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やしのみ虫達の大冒険 - (2009/03/03 (火) 02:25:19) の編集履歴(バックアップ)


長編小説ギガンダム討伐話の一コマ。
長い話の真ん中。

巨体を誇る悪魔軍ギガンダム迎撃のために、天使軍12英雄サスペクターリングが海の星の浜辺から出撃した後の話。




サスペクにおいて行かれたやしのみ虫たちの様子を見てましょう。
椰子のみ虫たちは皆で砂浜に集まって話を始めました。
人間に分かる言葉で言えばこんな感じでしょうか?
「サスペク大丈夫かな?」
体の大きな子がもっと体を膨らましながらこういいます。
「あんなおおきいんだもの、サスペクだって負けちゃうかもよ?」
「助けに行かなきゃ」
「でもどうやって、ガルドは空の彼方お星様のとなりだよ?」
頭にメガネをかけた子です。
「そういえば、近くの島から空に向かって飛び立つ船があったよね」
やせっぽちが言いました。
「でもあそこは悪魔軍の基地だから」
「大丈夫だよ、こっそり忍びこめば」



相談が纏まり皆で行くことになりました。
人から聞いた話を思いだして思い思いの準備を始めます。
砂の星ガルドにはとっても大きな島があり、島中が砂浜のようでそこはとっても暑く水が少ないと聞いていたので、皆帽子に水筒を持っていくことにしました。
帽子と水筒は天使軍側の漁師さんたちからもらったものです。

好物の椰子の実もたくさん持っていきます。
あらあら食いしん坊な子が背中にたくさん椰子のみを背負って、よたよたしていますね。
そんなに運べるのでしょうか?

おやつの昆布にハンカチに、虫取り網に魚の日干しにおかし。
全部を濡れないように防水パックに入れて、さあ出発です。


お気に入りの綺麗な砂浜を出て、透き通った海を抜け、魚達の集まる珊瑚通りを抜け、亀のおじいさん達に挨拶をしていくのも忘れません、この世界の亀は喋れる上に知識が豊富です。
「今日はどこに行くんだい」
亀の叔父さんが聞いてきます。
皆そろって。
「砂の星ガルド、サスペクターリングのお兄ちゃんを助けに行くんだ」



以下書きかけ
海には詳しくても海から離れた事のない亀の叔父さんには良く分からなかったようです。


いつもの内海に別れを告げたやしのみ虫たちは外洋に出てマグロの群れと共に泳いだりしながら、悪魔軍の基地に到着しました。

物々しい大砲にセメントつくりの港、巨大なクレーンや修理用ドック、そして宇宙船の発着ドック。
時折煙をひいて宇宙へ向かう輸送船が見えます。
椰子のみ虫たちは知りませんでしたが、ガルドでのギガンダムの活動を支援するために、この宇宙港からはひっきりなしにガルド行きの船が出ています。


やしのみ虫たちはどこから宇宙港へ入るか相談を始めました。
やしのみ虫達の大冒険その2宇宙港