「ハザードワールド」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ハザードワールド - (2009/07/22 (水) 19:38:11) の編集履歴(バックアップ)


バイオハザード後の世界

  • 分類 近未来 バイオハザード 小説用設定



近未来、バイオ技術だけが異常発達し、異常な生態系とバイオモンスターが世界にあふれた時代。都市では生物兵器と人類が共存し、一部の知性体は都市の一角に人類とは異質なコミューンを作っている。



都市から離れ自然に目を向けると、バイオモンスターの群れが闊歩し、モンスターの群れを追跡調査し時に刈り取る調査専門組織が存在する。


田舎で暮らすということは肉食性のバイオモンスターの群れの動向をこまめに把握するということだ。町の隣のアパラチア山脈に住んでいたブラックドックが川伝いに降りてきている。そういった情報を持つことが田舎で生き残る道だ。


国連と協力しているアーミーは大陸中のバイオ生物の動向を把握し、時にバイオ生物同士で争わせて数量調整を行ったり、バイオモンスター排除法に従い危険な生物を刈り取るための作戦行動を行っている。




混乱の間に人類は人工衛星打ち上げ技術を遺失している。
今では低軌道衛星が打ちあがるのみで、それもバイオモンスターの動向把握の用途が半分を占める。


気象把握は山の上の観測所が復活し、地域によっては目視と無線が頼りとなる。
米国やロシア、中国やインド、フランスなど幾つかの大国の間では昔打ち上げた衛星のプログラムを改訂してバイオモンスター対策に使っている。
この時代、衛星屋にとって冬の時代である。




大地に目を向けるとヌーの群れのごとき巨大な群れがグレートプレーンを動きまわり、時に強化筋肉と強固な外骨格を持つ大型生物が単独でうろつきまわる。薬品で追っ払うこともあれば、この異常な生態系と共存し始めている地域もおおい.




生物兵器の進出を食い止めるために、街中には城壁やバリケードが復活している。
川を堰き止め、下流にある湿地を減らすことで水生系モンスターの進出を阻止した地域もあれば、純粋に自警団で対抗している地域もある。
乾いたところにいるモンスターはまだ御しやすく人類に有利だ。




地球は異質な世界に代わってしまった。
なぜこうなったのだろう。
事の起こりはこうだ。


バイオ技術の急速な発達は、地球の生物をはるかに超える筋肉、持久力、戦闘力をもった生物を生み出してしまった。
軍用に使われることとなる。
当初は繁殖ができないよう遺伝子レベルに鍵がかけられ厳格に管理されていた。
だが、敵が持つものを自分たちも持ちたいという欲望は計り知れない。


カギは解読され、繁殖が可能となり各国の軍事技術の奥で犯罪組織の間でマッドサイエンティストの間で、生物兵器はどんどん増殖。
ついには人類のくさびを離れ地球中に散らばってしまった。


生物兵器中には知能を持つ者もおり人類と共存するものもいれば、無差別に襲うものもいる。
ただ繁殖するものもいれば失敗作もいる。
もはや彼らは地球の一員なのだ。