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静音性重視のリニア潜水艦 - (2009/07/21 (火) 22:56:33) の編集履歴(バックアップ)


静音性重視のリニア潜水艦


-分類 惑星内文明レベル Or 恒星間文明の辺境レベル

海水は磁力の影響をうけて流れを変える。
逆にいえば強力な磁場を発すれば海流を動かすことができ、それにより推進力を得ることもできる。
このことを利用した潜水艦。


見た目は一般の潜水艦と変わりがない、ただしスクリューは付いていない。


船体が磁力発生を行える薄いシートで覆われており、艦全体に薄い磁力の膜をはることができる。

潜水艦の利点
 磁力システムで、船体周りの海流を制御、乱流や海水による抵抗や粘性を軽減する。
 磁力を上手に調節することで艦の推進・機動制御システムとする
 磁力システムで艦回りの海流を操作することで、船体から発する音を吸収しソノブイレーダーを撹乱できる。


潜水艦の欠点
当然ではあるが磁力システムは海水中でしか使えず、河や河口付近では推進装置が役立たずとなる。
また、システム稼働中は船体に圧力がかかるため、潜航可能な深度は浅くなる。



初期試作機では磁力で海水をこぐという感じだったが、後期試作機では海水を切り裂くように進む。




派生兵器として、磁力発生ダミー装置が存在する。
中型の装置を潜水艦より射出。
射出された兵器は磁力を発生して巨大な乱流を作り出し、そこに巨大な物体があるるように錯覚させたり、敵のソノブイやレーダーを邪魔する。





海の成分が違う異星ではレーダーが通らなかったり非常に効率的に推進できたりすることもおおく、この潜水艦が役に立つ星もおおい。


















-追加設定1

磁力推進系を船舶の底面のみにつけたバージョン。
底面を波打たせて表面に水流を作り、その谷間に入った海水を磁力推進装置で加速させる。






超電導電磁推進装置はおもちゃにもなっている。

  • 未来のおもちゃ
西暦2×××の未来のおもちゃ。

そこらにある適当な耐水性のものに切り貼りした超電磁発生シール(シールにはバッテリーこみ)とカメラと配線をつなげ、最後にこれらを制御コンピュータにつなげる。
これをお店などに持ち込み3次元計測装置でその形状や重心バランスを計測。
そこから姿勢制御プログラムが自動で作成され制御コンピュータにダウンロード。




これだけで、ラジコンの完成となり、水中で使える超電導電磁船になってしまう。
魚眼レンズ付きなのでリモコンで操作して遊ぶ。


これを海中に沈めると、超電磁シールドが稼働、磁力で海水を制御し自由な動きが可能になる。

イルカのような動きから海中探索、レースまで幅広い遊びが可能になる。
ただし、シールはしっかり固着、シールを張る代物は頑丈な剛体をつなげたものでなくてはいけない。
莫大な計算が必要だが光子コンピュータが実用化したからこその贅沢なおもちゃとなっている。
だが水中というのが地味なのか人気がなくあまり売れてない。
自分で泳ぐ方が楽しいというのが最大のライバル。




  • 追加設定2
21世紀中ごろ。
プロペラ機に対するジェット機があるように、磁力推進船にも高度な圧縮理論が得られた。

長く伸びた管と海水中からの電動物質の高効率な分離が超電磁電動推進系の効率化を生み出す。

21世紀初頭の技術力ではスピードの出なかった超電磁電動推進船が、この圧縮理論の元では可能になっている。
常温超伝導の地道な進展と、この理論が出会った時海上輸送の革命がおこった。


この追加設定1と2は2009/7/21に堀江伸一が追加。

















  • 元ネタ
オリジナル、しいて言えばNHKの自然番組。
その中でクジラの超音波ソナー能力と海流の関係に関する解説がなされており、これが海流撹乱の発想の原点。
推進装置の設定は科学本に乗っていた超電動電磁推進船から。

超電動電磁推進船のエンジン部の裏表をひっくり返せば潜水艦でも使えるのではないか。
そういう発想です。



その他の元ネタ。

2008年1月から堀江伸一はこのサイトでSDロボの設定を練っていました。
サスペクターリングという名前の蛇型ロボを使役するロボで、その蛇は水中を磁力や泳ぎで移動するという設定もあり、そちらも頭の片隅にありました。
ただ作った時には無意識レベルなのであまり関係ないです。

追加設定1のおもちゃは、藤子・F・不二雄から。
兵器だけじゃなく、ドラえもんみたいに楽しい設定をつけたいなと考えて作成しました。



追加設定2
現実の船、超電導電磁推進船「ヤマト1」があまりに不憫な結果だったので、つい作成してしまいました。
どうやって海水を分離圧縮するのかという細かい理論は不明、というかあまり深くは考えていません。
多分ラプラスの魔でも入っているのでしょう。
というのはジョークですが、遠心分離や電気分解や莫大な表面を持つ膜を組み合わせて分離、その後海水をねじれまくった長いパイプにいれて回しながら磁力をかけて加速させていくとか?

現状不憫なヤマト1ですが、常温超伝導が進展すれば可能性はあるかもしれませんね。
初期の蒸気機関だって時速数キロだったことを考えると可能性は皆無でもないとも考えてます。


このページの潜水艦ですが、海上より海中のほうが成分が濃く、船より潜水艦の方が抵抗が小さく、船みたいに底面だけでなく360度全方位の海水を使って推進できるので、まだヤマト1より目があるはず?









  • 問題点
上記のシステムでは十分な推力が得られない可能性がある。
現実にある超電磁力推進船のように内蔵エンジンのほうがいいかもしれない?
後電磁力を使うのでレーダーに映る可能性大。



  • 利点
リニアモーターカーと似た原理で、磁石の代わりに海水を押し出して推進すると説明すれば、子供に対する説得力は高い。
実際に超電動電磁力推進船があるので推進に必要なエネルギー総量そのものは足りるはず。
計算してみたら結構早いかもしれない。






電磁波迷彩潜水艦や光学迷彩船舶よりはありな気がする。





  • 制作履歴
http://www14.atwiki.jp/c21coterie/pages/118.html
2009/05/07 (木) 15:27:30に初版を投稿。




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感想
  • pixivから来ますた。

    技術試験のための浪漫あふれる実験艦としては面白いと思いますよ。
    無限のリソースが与えられ、尚且つ製作可能でありば、純粋な技術評価用
    実験艦として作れることは作れますねぇ。

    兵器としては上で貴方が書いた欠巻があまりにも致命的であり、他にも運用上、実用上あまりにも
    問題となる箇所が多く(これは主に上で貴方が提案した”特異”な電磁推進方式に由来しており、
    電磁推進方式そのものを否定しなものではない。)、予算は通らない・・・それ以前に軍部の連中の
    頭が狂わない限りこれを戦闘用潜水艦に搭載しようとは思わないでしょう。
    (それ以外の用途、例えば装置の小型化が可能且つ安価に整備できる目途があるならば魚雷等に
    使用することができ、尚且つ有用な戦術上のメリットを軍に提供できるでしょう。即ち、採用です。)

    下記のエンジンについては、自分は重度の文系で技術系の専門知識に疎く(精々その原理を大雑把に理解できる程度)、
    またこれを評価するに足る情報を持っていないし、
    また与えられてもいないので、評価は不可能です。
    よってノーコメント。

    PS.すいません、コメント欄をもう少し大きくできないでしょうか?
    この大きさで長文書くのは中々しんどいので・・・・・ -- (ヤポンスキー) 2009-08-03 10:43:57
  • ヤポンスキーさんありがとうございます。
    とりあえずコメント欄大きくしてみました。


    無限のリソースというのはどうでしょう、小型のラジコンサイズの
    無人試作機程度なら有限のリソースでもありだと思います。

    結局このシステムは、地球の海水では濃度が低すぎて推力が上がらないのと、電力の確保が大変なのとの2点に尽きますね。
    他の星でなら使える、SFの域を出ないアイディアにとどまる所以です。



    下のエンジンの方は意外と実用的かもしれませんよ。
    フレミングの左手の法則しか使っていません。

    海水を磁力で加速する時、磁力による海水の加速-摩擦による抵抗=0
    となるときがエンジン内部での海水の最高スピードです。


    このスピードと電力の関係が計算できれば、実用性の判断が可能です。
    まあパイプを合流させて流速を落とし、再加速できるようにしたりと色々できることはあると思います。 -- (Sina) 2009-08-04 01:17:40
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名前 堀江伸一
住所 兵庫県古川市加古川町南備後79-16