***今井 雅子さんによる平成24年9月25日 区議会・文教委員会傍聴記録 [[成澤廣修文京区長: イクメン区長、育成室保育料の"激変"値上げ、ちょっと待って!>>http://www.change.org/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/%E6%88%90%E6%BE%A4%E5%BB%A3%E4%BF%AE%E6%96%87%E4%BA%AC%E5%8C%BA%E9%95%B7-%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%A1%E3%83%B3%E5%8C%BA%E9%95%B7-%E8%82%B2%E6%88%90%E5%AE%A4%E4%BF%9D%E8%82%B2%E6%96%99%E3%81%AE-%E6%BF%80%E5%A4%89-%E5%80%A4%E4%B8%8A%E3%81%92-%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E5%BE%85%E3%81%A3%E3%81%A6?utm_campaign=action_box&utm_medium=twitter&utm_source=share_petition]]より。 &color(red){読まれた方が客観的に判断できるよう、私見をはさまず書き留めたメモを書き起こしますが} &color(red){完全な再現ではありません。誤りに気づかれた方はご指摘願います。} ---- 出席委員の区議(敬称略 カッコ内は会派) 岡崎義顕(公明党),森守(自民党),松下純子(区民クラブ) 田中香澄(公明党),西村修(国民新党),国府田久美子(日本共産党) 浅田保雄(市民の広場),海津敦子(市民の広場) 武澤房吉(自民党)議員は昨年末より病欠とのこと。 委員長の岡崎議員は投票しないので、票を持っているのは7人となります。 区議会副議長の戸井田ひろし議員(区民クラブ)も出席。 成澤廣修区長は、 文教委員会が前日からこぼれたため、当初予定していた厚生委員会に出席し、文教委員会は欠席でした。 ---- 区側出席者 佐藤男女協働子育て支援部長 野田子育て支援課長 木幡児童青少年課長 小池男女協働・子ども家庭支援センター担当課長 藤田教育推進部長 椎名庶務課長 鈴木教育改革担当課長 加藤学務課長 北島教育指導課長 小野澤総務課長 原口教育長 渡部企画政策部長 吉岡財政課長 (※お名前を確認できた範囲で。誤りに気づかれた方はご指摘願います) ---- ***【傍聴記録】文教委員会「質の向上」 まず、佐藤男女協働子育て支援部長が「議案第八十号 文京区育成室運営条例の一部を改正する条例」 を読み上げました。 ---- 文京区育成室運営条例(平成十三年三月文京区条例第二十一号)の一部を次のように改正する。 第一条中「第三十四条の七」を「第三十四条の八」に改める。 第三条第一項中「(以下「対象児童」という。)」を削る。 第六条第一項中「四千円」を「七千円」に改める。 付則 (施行期日) 1 この条例は、平成二十五年四月一日から施行する。ただし、第一条の改正規定は、 公布の日から施行する。 (経過措置) 2 平成二十五年四月から平成二十七年三月までの月分の保育料については、この条例による改正後の文京区育成室運営条例の規定にかかわらず、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める額とする。 一 平成二十五年四月から平成二十六年三月まで 児童一人につき月額五千円 二 平成二十六年四月から平成二十七年三月まで 児童一人につき月額六千円 --- 佐藤「原案通りご可決たまわりますようお願い申し上げます」 続いて審議。 田中香澄(公明党)「値上げするからには質の向上をお願いしたい。 とくに時間の延長。長期休暇中の早い時間からの運営。空約束に賛成できないという声があったが (今井注:その前の一時保育所利用料の値上げ条例の審議の際に海津敦子委員が発言) しっかり考えていることを示してほしい」 木幡児童青少年課長「日々質の向上に努めている。値上げ額の算定は22年度の決算に基づいている。値上げに伴って、開館時間の延長、とくに開館時間を早めて学校の始業時間に合わせて欲しいという要望が出ている。なんとかできないかと検討中」 ***【傍聴記録】文教委員会 「説明責任」 海津敦子(市民の広場)「就業時間や残業時間のハードルをクリアするのは時間がかかると 言いながら、なぜ区民には時間をかけないのか?区民が知ったのは7月。 安心は社会保障。理解と信頼があってこそ。なぜ人件費の計算から社会保険料を外さないのか。 なぜ応能負担にしない?事務処理が煩雑になるからということか。 渡部企画政策部長「値上げは行革計画の中で打ち出した。一年かけて、時間をかけて説明している」 木幡児童青少年課長「どういう職員体制を組むのか、調整が必要。応益負担で示しているが、 所得割などで所得の低い方には目配りしている。育成室で応能負担をやっているのは小金井市くらい」 野田子育て支援課長「人件費の計算では、育成室ひとつにつき正規職員2名の給与や職員手当と 共済費を含めている」 海津「金額が出たのは6月。区民が知ったのは7月。下の学年は知らされていない。 知らないという現実にどうして目を向けないのか。『説明した』ではなく『説明された』が大切。 説明になっていない。議論はしましょうと父兄は言っている。 それに応じないのは、区政として、いかがなものか。 文京区はファーストワンを目指しているのではないのか。 コスト計算の中に『事業主として義務のある共益費』を入れるのはなぜか。そもそも受益とは何か。 」 渡部「議論には時間をかけている」 吉岡「至極当然」 海津「子どもは未来への投資。事業主の義務の部分まで入れるのはおかしな話。」 上から目線で『議論を尽くしてきた』と言うが区民はそう思っていない。このズレは何か」 渡部「説明責任は果たした。19万人の区民が理解した、となるのが説明責任なのか」 海津「19万人すべてに説明を求めてはいない。少なくとも当事者に周知してほしい。 議論が見えない。埋まらない溝がある」 ***【傍聴記録】文教委員会「子育て支援の位置づけ」 国府田久美子(日本共産党)「激変緩和と言っているが、4年後には幼稚園は2倍、 育成室は2.5倍にしようとしている。 条例には3年間に(月額)千円ずつ値上げのみとしか書かれていないが、 その先の値上げまで考えていることが問題。 」 木幡児童青少年課長「3年ごとに見直すと言った。(月額)1万円ありきではない」 国府田「それは詭弁。次回見直しには『区分に応じた改定料金とする』となっている。 微調整はあるだろうが、考え方は変わらないのでは?子育て支援とは一体何なのか? エレベーターで区長が『俺はイクメンと自分から言ったことはない』と言った、という話がる。 でも、なんちゃってイクメンパパとかいう本を出している。 6月に『子育てと仕事の両立をはかれる施策を考えている』と答えていたのに、 子育て施策より優先度が高いのか。どういう位置づけになっているのか」 佐藤男女協働子育て支援部長「子育て支援を重要な施策と位置づけている。 事業の量と質を確保するためにコストがかかる。育成室はかなり増設してきた。 サービスを利用しない人もいる」