現在書きかけ。
まずは星を使った水遊びです。
下ごしらえ
ゲームのルール候補
ゲームの何が面白いのか
ゲームシステムの数学的裏づけ、ピンボールゲームとの深い関係
下ごしらえ
画面に映し出される星の大きさは手でつかめるボール程度。
3Dは操作がめんどくさいので2Dにしましょう。
星が動くとめんどくさいので、当面星の位置は固定。
水は大きなパーティクル(ボール)の集まりとして表現し、水同士の当たり判定を導入します。
水=ボールとして考えてください。
道具立て
反重力惑星
惑星
指向性反重力装置
ゲーム画面は2Dの宇宙です。
2D上の平面上にこれら三種類のアイテム(3点セット)を置きアイテムを画面上で固定とするだけで一つのゲームが完成します。
この2D宇宙にボールを発射するだけでもToy足りえます。
ボールの動きは3点セットの重力から決まります。
次のボールの位置を決定する写像は、平面から平面への写像となります。
この写像が連続するとカオス軌道が生み出されるわけです。
宇宙空間を行くボールは、連続写像によってボールの動きが決まり、連続写像から豊かな動きがもたらされます。
ピンボールゲームはボールをはじく僅かな角度の差がボールの思いもかけない軌道を生み出しユーザーを飽きさせません。
どちらもボールの動きがユーザーを飽きさせないという点では。
ここで紹介するゲームはピンボールゲームの進化系となりえます。
これに。
ボールの動き
*
ルール
*
ステージ
*
ギミック
*
ゲームの見た目
を追加することで幾らでもオリジナルのゲームが作成でき、そしてボールの動きの多様性は数学によって保障されているので強固な基盤を作ることが出来ます。
つまり一つのゲームを作るという話でなく、数多くのゲームを作ることが出来る金型。
ここで紹介するのはそういうシステムの話となります。
ルールは無数に
ピンボールという狭いジャンル
ゲームのルール候補
1 3点セットによる重力の働いている宇宙に向け、大量のボールを飛ばし、特定のゴールに入れたり、特定の軌道を通らす。
図準備中
これは3点セットによってカオス軌道が発生するので思いもかけない動きとなり、ユーザーは玉を色々な方向に発射しているだけで楽しめる。
ピンボールゲームと同じ楽しさがアル。
2 1にブロック崩しの要素を加え、マウス等で星の位置や重力を変更したり反重力装置で玉をコントロールして遊ぶ。
玉の数は1個から無数まで。
図準備中
3 宇宙空間を飛んでくる大量のボール(水)を、星を動かして回収し砂漠の星を水の星に変えていく。
図準備中
規則正しく順番に飛んでくる水(ボール)等、リズミカルなステージが連続する絵柄を準備中。
水が溜まると得点が入る星と逆に減点される星等ルールも多彩に。
マリオの敵の出現順序、あの天才的なリズム感を参考にステージを作成する予定。
4 星と星を十分に接近させて大量の水(ボール)を発生させると、水が増えるごとに奇妙な形の海が出来てきます。
複数の星の重力が影響しあって。
図準備中
ゲームの何が面白いのか
まずは手始めに3点セットを置いた平面宇宙にボールをおいてみましょう。
ボールは3点セットの重力や反重力の影響を受けて、非常に複雑な起動を取ります。
ボールの次の位置は画面上の3点セットの配置と強さによってきまります。
これは平面から平面への写像となります。
写像によって次々と次の瞬間のボールの位置が決まりますが、このときのボールの動き(軌跡)は非常に豊かなものとなります。
これはピンボールゲームのボールの動きを追うことがいつまでも飽きないのと同じ効果をもたらします。
ピンボールゲームも、打ち出し時のごく僅かな角度の差が、ボールの思いもよらない動きを導き出し、そのボールの動きを追うユーザーをあきさせません。
ピンボールの玉の動きがカオス軌道によるからです。
2D宇宙を行くピンボールゲームにも
数学的な裏づけ
ポンプの能力や重力の強さを変更すれば線形的な動きからカオス的な動きまで多彩になります。
これは数学的な裏づけがあります。
ゲーム内の進行は連続写像となりますが、写像を取った時平面上の点はカオス理論で言う所の排斥点、吸引点、周期点、カオス軌道の4種類に大別することが出来ます。
ゲーム内の次の水の位置を計算する写像をf(X)としXをある水の位置とします。
Y=f(X)としますと
排斥点 排斥点の周りのYとXではXのほうが排斥点に近い。つまり排斥される。
吸引点 収束点の周りのXとYではYのほうが吸引点に近い。
周期点 f(X)を繰り返すといつかは必ず同じ軌道を通る。
カオス軌道 ある一定範囲内に収まりながら、決して周期にならない軌道を通る。
水は必ずこれらどれかの点の影響範囲にあり非常に複雑な軌道を取るはずです。
これだけでも十分に面白いはずです。
写像fは星の位置や各種道具で変更できますので、多様性が保障されます。
具体的に言えば重力を変更したり位置を変えるだけでも、星の間を飛び回る水の動きが変わる写像がかわるわけです。
もちろんゲームでは有限の桁数しかないので本質的な意味でのカオス軌道は存在しません。
しかしゲーム内で楽しむレベルではカオス軌道の十分な近似が可能です。
補足
水以外の自分で飛び回ったり逃げたりするものを使っても楽しいでしょう。
例えば低速で飛ぶUFOを星の重力で捕まえたりなどです。
ゲームの魅力
上記の道具立てで魅力的なToyが出来上がります。
自分でToyの面白さを見つける人ならこれだけで十分面白いはずです。
ヨーヨーの技を引き出すように、このToyから色々な技を見つけることが出来るでしょう。
自分でToyの魅力を見つけられる。
これはすばらしいことですね。
ハイレベルな人なら群論をやってルービックキューブを考え付く。
普通の人なら、ヨーヨーでオリジナルの応用技を考え付ける。
子供なら、どんなものからでも勝手に遊びを考え出す。
子供の頃なら誰でも出来た事を大人にもう一度味わってもらいたいわけです。
世の中Toyで遊べない人もいます、そんな人のためにToyに課題を課し、ステージを整えるとGameになります。
Gameとはあれをしろこれをしろ、こんな状況ならどうするというわけです。
これなら誰でも遊べます。
Gameの魅力の一つは魅力的なToyの力を最大限引き出すための、文脈そのもの。
ね、たのしそうでしょ?
ステージ1
さて水遊び。
星の数を3つ以上から初めて見ましょう。
まずは水を発生させて見ましょう。
水を色々な場所で色々な方向に向かって打ち出せば水は重力に引かれてどこかの星に落ちていきます。
まずはパターゴルフといったところでしょうか?
アインシュタイン言う所の重力の井戸ですね。
パターゴルフとの違いはここからです。
水をどんどん発生させて見ましょう。
星に湖が出来、海が出来ます。
もっと発生させるとだんだん、近い星同士の海がつながり始めました。
かなり面白い形です、水によって重力の等高線が生まれたわけです。
さて、ここで星を動かして見ましょう。
星に圧迫されて押された水が宇宙に飛び散ったり、海の形がどんどん変わったり。
かなり楽しいことが起きます。
ステージ2
次は星の上に人がいます。
どうやら彼らはサーフィンを楽しみたいようですね。
まずは水を発生させて海を作り、星の重力を使って波を作って挙げましょう。
あまりきつい波を発生させると彼らは文句を言ってきます。
星は基本的にピンで固定されていますのでプレーヤーが動かすまでは動きません。
もちろん星事体を海の中で揺らして波を作ってもいいですし、パチンコ台で星を打ち出してもかまいません。
2009/3/20
このゲームの企画。
今日見つけたのですが似たようなゲームが海外にありました。ttp://www.newgrounds.com/portal/view/320669
ピンボールゲームとゴルフゲームとブロック崩しのいいところをとったようなゲームで、音使いが以上に良い。
特殊な進化を遂げたピンボールという感じでめちゃくちゃ楽しい。
ボールの動きを追っていると楽しくて、画面も綺麗でクリアなんかどうでもよくなる作品です。
どうすればクリアできるかよりいろんな方向に向けて玉を打ったらどうなるだろうのほうが楽しい作品でした。
うーむ。
俺が考えていたのはこのゲームの玉数増やし版に過ぎなかったのか。
大抵のゲームにはクリアを強制する要素があり、この強制あまり続くとストレスになる場合もある。
クリアしたかったらすればというぬるい雰囲気が非常に良い。
それにカオス軌道の見本みたいだ。
俺だったら玉を発射した後、マウスで星を動かせるようにするステージ作るくらいか。
応用
水を散らかすための排斥装置と装置を空間に固定するためのピン。
水を跳ね上げるポンプ。
星を分解するスコップ
星を動かせるハンマー
星の重力を+から-まで変更できるバー。
水を蒸発させて激しく飛びまわさせるドライヤー。
後書き
製作者 Sina
堀江伸一
住所 675-0033-79-16
一緒にゲームを作りたい方、募集しています。
世界中で受ける楽しいToyになると思います。