はれのち 2

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     目が覚めると、今度は家に帰って来ていた。 「今日はお泊りするからね」  従兄がそう言ったので少年は、わぁい、と喜んだ。早くお父さんとお母さんが帰ってくればもっと楽しいのに、と思った。  朝になった。まだ雨は降り続けている。伯父さんと伯母さんと従兄に、おはようございます、と挨拶をした。  伯父さんが笑顔で言う。 「今日からしばらく、学校を休もうな」 「なんで?」  少年が聞く。 「お父さんとお母さんがいないからだよ」 「おとうさんとおかあさんがいないと、がっこうをやすむの?」 「そうだぞ」  よくわからなかったが、伯父さんがそう言うのだからそうなのだろう。少年は家で伯母さんとお留守番をすることになった。  少年は茶の間で、従兄のテレビゲームを借りて遊んでいた。外では雨が降っているし、クラスの友だちはみんな学校に行っているから、そうするしかなかったのだ。従兄のゲームは...
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