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Pixiv投稿小説批評ログ9 - (2010/09/01 (水) 22:07:26) の編集履歴(バックアップ)




http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=42771
今日は昔話を見つけたのですがこの昔話中身が簡素すぎ、今日は昔話の伝統に則り中身を改変してみました。
即興で作ったのでこれを読んだ読者による更なる改変を期待しておきます。





その村は山奥にあり、川には水量があり田畑は良く開け昼には牛が田を掘り起こすような村じゃった。
長者は村一番のお金持ちで、蔵には米俵、庭には鶏を多数飼い端には牛舎も馬屋もあります。
庭の片隅にはおこぼれを預かりにくる猫が住み着き、時折鶏を追い掛け回したりしていたそうな。
長者の家は、畑仕事に精を出し村人の面倒を良く見る一家でした。


ある夜のことです、そんな長者の家で長者の飼っていた鶏が真夜中に時の声を上げました。
長者の家のものはびっくり、あまりによく騒ぐのであわてて鶏小屋に集まって沈めようとします。
あまりに大きな声だったので村のものまで起き出してしまいました。

鶏の声に驚いて集まってきた村のものが集まって言います。
「夜中に鳴くとは不吉だ」
長者はその鶏を殺してしまいました。

それからいく日かして、旅の坊さんが長者をたずねてきました。
「拙僧は、昨晩村はずれの荒れ寺に泊まりましたが、不思議な夢を見ました。『わしは長者の家で飼われていた鶏だ。おなじく長者に飼われている猫が、主人を殺そうとしている。それを知らせようとして、ときをつくって教えたが、わかってもらえず殺されてしまった。どうか、このことを主人に知らせてほしい。そして、猫のたくらみをとめてほしい』と」

お坊さんはそういって長者の家に頼んで宿を取り、地元での葬儀やありがたい講釈を行い何日かしたら旅立っていきました。


さて、それから数日のことです長者が夕飯を食べていたときのこと。
猫がやってきて、長者の飯をまたぎました。
坊さんの言葉を思い出した長者は飯に口をつけず、これをこっそり猫の飯に混ぜておきました。
すると、その飯を喰った猫は
「ギャ!」
と悲鳴のような鳴き声をあげて死んでしまいました。






  • 導入の意味
村での生活や日常、常識や世界観を冒頭で提示。
舞台設定となる長者の生活を最低限描写。




原文の描写がさびしいなあと感じ適当に描写を足してみました。
昔話というのは人から人へ伝わる過程で話が変化するもの、りんめいさんから私へ伝わった時点で話が変化したわけです。
伝統にのっとりこのしなさん版、鶏と猫の話の著作権は放棄しておきますね。

今度は猫がなぜ長者を殺そうとしたのか動機が欲しくなりますね。

即興で作成したものの、きちんとした話になるまでもう少し改変が必要かな。
昔話というのは、人から人へつたわる過程で中身が変質するもの。
この伝統に従ってこれを読んだあなたが話の中身を補完したり変更したりするの期待しております。