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まずは星を使って水遊び - (2009/03/02 (月) 02:56:29) の編集履歴(バックアップ)


現在書きかけ。
まずは星を使った水遊びです。

下ごしらえ

画面に映し出される星の大きさは手でつかめるボール程度。
3Dは操作がめんどくさいので2Dにしましょう。
星が動くとめんどくさいので、当面星の位置は固定。
水は大きなパーティクル(ボール)の集まりとして表現し、水同士の当たり判定を導入します。


道具立て

反重力装置
水や星を引っ張りまわすことの出来るトラクタービーム。
水を一定空間内にとどめるトラクターエリア
水を散らかすための排斥装置と装置を空間に固定するためのピン。
水を跳ね上げるポンプ。
星を分解するスコップ
星を動かせるハンマー
星の重力を+から-まで変更できるバー。
水を蒸発させて激しく飛びまわさせるドライヤー。


これらの道具があれば、水の動きが数学で言うカオス理論と結びついて、多様な動きを見せるはずです。


数学的な裏づけ

ポンプの能力や重力の強さを変更すれば線形的な動きからカオス的な動きまで多彩になります。
これは数学的な裏づけがあります。
ゲーム内の進行は連続写像となりますが、写像を取った時平面上の点はカオス理論で言う所の排斥点、吸引点、周期点、カオス軌道の4種類に大別することが出来ます。

ゲーム内の次の水の位置を計算する写像をf(X)としXをある水の位置とします。
Y=f(X)としますと
排斥点 排斥点の周りのYとXではXのほうが排斥点に近い。つまり排斥される。
吸引点 収束点の周りのXとYではYのほうが吸引点に近い。
周期点 f(X)を繰り返すといつかは必ず同じ軌道を通る。
カオス軌道 ある一定範囲内に収まりながら、決して周期解にならない軌道を通る。


水は必ずこれらどれかの点の影響範囲にあり非常に複雑な軌道を取るはずです。
これだけでも十分に面白いはずです。
写像fは星の位置や各種道具で変更できますので、多様性が保障されます。
具体的に言えば重力を変更したり位置を変えるだけでも、星の間を飛び回る水の動きが変わる写像がかわるわけです。


もちろんゲームでは有限の桁数しかないので本質的な意味でのカオス軌道は存在しません。
しかしゲーム内で楽しむレベルではカオス軌道の十分な近似が可能です。


補足
水以外の自分で飛び回ったり逃げたりするものを使っても楽しいでしょう。
例えば低速で飛ぶUFOを星の重力で捕まえたりなどです。

ゲームの魅力

上記の道具立てで魅力的なToyが出来上がります。
自分でToyの面白さを見つける人ならこれだけで十分面白いはずです。
ヨーヨーの技を引き出すように、このToyから色々な技を見つけることが出来るでしょう。

自分でToyの魅力を見つけられる。
これはすばらしいことですね。
ハイレベルな人なら群論をやってルービックキューブを考え付く。
普通の人なら、ヨーヨーでオリジナルの応用技を考え付ける。
子供なら、どんなものからでも勝手に遊びを考え出す。
子供の頃なら誰でも出来た事を大人にもう一度味わってもらいたいわけです。


世の中Toyで遊べない人もいます、そんな人のためにToyに課題を課し、ステージを整えるとGameになります。
Gameとはあれをしろこれをしろ、こんな状況ならどうするというわけです。

これなら誰でも遊べます。
Gameの魅力の一つは魅力的なToyの力を最大限引き出すための、文脈そのもの。
ね、たのしそうでしょ?


さて水遊び。
星の数を3つ以上から初めて見ましょう。
まずは水を発生させて見ましょう。
水を色々な場所で色々な方向に向かって打ち出せば水は重力に引かれてどこかの星に落ちていきます。
まずはパターゴルフといったところでしょうか?
アインシュタイン言う所の重力の井戸ですね。


パターゴルフとの違いはここからです。
水をどんどん発生させて見ましょう。
星に湖が出来、海が出来ます。
もっと発生させるとだんだん、近い星同士の海がつながり始めました。
かなり面白い形です、水によって重力の等高線が生まれたわけです。

さて、ここで星を動かして見ましょう。
星に圧迫されて押された水が宇宙に飛び散ったり、海の形がどんどん変わったり。
かなり楽しいことが起きます。





後書き
製作者 Sina
堀江伸一
住所 675-0033-79-16

一緒にゲームを作りたい方、募集しています。
世界中で受ける楽しいToyになると思います。