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追加予定ロボリスト14 - (2009/06/15 (月) 16:12:32) の編集履歴(バックアップ)


アイディア製作者 堀江伸一
住所 兵庫県加古川市加古川町南備後79-16
分類 漫画用ロボ 近未来リアルロボットもの



ここに掲載するのは、最新のフラクタル装甲を装備した試作大型ロボたちである。
フラクタル装甲とは、装甲内部が繊維状のフラクタル構造になっており、どんな角度から入ってきた電波でも効率よく吸収し反射しない魔法の装甲板である。

一般的にステルス機はステルス形状してないとステルスを達成できないが、フラクタル装甲の出現により機体形状に関係なくステルスを達成できるようになったのである。
そのため数多くの試作機が作られた。
ここに掲載するのはそのごく一部である。

フラクタル装甲はレーダーに対する高いステルス性を持つ半面、艶消しや色消しをしない限りCDの表面のように極色彩に光り角度によって光り方が変わる。
この装甲を採用した試作機はデザインの派手さでも有名である。
正式採用機では艶消しがなされ光の反射も抑えられたが、試験機段階では派手な表面色を持っていた。




炎鬼

軽装型炎鬼

体長8メートル細身の人型ロボ。
全身にフラクタル装甲が採用されており、装甲は炎の赤をしている。
炎鬼の炎の名前は機体が動くたびに、装甲の表面色が炎のように揺らめくことから命名された。

フラクタル装甲による高いステルスと、センサーに引っ掛かりにくい人工筋肉を駆使し敵に接近、近中距離での銃撃や火炎放射器で敵に止めを刺す。

武装 
  • マウザーM2068
対戦車を重視した大型大口径のスナイプ銃。
貫通弾を発射でき一度に三発発射できる。
  •  ナパーム
腰にナパーム弾を装着しており、銃口にナパームを取り付けることでナパームを異発射できる。


  • 火炎放射器
固形化したロケット燃料を積載した銃型の火炎放射器。
非常に軽量で軽い。
暴発しないよう固形化されたロケット燃料は、発射前に液体に戻され、その時発生する圧力が火炎放射器の送風となる。
よって複雑な機構がいらず、非常に軽量となる。
カートリッジ式で10発発射できる。
近接における止めであり、これをくらって生き残れるメカは存在しない。
ロケット燃料なので宇宙でも使用可能。
普段は背中にマウントしている。



  • 戦闘関係要綱
戦闘中機体が過熱し機体温度が上がるとステルス性が低下し、ステルス戦が行いにくくなる。

炎鬼の人工筋肉は一定温度以上になると非常に素早く動けるようになる。
戦闘が激しくなり機体温度が上がるごとに、機体の動きがよくなり、表面色も鮮やかに激しくなっていく。
戦い方も変化する。
加熱前がステルスを活かした慎重な前進なら、加熱後は人工筋肉の能力を活かした激しくアクロバティックな動きとなる。

この表面色と、加熱後の鬼のような戦い方が合わさって、炎鬼という名前がつけられた。









砲撃用重装型炎鬼

体長10メートルの半人型の重装甲射撃用ロボ。
この機体のフラクタル装甲も炎の赤をしている。
高い射撃能力を持ち敵を制圧する。
熱センサーをごまかすための熱拡散繊維装甲とフラクタル装甲を併用している。
重装甲地上機なのでステルスも気休め程度だがそれでも生存率や奇襲成功率の上昇を達成している。


機体装備
  •  近接止めの超強力火炎放射器
  •  肩にミサイル、背中にキャノン、腕にロケットを装備
  •  常識外れの大型冷却装置を背中に装備
  •  バーニアは無い。
  •  フラクタル・炭素繊維複合シールドを装備しシールドをレーダー源に向けることで一時的なステルスにも使用。


武器設定
  •  火炎放射器 燃料は暴発しないよう固形化したロケット燃料を採用、送風には冷却システムの排気を使っている。
放射器は腰の後ろに装着されている。
放射器の形は消防士の消防ホースに似ており、ホースは背中の燃料タンクと排気システムにつながっている。

そのほかの武装。
  •  ミサイルは小型のものが6発*2 近接防御用
  •  ロケットは使い捨てで近中両様。
  •  背中のキャノンは弾薬たっぷりの主武装で遠くの敵を倒す。


この機体は味方に護衛されることを前提にしており、近接装備は弱い。
集中的に敵に狙われ危ない時は全弾発射し回りを火の海にし自機の廃熱をごまかす最悪のロボ。
試作機は赤だったが実機では暗めの色に塗られている。
実機では視覚に対するステルス性も達成している。





海鬼

クジラ型のロボ体長12メートル。
位置づけは高い戦闘力を持った2人乗り潜水艦。
この機体のフラクタル装甲は海を思わせる色をしている。
天気の良い日に海上を航行すると、機体表面に波のような色のうねりが生まれる。
海の青さや白い雲や砂浜から写真を撮るとよく映える機体であり、見た目は非常にきれいである。


  • 性能解説
海上近くではフラクタル装甲でレーダーをごまかす。
海中ではパシッブソナーをごまかすための装備が満載されている。

1 対パシッブソナージャミング装置。
2 海中チャフ。
3 海流撹乱ミサイル。
そのほか色々。

この機体のソナーシステムは神業。
海鬼が海中で上手に声を出すと、敵はいもしない位置に相手がいると錯覚してしまうほどである。
また小型の魚型無人探索ロボを装備し、偵察に囮にと使役する。
磁力が溜まりにくい表面処理をされておりレーダーに強い。

超電磁推進装置で移動し、最高航行速度は90キロ。
基本となる攻撃用兵器は無音魚雷のみ。



緑鬼(りょくき)

この機体は自然の緑を思わせるフラクタル装甲を持つ。
風に吹かれる緑を思わせる表面色を持つ体長3Mのパワードスーツ。
ステルス装備満載で敵に近付き、大型兵器をピンポイント攻撃して倒す。
この機体の緑は視覚に対するステルス性を達成している。
主な装備は格納式ライフルと小型ミサイル。
敵に近付くまでカバーがされ近づいて大型ロボを倒す。
また表面の緑は前線の兵士に対する癒し効果もあるらしい。
戦場に合わせて茶色や薄茶色など表面の色を変えることができる。



鬼鷲

空の青さを思わせるフラクタル装甲を持つロボ。
戦闘機タイプのロボ。
フラクタル装甲の最も正しい使い方をした機体。
ミリ波だけでなくサブミリ波レーダーにすらほとんど映らない。
フラクタル装甲はどんな角度から入ってきた電波でも効率よく吸収してしまうため、機体設計の自由度が増している。
ステルス形状でなくてもステルスを達成できるようになる。
そのため機体設計の自由度が増し、コストも安く、整備性も向上し、ダメージコントロールの容易な生存性の高い機体形状に仕上がっている。

機体の青さはレーダーだけでなく視覚に対するステルスも達成している。






制作経緯
オ披露目場外掲示板(仮)にSina(堀江伸一)が投稿したフラクタル装甲のアイディア。
これに対してTuさんや山明さんから丁寧な感想やコメントをもらい、アイディアの膨らまし方に対する指導をしていただきました。
これを受けて作成したのがこのロボ達です。
関連スレNO 6049,6067,6072,6080,6083,6085,6086





  •  作者コメント
ステルス機には機体表面の曲率を決める数式があるそうです。
この曲率をロボデザインにも応用してみたいですね。




元ネタ
炎鬼
メカ設定はフルメタルパニックとボトムズ。
ステルスはガンダムデスサイズ。
全体的な風味はバトルテック風。


海鬼
船体イメージフルメタルパニックのトゥアハー・デ・ダナンを縮めたもの。
海鬼の騙し声。
現実のクジラについて解説した本


緑鬼
ボトムズのスコタコをパワードスーツにし、現代風に味付けしなおすためステルスを付加した。


鷲鬼
ステルスについて解説した資料の中に、ステルスは機体全体の設計が重要であり、日々のメンテナンスも金がかかるというところから着想を得ました。