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集団的自衛権の限界、考えられる未来の脅威」を以下のとおり復元します。
*北京オリンピックについて
北京オリンピック、この晴れやかな大会において中国は、連日のように晴れを作り出すために気象制御の技法を多用した。
その影響を受けて日本では異常な降雨が記録された。
単なるお祭りであり、被害ではあったが、自然のことと仕方の無いことであった。

しかしここに、見逃してはならない点がある。
中国での気象制御が日本に影響を与えた点である。
気象制御を悪用すれば他国の領土に踏み込むことなく、他国の経済に打撃を与えることが可能になるのである。
これは将来気象制御技術が発展した時日本の集団的自衛権に致命的な被害をもたらすことになるだろう。


*兵器への転用の可能性
もし、気象制御の技術が発達し、ある程度計画的に他国の気候を制御することが出来るとなればどうなるだろうか?
他国の領土を侵犯することなく気象制御によって相手国を攻撃することが可能となるならば何が起こるだろうか?

起こるのは、最悪他国への進軍なくして解決できない集団的自衛権の限界であり、都市の自滅である。
上古から近代までどの文明も、大量に水を消費し、それゆえに大河のほとりに都市を築きため池を作り、巨大なダムを建設してきた。
都市は水によって支えられている。
渇水にきわめて弱い存在である。
都市の人口そのものが、蓄えてきた工業力そのものが水を要求し、水が無くなれば自重で自壊する存在である。
近代になってその使用量は急速に増大し、先進国ほど水への依存は強い。
もし、気象制御によって旱魃を引き起こすことが可能になれば近代における工業力の有利と不利がひっくり返るのである。


将来気象制御によって、渇水を自在に引き起こせるとなれば、それは政治の場における強力な取引材料となるだろう。
核に匹敵する破壊力を持ち、気象制御は内政であり内政不干渉によって法的な問題がしょうじるだろう、泥沼の争いが起きるかもしれない。


昔は川を中心とした上流と下流の利権紛争だった。
未来においては、大気の流れの上流と下流の問題になるだろう。


もちろん対抗して、カウンター気象制御が考えられる。
それは古くて新しい水利権による紛争に新しい種をばらまき、人類をあらたな戦争に引きずりだすことになる。
人類の手前勝手な気象制御によって地球環境にさらなる負荷がかかることは容易に想像できる。
これは日本人のみならず、世界にとっても由々しき問題かもしれない。

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