>
      　独身最後の日ぐらい、思い出に浸る事を許して欲しい。
まだ新しい草の感触を靴底に受けながら私は今、小学校の裏山にいる。
タイムカプセルを探しに来たのだ。

「大人になったら二人で開けようね」
小学校三年の頃。彼と二人で木の根元に穴を掘ってそれを埋めた。
　当時、彼は無二の親友で、やがて私の恋人になった。
彼は私の生活の一部だったし、私も彼の生活の一部だったと信じている。
破綻の理由―私が幼かったのか、彼が弱かったのか。
恐らくその両方だろう。終わりの方は一緒にいるのが苦痛でしかなかった。
唇を重ねたのも、体を繋げたのも全て「耐えられない沈黙」を紛らわす為で、その行為の中に愛があったのかは判らない。
口から紡がれていた言葉は嫌悪と嫉妬と利己的な思考、人工甘味料の様なツクリモノの睦言。
　彼は、去った。四年も前の事だ。

　一本の大木の根元には、桜の花弁で織られた薄紅の絨毯が広がってた。
その絨毯を、持ってきたシャベルで切り裂き、土をえぐる。
　ザック、ザック。
土の感触が湿った匂いと共に手に伝わってくる。
　ふと手を休めて小学校の方を眺めると、木々の向こうに後庭が見えた。
あそこは今、花盛りだ。ここからはその様子が一望出来る。
（見て、ここから学校が見えるよ）
（春は二人で、ここで花見だ。そこの桜も楽しめるし最高だね）
そう言い出したのが始まりで、それから毎年ここに二人で来た。
（また来年も、ずっとずっと―）
　首を振り、シャベルを持ち直して再び土に向き直った。
シャベルを使う手に自然と力がこもる。

　太陽がいつの間にか西の方に傾いていた。
「うそ・・・来た時はまだ空の高い所にあったのに」
なかなか見つからない事に苛立ちと焦りを感じ始めていた時だった。
　石とは違う、何かがシャベルの先に当った。
手の動きが止まる。
鼓動が強く、速く打つ。
シャベルを放り捨てた。
掘り起こした花弁交じりの土に膝をつき、手で土を掻き分ける。
爪が茶色になり、服の袖が汚れた。ジーンズが水気を含んだ土の所為で濡れて膝が冷たくなった。
でもそんな事はどうでも良い。
渾身の力を込めて半分埋まったままのそれを、引き抜くように掘り出した。

　出てきたのは古いお菓子の缶。
そう、これだ。二人で埋めたタイムカプセルだ。    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/43.html">
    <title>Shower</title>
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    <description>
      Caught up in shower
I still fell so cold
Please never leave me alone

シャワーの水音が止まった。
バスルームのドアを開ける「がららっ」という音と一緒に、気持ち良さそうな溜息が耳に届く。
遠くに彼の存在を感じながら私はひとり、降り出した雨の所為で灰色になった部屋で膝を抱えてベッドにもたれ掛かる。
―雨は、嫌いだ。
計画を潰される、とか、頭が痛くなる、とかそう言うのではなくて。
胸の奥底に沈めて鍵をかけたあの日の光景が、いとも容易くその中から逃げ出して目の前に現れるから。

あの人とは別に付き合っていた訳でもなかった。
ただ少し、他の人よりも共有した時間が長かっただけ。他の人よりもあの人に笑顔を見せて欲しかった、ただそれだけの事。
だから
あの人は私の方などまるで見ていなかったのに、私は浮かれて舞い上がって、ただの「都合のいい女」に成り下がってしまっていた。
それがはっきりしたのは、少し前の夏の雨の日。
―待ち合わせの場所に、いつまでもあの人は来なかった。
今でもはっきりあの街の様子が眼に浮かぶ。
淡い期待と恋心
何度も右と左を向いて、自分の方に来る人の顔を確かめて
失望する度に不安を必死に打ち消した
残酷な程時間が過ぎて行く
空は機嫌を損ね始め
いつしか雨が私を打つ
嘲笑うかの様な雨粒にされるがままの冷えていく体
濡れて重たくなった水色のティアードキャミ
サンダルを履いた足はぐしょぐしょになって感覚が無くなって
肩にあたる水滴がやたらと冷たくて堪らなかった
―あれは、私と言う名の世界が全部砕けてしまった瞬間。
どうしようもない孤独感に押し潰された私が見たのは、自分の愚かな幼さと、信じていたモノの価値の無さ。
そして私は、何もかもを壊して、棄てた。傷付けられた分だけ傷付けて「死んだ」。

そのまま私の周りで時が流れたからだろう。こうやって私は些細な事でも動揺してしまう。暗闇に飲まれてしまう。
無意識のうちに膝をきつく、きつく抱え直す癖が出来た。
今もそう。
「ひとりは嫌だ、サミシイよ・・・」
崩れていく理性と堕ちて行く思考を制御出来ずにもて余し出す。
シャワーの水音が止んでから久しい。
早くいつもの様に私を抱き締めて欲しいのに    </description>
    <dc:date>2009-05-01T03:38:52+09:00</dc:date>
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    <title>SEVEN VEILS ～LRIS NIGHTMARE</title>
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    <description>
      夜の始まりは私の香水から
貴方は虹色の夢で自身を取り繕うおつもり

ならば私は
七つの顔で貴方を楽しませて差し上げます

「紫」という真夜中のベールで
貴方は目隠しをされた私をいざなうのでしょう

「群青色」というベールを剥いで
真夜中だからという云い訳を奪いましょう

「青」という冷静さのベールを剥いで
貴方の仮面を叩き壊して差し上げましょう

「緑」というベールを剥いで
貴方が讚えられるその理性を取り去ってしまいましょう

「黄色」という蠱惑のベールを剥いで
姑息な手段を封じ込めて貴方に身を委ねましょう

「橙色」というベールを剥いで
貴方の本性を暴き出して手を伸ばしましょう

嗚呼　もう御解りでしょう？

「緋色」という情熱のベールで
貴方と私の全てを包んで夜を彩りましょう

貴方にとって今夜の私は計算の内
けれども全ては私の手の内の事

自らの意志で此の身を封じ込めるのが好きなのです
本物の貴方がはっきり見えますから

瞳の奥に真実を隠さないで下さい
貴方のお望みの通りに振る舞えなくなりますから

さあ最初のベールに手をかけて下さい
貴方次第で蝶にも薔薇にもなりましょう

全ては七色のベールの向こうに咲いた華
耽美で退廃的な虹色の悪夢     </description>
    <dc:date>2009-05-01T03:38:04+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/41.html">
    <title>RAINBOW</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/41.html</link>
    <description>
      『ホラ、空を見て―』
君が指さした方向
淡い　あわい虹　ひとつ

消える前に見れて良かった
君が教えてくれたから

君と見れて良かった

本当は　泣きそうだったんだ


『―ありがとう』    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/40.html">
    <title>ＯＢＯＧの作品/霧咲玲志</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/40.html</link>
    <description>
      [[RAINBOW]]
詩（78字）

[[SEVEN VEILS ～LRIS NIGHTMARE]]
詩（486字）

[[Shower]]
短編小説（2205字）
「TRASH～キワモノどもが夢の跡～」収録

[[Warp]]
短編小説（2569字）


[[Calling]]
短編小説（3205字）
「TRASH～宴の後始末～」収録

[[LOVE PHANTOM]]
短編小説（8604字）
「TRASH～ゴミ箱からの生還～」収録    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/39.html">
    <title>掲示板</title>
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      掲示板は現在２種類用意してあります。
「一般掲示板」と「部員専用掲示板」です。
このうち、「一般掲示板」は登録なしに自由に書き込みができます。
一方、「部員専用掲示板」は閲覧・書き込みにユーザ登録が必要です。
部員がよりプライベートな話題をだしてもいいようにとった措置なので、ご協力よろしくお願いします。
また、掲示板は新たに立ち上げることもできるので、ユーザ登録後はイベントの個別掲示板を立ててみたり、いろいろ好きに使ってみてください。


**[[掲示板の登録の仕方]]    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/38.html">
    <title>ウィキ(wiki)</title>
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      このウィキはメンバー登録することによって、メンバーが誰でもページを作成・編集できます。
たとえば、過去の自分の作品や、最近書いた作品を発表したり、イベントの告知や呼びかけのページを作成することができます。
もしページの作成・編集に興味がない・自信がない場合は、唯野が代理で行いますので、お気軽にご依頼ください。
さらに、ユーザーページには、メンバー間で連絡を取りやすくなる機能も用意してあります。
メンバー登録は任意です。
ページの作成などに自信がなかったり、今忙しい人などは、やりたくなったときにいつでも登録してください。
ただし、管理代表として参加ＯＢＯＧを把握する目的もありますので、もし登録を後回しにする場合は唯野までご一報ください。
一緒にサイトを作っていきましょう！

唯野
sdmgm127☆yahoo.co.jp
（☆→@変換をお願いします）


**[[ウィキの登録の仕方]]

**[[ウィキについて詳しく知りたい&gt;&gt;http://atwiki.jp/guide/]]
ウィキって何？
ウィキってどうやってページ作るの？
そういう疑問に答えてくれます。    </description>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/bungei_sw/pages/36.html">
    <title>掲示板の登録の仕方</title>
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      画面左の「メニュー」から「[[掲示板]]」をクリックしてください。
掲示板のトップページの上部の「ユーザ登録」をクリックしてください。
規約に同意した後、最低限の項目を記入し、ページ最下部の「送信」をクリックしてください。    </description>
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